「学校とは異なる文脈の美術教育実践の調査と分析
」研究調査報告書
著者 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科院生連携
プロジェクト, 山下,暁子, 荒川,洋子, 中村,元隆, 関根,史恵
発行年 2011‑03‑31
URL http://hdl.handle.net/2309/108524
「学校とは異なる文脈の美術教育実践の 調査と分析」
研究調査報告書
2011
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 院生連携プロジェクト
目次・研究課題一覧
タイトル 執筆者 頁数
序 2-3
美術教育実践の調査研究
-アンケートの回答から読み取る学校とは異なる文脈の美 術教育実践と美術教育のイメージ-
山下暁子 4-25
美術館・文化政策の変化と子どもたち
-「文化創造都市」と「美術館」・「美術教育」- 荒川洋子 26-44
縄文土器を契機とする井出政男氏の実践とその分析
-「美術科教育の参照規範」を鍵概念として- 中村元隆 45-134
報告
研究の成果の概要 調査訪問先・研究発表
135-137
リポート
愛知県美術館・愛知県児童総合センター・豊田市美術館・
名古屋市美術館・南青山工房・工房あかね・
谷根千こどもアトリエ・京都国際マンガミュージアム・
宮城県立美術館
関根史恵
山下暁子 138-150
この報告書は、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科により採択された院生連携プロ ジェクト(2009年度・2010年度)による研究助成を受けた研究の成果をまとめたものです。
序
本研究プロジェクトは、美術教育に関する構造的問題1は、美術教育が学校教育2の美術科教 育3に規定されてしまっていることに一因があるのではないかという問題意識から出発した。
そこで、学校外での美術教育についてより多様な研究を行う必要があるとの認識から、“学校 教育とは異なる文脈による美術教育実践の調査と分析”というテーマを設定して共同研究を行 うこととなった。
「美術教育」という単語を見て、どのような意味を思い浮かべるだろうか?まず、学校教育 における美術科教育である。美術教育と言えば、暗黙裡に学校における美術教育、つまり、図 画工作科教育、美術科教育を思い浮かべさせる。もしくは、子ども(主に幼児から学齢期にお ける)を対象として行われるものという印象がある。他にも、美術に関する教育一般が美術教 育という意味だという理解もある。美術教育を狭く限定的にその範囲を決める場合や、「美術 科教育」という単語を短縮して呼ぶ場合に、すなわち「美術科教育」イコール「美術教育」と 呼ばれる。だが本来の「美術教育」という語には学校教育という限定はなかったはずだ。そし て、研究プロジェクトのタイトルに“学校とは異なる文脈”という形容が付いているように、
美術教育だけではなく、さらには「教育」という言葉にも、「学校」という言葉がまとわりつ いていることは否定できない4。
「美術教育」という言葉の示す範囲は学校に限らず、もっと広く想定できるだろう。美術科 教育とは美術教育という概念に包摂されるものであると考える。しかしながら、美術教育のう ち、現在、主な種概念は美術科教育である。では、それ以外の種は美術教育の中にどのような 状態であるのだろうか。美術教育を学校や学齢期の子どもという枠を外して見た場合、どのよ うなものが(教育が)対象となるのか。このようなことを取り上げる場合、結局のところ、美 術教育とは何なのか、どの範囲か、という問題が浮かび上がってくる。そして、この「“美術 教育”とは」という前提や“美術教育”を規定することは一番難しい問題である。だが、この 点についてここで性急に答えを求めることはあえてしないこととする。なぜなら、美術教育を 美術科教育とするのではなく、より広く類概念として捉えようとする立場からは、美術教育の 前提やその範囲をあらかじめ規定してしまうことは避けなくてはならないからである。
本研究プロジェクトは、多様な経歴や経験を持つメンバーによって構成される。この研究プ ロジェクトのテーマは、メンバーがこれまでの経験から感じていた、美術教育をめぐる基本的 な問題、「美術教育というとき、なぜそれは学校教育における図画・美術科教育で行われる教 育を指していると、暗黙のうちに了解されているのか」ということから始まる。“学校教育と は異なる文脈による美術教育実践の調査と分析”という長くややこしい題目は、現状では学校 という文脈によって、美術教育の規定が了解されているということについて問題提起を行おう とするためである。
たとえば、社会教育と社会科教育が違うように、また、家庭教育と家庭科教育の違いのよう に、一般に教科とその名称についているもの自体の教育との違いがはっきりしているものがあ る。一方、美術教育と美術科教育のように研究者以外にとっては(ときには研究者も無自覚だ
が)、使い分けが問題とされていないものが他にもある。美術教育については、社会一般にお いて広く実践され、「趣味」や「生涯教育」と言われる範囲とも重なる。
このような、教科教育と一般の教育との違いという点に注目する場合、公教育と私教育とい う対比で捉えることもできるだろう。美術教育の場合、学校の他にも、美術館や自治体など、
公によるものもあり、また、それらと学校との連携も見られる。そのため、「教科教育」とい うものを一つの軸として定め、そこから“学校教育とは異なる文脈による美術教育実践”とい うものを探っていくことにした。
