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介護予防におけるフラダンスの有効性の検討

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Academic year: 2021

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(1)

介護予防におけるフラダンスの有効性の検討

著者 笹野 弘美

学位名 博士(医療リハビリテーション学)

学位授与機関 神戸学院大学 学位授与年度 2018年度

学位授与番号 34509甲第83号

URL http://doi.org/10.32129/00000024

(2)

博 士 論 文

介護予防におけるフラダンスの有効性の検討

平成 31 年1月 18 日

神戸学院大学大学院総合リハビリテーション学研究科 医療リハビリテーション学専攻

笹 野 弘 美

(3)

「緒言」

介護予防とは「要介護状態の発生をで きる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして 要介護状態にあってもその悪化をできる 限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこ と」と厚生労働省「介護予防マニュアル

(改訂版)」1)により定義されている。

加えて、心身機能の改善や環境調整など を通じて、個々の高齢者の生活機能や参 加の向上をもたらし、それによって一人 ひとりの生きがいや自己実現のための取 り組みを支援して、生活の質の向上を目 指すものであるとされている。

また、平成 18 年度の介護保険法改正 により、介護予防は、要介護状態の軽減 や悪化の防止だけでなく、高齢者が地域 で再び自立して生活することができるよ うにすることを目的に、要支援者に対し 介護予防サービスを効果的に提供する予 防給付と併せて、要支援・要介護状態等 となる恐れのある高齢者を早期に把握し、

水際で食い止める介護予防事業が重視さ れることとなった1)

一方で、介護予防事業として実施すべ き内容とその効果については未だ研究途 上にあり、様々な試行が重ねられている のが現状である。

介護予防事業を進め、その効果を検証 するためには、身体的活動と精神的活動 への介入と効果、短期的(即時的)と中 長期的(習慣的)な介入と効果、個人と 地域・職域への介入と効果など、様々な 指標をもって検討する必要がある。

本研究はその中で、フラダンス(以下、

フラ)を用いた介護予防事業の、個人に 対する短期的効果について検証するもの である。

フラは、ウクレレやスチールギターな どの伴奏に合わせて踊るゆったりした動

きであるが、常に股関節・膝関節屈曲位 であり、体幹を正中位に保持したままで 骨盤の回旋・傾斜運動が反復的に行われ る。さらに、エアロビクスや太極拳と同 様に有酸素運動であり、3から4分程度 の曲1曲の運動量は4~6METsであると の報告もある2,4,5,6,7)。また、原に よれば、同じ曲で同じ振り付けでも踊る 人の膝の曲げ具合の大きさにより、運動 強度に大きな差が出るとしている6)。こ れらのことからフラは介護予防の要素の 1 つである身体機能の向上に有効である と予測できるが、その効果について検証 した報告は散見するにとどまる。

我々が行った先行研究9)において、フ ラを用いた介護予防事業は身体機能の向 上に有効な手段であることが示唆された。

しかし、先行研究では介入後6カ月まで の身体機能・運動能力・認知機能・生活 に与える効果についての検証であったた め、本研究ではさらにフラを用いた介護 予防事業を継続的に実施し、介護予防プ ログラムとして有効であるかを検討する。

「対象」

一般公募にて応募のあった名古屋市緑 区鳴子地区在住の60歳代・70歳代のフ ラ未経験女性 18 名 (開始時平均年齢

71.4±5.1 歳)のうち研究期間において

緊急入院及び家庭の事情により継続不能 となった4 名を除き36か月継続できた 14名(開始時平均年齢70.9±5.2歳)と した。公募方法は名古屋市緑区鳴子地区 に設置されている「なごやか暮らしの保 健室」及びなごやか暮らしの保健室が存 在する自治会にて参加募集チラシを配布 するとともに、同地区の掲示板へのポス ター貼付とした。対象者には書面及び口 頭にて、研究目的、研究方法、研究期間、

(4)

途中での同意の撤回等の権利の確保、プ ライバシーの保護等について説明した後、

書面による参加の同意を得た。

尚、本研究は、名古屋学院大学医学研 究倫理委員会(承認番号2014-3)及び神 戸学院大学総合リハビリテーション学部 人を対象と する研究倫理審査委員会(承 認番号 総倫18‐04)の承認を受けてい る。

