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2017年度 聖路加国際大学大学院 課題研究

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2018 年 1 月 30 日

2017 年度 聖路加国際大学大学院 課題研究

16MN032 山本茉利

心臓血管外科術前看護外来で急性・重症患者看護専門看護師が行う リスクコントロールの為のセルフケア獲得を促進する患者支援

How CCNSs Help Patients to Manage Their Risks in Preparation for Cardiovascular Surgery before Hospital Admission

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要旨

【目的】

本研究は、心臓血管外科手術を受ける患者を対象として急性・重症患者看護専門看護師 (CCNS)が術前看護外来で行う、リスクコントロールのためのセルフケア獲得を促す患者支援 を明らかにする事を目的とした。

【方法】

本研究は質的記述的研究を用いた。心臓血管外科手術を受ける患者を対象とした術前看護外 来を開設している CCNS を対象とし、参加観察とインタビューを実施した。フィールドノートと 逐語録を作成し、文脈に留意しながら全体像を把握し、研究参加者の視点から、その経験がい かに生み出されているかの分析の視点を記述した。次に、フィールドノートと逐語録から場面 を構成し、類似した場面を統合して患者支援のテーマを記述した。

【結果】

研究参加者は2名(CCNS歴4・5年、術前看護外来開設期間3・4年)であり、合計3名の患 者への患者支援場面の参加観察(患者1人あたり30~60分)とCCNS 1人あたり1-2回・44~

96分のインタビューを実施した。心臓血管外科の術前看護外来で CCNS が行うリスクコントロ ールのためのセルフケア獲得を促す支援として、16 の場面が構成され 7 つのテーマが記述され た。7 つのテーマは【①術前から退院まで患者・家族と共に歩むために、患者とCCNSのパー トナーシップを築く】を基盤に、【②手術に至ってしまった患者の後悔の念を理解し、これまで の経過と行動を肯定する】、【③手術に向けての患者・家族の思いを引き出し、両者の思いを橋 渡しする】、【④患者が抱えている、手術に向けての懸念事項を解決する】が前段階に実践され ていた。次に【⑤患者が今後抱えうる身体症状や不安を先取りし、治療と回復の道筋を示す】

を経て【⑥手術を受けてこうなりたいという目標を患者と一緒に考え共有する】支援を行い、

【⑦リスクを減らすために患者自身が術前から準備できる能力を高める】支援に繋げられてい た。CCNSの段階的な患者支援の実際が示された。

【結論】

CCNS が行う心臓血管外科の術前看護外来でのリスクコントロールのためのセルフケア獲 得を促す支援は、患者とCCNSとのパートナーシップの構築が基盤となっていた。次いで、安 心の提供と治療と回復過程に関する道筋を示す支援が行われ、手術を受ける患者自身の動機づ けを図った上で行われる、セルフケア能力を高めるための順序性のある患者支援の実際が明ら かとなった。

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参照

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