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熊本大学建築展2011 『 光の巣』

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Academic year: 2021

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熊本大学工学部 附属革新ものづくり教育センタ

平成2 3年度 年次報告書

熊本大学建築展2011 光の巣』

1. はじめに

熊本大学建築学科では毎年学部3年生が中心とな り、

建築展」という学生有志による展覧会を行っ ています。 この建築展は私たち建築学科生が初めて 自らプロジ

ェクトを企画、 運営しモノ作りに打ち込

むことのできる数少ない貴重な機会となります。

今回のプロジェクトを立ち上げるにあたって、 私 たちの中でどうしても避けることが出来なかった問 題はやはり先日の東日本大震災でした。 そこで私た ちは建築学生ならではの視点からこの事態について 考え議論を重ねていくうちに、 現地へ行って仮設住 宅を建てるというような、 直接的なプロジェクトで はなく、 何か違ったかたちで自分たちが考えたこ と、 メッセ

ジを発信していきたいと考えました。

【目的]

( i ) 3. 1 1東日本大震災をうけ て被災地から遠く 離れた九州・熊本で私たち建築学生が今何を感じ、

何を考えたかを形とし、 ものづくりを通してメッ セ

ジを発信します。

( ii )私たちが作った空間を体験してもらうことに よって建築やものづくりの面白さ、 私たち建築学生 のエネルギ

を伝えることが出来ればと思います。

(iii)私たち自身の建築や空間に対する知識

理解 も深まり、 自分たちが考えたことをモノを媒体とし て表現する術やその難しさを学ぶことができます。

2.実施概要

今年の建築展では

人の繋がり」をテ

マとした体 験型空間インスタレ

ション

光の巣』を製作し、

熊粋祭期間中に開催される建築展2011にて作品展示 を行いました。 現代社会において臼cebook、

twitter、 mixiなどのSNSとよばれるコミュニケ

ションツ

ルの普及・発達は著しく、 目を見張るも のがあります。 SNSの魅力は

時間を共有せずしてコ ミュニケーションの場を共有できる

ところにありま す。 これは現代の

人の繋がり」のあり方を象徴し ていると言っても良いでしょう。 そこで実際の建築 空間にもこの性質を取り入れられたらおもしろい空 間が生まれ、 これからの建築空間のあり方、 新しい 形態の人の繋がり方の可能性を指し示す することが できるのではないかと考えました。

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建築学科 3年 田中伸明 担当教員:桂英昭 3. どのように形にするか

『人の痕跡が残る空間を創る』

イメ

ジ模型

イメ

ジ模型のように人が押し引きすることで形状 が変化するようなオブジェクトを制作しました。

空間に人の痕跡が残ることで、 誰かが残 した痕跡 によって変化した空間を別の誰かが体験し、 それが 次々に連鎖していきます。 このときこの空間は人の 流れと時間の流れによって様々に変化していきま す。 人が自分の痕跡により他者に影響を及ぼすこと で空間を介して緩やかに人が繋がっていく。 ここで は人々が時閣を共有せずして場(空間)や共有して ヒ五のです。

4. 野外展示

10月中旬に熊大北キャンパス生協前広場にて実験的 に制作物の野外展示を行いました。 制作物をキヤン

パス内に設置し、 建 築展の企画を知らな い人にもこの壁を鑑 賞してもらいます。

室外空間に作品を展 示した場合の作品の 見え方や、 キャンパ ス 内に置くことでご の作品がどのような るのかを実験的に調

訓示品

臨醐醐

事離職

査します。 その調査をふまえ人の流れと時間の流れ

によってこの

繋ぐ壁』がどのように変化して いく

のか、 またどのような工夫をす れば人がより興味を

示してくれるかを考察しました。 また、 夕方6時頃

より制作物のライトアップも行いました。

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