「方法」

1回/週のフラレッスンを36か月間 実施し、レッスン開始前及びレッスン開 始後36か月まで3か月ごとに身体機 能・運動機能・能力の検査を実施し、そ れぞれを比較した。

評価項目は、体組成検査(株式会社バ イオスペース社製、InBody720)、骨密 度検査(日立アロカメディカル株式会社 製、超音波骨密度測定装置AOS-

100SA)、Functional Reach Test(以下、

FR)(竹井機器工業株式会社製、手のば し測定器、T.T.K 5802)、長座体前屈検査

(竹井機器工業株式会社製、デジタル長 座体前屈計T.T.K5412)、30秒椅子立ち 上がりテスト(CS-30テスト)(以下、

立ち上がり)、開眼片脚立ちテスト(以下、

片脚立ち)、握力検査(竹井機器工業株式 会社製、グリップD T.T.K5401)、膝伸 展筋力検査及び股外転筋力検査(酒井医 療株式会社製、徒手筋力計モービィ MT

-100)、Timed Up & Go Test(以下、

TUG)、反応時間テスト(竹井機器工業 株式会社製、リアクションT.T.K5408)、

つぎ足歩行テスト、Elderly Status Assessment Set(以下、E-SAS)であっ た。膝伸展筋力検査は端座位にて股・膝 関節90度屈曲位とし徒手筋力計を下腿 遠位部に当て椅子の支柱にベルトで固定

し膝を伸展、股関節外転筋力は背臥位に て徒手筋力計の両側につけたベルトにそ れぞれ両下肢を通し膝伸展位で大腿遠位 部にベルトを当て一側を固定し反対側を 外転し測定した。E-SASとは公益社団日 本理学療法士協会が厚生労働省の補助金 を受けて開発した運動器の機能向上の効 果を運動機能と活動的な地域生活の営み から評価するアセスメントセットである。

なお、E-SASは質問紙であるため、回答

の信頼性を確認するためにMini-Mental State Examination(以下、MMSE)を 実施した。さらにバイタルサイン(血圧、

脈拍、酸素飽和度)測定、通院歴、内服 状況及び痛みの確認を行い、検査時には 感想等を記入できる自由記載用紙を配布 回収した。

フラレッスンはアウアナで60分とし、

適宜休憩を入れ実施した。プログラムは 表1に示す。ストレッチ、筋力トレーニ ングは上肢、手指、肩甲帯、体幹、下肢 に対し実施した。フラの基本姿勢は常に 股・膝関節屈曲位であるため(図1)、上 肢及び手指ストレッチ、フラの基本の動 きである骨盤の前後左右及び回旋トレー ニング・基本ステップであるカオ(図 2)・カホロ(図3)・ヘラ(図4)及びハ ンドモーションの練習は全て股・膝関節 で実施した。リスク管理として、毎回の レッスン前に血圧を測定した。また、レ ッスンの成果を発表できる機会を設けた。

(5)

表1 レッスンプログラム

図1 フラ基本姿勢

(6)

図2 フラステップ カオ

図3 フラステップ カホロ

(7)

図4 フラステップ ヘラ

検定には統計解析ソフトウェア R3.4.4(R Foundation for Statistical Computing,Vienna, Austria)を使用し、

正規性の検定にはShapiro-Wilkを行い、

正規分布している場合は反復測定の一元 配置分散分析、正規分布してない場合は

Friedman検定を用いて解析した。その

後有意差が認められた場合はHolmの多 重比較検定を実施した。なお有意水準は p<0.05とした。

「結果」

対象者14名の測定において、立ち上 がりの介入前と介入後12か月、介入前

と介入後15か月、介入前と介入後18か 月、介入前と介入後36か月(図5)、FR の介入後6か月と介入後21か月、介入 後6か月と介入後30か月、介入後6か 月と介入後33か月(図6)で統計学的に 有意な上昇が認められた。また、統計学 的有意差は認められなかったが、片脚立 ちにおいて改善傾向が見られた(表2)。

さらにBMI、握力、股外転筋力、TUG、

反応時間、つぎ足、E-SAS、MMSEの 平均値(順序変数は中央値)においては 介入前から介入後36か月まで大きな変 化は見られなかった(表2)。

(8)

