1/17ページ www.fujitsu.com/jp/ FUJITSU Storage ETERNUS CS800 RMANプラグイン README バージョン1.1.0 2017年10月
FUJITSU Storage ETERNUS CS800
RMANプラグイン README
バージョン1.1.0
目次
RMANプラグインと互換性に関する情報 2 RMANプラグイン1.1.0での変更点 3 インストールおよび設定 4 ETERNUS CS800の設定 4 RMAN認証の設定 4 RMAN共有の設定 4 RMANプラグインのダウンロード 5 データベースサーバでのRMANプラグインのインストール 5 Linuxプラットフォームへのインストール 5 Microsoft Windowsプラットフォームへのインストール 6 Oracle Database Serverの設定 7RMANプラグインの設定 7 ストレージ認証 7 RMANプラグインのアンインストール11 Linuxからのアンインストール 11 Windowsからのアンインストール 11 制限事項 12 既知の不具合 12 一般的な制限事項 12 追加情報 13 トラブルシューティング 14 sbttest 14 Oracleのトレースログ 15 RMANプラグインのデバッグオプション 16 その他のオプション 17
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RMANプラグインと互換性に関する情報
Oracle™ Recovery Manager(RMAN)を使用して、Oracle Database ServerとETERNUS CS800 S7ディスクバックアップシ ステムを統合できます。インストールおよび設定が完了すると、Oracle Database Serverは、ETERNUS CS800システム からバックアップを管理し、データの重複排除、レプリケーションなどのシステムの機能を利用できます。
Fujitsu RMANプラグインは、Oracle Recovery Manager(RMAN)API 仕様バージョン2.1に準拠しています。
RMANプラグインはETERNUS CS800 S7をサポートしています。サポートされるプラットフォームおよびプラグインの 最新リリースバージョンに関する情報は、以下の表を参照してください。 プラットフォーム プラグイン バージョン 対応ETERNUS CS800 対応Oracle製品 Red Hat Linux 6 64ビット版 1.1.0 3.4.2以降 Oracle 11、12 Red Hat Linux 7 64ビット版 1.1.0 3.2.7以降 Oracle 11、12 Oracle Linux 6 64ビット版 1.1.0 3.4.2以降 Oracle 11、12 Oracle Linux 7 64ビット版 1.1.0 3.2.7以降 Oracle 11、12 Microsoft Windows Server
2012
1.1.0 3.4.2以降 Oracle 11 Microsoft Windows Server
2016 1.1.0 3.4.2以降 Oracle 11 注意: 1台のホストにインストール可能なRMANプラグインは、1つだけです。 現在、OSTプラグインとRMANプラグインを同じクライアントにインストールすることは禁止されています。 制限事項に関する詳細は、「制限事項」(12ページ)を参照してください。 RMANとレプリケーション機能の詳細は、『ETERNUS CS800 S7 ユーザーズガイド』を参照してください。
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RMANプラグイン1.1.0での変更点
このリリースでは、以下の新機能がサポートされます。
• Linuxプラットフォームでは、Oracle 12がサポートされます。
• Microsoft Windows Server 2012およびMicrosoft Windows Server 2016でも、 Oracle 11に対してプラグインを 利用できます。
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インストールおよび設定
ETERNUS CS800とOracle Database Serverをインストールして操作できるようにするための設定手順は以下の とおりです。
ETERNUS CS800の設定(4ページ) RMANプラグインのダウンロード(5ページ)
データベースサーバでのRMANプラグインのインストール(5ページ) Oracle Database Serverの設定(7ページ)
