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定時制高校生の生活習慣と不定愁訴の関連性について

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Academic year: 2021

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Ⅰ.はじめに  高等学校の定時制・通信制課程は,学校教育法 制定時(昭和23年)から設けられている制度で, 創設の趣旨としては, 定時制の課程: 中学校を卒 業して勤務に従事するなど様々な理由で全日制の 高校に進めない青少年に対して高校教育を受ける 機会を与える.通信制の課程:全日制・定時制の 高校に通学することができない青少年に対して, 通信の方法により高校教育を受ける機会を与える こととされている.近年においては,従来からの 勤労青少年に加えて,全日制課程からの転・編入 学する方や過去に高校教育を受けることができな かった方など多様な入学動機や学習歴を持つ方が 増えてきている.  そして,定時制夜間課程のある高校は「夜間課 程を置く高等学校における学校給食に関する法 律」により,夜間学校給食が提供される環境にあ る.  平成22年度北海道高等学校給食研究協議会研 修会の基礎資料として,本調査を実施する機会を 得た.平成22年道内公立高校定時制は46校,生 徒数4,061名であった.  定時制夜間課程の夜間学校給食については,栄 養教諭や学校栄養職員の積極的な配置の対象にも なっていないことから,夜間給食そのものの存在 も一般には知られていない.  近年の社会背景から,経済格差,教育格差が広 がる中で,同年代の青年期と比べて,適切な生活 習慣を確保することが難しい環境にある定時制高 校生の生活と健康の調査から見えてきたものを報 告する. 調査報告

定時制高校生の生活習慣と不定愁訴の関連性について

木藤 宏子・山際 睦子* (2012年12月26日受稿) 抄録: 【目的】定時制高校生の健康を維持増進するために,生活習慣を適切な生活リズムや食習慣か ら見直し,夕食が夜間学校給食として提供される中で,どのような支援が必要かを検討することを目的 とした.【方法】北海道の公立定時制高校を対象に地域や科の偏りを考慮し,作為的に 7 校を抽出.本 報告は,その調査から年齢が 20 歳未満の対象者(有効回収数 380 人,有効回収率 87.8%)を対象とした. 【結果】就業率は 47.1%であり,朝食の摂取状況は,過半数を超える生徒に欠食習慣があり,就業の有 無による有意差が見られた.朝食を摂取している者は 68.3%が 1 人で摂取しており,共食する環境が 無い生徒が多いことが分かった.朝食の摂取状況と食事の食品群別摂取状況では,「魚」など 5 つの群 で有意差が見られた.就業の有無と起床時間・就寝時間に有意差があり,生活時間の夜型傾向が見られ た.不定愁訴と朝食の摂取状況では,「夜眠れない」など 5 項目で有意差が見られた.不定愁訴と食事 の食品群別摂取状況についても関連性が見られた. 【結論】就業の有無により,生活リズムや食習慣が左右されており,様々な格差が広がる社会で,直ぐ にでも取り組める支援として,バランスの良い夜間学校給食の提供と生徒・教職員との「共食」の食環 境づくりの推進が有効であることが示唆された. 北海道文教大学人間科学部健康栄養学科 北海道文教大学人間科学部健康栄養学科本学非常勤講師・北海道大学大学院農学院

