• 検索結果がありません。

今回は最後の締めくくりとして︑少し視点をかえて基礎的研究の成果

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "今回は最後の締めくくりとして︑少し視点をかえて基礎的研究の成果"

Copied!
91
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

次ページヘ続く

ContinuedonneXtpage...

(2)

今回は最後の締めくくりとして︑少し視点をかえて基礎的研究の成果

を載せることにした︒附Iには︑藤原定家の本歌取り歌をわかる範囲で

列挙してみた︒また参考のため為家歌もあげてみた︒これに定家周辺の

歌人達を加えれば︑その頃の流行が見極められるかもしれない︒附Ⅱは︑

角川文庫を底本とした総索引である︒参考のため本文異同等も吸収し︑

空見出しも付けておいた︒附Ⅲは百人一首歌出典一覧を作ってみた︒こ

れで各歌の享受史が展望できるはずである︒また出典毎に大きな本文移

動も掲載しておいた︒附Ⅳは百人一首類書翻刻五種で︑参考のため︑l

新百人一首︑2後撰百人一首︑3武家百人一首︑4犬百人一首︑5愛国 新百人一首︑2後撰壺

百人一首を翻刻した︒

本来ならば︑これに百人一首享受資料集成を付け加えるはずであった

が︑余りにも膨大になったので︑残念ながら割愛した︒今後も百人一首 百人一首基礎資料槁

︻前書き︼

附I定家本歌取歌一覧︵付︑為家歌︶

︻はじめに︼ の総合研究を手がけていくつもりなので︑機会をあらためて発表したい︒

一体藤原定家は︑百人一首をどれ程愛好していたのであろうか︒試み

に︑定家が百人一首を本歌取りした歌を調べ︑それを一覧表にまとめて

附附附附

ⅣⅢ Ⅱ I

定家本歌取歌一覧︵付︑為家歌︶

百人一首総索引︵五十音順︶

百人一首歌出典一覧

百人一首類書翻刻五種 ︻目次︼ 吉海直人

1

1

1Ⅱ 1

1 1Ⅱ

1

1

5

245

(3)

なお百人一首の本文は︑島津忠夫﹃百人一首﹄︵角川文庫︶掲載の伝

素庵筆本を使用し︑本文右傍の仮名遣い注記もそのまま利用させて頂い

た︒附Ⅱの総索引の底本も同様である︒ただし︑おどり字は仮名に戻す

など︑若干私に改訂している︒また参考のため︑主な本文異同もあげて

おいた︒底本の使用を御許可下さった島津忠夫先生に︑心から御礼申し

上げます︒ みた︵カッコ内は歌番号である︶︒もちろん︑これでどれだけのことが 言えるのかわからないが︑少なくとも定家の嗜好を探る貴重な資料であ ることは間違いあるまい︒ついでに︑定家の息子為家の本歌取り歌につ いてもあげておいた︵︵為I︶は私家集大成為家集の歌番号である︶︒そ れは百人一首の成書を初めとして︑為家と百人一首の関係が︑予想以上 に深いと考えられるからである︒

歌の頭に︑本歌と認定できるものには◎印を︑参考歌程度のものには

△印を付した︒本歌取りか否かの認定には問題もあるけれども︑まあ−

つの目安と思って見て頂きたい︒ただし定家と同時代の歌に本歌取り歌

がないのは当然である︒

a島津忠夫﹃百人一首﹂︵角川文庫︶昭和年哩月

b熊沢藤子﹁﹃百人一首﹄と藤原定家の歌について﹂

c久保田淳﹃訳注藤原定家全歌集上下﹄︵河出書房新社︶上巻珊頁昭 年9月 ︻参考文献︼

解釈路19昭和別 を 3足引の山鳥の尾のしだりおのながながし夜をひとりかもねん 2春すぎて夏来にけらし白妙のころもほすてふあまのかぐ山

﹇持統天皇﹈

◎大井河かはらぬゐぜきおのれさへ夏きにけりと衣ほす也︵皿︶

◎白妙の衣ほすてふ夏のきてかきねもたわにさける卯花︵柵︶

◎夏の来て卯の花白くぬぎかふる衣乾るらし天の香具山︵蝿︶

△花ざかり霞の衣ほこよびてみね白たへのあまの香具山︵獅︶

◎五月雨は雲のおりはへ夏衣ほさでいくかぞあまのかご山︵為I洲︶ l秋の田のかりほの庵のとまをあらみわがころもでは露にぬれつつ

﹇天智天皇﹈

◎唐衣かりいほのとこの露寒み萩のにしきをかさねてぞきる︵鮒︶

△伏見山つまどふしかの涙をやかりほの庵の萩の上の露︵蝿︶

◎秋の田のかり庵の露はをきながら月にぞしぼる夜はの衣手

︵為I側︶

◎ことはりに過てぞぬるる秋の田のかりほの庵の露のやどりは

◎ひとりぬる山鳥の尾のしだり尾に霜おきまよふ床の月かげ 和帥年3月︑下巻剛頁昭和団年6月

﹇柿本人丸﹈

け︵脚︶

︵為I伽︶

246

(4)

5おくやまに紅葉踏分なく鹿の声きくときぞあきは悲しき﹇猿丸太夫﹈

◎秋山は紅葉ふみわけとふ人も声きく鹿の音にぞなきぬる︵鯉︶

△龍田山紅葉ふみわけたづぬればゆふつけどりのこゑのみぞする

︵籾︶

◎おく山は木葉ふみわけ鹿ばかりわがみちまよふねこそなかるれ

︵為I砺︶ 4田子の浦にうち出てみれば白妙のふじのたかれに雪はふりつつ

﹇山邊赤人﹈

お 6かささぎのわたせる橋にをくしものしろきをみれば夜ぞふけにける

﹇中納言家持﹈

△神な月しぐれてきたるかささぎの羽に霜おきさゆる夜のそで︵伽︶

△わすれずよみはしの霜のながき夜になれしながらの雲の上の月

︵ 洲

△あまつ風はっ雪白しかささぎのとわたるはしのありあけの空︵蝿︶

△天河夜わたる月もこほるらむ霜にしもおくかささぎのはし︵繩︶ ◎うかりける山鳥の尾のひとりねよ秋ぞちぎりしながき夜にとも

△なきぬなりゆふつけ烏のしだり尾のおのれにも似ぬよはのみじかさ

︵ 加

7天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも﹇安倍仲麿﹈

△さしのぼるみかさの山の峯からに又たぐひなくさやかなる月︵畑︶

らむ 8我庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふ也﹇喜撰法師﹈

◎春日野やまもるみ山のしるしとてみやこの西もしかぞすみける

︵蝿︶

◎わが庵は峯のささはらしかぞかる月にはなるな秋の夕露︵剃︶

△おのづから身を宇治山にやどかればさもあらぬ空の月もすみけり

︵噸︶

△さても猶たづねてとはんかすみ立みやこのたつみ山の遠方︵郷︶

9花のいろはうつりにけりないたづらに我身よにふるながめせしまに

︻小野小町﹈

◎たづね見る花のところもかはりけり身はいたづらにながめせしまに

◎春よただっゆのたまゆらながめしてなぐさむ花の色は移ぬ︵剛︶

◎さくら花うつりにけりなと許をなげきもあへずつもる春哉︵脚︶

◎さくら色の袖もひとへにかはるまでうつりにけりなすぐる月日は

︵㈱︶

◎わが身よにふるともなしのながめてしていく春風に花のちるらん

︵ 畑

◎足引の山路にはあらずつれづれと我身世にふるながめする里︵鋤︶

︵ 噸

247

(5)