ETERNUS CS800の設定
Oracleサーバを設定する前に、アプリケーション固有の(RMAN)共有を ETERNUS CS800リモート管理コンソール上 に作成する必要があります。 ETERNUS CS800を設定するための主な手順は以下のとおりです。 RMAN認証の設定 RMAN共有の設定 RMAN認証の設定 Oracleサーバ上でRMAN共有を認証するには、RMANユーザー資格証明を作成する必要があります。ETERNUS CS800リモート管理コンソールのManage Usersページでは、Oracle Recovery Manager(RMAN)に使用 するローカル認証ユーザーを作成および管理できます。
RMANユーザー資格証明を作成するには、以下の手順を実行します。 1. ETERNUS CS800リモート管理コンソールにログオンします。
2. Configuration → System → Manage Usersページに移動し、ユーザーを追加します。ユーザーの資格証明は、 Oracle サーバでの認証に必要です。 ユーザーを追加、変更、および削除する方法の詳細は、『ETERNUS CS800 S7 ユーザーズガイド』を参照してくだ さい。 RMAN共有の設定 RMAN共有を作成して設定するには、以下の手順を実行します。 1. ETERNUS CS800リモート管理コンソールにログオンします。
2. Configuration → NAS → Summary ページに移動し、アプリケーション固有のプロトコルとの共有を追加します。
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RMANプラグインのダウンロード
最新のRMANプラグインは、以下のページからダウンロードできます。
http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/download/#cs
RMANプラグインのダウンロード完了後、ETERNUS CS800 S7の[Downloads]セクションで、[More Details]リンク をクリックします。表示されるリストの先頭で、ご使用のOracle Database Serverのオペレーティングシステムを選 択します。[Driver]タブの下にある[Software]セクションから、RMANプラグインにアクセスできます。
データベースサーバでのRMANプラグインのインストール
Fujitsu RMANプラグインをインストールする前に、以下の要件があります。
Oracleサーバが正しくインストールおよび設定されている必要があります。
Oracle Databaseのインストールの詳細は、以下のページからプラットフォーム別の『Database Quick Installation Guide』を参照してください。 Oracle 11の場合:http://docs.oracle.com/cd/E11882_01/nav/portal_11.htm Oracle 12の場合:http://docs.oracle.com/database/121/nav/portal_11.htm ファイアーウォールポート4095-4102が開いている必要があります。 バックアップユーザーとアプリケーション固有の共有(RMAN共有)をETERNUS CS800システムに作成する必要 があります。詳細は、ETERNUS CS800の設定(4ページ)を参照してください。 古いRMANプラグインがOracle サーバ上にインストールされている場合は、事前にアンインストールする 必要があります。アンインストールの手順については、「RMANプラグインのアンインストール」(11ページ) の項を参照してください。
Linuxプラットフォームへのインストール
Oracleデータベースサーバにプラグインをインストールにするには、以下の手順を実行します。 1. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、Plug-in RPMファイルをデータベースサーバにコピーします。 2. データベースサーバ上でrootシェルを開きます。 3. 以下のように、環境変数ORACLE_HOMEをご使用のOracleデータベースインストールの適切な値に設定します。 export ORACLE_HOME=/home/oracle/app/oracle/product/11.2.0/db1 4. RPMをインストールします。 rpm -ivh FTSRMANPlugin-*.x86_64.rpm 5. インストールが完了すると、以下の説明が表示されます。Installation successfully completed.