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Ⅱ.目 的  近年の社会背景から定時制高校に通学する高校 生の健康を維持増進するためには,生活習慣を適 切な生活リズムや食習慣から見直すことは重要で ある.青年期は成人期の生活習慣を決定付ける大 事な時期である.大半の人が意識せずに健康でい られる時期ではあるが,不適切な生活習慣を続け ていると生活習慣病を発症する可能性も高くな る. 卒業後,健康な社会人としての生活を送る ためにも,夕食が夜間学校給食として提供される 中で,どのような生活習慣の見直しが必要かを検 討することを目的として本調査を実施した. Ⅲ.方 法 1. 調査対象:北海道の公立定時制高校を対象に 地域や科(普通・工業・商業等)の偏りを考 慮し,作為的に7校を抽出し,全生徒460名 を対象とした.本報告は,その調査から年齢 が20歳未満の対象者(有効回収数380人,有 効回収率87.8%)を対象とした. 2. 調査期間:平成22年9月1日∼平成22年9月22 3. 調査方法:自記式質問紙による調査.調査対 象校にアンケート用紙を送付,各校が担任を 通じて生徒に配布,記入させて回収し,当番 校に送付し集約した. 4. 調査内容:調査項目は食事の摂取状況,生活 時間,健康状態など29項目. 5. 解析方法: データー分析ソフト『SPSS Base 15.0J』を用いて集計.クロス集計には,カ イ二乗検定(有意水準P<0.05又はP<0.01) を行った. Ⅳ.結 果 1. 調査対象の属性(表1)  性別は,男性48.4%,女性51.6%で,就業状況は, 就業している者が47.6%,していない者が52.4% であり,していない者の方が上回っていた. 2.朝食の摂取状況(図1 ∼ 3)  朝食の摂取状況は,「食べない」が35.3%,「週 1 ∼ 2日 食 べ る 」17.4 %,「 週3 ∼ 5日 食 べ る 」 12.4%,「毎日食べる」35.0%になり,過半数を 超える生徒に欠食習慣があり,摂取している者の 中,68%は1人で摂取しており,共食する環境が 無い生徒が多いことが分かる. 3.朝食摂取と就業状況(表2)  就業している場合は朝食を「毎日食べる」が 42.0%,次いで「食べない」30.9%,「週3 ∼ 5日 食べる」16.0%であり,就業していない場合は「食 べない」39.2%,「毎日食べる」28.6%,「週1・2 日食べる」23.1%となり,P<0.05の有意水準で 就業の有無による有意差が見られた. 㹬㸻 㡯┠ ᛶู 㻝㻤㻠 㻠㻤㻚㻠 㻝㻥㻢 㻡㻝㻚㻢 Ꮫᖺ 䠍ᖺ 㻝㻟㻟 㻟㻡 䠎ᖺ 㻥㻠 㻞㻠㻚㻣 䠏ᖺ 㻥㻞 㻞㻠㻚㻞 䠐ᖺ 㻢㻝 㻝㻢㻚㻝 ᖺ㱋 䠍䠑ṓ 㻢㻞 㻝㻢㻚㻟 䠍䠒ṓ 㻝㻜㻟 㻞㻣㻚㻝 䠍䠓ṓ 㻥㻝 㻞㻟㻚㻥 䠍䠔ṓ 㻣㻤 㻞㻜㻚㻡 䠍䠕ṓ 㻠㻢 㻝㻞㻚㻝 ᐙ᪘ᵓᡂ 䠍ேᬽ䜙䛧 㻡 㻝㻚㻟 ஧ୡ௦ 㻞㻥㻝 㻣㻢㻚㻢 ୕ୡ௦ 㻢㻣 㻝㻣㻚㻢 䛭䛾௚ 㻝㻣 㻠㻚㻡 ᑵᴗ 䛧䛶䛔䜛 㻝㻤㻝 㻠㻣㻚㻢 䛧䛶䛔䛺䛔 㻝㻥㻥 㻡㻞㻚㻠 表1 調査対象の属性

