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R&S®CMW500
プラットフォームのご紹介
R&S®CMW500 は、無線デバイスのエア･インタフェー
スを評価するための無線機テスタです。R&S®CMW500
は、主要な携帯電話や無線通信の各方式に対応し、デ
バイス・機器の開発から生産までのあらゆるフェーズ
でご使用いただけます。
R&S®CMW500
ワイドバンド無線機テスタ
概要
無線デバイス評価のためのオールインワン･プラットフォーム R&S®CMW500 は、RFからエンド･ツー･エンドのデータまで、す べてのプロトコル・レイヤの試験をサポートします。必要なオプ ションを選択することで、幅広いアプリケーションに対応するこ とができます。 R&S®CMW500 は、さまざまなアプリケーションに対応します： LTE（MIMO）、無線LAN、DVB-Tなどの各種無線規格や放送技術 J および、Inter-RAT測定 開発、認証、生産のあらゆるフェーズに J すべてのプロトコル･レイヤのRF試験およびプロトコル試験から J エンドツーエンドのアプリケーション試験 モジュール評価、システム／組込テスト、回帰テスト、コンフ J ォーマンス試験、生産テスト R&S®CMW500 は、適切なハードウェアおよびソフトウェアを組 み合わせることによって、各アプリケーションの要件に対応しま す。また、主要なアプリケーション向けに各種モデルを用意して います。プラットフォームのモデル一覧と概要 R&S®CMW500 オールインワンの テストプラットフォーム R&S®CMW500 は、一台ですべてのアプリケーションに対応するモデルです。 R&S®CMW500 は、すべての無線規格のRFおよびプロトコルについて、研究開発 から生産ラインまで対応する最高の柔軟性を備えています。 R&S®CMW270 WiMAX™ などの無線通信端末の 評価用無線機テスタ R&S®CMW270 は、WIMAX™、無線LAN、Bluetooth®、GPS、FMラジオ、各種放送 方式に特化したモデルです。携帯電話以外の通信ネットワーク向け機器の開発お よび生産に優れたコストパフォーマンスを発揮します。 R&S®CMWPC R&S®CMW ツールセット R&S®CMW500 や R&S®CMW270 のタスクのうち、RFコンバータなどのハードウェ アを必要としないタスクについて、PC上で実行することができます。 R&S®CMWPCと一般的なPCを使用して、テストやテスト・キャンペーンの準備や フォローアップ、テストやリモート制御スクリプトの生成を低コストで行うこと ができます。また、R&S®CMWPCは、物理層をソフトウェア･エミュレーションす ることによって、仮想的にプロトコル試験を実行することができます。 柔軟性に優れたモジュール構造のハードウェア 6 GHzまでの周波数範囲、80 MHz (送信)/40 MHz (受信) の帯域幅 J に対応する送受信パスを2つまで搭載可能 複雑なRF構成の無線デバイスを直接接続可能な、MIMO対応のRF J フロントエンド RF測定、RF信号の生成、シグナリングのためのシグナリングユ J ニット（オプション） 周波数、温度、レベルについて完全に自動補正可能な RFパス補 J 正コンセプト、最長24ヶ月の校正周期 デジタル I/Q インタフェース接続（オプション）：フェージン J グ･ジェネレータ、ベースバンドチップや ASIC のエミュレータ との接続 高速ノンシグナリングテスト J 19インチのワンボックス J アプリケーション・ソフトウェア ベクトル･シグナル･アナライザ J ベクトル信号発生器 J リアルタイムRRCネットワーク･エミュレーションおよびプロト J コルスタック エンド･ツー･エンド･パフォーマンス試験のため、U-planeデー J タをサポート データの取り込みと評価を同時に実施することで、生産ライン J に最適な測定スピードと精度を実現 PCおよびWindows を内蔵 J “ WiMAX Forum “ はワイマックス・フォーラムの登録商標です。
” WiMAX “ ワイマックス・フォーラムのロゴマーク、および “ WiMAX Forum Certified “ワイマ ックス・フォーラム認証のロゴマークはワイマックス・フォーラムの登録商標です。 Bluetooth®のワードマークおよびロゴはBluetooth® SIG, Inc.が所有しており、ローデ・シュワ ルツは、ライセンスに基づいてこれらを使用しています。
R&S®CMW500 が対応するアプリケーション サービス RF の開発 プロトコルの コンフォーマンス試験 生産 プロトコルの開発 / IOT アプリケーション開発 アプリケーションの コンフォーマンス試験 RF の コンフォーマンス試験 / プリコンプライアンス 試験 レ イ ヤ 開発の全フェーズの試験をワンボックスで実施 開発、認証、生産で一貫性のある測定結果を提供 J 部門間での共有を可能にする柔軟な機器構成 J シンプルかつ高速なデバッグツール J テストスクリプトとシグナリング･テストの再利用により、市場 J 投入までの時間を短縮