箱の上辺=第3四分位,箱の下辺=第1四分位,箱中央の横線=中央値

ひげ=第1四分位数-1.5×(第3四分位数-第1四分位数)) 以上 (第3四分位数+1.5×(第 3四分位数-第1四分位数)) 以下の範囲で,それぞれ最も大きいデータ点および最も小さ いデータ点、○=外れ値 を示す

図5 椅子からの立ち上がりテストの結果

STN 0 STN 3 STN 6 STN 9 STN 12 STN 15 STN 18 STN 21 STN 24 STN 27 STN 30 STN 33 STN 36 M in. 16.00 13.00 19.00 18.00 21.00 18.00 21.00 19.00 18.00 20.00 14.00 18.00 18.00 1st Q u. 16.25 18.25 20.25 21.00 23.50 24.00 23.50 21.50 22.00 22.25 21.00 23.00 24.00 M edian. 19.00 21.50 25.00 23.50 26.50 26.00 26.50 25.00 24.00 24.00 24.00 25.35 26.50 M ean. 19.79 21.64 25.07 24.71 27.54 26.71 26.64 25.64 25.50 25.92 24.64 25.69 26.57 3rd Q u. 21.75 26.00 27.75 28.00 29.75 28.50 28.00 29.00 29.75 28.00 27.75 27.75 29.75 M ax. 28.00 29.00 34.00 34.00 41.00 35.00 35.00 36.00 35.00 36.00 36.00 34.00 34.00 STN =30秒椅子立ち上がりテスト,STN の後の数値は月数,M in.=最小値,1st Q u.=第一四分位,

M edian. =中央値,M ean.= 平均値,3rd Q u.=第三四分位, M ax.=最大値

(9)

箱の上辺=第3四分位,箱の下辺=第1四分位,箱中央の横線=中央値

ひげ=第1四分位数-1.5×(第3四分位数-第1四分位数)) 以上 (第3四分位数+1.5×(第 3四分位数-第1四分位数)) 以下の範囲で,それぞれ最も大きいデータ点および最も小さ いデータ点、○=外れ値 を示す

FR 0 FR 3 FR 6 FR 9 FR 12 FR 15 FR 18 FR 21 FR 24 FR 27 FR 30 FR 33 FR 36 M in. 27.00 28.00 39.00 24.00 32.00 29.00 25.00 22.00 20.50 30.00 29.00 0.00 24.50 1st Q u. 35.00 32.50 40.00 35.00 36.25 33.25 32.62 29.00 37.75 35.38 30.00 29.12 32.12 M edian. 39.50 36.00 42.00 36.50 41.69 38.50 38.00 35.00 41.25 37.25 33.25 35.00 35.75 M ean. 37.79 37.29 45.21 37.07 42.38 38.21 37.64 34.89 40.21 38.42 34.71 33.04 36.39 3rd Q u. 41.00 39.75 44.75 40.25 47.75 42.00 42.25 39.00 45.88 39.38 38.62 39.88 40.50 M ax. 45.00 52.00 62.00 48.00 55.00 48.00 51.50 53.00 52.50 49.00 47.50 47.50 50.00 FR =Functional R each Test,FR の後の数値は月数,M in.=最小値,1st Q u.=第一四分位,

M edian. =中央値,M ean.= 平均値,3rd Q u.=第三四分位, M ax.=最大値

(10)

表2 結果

「考察」

フラは、常に股関節・膝関節屈曲位で あり、肩を水平に保ち体幹を正中位に保 持したままで骨盤の回旋・傾斜運動が反 復的に行われているため、体幹・股関節 周囲筋の筋力強化に有効であると考える

9)。FRに改善が認められ、片脚立ちに おいて改善傾向が認められたのは、フラ による体幹及び股関節周囲筋の強化によ るものと考える。

また、加齢とともに低下が予測される 握力、股外転筋力、TUG、反応時間、つ ぎ足、E-SAS、MMSEの平均値におい て介入前から介入後36か月まで統計学 的有意差が認められなかったことは、フ ラをしないことによる機能低下を防ぐ維 持的な効果があるかもしれない。ただし この点については、今後、対象数を増や

