Kumamoto University Repository System
Title マカー語動詞アクセント試論
Author(s) 湯川, 恭敏
Citation ありあけ 熊本大学言語学論集, 5: 21-52
Issue date 2006-03-20
Type Departmental Bulletin Paper
URL http://hdl.handle.net/2298/32029
マカー語動詞アクセント試論
A T
i
t
a
t
n
e
v
e
l
a
n
o
T
a
n
A
s
i
s
y
l
M
f
o
a
a
k
a
s
b
r
e
V
湯川恭敏 Y a s u t o s h i awakuY はじめに マカー語.aakam( 本人たちの発音では)'akam というのは、アフリカのカメルーンの南東 部に話されるパントゥ系の一言語であるo 13 本論文でこの言語の表記に用いる子音字とその概略的音価は、次の知くである。 b ()]b[ , '6 (内破音の ) ,b c t,[()];S d ()]d[ , 'd (内破音の) ,d f ()f][ , g (.]g[ j ]3d[( ,長([副, k ()]k[ , ,1 )]1[( m 凶[(,) n ()]n[ , ni 旬,()] yn (刷), p ()]p[ , r (r[,)] s ()]s[ , h,s)]Of[( t ()]t[ , v ()]v[ , w ()]w[ , y ,)Jj[( z h ,事)[]( 回n/ (子音前鼻音). 母音字は、次の通りである。 i )]i[( , e ()]e[ , e ε)[J( , a ()]a[ , a 心[,() ,)0 ]>:[( 0 )Jo[( , u ()]u[ , a (.)]a[ 2) 母音には長短の区別があり、さらに、B
,g,g
といった鼻母音がある。この言語の母音は かなり聞き分けにくく、本論文の記述にこの点での観察の誤りが含まれている可能性があ る。大体、上記の9母音説も筆者の解釈にすぎない。 アクセントについては、母音字上の'で『高』を、 A で『下降調J を、ーで『中〈位の 高さ) J を、無印で「低J をあらわす。 この言語における人称主格接辞3) の形は次の通りである。この言語には、多くのパント ゥ諸語に認められる対格接辞4) は、認められない。 単数1人称 2人称 3人称 m a 複数1人称 w o 2人称 n y ;tあるいは a 3人称 s h a b i b a クラス日主格接辞は、次の通りである。クラスは名調例で示す。ハイフンは、接頭辞と 語幹の境界を示す。 I~ 日は単数名詞のクラスで、 日I~VI は複数名詞のクラスである。 1 . to-m r人J , 'ra-wm r妻J ,4it f甥J (接頭辞ゼロ),i
<
J
(
g
r子供J 同(,)n j 8 m r夫J 同(,) -shwdr 友達J (同) 単数3人称に同じ 11 . p'jn r家J (接頭辞ゼロ). • be~ r鍋J (同). egn(hs r猫J (同). p o n d 6 r瓶J 1 1.1 to-b r人J , ara-wb r妻J c.f .1 複数3人称に同じ I V . -imaat r甥J • -imm8jn r夫J ,mi-nj4pf 家J c.f 1/1 .1 im
v
.
6whs-am r友達J • ma-be~ r鍋J c.f 1/1 .1 m~ V.I b i agak- r子供J , egn(hs-ib r猫J , -ib6dnop r瓶J c.f I/I.I ib つまり、単数名詞の場合は、人聞をあらわすかそうでないかの区別であるが、複数名詞の 場合は、接頭辞による区別である。 主格接辞をS であらわすが、(1)単数 1--3 人称、)2( その他のそれ、がアクセントの 面で区別される。それぞれをS.t 2S と呼ぶことにする。この言語の動詞自体は元来のアク セントの型 (A 型・ B型的)の対立を保存している。 なお、このインフォーマント(言語?)のアクセントはかなりぷれるようである o 従っ て、本論文の記述にところどころ不確かな部分がある。 6 1. 不定形 この言語の動詞にも、不定形と呼んでよい形(--r すること J の意)がある。 不定形は、 m a + 語 幹 という構造を有する。アクセントは、次のように表示しうるように思われる。c
は子音(+ 半母音)を、v
は母音をあらわし、 X は任意の音索列O
(
でもありうる〉を示す。 ノ , A型: VXC)CaCV(m ( ( )内の C があらわれれば、 X の直前のCV はCV となる。 X=
C な ら、 C)C( も¢でありうる o ( )内の C があらわれない場合、 :X :: C もしくは X 〆 A=
o
なら、直前のCV はVC となる。x =
o
なら、 C)C( も¢でありうるが、 X の直 前のd
はV となるo X =必なら、直前のv
c
あるいはd
もがでありうる。 r調整 規則7> 1 J と呼ぶ). B型 .Xam m a s t f a m r切るJ • m~d'g r見(つめ〉る J . 防ifb rたたく'J , ma~nd r縛るJ • m a d f g S . r 燃やすJ , ma6診n6hs r否定するJ , da'alll-I'gniwl r呼ぶJ , m~bllg r分けるし ID~y,g"la r教えるJ , lDI 蜘adhzj 「集めるJ • m a l 1 g d l rついて行くJ • (以上 A型)mðk~ r行くJ • maddd r適りすぎるJ• m9nab r拒否するJ• m&aalup r混ぜるし maj~mzhi r起こすJ • maaahzmawk r準備するJ . (以上 B型) なお、この言語の不定形は、あとに目的語を続けることができない。 r本(単数時 l~rg、 複数bik~rele) を読むこと (ma16a)J ということをあらわすには、 mg166m1416re m~l'á 阻電 bik~l~re という。皿討まクラスV にたいする『のj という意味の語であり、文字通りには『本の読む ことJ である。 b-sim は、あとに語が続くことにより、 ma-{61 となっているo ~ .2 直説法形 ~ 2-1. 逮過去形 1週間以上前に行われた行為をあらわす形は、 主 格 接 辞 + a
+
語幹 という構造を有する。主格接辞a
+
の形は、次の如くである。 単数1人 称 皿a , 2a 人称.aaw 3人称(=クラスI) aayn , 複数1人称 aahs , 2人称.aayb 3人称(=クラス 11)I .aab クラス11 .aay VI .aaym V m.aa IV .aayb アクセントは、次の如く表示しうる。なお、この形の場合、ふれのアクセント上の違いは あらわれない。+ 1 は、調整規則I を付け加える必要がある、の意である。 A型:SaCV(C)C~X
(+ [ )
.
点、 F B型:XVCaS ( X=
(C)V(~) の時、 CV はCV となる。 r調整規則 IIJ と呼~.t). 皿saa t t a m r私は切ったj ,g6daam ,ifbaam ,dniEaam ,madfd a6116,11saam ,maal~ng・ laa, maab66g, Eaaddle, makwizhia, IBaalfgSl;
baash~m
r
彼らは切ったJ • et~ (以上 A型) m a a 鴎 「私は行ったJ ,n3abmaamaaid ,aaldpaaE i11ZE13,-aaBI ;a,ahzhwtlaam baak~r
彼らは行ったJ • et~ (以上 B型) ~ 2-2. 過去形 1週間以内の過去のある時点に行われた行為をあらわす形は、 主 格 接 辞 + 語 幹という構造を有する。単数3人称主格接辞は、ayn である。アクセントは、次の知く表示 しうる。なお、この形の場合も、2S.S のアクセント上の違いはあらわれない。 A 型)i+.(Ccdx()dc6:
B
.