6/17ページ www.fujitsu.com/jp/ 6. RMANプラグインのインストールが、トラブルシューティングの「sbttest」(14ページ)の説明のとおりであることを確 認します。 7. オプションで、Oracleのインストール場所がさらにある場合は、そこにRMANプラグインへのシンボリックリンクを作 成します。 Fujitsu RMANプラグインのインストールにより、$ORACLE_HOME/libにRMANプラグインライブラリへのシンボリック リンクが作成されます。Oracle Databaseのインストール場所がさらにある場合は、それぞれのホームのlibディレク トリに、このインストールにより作成されたシンボリックリンクに一致する同様のシンボリックリンクを手動で作成して ください。 例: export ORACLE_HOME=<Oracleのインストール先>
ln -s -f /usr/FTS/libFTSobk.so $ORACLE_HOME/lib/libFTSobk.so
注意: それぞれの$ORACLE_HOME/libにシンボリックリンクを作成する代わりに、RMANでチャネルを割り当てる際 に絶対パスSBT_LIBRARY=/usr/FTS/libFTSobk.soを指定する方法があります。
Microsoft Windowsプラットフォームへのインストール
以下の点に注意してください。 • 新しいプラグインをWindowsにインストールすると、既存の%WINDIR%\libstspiFTS.ini設定ファイル が上書きされます。元のファイルを変更している場合は、新しいプラグインをインストールする前 に、そのファイルのコピーを作成してください。 • プラグインのインストール後、新しいプラグインの.iniファイルに手動で変更内容を再設定する必 要があります。このとき、古い.iniファイルを参考にすることができます。ただし、内容が古い可能 性のあるファイルで新しいプラグインの.iniファイルを上書きしないでください。 • RMANプラグインをアンインストールすると、既存の証明書が削除されます。また、新しいRMANプラ グインをインストールすると、工場出荷時のデフォルトの証明書がインストールされます。プラグイン をアンインストールする前に%WINDIR%¥FTSディレクトリにあるカスタム証明書のコピーを作成し、新 しいプラグインをインストールしたあとにカスタム証明書をこの場所にリストアします。 Oracleデータベースサーバにプラグインをインストールするには、以下の手順を実行します。 1. RMANのWindowsのプラグインのインストールを開始する前に、すべてのOracleサービスとRMANサービスを 停止します。例えば管理者として以下のコマンドを実行します。net stop OracleService<SID>
2. インストーラFTSRMANPluginWinX64-*.msiを実行します。インストールウィザードに表示される指示に従って、イ ンストールを完了します。
インストール中に、富士通のデフォルトの証明書ファイルが%WINDIR%\FTSディレクトリにインストールされます。こ れらのファイルは、ETERNUS CS800でAccentのTLS with AES 256暗号化オプションを有効にする場合に必要で す。
カスタム証明書を使用する場合は、最初に、%WINDIR%\FTSディレクトリにあるデフォルトの証明書をバックアップし てください。次に、カスタム証明書をこのディレクトリにコピーします。
3. RMANプラグインのインストール後、以下のコマンドを実行してすべてのOracleサービスおよびRMANサービスを再 起動します。
net start OracleService<SID>
4. Windowsインストーラによって%WINDIR%\FTSがシステムのPATH変数に追加されます。環境にこの設定がないと、 ツールsbttestなどが正しく動作しません。そのため、新しくコマンドウィンドウを開き、使用可能な環境を取得する 必要があります(確認するには「set PATH」を入力します)。
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Oracle Database Serverの設定
RMANプラグインの設定
RMANプラグインは、以下の2箇所で設定します。 • 一般的な設定(デバッグレベルなど)を設定ファイルで行う必要があります。 o Linux: /usr/FTS/FTSPlugin.conf o Windows: %WINDIR%\libstspiFTS.ini 詳細は、「トラブルシューティング」(14ページ)を参照してください。• バックアップ固有の設定を、RMAN ALLOCATE CHANNELコマンドまたはCONFIGURE CHANNELコマンドに指定 する必要があります。
o PARMS句のSBT_LIBRARYオプションに、プラグインの名前を指定する必要があります。 Linux: SBT_LIBRARY=libFTSobk.so
Windows: SBT_LIBRARY=<%WINDIR%>\FTS\orasbt.dll (<%WINDIR%>には、C:\Windows など、実際の値を入れてください) o 認証パラメーターと同様、ETERNUS CS800のIPおよび共有名は、PARMS句のENVオプションで指定 する必要があります。
ストレージ認証
RMANスクリプトは、静的なCONFIGUREコマンド、または動的なALLOCATE CHANNELコマンドのいずれかのPARMS セクションで、2つの方法(ユーザー名とパスワード、または非表示の場所にある資格証明を参照する識別子)のいず れかを使用してETERNUS CS800を認証できます。 認証パラメーター PARMSセクションで、以下のパラメーターを使用してETERNUS CS800アプリケーション固有の(RMAN)共有への接続が 確立されます。 パラメーター 説明 BACKUP_CREDID 資格証明を設定することによって保存されたユーザー資格証明(「資格証明の設定」(8ペー ジ)を参照)BACKUP_HOST ETERNUS CS800 のIPアドレス
BACKUP_SHARE 作成したいアプリケーション固有(RMAN)の共有
BACKUP_PASSWORD ETERNUS CS800 GUIで作成された、認証ユーザーのパスワード BACKUP_USER ETERNUS CS800 GUIで作成された認証ユーザー
SBT_LIBRARY Fujitsu RMANプラグインのメディア管理ライブラリ
ユーザー名/パスワードの認証