ページ
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7
拡張性のあるハードウェア 将来の規格にも対応する基本RF性能 J 2つの独立したRFパス • RFリソースの拡張性 J ベースバンドとシグナリング･ユニットを任意に選択 J デジタル I/Q インタフェース接続 Jページ
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電子計測器の確かなパートナー 無線通信規格の策定に積極的に参加 J R&S®CMW500 の価値を高めるオプションサービスを提供 J 無線通信規格向け電子計測器を完全なテストポートフォリオを J 提供 ワールドワイドなネットワーク Jページ
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9
R&S®CMW500
ワイドバンド無線機テスタ
主な特長
ワンボックスであらゆる技術規格に対応 携帯電話、無線通信、放送方式をサポート J Inter-RAT ハンドオーバのシナリオを1台で評価 J マルチモード無線デバイスの生産にスリムなソリューション Jページ
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ワンボックスで、RF／プロトコル／アプリケーションの試験 に対応 プロトコル測定とRF測定を組み合わせて、複雑な試験を実施 J 初期段階から単一の測定器でモジュール試験を実施 J プロトコルのパラメータとアプリケーションのパフォーマンス J の相互作用を効率よく評価ページ
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6
R&S®CMW500 は、プロトコル･レイヤだけワンボックスで
あらゆる技術規格に対応
携帯電話、無線通信、放送方式をサポート R&S®CMW500 は、多数の技術規格をサポートするワンボックス の無線通信テスタです。これは、GSMやWCDMAなど既存の通 信方式とLTEなどの新たな通信方式まで幅広く取り扱うことが できます。 無線デバイスを詳細に評価するために、無線LAN や Bluetooth®などの無線通信規格や放送方式もサポートします。 優れた柔軟性によって、多くの利点を提供します： マルチモードの評価セットアップの構築工数を削減します。 J 1台の測定器を評価セットアップに組み込むため、消費電力を少 J なく抑えます。 複数の測定器をセットアップする場合よりも自動システムやリ J モート制御システムを簡単に構築できます。 (Inter-RAT) ハンドオーバのシナリオを1台で評価 R&S®CMW500 は、一台で複数の技術規格に対応するため、無線デ バイスのハンドオーバ性能、特に異なる技術規格間のハンドオー バ性能を試験することができます。 マルチモード無線デバイスの生産にスリムなソリューション R&S®CMW500 は、製造ラインおよび実験室のスペースとコストを 削減します。 従来は、取り扱う規格の数と同数以上の測定器を使 用する必要がありました。R&S®CMW500 は、複数のチャネルを備 えているため、DUTとの接続を容易にし、複数の技術規格の試験 を並列に実施することができます。 R&S®CMW500 が対応する携帯電話規格 技術規格 RF ジェネレータ RF アナライザ ネットワーク･エミュレ ーション プロトコル試験 エンド･ツー･エンド・アプリケーションの試験 LTE FDD ● ● ● ● ● LTE TDD (TD-LTE) ● ● ● ● ● Mobile WiMAX™ ● ● ● ● CDMA2000® 1xRTT ● ● ● ● CDMA2000® 1xEV-DO ● ● ● ● TD-SCDMA ● ● WCDMA/HSPA+ ● ● ● ● ● GSM/GPRS/EDGE/EDGE Evolution ● ● ● ● ● R&S®CMW500 が対応する無線通信規格 技術規格 RF ジェネレータ RF アナライザ GPS ● Bluetooth® ● ● WLAN a/b/g/n ● ● R&S®CMW500 が対応する放送方式 技術規格 RF ジェネレータ DVB-T ● T-DMB ● MediaFLO™ ● CMMB ● FM ステレオ ●ワンボックスで、
RF／プロトコル／アプリケー
ションの試験に対応