型X
&
j
:
I E m I n d l J 6 会釘s剖仙油h命6 m 尚b凶'“
66匂
g,3166Yim ,皿adhzdwkj ;,13gfldm b d s h j m f彼らは切った J , .cte (以上 A型) m~k~ r私は行ったJ ,zdSbanmdds ,aaluPdm ,阻みihzm ,面6kmmhaa; b~ka r彼らは行ったJ , .cte (以上 B型) ~ 2-3. 現在形 今行われている行為をあらわす形は、 主格接辞+dg +語幹 という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 a である。アクセントは、次の知く表示し うる。 A型)I+(xdc)C(deegIS: ,L6cd(C)cdx(+I). B型:SIP1626dx(+II). mgpsh4mf 私は切っているJ , g'dagdm , m~g~b(i , dnimdgam , dDI{d9g,)"g . m,gash6nia, E3g ,lwdng'laa, mepbUg, mpY6619・ m~g&蜘ízhía. m~g~1イ61; b 6 g d s t 1 6 m f彼らは切っている J ,gjddgib ,ifbdgjb ,dndmdgSb ,3gfddgGb , bigh116Ilia, bdgdldng'laa, bjgdbddg, badyjgdla, b66蜘'zh~a, bldgS {g~l.(以上 A型) mag)k~ r私は行く途中であるJ , mag~dSi:四球~b )ß. mÞg~pulaa. n阿川島田.ihz
田谷pkw 細;aahz b 6 g ) k i r彼らは行く途中であるj ,b66d
伝
Sgdb 前l,aald6p4b ,bi66 回ihz , Ö)~蜘I~mzhaa. f i 2-4. 未来形 1週間以内の未来のある時点に行われる行為をあらわす形は、 主格接辞+ ~+
語幹 という構造を有する。主格接辞e+の形は、次の如くである。 (以上 B型)単数 1 人称 m~~, 2人 称 略 岳 3人称(=クラスI) ee 複数1人 称 eehs , 2人 称 eeyb , 3人称(=クラス 11)I eeb , クラス
1
1
eey ,V
I
eeym ,V
eem ,I
V
.eeyb アクセントは、次の如く表示しうる。 A型: SI~CV(C)C~X (+
1 ,) ~2gCV(C)CVX (+
1 ). B 型:.SXe, .Xe2S R 5 5 s hj 阻 f私は切るJ
,阻I~~d,g,四gEbfi, mgE目白d, mgEdfdS, mggs116血,
mggiwdng'laa, E9966g, mggY661も,皿~ÇJ胸izhda, IBSElfZ21;
b d p i l i m f彼らは切るj ,gjdgjb ,ifbEeb ,dndEEM ,Sdfdg6b 61,1sgib 白, b~~lw'og' laa , ~~báíg, b~~y6g~1~, b
色
蜘
aahz' ,b~~l (g~l. (以上 A型) m~~k~r
私は行くJ , m~~dSt. m~~bðn, m~~pu aal , m~~お皿zhi ,皿ee蜘佃zhaa;b
旬
。
r
彼らは行くJ , b~~d'絞 b~~ban, b台
aalup ,b~~iðmzhi, b~~蜘a帥aa.g 2-5. 逮未来形 1週間以上あとの未来のある時点に行われる行為をあらわす形は、 主 格 接 辞 + a
+
語 幹 (以上 B型) という構造を有する。構造はg2-1
の形と等しいが、アクセントが異なる。アクセント は、次の如く表示しうる。 S,
2S のアクセント上の違いはあらわれない。 A型: ~~cÝ(C)CÝx( +
1 ).B
型:鋭)
C
(
V
)
C
(
( X
:dI= なら、V
は?となる。 r調整規則1
1
1
と呼ぶ). 皿iá's~四 『私は切るJ ,gdddam ,ifb64E ,dndEdd ,皿Sg{d66 ,bn6hs6Gm , 皿lia w ' n g ' aal ,皿gbi{" ,m"y~g}l弘田"kwízhla,giliam 会1; b 6 6 s h G E f彼らは切るJ , .cte (以上 A型) m i a k 会「私は行くJ,E66damddbh a,61ipiim ,i皿hz56S66 ,66m 蜘;a'hzm' b'ãk~r
彼らは行くJ , .cte (以上 B型) g 2-6. 遠過去進行形 (1) 1週間以上前のある時点に行われていた行為をあらわす形は、 主格接辞+a+nt+
語 幹 という構造を有し、アクセントは、次の如く表示しうる。2S.S のアクセント上の違いはあらわれない。 ノ ノ A 型: Sar~CV(C)CVX ( + 1 ). B型:SaAx. m a a 4 s h 仏 『私は切っていたJ ,maaAdg ,ifbdaam d,nddraaBI ,marddgS , m a a d s 1 1 6 1 1 6 a ,aagi-inwaram ,gddbdaam ,9166Y6raaE a611zd,wtidaam , m a a d l f g G l ; baa~sh'm
r
彼らは切っていたJ , .cte (以上 A型) 回raa i k e l r私は行く途中だったJ , aam 印 後 四aadbm ,aaluPdram -lli,msJjraam 回mawkdaa z h a a ; baadb f彼らは行く途中だったJ , .cte (以上 B型) 6 2-7. 遠過去進行形 (2) 62-6 の形と同様の意味をあらわす形は、 主 格 接 辞 + a + dle + r& + 語幹 という構造を有し、アクセントは、次の如く表示しうる。やはり、 S,
2S のアクセント上の 違いはあらわれない。 A型:Sa6mcd(C)cdx(+i). B 型:<r'daS バ. I B a a f 1 6 r M 1 4 1 1 1 「私は切っていたJ ,gjddmdaam ,mad4mbfi ,mad6m 皿dni , m a a d d r a d f g i ad皿n6hsmddaa aal',gniwlprddmI ,g64bm4daam ,l66Yar4daam ,, m a a d 4 m 蜘adhz4 ,;13gflm6daam b a a d i m s 1 1 4 m 「彼らは切っていたJ , .cte (以上 A型) 皿'daa,;r k-er
私は行く途中だったj ,nBbmddamCSderddaam aailIP,er6daam , Inaadjr巧~mzhi ,皿aadio蜘amzhaa; baad40b f彼らは行く途中だったJ , .cte 6 2-8. 過去進行形 (1) 1週間以内の過去のある時点に行われていた行為をあらわす形は、 主 格 接 辞 + ar +語幹 (以上 B型) という構造を有する。単数3人称主格接辞は、ayn である。アクセントは、次の如く表示 しうる。なお、この形の場合も、zS.S のアクセント上の違いはあらわれない。A型:
x
v
e
)
s
c
&(
rv
c
(
+
1 ). B型:おx
v
c
(
+
11.) m ' n s h ' m r私は切っていたJ ,mhddg i,fber6m ,dnimrdm S,gfdbrjm , m h s h 6 n i a aal-gn,iwibrdm ,gddbard ,9416mWdr a611zdwk,ardnI ,drddl; b d r a s h d I B f彼らは切っていたJ , .cte (以上 A型) 田ara k -; r私は行く途中だったJ ・1;hdBr6 命alISb ,dmpdim.16r川和
ihz , drB加
を
;aahzm bGrBdr 彼らは行く途中だったJ • .cte (以上 B型) ! } 2-9. 過去進行形 (2) ! } 2-8 の形と同様の意味をあらわす形は、 主格接辞+白 +a
r
+
語幹 という構造を有し、アクセントは、次の如く表示しうる。やはり、8.8 2のアクセント上の 違いはあらわれない。 〆 ,I / A 型: Sd~~CV(C)CVX (+
1 ). B型:~dð~CVX
(+
11 .) E 1 4 b r S s d El f私は切っていたJ , mGdBr6dig, mdbr4bfi, IBddadmdfld,皿'd~Hid(g~
I B G d B r d s 1 1 6 1 1 6 a , 目白、rgndwlj .・laa 前dg64bdB ,Bld6YaradSm , d4Ea4hzd
,
whdr , ddadlfdl; b《rBd fm4《11s 彼らは切っていたJ , .cte (以上 A型) m d d B 6 K S r 私は行く途中だったJ ,副知,iddr ゑbBddm6 令naal,dpdraddm , 16deI4611lzili, mid3rj蜘~mzhaa; b j d M 6 K 2 f 彼らは行く途中だったJ , .cte ! } 2-10. 現在継続形 まだ行われている行為をあらわす形は、 主格接辞+ag + naa +語幹 (以上 B型) という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 a である。アクセントは、次の知く表示し うる。8.8 2のアクセント上の違いはあらわれない。 A 型 : S匂g例例制&州aan B型:sgmaadx(+II).〆 , m a g a m a s 1
4 皿 『私はまだ切っているJ • m~g加aad~g. m~g~naab1i. mag~naamínd.