皿あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよ乙女のすがたしばしとどめん

﹇僧正遍昭﹈

◎あまつ風さはりし雲はふきとぢっをとめのすがた花ににほひて

︵棚︶

◎白妙の天の羽衣つらねきてをとめまちとる雲の通路︵細︶

◎ふかき夜にをとめのすがた風とぢて雲路にみてる萬代のこゑ︵棚︶

◎天っ風をとめの袖にさゆる夜はおもひいでてもねられざりけり 皿わたのはら八十鳩かけて漕出ぬと人にはっげよあまのつりぶれ

﹇参議篁﹈ つつ

Ⅲこれやこの行も帰るも別れてはしるもしらぬも相坂の関﹇蝉丸﹈

◎しるしらぬ柤攻山のかひもなし霞にすぐる関のよそめは︵脳︶

◎山ざくら花のせきもる逢坂はゆくもかへるもわかれかねつつ︵畑︶

△今よりのゆききもしらぬ逢坂にあはれなげ木の関をすゑつる︵Ⅷ︶

◎けふはまたしるもしらぬもあふ坂の秋のわかれや思ひわかれん

︵為I伽︶ △かつをしむながめもうつる庭の色よ何を梢の冬にのこさむ︵側︶ △ももちどりこゑや昔のそれならぬわが身ふりゆく春雨のそら︵Ⅷ︶ ◎あはれうき我身世にふるならひ哉うつるふ花の時のままみず

︵為I剛︶

M陸奥のしのぶもぢずり誰ゆへにみだれそめにし我ならなくに

︹河原左大臣﹈

◎春日野のかすみの衣山かぜにしのぶもぢずりみだれてぞゆく︵卿︶

◎そでぬらすしのぶもぢずりたがためにみだれてもろき宮木野の露

︵︶

◎あふことはしのぶの衣あはれなどまれなる色にみだれそめけん

︵ 郷

◎みちのくのしのぶもぢずりみだれつつ色にを恋ん思ひそめてき

︵ 抑

△ふみしだく安積の沼の夏草にかつみだれそふしのぶもぢずり︵噸︶ ける 喝つくばねの峯より落るみなの川こひぞっもりて渕となりぬる

﹇陽成院﹈

◎袖のうへも恋ぞっもりてふちとなる人をば見れのよそのたぎつせ

︵師︶

◎みなの河岸よりおつる桜花にほひのふちのえやはせかるる︵蝿︶

△行春のながれてはやきみなの川かすみの淵に曇る月影︵剛︶

△日かげさすをとめのすがた我も見きおいずはけふの千世のはじめに

︵卿︶

△忘られぬをとめの姿世々ふりてわが見し空の月ぞはるけき︵鋤︶

248

(6)

陥立別れいなばの山の嶺におふるまつとしきかば今かへりこむ

﹇中納言行平﹈

◎これも又わすれじ物をたちかへり因幡の山の秋の夕ぐれ︵職︶

◎風ふけばさもあらぬ峯の松も憂しこひせん人はみやこにを住め

︵地︶

◎わすれなん松となっげそ中々に因幡の山の峯の秋風︵卿︶

△きのふかも秋の田のもにっゆおきし因幡の山も松の白雪︵︶ 賜君がため春の野に出て若菜つむわが衣手に雪はふりつつ﹇光孝天皇﹈

◎たがためとまだ朝箱の消ぬがうへに袖ふりはへてわかなつむらん

︵叩︶

◎わか菜つむ我衣手も白妙に飛火の野べは淡雪ぞふる︵為I湖︶

Ⅳちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くぐるとは

﹇在原業平朝臣﹈

◎たったひめてぞめのつゆの紅に神世もきかぬ峯の色哉︵湖︶

◎立田河いはねのつつじかげ見えて猶水くくる春のくれなゐ︵卿︶

◎龍田川神代も聞かでふりにけりから紅のせぜのうき浪︵岬︶ △ともしする葉山しげ山露ふかしみだれやしぬるしのぶもぢずり

︵ 卿

△あだし野のをがやが下葉たがために乱そめたる暮を待らん︵郷︶

⑲難波がたみじかきあしのふしのまもあはで此よを過してよとや

﹇伊勢﹈

◎難波なる身をつくしてのかひもなしみじかき蔵の一夜ばかりは

︵ 郷

△蔵の屋のかりねの床のふしまにみじかくあくる夏のよなよな︵脳︶

◎すみの江のなみのかよひぢたがために春は霞の人めよくらん

︵為I伽︶

肥住の江の岸による波よるさへやゆめの通路人めよく覧

﹇藤原敏行朝臣﹈

◎浪の音に宇治のさと人よるさへやねてもあやふき夢のうきはし

◎住の江の松のねたくやよる浪のよるとはなげく夢をだに見で︵噸︶

◎松かげやきしによる浪よる許しばしぞすずむ仕生ロのはま︵脚︶

△住の江の松がねあらふ白浪にかけてよるとも見えぬ月かげ︵︶

△おどるかじ夢の枕による浪もこゑこそかはれ袖はなれにき︵柵︶ △かすみたつ峯の桜の朝ぼらけ紅くくるあまのかはなみ︵剛︶ △み吉野やたぎっ河内の春の風神世もきかぬ花ぞみなぎる︵Ⅷ︶ △ゆふぐれは山かげすずし龍田河みどりのかげをくくる白波︵畑︶ △河波のくくるも見えぬ紅をいかにちれとか峯のこがらし︵︶

249

(7)

塑吹からに秋の草木のしほるればむく山風をあらしと云らむ

﹇文屋康秀﹈

△しをるべきよもの草木もおしなべてけふよりつらき荻のうは風

︵伽︶

◎住わぶるむく山風のあらし山花のさかりはなをうかりけり

︵為I鰯︶

◎神な月けふは冬とて嵐山草木もむくぞふきしほるらん︵為I柵︶ いづる 創今こむといひしばかりに長月の有明の月をまちいでつるかな

﹇素性法師﹈

△山のはに月もまち出ぬ夜をかさね猶くものぼる五月雨のそら︵噸︶

△かはらずもまちいでる哉郭公月にほのめくこぞのふるごゑ︵加︶△かはらずもまちいでる哉郭公月にほのめくこぞのふるごゑ 別わびぬれば今はた同じ難波なる身をつくしてもあはむとぞ思ふ

﹇元良親親王﹈

◎身をつくしいざ身にかへてしづみみむおなじ難波の浦の浪かぜ

︵ 醜

△せきわびぬいまはたおなじ名取河あらわれはてねせぜの埋木︵郷︶

△みをつくしいかにみだれて蔵のねの難疲のこともつらきふしぶし

︵畑︶

◎なが月の有明の月をみてもまづ今こんまでの秋をこそまて

︵為1M︶型此たびはぬさもとりあへず手二M山紅葉のにしきかみのまにまに 羽月みれば千々に物こそ悲しけれ我身ひとつの秋にはあらねど

﹇大江千里﹈

◎いく秋をちぢにくだけてすぎぬらんわが身ひとつを月にうれへて

︵ 卿

△夕まぐれ風ふきすさぶ桐の葉にそよいまさらの秋にはあらねど

◎たむけしてかひこそなけれ神無月紅葉はぬさとちりまがへども

︵ 蝿

◎秋萩のゆくてのにしきこれも又ぬさもとりあへぬたむけにぞ折る

︵ 噸

◎たつ嵐いづれの神に手向山花の錦の方もさだめず伽︶

△立田山神のみけしにたむくとやくれゆく秋のにしき織るらん︵噸︶

△けふよりや冬のあらしのたった川嶺のにしきは波のまにまに︵繩︶ △思ふこと枕もしらじ秋の夜のちぢにくだくる月のさかりは︵Ⅷ︶ △秋をへて昔はとほきおほぞらにわが身ひとつのもとの月かげ︵伽︶ ◎年をへて我身ひとつとなげきてもみれば忘るる秋のよの月

︵為I慨︶

◎草木吹むく山風と間しかど猶ぞかりねの袖はしほるる︵為I伽︶

﹇宴﹈ ︵剛︶

250

(8)

