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3. 財政状況について (1) 歳入と歳出 直近 10 年間の 歳入 歳出 状況は 以下のとおりとなります 図 3 歳入状況 ( 人件費 + 扶助費 + 公債費 ) 図 4 歳出状況 2

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各務原市公共施設等総合管理計画 概要(案)

平成 28 年 11 月 16 日 はじめに ○人口減少や少子高齢化が進展するなか、現在市が保有するハコモノ、インフラ、プラン ト(以下、「公共施設等」という。)が一斉に更新時期を迎えることとなり、大きな財政 負担を強いることが予想されている。 ○これを受け、国では平成 25 年 11 月に「インフラ長寿命化基本計画」を策定し、平成 26 年 4 月に地方自治体に対し、「公共施設等総合管理計画」(以下、「総合管理計画」と いう。)を策定するよう要請があった。 ○本市の総合管理計画は、 ①将来の人口推計 ②財政の状況 ③保有する公共施設等の把握 ④将来の公共施設等の更新費用の試算と充当可能経費 ⑤公共施設等の総合的なマネ ジメント方針 ⑥施設類別に応じた基本方針 について示し、組み立てます。 1.対象施設について ○本市が保有する公共施設 全般を対象とします。 2.人口推計について ○総合戦略人口ビジョンに 示された人口推計を示しま す。 4.財政状況について ◎H72 年の社人研推計で は、本市の人口は 10 万人に落ち込むと予測 されるところ、本市で は、今後10 年間は人口 維持を目指し、その後 の減少率を緩和させる ことで、12 万人になる とした。 図1 計画の対象施設 図2 人口推計

資 料 1

(まちづくり推進会議)

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2 3.財政状況について (1)歳入と歳出 ○直近10 年間の『歳入』、『歳出』状況は、以下のとおりとなります。 図3 歳入状況 図4 歳出状況 (人件費+扶助費+公債費)

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3 ○直近5 年で、公共施設等に対して支出した『投資的経費』は、以下のとおりとなります。 (億円) 分  類 用  途 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 5年平均 割合い 総務・教育費等主に公共建築物関係 22.5 37.8 32.6 41.6 33.6 33.6 46.9% 土木・農水費 主にインフラ関係 46.5 49.6 24.2 24.8 21.2 33.3 46.5% 衛生費 主にプラント関係 5.0 5.3 4.6 4.4 4.1 4.7 6.5% 投資的経費 合 計 74.0 92.7 61.4 70.8 58.9 71.6 ◎歳入面では、自主財源となる地方税収入 は200 億円を維持。直近 5 年の地方交付 税は40 億円前後を維持。 ◎歳出面では、扶助費が10 年前と比べて 2 倍以上となっており、義務的経費は増加 傾向にある。 ◎高齢化の進展等により、扶助費が大幅に 増加し義務的経費が拡大し、経常収支比 率の上昇により、財政の硬直化が懸念さ れる。 ◎投資的経費の直近 5 年平均は、年間 72 億円となる。 ◎直近5 年間の中でも、大型公共事業の有 無により、大きな触れ幅がある。 図5 経常収支比率 図6 投資的経費内訳 (億円)

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4 4.公共施設の保有状況 (1)公共建築物 ○本市が保有する公共建築物は以下のとおりとなります。 大 分 類 中 分 類 小 分 類 (箇所)施設数 延床面積(㎡) 集会施設 公民館・集会場 等 40 18,792 文化施設 文化会館 1 4,652 図書館 中央図書館・もりの本やさん 2 7,956 博物館 かかみがはら航空宇宙科学博物館 1 9,492 文化財 村国座・天狗谷遺跡保存施設 等 5 1,629 スポーツ施設 市民球場・市民プール・地区体育館 等 12 17,485 レクリエーション・観光施設 リバーサイド21・少年自然の家 等 6 5,508 産業系施設 産業系施設 南産業会館 等 3 1,996 学校 小学校・中学校・養護学校 等 27 182,990 その他教育施設 給食センター 等 2 4,052 子育て支援施設 幼保・幼児・児童施設 保育所・子ども館 等 14 14,266 高齢福祉施設 川島会館・慈光園・稲田園 3 6,865 障がい福祉施設 福祉の里 等 3 6,732 社会福祉施設 総合福祉会館・福祉センター 等 12 11,170 庁舎等 本庁・産文・サービスセンター 等 4 26,989 消防施設 消防本部・消防署 等 28 7,775 その他行政施設 大佐野倉庫 等 10 1,955 公営住宅 公営住宅 雄飛ヶ丘・旭ヶ丘公営住宅 3 22,465 公園系施設 公園 管理棟・便所・倉庫 等 74 1,701 供給処理施設 供給処理施設 北清掃センター・クリーンセンター 等 3 18,673 その他 その他 瞑想の森火葬場・公衆便所・駐輪場 等 21 14,049 合  計 合  計 274 387,193 行政系施設 市民文化系施設 社会教育系施設 スポーツ・レクリ エーション系施設 学校教育系施設 保健・福祉施設 ・分類は、総務省「公共施設等更新費用試算ソフト」内の用途分類に準拠した。 ・公有財産台帳(「各務原市公有財産及び債権の管理に関する規則」第16 条)に登録され ている全ての物件を対象とした。 (平成28 年 3 月 31 日現在)