ハ ノ ノ ノ , ノ /
m~g~naad1gâ, m)g~naash6náa, m9g~naalw'ng' aal , m~g~naab~ág. m~glnaayig~l~.
mag~naak~zh'a. mag~naaI1g~l; b s g b I l a a s i l t I B 「彼らはまだ切っているJ • .cte (以上 A 型) / 回3gmaakS f私はまだ行く途中であるj ,mpnaad3S ifC,baalwg3m ,aadlpmagapl , l m g b f l a a d l n z h i ,haa;tdnzpmalIm bagë>>naak~r彼らはまだ行く途中である J • .cte (以上 B型) g 2-1 .1 現在習慣形 いつも行われる行為をあらわす形は、 主 格 接 辞 +ar +語幹 という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 a である。 g2ー 8の形とはこの点を除い て同じであるが、アクセントが異なる。アクセントは、次の如く表示しうる。zS.S のアク セント上の違いはあらわれない。 〆 J ノ ノ A型: CVX(C)S"CV (
+
1 ). ~ 1. ハ B型:S
向ω
x (
+
11 .) mddshdmf 私は切るj ,m66dig ,{idbdm ,m告白dn6 ,Stfd4r6m ,B44sh6nb , m t r d l w i n g ' l a a a, dbdr6111 , 皿金三l6gdy ,a,61IziWt1661 , 1;3fg61m3 b i r i s h i m f 彼らは切るJ • et~ (以上 A 型) m d r 《3
K
「私は行くj ,mjAdtam646n aalfl,pirdnI ,前'ri:hzmC.
i
;aalIiZI2治i12Wfl b { r ' k t r彼らは行く J • .cte (以上 B型) g 2-12. 遠過去否定形 s 2-1 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a+
語 幹 +id という構造を有し、アクセントは、次の如く表示しうる。2S.S のアクセント上の違いはあ らわれない。 A 型dxcC)(cdSa: id (()内の C があらわれれば、 X の直前のVCi'Yc となる。x
C もしくは X =がなら、 C)C( も万でありうるo X =必なら、直前の VC あるいは6
もg でありうる。r
調整規則JVI と呼ぷ). , 、 A ノ B型:XVCaS id ( X=
(C)V(~) またはX=
fR lの時、 VC はcf¥Iとなる。 r調整規則V Jと呼ぶ). 回aash~m di r私は切らなかったJ , g'daam id, ifbaam id , dn6maam id, m a a d ( g ' .id a'n6hsaam .id'gnlwlaam aal .id giabaam .id maay~g61~ id, maa~zh{a .id maal(g~l ;id baash~m id r彼らは切らなかったJ • .cte 以上A型) m a a
6
l
id r私は行かなかったJ • tfdaam .id nabaam .id maap~laa .id 四ataa m z h i .idaahzmawkaam ;id baak~ id r彼らは行かなかったJ • .cte (以上 B型) a 2-13. 過去否定形 ~ 2-2 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a+
語 幹 + e という構造を有する。語幹末尾のaa は eの前で aとなるようである。アクセントは、次の 如く表示しうる。,〆,-A
型.
S
X
a
.
e
2
S
X
a
.
e
B型6
4
E
S
:
E
,E
i
2
6
m a a s h ' m ~ r私は切らなかったj ,6dgadam ,Gffbaam ,am 細6nd6 ,.66gfdaam maash6rrá~. magnawla・
16tmaabadg t Iaam441dgdyaaE 胸'hz'.
e
laam (g~l ~; b a a s h i me r
彼らは切らなかったJ • Ifa~di'g.
e
iibaabe
, dnama'be
, ga"dibe
, b " s h o n ae
, 'gnawl"b al,
e
b~'bããg e,凶ailSgay,
e
b~lkwãzhãιb~'lig~l.
e
(以上 A 型)四aa~ ~
r私は行かなかったJ ,Gtiadam ,6I1dabm ,maaP6146.maadmzhft m a a k w ' 皿'hz~;
b i 6 K 5 E f彼らは行かなかったJ,af5d66b b46bhE ,ElEp66b E ThzihjddbE
b " k w a m z h a.
e
(以上 B型) ~ 2-14. 現在否定形 ~ 2-3 の形に対応する否定形は、 主格接辞 +g~+~+ 語幹 という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 aである。アクセントは、次の知く表示し うる。〆 〆 / / 〆 A 型: S.g~~CV(C)CVX ( t 1 ,XV)C)C(VCsragzS ( t 1 ). B型:SIgamcOX(+II) ,Ldrddx(+ii). m'ag~ n sh~m r私は切っていないJ ,4gdn929m ,iibarpmI ,mapmm4nd , m e p m d f g 3 . 四9mmsh6nda ,mepmlwhg'laa ,mmmb66g ,e-ihdyamgma 皿srBg3 k W 6 z h i a ,m
,
gM31fdl; b命令fdmsh6 彼らは切っていないJg,dd4rGgib i,fbjrdgjb ,b464mdnd , b d K 4 r i d f g S aal'glliwldrjgjb-ailI61,Isdrigdb ,b免許gdibi ,badMY6613 , b j k j r j 蜘a4hzd ,.lfddl6r5b (以上 A 型) 1 A m a g a r a l{会『私は行く途中ではない J ,aadggBrm mapmbM.magamp61aa , mmmdmzhi ,mmmdEZhaa;b命令ðk~
r彼らは行く途中ではないj ,ziddr6gjb nGbddgjb aa,ldpdrdkdb , b d d r j s G B Z h i ,4rdgdb .蜘aahZEi 6 2-15. 未来否定形 62-4 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a t 語 幹 t e (以上 B 型) という構造を有する。末尾のaa はeの前で aとなるようである。アクセントは、次の知く 表示しうるようである。 A型については、若干データ不足で、推定が加わっているo A 型:XVC)C(VCa.S e ( t VI.) d J c d ( C ) c d x e (+IV). B型:Stache (+V) ,icOxL e (+V). m a s h 4 1 n e 「私は切らないJ , g'daam .e({baam e, dn'maam e, 'g(daam e, m a a s h 6 n ' .e'gniwlaam .eal maab~~g .e maaY,g) l~ e, aam 蜘iehz4 l,dflaaBI ;e b~ãsh!m e r彼らは切らないJ ,g5dddb e,ffadb e,dnddab e,bdGイ
gde , b a a s h 6 n ' e, 'gnawl"b al e, g'iba'b e, ~,y,g~l~ e, 'ab 胸{hza .eli'b {g~l e. (以上 A型) m 蜘l m a a k w a l 阻ahz ;e bí~k' e r彼らは行かないJ , b~~d伝 e. b~~b~n .ealGp'ab .e b~'t~mzhi e, b~'kw'l皿zhaOe (以上 B型)f i 6.-12 逮未来否定形 ~ 2-5 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a
+
語 幹 +id という構造を有し、 6 2-12 の形と同じであるが、アクセントが異なるo アクセントは、 次の知く表示しうる。 8,
82のアクセント上の違いはあらわれない。 A型r
i
S
:
.Td B型dT.iZ:6 m { a s h 事n1 dir
私は切らないj ,gEddim d工
TTb64m dzddmhd dlddd7g5dl m " s h o n a a id, 'gnawl"m aal.
dr
gabam" Td, m'áy~g~li.
dT
m~'kwãzhãã dI, m 6 6 1 7 g 3 1 ;Td b"sh i m d' I r彼らは切らないJ , .cte (以上 A型) n m f l k i Tdr
私は行かないJ , m"di~ Td, naba'm.
df
aalupa'm Td, fzh)m"Jm Id, m " k w a m z h a a ;id bá~kij di r彼らは行かないJ , .cte (以上 B型) 6 2.17- 逮過去進行否定形 ~2-6/7の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a+
)d+
r~+
d~+
語幹 という構造を有し、アクセントは、次の如く表示しうる。 8,
82のアクセント上の違いはあ らわれない。 / A型:daS 色。XVC)C(VCad (+
1 ). B型.x4Mdrda:S m a a dら
dGh仏
「私は切っていなかったJ ,gtaddhdaam ,mddadam 命令, mad4nd4hhd ,hgfSn6ddaam ,d0d4aam 会aan6h 'gn6,wl(dn'daam aal , m a a dゐ
gddbZd ,maadJMdyjgilhmadrMadzhda ;1Sgfld,dbrddaam b a a d《
ndsh45r
彼らは切っていなかったJ , .cte (以上 A 型) maadndbf 私は行く途中ではなかったJ , daamゐ
d{d 鉛 四daa6~
(db~n
, m d M《
p山 a,daamふ
j{d 細ihz ,皿叫んa;zhaiMmd b a a d { n d ' k a r彼らは行く途中ではなかった J , .cte (以上 B型)g -18.2 過去進行否定形 g 2-8/9 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 ++'a eed + re t語幹 という構造を有し、アクセントは、次の知く表示しうる。 A 型(I+(xdc)C)dcdrdddaIS: ,).dcSi+(xd)eC(4CdrJe B型:Slddr
命
令
(+iI) ,)II.x?(+erdced626maadá6r6sh~m r私は切っていなかった J • maad~~ré'd,g. maad~6r~b(i, maadl6ré'm6nd. 四aadé6r6d{g~ maad~6r~sh6n'a. ma'gnawlere6da .aal maad~6r6b~ág. 皿aad66r6Y42《lhmaad66r6胸~zh'a. maad~~r611~1; b a ' d e e r 6 s h ' m r彼らは切っていなかったifjb6reedi4b.,gid6reediab ,
b"deer~m'nd. b"deer~d{g~. b~'deer6sh6ß'a.