まず第一部で、実施したアンケート調査の結果を報告する。“学校教育とは異なる文脈によ る美術教育実践”の実態を把握するため、そこに携わる人々について、学校との関連や、美術 教育と美術に関する意識について、調査結果の分析と考察を行う。次に第二部では、従来想定 されるような“学校教育とは異なる文脈による美術教育実践”である個人・民間団体・NPO な どとは別の近年見られる新たな流れについて、公立学校以外の公的機関として、行政や公立の 美術館などがどう美術教育にかかわってきたかという点に注目して報告する。第三部では、「美 術科教育の参照規範」という鍵概念を提示し、学校教育とは異なる文脈で活動する者への実際 のインタビュー事例を分析し、その実践の魅力を学校教育の中に再文脈化する模索を通じて、
美術科教育の場の境界を策定している「美術科教育の参照規範」を考察する。最後に、資料編 として、“学校教育とは異なる文脈による美術教育実践”としてメンバーが訪問・インタビュ ーを行った事例のレポートを付加する。
(山下暁子)
1 例えば、技術的なことを教えることの是非や、美術を教えるのか美術を通した教育なのか、とい う議論など。
2 各種様々な学校があるが、ここでは、公的な学校教育、特に義務教育課程における学校教育を中 心に想定している。
3 美術科教育とは、上記の学校教育における美術に関する教科教育を指す。小学校の図画工作科、
中学校の美術科、高校の芸術科の美術。
4 教育の問題を考える場合に学校を対置させての議論は古くからなされている。例えば、デューイ の『経験と教育』の第一章を見れば、学校教育への批判から出発している。しかしながら、批判か ら出発した論考も、学校教育へと還元されて取り入れられていく。
美術教育実践の調査研究
アンケートの回答から読み取る学校とは異なる文脈の美術教育実践と美術教育のイ メージ
山下 暁子
YAMASHITA Kyoko 芸術系教育専攻,横浜国立大学
I. はじめに
本アンケートは、研究プロジェクトのテーマである、「学校とは異なる文脈の美術教育実践」
について、それらの活動の実態を把握する準備のための、一つの手立てとして行ったものである。
本研究プロジェクトのテーマである「学校とは異なる文脈の美術教育実践」について、具体的 に把握する必要があるのだが、一方で「学校とは異なる文脈の美術教育実践」を規定することや、
その範囲を確認する結果になることは避けなくてはならない。なぜなら、学校における美術教育 である美術科教育1とは規定された美術教育であるが、「学校とは異なる文脈の美術教育実践」と は、学校における美術科教育以外のもの、つまり規定されていない美術教育ということになるか らである。
学校教育における美術科教育が、現在、美術教育という類の中で、一つの大きな種として中心 を占めていることは確かである。では、周縁にある多様な活動は、美術教育のその他の種として、
どのように位置づけられているか。そもそも美術教育の一種として認められているだろうか。そ して、「学校とは異なる文脈の美術教育実践」を行っている当事者たちは、美術教育と、学校教 育における美術科教育についてどのような印象を持っているだろうか。
II. アンケート
1)調査対象及び調査時期
調査対象は、口コミ及びweb等で情報収集した美術に関する(もしくは美的)教育活動2を行 っている団体及び個人。調査時期は 2009 年 11~12 月、質問紙を郵送し同封の封筒で返送しても らい回収した。
2)調査内容
調査は質問紙によって行った。質問内容は、運営と支援の状況、講師やスタッフ等の資格(教員 免許等)保持状況と学校教育機関への勤務経験、美術教育に関連する言葉のイメージについて、
行っている活動と学校教育との関連などである。質問用紙は本文末尾に掲載。
1 本稿でいう美術科教育とは、小学校の図画工作科、中学校の美術科、高校の芸術科の中の美術 科目についての総称である。
2 調査の対象とした教育活動とは、講師や教師、ファシリティーするスタッフなどがおり、生徒や受 講者が何らかの活動を行うものとする。
3)アンケート「美術教育実践の調査研究」実施のねらい
本アンケートのねらいは、三つある。一つめは、支援の状況。二つ目は、そこに携わる人と学 校教育との関係(主に教員免許や教員歴)、三つ目は、美術教育にまつわる言葉のイメージを知 ることから、美術教育についての意識を知ることである。
また、調査対象を選択する際のポイントとして、学校という制度に支えられた“職業”に従事 する、美術教育(美術科教育)を担う者(学校教師)に対し、学校制度の外での教育活動を行っ て“職業”としている者という点に留意した。
4)アンケート数
配布した質問紙は、総数 103 枚で、回収率は 45.6%(47 枚)であった。うち無効回答が 1 枚あ り、有効回答数は 46 枚(44.6%)であった。
III. アンケートの分析
= アンケート結果 =
発送数103-回収数47(うち無効1)= 有効回答数46 回収率45.6%
アンケート送付先の活動実施対象としている年齢区分 子どものみ、主に子どもを対象(幼児から高校生)〔34〕
子ども・大人それぞれのコースがある、子どもと大人両方を対象〔52〕
大人のみ対象〔14〕
その他〔3〕
上記のうち、回答のあったアンケート送付先の対象年齢区分 子どものみ、主に子どもを対象(幼児から高校生)〔19〕
子ども・大人それぞれのコースがある、子どもと大人両方を対象〔22〕
