別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 甲 第
3113
号 氏 名大津 威一郎
論文審査担当者
主査 宮崎 章 教授 副査 本田 一穂 教授
副査 本田 浩一 教授
(論文審査の要旨)
ミトコンドリア
DNA 5178 C/A
多型については、A型の頻度が一般集団に比較して百寿者 で高いこと、C型の人はA
型の人に比べ2
型糖尿病、心筋梗塞、脳血管疾患 などを発症し やすいことが報告されている。本研究では、本C/A
多型における加齢と腎機能との関係を 検討した。1999
年から2000
年に水戸赤十字病院の人間ドックを受検した602
名のうち、女性、糖尿 病患者、データに欠損がある人を除く男性404
名(53.9±7.8
歳)を解析の対象とした。単 回帰分析では、両遺伝子型ともに年齢区分(50 歳未満、50-59歳、60 歳以上)と推算糸 球体濾過量(eGFR)の間に有意な負の関連を認めたが、喫煙習慣、飲酒習慣などを共変量 として重回帰分析を行ったところ、C型のみ年齢区分とeGFR
の間に有意な負の関連を認 めた。ロジスティック回帰分析では、腎機能低下 を90 mL/min/1.73m
2 未満と定義した場 合、C型のみ年齢区分が上がるほど腎機能低下のオッズ比の有意な上昇傾向を認めた。本
C/A
多型が腎機能への加齢の影響を修飾することを示した本論文は、新知見を得てお り、学術上の価値があり、学位論文に値すると判定した。論文題名:Longevity-associated mitochondrial DNA 5178 C/A polymorphism modifies effect
of aging on renal function in male Japanese health checkup examinees: an exploratory cross - sectional study.
(日本人男性の定期健康診断受検者において長寿関連ミトコンドリア
DNA 5178 C/A
多型は腎機能への加齢の影響を修飾する:探索的横断研究)掲載雑誌名:Journal of Physiological Anthropology vol.38, 12, 201 9年.
(主査が記載、500字以内)