'gn6wI6reed"b aal ,b~'deerlbííg, b'{deer6y~g'1), b"aihziwk6reed , b"deer~lfgðl. (以上 A型)
maadéêr~k~
r私は行く途中ではなかったJ ,n66r66adasmiddr66dam ,maad~6r6p61aa, maad~6réf}mzhi, maad66r6kw~mzhaa;
b"deer~k~
r彼らは行く途中ではなかったJ ,66reed68b £b6reedddb 念n, 凶6P6reed4 1 a a ,reeddab 臼ihzma ,b~deerfkwimzhaa. (以上 B型) g .2-19 現在完了否定形 『もう~した j ということをあらわす形は、 bw~ +過去形 という構造であるが、 「まだ~していない J ということをあらわす形は、 主 格 接 辞 +an + daa +語幹 という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 aである。アクセントは、次の如く表示し うる。A型 SIßadáaCず(C〉 cdx(+IL6znadd必ず'(C)C~X ( + 1 ). Bx型a6daiIIS: .x,a6dan26
m~nad'ash'm
r
私はまだ切っていないJ, dandm 制g',m~nad'abfi , m~nad{a~nd. m a n a d d a d f E2 , 四加adíash~n'a, ω&aadn 'gn1 6w 1 aa, 四)nadáab~{g. ~ßad~aySgSlÐ.
m加ad'ak~zttaa, m加ad~alí~1; b ' n a d a a s
6
t
m r彼らはまだ切っていないJ ,bhaddM6g if,ba6dan6b dlI,daddandb , b'nadáad1g~, b~nadáash6n6a. b~;ladáalw'ng' laa , baidan'b .6gi , b~nad~aYS61~.b'nad'akw'zh~a, b'.ldgflaldan (以上 A型) I I l d kaadan ~ r私はまだ行っていないJ , m~nad'adSâ, ntebaldan)m , m~nad'apu I aa, m : m a d l a ねihzm ,.m~nad6a蜘amzhaa;
b'nad'ak~
r
彼らはまだ行っていないJ ,尚nad'adi~, b~ nad'ab~n, b~nad'apu aal , b { n a d a a 1 細ihz ,b~nad'akwa阻zhaa. (以上 B型) 6 2-20. 現在継続否定形 6 2-11 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 +ag + ra + baaga + 語 幹 という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 aである。アクセントは、次の知く表示し うる。2S.S のアクセント上の違いはあらわれない。 A型:agS Ab,gaaCV(C)C~X ( + 1 ). B 型:agS 伶.Xaag6bmag~r~b,gaash~m
r
私はもう切っていなしリ, mag~nb,gaad,g, m~g~r'ð b,gaab{i, magbrbb~gaamánd, m~ga~b,gaad{gS, magar~b,gaash6n'a, m~g~rlb,gaalw'ng' laa , m n b,
dg g6ibaag' , 皿)gar~b,gaay(g'l~, 回診g~rl~gaak~zh'a, m)gðr~b,gaal{gâl;b~gbr~b,gaash'm r彼らはもう切っていないJ, et~ (以上 A型) I B 3 g b r e b d g a a l t a f私はもう行く途中ではないJ , am凶9lr-g aidaag" ,m'ðgðnb,gaab~n, m a g a d"afalupaagab , m~pl(> ihzmh:aag'b , magar~b,gaakw佃zhaa; b B g b r b b i g a a l E 3 f彼らはもう行く途中でないJ , .cte 6 2-2 .1 現在習慣否定形 6 2-11 の形に対応する否定形は、 主 格 接 辞 + a + ree + 語幹 (以上 B型) という構造を有する。単数3人称主格接辞は、 a である。アクセントは、次の如く表示し うるo2S.S のアクセント上の違いはあらわれない。 A型:Sarhcd(C)cfx(+I). B型:e6ras
^ v
x
C
(
+ 11 .) m a a r 6 e s h 'm r私は切らないJ , maarhdjg,皿aar~eb{i. maar~em'nd, maar~edイga
maar~esh6náa, maar~elw'ng' aal , maar~eb'ág, maar~ey ,g~ll, aanz'wkeeraam ,
baar~es~m r彼らは切らないJ , .cte (以上 A型) maarhd 「私は行かないJ , maaréed~t, maar6eb~n, maar~ep~laa, maar6ef~zhi.
m a a r e e k w 6 m z h a a ; baaréek~ r彼らは行かない J , .cte (以上 B型〉 6 3. 命令・禁止形 63-1. 命令形 63-1-1. 対単数命令形 相手が単数の場合の命令形は語幹の末尾に(語幹が子音で終わる場合) g 、 (語幹が母 音で終わる場合)k をつけた構造であるが、若干例外もある。アクセントは、次のように表 示できる。若干データ不足である。 A 型
.
i
:
ノ B型:CV(V)(C)i(X=8 なら、 は一つ前にうつる。 r調整規則VJI と呼ぶ). s h 4 m g d 「切れJ • d,g~ r見(つめ〉ろ j ,Ggffb 「たたけJ • 'gnam r縛れJ , dfdk 「燃やすJ , kn"h6s r否定しろJ '• gnawl k6al r呼べJ , b G 6 g 6 「分けろJf1,613ESy f教えろJ • k{'hz'wk r集めろJ • (以上 A型) k ' k r行けj g,SSl{ 《「通りすぎろJ ,bang4r 拒否しろJ , kialup r混ぜろJ , 羽田k1hz r起こせJ , kwamzh~'k r準備しろJ • (以上 B 型) 63-1-2. 対複数命令形 相手が複数の場合の命令形は、語幹aag+ のような形である。アクセントは、次のように 表示できる。若干データ不足である。 ノ ノA
型.
a
a
g
X
B型: C (V)V )C( Xg~a. S 1 1 6 m g i a 「(君たち)切れ J ,d《adgg ,adgffb adg1,161E ,dahgfd ,adgddn6hs , l w i n g -1 6 6 g d a ,adgddb ,a661Sgjy .adg,dihzdwk (以上 A型) d s s g d a f通りすぎろj ,agdbm ,a666u1p ,adfhzEIn ,.hdadhzmawh (以上 B型)63- .2 禁止形 63-2-1. 対単数禁止形 相手が単数の場合の禁止形は、 d a a +語幹 という構造を有し、アクセントは、次のように表示しうる。 A型: daaCV(C)C~X ( + 1 ). B型.Xaad d a a s b
仏
『切るなJ ,gidaad ,ifbaad ,dndmaad ,adn61a1sda.dfMad , daalddlaa ,gddbaad ,Bldgdyaad ailI,zdhaalf .,1Qgflaad (以上 A 型) d a a k d r行くなJ • daad~~. .n3baad .aalupaad .ihzmdtaad aad 胸.aahzma もう一つの形は、 d a a + b~ + 語幹 という構造を有し、アクセントは、次のように表示しうる。 A 型:dω~cv(c) éVX
(+
1 ). B型:daabBCGx(+II). (以上 B型) d a a b a s i l t I Il f切るなJ ,gGdebaad ,daaMb イ.i daab~m{nd, daab~díg), daabash6n~a,
daab~lwáng・ laa, daabbddg, dub-yjgSl§, daabBkdz116a, daab討-(gSI.