大人のみ対象〔7〕
「学校とは異なる文脈の美術教育実践」について調査するにあたって、なるべく多様な活動様 態を対象として含めるように考え配慮したが、大人のみを対象としたものが尐ないため各年齢対 象に偏りがある。それぞれの区分で回答の得られた調査先は約半数ほどであった。
調査対象は、対置される「学校」と比較するべく、学齢期の子どもを対象とした「学校とは異 なる文脈の美術教育実践」に限るべきではないか、との意見もあった。しかし、我々が目的とす るのは、種としての美術教育の中に、類として今認められている学校教育における美術科教育以 外に、どのような類があり、それらは現在類として確立している学校教育の美術科教育とどのよ うな位置関係にあるのかを調査することである。学校との対照関係の条件でのみ「学校とは異な る文脈の美術教育実践」を規定し、比較調査することではない。そのような狭い範囲の研究では、
従来の学校教育の文脈から抜け出ておらず、学校を規準として「学校とは異なる文脈の美術教育 実践」を規定して始めることになってしまう。結局のところ、それでは、大人による子どもへの 教育という、実践的関心による内容に関する質問しか調査項目には残らない。
= 活動と運営について =
1.利用者人数(規模)
2.支援の状況(無回答のものでも記入欄に内容の記入があったものは有りとみなした)
予想通り、ほとんどの項目で支援は無い。公的資金のうち、おおよそ半数はNPO関連、
あとの半数は自治体の運営する施設、その他に財団、基金であった。支援のほとんどは物的 支援であり、その内容は材料が多い。(下記参照)
支援の内容
(寄付)
・企業からの助成金
(公的資金)
・自治体が運営する施設については、市 や府県の一般会計など。
・NPO法人は、関連する公的資金。
・財団法人は、財団の運営資金。
・そのほか、こども夢基金。
(物的支援)
・〈個人〉不定期に木材等の材料
・絵の具、色鉛筆、木材など
・〈NPO法人〉場所、光熱費、コピー 機、ステレオ
・〈個人・企業〉必要に応じて段ボール 箱、フィルムケース、ペットボトルなど
・〈個人・団体〉廃材(リサイクル工作 用)など
・〈企業〉イベントのときに車
・〈個人〉アトリエ使用許可及食料
・〈個人〉アトリエスペース
・〈個人〉スティール棚や石こう像など のもらいもの
・〈個人・企業〉絵の具、木材、ボード
(無回答)
・株式会社の社会貢献活動として実施し ており、ヒト・モノ・カネのすべてを民 間企業の費用負担で実践しています。
3. 活動の場所(a~f)と使用料の支払い(はい/いいえ)
a専用の教室を所有している場合のうち、使用料を支払っていないケースは、公共施設内に専用ス ペースが設けられている場合である。(aかつdと回答したケースはaに分類した。)aかつcと回 答があったケースは、cに分類した。自宅で行っている場合、使用料の支払いについては半々であっ た。運営方法や個人の会計方法で費用に計上している場合としていない場合があることがわかる。
専用の場所であるがそれを所有していない場合、つまり、b専用の教室を借りている場合は、ほぼ 100%使用料を支払っているとみてよい。
活動場所について、b専用の教室を借りている割合が一番高く、また、ほとんどの場合、活動の場 所は専用の教室(場所)を用いている(a,b,c)ことがわかる。
インターネット(ホームページやブログ等)で活動紹介・教室案内を掲載しているところが多く、
それを見ると、個人で行っている場合や小さな事業体である場合、講師は本業となる別の職業を持っ ていることがある。デザイナーやイラストレーター、建築家など。また、その事業活動の一部として 行っているものや、企業のCSR(Corporate Social Responsibility)活動として行われているもの もあった。
= 学校教育との関係 =
4. 免許の保持とその種類(延べ人数)
一つの運営単位あたりではなく、所属している人・携わっている人のうちで、把握できる人数
(延べ)を記入してもらった。無回答の回答紙は11。理由は、該当数ゼロのため無記入、また は、把握しておらず回答できないため無記入、の二つが含まれると推測される。
教員免許を保持している率は総じて高い。幼稚園教諭・保育士の免許を保持している人は尐な かった。その他の項目の内訳は、学芸員資格12・社会福祉士2・カラーコーディネータ1、不明 5であった。学芸員資格12は、調査対象に美術館が含まれているため。美術館を除くと学芸員 の該当数は1である。
5. 現在の活動以外での教育経験・経歴
アンケート送付した活動体以外での教育経験・経歴に関する質問を行った。回答数は前項と同様、
延べ人数である。
内容別では、講座や教室での教育経験が一番多く、それに類似する幼保での講師も多く見られる。
教員免許保持の数に比べて、小中高での教育経験は尐ない。
全体の項目で常勤経験は尐ないことがわかる。(美術館等の項目で、常勤の回答が多かったのは、
アンケート対象に美術館が含まれるため。)
また、グラフには現れないが、活動体によって教育経験・経歴の有無や種類に差が見られた。
質問の問い方、回答項目の勤務形態とその呼称が、選択項目により意味が違うといった不備(例え ば小中高の教員にはアルバイトの勤務形態は無く非常勤、幼保での講師とは幼保で行うお教室の講師 を指しているなど)があり、必ずしも正確な回答が得られたとは言えない。項目ごとに該当しない回 答欄に斜線を引くなどの工夫が必要だった。
9.学校の図画教育・美術科教育を意識して行っているか?