パラメーターBACKUP_USERNAMEおよびBACKUP_PASSWORDを設定することで認証できます。 RMAN ALLOCATE CHANNELコマンドを使用したBACKUPスクリプトの例:
RUN {
ALLOCATE CHANNEL dev2 TYPE 'SBT_TAPE' PARMS
'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so,ENV=(BACKUP_HOST=10.10.123.10,BACKUP_SHARE=rman1,BACKUP_USERNAME=sampleuser,B ACKUP_PASSWORD=123)';
BACKUP AS BACKUPSET DATABASE FORMAT '%U_%p'; RELEASE CHANNEL dev2;
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CRED_ID認証
この方法では、RMANスクリプトおよび(または)静的なCONFIGUREメソッドから、プレーンテキストのユーザー名とパス ワードを削除します。
Fujitsu RMANプラグインでは、資格証明の管理に以下のコマンドを利用できます。
creds [-s|--set|-g|--get|-d|--delete] -c|--cred <cred_id> -H|--host <hostip> -u|--user <username> -p|--password <password> credsコマンドは、RMANスクリプトのrunブロック内で使用される、RMAN SENDコマンドから実行する必要がありま す。 資格証明の設定 オプション-sまたは--setを使用して、ホストIPアドレスまたはホスト名(-H、--host)、ユーザー名(-uまたは--user)、 パスワード(-pまたは--password)を記録するエントリーを作成します。新しいエントリーの名前は、オプション–cまた は--credを使用して指定する必要があります。 例: RUN {
ALLOCATE CHANNEL ch1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS 'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so';
SEND 'creds --set --cred sampleuser --host 10.10.123.10 --user sampleuser --password 123'; RELEASE CHANNEL ch1;
}
このエントリーを作成すると、パラメーターBACKUP_CREDIDに割り当てられた名前で参照できるようになりま す。これ以降、パラメーターBACKUP_USERNAMEおよびBACKUP_PASSWORDの指定は不要です。
RMAN ALLOCATE CHANNELの例:
RUN {
ALLOCATE CHANNEL dev2 TYPE 'SBT_TAPE' PARMS
'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so,ENV=(BACKUP_HOST=10.10.123.10,BACKUP_SHARE=rman1,BACKUP_CREDID=sampleuser)'; BACKUP AS BACKUPSET DATABASE FORMAT '%U_%p';
RELEASE CHANNEL dev2; }
RMANによる自動チャネル構成の例:
RMAN> SHOW ALL;
RMAN configuration parameters for database with db_unique_name ORCL are: …
CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS
'SBT_LIBRARY=libobk.so,ENV=(BACKUP_HOST=10.10.123.10,BACKUP_SHARE=rman1,BACKUP_CREDID=sampleuser)'; CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS
'SBT_LIBRARY=libobk.so,ENV=(BACKUP_HOST=10.10.123.10,BACKUP_SHARE=rman1,BACKUP_CREDID=sampleuser)'; …
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資格証明の取得
credsコマンドに-gまたは--getを指定して実行すると、指定した資格証明が存在するかどうかを確認するためにクエリさ れます。
資格証明のクエリが正常に実行される例:
[oracle@oel72rman1 ~]$ rman cmdfile=credsget_success.cmd
Recovery Manager: Release 11.2.0.4.0 - Production on Thu Sep 29 17:27:08 2016 Copyright (c) 1982, 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.RMAN> connect target *
2> run 3> {
4> ALLOCATE CHANNEL CH1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS 'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so'; 5> SEND 'creds --get --cred sampleuser --host 10.10.123.10'; 6> RELEASE
CHANNEL CH1; 7> }
connected to target database: ORCL (DBID=1442450746)
using target database control file instead of recovery catalog allocated channel: CH1
channel CH1: SID=12 device type=SBT_TAPE channel CH1: FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 sent command to channel: CH1
released channel: CH1 Recovery Manager complete.
