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f 畑江美佳

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Academic year: 2021

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小学校英語活動における英語絵本の活用に関する研究 一児童の発達段階に応じた英語絵本の活用一

教科・領域教育専攻 言語系コース(英語) 大 川 陽 子

1.研究の背景及び軍機

近年わが国では外国語教育の必要性がま すます爵見され,改革,改善が進められよう としており,今後小学校で英語活動に取り組 むにあたり,児童に身につけさせたい資質能 力を明確にし,英語活動と他教科との関連性 や児童の発達段階にも配慮しながら,児童の 成長をうながすような指導計画を作成し,児 童の興味・関心に合った教材を開発していく 必要性を感じる。

小学校英語活動に取り入れたい効果的な 教材の一つである英語絵本は,多くの可能性 を秘めた耕オで、あり,英語絵本を活用するこ

とにより,子ども達が興味@関心を持って学 習に取り組むことができ,学習指導要領にお いて求められている児童に身につけさせた い資質や能力を自然に楽しみながら獲得す ることができるのではなし、かと考える。しか しながら,学年によって発達段階に著しい違 いがみられる児童においては,絵本の選択や 活動内容等を考慮しなければならない。した がって,本研究で,補助耕オとしての英語絵 本の可能性を探り,低・中・高学年児童の発 達段階に応じた指導法や英語絵本の効果的 活用法を提案したいと考えた。

2.論文の概要

第2章では絵本の特性や読み聞かせの影響 について述べた。絵本は,絵と文が一体とな

指導教員 畑 江 美 佳

って響き合い物語を表現し,ページをめくっ てストーリーを楽しむ絵本は,子どもたちの 想像力を育み能動性を引き出してくれるメ ディアであり,人生における喜びゃ感動を読 み手に伝えることができるコミュニケーシ ョン手段となり得るのである。読み手と聞き 手が心を通わせながら物語体験を共有する 絵本の読み聞かせは,子ども達の情

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緒的発達 を促し,よし、絵本の中での優れた文章との出 会いによって,豊かな言葉の{本験をし,言語に 対する感覚や思考力や表現力を培っていく

ことができるのである。さらに,コミュニケ ーションやインタラクションの機会が得ら れるとしづ絵本の読み聞かせは,子どもたち の自己形成や周囲との関係作りやコミュニ ケーション能力の育成に重要な役割を果た すのではなし功せ考えられる。

第3章では,小寺井支外国語活動の概要やね らいを明らかにした上で,小学校英語活動で 英語絵本を活用する意義について述べ丸子 どもたちが楽しみながら絵本の中で異文化 体験をし,意味のあるストーリーの中で英語 の音声にふれることができることからも,英 語絵本は有効な老樹であるとし、える。英語絵 本の読み聞かせを通して,相手の話を聞き取 る力や宋知語・表現の意味を類推・推測する 力,大意をつかむ力を育成し,英語活動の中 で子どもたちとインタラクションを図りな がら英語絵本を活用することによって,子ど

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- 248 - もたちにコミュニケーションの楽しさを体 験させ,コミュニケーションへの積極性を育 てることができるのではなし泊ミと考えられ る。

第 4章では,低・中・高学年児童の発達段 階に応じた指導法と英語絵本の活用につい て述べた。低学年児童には,身体を動かした り,五感を使ったりして,意味を理解する基 礎となるさまざまな体験を通して言葉を覚 えていくように工夫する必要がある。身近な 言語材料を取り上げている絵本や,同じ表現 が繰り返し使われる絵本などを選んで,体を 動かしながら楽しく英語の音声に慣れ親し ませる活動等を設定することが効果的であ ると考えられる。中学年児童には,クラスや グループの友達と一緒に発話する活動や友 達と協力して一つのものをつくる達成感を 味わわせる活動を設定することが望ましく,

絵本を使った活動で、はp グ、ルーフ。で、の割読み 等の活動を取り入れることが効果的である と考えられる。思岩湖にさしかかり,人前で の発話に抵抗感や不安感を持つようになる 高学年児童には,英語の音に十分慣れさせる 活動や題材の中に自己肯定感を育てる教材 を配置し,支持的雰囲気の中で安心して学習 できる体勢を築くことが大切である。知↑生好 奇心や感性を刺激する絵本を選択し,他教科 や総合的な学習等と関連を持たせる活動を 設定することも効果的であると考えられる。

第 5

章では,先行研究に基づき低・中・高学 年の発達段階を考慮した英語絵本の実践研 究を実施しp 情意面におけるアンケート調査 及びリスニング@スピーキング調査の結果を 分析し考察を行った。情意面に関する調査で は,中学年児童において肯定的な回答が多く

みられ,中学年児童は英語活動守安語絵本活 動に高い関心や活動意欲を示しているとい うことがわかったO また,中学年においては,

活動後の好影響も大きく現れた。低学年にお いても,英語絵柄舌動が児童の英語活動に対 する好感に影響を与えた。一方,高学年児童 においては,情意面における活動後の変容が 現れにくく,高学年児童に対しては,自信を 持って発話で、きる基盤作りや環境作りが必 要であると実感した。したがって,低・中学 年の時期から,英語活動はもとより,他教科 や様々な教育活動において積極的に英語絵 本を活用し,英語の音声に親しませ,低学年 や中学年での学びを高学年の発達段階に応 じた学習内容へと深めていくことが必要な のではなし、かと考えられる。

技能面においては,すべての学年に学習効 果が現れたとしづ結果からも,英語活動にお

ける英語絵本活用は有効であると考える。

3.今後の課題

今後,学校教育現場におし1て英語絵本活用 の環境を整え,教員研修等で英語絵本活用に 対する共通理解を図り,英語活動のみなら ず,様々な教育過程において英語絵本を取り 入れた活動を計画的・制撤的に実践していく ことが重要な課題であると感じている。今回 は,短期間での実践であり,取り扱った英語 絵本も各学年

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冊のみで、あったが,今後さら に児童の興味・関心に合った様々な英語手会本 を扱い,児童の実態や教育目的に応じた英語 絵柄舌動を取り入れてし、くことで,さらなる 教育効果が期待できると思われる。したがっ て,今後も京断莞的に研究に取り組み,各学年 の発達段階に応じた絵本の選択や指導法を 探っていく必要性があると考える。

参照

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