はい(24)、いいえ(20)、無回答(2)
学校の図画教育・美術科教育を意識して行っているかどうか、の質問を行った。単純な回答は、“は い”が“いいえ”をやや上回った。“はい”と“いいえ”それぞれの回答に含まれる、プラスとマイ ナスの異なる見解の方向を知るため、続けて、“肯定的・協調的に”と“批判的・対極的に”の選択 項目を設けた。また、この質問に関する、意見・見解についての自由記述欄を設けた。
“いいえ”の回答では、無回答か“対極的に”が、多く選択されている。“肯定的・協調的に/批 判的・対極的に”の選択に、無回答かつコメント無しの回答は6であり、最初の質問の回答別では一 番多い。“はい/いいえ”に無回答であった2のうち1は次の質問にも無回答であり、“いいえ”か つ“コメント無し”の回答と合わせて7件は本当に学校教育への関心が無いものと思われる。学校教 育を意識している“はい”との回答からは学校教育への肯定、もしくは相補的に自身の活動を位置づ けている姿勢がうかがえる。“はい”の回答をしたうち、肯定的12、協調的に11、批判的8、対極的
に12、となっているが、批判的8を除いた項目ではほとんど同数である。“対極的に”は否定的な意
味での回答項目の設定であったが、“はい”と答えたものではプラスの意味で“対極的に”意識して いるものであった。つまり、否定的に意識しているのは“批判的”と回答した8のみである。また、
学校教育での図画教育・美術科教育を意識していますか?の質問に、“はい”の回答をしたものの方 が、“いいえ”の回答をしたものに比べ、記述欄への記入率が高かった。
以下に、意見・見解を求めた記述欄へのコメントを、「はい/いいえ」別に示す。〔〕括弧内は、
選択質問の回答。
【“はい”の回答から】
・ 小学校の美術の先生たちとのワークショップを行い、とてもよい時間が過ごせたことはありまし た。当館は教育施設ではないのですが、体系的な位置付けの確認と裏付けとが課題です。〔はい
/肯定的・協調的に〕
・ 学校教材より選定。〔はい/肯定的・協調的に〕
・ 学校の教育ではなかなかすくえない個人の可能性を引き出すことをまず楽しいと思えるカリキュ ラムを考えています。テーマにして。〔はい/肯定的・協調的に〕
・ 学校の指導要領を意識しながら、学校ではできない他ジャンルとのコラボ、クオリティの向上、
美術の、育児の中での重要性を意識している。〔はい/肯定的・協調的に〕
・ 学校とは、国のお金を使い「普通・平等」のみの追及を考えがち。すなわち弱者救済。他は個人 の金であり、目的意識がしっかりしている事から、結果のみの追求。すなわち弱肉強食。〔はい
/肯定的〕
・ 学校ではできない体験をしてほしい。学校教育の中でもワークショップの要素を取り入れるよう、
連携を図る。〔はい/肯定的・協調的に,批判的・対極的に〕
・ どちらもあてはまります。〔はい/肯定的・協調的に,批判的・対極的に〕
・ 学校で出来ないことをやろう。〔はい/肯定的,対極的に〕
・ 工作で速さや高さを競ったり、年に一度、平面、立体、動くものの作品をこども達で評価して順 位をつけました。〔はい/批判的・対極的に〕
・ 学校でできないことをやりたいと考えている。〔はい/批判的・対極的に〕
・ 作品をつくるというよりも、そこにたどりつくまでの感性のスイッチをたくさん発見できるよう なことを、美術にこだわらず行っています。身のまわりのことに気づく美のスイッチを多くもつ ことで美術を生活の中で楽しめられるようになると思って。〔はい/対極的に〕
・ 学校ではやっていないことを授業にとりくんでいる。〔はい/対極的に〕
・ 子どもの描画の発達や、個人の適時性を意識してレッスンを行っているので、全体的な画一的な レッスンではなく、個性重視の個別レッスンを意識しています。〔はい/対極的に〕
・ 道具に関して→学校での制作の扱いが生きるよう、又、こども自身が混乱しないよう、学校で使 用する絵の具を使うようにし、それうまく使うようにしている。学校の図工が必ずしも美術とは 思っておりませんし、また、美意識をちゃんと育てる作品作りをしているとも思えません。すば らしい活動をしている先生もいらっしゃれば、内容のとぼしい学校もあるようだと認識していま す。それでも子どもたちが学校で図工に携わることは事実ですので、表面に記しましたことを道 具の面では考えており、内容に関しては学校は意識しすぎず、大事と思うことを実践しています。
〔はい/無回答〕
・ 学校教育の中ではできないマンツーマンのきめ細かい指導。〔はい/無回答〕
・ 学習指導要領にもとずいての学校授業であり、それには意識しつつも、それ以上の活動ができる のが、習い事の美術教室でしょう。〔はい/無回答〕
・ 使った事のない画材を積極的に取り入れています。(子どもクラス)〔はい/無回答〕
・ 学校の授業との連携を目指している。〔はい/無回答〕
【“いいえ”の回答から】
・ 学校と同じテーマやカリキュラムを行ったとしても教える人(先生)が違うのだから、当然内容 や結果が異なるものになるハズなので、敢えて学校教育を意識したり比較することは無い。〔い いえ/肯定的・協調的に〕
・ うまい、へたを意識させないように授業を行っています。生活の一部として楽しく。〔いいえ/
肯定的〕
・ 個人のもっている力を出す作業に、力を入れていて、1人ひとりにペース配分をして、創造力や 集中力、又、リラクゼーション的効果も生まれてくるようにしている。〔いいえ/無回答〕
・ 肯定的でも批判的でもなく、参考適度に意識するぐらいです。〔いいえ/無回答〕
・ 時間に追われない自由空間、100%自由に、感動を味わう、好きなことをやる。とことんやる、心 を解放する、幸せをみつける。〔いいえ/無回答〕
・ 学校教育は意識してない。美術指導は講師により考え方も違い、個人の絵画教室は、自分の考え を反映できるので、学校教育に左右されることはない。〔いいえ/無回答〕
・ 美大の学科及び生活科・理科をベースに内容を考えています。〔いいえ/無回答〕
・ 学校から開放された、自由時間にアーティストと共有する時間の中で個々が見出す何か、他者が 見出す何か。〔いいえ/無回答〕