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4.朝食摂取状況と食事の食品群別摂取状況(表3)  朝食摂取状況と食事の食品群別摂取状況をクロ ス集計したところ,「魚」を「よく食べる」では, 朝食摂取状況が「食べない」23.1%,「毎日食べる」 36.1%になり,「牛乳・乳製品」を「よく食べる」 では,朝食摂取状況が「食べない」23.1%,「毎 日食べる」42.1%になり,「いも類」を「よく食べる」 では,朝食摂取状況が「食べない」16.4%,「毎 日食べる」33.1%になり,P<0.01の有意水準で 有意差が見られ,また,「豆類」「海藻類」でP<0.05 の有意水準で有意差が見られた. 5.就業の有無と起床時間・就寝時間(表4,図4 ∼ 6)  就業の有無と起床時間・就寝時間について,ク ロス集計したところ,「就業していない者」は「就 業している者」に比べて,起床時間・就寝時間 共に2時間位のずれがあり,起床時間は「9・10 時台」が32.7%で一番多く,次いで「7・8時台」 21.6 %,「11・12時 台 」18.1 %,「13時 以 降 」 も 13.1%も見られた.就寝時間は,「就業している者」 は「24時台」28.7%が最も多いのに対し,「就業 していない者」は「3時台」21.6%が最も多く,「4 時以降」も13.6%という結果になった.就寝時間・ 起床時間も共にP<0.01の有意水準で有意差が見 られた.  「テレビの時間」(図4)「ゲームの時間」(図5)「携 帯電話の時間」(図6)などについて聞いたところ, テレビ・ゲームは,過半数が「0時間」から「2 時間程度」なのに対して,一部には「5時間以上」 ᑵᴗ䛾᭷↓ ྜィ 䛧䛶䛔䜛 䛧䛶䛔䛺䛔 ᮅ㣗䛾ᦤྲྀ≧ἣ 㣗䜉䛺䛔 56(30.9) 78(39.2) 134(35.3) 㐌1䞉2 ᪥㣗䜉䜛 20(11.0) 46(23.1) 66(17.4) 㐌3䡚5 ᪥㣗䜉䜛 29(16.0) 18(9.0) 47(12.4) ẖ᪥㣗䜉䜛 76(42.0) 57(28.6) 133(35.0) 表 2 朝食摂取状況と就業状況 図 1 朝食の摂取状況 図 2 家族との共食状況 図 3 食事の楽しさ 35% 18% 12% 35% 㣗࡭࡞࠸ 㐌1࣭2᪥㣗࡭ࡿ 㐌3㹼5᪥㣗࡭ࡿ ẖ᪥㣗࡭ࡿ 9% 23% 68% ᐙ᪘඲ဨ࡛ ᐙ᪘ࡢㄡ࠿࡜ 㸯ே࡛ 22% 51% 25% 2% ᴦࡋࡃ࡞࠸ ࡜ࡇ࡝ࡁᴦࡋ࠸ ࠸ࡘࡶᴦࡋ࠸ ↓ᅇ⟅