資格証明が指定されていない例:
[oracle@oel72rman1 ~]$ rman cmdfile=credsget_fail.cmd
Recovery Manager: Release 11.2.0.4.0 - Production on Thu Sep 29 17:32:12 2016 Copyright (c) 1982, 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.RMAN> connect target *
2> run 3> {
4> ALLOCATE CHANNEL CH1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS 'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so'; 5> SEND 'creds --get --cred undefuser --host 10.10.123.10'; 6> RELEASE
CHANNEL CH1; 7> }
connected to target database: ORCL (DBID=1442450746)
using target database control file instead of recovery catalog allocated channel: CH1
channel CH1: SID=12 device type=SBT_TAPE channel CH1: FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 sent command to channel: CH1
released channel: CH1
RMAN-00571: =========================================================== RMAN-00569: =============== ERROR MESSAGE STACK FOLLOWS =============== RMAN-00571: =========================================================== RMAN-03002: failure of send command at 09/29/2016 17:32:14
ORA-19559: error sending device command: creds --get --cred undefuser --host 10.10.123.10 ORA-19557: device error, device type: SBT_TAPE, device name:
ORA-27194: skgfdvcmd: sbtcommand returned error
ORA-19511: Error received from media manager layer, error text: Requested credentials are not found.
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資格証明の削除
保存されている資格証明は、-dオプションまたは--deleteオプションを使用して削除できます。 例:
[oracle@oel72rman1 ~]$ rman cmdfile=credsdelete.cmd
Recovery Manager: Release 11.2.0.4.0 - Production on Thu Sep 29 17:34:23 2016 Copyright (c) 1982, 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.RMAN> connect target *
2> run 3> {
4> ALLOCATE CHANNEL CH1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARMS 'SBT_LIBRARY=libFTSobk.so'; 5> SEND 'creds --delete --cred sampleuser --host 10.10.123.10'; 6> RELEASE
CHANNEL CH1; 7> }
connected to target database: ORCL (DBID=1442450746)
using target database control file instead of recovery catalog allocated channel: CH1
channel CH1: SID=12 device type=SBT_TAPE channel CH1: FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 sent command to channel: CH1
released channel: CH1 Recovery Manager complete.