LTEやHSPA+ などの技術規格では、測定／試験の範囲が物理レイ ヤから U-plane のアプリケーションまでの全プロトコル･レイヤに わたっています。 プロトコル測定とRF測定を組み合わせて、複雑な試験を実施 プロトコル試験中に並行してRFパラメータの測定を行うことで、 端末識別やエラー除去に要する時間を短縮することができます。 測定器の追加や複雑なシステムの構築を行わなくても、プロトコ ル試験を行いながらデータや変調モードに対応した帯域幅を表示 することができます。 初期段階から単一の測定器でモジュール試験を実施 モジュール試験の初期段階から、RF／L1、プロトコル、アプリケ ーションの試験を単一の測定器で実施することができます。これ によって、モジュールの組込試験の段階でエラーが現れるリスク を低減します。 プロトコルのパラメータとアプリケーションのパフォーマン スの相互作用を効率よく評価 IPデータスループットとレイテンシは、適切なプロトコル･パラメ ータを選択することによって最適化することができます。プロト コル･パラメータを変更しながら、 U-plane のパフォーマンスを測 定することによって、パラメータの変更がプロトコル･レイヤにど のような影響を及ぼすかを明らかにすることができます。 R&S®CMW500 は、すべての試験に対応 機能テスト リグレッション テスト パフォーマンス試験 インターオペラビリティ テスト コンフォーマンス試験 アプリケーション 試験R&S®CMW500 は、開発から生産までのあらゆる段階で使用いただけます モジュール 開発 R&D、インテグレーション 開発プロセス プ ロ ト コ ル の レ イ ヤ 認証 生産 仮想 プロトコル 試験
プロトコル
･スタック
アプリケーション
ASICまたは ASICエミュ レータ上での L1テスト 信号の 生成と解析RF チップ
レイヤ 1/
ベースバンド
･チップ
ベースバンド チップまたは ASICエミュ レータ上での プロトコル 試験 仮想エンド・ ツー・エンド 試験 L1 テスト システム の試験 GCF、PTCRB、 通信事業者 固有の 受け入れ試験 校正 認証 機能テスト開発の全フェーズの試験を
ワンボックスで実施
R&S®CMW500 は、製品の開発から生産までのすべてのフェーズに 最適なソリューションです。開発から生産まで同一のテスタを使 用することによって、限られたスケジュールと予算内で効率よく 試験を行うことができます。 開発、認証、生産で一貫性のある測定結果を提供 開発段階からR&S®CMW500 で評価を行うことによって、生産段階 で不測の測定結果が発見されることを未然に防ぎます。これは、 製品開発の初期段階から、同一の試験方法と判定条件を適用して いるためです。 部門間での共有を可能にする柔軟な機器構成 モジュールの開発部門と組み立て部門で、測定器を共有すること ができます。これによって、スケジュールや予算を圧迫する使用 やマージンの変更が発生することを回避し、効率化に役立ちま す。 シンプルかつ高速なデバッグツール 測定者が様々な測定器の操作を習得する必要はありません。 R&S®CMW500 は、すべての測定で信頼性の高い測定値が得られる ため、測定作業の効率をさらに向上させることができます。 テストスクリプトとシグナリング・テストの再利用により、 市場投入までの時間を短縮 テストの自動化に必要なテスト･スクリプトやシグナリング･シナ リオは、一度作成すれば、その後の開発フェーズでも再利用する ことができます。新製品の開発に伴うリスクを低減することによ って、製品発売までの時間を短縮することができます。R&S®CMW500 のブロック･ダイアグラム ジェネレータ ジェネレータ アナライザ アナライザ ネットワーク･エミュレータ ネットワーク･エミュレータ リモート制御 IEEE LAN USB タイミング 基準 周辺装置 周辺装置 PC RFコンバータ RFコンバータ
拡張性のあるハードウェア
将来の規格にも対応する基本RF性能 R&S®CMW500は、6GHzまでの周波数範囲で80MHz（送信）/40 MHz（受信）の帯域幅に対応した、2つの送受信パスを備えてお り、現在から将来の要求に完璧に対応します。出力ダイナミック レンジは128dBと広く、入力感度も高いので、測定の際にアンプ やアッテネータを追加する必要はありません。 RFリソースの拡張性 RFコンバータやフロントエンドのRFパス構成は、アプリケーショ ンによって異なります。フロントエンドは、複雑なRF構成の無線 デバイスの直接接続が可能です。 R&S®CMW500 は、以下のテストに適しています： MIMO対応DUTの評価 J 同規格の2つのDUTを並列に評価 J 1つのDUTについて、2つの規格を並列に評価 J ベースバンドとシグナリングユニットを柔軟に構成 ARBベースバンド・ジェネレータを内蔵したアナライザ・モジュ ールは、2個まで搭載可能でノン･シグナリング・モードで使用さ れます。 さらに、複数のシグナリングユニットをシグナリングや プロトコル試験に必要なネットワークエミュレーションを行なう ために内蔵することができます。 