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 インストールの準備

1-5-2

 Windowsのインストール方法

1-5-3

 アップグレード

1-5-4

 マルチブート

1-5-5

 【演習】Windowsのインストール

1-5-6

 インストール後の作業

インストール

/

アップグレード

1-5

(3)

インストールとは

1

コンピューターにソフトウェアを組み込むことをインストールといいます。主にOSやアプリケーショ ンソフト、デバイスドライバーなどを利用できるようにハードディスクに組み込み、設定を行うので セットアップとも呼ばれています。Windowsのインストールには、大きく分けてクリーンインストー アップグレードインストールリペアインストールの3種類があります。

クリーンインストール

クリーンインストール(新規インストール)は、新しいハードディスク、またはこれまで利用していた ハードディスクの中に、新たにOSをインストールすることです。メーカー製のPCには、購入時にあ らかじめWindowsがインストールされているものがあり、プリインストールと呼ばれています。

アップグレードインストール

アップグレードインストールは、既にインストールされている古いバージョンのWindowsに新しい Windowsを上書きする方法で、ユーザーがインストールしたアプリケーションソフトや作成したデー タファイルなどは、そのまま新しいシステムにも移行されます。ただし、OSのバージョンにより、直接 アップグレードできるものと、できないものがあるので注意が必要です。また、万が一に備えアップグ レードインストールを実行する前には、重要なデータはバックアップをとることが推奨されています。

リペアインストール

リペアインストール(修復インストール)は、Windowsに不具合が発生した場合に、既にインストー ルされているWindowsに同じバージョンのWindowsを上書きすることでWindowsを修復させる インストールです。リペアインストールでは、ユーザーがインストールしたアプリケーションソフトや 作成したデータファイルなどを残したまま、Windowsを修復することができます。ただし、万が一に 備えリペアインストールを実行する前には、重要なデータはバックアップをとることが推奨されてい ます。また、リペアインストールを実行しても復旧しない場合には、クリーンインストールを検討しま す。その場合には、既存のデータはすべて削除されてしまいます。

1-5-1

インストールの準備

ここでは、Windowsをインストールするための準備について学習します。コンピュー ターにWindowsをインストールするために必要なシステム要件や、インストールやアッ プグレード時に利用するツールなどについても学習します。

学習ポイント

DirectX(ダイレクトエックス) マルチメディア機能を強化するためにWindowsが提供しているAPI の総称。 WDDM WDDM(ウィンドウズディスプレイドライバーモデル:Windows Display Driver Model)は、Windows Vista以降に導入されたビデオ カード用のデバイスドライバーの枠組み。

SoC(ソック:System on a Chip

システムに必要な機能を1つの半導体チップに集積したもの。

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1

1-5

インストールの作業の流れ

2

OSのインストールでは事前の準備が欠かせません。情報を集めてスムーズにインストールが進め られるよう計画を立てます。 PCにWindowsをインストールする場合は、次のような流れで作業を進めていきます。 ①システム要件の確認 ②システム互換性の確認 ③ファイルのバックアップ(上書きインストール時) ④インストールの実行

インストールの準備

3

インストールに必要なシステム要件の確認

Windowsをインストールするためには、そのOSに必要なシステム要件を満たしたハードウェアを 準備します。必要なハードウェアとその性能はWindowsのバージョンによって異なります。システ ム要件はMicrosoft社のWebサイトなどで確認できます。 Windows Vista/7/8/8.1/10のシステム要件には次のようなものがあります。

Windows Vista※1 Windows 7 Windows 8/8.1 Windows 10

CPU 最小:推奨:800MHz1GHz以上以上 1GHz以上 サポートするPAE、NX、SSE21GHzを

以上のプロセッサ※2 1GHz以 上 のプ ロ セッサまたはSoC※ RAM 最小:推奨:512MB1GB以上以上 2GB1GB(3264ビット)ビット) 1GB2GB3264ビット)ビット) 2GB アップデート版の 場合 1GB(32ビット) 2GB(64ビット) HDD 最小:20GB以上、 空き容量15GB以上 推奨:40GB以上、 空き容量15GB以上 空き容量 16GB(32ビット) 20GB(64ビット) 空き容量 16GB(32ビット) 20GB(64ビット) 空き容量 16GB(32ビット) 20GB(64ビット) グラフィック カード 最小:SVGA以上 推奨: ・DirectX※9対応 ・WDDM※対応 ・グ ラ フィッ ク メ モ リ 128MB以上 ・ピクセルシェーダ2.0 ・ピクセルあたり32bitの 色深度 WDDM1.0以 上 の ドライバーを搭載し たDirectX 9以上の グラフィックプ ロ セッサ WDDM1.0以上のド ライバーを搭載した DirectX 9以上のグ ラフィックプロセッサ WDDM1.0以 上 の ドライバーを搭載し たDirectX 9以上の グラフィックプ ロ セッサ その他 最小:推奨:CD-ROMDVD-ROM ドライブドライ ブ 画面解像度 800×600以上 画面サイズ8インチ 以上

