商品 ト レー サ ビリ テ ィと 酒 類に 関 する 行 政的 対 応に つ いて 平成30年6月8日 東京 大 学教 授 玉 井 克哉 はじ め に― ― 商品 ト レー サ ビリ テ ィの 重 要性 と ロッ ト 番号 商 品 のト レ ーサ ビ リテ ィ を向 上 する こ とは 、どの よ うな 商 品に つ いて も 、極 め て有 益 であ る 。従前 、情報 技 術( IT)の 発達 に 伴い 、商 標や ブラ ン ドの 機 能が 十 分 で な か っ た 農 産 物 な ど に つ い て も ト レ ー サ ビ リ テ ィ を 向 上 す る こ と が 可 能 と なっ て いる 。そ れ に よっ て、生 産者 は、品質 面 で問 題 のあ る 商品 が 販売 さ れた 場 合に 流 通過 程 のど こ で問 題 があ っ たの か を早 期 かつ 容 易に 知 るこ と がで き 、問 題 のあ っ た部 分 につ い て対 策 を講 ず るこ と がで き るよ う にな る 。そ う した 努 力を 生 産 者 が 行 う な ら ば 、 ① 生 産 者 が 流 通 の 末 端 に 至 る ま で 品 質 を 管 理 す る こ と が で き、そ の結 果 、② 消 費者 は 、単 に 商品 の 出所 で なく 、流通 過 程の 適 正に ま で信 頼 を措 く こと が でき る よう に なる 。即ち 、生産 者 と 消 費 者の 間 に介 在 する 流 通過 程 が従 前 はブ ラ ック ボ ック ス であ っ たが 、その 間 を透 明 化す る こと に よっ て 、市 場 がよ り 良く 機 能す る こと が でき る ので あ る。 こ の よう な トレ ー サビ リ ティ を 向上 す るた め に従 前 用い ら れて き たの が 、商 品識 別 番号 で ある 。 その 呼 称は 「 シリ ア ル番 号 ( serial number)」、「個体番 号(identification number)」、あるいは「ロット番号」などさまざま である が、 以 下で は 、「 ロ ット 番 号」 に 統一 す る。 そ のい ず れも 、 要は 、 個々 の 商品 を他 か ら識 別 する こ とに よ って 、 流通 過 程を 透 明化 す るの が 、そ の 目的 で あ る。 こ の種 の 工夫 が 適切 に 機能 す るこ と が、 商 品の ト レー サ ビリ テ ィの 向 上に とっ て 、極 め て重 要 であ る 。 1. 商 標の 「 品質 保 証機 能 」と 商 標権 侵 害 こ の よう な 商品 ト レー サ ビリ テ ィは 、法律 の 面か ら は、商 標の「 品質 保 証機 能 」 とし て とら え られ る 。その リ ーデ ィ ング・ケー ス とな っ た 平 成15年の最高裁判決
(最 判 平 成15年2月27日民集57巻2号215頁。これを以下「フレッドペリー事件最 判」と 呼ぶ )は、ア パレ ル 製品 の 並行 輸 入に 関 して 、次の よ うな 要 件を 満 たす 場 合に は 、商 標 権の 対 象と な った 商 標を 商 品に 付 して 輸 入・販 売 す る 行為 が 商標 権 侵害 に なら な い、 と 説示 し た。 (A : 真正商品) 「当該商標が外国における商標権者又は当該商標権者から 使用 許 諾を 受 けた 者 によ り 適法 に 付さ れ たも の であ る こと 」 。 (B : 内外権利者の同一性) 「当該外国における商標権者と我が国の商標権 者 と が 同 一 人 で あ る か 又 は 法 律 的 若 し く は 経 済 的 に 同 一 人 と 同 視 し 得 る よ うな 関 係が あ るこ と によ り 、当 該 商標 が 我が 国 の登 録 商標 と 同一 の 出所 を 表 示す る もの で ある こ と」 。 (C : 品質の実質的同一性) 「我が国の商標権者が直接的に又は間接的に当 該商 品 の品 質 管理 を 行い 得 る立 場 にあ る こと か ら、当 該商 品 と我 が 国の 商 標 権 者 が 登 録 商 標 を 付 し た 商 品 と が 当 該 登 録 商 標 の 保 証 す る 品 質 に お い て 実 質的 に 差異 が ない と 評価 さ れる こ と」 。 