妬名にしおはば相坂山のされかづら人にしられでくるよしもがな

﹇三條右大臣﹈

記をぐら山峯の紅葉ば心あらば今ひとたびのみゆきまたなん﹇貞信公﹈

◎み山ぢはもみぢもふかき心あれやあらしのよそにみゆきまちける

◎声たてぬあらしもふかき心あれやみまのもみぢみゆきまちけり

︵ 刑

△おほゐがはまれのみゆきに年へぬる紅葉の舟ぢあとはありけり

︵ 卿

配山里は冬ぞさびしさまさりける人めもくさもかれぬとおもへば

﹇源宗干朝臣﹈

◎春も又かれし人めにまちわびぬ草葉はしげる雨につけても︵皿︶

◎人目さへいとど深草かれぬとや冬待つしもに鶉なくらん︵側︶

◎宿からぞみやこの内もさびしさは人目かれにし庭の月かげ︵郡︶ みかのはらわきてながるる泉河いつ見きとてかこひしかるらむ

﹇中納言兼輔﹈ ◎染もあへずしぐるるままに手向山紅葉をぬさと秋かぜぞふく

︵為I川︶

ををお 羽心あてにおらばやおらむ初霜のをきまどはせるしらぎくの花

﹇凡河内躬恒﹈

◎心あてにわくともわかじ梅の花ちりかふさとの春のあわ雪︵雌︶

△露ながら折りやおかまし菊の花しもにかれては見るほどもなし

︵ 媚

△白菊のまがきの月の色許うつるひのこる秋のはつしも︵︶

△ふせぐべきかたこそなけれ白菊のうつるふうへにまよふ初霜︵細︶

◎心あてに誰かはおらむ山がっのかきほの萩の露のふかさを

︵為I柳︶

釦有明のつれなくみえし別より暁ばかりうきものはなし﹇壬生忠岑﹈ ◎我宿は人目も草も草は猶かれても立てる心ながさよ︵鯛︶ ◎庭しげき草葉の下の道たえてとはい人めは夏もかれけり︵Ⅷ︶ △人とはい冬の山ぢのさびしさよかきねのそはにしとどおりゐて ◎ゆめぢまで人めはかれぬ草の原おきあかす霜にむすぼほれつつ △しきたへの衣手かれていく日へい草を冬野のゆふぐれのそら︵叩︶ △うたがひてうゑし梢は青葉にて人めは庭のよそにかれにき︵湖︶ ◎いつとてもかかる人めの山里は草の原にぞ冬はしりける︵為I脱︶ ◎山里はしらぬ人めもいまさらに霜にかれゆく庭の冬草︵為I剛︶

剛2

︵ 湖

251

(9)

躯山川に風のかけたるしがらみはながれもあへぬ紅葉なりけり

﹇春道列樹﹈

◎木の葉もて風のかけたるしがらみにさてもよどまぬ秋のくれ哉

︵鰯︶ 別朝朗有明の月と見るまでに芳野の里にふれるしら雪﹇坂上是則﹈

◎み空ゆく月もまぢかし葦垣の吉野の里の雪のあさけに︵蝿︶

△み吉野のみゆきふりしく里からは時しもわかぬありあけの空︵雌︶

◎さらでだにそれかとまがふ山のはの有明の月にふれる白雪

︵為I剛︶ ◎おほかたの月もつれなき鐘のおとに猶うらめしき在明のそら︵側︶ ◎おもかげもまつ夜むなしき別れにてつれなくみるありあけの空

︵剛︶

◎ありあけのあか月よりもうかりけり星のまぎれのよひの別は︵剛︶

△ちる花のつれなく見えしなごりとてくるるもをしくかすむ山かげ

︵剛︶

△花の香もかすみてしたふありあけをつれなく見えてかへるかりがね

︵卿︶

△まどろまではかなき夢の見えしより春の夜ばかりうき物はなし

︵ 鋤

︾﹂

鏥夏の夜はまだ宵ながら明ぬるを雲のいづくに月やどるらむ

﹇清原深養父﹈

◎夏の月はまだよひのまとながめつつ寝るやかはくのしののめのそら

︵ 畑

◎山ぢゆく雲のいづこの旅枕ふすほどもなき月ぞあけゆく︵叩︶

◎よひながら雲のいづことをしまれし月をながしと恋つつぞぬる

︵ 蝿

△猶しばしさてやは明けむ夏のよのいはこす浪に月はやどりて︵Ⅷ︶

△折しもあれ雲のいづらにいる月の空さへをしきしののめの途︵卿︶

△夏の夜はうき暁の雲もなし心のそこに月はのこりて︵︶

◎卯花のまがきは雲のいづくとてあけぬる月の影やどすらん 弱人はいさこころもしらず故郷ははなぞむかしのかに勾ひける

﹇紀貫之﹈

△花の香も風こそよもにさそふらめ心もしらぬふるさとの春︵Ⅲ︶ 拠誰をかもしるにせむ高砂の松もむかしのともならなくに﹇藤原興風﹈ 羽久竪のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ﹇紀友則﹈

◎いかにしてしづ心なく散花ののどけき春の色と見ゆらむ︵加︶

△ながめわびぬひかりのどかにかすむ日に花咲山は西をわかねど

︵ 肌

252

(10)

訂白露に風のふきしく秋ののはつらぬきとめぬ玉ぞちりける

﹇文屋朝康﹈

◎手づくりやさらすかきねの朝露をつらぬきとめぬ玉河の里︵︶

△武蔵野につらぬきとめぬ白露の草はみながら月ぞこぽるる︵細︶

△萩がこふ野べのかりほのさむしろに玉かにしきか風ぞふきしく

︵ 柵

を 銘忘らるる身をば思はずちかひてし人のいのちのおしくもあるかな

﹇右近﹈

◎うつるなりよしさてさらばながらへよさのみあだなる君が名もをし

︵湖︶

◎身をすてて人のいのちををしむともありし誓のおぼえやはせん

︵ 岬

◎ちかひてし人の命を嘆くとてわがたのまぬになしてこそみれ

︵為I脳︶

弱浅茅生のをののしのはら忍れどあまりてなどか人のこひしき

﹇参議等﹈

◎霜うづむをののしのはらしのぶとてしばしもおかぬ秋のかたみを

︵ 脚

︵為I剛︶

蛇契きなかたみに袖をしぼりつつ末の松山なみこさじとは﹇清原元輔﹈

◎思いでよ末の松山すゑまでも浪こさじとは契らざりきや︵沼︶

△浪こさむ袖とはかねて思ひにき末の松山たづね見しより︵鯛︶

△ちぎりきなこれをなごりの月のころなぐさむ夢もたえて見じとは

︵︶

△末の松まつ夜はあけてかはるともこすてふ浪のこゑし立ずは︵脈︶ 虹恋すてふ我名はまだき立にけり人しれずこそ思ひ初しか﹇壬生忠見﹈ 蛆しのぶれど色に出にけり我恋は物や思と人の問迄﹇平兼盛﹈

も 妃あひ見ての後の心にくらぶればむかしは物をおもはざりけり

﹇権中納言敦忠﹈

◎あひ見てののちの心をまづ知ればつれなしとだにえこそうらみね

︵剛︶

△思いづるのちの心にくらぶ山よそなる花の色はいるかは.︵眼︶ ◎なほざりのをののあさぢにおく露も草葉にあまる秋の夕ぐれ︵棚︶ △ゆふぐれはをののしのはらしのばれぬ秋きにけりとうづらなく也

︵卿︶

△あさぢふのをののしのはら打なびきをちかた人に秋風ぞふく︵︶

△あさぢふの小野の白露そでの上にあまる涙のふかさくらべよ︵棚︶

253

(11)

