材料力学 試験( 2K1 年度 第 1 回)
2001/05/25( 金
)得点
番号 氏 名
1.
図のように分布荷重
ωを受ける片持ちはりについて以下の問に答えよ.ただし ,ヤング率を
E, 断面二次モーメントを
Iとする.
L L
A B
C
ω
(a)
せん断力,曲げモーメントの分布を 求め,
SFD,BMDを描け.
(10点
) (b)たわみ曲線を求めよ.
(30点
)(c)
最大たわみを生じ る位置と,最大 たわみ量を求めよ.
(10点
)[解答例]
(a)
せん断力および 曲げモーメントをそれぞれ,
Fおよび
Mとすると,
A点から
xの距離にある
x−x断面において
-L
-L2/2
-3L2/2 0
0
L
L
2L
2L x
x SFD
BMD
i) 0
≦
x≦
Lのとき
F = −ωx M = −ωx·x
2 =−ω 2x2
ii) L
≦
x≦
2Lのとき
F = −ωL M = −ωL
x−x
2
=−ωLx+ωL2 2
これより
SFDおよび
BMDはそれぞれ,左
図のようになる.
(b)
たわみ,ヤング率および 断面二次モーメントをそれぞれ,
y,
Eおよび
Iとすると次の関係が 成立する.
EId2y
dx2 =−M
解答
(a)より
i) 0
≦
x≦
Lのとき
EId2ydx2 = ω 2x2
両辺をそれぞれ順次積分すると
EIdy
dx = ω
6x3+C1 (1) EIy = ω
24x4+C1x+C2 (2)
ii) L
≦
x≦
2Lのとき
EId2ydx2 =ωLx−ωL2 2
EIdy
dx = ωL
2 x2−ωL2
2 x+C3 (3) EIy = ωL
6 x3−ωL2
4 x2+C3x+C4 (4)
固定端
C(x= 2L)においてたわみ角,たわみが
0であるから,式
(3),
(4)より
2ωL3−ωL3+C3 = 0
∴
C3 =−ωL3 4ωL43 −ωL4−2ωL4+C4 = 0
∴
C4 = 5ωL4 3 B点
(x=L)においてたわみ角,たわみが連続であるから
ωL3
6 +C1= ωL3
2 −ωL3
2 −ωL3
∴
C1 =−7ωL36 ωL4
24 −7ωL4
6 +C2 = ωL4
6 −ωL4
4 −ωL4+ 5ωL4
3
∴
C2= 41ωL4 24得られた積分定数
C1〜
C4を式
(2),
(4)に代入し整理すると,たわみ曲線は次式で与えられる.
y = 1 EI
ω
24x4−7ωL3
6 x−41ωL4 24
!
(0≤x≤L
のとき
) y = 1EI ωL
6 x3−ωL2
4 x2−ωL3x+5ωL4 3
!
= 1 EI
"
ωL 6
x−L
2 3
−9ωL3
8 x+27ωL4 16
#
(L≤x≤2L
のとき
) (c)A点
(x= 0)において最大たわみは生じ ,その大きさは解答
(b)第一式に
x= 0を代入すると
ymax= 41ωL4 24EI
2.
一辺が
aの正方形断面のはりについて,
(a)
図
(A),
(B),
(C)のように
X軸を中立面として曲げられる場合について,断面
2次モーメントを それぞれ求めよ. (
30点)
a b
図
(A)図
(B)図
(C)x
[
解答例
]各図の断面
2次モーメントをそれぞれ
IA,
IB,
ICとする. ( 各
10点,答えのみ
5点減点)
図
(A) -a/2a/2
dA=ady IA = Z a
2
−a2 y2a dy = 2a Z a
2
0 y2dy
= 2a
"
y3 3
#q
2
0
= 2a 3
a3 8 = a4
12
図
(B)√
2 a 2√
2 a√
2 a 2 2dA=2xdy y=-x+
√
2 a2
IB = 2 Z √2a
2
0 y2dA= 2 Z √2a
2
0 y2 · 2x dy
= 4 Z √2a
2
0 y2
(
−y+
√2a 2
) dy
= 4 Z √2a
2
0
(
−y3+
√2a 2 y2
) dy
= 4
"
−y4 4 +
√2a 2
y3 3
#√2a
2
0
= 4 (
−a4 16 +
√2a 2
a3 2√ 2
)
= 4a4
−1 16 + 1
12
= a4 12
図
(C) a b加法( 減法)定理を用いて
IC =IB − IB辺の長さ=b = a4 12 − b4
12 = 1
12(a−b)(a+b)(a2+b2)
(b)
図
(A)と
(B)のはりについて,同じ 曲げモーメントが加わった場合に生じ る最大応力の比を求め よ.
(10点
)[
解答例
]加わっている曲げモーメントを
Mとし, 図
(A),
(B)のはりに生じ る最大応力をそれぞれ
σA,
σB,断面係数をそれぞれ
ZA,
ZBとすると
σA = M
ZA, σB= M
ZB, ZA = IA
a2 =
a4 12a
2 = a3
6, ZB = IB
√2a 2
=
a4
√12 22a
=
√2a3 12
したが って最大応力の比は
σB
σA =
ZMB
ZMA
= ZA
ZB =
a3
√6 2a3 12
= 12 6√
2 =√ 2
(c)
問
1のはりの断面形状を図
(A),
(B)の正方形とした場合について,生じ る最大たわみの比を求 めよ.
(10点
)[
解答例
]はりのたわみの基礎式は
d2y dx2 = M
E I
であり,他の条件が同じであれば,断面
2次モーメントが等しければ,たわみ曲線も同一となる.
前問より,図
(A),図
(B)の断面ではど ちらも
I = a124で断面
2次モーメントが等し く,したがっ て生じ る最大たわみも等しい( 最大たわみの比は
1:1).
3.