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の者が15.8%・17.4%もいることが分かった.ま た,携帯電話の時間は,10時間を超えるものが 20%以上もいることが分かった. 6.不定愁訴と朝食の摂取状況について(図7,表5)  不定愁訴21項目を「1.よくある」「2.ときど きある」「3.ない」で該当する項目を選んでもらっ た結果は,「1.よくある」を選んだものが,「ね むい」66.1%,「横になって休みたい」55.5%,「急 に立った時,フラフラする」46.6%,「目が疲れる」 44.2%,「イライラする」41.8%,「からだがだるい」 41.3%の順で多くかった.  不定愁訴と朝食の摂取状況をクロス集計したと ころ, 「夜,眠れない」「のどがゼイゼイしたり, せきがとまりにくい」はP<0.01で,「目がつかれ る」「肩がこる」「かぜをひく」はP<0.05で有意 差が見られた. 7.不定愁訴と食事の食品群について(表6)  不定愁訴と食事の食品群については,不定愁訴 の「人と話すのがいや」は全ての食品群で有意な 関連性は見られず,「考えがまとまらない」「便秘 䡊䠄䠂䠅 ᮅ㣗ᦤྲྀ≧ἣ 䡌್ 㣗䜉䛺 䛔 㐌 㻝䞉㻞 ᪥ 㐌 㻟䡚㻡 ᪥ ẖ᪥ 㣗䜉䜛 㣗䜉䜛 㣗䜉䜛 㣗ရ⩌ู㣗஦ᦤྲྀ≧ἣ 㨶 䜘䛟㣗䜉䜛 㻟㻝㻔㻞㻟㻚㻝㻕 㻝㻥㻔㻞㻤㻚㻤㻕 㻝㻟㻔㻞㻣㻚㻣㻕 㻠㻤㻔㻟㻢㻚㻝㻕 㼜䠘㻜㻚㻜㻝 䛸䛝䛹䛝㣗䜉䜛 㻣㻤㻔㻡㻤㻚㻞㻕 㻟㻤㻔㻡㻣㻚㻢㻕 㻟㻜㻔㻢㻟㻚㻤㻕 㻣㻟㻔㻡㻠㻚㻥㻕 㣗䜉䛺䛔 㻞㻞㻔㻝㻢㻚㻠㻕 㻤㻔㻝㻞㻚㻝㻕 㻞㻔㻠㻚㻟㻕 㻢㻔㻠㻚㻡㻕 ↓ᅇ⟅ 㻟㻔㻞㻚㻞㻕 㻝㻔㻝㻚㻡㻕 㻞㻔㻠㻚㻟㻕 㻜㻔㻜㻚㻜㻕 ∵ங䞉ங〇ရ 䜘䛟㣗䜉䜛 㻟㻝㻔㻞㻟㻚㻝㻕 㻞㻥㻔㻠㻟㻚㻥㻕 㻞㻞㻔㻠㻢㻚㻤㻕 㻡㻢㻔㻠㻞㻚㻝㻕 㼜䠘㻜㻚㻜㻝 䛸䛝䛹䛝㣗䜉䜛 㻣㻥㻔㻡㻥㻚㻜㻕 㻟㻜㻔㻠㻡㻚㻡㻕 㻞㻜㻔㻠㻞㻚㻢㻕 㻡㻤㻔㻠㻟㻚㻢㻕 㣗䜉䛺䛔 㻞㻞㻔㻝㻢㻚㻠㻕 㻢㻔㻥㻚㻝㻕 㻠㻔㻤㻚㻡㻕 㻝㻞㻔㻥㻚㻜㻕 ↓ᅇ⟅ 㻝㻔㻜㻚㻣㻕 㻝㻔㻝㻚㻡㻕 㻝㻔㻞㻚㻝㻕 㻢㻔㻠㻚㻡㻕 䛔䜒㢮 䜘䛟㣗䜉䜛 㻞㻞㻔㻝㻢㻚㻠㻕 㻝㻡㻔㻞㻞㻚㻣㻕 㻝㻠㻔㻞㻥㻚㻤㻕 㻠㻠㻔㻟㻟㻚㻝㻕 㼜䠘㻜㻚㻜㻝 䛸䛝䛹䛝㣗䜉䜛 㻤㻝㻔㻢㻜㻚㻠㻕 㻠㻞㻔㻢㻟㻚㻢㻕 㻞㻤㻔㻡㻥㻚㻢㻕 㻣㻠㻔㻡㻡㻚㻢㻕 㣗䜉䛺䛔 㻞㻥㻔㻞㻝㻚㻢㻕 㻣㻔㻝㻜㻚㻢㻕 㻠㻔㻤㻚㻡㻕 㻥㻔㻢㻚㻤㻕 ↓ᅇ⟅ 㻞㻔㻝㻚㻠㻕 㻞㻔㻟㻚㻜㻕 㻝㻔㻞㻚㻝㻕 㻢㻔㻠㻚㻡㻕 ㇋㢮 䜘䛟㣗䜉䜛 㻟㻟㻔㻞㻠㻚㻢㻕 㻝㻣㻔㻞㻡㻚㻤㻕 㻝㻡㻔㻟㻝㻚㻥㻕 㻡㻞㻔㻟㻥㻚㻝㻕 㼜䠘㻜㻚㻜㻡 䛸䛝䛹䛝㣗䜉䜛 㻤㻠㻔㻢㻞㻚㻣㻕 㻟㻢㻔㻡㻠㻚㻡㻕 㻞㻢㻔㻡㻡㻚㻟㻕 㻡㻡㻔㻠㻝㻚㻠㻕 㣗䜉䛺䛔 㻝㻡㻔㻝㻝㻚㻞㻕 㻝㻞㻔㻝㻤㻚㻞㻕 㻡㻔㻝㻜㻚㻢㻕 㻝㻤㻔㻝㻟㻚㻡㻕 ↓ᅇ⟅ 㻞㻔㻝㻚㻠㻕 㻝㻔㻝㻚㻡㻕 㻝㻔㻞㻚㻝㻕 㻣㻔㻡㻚㻟㻕 ᾏⲡ㢮 䜘䛟㣗䜉䜛 㻞㻟㻔㻝㻣㻚㻞㻕 㻝㻟㻔㻝㻥㻚㻣㻕 㻤㻔㻝㻣㻚㻜㻕 㻟㻜㻔㻞㻞㻚㻢㻕 㼜䠘㻜㻚㻜㻡 䛸䛝䛹䛝㣗䜉䜛 㻣㻜㻔㻡㻞㻚㻞㻕 㻟㻝㻔㻠㻣㻚㻜㻕 㻟㻟㻔㻣㻜㻚㻞㻕 㻣㻤㻔㻡㻤㻚㻢㻕 㣗䜉䛺䛔 㻟㻥㻔㻞㻥㻚㻝㻕 㻞㻜㻔㻟㻜㻚㻟㻕 㻡㻔㻝㻜㻚㻢㻕 㻝㻥㻔㻝㻠㻚㻟㻕 ↓ᅇ⟅ 㻞㻔㻝㻚㻠㻕 㻞㻔㻟㻚㻜㻕 㻝㻔㻞㻚㻝㻕 㻢㻔㻠㻚㻡㻕 表 3 朝食摂取状況と食事の食品群別摂取状況