これによって、R&S®CMW500は、RF測定と並行して、複雑な inter-RATシナリオをエミュレートすることができます。ARBは、 干渉信号の生成に使用することができます。 デジタル I/Q インタフェース RF試験では、オプションのデジタルI/Qインタフェースを経由し て、ベースバンドI/Q信号を出力し、他の機器と組み合わせて評価 を行うことができます： R&S®AMU や R&S®SMUを使用したフェージング J ベースバンド・チップセットとの接続 J ASICエミュレータとの接続 J R&S®EX-IQ-Box デジタル･インタフェース･モジュールは、さまざ まなデジタル I/Q 信号の規格との互換性があります。このモジュ ールによって、I/Q 信号を他の規格に対応した信号に変換するこ とができます。 1) 用語の説明は、巻末の用語集を参照してください。Canada USA Mexico Brazil Colombia Argentina Uruguay
Chile South Africa United Arab Emirates Saudi Arabia India Pakistan Kazakhstan Mongolei Oman China Tanzania Kenya Ethiopia Sudan Egypt Israel Syria Jordan Iran Senegal Ghana Nigeria Algeria Tunisia Japan South Korea Malaysia Indonesia Australia Singapore New Zealand Philippines Taiwan Thailand Vietnam Germany Iceland Dallas Manaus São Paulo Portland Ottawa New Delhi Hyderabad Bangalore Shanghai Shenzhen Beijing Hong Kong
Los Angeles Baltimore/Washington
Munich Cologne United Kingdom Ukraine Turkey Switzerland Sweden Spain Russian Federation Romania Portugal Poland Norway Netherlands Italy Hungary Greece Malta France Finland Denmark Czech Republic Belgium Austria Milan Hamburg Cyprus Azerbaijan Slovakia Belarus Lithuania Latvia Estonia Slovenia Sales Level Sales Locations Service Level Backup Service Area Support Center
Local Service Center
Calibration and maintenance with standardized automatic calibration systems available Calibration and maintenance Maintenance
電子計測器の
確かなパートナー
無線デバイス向け電子計測器のリーディングサプライヤとして、 ローデ・シュワルツは3GPP、3GPP2、OMA などの機関での通信 規格の策定に積極的に参加しています。標準化の結果は、当社の 長年にわたる無線通信の経験を生かして、速やかに電子計測器に 組み込まれます。 ローデ・シュワルツは、ワールドワイドで緊密ななサポート体制 とサービスネットワークを構築し、R&S®CMW500のユーザをサポ ートし、投資効果の最大化に貢献します。 ローデ・シュワルツでは、以下のサービス・オプションを提供し ています： キャリブレーションとハードウェアの保守 J 保証期間の延長 J ソフトウェアの自動アップグレードサービス J アプリケーションエンジニアによる専門的な技術サポート J トレーニング J ローデ・シュワルツは、無線デバイス向けにR&S®CMW500無線通 信テスタのほかに、信号発生器やシグナル・アナライザなどを提 供しています。彼らは、単一の資源から開発されるため、ハード ウェアやソフトウェアは互いに最適適応しています。デュアル・テストのセットアップの例
¸CMW500 (dual)
Analyzer 1
Generator 1
Analyzer 2
Generator 2
Mobile
phone
2
BT
GSM
WCDMA
DVB
Mobile
phone
1
BT
GSM
WCDMA
DVB
使用例
生産テスト