(以上 A型)
/べ A
ノ ハ
d a a
b d'k
,
r行くなJ , idooaad ,'a daab~b~n. daab~púlaa, daab~f'ð mzhi.d a a b k w d .皿aahz 63-2-2. 対複数禁止形 相手が複数の場合の禁止形は、 b i + daa +語幹 という構造を有し、アクセントは、次のように表示しうる。 A型:XVC)C(VCaadib ( + 1 ). B型.Xaadib (以上 B型) b i d a a s h ' m r (君たち)切るな J .'daadib
令
.
baadib イi. ib伽 im 叫Sgfdaadib , b i d a a s h 6 n a a 'gn, iwlaadib .aaI bidaab~íg. bidaay{~Ið. bi.a(hziwkaadb i d a a l íg~1. (以上 A型) bidaak~ r行くなJ • b di aa
.
da
"
i
.nb abai ad b upi aad .1 aa hb zmati aad .i b i d a a k w a .a回ahz (以上 B型) もう一つの形は、 b i+
aad+
ab +語幹 という構造を有し、アクセントは、次のように表示しうる。 ノ / A型:XVC)C(VCabaadib (+
I ). J、
B型: b ai ad>>lXVC (+
11 ) . b i d a a b a s四
<
t
t
r (君たち)切るな J.g'da• baadib babaadib.
i
I
bidaa~mánd, b i d a a b l df
,
ぷ
baadib .aand'6hs bidaab~lw'ば laa. bidaab~b,{g, bidaab~y ,g~la.b i d a a b a k w 6 z h ' a , aadib 協1íg~l. (以上 A型)
bidaabðk~
r行くなJ ,bidaabad~f, bidaabab~n, bidaab~p~laa,
baadibり
ら
.ihzbidaab3kw~mzhaa. (以上 B型) ~ .4 接続法形 r . . . . . . . . が~するように J と訳すと何となく意味の通じる形があり、パントゥ諸語研究では 『接続法J と呼ばれることが多い。 接続法形は、 主格接辞+ 語 幹 + g/ik (子音の直後にig、母音の直後に)k という構造を有する。アクセントは、次のように表示しうる。 A型:
.
X
S
A 〆 B型:XVCS)...( X ...(V=
)C( 時、VC はVC となる。r
調整規則IIV J と呼ぶ8) ). r . . . . . . . . しようj という形(複数 1人称形〉で例示する。 s h a s h ' m g { r切ろう J ,fggddniS fg,ffbmls fg11,6MIts ,gfMhs 仏, hsぉk64n6h s hag-niwl・
1.k" (以上 A型) s b 州 市 こ うJ • shas gき',i ahsb~ng i,州I~laak. 州tmhik.
(以上 B型) ~ .5 連体修飾形 次に、動詞がうしろから名詞を修飾する時の形を見る。ややデータ不足である。例示に は、BidawlII 「教えるJ a、ahzuklm r買うJ を用いる。~
5 -1.
直接修飾形 まず、名調が動詞のあらわす行為の主体をあらわす場合( r直接修飾J と呼ぼう〉を見 る。 ~5-1-1. 遠過去形 ~ 2-1 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a+
語幹 という構造で、文末にY~を置く。アクセントは、次のように表示しうる o / ノ ノ A型:XVC)C(VCa.S ( + I)V XVC)C, (VCa2S ( + I.)V/ ^
I、
B型:XVCa.S ( + V ,)XVCa2S ( + V ). 例は、動詞のすぐあとに Y~がつく形であげる。以下、同様である o m o teldgjyhylI ey 「教えた人J , b o t baaY'g'l~ Y~ r教えた人々J • m o t ny~akÓzhaa Y~ r買った人J , b o t aahzukaab ey r買った人々J • a5-1-2. 過去形 ~ 2ー2に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + 語幹 という構造で、文末にy~を置く。アクセントは、次のように表示しうる o A型.+IV)xd(cV(C)SC:,
、/ B型:XVCS ( + V ). m o t fEYBldjyjylI 教えた人J , b o t ldkdyjb,
gy 『教えた人々J • m o t aahzGk'Yn gy r買った人J , b o taahzdti5b EY 「買った人々J • ~5-1-3. 現在形 a2-3 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + g~ +語幹 という構造で、文末にY~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 (以上 A型) (以上 B型) (以上 A型) (以上 B型)A 型:Ssgackc)cdx(+iV) ,c)VI+(xfC)(dcdg.zg B型:81gbx.326cOX(+V 〉. m o t EY81g64Yaag 「教えている人J , b o t aiSgjyigdb ay 「教えている人々J• m o t aahzukaga y旦「買っている人J , b o t aahdzldbi ey 「買っている人々し ~5-1-4. 未来形 ~2-4 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + e +語幹 という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型:Geed(C)cGx(+iV). B型X.:ie m o t jgY4618yg 「教える人J , b o t b166Y6eb ey 「教える人々J • m o t g~kuzhaa y~ r買う人J , b o t bhk 帥 a ya.:! r買う人々J • ~5-1-5. 逮未来形 ~2-5 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a +語幹 という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A
-
x
型i
S
:
B型: ~;X. m o t ny''ay)g)l~ y~ r教える人J , b o t b~'y沌診 la gy r教える人々 J • m o t ny~'kuzhaa y~ r買う人J , b o t b~'kuzhaa y~r
買う人々J • ~5-1-6. 逮過去進行形 ~2-6 に見た形に対応する直接修飾形は、 (以上 A型) (以上 B型) (以上 A型) (以上 B型) (以上 A 型) (以上 B型)主格接辞+ a
+
dr +語幹 という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうるようである。A型:61adcd(C)cdx(+lV), Sza仇イ(C)C~X
( + IV .) B型4xr1a:6 ,x-i2MS m o t alddydadylI gy 「教えていた人J, b o t laygarjyjdba 「教えていた人々J • m o t ny~arãk帥aa ye r買っていた人J , b o t aabS
r
aahzuk ey r買っていた人々 J • ~2-7 に見た形に対応する直接修飾形は、 主格接辞+ a+
d~+
r珍+ 語幹 (以上 A型) (以上 B型) という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうるようである。 A型:Sladsmcd(C)cdx(+IV) ,dazs 《ncd(C)CCx(+iV). B 型: ~.ad~川, S品2a6 拘.X m o t n町IY'おad“l~らI陪3吋yd4g64l拘~ ye r教えていた人J.
• b o t baa“d{r向3ηyバ'~l均a y花~ r教えていた人々Jト.
I 皿E叩t no Y泊色tt1n6da “加k側{zu油ah鎚a y沌包 「買つていfたこ人J• b o tbaa“d~会仏n川'ðk“t帥a鎚a y~
r買つていた人々 J • 115-1-7. 過去進行形 ~2-8 に見た形に対応する直接修飾形は、 主格接辞+ rd +語幹 (以上 A型) (以上 B型) という構造で、文末に砲を置く。アクセントは、次のように表示しうるようである。 A 型: ~raCf(C)C~X ( + IV .) B型: S~X
V
C
( +
V ). I E O t blddyBrydn ygf 教えていた人J • b o t bdnY6618 yg.f 教えていた人々J • m o t ndmkizhaa YEf 買っていた人J , b o t baa《hz41Br gy 「買っていた人々 J • ~2-9 に見た形に対応する直接修飾形は、 主格接辞+ d~+
r~+
語幹 (以上 A型) (以上 B型) という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうるようである。A 型:6daricd(C)ch(+IV).
" "
,
.
B 型:HedS もXVC ( + V ). m o t 4316I63djyl gy f教えていた人J , b o t gy6316Ytrabd1 f教えていた人々J • m o taahzdldreddyII ey r買っていた人J: , b o taalizdldrad{b ey f買っていた人々 J • 65-1-8. 現在継続形 62-10 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 +)(g + naa +語幹 という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A 型:XVC)C(VCaanagS ( + IV .) B 型 Sg~naaCむ( + V ). m o t alddaaIlBga gy fまだ教えている人J , b o t gy631gydaamgab 「まだ教えている人々J • m o t ag~naak6zhaa gyr
まだ買っている人J , b o t b~g'ðnaak6zhaa y~ rまだ買っている人々し 65-1-9. 現在習慣形 62-11 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + r>e +語幹 という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型:SAke)cGx(+IV .) B型:idch(+V). m o t 'r~y~g~ bl ey r教える人J , b o t d146618 ey 『教える人々J • 1 2 0 t adla1464 EY 「買う人J , b o t b~r'k~zhaa y~' r買う人々J • 65- .0-11 逮過去否定形 62-12 に見た形に対応する直接修飾形は、 (以上 A 型) (以上 B 型) (以上 A型) (以上 B型)O
.! l 上 A 型) (以上 B型)主格接辞 t a t語 幹 +id という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A 型:XVC)C(VCa.S id ( + IV) X, VC)C(VCa2S id ( + IV .)