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または下痢をする」「皮膚にポツポツがあり,か ゆい」「かぜをひく」についてはP<0.05の有意 水準で3つ以上の食品群で関連性が見られなかっ た.一方「からだがだるい」「ねむい」「夜眠れない」 「急に立った時,フラフラする」「のどがゼイゼイ したり,せきがとまりにくい」はP<0.05で関連 性が見られ,「目がつかれる」「横になって休みた い」「イライラする」「頭がいたい」「肩がこる」「腰 や手足が痛い」については全ての食品群でP<0.01 で,関連性が見られた.  食品群側からみると,「ご飯」「肉類」「牛乳・ 乳製品」「海藻」は,全ての食品群が関連を見なかっ た「人と話すのがいや」を除く,その他全ての不 定愁訴項目とP<0.05の有意水準で関連性が見ら れた. 䡊䠄䠂䠅 㡯 ┠ ᑵ ᴗ Ƥ ್ 䛧䛶䛔䜛 䛧䛶䛔䛺䛔 ㉳ᗋ᫬㛫 䠑᫬๓ 㻣㻔㻌㻟㻚㻥㻕 㻢㻔㻌㻟㻚㻜㻕 Ƥ䠘㻜㻚㻜㻝 䠑䞉䠒᫬ྎ 㻠㻟㻔㻞㻟㻚㻜㻕 㻝㻠㻔㻌㻣㻚㻜㻕 䠓䞉䠔᫬ྎ 㻣㻞㻔㻟㻥㻚㻤㻕 㻠㻟㻔㻞㻝㻚㻢㻕 䠕䞉㻝㻜 ᫬ྎ 㻟㻠㻔㻝㻤㻚㻤㻕 㻢㻡㻔㻟㻞㻚㻣㻕 㻝㻝䞉㻝㻞 ᫬ྎ 㻝㻜㻔㻌㻡㻚㻡㻕 㻟㻢㻔㻝㻤㻚㻝㻕 㻝㻟 ᫬௨㝆 㻝㻞㻔㻌㻢㻚㻢㻕 㻞㻢㻔㻝㻟㻚㻝㻕 ↓ᅇ⟅ 㻟㻔㻌㻝㻚㻣㻕 㻥㻔㻌㻠㻚㻡㻕 ᑵᐷ᫬㛫 㻞㻞䞉㻞㻟 ᫬ྎ 㻞㻡㻔㻝㻟㻚㻤㻕 㻞㻡㻔㻝㻞㻚㻢㻕 Ƥ䠘㻜㻚㻜㻝 㻞㻠 ᫬ྎ 㻡㻞㻔㻞㻤㻚㻣㻕 㻟㻡㻔㻝㻣㻚㻢㻕 㻜㻝 ᫬ྎ 㻠㻜㻔㻞㻞㻚㻝㻕 㻟㻟㻔㻝㻢㻚㻢㻕 㻜㻞 ᫬ྎ 㻟㻢㻔㻝㻥㻚㻥㻕 㻟㻞㻔㻝㻢㻚㻝㻕 㻜㻟 ᫬ྎ 㻝㻜㻔㻌㻡㻚㻡㻕 㻠㻟㻔㻞㻝㻚㻢㻕 㻜㻠 ᫬௨㝆 㻝㻝㻔㻌㻢㻚㻝㻕 㻞㻣㻔㻝㻟㻚㻢㻕 ↓ᅇ⟅ 㻣㻔㻌㻟㻚㻥㻕 㻠㻔㻌㻞㻚㻜㻕 表 4 就業の有無と起床時間・就寝時間 図 4 テレビの時間 図 5 ゲームの時間 21% 23% 19% 13% 4% 16% 4% 㸮᫬㛫 㸯᫬㛫⛬ᗘ 㸰᫬㛫⛬ᗘ 㸱᫬㛫⛬ᗘ 㸲᫬㛫⛬ᗘ 㸳᫬㛫௨ୖ ↓グධ 39% 18% 9% 5% 7% 17% 5% 㸮᫬㛫 㸯᫬㛫⛬ᗘ 㸰᫬㛫⛬ᗘ 㸱᫬㛫⛬ᗘ 㸲᫬㛫⛬ᗘ 㸳᫬㛫௨ୖ ↓グධ 図 6 携帯電話の時間 11% 21% 30% 7% 10% 11% 10% 㸮᫬㛫1᫬㛫⛬ᗘ 2㹼5᫬㛫 6㹼9᫬㛫 10㹼14᫬㛫 15᫬㛫௨ୖ ↓グධ