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5 ○公共建築物の整備水準について 本市の一人当り整備延床面積は以下のとおりとなります。この値について、以下に示 す3つの手法で本市の整備水準に対する評価を行いました。 A:総務省が公表する類似市町『Ⅲ-1』群との比較 (結果)『Ⅲ-1』平均 3.35 ㎡/人 > 本市 2.61 ㎡/人 B:岐阜県内 21 市との比較 (結果)県内平均5.29 ㎡/人 > 本市 2.61 ㎡/人 C:東洋大学 PPP 研究センター公表の全国市町村調査結果(14 万~15 万人)との比較 ⇒ 全国平均3.32 ㎡/人 > 本市 2.61 ㎡/人 ≪本市の1人当り整備延床面積≫ 387,191 ㎡(H28.03.31 現在) ÷ 148,446 人(H28.04.01 住民基本台帳) = 2.61 ㎡/人 ≪施設類別割合≫ ◎学校教育系施設が全体の 約半分(48.4%)を占め る。 ◎次いで、行政系施設で約1 割(9.2%)、保健・福祉 施設(6.6%)となってい る。 図7 施設の類別割合 図8 類似市町との比較 図9 県内 21 市との比較

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6 ○建築年別整備状況 ≪整備水準比較結果≫ ◎3種類で比較した結果、本市の保有水準はいずれも平均より低い水準となって いる。 ≪整備状況≫ ◎昭和46 年から昭和 62 年にかけて、小中学校の建設のほか、保育所、総合体育 館など、集中的に整備してきた。 ◎昭和48 年には、現在の本庁舎を建設した。 ◎平成 3 年以降は、中央図書館、産業文化センター、航空宇宙科学博物館を整備 してきた。 ◎現時点で50 年以上を経過した建物は、全体の 6%となるが、10 年後には 28%、 20 年後には 62%となり、一斉に更新時期を迎えることとなる。 図10 公共建築物の整備推移

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7 (2)インフラ資産とプラント ○本市が所有するインフラ資産とプラントは以下のとおりとなります。 箇所数 延長(m) 面積(㎡) 52 72,590 848,485 82 71,522 590,246 4,969 1,005,504 5,248,734 52 3,021 31,886 415 1,991 11,894 街区公園 151 - 247,911 近隣公園 6 - 113,221 地区公園 5 - 252,499 総合公園 1 - 367,822 墓地 1 - 84,820 緑地 13 - 129,471 その他 3 - 92,975 広場 9 - 77,251 その他 3 - 35,386 - 189,000 - - 116,000 - - 28,100 - - 17,433 - - 614,490 - 15 - - - 8,216 - - 27,594 - - 770,418 - 27 - - 5 - - 15 - - 1 - - 1 - - 北清掃センター クリーンセンター 一 般 会 計 ○プラント 環境衛生施設 配水池 管渠 ポンプ施設 導水管 送水管 配水管 取水ポンプ場 都市公園 以外 用水路 排水路 用排水路 岐阜中流パイプライン 水源地 分   類 1級市道 2級市道 その他市道 15m以上 5m以上15m未満 ○インフラ資産 種    類 一 般 会 計 都市公園 特 別 会 計 公 営 企 業 会 計 上 水 道 道  路 橋  梁 公園・緑地 等 農業用水路 下 水 道 ・一般会計、特別会計、公営企業会計に分類して集計した。