,
^ ^ B型: diVXC.aS ( + V ,) XVCa2S id ( + V ). m o t ny'ar'g~l~ di ey r教えなかった人J , b o t baaYGg'l~ id ey r教えなかった人々J • m o t ny'ak~zhaa id ey r買わなかった人J , b o t aahz6kaab id ey r買わなかった人々J • 6 5 - 1 -1.1 過去否定形 62-13 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a + 語 幹 + e (以上 A 型) (以上 B型) という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 ey の直前では、 e はi となるようである。 A 型x
i
S
:
.e B 型 : 鈎 .e m o t nyá'Yðg~la i y~ r教えなかった人J , b o t b"Yðgll~ i ye r教えなかった人々J • m o t ahzuk'6yn i ye r買わなかった人J , b o t ahzuki'b i ye r買わなかった人々J • 6 5 - 1 -.21 現在否定形 62-14 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + g~+
dr+
語 幹 という構造で、文末にy~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型: S~r()CÝ(C)CVX ( + IV .) B型:Sgwdx(+V). m o t agapY661§ygf 教えない人J, b o t b~g~rc.y~g'l~ y~ r教えない人々J • m o t a~ J') k6zhaa ey r買わない人J , b o t bCÞg~~ 凶 zhaa y~ r買わない人々J • (以上 A 型) (以上 B型) (以上 A 型) (以上 B型)65- 1 -.13 未来否定形 62-15 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a
+
語 幹 + e という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうるようである。 ygの 直前では、 e はi となるようである。 A型:~:CV(C)CVX
e ( + IV .) B型:ijc?x e (+V). m o t ny~áy,g'l~ gy r教えない人J • b o t b仏y,g~ l~ i y~r
教えない人々J • m o t ahzokiiyn i ye r買わない人J • b o t ahzdkddb i ye 「買わない人々J • 6 5 - 1 -.41 逮未来否定形 ~ 2 -16 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a t 語 幹 +id という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A 型x
j
6
:
.id / I B 型: SaX d.i m o t )ldgayaayn id ey r教えない人J • b o t b~áYðg~l~ id Y~r
教えない人々J . m o t ny~kuzhaa di y~r
買わない人J • b o t b'~kuzhaa id y~r
買わない人々J • 65- 1-15. 逮過去進行否定形 62-17 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a + d) + rd + da +語幹 という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型:Ladjraflied(C)cdx(+IV) ,))VI+(xf1CdC(eidmddazS. B型:~, ad会366?x(+V), S2adiredddx(+V).
m o t gy31iygjidhdadyIl f教えていなかった人J•,
/
.
I ノ b o t bdaa ~rð dもが g~la Y~r
教えていなかった人々し (以上 A 型) (以上 B型) (以上 A型) (以上 B型) (以上 A型).~
1
.
'
.
m o t dar'daayn aaもhzuk ey r買っていなかった人J , b o t baad~rad'kGzhaa ey r買っていなかった人々J • ~ 5 -1 -.61 過去進行否定形 ~ 2 -18 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a + dee + re +語幹 という構造で、文末にyg,を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A 型: ~àdeer~CV(C)CVX ( + IV .) B型: ~ãdeer6CVX ( + V ). m o t yn仏'gsereed 1.,
y,g r教えていなかった人J , b o t bá'deer~YSg~l~ gy r教えていなかった人々J • m o t ny~deer~凶zhaaey r買っていなかった人J , b o t 凶ádeer~kG zhaaey r買っていなかった人々J • ~ 5 -1 -.71 現在完了否定形 ~ 2 -19 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 +an + daa +語幹 という構造で、文末にyg,を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型: ~nad'aCV(C)C~X ( + IV .) B 型 ~nad'aX. m o t ánad~aySg'l~ gy rまだ教えていない人J, b o t ~nadáay,g l')e Y~r
まだ教えていない人々J • m o taahzukaadan' y~ rまだ買っていない人J, b o taahzuka'danSb y,g rまだ買っていない人々J • g 5 - 1 -.81 現在継続否定形 f i 2 -20 に見た形に対応する直接修飾形は、 主格接辞 t g~ t 均 十aagab t 語 幹 という構造で、文末にey を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A型.)VI+(xdc)kccaag6b-ragS: B型:.Xaag'bn)gS (以上 B型) (以上 A型) (以上 B型) (以上 A型) (以上 B型)m o t ga灯 油gy91djgyaag4 「もう教えていない人J , b o t gdb ,灯油'gSyaag' al y~ rもう教えていない人々J . m o t agð~b,gaakuzhaa y~
r
もう買っていない人J, b o t b~g3r~b~gaakuzhaa eyr
もう買っていない人々J . ~ 5 -1 -.91 現在習慣否定形 ~ 2 -21 に見た形に対応する直接修飾形は、 主 格 接 辞 + a+
eer + 語 幹 (以上 A 型) (以上 B型) という構造で、文末に y~を置く。アクセントは、次のように表示しうる。 A 型)VI+(xGc)C(dce6r46:. B型:64rhcfx(+V). m o t gy31jgdyedddylI 「教えない人J, b o t b仙台yj613YE 「教えない人々J . m o t aahzGKe4166Yn ygf 買わない人J, b o t eer'ab 凶aahz y~r
買わない人々J . 6 5 - 2. 間接修飾形 (以上 A 型) (以上 B型) 名詞が動詞のあらわす行為の主体をあらわすのでない場合(r
間接修飾J と呼ぼう〉の 形も、構造、アクセントともに直接修飾の場合に等しい。ただし、主格接辞は、当然のこ とながら、被修飾名詞に呼応するのでなく、動作の主体に呼応する。若干の例をあげてお く。 K 6 1 6 r g m i a K 6 z h a a gy f私が買った本(将l~r~)J , K 6 1 6 r e aahzdlaab gy f彼らが買った本J . K 6 1 6 r g aahzGK41 ygf 私が買った本J, K G l j r g aahz414b EY f彼らが買った本J . 6 6. あとに目的語等が続く場合 cf . 6 5 - 1 - 1. c f . ~ 5 - 1 - 2. これまでは、あとに目的語等が続かない場合を見てきたが、ここでは、続く場合につい て概観する。 まず、 A型が~chc)cdx(+I) というアクセントの場合、多くは、それが~CV(C)C~ ( + IV)となる(変わるのは、語幹がcvv または~CV(C) であるものがcd 、 ~CV(C) と
/ ハなる場合である)が、その直後に