【無回答の回答から】
・ 使えるところ(内容的に)は使いますが、基本的には批判的です。表現とは理解者が必要で、そ のためには表現する側に努力や説得力が必要ですが今の小学校の図工での表現は独りよがりを肯 定しすぎたと感じています。〔無回答/無回答〕
「学校教育を意識している」の回答からは、学校との共同や学校教育の文脈に沿う方向の活動を意 識しているものと、学校教育で欠けていると思われる点を補完しようとする方向(学校で出来ないこ とをやろう)とが見えてくる。また、「学校教育を意識していない」の回答からは、コメント記入も なく学校教育への無関心を端的に示しているものが約半数ある一方、記入されたコメントからは、学 校教育とは別の要素、もしくは学校教育から漏れている美術教育の要素があり、それぞれの活動の特 徴や中心となっていることがわかる。
以上に挙げたコメントからは、学校外の美術教育実践に求められ、行われている要素が読み取れる。
一つは、学校ではできない活動(アートセラピー、より専門的な材料や画材を使った活動)といった 活動内容に関することへの取り組みと、もう一つは、活動環境、活動形態、活動方針に関すること―
―時間制限を設けずに自分のペースで取り組む、自由にリラックスしてつくる、おしゃべりしながら つくる(学校では、授業態度などが問われるから?)、BGMを楽しみながらつくる、成績や評価に 関係なく楽しむこと、技能的な向上を目指す個人指導の実施、子どもの個性を引き出す・伸ばす(学 校教育では、十分達成されていないと感じる保護者のニーズと思われる)――である。
10.閲覧できる形での書面によるカリキュラムやマニュアルの有無
指導カリキュラムやマニュアルといった文書の有無については、有り・無しの数は、ほぼ半数であ った。明確に文書化されているものが半数近くあることは意外だった。回答の内容から見ると、「閲 覧できる」「書面による」という条件を満たすものとして、紙での文書だけではなく、ブログやホー ムページなどの活用が多く見られる。次の活動の記録もそうだが、パソコンやインターネットの普及 が大きな役割を果たしていることがわかる。
11.活動の記録の整理
複数回答。ほとんどのところで、写真記録(a)を行っている。また、何らかの文書・文章による 記録(b, c)も併せて行っていることがわかる。ビデオ(d)の回答も含めると、9割以上で、写真(映 像)と文章の組み合わせによって記録が行われている。
その他の回答の内容(〔〕内は回答数)は、ホームページ〔6〕、インターネット、ブログ〔3〕、
制作カルテ、報告書〔2〕、記録集、年報、素材遊びファイルスケッチ、DVD、完成品のサンプル、
となっている。
12.活動・講座・教室のアピールポイント
「lその他」の回答記入内容は、下記のとおり。
・地産地消
・100人100様の芽を出す、応援
・アトリエの環境
・講師が、DIYのプロ,ドイツ留学経験者の2人なので、その特質を生かしています。
・子供達の自主性、考えを中心
・エコロジー
・レッスン内容(アートセラピーを取り入れている)
・2年おきの展覧会、個展の支援
・先生としては生徒さんの判断のみ、作家としては腕のひけらかしで判断
・独自のワークショップの開催(音楽と美術の連携)、他のジャンルとのコラボ(子どもミュージ カル)
学校教育以外の美術教育活動を行っている人や団体は、自分たちの活動のアピールポイントをどの ように認識しているのか。また、どのようにアピールしたいと考えているのだろうか。回答数が多い 順に、実施・活動内容〔31〕、講師〔24〕、クラスの雰囲気〔19〕、専門性〔19〕、道具や材料〔17〕、
立地〔15〕、ニーズへの対応〔15〕となっている。
アンケートは、完全に営利でなくとも、利用する者から何らかの料金を徴収している(または事業 としての資金のある)団体や個人をアンケート対象としたため、そのアピールポイントは実施・活動 内容と講師が上位の一・二番目となっているのは順当であろう。行う内容に自信をもってその活動を 行っているのはもとより、それを行う人材も自信を持ってアピールできる、他との差別化という意味 で行う内容や人材の専門性、扱える道具や材料、事業を行うための立地と、顧客や社会のニーズへの 対応もある。これらの回答が上位であることは妥当である。その中で、三番目に「クラスの雰囲気」
がきていることは注目すべき点であろう。
クラスの雰囲気は、上位にある他の項目に比べて、状況依存的なものである。また、行われる美術 教育活動(または美術活動)それ自体の目的的な要素からはずれるものでもあるが、アピールポイン
トとして上位にあるというこの質問の結果と、質問9の記述回答の一部からも、クラスの雰囲気は、
提供されている美術教育活動の内容と共になって考えられているようである。それは、そこに集まる 人々とのコミュニケーション(おしゃべり、楽しい)や居心地の良さ(リラクゼーション、自由)と、
個人(ひとりひとり、個性)への対応という、一見、相対するもののように思われる要素、双方への 配慮があると思われる。では、そのクラスの雰囲気とはどのようなものだろうか。質問8で訊ねた。
8.講座・教室・クラスのイメージ
講座・教室・クラスの雰囲気・イメージについて、そのイメージを表わす言葉について訊ねた。よ り感覚的なイメージで表わしてもらえるよう、色や形容詞、~な感じなどの表現、一言で、と回答を 促した。以下に回答例を示す。(無回答は7件)
・ パッション、マニアック、サロン風
・ 楽しくてちょっと難しくて面白い。上手 くなるとは限らない。
・ 萌黄色(緑豊かな環境。利用者が乳幼児
~小3、4くらいの小さな子が多いから)
・ 自由な感じ
・ 心の教育、心の解放、自由空間、魔法の アトリエ、ゼロ~何かを生み出す
・ どんどん使って思いっきり!好奇心は 無限大。
・ いっしょうけんめいつくる!。自分。手。
・ 集中力
・ 仲の良いサークルのような交流場所 イメージを形にできる創作の場
・ 七色
・ 自然素材、オレンジ色、活動力、明るい、
山里、地域の中
・ 楽しく体験
・ 楽しい空間
・ チャレンジ!!