※1 Windows Vista Ultimate/Business/Home Premiumのシステム要件

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前述の要件のほかに、特定の機能を使用する場合は追加の要件を満たす必要があるので、 Microsoft社のWebサイトで確認してください。

また、Windows Aeroを利用するためには、Aeroに対応したOSとエディションでシステム要件を 満たす必要があります。Windows Vistaでは前頁にある推奨要件、Windows 7では前頁にある 要件がAeroを利用するためのシステム要件となります。

システムの互換性の確認

OSをインストールする場合、それまで使用していたハードウェアやソフトウェアが正しく動作するか どうか、その互換性を確認する必要があります。ハードウェアやソフトウェアの互換性については、 Microsoft社やメーカーのWebサイト、互換性をチェックするツールを利用して確認します。 なお、新しくハードウェアを追加する場合は、Windows認定プログラムによってWindowsロゴ のついた製品を購入するとよいでしょう。 Microsoft社のWindows認定プログラムは、ハードウェアやソフトウェアの各メーカーの製品が各 Windows製品に対して互換性があるかをテストし、互換性基準を満たした製品のみにWindows ロゴマークの表示を許可するプログラムです。

■互換性を確認するツール

現在利用しているコンピューターがインス トールする予定のWindows OSに対応す るかどうか、互換性を確認したいときは、 Upgrade Advisor(アップグレードアド バイザー)を利 用できます。Upgrade Advisorを実行するとコンピューターをス キャンし、ハードウェアやソフトウェア、プ ログラムに互換性の問題がないか分析し レポートを出力します。Upgrade Advisor は、Microsoft社のWebサイトから直接ダ ウンロードし利用できるほか、インストール用のディスクからインストーラを起動し、インストールウィ ザードの最初の画面で「互換性をオンラインで確認する」を選択し実行することもできます。 Windows VistaのインストールにはWindows Vista Upgrade Advisor、Windows 7のインストー ルにはWindows 7 Upgrade Advisor、Windows 8のインストールにはWindows 8 アップグレー ドアシスタント、Windows 8.1のインストールにはWindows 8.1アップグレードアシスタントを使用 します。

互換性(compatibility

ハードウェアやソフトウェアを別のものに置き換えたとき、元のものと 同じ動作をすることを互換性があるという。

Windows 7 Upgrade Advisor

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1

1-5

■互換性を確認する

Web

サイト

インストールする前に、現在使用しているハードウェアやソフトウェアが新しくインストールする Windows上で動作するか確認するために、互換性情報を提供しているWebサイトを確認します。 Microsoft社では、各種ハードウェアのWindows OSとの互換性を検証し、ハードウェア互換性リ ストHCL:Hardware Compatibility List)を公開したり、Windowsと互換性のあるハードウェア やソフトウェア製品を検索することができるWebサイトで情報を提供しています。

64

ビット版

Windows

32

ビットアプリケーションの互換性

64ビット版Windowsでは、既存の32ビットアプリケーションとの互換性を維持するため、WOW64 (ワウ64:Windows 32-bit On Windows 64-bit)という機能が搭載されています。WOW64は、

64ビット環境で32ビット環境を仮想的に作り出し、32ビットアプリケーションを実行できる機能で す。64ビット版Windowsにアプリケーションをインストールすると、「Program Files」と「Program Files(x86)」というフォルダーが用意され、前者は64ビットアプリケーション、後者は32ビットアプ リケーションが自動で振り分けられ保存されます。WOW64によりユーザーは特別な操作をせず に、64ビット環境で既存の32ビットアプリケーションを利用することができます。ただし、デバイス ドライバーは、64ビット用が必要であったり、一部の32ビットアプリケーションは動作しない場合も あるので、互換性について事前にメーカーへ確認することが必要です。