卿やへ葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えねあきは来にけり

﹇恵慶法師﹈

◎やへむぐらとぢける宿のかひもなしふるさととはい花にしあらねば

︵慨︶

△月かげをむぐらの門にさしそへて秋こそきたれとふ人はなし︵妬︶ 妬由良のとを渡る舟人かぢをたえ行衛もしらぬ恋のみちかな

﹇曾禰好忠﹈

△山ふかきなげ木こる男のおのれのみくるしくまどふこひの道哉

︵棚︶

幅哀ともいふべき人はおもほえでみのいたづらになりぬくきかな

﹇謙徳公﹈

△あはれとも人はいはたのおのれのみ秋のもみぢをなみだにぞ借る

︵鯛︶ ︾鑿事のたえてしなくは中々に人をも身をもうらみざらまし

﹇中納言朝忠﹈

◎うぐっらき人をも身をもよし知らじただ時のまのあふこともがな

︵鯛︶

◎身をしれば人をも世をもうらみねどくちにし袖のかわく日ぞなき

︵ 脳

をける 訓君がためおしからざりし命さへながくもがなとおもひぬる哉

﹇藤原義孝﹈

△君がためいのちをさへもをしまずはさらにつらさをなげかざらまし

︵ だ

◎をしからぬ命もいまはながらへておなじ世をだにわかれずも哉 るもえて ⑬みかきもり衛士の焼火の夜はもえ昼は消えつつ物をこそおもへ

﹇大中臣能宣﹈

◎くるる夜は衛士のたく火をそれと見よ室の八島もみやこならねば

︵ 雌

△葦の屋に螢やまがふあまや焚く思ひもこひも夜はもえつつ︵畑︶

△衛士のたく煙ばかりはさもあらばあれ雲井の月の秋風の空︵郷︶

△河竹の下ゆく水のうす氷ひるはきえつつ音こそなかるれ︵郷︶ 妃風をいたみ岩うっ波のをのれのみくだけてものをおもふ比かな

﹇源重之﹈

◎おのれのみくだけておつる岩浪も秋吹風にこゑかはる也︵︶

△そなれ松こずゑくだくる雪折にいは打やまぬ浪のさびしさ︵繩︶

△吉野川岩うっ浪も世とともにさぞくだけけんしる人はなし︵郷︶ △秋きいと荻の葉風はなのるなりひとこそ訪はねたそがれの空︵咽︶ △やへむぐら秋のわけいる風の色をわれさきにとぞ鹿は啼なる︵脳︶

254

(12)

副かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゅる思ひを

﹇藤原実方朝臣﹈

◎しられじな霞のしたにこがれつつ君に伊吹のさしもしのぶと︵胴︶

◎秋をやく色にぞ見ゆる伊吹山もえてひさしきしたの思ひも︵雌︶

△色にいでてうっろふ春をとまれともえやは伊吹の山吹の花︵㈱︶

◎さしも草さしももゆてふ春にあひてえやはいぶきの山の白雪

︵為I剛︶

記明ぬればくるるものとはしりながらなをうらめしきあさぼらけかな

卑滕原道信朝臣﹈

△おほかたの月もつれなき鐘のおとに猶うらめしき在明のそら︵卿︶

△秋すぎて猶うらめしきあさぼらけそらゆく雲も打しぐれつつ︵卿︶

記嘆っっひとりぬるよの明るまはいかに久しきものとかはしる

﹇右大将道綱母﹈

別わすれじの行末迄はかたければけふをかぎりの命ともがな

﹇儀同三司母﹈

△うしみつとききだにはてじ待えずはただあけいまの命ともがな

︵洲︶

音ほとまり ︵蝿︶弱瀧の糸は絶て久しくなりぬれど名こそながれてなをきこえけれ

由 砺あらざらむ此よの外の思出に今ひとたびのあふ事もがな﹇和泉式部﹈

◎おのづから人も時のま思いでばそれをこの世の思いでにせん︵師︶

◎せめて思ふいま一たびのあふことはわたらむ川や契なるべき︵Ⅷ︶

哉 研めぐり逢て見しやそれ共分いまに雲がくれにし夜半の月影﹇紫式部﹈

△はるかなる峯の梯めぐりあひてほどは雲ゐの月ぞさやけき︵噸︶

◎めぐりあふしらぬ雲井の友とてはふる郷いでし秋の夜の月

記ありま山いなの篠原風吹ばいでそよ人をわすれやはする﹇大敵三位﹈

◎もろともに猪名のささはら道たえてただふく風の音にきけとや

に 弱やすらはでねなまし物をさよ更てかたぶくまでの月を見しかな △みじか夜の猪名の笹原かりそめにあかせばあけぬ宿はなくとも △風さやぐ猪名の篠原雪降て道こそたえめおともたえぬる︵郷︶ △または来じ露はらふ風は篠分てひとり猪名野の八月長月︵畑︶ △有馬山おろす嵐のさびしきに霞ふる也猪名の篠原︵鋤︶ ﹇大納言公任﹈

1

677

画 へ

77

︵鯉︶

255

(13)

に 館よをこめて烏の空音ははかる共よにあふさかの関はゆるさじ 田ぃにしへのならの都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな﹇伊勢大輔﹈

△くるとあくと君にっかふる九重のやへさく花の陰をしぞ思ふ︵︶ ほみぬ 帥大江山いくのの道のとをければまだふみもみず天のはしだて

﹇清少納言﹈

◎関の戸をとりのそられにはかれどもありあけの月は猶ぞさしける

︵細︶

◎おのれなけいそぐ関路のさよ千鳥とりのそられも声たていまに

︵岬︶

△会坂のゆききにたつる烏のねのなくなくをしきあか月ぞうき︵卿︶

◎あふ坂や烏のそられの関のとも明ぬとみえてすめる月かげ

︵為I棚︶ ﹇小式部内侍﹈

△事ってむ人の心もあやふさにふみだにも見ぬあさむづのはし︵剛︶

△ふみも見ぬ幾野のよそにかへる雁かすむ波間のまつとったへよ

︵卿︶

﹇赤染衛門﹈

◎やすらはでねなまし月にわれなれて心づからの露の明ぼの︵柵︶

嗣春のよの夢ばかりなる手枕にかひなくたたむ名こそ惜けれ

﹇周防内侍﹈

◎こぞもさぞただうたたれの手枕にはかなくかへる春のよの夢︵剛︶

△思いづるちぎりのほどもみじか夜の春のまくらに夢はさめにき

︵蝿︶ 髄諸共に哀と思へ山桜花より外に知人もなし﹇大僧正行尊﹈

△たのむ哉その名もしらいみ山木にしる人えたる松と杉とを︵脳︶ を 髄恨みわびほさぬ袖だにある物を恋にくちなん名こそおしけれ﹇相模﹈

△ちつかまでたつる錦木いたづらにあはで朽なん名こそ惜けれ︵︑︶ 朝ぼらけ宇治のかはぎりたえだえにあらはれわたる瀬々の網代木

﹇権中納言定頼﹈

△夜をこめてあさたつ霧のひまひまにたえだえみゆる勢多の長橋

︵剛︶

△霧はるる浜名の橋のたえだえにあらはれわたる松のしき浪︵︶ 闘今はただおもひ絶なんとばかりを人づてならでいふよしもがな

﹇左京大夫道雅﹈

◎わすれねよこれはかぎりぞと許の人づてならぬ思出でもうし︵噸︶

256

(14)