最小のスペース R&S®CMW500 は、オプションでデュアル･テスタとして構成する J ことができます。この構成では、ノンシグナリング･モードで同 一の無線デバイスを2つ同時にテストすることができる2つのテ ストリソースを内蔵しています。 ワンボックスで、あらゆる無線通信規格をサポート J 2つの測定コンセプトが１台に シグナリング DUTは、調整の際には、インタフェースを経由して制御されます が、検査では、無線機テスタのネットワーク･シミュレーション を経由して行われる場合がほとんどです。特に、LTEなどの新し い技術の場合には、シグナリング･テスタを生産初期の段階から 使用することは、詳細な試験機能を備えているだけでなく、テス トモードやリストモードを用いた試験を簡単に追加できるため効 率的です。 検査の際には、ノンシグナリング･モードを利用して試験のボリュ ームを最適化することができます。 ノンシグナリング 継続的な技術革新と周波数バンドの増加によって、最先端の無線 デバイスはますます複雑さを増しています。これによって、試験 の工数が増加し、生産コストを上昇させます。これらに対して、R&S®CMW500 はあらゆる技術規格に対応 モバイルWiMAX™ LTE FDD/TDD CDMA2000® 1xRTT CDMA2000® 1xEV-DO WCDMA/HSPA HSPA+ GSM GPRS EDGE EDGE Evolution GPS Bluetooth® WLAN a/b/g/n DVB-T T-DMB MediaFLO™ CMMB FMステレオ TD-SCDMA コスト効率のよい ARB ジェネレータ ノンシグナリング・モードでは、シグナリング・ユニットの代わ りに ARB ジェネレータを用いることで、さまざまなダウンリンク の信号を低コストで生成することができます。ARB ジェネレータ を用いることによって、いち早く、ノンシグナリングモードでの 測定を行うことができます。 自動システムへの組込が容易なターンキーソリューション R&S®CMW500 は、校正済みRFパスを内蔵し簡単な操作設定を実現 しており、テストシーケンスの生成や更新を簡略化し、製造試験 システムの構築を容易にします。オールインワン構造によって、 最小の外形寸法と消費電力で最大のテスト性能を保証します。 マルチモードの評価セットアップを構築しやすい柔軟なRFフ ロントエンド マルチポートのRFフロントエンドとパワー･スプリッタを内蔵し ているため、DUTの複数のアンテナに信号を分配することや一つ のアンテナに複数の信号を供給することを容易に行うことができ ます。また、複数のDUTを並列に評価することも可能です。 ローデ・シュワルツが新しく提案する、工数を削減するためのア ライメント手法が有効です。 TX測定では R&S®マルチ･エバリュエ ーション (Multi-Evaluation)、ノンシグナリングでは R&S®スマー ト･アライメント (Smart Alignment) という手法で、テスト時間を 従来の方法に比べて大幅に削減します。ジェネレータとアナライ ザを内蔵したR&S®CMW500のオールインワン構造によって送信・ 受信の相互関係を高速に評価でき、時間が重要視される製造ライ ンでの試験に最適なソリューションです。 R&S®マルチ･エバリュエーション (Multi-Evaluation)：送信系測定 異なる評価（パワー、時間マスク、変調品質、スペクトラム、 J コードドメイン）で同じサンプリングデータセットを使用 データを連続でキャプチャし評価 J 不要な評価項目をオフにすることで速度を向上 J
R&S®スマート･アライメント (Smart Alignment)とリストモード： リストモードで汎用RFジェネレータとパワー・メータの周波数 J とレベルを自動的に切り替え R&S®マルチ･エバリュエーション･リストモードで送信系を評価 J 送信系と受信系を同時にアライメント（DUTによる） J アナライザ/ジェネレータの広範なトリガ機能 J 統計的評価 J 1) 用語の説明は、巻末の用語集を参照してください。
複数の技術規格のRF測定を包括的に実行 R&S®CMW500 は、無線デバイスのさまざまな RF パラメータを精 度よく測定することができます： パワー J 変調精度 J スペクトラム J コードドメイン J R&S®マルチ･エバリュエーション (Multi-Evaluation)は、同一のサ ンプリング･データセットを使用して、複数の評価（パワー、時間 マスク、変調品質、スペクトラム、コードドメイン）を行うこと ができます。
使用例
RF 開発