i
であらわされるアクセントの名詞が来ると、名調のア クセントが Xとなることを指摘しておきたい。 I l i a a b f f(
4
5
K
〈)djk+ifbaaBI 『私は子供 (k~g!> をたたいたJ ・ cf. 6 2 - 1. 以下、この点の記述は省略する。 ある動詞活用形に続く名詞が続く場合、その名詞のアクセントが次のように変化する。 m o tr
人j -+ tomハ, 間'rar
妻J ~惨 wmarノa , d i l er
ライオンJ ... ー・ e11d , b i d i l er
ライオン(複数) J ~惨 dib イ.el すなわち、語幹冒頭を下降調(直後にV)C( があれば「高J )にし、その直後が高ければ低 くする、という変化である。この変化をは変イJ
t
と呼ぶことにする。 62- 1に見た遠過去形の場合、 A型は)C(VCaSV
c
X ( + I )がXVC)C(VCaS ( + IV )と^
^ なり、 B型はXVCaS ( + 11 が) XVCaS ( + V )となるが、直後の名詞には α変化はおこら ない。 m a a l w a n g ' aal tom r私は(ある)人を呼んだ J maJ 帥 i mto r私は(ある)人をおこした J • 62-2 に見た過去形の場合、 A型はXVc)c(vca ( + 1 )が icd(C)CGX(+IV) となる が、 B型はxj のままであるo この形の場合、直後の名調にはα変化がおこる。 m 4 1 w d n g ' l a a tsilI f私は(ある)人を呼んだ J m~:i.~mzhi mto r私は(ある)人をおこした J • 62-3 に見た現在形の場合、 A型はc)C(deeg1S合
(+I)/626cd(C)cdx(+I)がSlg~CV(C)CVX
( + IV ) /~ぷCV(C)CVx
(
+ IV )となり、 B型はiAcfk(+II) が8
ぷ
c?x(+V) となるが、直後の名詞にはα変化はおこらない。 m~g~lw'ng' aal tom'r
私は(ある)人を呼んでいるし b { g ' l w a n g ' aal tomr
彼らは〈ある)人を呼んでいる J 防 防 白ihzm tom r私は(ある)人をおこしている J , b $ gゐ
帥
;
i mtor
彼らは(ある)人をおこしている J • 62:-4 に見た未来形の場合、 A型はStgcd(C)COX(+i)/622Cず
XVC)C( ( + 1 )が Steed(C)cdx(+iV)/62ed(C)cdx(+IV) となり、 B型はそのままであるが、とも に直後の名調にα変化がおこる。 m e e l w a n g ' aal 前t r私は(ある)人を呼ぷ J ,b~~l~ng' aal m~t
r
彼らはくある)人を呼ぷ J m~~tamzhi tom r私は(ある)人をおこす J , b~~hmzhi 回6t f彼らは(ある)人をおこす J • ~ 2 ー 5 に見た遠未来形の場合は、面白いことに、 A型のSicず'(C)C~X ( + 1 、) B型の S : X ( C ) V ( C ) ( + 111 )がともに鈎となり、直後の名詞に α変化がおこるo má~lwang' aal t6mr
私は(ある)人を呼ぶ J , bá~lwang' aal t6mr
彼らはくある)人を呼ぷ J m~'famzhi t8m r私は(ある)人をおこす J , b'a~tamzhi tODIr
彼らは(ある)人をおこす J •~2-6 に見た逮過去進行形( 1
)では、A
型のSaded(C)cdx(+I) がSAcd(C)cdx( +
VI )になり、 B 型はそのままであり、直後の名詞にα変化はおこらない。 maar~lw'ng' aal tom r私は(ある)人を呼んでいた J maar~iamzhi tomr
私は(ある)人をおこしていた J •~2-7 の遠過去進行形 (2) では、 A型のSadjmcd(C)cdx(+i) がSad'~Cず(C)cdx
( +
VI )になり、 B 型はそのままであり、直後の名調にα変化はおこらない。 maad~~lw'ng' laa tom r私は(ある)人を呼んでいた J ・ maad'r~おmzhitom r私は(ある)人をおこしていた J • / " 1 , , / / ~2-8 に見た過去進行形( 1 )では、 A 型の S~CV(C)CVX ( + 1 )が S伶(XYC)C(VC + I V)になり、 B型のinc?x(+II) が~nCVX(
+ V )になり、直後の名詞に α変化がお こるo d m l w d I l g ' l a a tSnI 「私は(ある)人を呼んでいた J mSmS2hzhi16tf 私は〈ある)人をおこしていた J • ~2-9 の過去進行形 (2) では、 A型のid,氏イ(C)cdx(+I) が~dð~CV(C)tvX( + " ^ 〆 〆 ^ I V )になり、 B型はSdanCVX ( + 11 )か(XVCaradS + V )になり、直後の名詞に α変化 がおこるo m'd~r'lw'ng' aal oIm t r私は(ある)人を呼んでいた J I B i d M 6 d l n z h i d t 「私は(ある)人をおこしていた J • /"
~ 2 -10に見た現在継続形では、 A型のSg~naaCV(C)CVX ( + 1 が) gS 抑 制+x(cf)(Ctc ~ A I V )になり、 B 型はS~naaCVX ( + 11 )がSg~naaCVX ( +v
)になり、直後の名詞に α変 化はおこらない。 m~g~naalw'ng' aal tom r私はまだ(ある)人を呼んでいる J「私はまだ(ある)人をおこしている J •
~
2 -1H こ見た腕習慣形では、 A型の)C(dcjri仇 (
+ 1)村山イ
)C(伽 (
+ IV ) になりB 型の6向
Gx(+II j がS~CVX ( +v
)になり、直後の名詞に α変化がおこる。 m d r 6 1 w d n g ' l a a t8111m~r会;mzhimGtf私は(ある)人をおこすJ
•ma~naai~mzhi
tom 「私は(ある)人を呼ぶ J ~ 2 -12 に見た逮過去否定形では、動詞アクセントは変わらないが、直後の名調にα変 maalw~ng' aal id tom I B a a s S n z l l i idft8BI 私は(ある)人をおこさなかった J •~
2 -13 に見た過去否定形では、 A型のSIai6/624EE がXatS e /626x e になり、 f ノーー 〆r B 型もXalS e / SXaze
がXalS e / SXaz e になり、直後の名詞にα変化がおこる。 m a a l w a n g ' al e mto b " l w a n g ' al e mto 『私は(ある)人を呼ばなかった J 化がおこる。 「私は(ある)人を呼ばなかった J 「彼らは(ある)人を呼ばなかった J 「私は(ある)人をおこさなかった J , 「彼らは(ある)人をおこさなかった J • ~ 2 -14 に見た現在否定形では、 A型のSIgawcd(C)cdx(+I)/526ゐ
C)C(Vx
V
( + 1 )がC(dcaregES 〉cdx(+IV)/526Acd(C)cdx(+IV) に、 B型のSzprach I _~__ " . _ _ ~ '__1 .! / ノ A ( + 1 1 ) / S z ag ~ XVC ( + 1 1 )がdglS f3XVC ( + V ) / Szg~ráCVX ( +v
)になり、直 maa~amzhi e 両t b a ' h m z h i e mto 『私は(ある)人を呼んでいなしリ, 『彼らは〈ある)人を呼んでいない J 後の名調にはα変化はおこらない。 mag3r~lw'ng' aal tom b 6 6 4 1 w i n g ' l a a tom m3g3~t~mzhi tom r私は(ある)人をおこしていない J , bddr iね
hzm3' tom r彼らは(ある)人をおこしていなしリ. ~ 2 -15 に見た未来否定形では、動調のアクセントは変わらないが、直後の名詞にα変 『私は(ある)人を呼ばない J , 「彼らは(ある)人を呼ばない J 「私は(ある)人をおこさない J , tb-L AOAO m m t t A n M 《 n u ρ u a u m 幽 m 幽 a u q a a 』 a しM ・E ・ -- 晶 . . . , ..••...••. 0 a σ b L U L U n u n u q b q 白 f a ノa m m w w 《 a A 3 1 且 2 l . , s s 才 afaara araaFa m 幽 L U m u L U 化がおこる。 「彼らは(ある)人をおこさない J • . 6 2 -16に見た逮未来否定形では、動詞のアクセントは両型とも s~xIdがX'5 id となっ て、直後の名詞に α変化がおこる。,
.