・ ワクワクな感じ
・ 40人の母が子育てをする家
・ こども目線
・ 硬軟とりまぜ
・ 活気ある、親子のふれあい、自由、創造
・ 熱く、おだやかに、志高く。
・ のびのび、それぞれの個性をのばして、
楽しく
・ 放課後の秘密機地
・ ココア
・ 静かな、こどもたちの
・ イキイキした感じ
・ “癒し” “リフレッシュ”
・ クローバーな感じ
・ 癒し/発散/調整/発見(自己の発見)
など
・ 色は心の声〈アートセラピー〉
・ ①個人レッスンの場合で上手になりた いと名乗った人の場合「己さがし」②団 体教室で楽しくをベースの場合「モノ作 りの楽しさへのそそのかし」
・ 洗練された
・ リラックス空間
・ 楽しい
・ 楽しい感じ。色彩豊かな感じ。
・ 活気のある感じ。
・ アート色。美術体験。制作体験。模索教 室。実験の場。
・ 自由
・ おしゃべり工房
・ 何かに気付く
以上の回答から、おおまかに、“熱気”と“なごみ”といった特徴が見えてくる。「楽しい」、「活 気」、「集中力」、「美術・創造」、「個性」、「自由」、「癒し」、「リラックス」、「心」、「コ ミュニケーションのよさ」などのキーワードが見えてくる。これらの「癒し」や「楽しむ場」「リラ ックス」という要素は、質問12の回答でアピールポイントとして三番目に「クラスの雰囲気」が挙 げられていることとも関連している。
また、質問9の自由記述欄のコメントを参照してみれば、「個」の存在をより重視した活動方針、
活動形態が特徴である。子どもを対象とした活動の場合では、学校での(美術科教育の)授業で満足 できない保護者や子どものニーズに応える役割が求められていると考えられる。また、専門性に対す る興味や期待からの需要や、心の癒し、楽しむ場という精神的なリラックスが求められていることへ の対応ということも見えてくる。この「癒し」という要素は、特に、学校教育の文脈では行い得ない もの、排除されたものであり、学校教育以外の美術教育が、学校との接近や類似の中でも棲み分けら れる要素の一つとなっているものであろう。
= 美術と美術教育に関連するイメージ =
6. 美術と美術教育に関する言葉について
美術教育に関する場面で、よく使われる・聞かれる言葉をピックアップして、その言葉について持 っているイメージを調査した。質問は、「どの言葉が好きですか?どの言葉が時代遅れだと思います か?現在行っている活動(講座・教室・指導)に合う言葉はありますか?」というものであった。続 けて、その理由又はコメントを記入する欄も設けた。回答は複数名の投票形式での回答も可とした。
そのため、以下の結果グラフは延べ人数。
この質問を、単純な好き嫌い調査ではなく、回答項目を「好き・時代遅れ・活動に合う」の三つの 選択肢とした理由は、回答する個人の好き嫌い感情を知るのではなく、それとは別に、これらの言葉 にどのようなイメージを持っているのかについて、それぞれが行っている美術教育活動と照らして判 断した内容を知るためである。
アート、芸術、美術の言葉は、“好き”の回答が多い。(“好き”の回答が尐ないものは、授業、
カルチャー、ホビー、指導、実践である。)“時代遅れ”の回答が多いのは、ホビー、カルチャーで ある。コメントからもはっきりと時代遅れ、現在使用されづらい言葉であることがわかる。“活動に 合う”のは、アート〔30〕、ワークショップ〔30〕、制作〔28〕である。
「アート」は、特に好まれている言葉で、時代遅れ感もなく、また、活動にも合うものである。「芸 術」と「美術」も(やや時代遅れ感はあるが)それに準じている。コメントからも、この三つの言葉 についてそれぞれ興味関心を持って考えられていることがわかる。「制作」と「ワークショップ」は、
好みと関係なく、活動に合う言葉として支持されていることが見て取れる。
また、この質問への無回答数も明らかにしておく必要がある。必ずしもすべての言葉の項目につい て回答やコメント記入してあるわけではなく、ある言葉には回答しているが、別の言葉は無回答であ るといったケースが多く見られた。(質問自体への回答拒否は3件であった。この分は除外してある。)
このことは、その言葉への関心の有無、自身の美術教育活動と関わらないもの(使用しないもの)で あるということ、もしくは、否定的意見の表れであると考えられる。
多い順に挙げてみると、授業〔24〕、作業〔23〕、指導〔22〕、実践〔22〕、活動〔21〕となっ ている。これらは、学校教育の文脈でよく使われる(結びつきの強い)言葉である。
「授業」は、否定的意見が多いと思われるが、“活動に合う”との回答のコメントからは、「ご父 兄に安心を与える言葉」、「講師が教職経験者であることのよさ」など、この言葉の持つ学校教育の イメージを生かして使っていることがわかる。「指導」についてもコメントから同様のことが見られ る。この二つの言葉は、特に学校教育とイメージが結びついている言葉であるといえる。
「ワークショップ」は、否定的意見があるものの、選択回答からも、コメントからも、関心の高さ と、利用頻度の高さがうかがえる言葉であるが、近年では流行もピークを過ぎたといえるだろう。「(1)
仕事場。作業場。(2)研究集会。講習会。(3)舞台芸術などで、組織の枠を超えた参加者の共同 による実験的な舞台づくりをいう。3」というのが基本的な意味である。これらの意味から派生して、
「教育研修の手法としては、参加体験型グループ学習4」や「研究や創作活動の手法として、あるいは まちづくりなどのコミュニティ活動における問題解決や合意形成の場5」としての意味も持っている。
アンケートに記入されたコメントは、言葉の意味する本質が捉えられていると見ることができる。
例えば、「皆で学びあうイメージ」「一方的に教えるだけではなく双方向での意見交換により、柔軟 に活動している」「参加者たちが自分で考え、動き、行うイメージ」などのコメントは、本来の言葉 の意味を反映したコメントであるといえる。他にも、「短ママ発授業でないので教室では使ってない」「“一 時的”“体験的”なイメージが強い言葉で私たちの活動には不似合い」というコメントからは、ワー クショップという参加体験型グループ学習の手法の問題点の一つ(辞書的な意味からわかるように、
実践というよりも体験の方に意があるということ)が表れていると見ることができる。多くのワーク ショップが短い期間・時間に行われるその場限りの体験であり、そのため、教育における体系性や蓄 積性という要素は望めない。複数回に行われる場合であっても、参加体験型の学習内容が時間の積み
3 『大辞林』第三版, 三省堂, 2006.