ファイルのバックアップ

実際にOSをインストールする前に、今まで利用していた重要なファイルをバックアップします。ま た、LANやメールアドレスなどの設定に関しては、各プロパティを参照しメモをとっておくといいで しょう。また、Windows転送ツール(Windowsイージートランスファ)を使用すれば、古い WindowsがインストールされているPCから新しいWindowsがインストールされている別のPC へユーザー設定およびユーザーが作成したデータファイルを簡単に移行することができます。また、 IT管理者向けにユーザー状態移行ツールUSMT:User State Migration Tool)が用意されてい ます。大規模なOSの展開が必要な場合、こちらのツールを利用してユーザー設定、ファイル、シス テム/アプリケーションの設定をOS間で移行することができます。ユーザー状態移行ツールはコマ ンドベースのツールで、Windows転送ツールよりも詳細な転送設定を行うことができます。

フォルダーの構造変更による問題

4

Windows Vista以降、従来のWindows XPとはユーザープロファイルのフォルダー構造が変更され ています。ユーザープロファイルとは、デスクトップ、ネットワーク、アプリケーションなどのユーザー固 有の設定情報が含まれており、ユーザーがPCにログオンするたびに参照され、個人設定をデスク トップに構成します。Windows XPでは、ユーザープロファイルのフォルダーは、Documents and

Settingsでしたが、Windows Vistaから、Usersに変更されています。また、ユーザープロファイ ルフォルダー以下にあるフォルダー構造にも変更があります。

Windows XPからアップグレードした際に、Windows XPで動作していた既存のアプリケーション が、フォルダー構造変更のためにフォルダーにアクセスできず、新しいOS上で正しく動作しない可

(7)

接合点 接合点はハードディスク上の物理的な場所で、接合点にアクセスする と他の場所で見つかったデータへアクセスさせる。接合点はNTFSの 機能のひとつ。 リダイレクト 出力先を変更すること。この場合はアプリケーションが参照するフォ ルダーを変更する意味。 能性があります。このような問題を回避するため、変更前のフォルダーの位置には接合点※が用意 され、アプリケーションが変更前のフォルダーへアクセスしようとすると、新しいフォルダーへリダイ レクト※するようになっています。例えば、Windows 7でアプリケーションが「ドライブ

名:¥Documents and Settings」へアクセスを試みようとすると、「ドライブ名:¥Users」へリダイレ クトします。

フォルダー Windows XP Windows Vista / 7 / 8 / 8.1

ルートフォルダー ドライブ名:¥Documents and Settings ドライブ名:¥Users

ユーザー個人のデータ ドライブ名ユーザー名:¥Documents and Settings¥ ドライブ名:¥Users¥ユーザー名

ユーザー個人の アプリケーションデータ

ユーザー名 ¥Application Data

(ローミングありの場合) ユーザー名¥AppData¥Roaming

ユーザー名 ¥Local Settings¥Application Data

(ローミングなしの場合) ユーザー名 ¥AppData¥Local ユーザー共通のデータ ドライブ名All Users :¥Documents and Settings¥ ドライブ名¥Users¥Public

ユーザー共通の

アプリケーションデータ All Users¥Application Data ドライブ名¥ProgramData

このように基本的にはユーザープロファイルのフォルダー構造変更のために起きる問題を回避でき るようになっていますが、一部のアプリケーションでは動作しない場合もあります。インストール/ アップグレードする前にMicrosoft社やメーカーのWebサイト、互換性をチェックするツールを利用 して確認することが必要です。また、可能であれば、インストール/アップグレードする予定のOSを インストールしたテストマシンを用意し、アプリケーションの互換性をテストします。 66

(8)

起動

1

1-6

起動プロセス

1-6-1

 OSの起動

1-6-2

 Windowsの起動プロセス

1-6

(9)

ブートセクタ

パーティションの先頭にある部分で、OSが起動する初期のプログラ ムが書き込まれている。

MBR(マスターブートレコード: Master Boot Record

ハードディスクの先頭の1セクタ(部分)で、PCの起動に関するプロ グラム(ブートストラップコード)とバーティションテーブル(パーティ ションに関する情報)が格納されている。