callbox でネットワークのエミュレーションを簡単に実行 実際に運用される携帯電話ネットワークのエミュレートを行うプ ロトコルスタックを実行することができます（シグナリング･モー ド）。評価する技術規格に対応したプロシージャを実行します： 登録 J コールセットアップ（音声、データ） J システム内およびシステム間のハンドオーバ J すべてのシグナリング･パラメータは R&S®CMW500 によって自動 的に設定されますが、それらのほとんどを変更することができま す。ローカル／リモート操作の選択やネットワーク･エミュレーシ ョンの設定は、対話形式のユーザ･インタフェースを使用して行い ます。すべてのL3メッセージを記録し、メッセージ解析ツールを 使用して詳細解析を行うことができます。 高精度 R&S®CMW500は、最先端のRFハードウェアによって、優れた再現 性および線形性、測定精度を実現しています。また、内蔵温度セ ンサによって、測定精度を周囲の条件に合わせて自動的に最適化 を行います。
R&S®CMW500 による LTE ハンドオーバ
LTE
LTE
WCDMA
GSM
CDMA2000®
LTE（FDD/TDD）やHSPA+について、詳細かつ包括的なプロト コル試験が可能です。これには、3GPP Rel.7仕様（TS 25.211, TS 25.212, TS 25.213, TS 25.214）および3GPP Rel.8仕様（TS 36.302, TS 36.321, TS 36.322, TS 36.323, TS 36.331）に基づいた GSM、WCDMA、1xEV-DO との Inter-RATハンドオーバの試験が含 まれています。 L1からNASとU-planeプロトコルのリファレンスを実装 R&S®CMW500 は、エアインタフェースの解析に必要なプロトコ ル･レイヤを完全実装したリファレンスを内蔵しています。レイ ヤの構成および動的な振る舞いは、3GPPテストケースまたはユー ザ定義のテストシナリオによって定義されています。これによっ て、任意のシグナリング･シナリオの試験や再現を行うことができ ます。3GPP仕様に追加された新機能は、スタックに迅速に反映さ れ、無線デバイスの開発で使用できるようになります。使用例
プロトコルの開発
メッセージとシグナリングの定義済みシナリオ･ライブラリに よって、テスト環境を短時間で構築 シグナリング･シナリオをより簡単に生成するために、ローデ･シ ュワルツは、無線デバイスの開発メーカと共同で開発した100以 上の定義済みシナリオをライブラリとして提供しています。これ らのシナリオは、そのまま、または編集して使用することができ ます。これらシナリオは、最新の機能に対応するために改良を継 続的に行っています。 シグナリング･テストと組み合わせたRF/L1解析 RF/L1 解析とユーザ定義のシグナリング･シナリオを組み合わせる ことによって、より詳細な試験を行うことができます。プロトコ ル試験モニタリング･ツールを用いて、プロトコル･スタックの詳 細な解析を行います。RF測定によって、L3メッセージが下位レイ ヤに与える影響を把握することができます。 試験コストを大幅に削減する包括的なソフトウェアツール 十分に検証を行ったソフトウェアツールによって、すべての測定 業務を簡単かつ効率的に実行することができます。 プロジェクト･エクスプローラ、テストケース･エクスプロー J ラ：テスト･キャンペーンの管理 メッセージ･アナライザ：シグナリング･メッセージの詳細解析 J メッセージ･コンポーザ：L3シグナリング･メッセージを簡単に J 編集・作成 R&S®
J MLAPIライブラリ：Microsoft Visual Studio 上でユーザ独自 のシグナリング・シナリオを定義するためのプログラミング･イ ンタフェース プロトコルテスト・モニタ：プロトコルスタックの状態とパフ J ォーマンスをオンラインでモニタリング オートメーション･マネージャ：DUTを簡単にリモート制御 J 下位レイヤの自動生成による、MLAPI（medium-level API） のテスト・スクリプト R&S®CMW500は、MLAPIプログラミング･ライブラリを使用するこ とにより、ユーザ固有のシグナリング･シナリオの定義を簡単に行 うことができます。MLAPIは、柔軟な操作方法でシグナリング･シ ナリオを生成することができます。 MLAPIは、L3メッセージの内容を使用して自動的に下位レイヤを 構成します。これによって、シナリオ生成の工数を削減すること ができます。また、必要に応じて機能やパラメータを選択したり 変更することができます。L3メッセージのコンテンツは、メッセ ージ･コンポーザ･ツールによって生成され、自動的にテストプロ グラムに組み込まれます。このため、メッセージの内容を変更し た場合にも、再コンパイルする必要がありません。 主な仕様 LTE 端末カテゴリ 4 (150/50 Mbit/s) MIMO 2 × 2 (4 × 2) 1) U-plane サポート あり 複信方式 FDD/TDD プロシージャ 呼設定、モビリティ、inter-RAT ハンドオーバ HSPA+ 端末カテゴリ 14 MIMO 2 × 2 変調 QPSK, 16QAM, 64QAM 1) 近日対応予定.