うき世 銘心にもあらで此世にながらへばこひしかるべきよはの月かな

﹇三條院﹈

△あけぬとも猶おもかげにたった山こひしかるべき夜はのそら哉

︵Ⅲ︶

的あらし吹三室の山のもみぢばは龍田の川のにしきなりけり

どこ 加さびしさに宿を立出て詠むれぱいづくもおなじあきのゆふぐれ

﹇良退法師﹈

◎秋よただながめすててもいでなまし此里のみの夕とおもはば︵棚︶

◎春やあらぬやどをかことにたちいづれどいづこもおなじ霞む夜の月

︵ 畑

◎秋はげにいづくもおなじ夕ぐれと思ひわかでも袖はぬれけり

︵為1噸︶

お れ夕されば門田の稲葉をとづれてあしのまろゃに秋風ぞ吹

﹇大納言経信﹈

◎いく世ともやどはこたへず門田ふくいなばの風の秋のおとづれ

︵剛︶

△山ざとの門田ふきこす夕風にかりいほのうへもにほふ秋萩︵剛︶

﹇能因法師﹈

氾音にきくたかしの濱のあだ波はかけじゃ袖のぬれもこそすれ

﹇祐子内親王家紀樮﹈

△あだなみの高師の浜のそなれ松なれずはかけじわれこひめやも

︵︶

沼高砂の尾上の桜さきにけりとやまの霞たたずもあらなん

﹇前中納言匡房﹈

△高砂の松とみやこにことってよ尾上の桜今さかり也︵Ⅷ︶

△いつしかと外山のかすみたちかへりけふあらたまる春のあけぼの

︵ 卿

山颪よ 別うかりける人をはっせの山下風はげしかれとはいのらぬ物を

﹇源俊頼朝臣﹈

△年もへぬいのるちぎりは初瀬山をのへのかねのよその夕暮︵剛︶

△けふこそは秋は初瀬の山おろしにすずしくひびく鐘のおと哉︵蝿︶

お 布契をきしさせもが露を命にてあはれことしの秋もいぬめり

まよふ 布和田の原こぎ出てみれば久竪のくもゐにまがふ奥波白波

﹇法性寺入道前関白太政大臣﹈

△わたのはら浪とそらとはひとつにている日をうくる山のはもなし ﹇藤原基俊﹈

257

(15)

帥長からむ心もしらずくるかみのみだれてけさは物をこそ思へ

﹇待賢門院堀河︺

△おきわびぬながき夜あかぬ黒髪の袖にこぼるる露みだれつつ︵噸︶ ただよふ 刃秋風にたなびく雲のたえまよりもれいづる月のかげのさやけさ

﹇左京大夫顕輔﹈

△いとはじよ月にたなびくうき雲の秋のけしきはそらに見えけり

︵鮒︶ 潟めを 沼淡路鳩かよふ千鳥のなく声に幾夜ね覚いすまの関守﹇源兼昌﹈

◎たびねする夢ぢはたえぬ須磨の関かよふ千鳥の暁のこゑ︵淵︶

△淡路しま千鳥とわたるこゑごとにいふかひもなくものぞかなしき

︵棚︶

△淡路島ゆききの舟の友がほにかよひなれたるうら千自狸函︵脈︶ 両瀬をはやみ岩にせかるる瀧川のわれてもすゑにあはむとぞおもふ

﹇崇徳院﹈

△瀬をはやみ岩きる浪の夜とともに玉ちるばかりくだけてぞふる

︵ 畑

︵︑︶副敦公なきつるかたをながむればただありあけの月ぞのこれる

師嘆けとて月やは物をおもはするかこちがほなるわがなみだかな で 妬よもすがら物思ふ比は明やらぬ閨のひまさへつれなかりけり

﹇俊恵法師﹈ 別ながらへば又此比やしのばれんうしと見しよぞいまは恋しき

﹇藤原清輔朝臣﹈

一﹄

なか I 鯛世中よみちこそなけれおもひ入やまのおくにも鹿ぞなくなる

↑え

距思ひわび掴もいのちはある物をうきにたへぬはなみだなりけり

﹇道因法師﹈ △なごりだにしばしな明けそほととぎすなきつる夜半のそらのうき雲

︵畑︶

△袖の香を花砺におどろけばそらにありあけの月ぞのこれる︵卿︶

△昔見し秋やいくよの故郷にいまも在明の月ぞ残れる︵抑︶

△郭公なく一声のしののめに月のゆくへもあかぬ空かな︵卿︶

←5番歌を本歌取 ﹇皇太后宮大夫俊成﹈ ﹇後徳大寺左大臣﹈

258

(16)

鯛難波江のあしのかりねの一よゆゑ身をつくしてや恋わたるべき

﹇皇嘉門院別当﹈

◎難波なる身をつくしてのかひもなしみじかき蘆の一夜ばかりは

︵ 卿

△みをつくしいかにみだれて蔵のねの難波のこともつらきふしぶし

︵細︶

←岨・加番歌を本歌取 w村雨の露もまだひぬまきのはに霧たちのぼるあきのゆふぐれ

﹇寂蓮法師﹈

鋤玉のをよ絶なば絶ねながらへば忍ぶることのよはりもぞする

﹇式子内親王﹈

△みだれじとかくてたえなむたまの緒よながき恨のいつかさむくき

︵剛︶

△片糸のあふとはなしにたまのをもたえぬ許ぞ思みだるる︵岬︶

△思ふことむなしき夢のなかぞらにたゆともたゆなつらき玉の緒 ﹇西行法師﹈

△もよほすもなぐさむもただ心からながむる月をなどかこつらん

︵州︶

←羽番歌を本歌取

蛇我袖はしほひに見えぬおきの石の人こそしられかはくまもなし

﹇二條院讃岐﹈ 瓢きりぎりすなくや霜夜のさ莚に衣かたしきひとりかもねん

﹇後京極摂政太政大臣﹈

△吹はらふとこの山風さむしろに衣手うすし秋の月かげ︵伽︶

←3番歌を本歌取 卯見せばやなをじまの蜑の袖だにもぬれにぞぬれし色はかはらず

みよしのの山の秋風さよふけて故郷さむくころもうっなり 鯛世中はつねにもがもななぎさ漕あまのをぶれの綱手かなしも

﹇鎌倉右大臣﹈

△綱手引千賀のしほがまくりかへしかなしき世をぞうらみはてつる

︵ 池

△秋は又ぬれこし袖のあひにあひて雄島の海人ぞ月になれける︵岬︶

△わかれのみ雄島のあまの袖ぬれて又はみるめをいつか刈るべき

︵畑︶ ﹇股冨門院大輔﹈ ︵脚︶

259

(17)

ほ 伽百敷やふるき軒場のしのぶにもなをあまりあるむかし成けり 鮠花さそふあらしの庭の雪ならでふり行ものは我身なりけり

﹇入道前大政大臣﹈

△春をへてみゆきになるる花のかげふりゆく身をもあはれとや思ふ

︵ 郷

開おほけなく浮世の民におほふ哉わがたつ杣にすみぞめの袖

をゑ 的人もおし人も恨めしあぢきなくよをおもふゆへに物思ふ身は

﹇後鳥羽院﹈

兜風そよぐならの小川の夕暮は御祓ぞ夏のしるしなりけり Wこぬ人をまつほの浦の夕なぎにやくやもしほの身もこがれつつ

﹇権中納言定家﹈

﹇順徳院﹈

◎古郷のおなじ軒ばの忍ぶにもあまりてにほふ春の梅がえ︵為I脳︶ ﹇前大僧正慈圓﹈

﹇従二位家隆﹈ ﹇参議雅経﹈附Ⅱ百人一首総索引

一︑本書は︑島津忠夫﹃百人一首﹄︵角川文庫︶を底本とする総索引で

ある︒底本の使用を御許可下さった島津忠夫先生に心からお礼申し上

げる︒

二︑底本の本文は︑素庵筆と言われる古刊本︵東洋文庫蔵︶である︒た

だし本文異同も含む︒その本文は附Iに掲載している︒

三︑本書は︑百人一首の全歌を品詞に分解して︑五十音順に配列したも

のであるが︑その際︑次のように処理した︒

l原則として︑各単語には品詞名を注記したが︑名詞については省略

した︒

2品詞に分かち難いものは︑連語として処理した︒枕詞の場合も同様

である︒掛詞の場合は︑両方の語で引けるようにした︒

3活用のある語は終止形で項目を立て︑活用の種類を記し︑活用の順

に配列した︒活用形はそれぞれ略記号を用いて表記した︒︵例終︶

4語の所在の指示は︑歌番号︵算用数字︶で表記し︑用例数が二つ以

上ある場合に限って漢数字で示した︒︵例羽二︶

5表記上区別しにくい単語は︑適宜漢字或いはひらがなを﹇﹈に

よって施した︒

6参考とすべき関連語のある場合には︑←によって例記した︒仮名遣

いの相違も同様である︒ ︽凡例︾

260

(18)