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8 ○道路 「1級市道」は848,485 ㎡で全体の1割強を 占めており、8割方が、「その他市道」となっ ている。 主要な「1・2 級市道」は、舗装の状態を把握 し、交通量に見合った舗装構成に見直すなど、 計画的に保全改修を実施している。 ○橋梁 昭和62 年に、(都)那加蘇原線で那加東陸橋を整備した。平成 18 年には神明小網橋、 平成25 年には各務原大橋を整備した。 架橋から60 年以上経過した橋は 9 橋(延長 171m)あるため、長寿命化計画に沿って、 必要な措置を講じる必要がある。 図12 橋梁の整備推移 図11 道路の種別 (累計) (累計)

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9 ○公園・緑地等(都市公園) 平成12 年以降、公園都市を目指し積極的に整備を推進してきたことにより、国営公園、 県営公園を合せると、本市の一人当り公園整備面積は13.14 ㎡となっている。公園整備に より、美しい街並み景観と併せ、身近に緑を感じることができる良好な住環境を創出し、 「緑豊かな各務原市」として、本市の魅力を高めている。 ○農業用水路 農地は食料生産の役割を担うだけでなく、自然環境の保全や減災、美しい田園風景の形 成など多面的な機能を有している。中でも農振農用地に指定された農地の57.8%で稲作を 行っており、用水路を中心に351km の農業用水路を保有している。 ○下水道 (m) (㎡) (㎡) 図14 下水道の整備推移 図13 公園・緑地等の整備推移 (累計) (累計) (累計) (m) (m)

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10 昭和57 年度以降、下水道の整備を推進し、平成 27 年度末現在の下水道普及率は、79.4% となっている。 今後は、地方公営企業法の財務規定等の適用(法適化)の義務化により、下水道事業の 経営体制を見直す時期を迎え、自立した経営の確立が求められる。 ○上水道 本市は地下水を水源としたミネラル豊富なおいしい水道水を安定して供給しておりま す。保有する水道施設は、水道原水を汲み上げる取水ポンプ場が 27 箇所、水質を管理し 地域に届ける水源地が5 箇所、安定した供給に欠かすことができない配水池が 15 箇所、 これらを結ぶ水道管路の総延長は806km となっている。 ○プラント ごみ処理施設の北清掃センターは、ごみを高温で溶融する高温ガス化溶融炉を採用して いる。平成15 年の稼動から 13 年を経過しているが、基幹的設備の計画的な改修により施 設の延命化を実現する必要がある。 し尿処理施設のクリーンセンターは、平成2 年度から稼動し、既に 26 年経過した。平 成 26 年度には処理水の放流先を公共下水道へ変更したことで、処理設備の簡素化が可能 となった。今後は定期的に点検を行い、必要な措置を計画的に講じ、適切な施設運営に向 けて取組む必要がある。 5 公共施設の利用状況 ○広範囲の市民が利用する公共建築物(文化会館、中央図書館、総合体育館等)と、一定 の地域性を有し、主に身近な市民が利用する公共建築物(集会所、福祉センター、地区体 育館等)に分類して、直近3 年の公共施設の利用実態を調査した。 ◎広範囲の市民が利用する施設のうち、「いこいの広場伊木の森」は、施設の一部 休止・廃止により、利用者数が7 割減っているが、その他は、大きな変動が見ら れず、概ね横ばいで推移している。 ◇いこいの広場伊木の森 (H25 年度:24,854 人 ⇒ H26 年度:15,718 人 ⇒ H27 年度:7,045 人) ◎一定の地域性を有す施設の利用状況は、大きな変動は見られず、概ね横ばいで推 移している。