こ の こと を 別の 面 から い えば 、これ ら の要 件 を満 た さな い 場合 、商品 の 販売 が 商標 権 侵害 と なる 、 とい う こと で ある 。 上 記 の判 旨 は並 行 輸入 に 関わ る もの で ある が 、そ の 基本 的 な枠 組 みは 、純粋 に 国内 の みで 流 通す る 商品 に つい て も及 ぶ もの で ある 。たと え ば、中 古車 販 売事 業 者が 「 レク サ ス」 や 「デ ミ オ」 と いっ た 商標 を 付 し た 商品 を 販売 し たと し ても 、 経 年 劣 化 な ど に よ り 新 車 と は 異 な る 商 品 だ と い う こ と を 消 費 者 が 理 解 し て い れ ば、ト ヨタ 自 動車 の 正規 代 理店 が 自ら 中 古車 を 販売 す る場 合 と「 当 該登 録 商標 の 保証 す る品 質 」に 関 して 実 質的 差 異が な いと 評 価で き るこ と が多 い であ ろ う。実 際 、フ レ ッド ペ リー 最判 の 直後 に 、中古 健康 器 具の 販 売に つ いて 、「 中古 」ま た は「 中古 品」と 明記 され て いる 場 合に は「登 録商 標 の出 所 表 示機 能 を害 す るこ と がな い から 、実 質 的 違法 性 を欠 く」の で 商標 権 侵害 で ない 、とし た 裁判 例 があ る *1。そ こに は( C)に あた る 要件 に つい て 言及 が ない が 、事 案 に照 ら すと 、そう し た意 味 で、「 当 該登 録商 標 の保 証 する 品 質 」につ い ての 実 質 的差 異 がな か った と 見る こ とが で きる 。 こ れ を敷 衍 し、国 内に お ける 譲 渡等 に つい て フレ ッ ドペ リ ー最 判 の趣 旨 を再 解 *1 大阪地判平成15年 3月20日平14(ワ)10309〔ヘルストロン〕。
釈す る なら ば 、輸 入 行為 に 特有 の 要件 で ある 前 記( B )を 除 外し て 、次 の よう な 要件 を 満た す 場合 に は商 標 の使 用 が適 法 であ る が、そ れを 欠 く場 合 には 商 標権 侵 害と な る、 と いう こ とが で きる 。 ( A ’: 真 正商 品 ) 当該 商 標 が商 標 権 者 又は 当 該 商標 権 者 か ら使 用 許 諾を 受 けた 者 によ り 適法 に 付さ れ たも の であ る こと 。 ( C ’: 品 質の 実 質 的同 一 性 ) 商 標 権 者が 直 接 的に 又 は 間 接的 に 当 該商 品 の 品質 管 理を 行 い得 る 立場 に ある こ とか ら 、当 該 商品 と 商標 権 者が 登 録商 標 を 付 し た 商 品 と が 当 該 登 録 商 標 の 保 証 す る 品 質 に お い て 実 質 的 に 差 異 が な い と評 価 され る こと 。 こ の 二つ の 要件 の うち 、( C ')にいう「商標権者が直接的に又は間接的に当該 商品 の 品質 管 理を 行 い得 る 立場 に ある 」こと を 保障 す るの が 、ト レ ーサ ビ リテ ィ の確 保 のた め に付 さ れた 、ロッ ト 番号 で ある 。流通 過 程に お いて そ れが 除 去さ れ ると 、一般 に 、そ の よう な 商品 は 、「 当 該登 録 商標 の 保証 す る品 質 にお い て実 質 的に 差 異が な い」と はい え ない こ とに な る。適 切な 下 級審 判 決が ま だ 見 ら れな い とは い え、こ のよ う な商 品 を流 通 させ る こと は 、商 標 権侵 害 にあ た ると い うの が 、 フレ ッ ドペ リ ー最 判 の趣 旨 だと い うべ き であ る 。 2. 諸 外国 に おけ る 動向 上 記 のよ う な日 本 法の 解 釈は 、欧米 先 進諸 国 の動 向 にも 沿 った も ので あ る。