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《開所式記念式典》
学長挨拶
埼玉大学長 兵藤 釗
本日,ここに埼玉大学総合科学分析支援センターの開所記念式典を催すにあたり,一言ご挨拶を申し 上げます.
埼玉大学には,ご案内のようにこれまで機器分析による研究支援施設である分析センターがあり,多方 面の研究分野を支えて参りました.しかし時代の要請もあり分析センターを土台にしてこれに生命科学分 野の研究を支援できる部門を加えて,埼玉大学における科学研究を総合的に支援するためのセンター の設立が望まれていたところでございます.そこで,平成 13 年度にその設立のためのワーキンググルー プを立ち上げまして,平成 15 年度の概算要求とすることとしておりましたところ,幸いにも認められ,埼玉 大学総合科学分析支援センターの発足に至ることができました.関係各位のご協力,ご理解の賜物とし てこの日をむかえられたことを心から喜びたいと思います.後ほど,センター長からこの支援センターの概 要については,詳しいご説明があろうかと思いますが,簡単に述べますと,前身の分析センターは,多数 の大型分析機器を備え,使用者の便宜をはかるために機器予約システムを稼動させ,効率よく分析機器 を利用できる学内共同利用施設として実績をあげてきたところでございます.先ほど申しましたように,こ の分野に加えて,アイソトープ実験施設を含んだ生命科学分析分野が,放射性同位体に関する実験や,
組換えDNAに関する実験等の生命科学の研究を支援するため新たに付け加わり,これまでにない境界 領域分野の研究をも支援できる体制が整ったところでございます.
埼玉大学は,近年地域社会への貢献を一つの重要な課題として,社会に開かれた大学作りを進めて おるところでございます.幸い本年度から文部科学省および,科学技術振興事業団が行いますところの 地域結集型共同研究事業の一つとして埼玉バイオが採択をされたところでございます.この埼玉バイオ の創立,研究拠点の構築ということを今後は課題にしておりますが,この研究プロジェクトの推進にとって も,分析支援センターが大いに役立つことと思います.新たに設立されました総合科学分析支援センター をしっかり育たてていくためには,新建屋の建設,新しい分析装置の導入,あるいは,新しい実験施設の 立ち上げなど課題は山積みでございますが,新センターの発展のために今後とも関係各位のご理解とご 支援をいただきたいと切に願う次第でございます.簡単でございますが,これをもってご挨拶に代えさせ ていただきたいと思います.
どうもありがとうございました.
*この学長挨拶は,開所式にて述べられたものから文字にしたもので,言い回し等は編集委員会にて編 集してあります.