4 人事労務用語辞典(http://jinjibu.jp/keyword/detl/226/), 株式会社アイ・キュー「日本の人事部」
ホームページ
5 同上
重ねに耐えられるものとなるだろうか。共通の体験を演出する場としてのワークショップという参加 体験型グループ学習では、責任主体が明らかではなく、持続的なスキルの伸長や蓄積は期待されてい ない。
本アンケートの回答で“活動に合う”に選ばれた言葉が「アート」と同数で「ワークショップ」も 第一位であったのは、調査対象である美術教育活動(美術活動)の形態や手法の多数で、参加体験型 グループ学習や短期的な教育活動を行っていると見ることができる。一方、“活動に合う”の回答の 第二位に「制作」という言葉が選ばれているのは、ほぼ同じくらい、「ワークショップ」(参加体験 型グループ学習)と対照的な「制作」(コメントを引用してみれば、「自分で作っているイメージ」
「“美術作品を作る”という意味に一番近い言葉」など)が行われているということである。この「ワ ークショップ」と「制作」のどちらも「学校とは異なる文脈の美術教育実践」の特徴であり、また、
学校教育では取り組みが十分に行われないものである。学校教育では「ワークショップ」のように参 加体験だけの一回的な授業というのは本来行われない。というのも、そこでの学習は学校制度による 時間的継続の前提や、学習指導要領によって示される体系性をもって内容が計画されているはずだか らである。一方で、「制作」という言葉について意識されている“美術作品を作る”という意味や個 人の活動としての意味もまた、学校教育の中で行われることは想定されていないものである。
以下に、質問7の回答理由、またはコメントを示す。(誤字等、表記についてはそのまま記載して いる。)
「アート」
【好き】
・ 敷居が高いけどステキなイメージ
・ 自己表現の手段として有効であるか ら
・ 美術や芸術よりも広粋な創作活動と いうイメージをもつ。
【好き・活動に合う】
・ 言語をこえた表現手段やクリエイテ ィビティを喚起するものにとても感 動を覚えます。それらを表わす言葉 として違いはないと思います。
・ 内容が異なると思うので、活動する 上で必要だと思う。
・ 広く全般的に適していると思う。
・ 一般的と思う
・ 当教室の活動は美大の子供版である と考えているため
・ 誰もが参加できるイメージ
【活動に合う】
・ 教室名にアートが入っている
・ 世の中に本当の意味でのアートが消 えて来ている
・ 美術専門施設のため
【時代遅れ】
・ 言葉の範疇が広すぎる。
【×(嫌い)を記入】
・ 英語が苦手だから。仕方なく使うが
…。
【無回答】
(コメント無し)
「芸術」
【好き】
・ むずかしそうだけどすごそう
・ 公に認められた分野という印象
【好き・活動に合う】
・ 内容が異なると思うので、活動する 上で必要だと思う。
・ 広く全般的に適していると思う。
【時代遅れ】
・ “アート”と同じ理由。(言葉の範 疇が広すぎる)
・ 一般的には意味のないことばである
【活動に合う】
・ 幅広く芸術に関わる活動をしている
・ 美術専門施設のため
・ 時代遅れの感もあるが専門性が問わ れる時には必要な言葉
【×(嫌い)を記入】
・ 職人から初めたから。重い。
【無回答】
・ 尐しカタイ
「美術」
【好き】
・ 自分がしていることが立派に感じる
・ “美しさを表わす術”=良い言葉。
・ 公に認められた分野という印象
【好き・活動に合う】
・ 内容が異なると思うので、活動する 上で必要だと思う。
・ 一般的と思う
【時代遅れ】
(コメント無し)
【活動に合う】
・ 美術の地位向上を目指している
・ 美術専門施設のため
・ 時代遅れの感もあるが専門性が問わ れる時には必要な言葉
【×(嫌い)を記入】
・ 職人から初めたから。重い。
【無回答】
(コメント無し)
「文化」
【好き】
・ 地域の文化について伝えたいから
【好き・活動に合う】
・ 一般的と思う
【時代遅れ】
・ マネをしているイメージ
・ “アート”と同じ理由。(言葉の範 疇が広すぎる)
【活動に合う】
・ “文化”の重要性を教室設置の書籍 を使い説明をしている
【×(嫌い)を記入】
・ 職人から初めたから。重い。
【無回答】
・ 内容が感じられない
「カルチャー」
【好き】
・ 何々部よりもサークルって軽さが。
【好き・活動に合う】
(コメント無し)
【時代遅れ】
・ 時代遅れではなく高年齢対象という イメージ
・ わざわざ英語にしなくてもと思う
・ “趣味”的イメージが強い。→カル チャーセンターなど。
・ 60才代~の方々にしか反応がないと 思う
・ 時代おくれというより、活動に合わ ないと感じた
・ この言葉がつく場は、公の機関が運 営していて、暗いイメージ。
・ 大人の趣味の様なイメージ。
・ カルチャースクールの衰退と伴にほ とんど使わない言葉である
・ 趣味的な意味と軽すぎるニュアンス を感じる
【時代遅れ・活動に合う】
(コメント無し)
【活動に合う】
(コメント無し)
【無回答】
・ 文化との違いがわかりません
・ 内容が感じられない
「ホビー」
【好き】
・ 何々部よりもサークルって軽さが。
【好き・活動に合う】
・ 好きなことのイメージ
・ 余暇を楽しむスキルと心を育てたい と思います。
【時代遅れ】
・ “趣味”を教えている訳では無い。
・ 軽いかんじもする
・ 現代的でない言葉に感じる。
・ 教室内ではほとんど(全く)使わな い言葉である
・ 今はあまり使わない
【時代遅れ・活動に合う】
(コメント無し)
【無回答】
・ 内容が感じられない
「工芸」
【好き】
・ 昔ながらのイメージ
・ 教室では使いません
・ 工芸は、生活の中から生まれた技な ので色々と参考になる。
【好き・活動に合う】
(コメント無し)
【時代遅れ】
・ 教える内容が異なる。
・ こども教室なので、工芸的な専門性 は薄い
・ わが教室にはあまり関係しない
【時代遅れ・活動に合う】
(コメント無し)
【活動に合う】
・ クラフト、といった方がよりしっく りくるが、工芸を扱っているので素 直に。
・ 美術専門施設のため
【×(嫌い)を記入】
・芸術、美術よりも軽いが、あるがそれ でも重い。
【無回答】
・ 特にナシ
・ カタイ
「美術教育」
【好き】
・ 美術教育と造形教育も異なると思う ので、あると良い名称?