と りわ け 、伝 統 的な ブ ラン ド の保 護 に極 め て熱 心 な欧 州 諸国 だ けで な く、米 国に お いて も そう し た考 え 方が 当 然の こ とと し て通 用 して い るこ と を、こ こで は 強調 し たい 。 ま ず 、輸 入 品の 場 合に は 、内 外 の商 品 に「 実 質的 差 異( material difference)」 があ れ ば商 標 権侵 害 にあ た ると い うの が 、既 に 確定 し た判 例 法で あ る*2。そし て 、 そ の 「 実 質 的 差 異 」 の 閾 値 (threshold)が一般に極めて低く*3、 生 産 者 等 に よ る
*2 Societe Des Produits Nestle, S.A. v. Casa Helvetia, Inc., 982 F.2d 633 (1st Cir. 1992); Lever Bros. Co. v. U.S., 981 F.2d 1330 (D.C. Cir. 1993); Gamut Trading v. ITC, 200 F.3d 775 (Fed. Cir. 1999).
*3 Nestle, 982 F.2d at 642; Martin's Herend Imports v. Diamond & Gem Trading USA, 112 F.3d 1296, 1301-02 (5th Cir. 1997).
品質 コ ント ロ ール の 努力 を 無に 帰 する よ うな 措 置が 施 され た 商品 は 、本 来 の商 品 とは「実 質 的 差異 」があ り、商 標 権侵 害 物品 と なる*4。た と えば 、近 年 の 控訴 裁 判 所判 決 は、「 実 質的 差異 」と は 商品 に 物 理的 な 差異 が ある こ とだ け をい う ので は なく 、商標 権 者の 提 供す る アフ タ ーサ ー ビス や 品質 保 証の 有 無も 実 質的 差 異だ と い う こ と を 明 言 し 、 商 標 権 侵 害 だ と し て い る*5。 ロ ッ ト 番 号 除 去 は 商 標 権 者 に よ るア フ ター サ ービ ス や品 質 保証 を 困難 に する 行 為で あ るか ら 、そ れ が施 さ れた 商 品は 、 商標 権 侵害 物 品だ と いう こ とに な る。 こ の こと は、多 く の判 決 によ っ て確 認 され て いる 。た と え ば高 級 万年 筆「 モ ン ブラ ン」の ロッ ト 番 号が 除 去さ れ た商 品 につ い て、それ に よ って「モ ン ブラ ン 社 が 品 質 を 保 証 で き な く な る 」 こ と を 理 由 に 商 標 権 侵 害 を 認 め た 判 決 が あ る*6。 ま た、本 来の ロ ット 番 号を 除 去し た 上で 独 自の 番 号を 自 ら付 し た商 品 を販 売 する 行 為が 、品質 保 証の 有 無に 関 して 実 質的 差 異を 生 じさ せ るも の であ る から 商 標権 侵 害 に あ た る と し た 判 決 が あ る*7。 さ ら に 、 最 近 の 下 級 審 判 決 は 、 キ ヤ ノ ン 社 が 原 告と な った 事 件で 、商品 識 別番 号 を除 去 した 商 品を 流 通さ せ る行 為 が商 標 権を 侵 害す る 蓋然 性 が高 い とし て 、被 告 の申 立 を却 下 して い る*8。 こ の よう に 、工 業 製品 に つい て すら 商 品識 別 番号 の 除去 が 商標 権 侵害 と なる と され る わけ で ある か ら、流 通過 程 にお け る品 質 保証 が より 強 く要 請 され る 食品 類 や酒 類 につ い ては 、ロッ ト 番号 を 除去 し たも の を流 通 させ る 行為 が 商標 権 侵害 と なる と いう の は、欧 州の み なら ず 、ロ ッ ト番 号 自体 が 義務 付 けら れ てい な い 米 国 にお い ても 、 当然 の 事理 だ と考 え られ る 。
*4 Shell Oil Co. v. Commercial Petroleum, Inc., 928 F.2d 104 (4th Cir. 1991).