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図 7 不定愁訴(「よくある」) (%) 23.2 41.3 66.1 44.2 55.5 36.8 38.9 41.8 29.2 16.1 28.4 37.1 29.2 34.7 30 46.6 23.2 21.3 13.2 11.8 13.2 0 10 20 30 40 50 60 70 (1) 㢌ࡀ㔜࠸ (2) ࠿ࡽࡔࡀࡔࡿ࠸ (3) ࡡࡴ࠸ (4) ┠ࡀࡘ࠿ࢀࡿ (5) ᶓ࡟࡞ࡗ࡚ࠊఇࡳࡓ࠸ (6) ኪࠊ╀ࢀ࡞࠸ (7) ⪃࠼ࡀࡲ࡜ࡲࡽ࡞࠸ (8) ࢖ࣛ࢖ࣛࡍࡿ (9) ᰿Ẽࡀ࡞ࡃ࡞ࡿ (10) ே࡜ヰࡍࡢࡀ࠸ࡸ (11) ኱ኌࢆฟࡋࡓࡾࠊᛮ࠸ษࡾ࠶ࡤࢀࡲࢃࡾࡓ࠸ (12) ఱࡶࡸࡿẼࡀࡋ࡞࠸ (13) 㢌ࡀ③࠸ (14) ⫪ࡀࡇࡿ (15) ⭜ࡸᡭ㊊ࡀ③࠸ (16) ᛴ࡟❧ࡗࡓ᫬ࠊࣇࣛࣇࣛࡍࡿ (17) ࠾⭡ࡀ③࠸ (18) ౽⛎ࡲࡓࡣୗ⑩ࢆࡍࡿ (19㸧⓶⭵࡟࣏ࢶ࣏ࢶࡀ࠶ࡾࠊ࠿ࡺ࠸ (20) ࡢ࡝ࡀࢮ࢖ࢮ࢖ࡋࡓࡾࠊࡏࡁࡀ࡜ࡲࡾ࡟ࡃ࠸ (21) ࠿ࡐࢆࡦࡃ