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RMANプラグインのアンインストール
Linuxからのアンインストール
RMANプラグインをアンインストールするには、以下の手順を実行します。 1. rootとしてプラグインをアンインストールします。 rpm -e FTSRMANPlugin 2. ディレクトリ/usr/FTSは、空でない場合は削除されません。例えば、RMANプラグインのログは、logsサブディレク トリに記録されています。これらを保存する場合は、削除する前に別の場所にコピーします。 削除するには以下のコマンドを実行します。 rm -rf /usr/FTS アンインストールが完了しました。Windowsからのアンインストール
Windowsプラグインをアンインストールするには、以下の手順を実行します。 1. あとで新たにプラグインをインストールするためにアンインストールする場合: • AES暗号化のためのカスタム資格証明が%WINDIR%\FTSディレクトリにインストールされている場合は、事 前にその資格証明ファイルをコピーします。RMANプラグインをアンインストールすると、既存の証明書が削 除されます。また、新しいRMANプラグインをインストールすると、工場出荷時のデフォルトの証明書がイン ストールされます。 • 設定ファイル%WINDIR%\libstspiFTS.iniを変更した場合も、このファイルをコピーします。 2. 管理者として[プログラムと機能]ダイアログを開きます。3. 「Fujitsu RMAN Plug-in (x64)」を選択します。
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制限事項
既知の不具合 ありません。 一般的な制限事項 バックアップの形式 • 形式を指定するときは、絶対パスを使用しないでください。ETERNUS CS800 は、プラグインが起動したバックアップからディレクトリを再帰的に作成すること ができません。 • ファイル名は255文字までです(共有名を含みます)。 Oracle RACのインストール • サポートされていません。 プラグイン • 1台のクライアントにインストール可能なRMANプラグインは、1つだけです。 • 現在、OSTプラグインとRMANプラグインを同じクライアントにインストール することは禁止されています。 レプリケーション • アプリケーション固有の共有用に、ディレクトリベース/ファイルベースのレプ リケーションだけが現在サポートされています。 • ターゲット側でアプリケーション固有の共有をサポートする必要があります (ETERNUS CS800 ソフトウェア V3.2.7以降)。 RMANクライアント側の圧縮 • 禁止されていませんが、パフォーマンスや重複排除が低下します。13/17ページ www.fujitsu.com/jp/
追加情報
Oracle Recovery Manager(RMAN)のインストールおよびOracle Server上での基本設定については、以下のマニュアル を参照してください。
Oracle 11g R2の場合:
『Oracle Databaseバックアップリカバリおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド, 11gリリース2 (11.2)』
https://docs.oracle.com/cd/E16338_01/backup.112/b56269/toc.htm
『Oracle Database Backup and Recovery User's Guide, 11g Release 2 (11.2)』
https://docs.oracle.com/cd/E11882_01/backup.112/e10642/toc.htm
Oracle 12c R2の場合:
『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド, 12cリリース 2 (12.2)』
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/BRADV//toc.htm
『Oracle Database Backup and Recovery User's Guide, 12c Release 2 (12.2) 』
14/17ページ www.fujitsu.com/jp/
トラブルシューティング
トラブルシューティング情報については、以下の項を参照してください。 • 「sbttest」(14ページ) • 「Oracleのトレースログ」(15ページ) • 「RMANプラグインのデバッグオプション」(16ページ) • 「その他のオプション」(17ページ)sbttest
Oracleが提供するsbttestというテストユーティリティは、RMANプラグインとETERNUS CS800との間の通信をトラブル シューティングし、デバッグするために使用できます。このユーティリティはメディア管理APIをチェックして診断します。 バックアップ共有とアクセス資格証明(ユーザー/パスワード)が、ETERNUS CS800上にすでに存在している必 要があります。ETERNUS CS800システムへのRMAN共有の追加およびユーザー管理については、「ETERNUS CS800の設定」(4ページ)を参照してください。 RMANプラグインに必要なパラメーターは、sbttestプロセス環境の環境変数として指定する必要があります。 Linuxプラットフォームでの一般的な手順の例は以下のとおりです。 export BACKUP_HOST=<CS800のIPアドレス>export BACKUP_SHARE=<CS800上のアプリケーション固有の共有> export BACKUP_USERNAME=<ユーザー名>
export BACKUP_PASSWORD=<パスワード>
$ORACLE_HOME/bin/sbttest <バックアップファイル名> -libname libFTSobk.so Microsoft Windowsプラットフォームでの一般的な手順は以下のとおりです。 set BACKUP_HOST=<CS800のIPアドレス>
set BACKUP_SHARE=<CS800上のアプリケーション固有の共有> set BACKUP_USERNAME=<ユーザー名>
set BACKUP_PASSWORD=<パスワード>
$ORACLE_HOME/bin/sbttest.exe <バックアップファイル名> -libname orasbt.dll Linuxデータベースサーバで正常に実行された場合の例は、以下のとおりです。
[oracle@ol6-ora11 ~]$ sbttest chucktest -libname libFTSobk.so The sbt function pointers are loaded from libFTSobk.so library.