OS

の起動

1

BIOS環境のPCで電源投入からOSが起動(ブート)するまでの流れは次のようになります。なお、 ここではハードディスクを起動ドライブとして説明します。

①電源が投入されると、②BIOSが起動し、POSTを実行します。③BIOSはハードウェアの初期化 を行います。④BIOSは、PCに接続しているディスクドライブを検出します。⑤優先的に起動する ように設定されたハードディスクドライブがBIOSによって確認されると、⑥BIOSは、ハードディス クの先頭部分の1セクタ目であるMBRにアクセスし、⑦MBR内にあるブートストラップコードと

いうプログラムを実行します。⑧ブートストラップコードは、MBR内のパーティションテーブルから、 OSを起動する領域のパーティション(アクティブパーティション)を探し、パーティション内のブート セクタ※という部分にあるIPL(アイピーエル:Initial Program Loader)と呼ばれる小さなプログラ

ムを実行します。⑨IPLは、OSを起動するプログラムであるブートローダを実行します。⑩ブー トローダは、ハードディスク内にあるシステムファイルの設定に従い、OSを起動します。

1-6-1

OS

の起動

電源の投入直後、OSはメモリ上にないため動作しません。OSをメモリにロードし、起 動するには、いくつかのプログラムが必要になります。ここでは、電源投入からBIOS 環境でOSが起動するまでの流れを説明します。OS起動のしくみを理解しましょう。

学習ポイント

① PCの電源投入 ② POSTの実行 ③ ハードウェアの初期化 ④ ディスクドライブの検出 ⑤ 起動ドライブの決定 ⑥ MBRにアクセス ⑦ MBR内のブートストラップコードの実行 ⑧ ブートセクタ内のIPLの実行 ⑨ ブートローダの実行 ⑩ OSの起動 これらはBIOSプログラムの処理 OSの起動 ROM BIOS 86

(10)

起動

1

1-6

ブートローダ OSを起動するために初期段階で読み込まれるプログラムの総称。

Windows XPでは「ntldr」、Windows Vista/7では「Bootmgr」、Linux

では「LILO」、「GRUB」などがある。 このように、MBRにあるブートストラップコードがブートセクタ内のIPLを、IPLがブートローダを、ブー トローダがOSを、というように段階的なプログラムの実行によって、OSは起動します。 下図は、ハードディスク内部とOSを起動するプログラムの流れになります。 アクティブなパーティション ブートストラップコード ブートローダ システムファイル ハードディスク MBR ブートセクタ IPL OS本体 カーネル シェル デバイスドライバー レジストリなど 空き領域 ハードディスクの内部 このように、コンピューターが起動し、OSのシステムが読み込まれて起動するまでの流れを、起動 プロセスといいます。Windowsが正常に起動しない時に対処できるように、この起動プロセスを 理解しておくことは重要なことです。

(11)

BitLockerドライブ暗号化

「3-2-8 BIOSのセキュリティ/暗号化システム」で詳述。

システムルートフォルダー

OSの動作に関係する重要なシステムファイルやデバイスドライバー などが保存されているフォルダーの総称。通常Windows NT4.0、

Windows 2000では「WINNT」、Windows XPは「Windows」とい う名称のフォルダーを指す。

Windows XP

の起動プロセス

1

Windows XPの起動プロセスは、次のようになります。 ①IPLによりntldrが起動 ②ntldrがboot.iniの起動情報を読み取る ③NTDETECT.COMによりハードウェアを チェック ④ntoskrnl.exeを実行 ⑤システムファイル、ドライバーの読み取り ⑥起動ロゴの表示→ログイン ①ブートセクタ内のIPLは、Windows XP標準のブートローダであるntldr(エヌティローダ)を起動 します。②ntldrは、boot.ini(ブートイニ)の記述を参照します。boot.iniは、OSの起動に関する 情報が記述された設定ファイルで、どのOSを起動するかやシステムルートフォルダー※の位置など が含まれています。複数のOSがインストールされている場合には、ntldrによりboot.iniが読み込 まれ、OSを選択できる起動メニューを表示します。③起動するOSが決まると、ハードウェアの互 換性をチェックするNTDETECT.COM(エヌティーディテクトコム)がntldrにより実行され、④ハー ドウェアのチェックが終わると、システムルートフォルダー内のOSのカーネルプログラムである ntoskrnl.exe(エヌティーオーエスカーネルエグゼ)が実行され、⑤レジストリなどのシステムファ イルやデバイスドライバーが読み取られ、⑥Windowsが起動します。