(7)

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Ⅴ.考 察  定時制高校生は,登校時間帯が夜間のため生活 時間が夜型になる傾向が見られた.就業の有無に より,朝食の摂取状況,起床時間,就寝時間に有 意差が見られた.生活リズムと密接な関係にある 食生活習慣が影響を受けており,健康な社会人と して送り出すためには,生活リズムを整える生活 習慣支援1)が必要であることが分かった.  朝食摂取については,1人で食事をしているも のが,朝食を摂取している者の68%を占めてお り,いつも食事の楽しさを感じられている割合は 26%と低かった.  不定愁訴と朝食の摂取状況については,「夜, 眠られない」「のどがゼイゼイしたり,せきがと まりにくい」「かぜをひく」「目がつかれる」「肩 がこる」で有意差が見られた.  不定愁訴と食事の摂取状況の検討には限界があ る.食事の摂取状況は秤量調査や頻度調査から摂 取量が把握できる調査では無く,12の食品群に 分けて,その摂取状況を3段階(よく食べる,時々 食べる,食べない)で尋ねた結果を分析している からである.しかしながら,関連性の度合いを分 けて見て行くと,栄養素の不足が影響しているの ではないかと思われる結果となった.  また,調査までの期間が短かったため,生徒の 個人情報の保護について,個々に封筒に入れて回 収するなど適切な対応が取ることができなかった ため,体重の記載に無記入が多くなったため,体 格指数(BMI)は検討項目には入れないでまとめ ることとした. Ⅵ.まとめ  夜間課程の定時制高校は,夜間学校給食を提供 できる環境があることから,給食を通じてバラン スの良い食事を提供することが,支援に繋がるこ とが示唆された.  夜間学校給食は,「生きた教材」として活用す るためには,献立内容2)や提供の仕方に多くの問 題があることも,今回の調査や調査結果を基にし て行われた教職員の研修会を通じて知ることがで きた.  様々な格差が広がる社会で,食環境も食事内容 も整わず,1人で食事をすることが多い夜間定時 制高校生に夜間学校給食を通じて,直ぐにでも取 り組める支援として,給食時間の食環境づくりの 推進を提案したい.第2次食育推進基本計画の重 点課題3つの中に「(3)家庭における共食を通じ た子どもへの食育の推進」があるが,家庭で整わ ないのなら,学校給食を通じて教職員が声かけを しながら3),共に給食をいただく環境の検討を提 案して行きたい.予算などに左右されずに直ぐに 取り組める内容である.そのためには,高校の教 職員が食育の重要性を共通理解することは必要不 可欠であり,北海道高等学校給食研究協議会など の研修の機会を活用されることを期待したいと考 える.  この調査研究を通じて,小・中学校の義務教育 の中で行われる学校における食育推進の重要性4) を改めて感じました.「生きた教材」として学校 給食を使った「給食時間の指導」や「食に関する 指導」が受けられる環境を十二分に活用して,中 学校卒業までに自己管理能力を育まければ,夜間 学校給食では制度上も厳しい現実があることが, 今回の調査から分かりました. 謝 辞  本調査研究の機会を与えて下さいました北海道 高等学校給食研究協議会関係機関の皆様,アン ケートに回答いただきました生徒の皆様に心から 感謝申し上げます.  尚,内容の一部は,定時制高校生の生活と健康 に関する調査−食生活習慣と不定愁訴の関連性に ついて−として示説発表(第58回日本栄養改善 学会学術総会講演要旨集,69(5):325,2011) し,その第2報として,口頭発表(第10回日本栄 養改善学会北海道支部学術総会講演要旨集:21, 2012)しました.

