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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名 The Relationship Between the “Adherence Starts with Knowledge-20”

Questionnaire and Clinical Factors in Patients with COPD: A Multi-Center, Cross- Sectional Study (慢性閉塞性肺疾患における“Adherence Starts with knowledge 20"

(ASK-20)”質問票と臨床因子の関連性)

掲載雑誌名

International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease (2021年掲載予定)

専攻名 内科系内科学(呼吸器アレルギー内科学分野) 秋本佳穂

COPDの治療は吸入療法が主体である.アドヒアランスの低下は病状の悪化や死亡率の増加に 繋がる.アドヒアランス評価のため開発されたAdherence Starts with Knowledge(ASK-20)質 問票を用いて,アドヒアランスと臨床因子の関連性を調査した.同時に吸入療法の実態を調査 した.2018年3月から2019年11月までにthe Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease(GOLD)によりCOPDと診断された40歳以上の患者を対象に多施設横断研究を行っ た.呼吸器内科外来通院している安定期COPD患者319例を対象とした.年齢の中央値は74歳 で87%が男性だった.GOLD stageⅠは31%,stageⅡは45%,stageⅢ-Ⅳは24%だった.ASK- 20の合計スコアの中央値は38(33-44)だった.ASK-20とCAT,the Hospital Anxiety and Depression Scale(HADS-anxiety, HADS-depression)において統計的に有意な相関を認めた

(それぞれr=0.27 p<0.01,r=0.33 p<0.01,r=0.29 p<0.01).年齢や性別,mMRC,呼吸機能検 査, 罹病期間, 併存疾患, 年間の急性増悪回数においてASK-20との関連性を認めなかった (p>0.05).多変量解析では,ASK-20においてCATとHADS-anxietyは有意な独立説明変数とし て関連していた [標準化偏回帰係数: 0.18 (95% 信頼区間, 0.03-0.35; p=0.02), 0.29 (0.17

-0.42; p<0.01)].吸入療法の実態調査ではデバイス別の比較においてEllipta,Respimat,

Breezhalerと臨床因子の比較を行った.Respimatの使用が最も多く,若年齢やCATの低い患者

に処方されていた.吸入成分はLAMA/LABA配合剤の使用が最も多く,CATやmMRCが高く,対標 準1秒量が低い患者に処方されていた.デバイス数の比較では,単数吸入使用者が82.1%と多 く,独居の割合が多かった.簡便な評価方法であるASK-20はCOPD患者のアドヒアランスに関 連する臨床因子を評価することが可能であることが本研究で示された.

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