-- sbtinit succeeded
-- sbtinit (2nd time) succeeded
sbtinit: vendor description string=FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 sbtinit: Media manager is version 1.0.1.0
sbtinit: Media manager supports SBT API version 2.0 sbtinit: allocated sbt context area of 3888 bytes
-- sbtinit2 succeeded
-- regular_backup_restore starts ... -- sbtbackup succeeded
write 100 blocks -- sbtwrite2 succeeded
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-- sbtclose2 succeeded
sbtinfo2: SBTBFINFO_NAME=chucktest sbtinfo2: SBTBFINFO_METHOD=stream sbtinfo2:
SBTBFINFO_SHARE=multiple users
sbtinfo2: SBTBFINFO_CRETIME=Tue Jan 31 14:52:38 2017 sbtinfo2: SBTBFINFO_LABEL=10.172.144.181_c7ora11
-- sbtinfo2 succeeded -- sbtrestore succeeded file was created by this program:
seed=429490152, blk_size=16384, blk_count=100 read 100 buffers
-- sbtread2 succeeded -- sbtclose2 succeeded -- sbtremove2 succeeded
-- regular_backup_restore ends ... -- sbtcommand succeeded proxy
copy is not supported -- sbtend succeeded
*** The SBT API test was successful ***
sbttestが認証に失敗した場合は、その認証に失敗した理由がレポートされます。以下は、エクスポートされたパス ワードが誤っていたために認証が失敗した例です。
[oracle@oel72rman1 ~]$ sbttest chucktest -libname libFTSobk.so The sbt function pointers are loaded from libFTSobk.so library.
-- sbtinit succeeded
-- sbtinit (2nd time) succeeded
sbtinit: vendor description string=FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 sbtinit: Media manager is version 1.0.1.0
sbtinit: Media manager supports SBT API version 2.0 sbtinit: allocated sbt context area of 3888 bytes
MMAPI error from sbtinit2: 7501, sbtinit2: authentication to server 10.20.165.14 username = chuck failed: MI_STS_EAUTH -- sbtinit2 failed
認証の失敗以外にも、ファイル、共有、およびディレクトリの不足などの記述エラーが発生する場合があります。 Recovery Manager(RMAN)のトラブルシューティングの詳細は、以下のページから『Oracle Database Backup and Recovery Advanced User's Guide』のRecovery Managerのトラブルシューティングの項を参照してください。 Oracle 11g R2の場合:https://docs.oracle.com/cd/E11882_01/backup.112/e10642/rcmtroub.htm Oracle 12c R2の場合:https://docs.oracle.com/database/122/BRADV/troubleshooting-rman-operations.htm sbttestユーティリティで、ETERNUS CS800システムとOracleサーバ間の正常な通信が確認されると、ETERNUS CS800システムを使用してOracle Databaseのバックアップを開始できます。
Oracleのトレースログ
RMANプラグインのログは、データベースサーバ上の/usr/FTS/logディレクトリ(Linuxの場合)または%WINDIR%\FTSデ ィレクトリ(Windowsの場合)に格納されます。ログ記録のレベルは、/usr/FTS/FTSPlugin.confファイル(Linux)また は%WINDIR%\libstspiFTS.iniファイル(Windows)のDEBUG_LEVEL設定で制御されます。「RMANプラグインのデバッグオ プション」(16ページ)を参照してください。 また、Oracleには、RMANトレースファイルsbtio.logがあります。rman.logファイル内のメッセージにOracleトレースフ ァイルの場所が以下のように示されます。16/17ページ www.fujitsu.com/jp/
INFO - 20160922 11:29:51.374 23644 rman_pgn_api.cpp:868 tracing to file '/home/oracle/app/oracle/diag/rdbms/orcl/orcl/trace/sbtio.log' at level 0 トレースファイルのログ記録は、データ転送の設定時にALLOCATE CHANNELコールの末尾にtrace <0-2>を追加する ことで実行できます。このログ(sbtio.log)は、RMAN障害のトラブルシューティングで必要になります。 トレースファイルのログの有用性は、ALLOCATE CHANNELコール中にユーザーが設定したトレースレベルによって異 なります。操作が繰り返し失敗する場合、トレースレベルを上げて問題の根本原因を特定する必要があります。 デフォルトでは、level 0でトレースされます。