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文 献 1) 大川直邦,笹沼希:定時制高校における食育 の重要性∼食生活の乱れをどう改善するか ∼,第61回全国学校給食研究協議大会,第8 分科会 研究発表:136−139,2010. 2) 近藤邦子:夜間定時制高等学校の学校給食の あり方,第61回全国学校給食研究協議大会, 第8分科会 研究発表:132−135,2010. 3) 田尻治男:高校生の健全な食生活を目指して ∼全日制及び定時制を対象として∼,第61 回全国学校給食研究協議大会,第8分科会 研 究発表:140−143,2010. 4) 文部科学省:食に関する指導の手引−第一 次改訂版−,6−11,196−223,237−241, 京都市,東山書房,2011.

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Relationship between Lifestyle and Unidentified Complaints among Part-Time

High School Students

KITO Hiroko and YAMAGIWA Mutsuko

Abstract: To review the lifestyle of part-time high school students in terms of appropriate daily rhythms and eating habits in order to maintain and promote their health, and to investigate the types of support that are necessary in regard to the dinner provided as night school meals.

[Methods] Seven schools were selected from public part-time high schools in Hokkaido Prefecture taking into account unevenness by region and department. The present report includes data from students under the age of 20 from this survey (effective responses: 380 students, effective response rate: 87.8%).

Results: With an employment rate of 47.1% and more than half of the students having a habit of skipping breakfast, we observed a significant difference in the intake status of breakfast depending on employment status. Of those who ate breakfast, 68.3% ate alone, indicating that many students are not in an environment where they can eat meals with others. Significant differences were observed between the intake status of breakfast and the intake status of the following food groups: fish, milk and dairy products, etc. There was a significant difference between the employment status and the time of rising/bedtime, indicating a trend for a nocturnal lifestyle. Between unidentified complaints and the intake status of breakfast, there were significant differences in the following categories of unidentified complaints: "cannot sleep at night", "catch a cold", etc.

Conclusion: Our results show that employment status influences daily rhythms and eating habits, and suggest that providing a well-balanced night school meal and promoting a meal environment where students and faculty eat together are effective as immediate supportive measures in modern society, where various social gaps continue to widen.

図 7 不定愁訴(「よくある」) (%) 23.2 41.3 66.144.255.536.838.941.829.216.128.437.129.234.73046.623.221.313.211.813.2010203040506070(1) 㢌ࡀ㔜࠸(2) ࠿ࡽࡔࡀࡔࡿ࠸(3) ࡡࡴ࠸(4) ┠ࡀࡘ࠿ࢀࡿ(5) ᶓ࡟࡞ࡗ࡚ࠊఇࡳࡓ࠸(6) ኪࠊ╀ࢀ࡞࠸(7) ⪃࠼ࡀࡲ࡜ࡲࡽ࡞࠸(8) ࢖ࣛ࢖ࣛࡍࡿ(9) ᰿Ẽࡀ࡞ࡃ࡞ࡿ(10) ே࡜ヰࡍࡢࡀ࠸ࡸ(11) ኱ኌࢆฟࡋࡓࡾࠊᛮ࠸ษࡾ࠶ࡤࢀࡲࢃࡾࡓ࠸(12)

参照

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