暁﹇あかつき﹈釦

秋1.5・理・認・訂・灯・加・巧・師

←秋風︒︵秋の田・秋の野・秋の夕暮︶

秋風別・刃・拠

明﹇あく﹈︿下二﹀

あけ︻用︼調・魂・弱

あくる︻体︼弱

←︵明やる︶

浅茅生﹇あさぢふ﹈調

朝朗﹇あさぼらけ﹈別・魂・

あし﹇蔵﹈四・刑・鯛

足引の︿枕詞﹀3

網代木﹇あじろぎ﹈

あだ波泥

あぢきなし︿形ク﹀ 7︵︶のついた語は︑項目にないことを示す︒ 四︑なお本索引は︑昭和五七年九月に作成した私家版﹃百人一首総索

引﹄︵影月堂文庫︶の訂正版である︒

︽索引︾ あぢきなく︻用︼的 淡路潟︵沼︶ 淡路島氾 哀﹇あはれ﹈全感動﹀幅・髄・布

あひ見る︿上一﹀

あひ見︻用︼娼

逢ふく四段﹀

あは︻未︼⑲・加・両

あひ︻用︼訂

あふ︻体︼・弱

←あひ見る・相坂・網猩攻山︒めぐり逢ふ

あふ﹇敢ふ﹈︿下二﹀

あへ︻未︼型・躯

←とりあふ

相坂﹇あふさか﹈皿・蛇

←︵相坂の頭巴・相坂山

相坂山妬 あま﹇蜑﹈u・卯・兜

天﹇あま﹈2.7.吃・帥

←︵あまつ凧・・あまのかぐ山・天のはしだて・天の原

あまのかぐ山2

天のはしだて帥

261

(19)

天の原7

あまり川

あまる︿四段﹀

あまり︻用︼調

︵雨︶←村雨

あら﹇荒﹈︿形語幹﹀l

あらし﹇嵐﹈躯・的・妬

あらはる︿下二﹀

あらはれ︻用︼

←︵あらはれわたる︶

あり金野勤﹀

あら︻未︼羽・妬・弱・船.

ある︻体︼錦・閲・配・伽

有明別・訓・劃・別

←︵有明の月︶

ありま山﹇有馬山﹈銘

いかに︿副詞﹀弱

いく︿四段﹀

いく︻体︼帥

←ゆく

73

いくの﹇生野﹈帥

幾夜沼 いさ︿形語幹﹀弱 石躯

いたく形語幹﹀侶

いたづらなり︿形動﹀

いたづらに︻用︼9.幅

いつ

いづ﹇出づ﹈︿下二﹀

いで︻用︼7・皿・脂・劃・蛆・加・祀

いづる︻体︼︵副︶・ね

←うち出・こぎいづ︒たちいづ・まちいづ・もれいづ

いづく妬︒︑

︵いづこ︶記︒︑

泉河 いで︿副詞﹀詔 糸弱

いな←ゐな

いなば﹇因幡﹈肥

稲葉れ いにしへ田

←むかし

262

(20)

命記・卵・別・布・腿

︲←玉のを

いのる﹇祈る﹈︿四段﹀

いのら︻未︼・別

岩侶・両 いふ﹇言ふ﹈︿四段﹀

いひ︻用︼創

いふ︻終︼8.配・妬

いふ︻体︼別・鴎

←てふ いぶき﹇伊吹﹈刷

庵﹇いほ﹈1.8

←︵かりほの庵・垂庵︶

今可闘・拠

今△副詞﹀肥・加・創・妬・記

入﹇いる﹈︿四段﹀

いる︻体︼鯛

←おもひ入

色9.蛆・卯 いぬくナ変﹀

いな︻未︼

いぬ︻終︼

75 16

浮世︵鴎︶・鯛

うし﹇憂し﹈︿形ク﹀

う︻語幹︼8

うかり︻用︼科

うし︻終︼別

うき︻体︼釦・艶

←うき世・うぢ山

宇治

←うし・うぢ山

うち出︿下二﹀

うちいで︻用︼4

うぢ山﹇宇治山﹈8

うっ﹇打つ﹈︿四段﹀

うっ︻終︼弧

うっ︻体︼妃

うつる︿四段﹀

うつり︻用︼9

浦4・師

←︵田子の浦︒まつほの浦︶ ←︵紅・黒・白︶

263

(21)

お←を

おがは←をがは

奥﹇おき﹈泥・蛇

←︵おきつしらなみ︒おきの石︶

おきまどはす︿四段﹀

おきまどはせ︻已︼羽

おく鯛

おく︿四段﹀

おき︻用︼布 ︵江︶←大江山・住の江・難波江 え︿副詞﹀別 恨む︿上二﹀

うらみ︻未︼

うらみ︻用︼錨

←︵うらみわぶ︶

恨めしく形シク﹀

うらめし︻終︼

うらめしき︻体︼艶

お え

おく︻体︼6

←︵おきまどはす・契りおく︶

おくやま﹇奥山﹈5

おぐら山←をぐら山

おし←をし

おじま←をじま

落﹇おつ﹈︿上二﹀

おつる︻体︼旧

音︵弱︶・泥

← 穴 エ 立 日

おとづる︿下二﹀

おとづれ︻用︼別

おとめ←をとめ

同じく形シク﹀

おなじ︻終︼加

おなじ︻体︼和

おの←をの

おのれ←をのれ

おふ﹇負ふ﹈︿四段﹀

おは︻未︼弱

おふ﹇生ふ﹈︿上二﹀

おふる︻体︼肥

264

(22)

大江山帥

おほけなし︿形ク﹀

おほけなく︻用︼

おほふく四段﹀

おほふ︻終︼開

︲l火

おもひ入︿四段﹀

おもひいる︻体︼鍋

思ひ初︿下二﹀

おもひそめ︻用︼似

おもひ絶ゆく下二﹀

おもひたえ︻用︼銘

思出﹇おもひで﹈弱

思ひわぶく上二﹀

おもひわび︻用︼躯

思ふく四段﹀

おもは︻未︼記・偲・師

おもひ︻用︼卵

おもふ︻体︼加・㈹・妃・丙・卵

おもへ︻已︼魂・網・帥

おもへ︻命︼

ひお ほ 51ふ

95

か﹇香﹈弱

か︿助詞﹀3.・弘・羽・弱・瓢

が︿助詞﹀1.8.9・喝二・羽・㈹・虹・卵・巧・髄・蛇・鮨・船

かぎり﹇限り﹈別

かく︿副詞﹀副

かく︿下二﹀

かけ︻未︼泥

かけ︻用︼u・鉈

︵かぐ山︶←あまのかぐ山

かげ﹇影﹈ね

←月影

かこちがほ髄

かささぎ﹇鵲﹈6

春日7 霞氾

風吃・鉈・訂・帽・記・兜 ←思ひ・おもひ入・思ひ初・おもひ絶ゆ・思出・思ひわぶ・物思ふ おもほゆ︿下二﹀ おもほえ︻未︼妬 おる←をる

265

(23)