*5 SKF USA Inc. v. Int'l Trade Comm'n, 423 F.3d 1307, 1312 (Fed. Cir. 2005). ボールベ アリングに関する事件。この判決は、日本製(マミヤ)カメラに関してメーカーの品質保証 が得られないことから商標権侵害を認めたOsawa & Co. v. B&H Photo, 589 F. Supp. 1163 (S.D.N.Y. 1984)を引用している。
*6 Montblanc-Simplo GmbH v. Staples, Inc., 172 F. Supp. 2d 231, 239, 241 (D. Mass. 2001).
*7 Beltronics USA, Inc. v. Midwest Inventory Distrib., LLC, 562 F.3d 1067 (10th Cir. 2009).
*8 Canon United States Inc. v. F & E Trading LLC, 121 U.S.P.Q.2d 1693 (E.D.N.Y. Jan. 11, 2017).
3. 商 標の 品 質保 証 機能 と 酒類 に おけ る 表示 法 制 以 上 のよ う に考 え れば 、 酒類 に つい て ロッ ト 番号 が 除去 さ れた 商 品を 輸 入し 、 また は 国内 に おい て 流通 さ せる こ とは 、商標 権 侵害 と なる と 解す べ きで あ る。そ の際 、 重要 な のは 、 次の よ うな 点 であ る 。 こ の 解釈 は 、ロ ッ ト番 号 を付 す るこ と を事 業 者に 義 務付 け るも の では な い。他 の多 く の商 品 と同 様 、酒 類に つ いて も、生産 者 や輸 入 者の 方 針は 、さ ま ざま で あ りう る 。流 通 過程 に おけ る 商品 ト レー サ ビリ テ ィに 関 心の な い事 業 者は ロ ット 番 号な ど 付さ な いで あ ろう し、そ れで 何 の 問題 も ない 。そ の 場 合は 、ト レ ーサ ビ リ ティ を 損な う よう な 行為 が 商標 権 侵害 と なる こ とは な い。上 記の 解 釈が 意 味が あ るの は 、ロ ッ ト番 号 を用 い て商 品 トレ ー サビ リ ティ の 向上 を 自主 的 に図 っ てい る 事 業 者 が 、 そ の 努 力 を 無 に す る よ う な 行 為 に 対 し 権 利 侵 害 を 主 張 す る 場 合 で あ る。つ まり 、努力 を して 品 質保 証 機能 の 向上 に 努め な けれ ば 商標 権 の効 力 の範 囲 は小 さ く、そ の努 力 をす れ ばす る ほど 権 利範 囲 が拡 大 する の であ る 。品 質 保証 機 能の 向 上に 努 める か どう か は個 々 の事 業 者の 経 営方 針 によ る ので あ って 、一律 に それ を 義務 付 ける も ので は ない 。即ち 、ロッ ト 番号 の 付与 を 事業 者 に義 務 付け る もの で はな い 。 こ の 前提 の 下で 、酒類 に 関し て は、酒 税の 保 全及 び 酒類 業 組合 等 に関 す る法 律 86条の6第1項に基づき、酒類販売業者が遵守すべき基準の一つとして、ロット番 号削 除 品を 輸 入し た り販 売 した り しな い こと を 定め る こと が 適切 で ある 。 