1-6-2

Windows

の起動プロセス

ブートプロセスの制御がブートセクタ内のIPLに受け渡されると、ここから先はOS固 有の起動方法になります。ここでは、Windowsの起動プロセスについて学習します。 起動プロセスと起動に必要なファイルの役割について理解しましょう。

学習ポイント

システムルートフォルダー ③ ① ④ ⑤ ② アクティブなパーティション ntldr boot.ini NTDETECT.COM ntoskrnl.exe レジストリ デバイスドライバー など IPL ブートセクタ 88

(12)

起動

1

1-6

Windows Vista

以降の起動プロセス

2

Windows Vistaの起動プロセスは、従来のWindows XPとは大きく変わりました。 BIOS環境におけるWindows Vista以降の起動プロセスは次のようになります。

システムルートフォルダー ① ③ ④ ⑤ ② アクティブなパーティション Bootmgr BCD ntoskrnl.exe winload.exe レジストリ デバイスドライバー など IPL ブートセクタ システムルートフォルダー ① ③ ④ ⑤ ② システムパーティション アクティブなパーティション Bootmgr BCD ntoskrnl.exe winload.exe レジストリ デバイスドライバー など IPL ブートセクタ

Windows Vista Windows 7

①IPLによりBootmgrが起動 ④winload.exe がntoskrnl.exeを実行 ②BootmgrはBCDにある起動情報を読み取る ⑤システムファイル、ドライバーの読み取り ③Bootmgrはwinload.exeを起動する ⑥起動ロゴの表示→ログイン

①ブートセクタ内のIPLは、WindowsブートマネージャーBootmgr)を起動します。② Bootmgrは、BCD(ビーシーディー:Boot Configuration Data:ブート構成データ)を読み取ります。 BCDは、従来のboot.iniに替わるもので、OSの起動情報が含まれています。複数のOSがインストー ルされている場合は、BootmgrはBCDの内容を解釈し、起動メニューを表示します。③Windows Vistaが起動する場合には、Bootmgrがwinload.exe(ウィンロードエグゼ)というプログラムを起 動します。④winload.exe は、OSのカーネルプログラムであるntoskrnl.exeを実行し、⑤レジスト リなどのシステムファイルやデバイスドライバーが読み取られ、⑥Windowsが起動します。

従来のWindowsでは起動にntldrとboot.iniが使用されていましたが、Windows Vistaでは Windowsブートマネージャー(Bootmgr)とブート構成データ(BCD)を使用するように変更され ました。boot.iniはテキストファイルで簡単に編集ができましたが、BCDは、バイナリファイルのため、 Bcdedit.exeというコマンドラインユーティリティを使用し編集を行います。 また、Windows 7以降では、BitLocker ドライブ暗号化というハードディスクを暗号化する機能 があるため、OSを含むドライブを暗号化しても起動できるように、OSがインストールされるパー ティションとは別に、システムパーティションを作り起動に関するファイルを保存しています。

(13)

確認問題

①MBR②ブートローダ③ntldr④Bootmgr⑤GRUB⑥boot.ini⑦NTDETECT.COM

⑧ブート構成データ(BCD)⑨Bcdedit.exe⑩winload.exe 次の に当てはまる言葉を答えてください。

1

1. BIOS環境ではハードディスクの先頭の区画1セクタ目は ① です。

1

2. OSを起動するための初期段階で読み込まれるプログラムは ② です。代表的な ②

は、Windows XPでは ③ 、Windows Vista以 降では ④ 、LinuxではLILOや

⑤ です。

1

3. Windows XPで、OSを起動させるのに必要な情報が保存されているシステムルートフォルダーが 何台目のハードディスクの何区画目にあるか、OSの選択メニューを表示する時間を何秒にするか、 などの記述がされているのは ⑥ です。

1

4. ntldrによって実行され、OS上で使用するハードウェアの互換性をチェックするのは ⑦ で す。

1

5. Windows Vistaの ⑧ は、従来のboot.iniに替わるもので、OSの起動情報が含まれていま す。 ⑧ は、バイナリファイルのため、 ⑨ というコマンドラインユーティリティを使用 し編集を行います。

1

6. BIOS環境でWindows Vista/7/8/8.1が起動する場合には、Bootmgrが ⑩ というプログ ラムを起動します。 ⑩ は、OSのカーネルプログラムであるntoskrnl.exeを実行します。

1-6

起動プロセス

(14)