←秋風︒︵あまつ風︶・山風

かた﹇方﹈副

がた︵沼︶

←︵淡路がた︶・難波がた

かたし︿形ク﹀

かたけれ︻已︼別

かたしく︿四段﹀

かたしき︻用︼別

かたぶく︿四段﹀

かたぶく︻体︼弱

かたみに︿副詞﹀妃

かぢを﹇梶緒﹈妬

︵かづら︶←されかづら

門田打

かなく助詞﹀剛・詔・妬・媚・蛆・卵・躯.︵師︶・弱・刷・錦・髄︒

5 9

︵がな︶←もがな

かなし﹇愛し﹈︿形シク﹀

かなし︻終︼兜

悲し︿形シク﹀

かなしき︻体︼5

かなしけれ︻已︼認 かはく助詞﹀弱 川的

←泉河・川霧・滝川・龍田川︒︵龍田の川︶・みなの川・山川・小川

かはぎり﹇川霧邑飢

かはく﹇乾く﹈︿四段﹀

かはく︻体︼蛇

かはる﹇変る﹈︿四段﹀

かはら︻未︼卯

かひな﹇腕﹈師

かひなし﹇甲斐なし﹈︿形ク﹀

かひなく︻用︼師

帰る︿四段﹀

かへり︻用︼焔

かへる︻体︼加

︵かほ︶←かこちがほ

かみ﹇神﹈型

←神代 ︵かみ︶←黒髪

神代Ⅳ

かも︿助詞﹀7

かも︿か+も﹀3・拠・別

通路﹇かよひぢ﹈皿・喝

266

(24)

かよふ﹇通ふ﹈︿四段﹀

かよふ︻体︼祀

からくれなゐⅣ

からに︿助詞﹀配

かりね﹇刈根・仮寝﹈ からにく助詞﹀配

かりね﹇刈根・仮壱

︵木︶←網代木・草木・桜・まき・松

き令助動﹀

き︻終︼・妃

し︻体︼7.9.M.剛・釦・銘・蛇・卵・研二・弱・布・・卯

しか︻已︼

︵菊︶←白菊

きく﹇聞く﹈︿四段﹀

きか︻未︼略︒Ⅳ

きく︻体︼5.抱

きこゆ︿下二﹀

きこえ︻用︼弱 岸肥 かりほl かる﹇離る・枯る﹈

かれ︻用︼羽

88

君喝・帥

消ゆく下二﹀

きえ︻用︼

霧・師

←川霧

きりぎりす

来﹇く﹈︿力変﹀

こ︻未︼略・創・w

き︻用︼2・碗

くる︻体︼妬

くぐる﹇潜る・括る︺︿四段﹀

くぐる︻終︼Ⅳ

くさ﹇草﹈詔

←草木︒さしも草

草木理

くだく﹇砕く﹈︿下二﹀

くだけ︻用︼網

くつ﹇朽っ﹈︿上二﹀

くち︻用︼妬

雲吃・鍋・ね

91 49

267

(25)

けさ﹇今朝﹈帥

けふ別・団

けらし﹇けるらし﹈︿助動﹀

けらし︻終︼2

けり︿助動﹀

けり︻終︼9.躯・如・虹・褐・幻・的・沼・躯・蹄・妬︒︵兜︶︒

Ⅱ 1 くらぶく下二﹀

くらぶれ︻已︼娼

くる﹇繰る﹈︿四段﹀

くる︻体︼あ

くる﹇暮る﹈︿下二﹀

くるる︻体︼記

︵黒︶←くるかみ

くるかみ﹇黒髪﹈帥

︵くれなゐ︶←からくれなゐ ←雲がくる・くもゐ

雲がくる︿下二﹀

くもがくれ︻用︼研

くもゐ泥

こく代名﹀n.四.別・記・船・別

こがる︿下二﹀

こがれ︻用︼W

漕ぐ︿四段﹀

こぐ︻体︼兜

漕出﹇こぎいづ﹈︿下二﹀

こぎいで︻未︼皿

こぎいで︻用︼祀

九重刷

心配・妃・船・帥

←心あて・しづ心

心あて羽 こす﹇越す﹈︿四段﹀

こさ︻未︼蛇

こそ︿助詞﹀羽・・灯・娚・弱・鮪・師・泥・帥・鯛・蛇

事・記・的

←︵逢事︶

ことし﹇今年﹈布 ける︻体︼6.︵旧︶・羽・弱・師︒︵釦︶・別・兜 けれ︻巳︼弱

268

(26)

恋旧・伽・伽・妬・鮪

←︵我恋︶

恋しく形シク﹀

こひしき︻体︼調・秘

こひしかる︻体︼訂・開

恋わたる︿四段﹀

こひわたる︻体︼鯛

こむ︿下二﹀

こめ︻用︼舵

これ︿代名﹀皿

比﹇ころ﹈妃・鯉・弱

←︵この比︶

衣2.肌・弧

︲←衣手

衣手l・晦

声5.沼 さ△副詞﹀別

さ︿接頭﹀←されかづら・さむしろ・さよ

さ︿接尾﹀←さびしさ︒さやけさ

さく﹇咲﹈︿四段﹀

さき︻用︼沼 桜沼

←花・八重桜・山桜

篠原﹇ささはら﹈記

←しのはら

さしも草別

させも巧

さそふ﹇誘﹈︿四段﹀

さそふ︻体︼船

掴﹇さて﹈︿副詞﹀艶 里別

←故郷・山里︒︵芳野の里︶

さぬ︿下二﹀

さね︻用︼妬

されかづら弱

さびし︿形シク﹀

さびしき︻用︼仰

さびしさ羽・加

さへ︿助詞﹀肥・別・砺

さむし︿形ク﹀

さむく︻用︼

←さ莚

269

(27)

︿助詞﹀略・妬・・別

じく助動﹀

じ︻終︼蛇・刷・別・腿・沌

鹿5.8.鯛

しか︿副詞﹀8

しがらみ詔・

︵しく︶←ふきしく

しげる︿四段﹀

しげれ︻已︼仰

しだりを3

しづ心記

しのはら胡

←ささ原

しのぶ川

しのぶ︿四段﹀

しのば︻未︼別 さ莚別 さやけさ刃 さよ弱・ ︵さる︶←夕さる

忍ぶ︿上二﹀

しのぶ︻終︼Ⅲ

しのぶる︻体︼明

しのぶれ︻已︼調・柵

しのぶもぢずりM

しばし︿副詞﹀吃

︵しほ︶←しほひ︒もしほぐさ

しほひ﹇潮干﹈蛇

しほる︿下二﹀

しほるれ︻已︼亜

しぼる︿四段﹀

しぼり︻用︼岨

︵島︶←淡路島・八十島・をじま

しも6 ←霜夜・初霜

霜夜瓢 しらぎく羽

白露訂

白波花 しら雪別

知る︿四段﹀

しら︻未︼皿・羽・弱・妬・別・帥・蛇

270

(28)

し白 知

を妙し麗憎 し る し し 、̲/ しれ/、

2 き /、 戸下内内

↓ 。 扁形 ↓ 98未二体用

し 4体ク し ー、/ーー

ほ ー、/ ら 41 10 52

6

34

53

露 .