GCF/PTCRB認証のプラットフォームによる、3GPP HSPA+ お よびLTEのテスト仕様に準拠したコンフォーマンス試験 GCF (Global Certification Forum) と PTCRB (PCS Type Certification Review Board)は、R&S®CMW500 を基準プラットフォームとして 選択しています。ローデ・シュワルツは、無線デバイスのコンフ ォーマンス試験向けの3GPPテストケースを提供しています。プラ ットフォームの安定性と対応する試験項目の多さは、効率的なコ ンフォーマンス試験を実施するための基礎となるものです。 大規模な回帰テスト･キャンペーンの自動実行をサポート R&S®CMW500 のソフトウェアツールを使用して、テストケースや シナリオを、完全に自動的に実行することができます。これによ って、数百のテストを含むテスト･キャンペーンを、夜間または週 末などに、自動実行で行うことができます。 RRM とRFのコンフォーマンス試験 R&S®CMW500 の用途は、シグナリング･テストケースの実行のみ ではありません。他の測定器と組み合わせることによって、無線 リソース管理（RRM）やRFコンフォーマンス試験を実施すること もできます。包括的なコンフォーマンス試験に最適です。
使用例
プロトコル･コンフォーマ
ンス試験およびオペレー
タの検証
メッセージアナライザを使用して試験結RFコンフォーマンス試験のセットアップ構成例
¸TS8980 FTA
コンフォーマンス試験システム
¸CONTEST 試験環境 に対応
¸TS8980 試験システム･ファミリ
¸CMW500
¸TS8980 R & D TX 向け構成
¸TS8980 RX/TX 向け構成
使用例
RFコンフォーマンス試験
R&S®TS8980 ファミリは、無線デバイスの開発ライフサイクル全 般にわたって試験要求に応える試験システムです。テストシステ ムは、無線デバイスの開発時の機能テストから認証取得のための コンフォーマンス試験まで、各種試験を行うことができます。 主な特徴 3GPP Rel.8（TS 36.521-1、TS 36.101）に準拠した LTE RFコンフォ J ーマンス試験のテストケース 3GPP TS 34.121-1およびTS 34.108に準拠したWCDMA Rel.7のRFコ J ンフォーマンス･テストケースなど、将来リリース使用について ソフトウェアのアップグレードで対応可能 3GPP Rel. 8（TS 36.521-3）に準拠した LTE RRMのテストケースに J アップグレード可能 LTE無線デバイスの開発向けテストアプリケーション J ユーザ固有のアプリケーション開発に対応するオープン・プロ J グラミング・インタフェース 1.4 MHzから20 MHzの LTE帯域幅および、6 GHzまでの周波数範 J 囲をサポート ユーザフレンドリなR&S®CONTESTツール J テストプランの実行を完全自動化 J 便利なレポート機能 J ワンボックスからラック・システムまで、スケーラブルなシス J テム構成推奨アクセサリ
R&S®CMWrun
シーケンサ･
ソフトウェア･ツール
R&S®CMWrun を使用して、シグナリングのテストレポートを わかりやすくい表示 ハイライト マルチ･テクノロジー･ソリューション J R&S®CMWrun ノンシグナリング･アプリケーション向け汎用 • ソフトウェアパッケージ（R&S®CMW-KT051オプション） R&S®CMWrun WiMAX™ （シグナリング／ノンシグナリング） • 向けソフトウェアパッケージ（R&S®CMW-KT057 オプショ ン） R&S®CMWrun GSM、WCDMA向けシーケンサ･ソフトウェアツ • ール（R&S®CMW-KT053 オプション）R&S®CMWrun CDMA2000® 1xRTT/1xEV-DO向けシーケンサ･ソ • フトウェアツール（R&S®CMW-KT058 オプション） R&S®CMWrun LTE向けシーケンサ･ソフトウェアツール • （R&S®CMW-KT055 オプション） R&S®CMW500 がサポートしている技術規格について定義済みで J すぐに使用可能 アプリケーション･プログラミング･インタフェース（API）ベー J スで新しいアプリケーションを簡単かつ柔軟に追加可能 操作、シーケンスの編集、測定レポート、テストシーケンスの J デバッグに使いやすい専用インタフェース LANまたはGPIB経由でSCPIによるリモート制御 J R&S®CMWrun シーケンサ･ソフトウェア･ツールは、無線機器の R&D、品質保証、生産で R&S®CMW500 をリモート制御でテスト シーケンスを実行するためのすべてのニーズを満たしています。 ソフトウェア･エンジンは、テストDLLの実行（プラグインのアセ ンブリ）に基づいています。このアーキテクチャは、特別なリモ ート･プログラミングの知識がなくても簡単にテストシーケンスの 設定ができるだけではありません。R&S®CMWrun で提供されるパ ラメータやテスト項目のリミット値も柔軟に設定できます。 複数の技術規格でテストプランを直感的に設定できる ソリューション
用語 説明
LTE 3.9Gと呼ばれる次世代携帯電話の通信規格の1つ
（Long-term evolution）
NAS ノンアクセスストラタム（Non-access stratum）
簡単な操作設定 ワンボタンで、自動的に測定設定を実行 PTCRB （PCS Type Certification Review Board） 携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するた め、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試 験基準を定めている団体。北米で使用されている周 波数帯を対象としている。
R&S®Multi-Evaluation 同一のraw dataを用いて測定パラメータを評価する
送信系の測定コンセプト
R&S®Smart Alignment DUTとテスタに共通のテスト･シーケンスを用いて
テスト･システム内のデータ量を削減することでテ スト時間を短縮するアライメントのコンセプト R&S®Multi-Evaluation List mode あらかじめ定義したテスト･シーケンスを用いてTX 評価を行う、R&S®Smart Alignment の手法