確認問題

管理

1

1-7

①ハードウェア②パフォーマンスモニター③標準ユーザー④ユーザーアカウント制御(UAC)⑤デバイスマネージャー ⑥ドライバーのロールバック⑦ハイブリッドスリープ⑧ディスクの管理⑨ドライブ文字⑩ディスクデフラグ ⑪システムファイル⑫ディスククォータ⑬フォルダーオプション⑭システム構成ツール(msconfig) ⑮Microsoft管理コンソール(MMC)⑯MD⑰TASKKILL⑱DIR⑲GPUPDATE⑳GPRESULT 次の に当てはまる言葉を答えてください。

1

1. Windows 7の「システムのプロパティ」で「デバイスマネージャー」を起動できるのは「 ① 」タ ブです。

1

2. Windows 7の管理ツールにある ② は、CPU、メモリ、ハードディスク、ネットワークの状況につ いてグラフなどを用いてわかりやすく表示するツールです。

1

3. Usersグループに所属する「 ③ 」アカウントは、コンピューターのほとんどの機能を使用できま すが、一部のハードウェアやソフトウェアのインストール/アンインストールはできません。

1

4. ④ を有効にしていると、管理者でログオンしている場合、管理者権限が必要な操作を実行し ようとすると、 ④ が起動し操作の確認を求める警告が表示されます。

1

5. コンピューターに内蔵、または接続されている機器は、 ⑤ で管理することができます。

1

6. 更新したデバイスドライバーを元に戻す機能は「 ⑥ 」機能です。

1

7. ⑦ は、作業中の状態をメモリとハードディスクの両方に保存した上でシステムを一時停止し消 費電力を抑える省電力機能です。

1

8. 「コンピューターの管理」にある「 ⑧ 」は、ハードディスクやハードディスク内のパーティションや ボリュームを管理するためのツールです。

1

9. ドライブを作成したり、追加する場合、 ⑨ を割り当てドライブ名を設定します。

1

10. ハードディスクの断片化を解消するツールは ⑩ です。

1

11. ⑪ はWindowsが正常に動作するために必要なファイルで、変更を加えるとコンピューターが 正しく動作しなくなるため、既定では変更が加えられないように保護されています。

1

12. NTFSでユーザーごとに使用するディスク領域を制限できる機能は、 ⑫ です。

1

13. フォルダーやファイルの表示方法を設定できるツールは、 ⑬ です。

1

14. ⑭ は、Windowsの起動時のトラブルを解決するためのツールで、スタートアップ時に起動する プログラムを有効化または無効化することができます。

1

15. ⑮ は、各種管理ツールを統一的に扱えるようにするシステム管理のためのユーザーインター フェースです。

1

16. ⑯ コマンドは、新しいディレクトリを作成します。

1

17. ⑰ コマンドは、プロセスIDまたはイメージ名を指定して、タスクを終了します。

1

18. ⑱ コマンドは、ディレクトリの中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。

1

19. ⑲ コマンドは、グループポリシーの設定を最新の情報に更新します。

1

20. ⑳ コマンドは、コンピューターやユーザーに適用されているグループポリシー情報を表示します。

1-7 Windows

の管理

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章末問題

システム情報ツール(msinfo32.exe)は、ハードウェアやソフトウェア、インターネット設定な ど、コンピューターに関するさまざまな情報を収集できるツールです。また、集めた情報は 表示するだけでなく、テキストファイルに出力することもできます。コンピューターに詳しく ないユーザーでもこのツールを利用して簡単に情報を収集することができ、ファイルに出力 してメールでヘルプデスクやシステム管理者に送ることができるので、コンピューターにトラ ブルが発生した場合の有効な情報収集手段となります。

A

PCにあまり詳しくないユーザーからサポートを依頼されました。ハードウェアやソフトウェア、 インターネット設定など、ユーザーの使用しているコンピューターに関するさまざまな情報を 収集したいと思います。次のうちどのツールを利用しますか。 a. msinfo32 b. msconfig c. MMC d. システム回復オプション

Q

2

Windows 7で使用することができるファイルシステムはFAT16、FAT32、NTFSです。

A

b

e

Windows 7で使用することができるファイルシステムはどれですか。3つ選んでください。 a. NTFS b. FAT16 c. HPFS d. NSF e. FAT32

Q

1

174

参照

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