したり、比較対象群を得た検証が必要で ある。さらに「指導者のための介護予防 完全マニュアル」の運動機能測定基準値

3に当てはめると、FR、立ち上がり、片 脚立ち、握力、TUGにおいて介入後36 か月の平均値が4または5レベルと高値 になっている(表3)。フラは①音楽に合 わせ②歌詞の意味を理解しハンドモーシ ョンで相手に伝え③幾つかの基本ステッ プを組み合わせて踊るため、基本動作能 力の維持・増強に加えて認知面に対する 効果も期待できる。本研究ではMMSE に関しては有意差が認められなかったが、

少なくとも認知能力の低下を防げたと捉 えている。

以上のことから、フラを用いた介護予 防プログラムには、個人の身体的要素の 一部に短期的効果を期待できる可能性が

片脚立ち 54.9±41.2 72.6±37.7 60.9±41.0 58.3±41.8 66.9±41.8 63.7±40.6 75.5±41.9 78.3±35.1 86.8±35.7 86.2±40.8 87.7±27.8 78.0±38.0 91.7±36.3

BMI 22.6±3.4 22.7±3.5 22.6±3.6 22.9±3.7 22.8±3.7 23.4±4.4 22.5±3.5 22.4±3.5 22.6±3.6 22.9±3.7 22.8±3.7 23.0±3.9 22.7±3.7

握力 22.7±3.3 23.0±3.2 22.6±3.0 22.7±3.8 22.1±4.5 23.3±3.9 23.5±3.6 23.2±3.5 23.0±4.1 23.0±3.2 23.2±3.7 22.6±3.6 22.3±3.9

股関節外転筋力 15.7±3.4 17.6±3.9 18.2±5.5 17.9±3.7 15.5±4.3 16.5±4.7 17.8±4.0 15.6±5.6 15.7±5.8 15.5±4.9 15.6±4.1 15.4±4.4 17.4±4.0

TUG 6.2±1.0 5.7±0.7 6.0±0.8 5.5±0.6 5.5±0.6 5.5±0.6 5.3±0.6 5.5±0.8 5.2±0.6 5.6±0.6 5.6±0.6 5.6±1.7 5.3±0.6

反応時間 0.3±0.0 0.3±0.1 0.3±0.0 0.3±0.0 0.3±0.0 0.3±0.0 0.3±0.0 0.2±0.0 0.3±0.0 0.3±0.0 0.3±0.0 0.2±0.1 0.3±0.0

つぎ足 9.8±0.8 9.6±0.8 9.4±1.4 9.1±2.1 9.9±0.3 9.6±1.3 9.8±0.8 9.3±2.6 9.9±0.3 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0

E-SAS(転ばない自信) 39.0±4.5 40.0±1.0 40.0±1.8 39.5±2.8 40.0±1.0 40.0±1.0 40.0±1.0 39.5±3.0 39.0±2.0 40.0±1.0 40.0±2.0 40.0±1.0 39.0±2.8

E-SAS(入浴動作) 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 9.9±0.5 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0 10.0±0.0

E-SAS(休まず歩ける距離) 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0 6.0±0.0

E-SAS(人とのつながり) 18.0±6.0 17.5±3.3 17.5±4.0 19.5±5.8 18.0±7.0 18.0±5.8 18.0±3.8 19.0±5.3 19.0±4.3 18.0±4.0 18.5±4.5 16.0±5.3 17.0±4.8

MMSE 29.0±2.0 30.0±1.0 30.0±1.0 29.0±1.0 30.0±0.0 30.0±2.0 30.0±0.0 30.0±0.0 30.0±0.0 30.0±0.0 30.0±0.0 30.0±1.0 29.0±1.0

21か月後 27か月後 30か月後 33か月後

データは連続変数については平均±標準偏差、順序変数は中央値および四分位範囲

介入前 3か月後 6か月後 9か月後 12か月後15か月後 18か月後 24か月後 36か月後

(11)

あることが分かった。

表3 運動機能測定基準値レベル(指導者のための介護予防完全マニュアルより)