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11 6 維持更新費に関する将来見込み ○前提条件と試算方法 本市が保有する公共施設等を、現在と同種、同規模で今後も保有し続ける場合の維持更 新費用について、次の条件により試算した。なお、試算方法については、総務省の「更新 費用試算ソフト」により算出した。 区 分 前提条件・試算方法 試算期間 40年間(平成29 年度~平成 68 年度) 公共建築物 総務省「更新費用試算ソフト」のとおり ・大規模修繕は、建築後30 年を経過した後、2 年間の修繕期間で実施 することを基本とするが、平成29 年時点で建築後 31 年以上 50 年未 満を経過している場合は、平成29 年から 10 年間で実施 ・更新は、建築後60 年を経過した後、3 年間の更新期間で実施 ・大規模修繕、更新の単価は、総務省「更新費用試算ソフト」と同様と する ・供給処理施設の一部(北清掃センターとクリーンセンター)について は、環境衛生施設にて計上した。 ○更新単価 修繕年数 修繕期間 修繕単価 更新年数 更新期間 更新単価 (年) (年) (万円/㎡) (年) (年) (万円/㎡) ○市民文化系施設 ○社会 教育系施設 ○産業系施設 ○行政系施設 30 2 25 60 3 40 ○スポーツ・レクリエー ション系施設 ○保健・福 祉施設 ○供給処理施設 ○その他 30 2 20 60 3 36 ○学校教育系施設 ○子育 て支援施設 ○公園系施設 30 2 17 60 3 33 ○公営住宅 30 2 17 60 3 28 大規模修繕 更新(建替え) 種    別 道 路 総務省「更新費用試算ソフト」のとおり ・道路の耐用年数は15 年とする ・更新単価は、総務省「更新費用試算ソフト」と同様とする ○更新単価 更新年数 (年) ○道  路 15 4,700 (円/㎡) 種    別 更新単価 単位 橋 梁 総務省「更新費用試算ソフト」のとおり ・橋梁の耐用年数は60 年とする ・更新単価は、総務省「更新費用試算ソフト」と同様とする ○更新単価 更新年数 (年) ○橋  梁 60 425 (千円/㎡) 種    別 更新単価 単位

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12 公園・緑地等 直近5 年の投資的経費のうち、公園等の改修・更新に要した費用を基 に、必要な年間費用を試算した 農業用水路 直近5 年の投資的経費のうち、農業用水路の改修・更新に要した費用 を基に、必要な年間費用を試算した 環境衛生施設 直近5 年の投資的経費のうち、プラント系設備の改修・更新に要した 費用に、総務省「更新費用試算ソフト」による建屋の更新費用と、今後 予定している基幹的設備の大規模改修費用を加えた額を算出し、必要な 年間費用を試算した なお、下水道施設については、現在、特別会計で処理しているが、今後、公営企業会計 へ移行するため、試算の対象外とした。また、上水道施設についても、公営企業会計で運 営されているため、試算の対象外とした。 ○維持更新費用の試算結果 ①公共建築物 ◎40 年間の更新費用総額は、1,730 億円となった。 ◎単年度当りでは、43 億円と試算された。 ◎特に、学校教育系施設は821.6 億円で全体の 48%を占める。 図15 年度別維持更新費用

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13 ②インフラ ③プラント ○直近5 年間の投資的経費のうち、環境衛生事業に含まれる、改修・改修に要した費用 ○今後必要となる維持更新費用 ◎道路、橋梁、公園・緑地等、農業用水路を維持するために必要となる費用は、 単年度当り26 億円と試算された。 ◎今後40 年では、1,040 億円となる。 ◎プラントは、単年度当り5 億円と試算された。 ◎今後40 年では、200 億円となる。 ○その他インフラ (億円) 区 分 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平均年額 都市公園事業 2.5 1.3 1.4 1.3 1.6 1.6 農政事業 0.3 0.3 0.9 0.7 0.9 0.6 (億円) 区 分 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平均年額 環境衛生事業 2.1 2.2 1.5 1.7 1.5 1.8 ○道路関係 区 分 数  量 単位 更新単価 (千円/㎡) 更新期間 (年) 更新費用総額 (億円) 更新費用年額 (億円) 道  路 6,687,465 ㎡ 4.7 15 314 21 橋  梁 43,780 ㎡ 425 60 186 3 (億円) 事業費 年額 -- 1.8 50.7 1.3 57.3 1.4 10.8 0.3 4.8 内      訳 環境衛生事業における直近5年の改修・更新費用 今後40年間に要する建屋の大規模改修・更新に要する費用 基幹設備改修費用(北清掃センター) 基幹設備改修費用(クリーンセンター) 合      計