即ち 、 同項 は「酒 類 の製 法 、品 質 その 他 の政 令 で定 め る事 項 の表 示 」に つ いて 、財務 大 臣(同 法 施行 規 則 20条1項柱書により国税庁長官)に基準設定の権限を与え、それ を 受 け た 同 法 施 行 令 8条の4第1号 は 政 令 で定 め る 事項 と し て 「酒 類 の 製法 、 品質 その 他 これ ら に類 す る事 項 」を 指 定し て いる と ころ 、ロッ ト 番号 を 除去 し た商 品 が 流 通 し な い よ う 措 置 す る こ と が 商 標 の 品 質 保 証 機 能 を 確 保 す る 上 で 必 要 で あ り、それ は、と りも なお さ ず酒 類 の品 質 に関 わ る事 項 であ る から 、同 号 によ っ て 授権 さ れた 事 項に あ たる と 考え ら れる の であ る 。 も っ とも 、同 法 の 究極 の 目的 が「 酒 税 の確 保 及び 酒 類の 取 引の 安 定」にあ る こ とか ら すれ ば(1条)、上記のような法的規制を行う上でも、現に市場において流 通し て いる ロ ット 番 号削 除 物品 に つい て は、そ れら が 商標 権 侵害 物 品で あ るこ と
から 即 時か つ 一律 に 取引 を 禁止 す るの で はな く、「取 引 の安 定」に配 慮 する こ と が可 能 であ り 適切 だ と解 す べき で ある 。日本 酒・日 本 ワイ ン に関 す る表 示 規制 に つい て も一 定 期間 の 猶予 を 行っ た とこ ろ であ る が、上 記の よ うな 表 示規 制 を行 う に際 し ても 、対象 と なる 商 品が 流 通在 庫 とし て 存在 す べき 一 定期 間 を施 行 まで に 猶予 し 、取 引 に混 乱 をも た らさ な いよ う 配慮 す るこ と が考 え られ る 。 終わ り に ロ ッ ト番 号 削除 問 題に つ いて は 、従 前 、洋 酒 の輸 入 者が 熱 心で あ った こ とか ら 、 酒類 の 中で は ごく 一 部の 事 業者 に つい て 生ず る 、特 殊 な問 題 だと の 理解 が あっ た かも し れな い。だ が 、日 本の 生 産者 が 諸 外国 に 輸出 を 行う 際 には 、同 様 の問 題 が 輸出 先 の諸 外 国に お いて 生 ずる の であ る 。日 本酒 、日 本 ワイ ン、日本 ウ ィス キ ー の品 質 向上 が 著し く 、諸 外 国に お いて も 注目 を 集め て いる 今 日、ト レー サ ビリ テ ィを 高 め、流 通過 程 の末 端 に至 る 品質 管 理を 徹 底す る ため に は、そ れに 見 合っ た 欧米 並 みの 法 制度 が 諸外 国 にお い て確 立 して い る必 要 があ る 。日 本 の酒 類 は、い わ ゆ る 第 6 次 産 業 化 の 最 先 端 の 商 品 な の で あ り 、 世 界 市 場 に 打 っ て 出 る た め に は、 そ の高 い 品質 に 見合 っ た品 質 保証 機 能の 確 保が 要 請さ れ る。 そ して そ の際 、 肝心 の 日本 国 内に お いて 途 上国 的 な品 質 法制 が 温存 さ れて い たの で は、ト レー サ ビリ テ ィや 流 通過 程 の透 明 性の 確 保を 外 に向 け て主 張 する こ とが 難 しい 。 実 際 の場 面 にお け る困 難 さは 承 知し て いる つ もり で はあ る が、そ れに も かか わ らず 上 記の よ うな 主 張を 行 うの は 、国 民 の租 税 によ っ て俸 給 を得 て いる 国 立大 学 教員 と して 、 長期 的 な国 益 にそ れ が適 う と確 信 する た めで あ る。 以上