・ 教室では使っていません。固くなる ので。
【好き・活動に合う】
・ 美術の見方や、仕方を勉強できそう
・ 子供教室があるので関係がある
【時代遅れ】
・ “美術”+“教育”の組み合わせに 違和感を感じる。
・ 頭が固い、教えるスタイル
【時代遅れ・活動に合う】
(コメント無し)
【活動に合う】
・ “あそび”ではなく“教育”である ことを保護者にもアピールしている
・ 美術専門施設のため
【×(嫌い)を記入】
・ 語る資格なし。免許が無いから。
【無回答】
・ カタイ
「指導」
【好き】
・ 職人はぬすむもの。指導は伝える事。
先生と名乗りたいから。
【好き・活動に合う】
・ ご父兄に安心を与える言葉です。
・ アドバイスと指導なのでそのとおり である
【時代遅れ】
・ 自分でやるものだと思うから
・ “指図して導く”というのも美術に はそぐわない。
・ 受動的で面白みにかけるイメージ
・ 指導というよりサポートの方が良い フィーリング
【時代遅れ・活動に合う】
(コメント無し)
【活動に合う】
・ 教師←→生徒との関係性の中でのコ ミュニケーションを重視
【無回答】
・カタイ
「授業」
【好き】
(コメント無し)
【好き・活動に合う】
・ わからないところを考えながら自分 でやる。
・ ご父兄に安心を与える言葉です。
・ 授業と言う認識もある
【時代遅れ】
・ “業を授ける”というのも一方的過 ぎて×。
【活動に合う】
・ 講師が教職経験者でもあるので、そ のよさを反映させたいので
・ 学校連携事業の一環として
【×(嫌い)を記入】
・ 学校をイメージするから。
【無回答】
(コメント無し)
「作業」
【好き】
(コメント無し)
【好き・活動に合う】
・ 試してみるイメージ
・ とてもよく使う言葉です
・ 作業という認識もある
【時代遅れ】
・ 職業的イメージが強いのでこれも違 う。
【活動に合う】
・ 手を動かすだけ、にきこえるかもし れないが
・ はじめ~終わりの作業を通して、準 備、片付けを教えている
【×(嫌い)を記入】
・ 仕事は己にしか出来ない事。作業は マニュアルに聞こえ己でなくても良 し。
【無回答】
(コメント無し)
「制作」
【好き】
・ 己自身を試されるような気がする。
【好き・活動に合う】
・ 自分で作っているイメージ
・ とてもよく使う言葉です
・ よく使う言葉です。
・ 制作もだけど創作という表現はいい。
・ 制作という認識もある
【時代遅れ】
(コメント無し)
【活動に合う】
・ “美術作品を作る”という意味に一 番近い言葉。
・ 参加者たちが自分で考え、動き、行 うイメージ
・ 子供さんに“制作”の大切さを学ん でいただきたいので
【無回答】
(コメント無し)
「実践」
【好き】
・ 自分で作っているイメージ
・ あるのみ。行動するべきと問われて いるようだから。
【好き・活動に合う】
(コメント無し)
【時代遅れ】
・ “思想的”な匂いがするので嫌です。
・ 関係しない
【活動に合う】
・ 体験ベースの施設なので。
・ 参加者たちが自分で考え、動き、行 うイメージ
・ 論よりも形にすることがアートであ り、運動そのものがすばらしいと信 じている。
・ あまり使わない言葉であるが、実践 により子供さんに美術の面白さを体 感していただいていることから
【無回答】
・使ったことないです
「ワークショップ」
【好き】
・ 短発授業でないので教室では使って ない言葉です
【好き・活動に合う】
・ 皆で学びあうイメージ。流行してい ると思う。
・ 一方的に教えるだけではなく双方向 での意見交換により、柔軟に活動し ているので。
・ 実践型の講演はとても伝わり共有し やすいものがある。
【時代遅れ】
・ お金のイメージがあるので
・ “一時的”“体験的”なイメージが 強い言葉で私達の活動には不似合い。
【活動に合う】
・ とにかくよくやっています。
・ ただし、教室とワークショップは根 本的に違うもの
・ 参加者たちが自分で考え、動き、行 うイメージ・複数で行い、どんどん 広がっていくもの・規制にしばられ ないイメージ
・ アートゼミだけの独自のワークショ ップを研究として毎年行っている
・ ショップという言葉が、売り手と聞 こえるから。あくまで技術を売るつ もりでいるから。
・ 専門施設のため
【×(嫌い)を記入】
・ 世の中に何だか分からない「ワーク ショップ」が多すぎて、言葉には良 いイメージはない
【無回答】
・ 特にナシ
・ ノーコメント