RAT 無線アクセス技術（Radio access technology）
RF 無線周波数（Radio frequency）
RRM 無線リソース管理（Radio resource management）
R & D 研究開発（Research and development）
TDD 時分割複信（Time division duplexing）
検証（Verification） 無線デバイスの生産において、校正後に送信系と受
信系の主要なパラメータを評価を行う段階
WiMAX™ Worldwide interoperability for microwave access
WLAN 無線LAN（Wireless local area network）
用語集
詳しい情報について
用語 説明
3GPP 第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェク
ト。また、同プロジェクトによる移動体通信システ ムの標準規格（3rd generation partnership project） アライメント（Align-ment） 校正と検証からなる無線デバイスの製造ラインでの 評価サイクル オールインワン構造 （All-in-one architec-ture） 最小の外形寸法と消費電力で、最大の測定性能を実 現した製品コンセプト API アプリケーション・プログラミング・インタフェー
ス（Application programming interface）
ARB 任意波形発生器/機能（arbitrary waveform
genera-tor）の略称 校正（Calibration） 無線デバイスの生産において、送信パワーとRSSIの ステップについて基準値と比較･評価を行う段階。 補正係数は無線デバイスに保存されいます。この他 の項目は、位相、ターニング、アライメント。 CW 連続波（Continuous wave）
DUT 被測定物（Device under test）
FDD 周波数分割複信（Frequency division duplexing）
GCF （Global Certification Forum） 携帯端末のグローバルな相互接続性（Interoperabil-ity）を保証するためネットワークでの運用基準や携 帯端末の規格適合試験基準を定めている団体。欧州 で使用されている周波数帯を対象としている。
GPS 全地球測位システム（Global positioning system）
I/Q In-phase and quadrature
LAN ローカル・エリア・ネットワーク（Local area
net-work） 名称 カタログ番号 ブローシャ R&S®CMW500 ワイドバンド無線機テスタ PD 5213.9211.12 R&S®CMW500 ワイドバンド無線機テスタ（プロトコル試験） PD 5213.9363.12 R&S®TS8980IB RF 認証試験システム PD 5214.2962.32 データシート R&S®CMW500 ワイドバンド無線機テスタ PD 5213.9211.22 R&S®CMW500 ユーザ･インタフェース･ツール ‒ 仕様と機能 PD 5214.1066.22 R&S®CMW500 WCDMA/HSPA+ プロトコル試験 ‒ 仕様と機能 PD 5214.2385.22
R&S®CMW500 UMTS LTE プロトコル試験 ‒ 仕様と機能 PD 5213.9363.22
About Rohde & Schwarz
Rohde & Schwarz is an independent group of companies
specializing in electronics. It is a leading supplier of
solu-tions in the fields of test and measurement, broadcasting,
radiomonitoring and radiolocation, as well as secure
com-munications. Established 75 years ago, Rohde & Schwarz
has a global presence and a dedicated service network in
over 70 countries. Company headquarters are in Munich,
Germany.
Environmental commitment
Energy-efficient products
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Continuous improvement in environmental sustainability
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ISO 14001-certified environmental management system
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Certified Quality System
ISO 9001
Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG
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PD 5214.2833.36 | Version 01.00 | December 2010 | R&S®CMW500
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ローデ・シュワルツについて
Rohde & Schwarzグループ（本社：ドイツ・ミュンヘン）は、 エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線通信の監 視・探知および高品質な通信システムなどで世界をリードしてい ます。
75年前に創業、世界70カ国以上で販売と保守・修理を展開して いる会社です。