^ m a a l w a n g・
aal id lom r私は(ある)人を呼ばない J má~~amzhi id tom r私は(ある)人をおこさない J •~
2 -17 に見た遠過去進行否定形では、 A 型のほうが、idaS ゅddcd(C)cdx(+I) から Sad'r~d'CV(C)C~X ( + IV )に変わり、直後の名詞には α変化はおこらない。 四aadárad~l~ng'aal tomr
私は(ある)人を呼んでいなかった J maad'rðd~j~mzhi mtor
私は(ある)人をおこしていなかった J •~
2-18に見た過去進行否定形においては、 A型のほうが SIad66ωイ(C)C~X
( + I ) /S26deerèCV(C)C~X
( + 1 が) )VI+(x4C)C(cdrJd4ee6 に、 B型のほうがs
,
ad66ω?x (+ii)/626deerdcら(
+ 11 )から鈎eireeら(
+ V )になり、直後の名調に α変化 がおこるo má'deer~lw'ng' aal tom r私は(ある)人を呼んでいなかった J , b~~deer~lwàng' aal tom r彼らは(ある)人を呼んでいなかった J m ' a d e e r臼
お
ihz t6m r私は(ある)人をおこしていなかった J • ~,. I.^ I、
báádeer匂 ~mzhi mi(t r彼らは(ある)人をおこしていなかった J • ~ 2 -19 の現在完了否定形は、 A型XVC)SC(VCa,
'dan ( + 1 ) / XVC)C(VCa'dan2S ( + 1 )がIS 刷XVC)C(VCaa ( + IV ) / SXVC)C(VCaadan2 ( + IV )になり、 B型のほうは変 わらず、直後の名詞に α変化がおこる。 m~nad'alwàng' aal tom r私はまだ(ある)人を呼んでいない J , b ' n a d a a l w i n g ' aal 皿Gtf 彼らはまだ(ある)人を呼んでいない J m a n a d a a おihzm tom r私はまだ(ある)人をおこしていない J • I J . 介 b~nadáa~~zhi tom r彼らはまだ(ある)人をおこしていない J • ~ 2 -20 に見た現在継続否定形においては、 A型のほうはSgmbdgaad(C)cdx(+I) がSgmbjgaacd(C)cdx(+IV) になり、 B 型は変わらず、直後の名詞にはα変化はおこ らないo ~g~~b,gaalw~ng' aal tomr
私はもう(ある)人を呼んでいない J mag~rðb~gaaj~mzhi mto r私はもう(ある)人をおこしていない J •~ 2 -21の現在習慣否定形は、 A型 Sar~eCV(C)CVX ( + 1 )がSar~eCV(C)CVX ( + IV )
A /0 になり、 B 型XVCeeraS ( + I )がSar~eCVX ( + V )となり、直後の名詞に α変化がおこ るo 四iwlhraa n g -l a a tGBI f私は(ある)人を呼ばない J 皿aar~e~mzhi m~t r私はまだ(ある)人をおこさない J •
~3-1-1 に見た対単数命令形は、動調のアクセントは A型 B 型とも Xに変わり、直 後の名詞にα変化がおこる。 l w a n g ' kaal 品t r (ある)人を呼べ J 羽田kihz toin r (ある)人をおこせ J •
~3-1-2 に見た対複数命令形は、動詞のアクセントは、 A型はfgiaがXg" になり、
B型はa'gXC)V(VC が"gfc)v(vC になり、直後の名詞にα変化がおこる。 l w a n g ' l"g" t8mr
(ある)人を呼べ J 羽田t611166gfhz f( ある)人をおこせ J • ~3-2-1 に見た対単数禁止形は、 A型は、 daaCV(C)CVX ( + 1 ) / )C(VCdbaadV
c
X ( + 1 )が daacd(C)cdx(+lV)/daabacd(C)ch(+IV) となり、 B型は、Xaad / d a a b a C仇(
+ 11 )がXaad /daab~CVX
( + V )となり、直後の名調に α変化がおこる。 daal~ng' laa tam , daabal~ng' laa tbm r (ある)人を呼ぶな J daa~)mzhi 皿8t, daab3431nzhi ESt f( ある)人をおこすな J • ~3-2-2 に見た対複数禁止形は、 A型bídaaaCV(C) cVX ( + 1 ) / b{daab~CV(C)cVx ( + 1 )がb{daaCÝ(C)C~X ( + IV ) / bCabaadf Xず(VC)C ( + IV )となり、 B型Xaadib /"
b i d a a b a Cx
V
(
+ 11 )がXaadib / b{daab~CÝX ( + V )となり、直後の名詞に α変化がお こる。 b{daal~ng' aaltODI 'gn', wlabaadfb aal tom r (ある)人を呼ぷな J b i d a a 伽ihz必
t,bidaaba j.~帥1 四ot r ^. ~ (ある)人をおこすな J • ~4
に見た接続法形は、動詞のアクセントは変わらず、直後の名調にもα変化はおこら ない。 sh~lwáng' l"k tom r (ある)人を呼ぼう J s h a J S m z h i k tom r (ある)人をおこそう J• ~ 5に見た連体修飾形の場合、語幹部分のアクセントが、対応する直説法形の目的語等 が続く場合の形にもともとなっている点(なぜなら、かならず砲があとにあらわれる)に 注目すべきであるが、後続名詞にα変化がおこるか否かについては、対応する直説法形と 等しい状態のようである。たとえば、~ 2 - 1 の形に対応する~ -'5 1 - 1の遠過去形の 場合、 A型 が いcず
XVC)CC ( + IV ) / SC)C(1Ca2咋(
+ IV 、) B型カ毛Cal食(
+叩) / S2ac?x(+V )というアクセントであり、~ 2 - 1の形同様、直後の名詞にα変化はおこ らないo m o t 'gnawlaayn aal tom ey r (ある)人を呼んだ人 J •一方、 ~2-5 の形に対応する~ 5ー1- 5の逮未来形の場合、 A型が
X
'
S
、B型もx
i
s
というアクセントであり、 ~2-5 の形同様、直後の名詞に α 変化がおこる o m o t 'gnawliayn aal tsm ey r (ある)人を呼ぶ人 J • 以上、事実のみを記述したが、後続名調にα変化がおこるか否かに何らかの規則がある 可能性がある。しかし、名詞直前の語幹部分のアクセントのみからはα変化がおこるか否 かが予測できない。従ってたとえば同じように~c1(c)cvx( + I
V
)とか~CVX( + V )
とかの表示が可能であっても、それだけでは不十分で、後続名調にα変化がおこるか否か の情報を与えた表記が必要になる。 ~C~(C)CVX( + I
V
, a ) 、 ~CV(C)cÝx( + I
V
r
,e
の)知き表記である。換言すれば、同様に~CV(C)CVX
( + I
V
)で表示することができても、 本質的には異なるアクセントであるととらえるべきである、ということである。 ~ .6 対格接尾辞 「はじめにJ に述べた適り、この言語には他の多くのパントゥ諸語に認められる対格接 辞はく接頭辞としては〉存在しないが、人称対格接尾辞といえるものは存在し、その形は 次の知くである。 単数1人称 am 複数1人称 hsd' 2人称 ow 2人称 ib 3人称 dyn 3人称 owb アクセントは常に低く、動調のあとに目的語等が続く場合の形につく。~ 2 - 1の逮過 去形の場合、動詞アクセントは、X
AV
C
)
C
型(
V
C
a
S
( + I
V
)となり、 B型SacGx(+V)
となるが、続く対格接尾辞は低い。 m a a l w ' n g ' aal dyn r私は彼を呼んだJ maa~~mzhi ayn r私は彼をおこしたj . ~2-5 の逮未来形の場合、動詞アクセントはA型 B 型ともに鈎ととなるが、続く対格 接尾辞はやはり低い。 m~~lwang' aal ayn r私は彼を呼ぷJ, b'~lwang' aal ny~ r彼らは彼を呼ぶJ má~~amzh i ndY r私は彼をおこすJ , b'~ぬmzhiayn r彼らは彼をおこすJ • なお、I!V
I
以外のクラスに対応する対格接尾辞もあってよさそうであるが、データ上は 確認できず、他のパントゥ諸語で対格接辞がよくあらわれる文脈で調べてみても、採取することはできなかった。 おわりに 以上は、収集して得られたデータに基づく、現時点においてできる限りの分析である。 本論文で扱った動詞各活用形のアクセントがどのように決定されているのか、その決定 のされ方がどの程度に規則的であるのかといった検討は、後の機会に簸らざるを得ない。 しかし、 A 型語幹も B 型語幹もそのアクセントが一様でなく〈特に、 B 型において一様で なく〉、その変異が前の部分の違いによって十分に説明しきれそうにないように恩われる ことから考えると、動詞アクセント全体が完全に規則的に決定されているとはいえないで あろう。
注
1)この言語の調査は、東京外大 A A 研加賀谷良平教授を研究代表者とする科学研究費補 助金によるパントゥ諸語調査の一環として、 1991 年にカメルーンの首都ヤウンデで行っ た白調査におけるインフォーマントは、 1966 年にBertoua に生まれたKombel Georges 氏 で あ る 。 父 親 は マ カ 一 族 、 母 親 は カ カ 族 で あ る 。 同 氏 は 、 ヤ ウ ン デ で 宵 勺 た が 、 こ の 当 時 に い た る ま で ず っ と 父 親 と 同 居 し 、 し ば し ば 父 親 の 故 郷 の 村 (Bertoua から20km 離れ たGueokong 村)に帰ることから、インフォーマントとして差し支えないと判断した。 2) I'y/ は、半母音としても用いられる。 ny で表記した音は、半母音y を含むものではな L