RMANプラグインのデバッグオプション
RMANプラグインはLinux/Unixで設定可能なデバッグオプションであるDEBUG_LEVELをサポートしています。ログメッ セージの出力レベルを定義しやすくするため、DEBUG_LEVEL(/usr/FTS/FTSPlugin.confファイル内(Linux)また は%WINDIR%\libstspiFTS.iniファイル内(Windows))に以下の値を設定できます。 • EMERGENCY • ALERT • CRITICAL • ERROR • WARNING • NOTICE • INFO • DEBUG デフォルトでは、DEBUG_LEVELはINFOに設定されています。 RMANプラグインは、データベースサーバ上の/usr/FTS/logディレクトリ(Linux)または%WINDIR%\FTSディレクトリ (Windows)の下のログファイルに様々なメッセージを記録します。 詳細なログ記録を有効にするには、DEBUG_LEVELの値をDEBUGに設定します。 デバッグログの例:INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 rman_pgn_api.cpp:2928 FTS MMS for RMAN 1.0.1.3253 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 rman_pgn_api.cpp:2929 1.0.1.0 FTS RMAN plugin initialized. INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 rman_pgn_api.cpp:2930 (C) 2016 Fujitsu.All rights reserved. INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:425 IO_PATH=ACCENT
INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:426 OPDUP_TIMEOUT=43200 secs INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:427 OPDUP_MBYTES=1024 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:428 RECONNECT_ALLOWED=60 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:429 USE_POLL=0
INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:430 ADMIN_ALERT_TIME=300 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:431 ADMIN_ALERT_LIMIT=1 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:432 LOG_LIMIT=104857600 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:433 LOG_FILE_LIMIT=10
INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:435 ACCENT_WRITE_CACHE_SIZE=16777216 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:437 ACCENT_READ_CACHE_SIZE=16777216
INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:439 ACCENT_SERVER_READ_BUFFERED=4294967295 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:441 DATA_CONNECTION_BUSY_TIMEOUT=300 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:442 ACCENT_ENCRYPTION=1
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INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:443 ENCRYPTION_REQUIRED=0 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:453 TCP_RCVBUF=4294967295 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:454 TCP_SNDBUF=4294967295 INFO - 20160916 11:38:13.104 29659 pgnconfig.cpp:455 TCP_NODELAY=current OS setting INFO - 20160916 11:38:13.105 29659 pgnconfig.cpp:459 TCP_KEEPIDLE=current OS setting INFO - 20160916 11:38:13.105 29659 pgnconfig.cpp:468 TCP_KEEPCNT=current OS setting INFO - 20160916 11:38:13.105 29659 pgnconfig.cpp:477 TCP_KEEPINTVL=current OS setting INFO - 20160916 11:38:13.105 29659 pgnconfig.cpp:484 DMC_READ_AHEAD_SIZE_MB=-1 INFO - 20160916 11:38:13.105 29659 pgnconfig.cpp:486 LEGACY_BACKUP_OPT=10