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14 7 将来の充当可能額について ○直近5年間における、投資的経費のうち、大型備品や車両購入、他団体への整備助成金 や負担金などを差し引き、総合管理計画で対象となる施設に対する修繕、新設等に係る経 費に絞って抽出したところ、その費用は以下のとおりとなります。 8 充当可能な財源との比較 必要額に対し、充当可能な財源と比較すると、以下の結果となった。 インフラの充当可能額には、事業用地の取得費用が含まれているため、今後は投資可能 な財源の大部分を公共建築物やプラントに対する、維持、更新に充てる必要があることが 分かります。 ◎今後、厳しい財政状況が続く中、公共施設等の維持更新に必要な年間費用は 12 億円、40 年間で 490 億円の財源不足が見込まれる結果となった (億円) H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 平均年額 公共建築物 18.8 33.6 29.9 34.4 30.4 29.4 インフラ 44.2 47.8 21.4 22.6 20.1 31.2 プラント 2.5 2.6 1.5 1.8 1.6 2.0 ◎公共建築物は年間29 億円、インフラは 年間31 億円、プラントは年間 2.0 億円 となった。 ◎この費用を、単年度当りに充当可能な 費用とする。 対象物件 年 額 40年間総額 公共建築物 29億円 1,160億円 インフラ 31億円 1,240億円 プラント 2億円 80億円 公共施設等 62億円 2,480億円 (億円) 必要額 充当可能額 過不足額 必要額 充当可能額 過不足額 公共建築物 43 1,730 インフラ 26 1,040 プラント 5 200 単 年 度 40 年 間 62 ▲ 12 2,480 ▲ 490

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15 9 課題の整理 ◎本市が保有する公共建築物の総量は、他市町と比べて少ないものの、特に昭和 46 年代以降に集中的に整備した学校教育系施設を中心に、一斉に更新時期を迎 えることとなる。 ◎施設利用者数が減少している、公共施設が見られる。 ◎今後、厳しい財政状況が続くなか、公共施設等の維持更新に必要な年間費用は、 74 億円とされるが、充当可能額は 62 億円で、12 億円の財源不足が見込まれる。 ◎今後、公共施設の老朽化が進行するなか、人口減少や少子高齢化の進展、地域コ ミュニティの希薄化など、社会・経済情勢や市民ニーズの変化を踏まえ、地域性 をも考慮した柔軟な対応が求められる。

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16 10 公共施設等マネジメント基本方針 (1)計画期間 「各務原市総合計画」と歩調を合せることを基本としつつも、長期的な視点と今後の社会情 勢や市民ニーズの変化に対応できるよう平成 29 年から平成 48 年までの 20 年間とする。 H27 H29~ H32~H36 H37~H41 H42~H46 ~H48 H51 各務原市総合計画(H27~H36) 次期計画 中期財政計画 中期財政計画 次期計画 各務原市公共施設等総合管理計画(H29~H48) 次期各務原市総合計画(H37~H46) 中期財政計画 中期財政計画 中期財政計画 時期計画 (2)目標 ・本市が保有する公共建築物は、他市の保有状況と比較して、低い水準となっているものの、 財源不足が見込まれる状況である。 ・よって、「総量抑制」を念頭において、複雑化する市民ニーズやライフスタイルの多様化に 対応しながら、施設総量の適正化を進める必要がある。 ・また、今後一斉に更新を迎えることで、特定の時期に大きな財政負担を強いられることが予 想されるため、財政負担の軽減と平準化に向けて取り組む必要がある。 ・一方、インフラ資産・プラントについては、市民の暮らしを支える社会基盤が形成されてい る実情を考慮すると、保有資産を減じることは困難であるため、財政状況を確認しながら、 計画的かつ効率的に維持管理・修繕・更新を実施し、現状を維持する必要がある。 そこで、本市の総合管理計画の目標は、以下のとおり設定した。 (3)基本方針と取組み 【基本方針1】施設総量の適正化の推進 ○「量」と「質」の最適化による適正な施設配置の推進 ○施設の複合化と統廃合の検討 ○施設の規模縮小の検討 ○広域連携による施設の相互利用や共同設置の検討 【目標】 ○公共建築物の施設総量の抑制に努めます。 ○公共施設等の長寿命化の推進と維持・更新経費の平準化に努めます。 ○効率的な施設運営による経費の縮減に努めます。

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17 【基本方針2】計画的な維持管理と長寿命化の推進 ○点検・診断の実施による安全性の確保 ○計画的な維持管理の推進 ○長寿命化の推進 ○耐震化の推進 【基本目標3】効率的な施設の運営と経費の削減 ○施設運営経費の削減 ○受益者負担の適正化 ○市民協働、民間活力の導入 ≪施策の体系図≫

参照

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