白 66

し ら 雪

し ろ し

白 妙

す︿サ変﹀

せ︻未︼

す︻終︼ する︻体︼

すれ︻已︼

す︿助動﹀

する︻体︼

ずく助動﹀

ざら室 ざら︻未︼・砺

ざり︻用︼岨・釦

41 9

72 58 。

34

89 86

ず︻用︼虹・お

ず︻終︼Ⅳ・型・弱・銘・帥・釦・卯

ぬ︻体︼岨・記・訂・妬・訂︒︵帥︶・的・脚・躯・蹄・師・蛇・呪

ね︻已︼羽・卿・蛇

すがた腿

すぐ︿上二﹀

すぎ︻用︼2

過す︿四段﹀

すぐし︻用︼旧

すま﹇須磨﹈沼

すみぞめ﹇墨染・住み初め﹈妬

住の江肥

すむ﹇住﹈︿四段﹀

すみ︻用︼鯛

すむ︻体︼8

すゑ両

←末の松山・行末

末の松山泥

瀬両

←瀬々

271

(29)

そ企ハ名﹀記

ぞ今助詞﹀5.6.8.咽・加・詔・弱・訂・別・万・創・鯛・・

閲・卯・兜

袖偲・髄・泥・卯・蛇・弱

杣﹇そま﹈弱

そむ﹇初﹈︿下二﹀

そめ︻用︼M・似

そよぐ︿四段﹀

そよぐ︻体︼兜

空音﹇そらね︺館

それ︿代名﹀訂

田 1

関岨・他

←︵相坂の関︶・関守

関守沼

せく︿四段﹀

せか︻未︼万

瀬々

た そ

←︵秋の田︶・門田・田子・龍田・龍田川

たえだえなり︿形動﹀

たえだえに︻用︼

たえて︿副詞﹀

たえまね 高砂弘・ね

たかし﹇高師︒高し﹈泥

たかれ﹇高嶺﹈4 滝弱

←滝川

滝川両

焼く︿四段﹀

たく︻体︼⑬

田子4

ただ︿副詞﹀闘・別

ただよふ︿四鯉ら

ただよふ︻体︼︵ね︶

たつく四段﹀

たた︻未︼師・沼

たち︻用︼侭・師

たつ︻体︼鯛

←︵立出︒たちのぼる︒立別れ︶

272

(30)

龍田的

←龍田川︒︵龍田の川︶

龍田川 たつみ

たなびく︿四段﹀

たなびく︻体︼ね

だに︿助詞﹀別・閲・卯

たび﹇度﹈別

たふ﹇堪・絶﹈︿下二﹀

たへ︻未︼躯

←絶ゆ

玉訂・鋤

←玉のを

手枕﹇たまくら﹈師

玉のを鍋 玉のを 民弱

手向山 ため ため脂・卵

たゆく下二﹀

たえ︻用︼妬・弱︒︵配︶・朋二

←おもひ絶

たり︿助動﹀ 7

﹇辰巳﹈

24

8

たる︻体︼犯

誰﹇たれ﹈皿・弘

ちかふ﹇誓︺︿四段﹀

ちかひ︻用︼銘

契る︿四段﹀

ちぎり︻用︼妃・布

千々なり︿形動﹀

ちぢに︻用︼羽

千鳥沼 ちはやぶる︿枕詞﹀Ⅳ

ちる︿四段﹀

ちり︻用︼訂

ちる︻終︼認

つ つ

/、てってへ

豊実具宙豊

、/命体一、/

・ 19 21

ーー

12 38

76 ・

81

つ ち

273

(31)

つぐ﹇告﹈︿下二

つげよ︻命︼

つくす︿四段﹀

つくし︻用︼

つくばね⑬

つつく助詞﹀l

綱手兜 つれなり︿形動﹀

つねに︻用︼

つむ︿四段﹀

つむ︻体︼賜

つもる︿四段﹀

つもり︻用︼

露1.両・師

←白露 つらぬく︿四段﹀

つらぬき︻用︼

つりぶれu

つれなし︿形ク﹀ 1

月影駒 つ公︑﹇生ロ﹈

つげよ 月7.皿・訓・妬・弱・銘・門・剛・髄

←︵有明の月︶・月影・長月

.4.︵皿︶・喝・蛇・帽・認・師

ll

、/

13 93 釦・鯛

37

と妬

と︿助詞﹀8・皿・週・焔・Ⅳ・喝・加・幻・翠・羽・釧・伽・蛇・

妬・卵・別・記・弱・別・師・船・髄・脚・両︒

←てふ

ど︿助詞﹀羽・釣・佃・弱︒︵︑︶

とき﹇時﹈5

とづく上二﹀

とぢよ︻命︼岨

とて︿助詞﹀訂・鯛

とどむく下二﹀ ︵手︶←衣手・手枕・綱手・壬剛山 てく助詞﹀2.4.皿・皿・田・焔・加・訂・釣・蝿・妃︒︵岨︶・弱

二・釘・弱・蛇・和・別・巧・巧・万・帥・鯛・

で︿助詞﹀四.弱・幅・弱・侭・錦︒︵開︶・鮠

てふ﹇といふ﹈︿連語・四段﹀

てふ︻体︼2.虹 つれなかり︻用︼蹄 つれなく︻用︼釦

と て

274

(32)

とどめ︻未︼吃

とふく四段﹀

とふ︻体︼蛆

とほしく形ク﹀

とほけれ︻已︼帥

とま﹇苫﹈l

とまるく四段﹀

とまり︻用︼︵弱︶

とむく下二﹀

とめ︻未︼訂

とも﹇友﹈狐

とも︿助詞﹀.舵

とやま﹇外山﹈だ 烏陀

←かささぎ・千鳥・ほととぎす・山鳥

とりあふく下二﹀

とりあへ︻未︼別

とをし←とほし

名妬・伽・弱・髄・師

︵菜︶←若菜

なく助詞﹀9・蛇・別・卯・兜

中鯛︵二︶・兜

←世中

長し︿形ク﹀

ながから︻未︼即

ながく︻用︼卵

長月創

ながながし︿形シク﹀

ながながし︻体︼3

なかなかに︿副詞﹀

ながむ﹇詠﹈︿下二﹀

ながむれ︻已︼m・別

ながめ﹇長雨︒眺め﹈9

ながら︿助詞﹀記・躯

ながらふく下二﹀

ながらへ︻未︼鍋・・明

ながる︿下二﹀

ながれ︻用︼躯・開

ながるる︻体︼

︵なぎ︶←ゆふなぎ

なぎさ兜

鳴く︿四段﹀

275

(33)

波田・蛇・蝸 難波がた 難波江肥

なむ︿助詞﹀妬・渦 なみだ なほ︿副詞﹀砲・弱・川 難波別 夏2.記・兜 など︿副詞﹀調 なし︿形ク﹀ なげく︿四段﹀ なくに

←あだ波・白波 ←難波江・難波がた なし︻終︼鋤・髄・蛇 なく︻用︼認・ なげけ︻命︼師 なけれ︻巳︼鯛 なげき︻用︼弱 なく︻体︼5・沼・別 なく︻終︼鯛 なき︻用︼別

躯・稲 M・弘

19

匂ふく四段﹀ 庭鮠 奈良印 なん︿助詞﹀妬・沼 なを←なほ なる︿四段﹀ なり︿助動﹀ なら肥 にしき別・胡 に︿助詞﹀ なり︻用︼咽・妬・弱 なる︻体︼7.釦・師・鍋・鯛 なり︻終︼8.躯・的・躯・例・船・兜・川 なら︻未︼M・弘・侭・妬 両二・沼・門・配・鯛︵二︶・師・卯・別・蛇・弱二・W・的・川 灯・記・師︒︵弱︶・田︒︵舵︶・錨・髄・師・船二・m・別・泥・稲︒ 肥・剛・翠・弱二・羽・訓二・躯・認・弘・弱・鍋・訂・蛆・網︒

にほひ︻用︼弱・田

23

75 に

1.4二・5.6.7.9二・u・皿二・喝二・略︒Ⅳ︒

276

参照

関連したドキュメント

 本学図書館が毎年オープンキャンパスの開催 日に行っている貴重書展示会「高校生が知って

トクビル アメリカのデモクラシー 第 巻上 岩波文庫 松本礼二訳・頁以下, そのほか 参照, 小滝敏之 地方自治の歴史と概念

1978),これは日本語の意味単位である文節の長きに相

  2 ︶稲田利徳氏 ﹃正徹の研究 中世歌人研究﹄

2011 年および 2014 年の検査結果から、日本では、食料産業クラスター事業は 173 件中 9 件(5.2%)、農商工連携事業は 82 事業中 4 事業(4.8%)、そして、農

最後に少しだけ微笑んで 常 見 信 代

― 8 ― 研究論文集⽜を作ってゼミ生に配りました。 そして 2016 年度は大学院の講義を担当。修士課程の 1~2

ホフステードの『多文化社会』であり、これを契機に日本の文化論の本を読み漁った。