*太字:本研究で得た結果

「今後の課題」

鎌田らによる「大規模地域介入による 身体的活動の促進が地域レベルでの精神 的維持・増進につながるか」という5年 間の複合的地域介入調査では、地域レベ ルでの抑うつ気分の改善、主観的健康観 の向上までにはつながらず、5年間でよ うやく身体的活動量の向上が観察された とされている8)。すなわち、介護予防事 業を、身体的活動と精神的活動に対する 効果、中長期的(習慣的)効果、個人と 地域への効果などといった指標で検討す る限り今のところ明確な効果は示されて いないということができる。

一方で、我が国の人口構造の変化に目 を向けると、介護予防、高齢者の健康増 進に向けた活動は、医学、リハビリテー ション分野にとどまらず政策的にも喫緊 の課題であることは明らかで、その手法 についての検討は急がれる。

本研究において18名中14名の対象者 が36か月にわたり、1回/週という頻度 でレッスンへの参加が継続できたことは、

フラを用いた介護予防プログラムの有用

性の一端を示しているものと考える。フ ラはパウスカートやフラワーレイなどの コスチュームでハワイアン音楽に合わせ てゆったりと踊るため楽しく実施でき、

その「楽しさ」が「運動の継続」に繋が り、人前で披露することの「満足感・達 成感」や普段とは違う化粧による「高揚 感」が、さらなる「運動の継続」に繋が った8ことが、参加の継続となった理由 としてうかがえる。今後はこのような観 点からも、フラを用いた介護予防プログ ラムの有効性について研究を進めたいと 考える。

「本研究の限界」

本研究は、対象者が在宅で自立した生 活をしており、職業についている者やボ ランティアを行っている者も多く、本研 究による介入効果を純粋に示すものでは ないこと。また、身体機能・精神機能の 経時的変化にかかる対象群を得ていない こと。盲検化された方法でデータ収集が 行われていないこと等の課題があること を認識している。

介入期間 1 2 3 4 5

片脚立ち(秒) 4 4-10 10-23 23-60. 60 握力(㎏) 15 15-18 18-21 21-24 24 TUG(秒) 8.9 8.9-7.5 7.5-6.5 6.5-5.8 5.8 立ち上がり(回) 9 10-14 15-19 20-23 24 FR(㎝) 25.5 25.5-30.0 30.0-33.0 33.0-36.5 36.5 長座体前屈(㎝) 24 24-35 35-43 43-51 51

運動機能測定基準値レベル

(12)

介護予防事業の性格からこれらの課題 を解消することは難しい点もあると思わ れるが、今後、研究計画の検討を重ねて より客観性の高い研究としたい。

「謝辞」

本研究にご協力いただきました文部科 学省「未来医療研究人材養成拠点形成事 業 なごやかモデル」関係者各位、Aloha Culture Studio及び高山衣里先生、名古 屋学院大学リハビリテーション学部学生 の皆様に深く感謝の意を表します。

「引用文献」

1)介護予防マニュアル改訂委員会:介 護予防マニュアル改訂版第 1 章.1-37.

2012

2)小山貴:中高年女性のHULA dance について-健康運動としての有効性の検 討-.日本橋学館大学紀要.1:3-15.

2002

3)鈴木隆雄他:指導者のための介護予 防完全マニュアル.財団法人東京と高齢 者研究・福祉振興財団.27.2004 4)高杉紳一郎他:フラによる身体機能 とQOLの向上効果.臨床スポーツ医学.

25(9):1043-1047.2008

5)田中尚喜:楽しく100歳まで踊ろう!

Lesson6 フラダンス.月刊デイ.129:

79-81.2007

6)原久美子:フラダンスによる介護予 防・

生活習慣病予防.臨床スポーツ医学.25

(2):188-191.2008

7)原久美子:フラダンスによる健康運 動教室 楽しく継続できる効果的な運動 プログラム.有限会社ナップ.10-24.

2008

8)鎌田真光他:大規模地域介入による 身体的活動の促進が地域レベルでの精神 的維持・増進につながるか?-クラスタ ー・ランダム化比較試験-.第32 回若手 研究者のための健康科学研究成果報告 書.14-22.2017

9)笹野弘美他:フラダンスの運動効果 の検証と介護予防プログラムとしての有 効性の検討(第 1 報).名古屋学院大学 論集 医学・健康科学・スポーツ科学篇 6(2):37-47.2018

表 1  レッスンプログラム
図 3  フラステップ  カホロ
図 4  フラステップ  ヘラ

参照

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