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平成○○年度 ○期 ビジネス・キャリア検定試験

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Academic year: 2021

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H30前-010S01-表紙

平成30年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験

人事・人材開発・労務管理分野

1級 人事・人材開発・労務管理

試 験 問 題

(6ページ) 1.試験時間 150分 2.注意事項 (1) 試験問題は、係員の指示があるまで開かないでください。 (2) 試験問題は、3題あります。 (3) 試験問題の配点及び合格基準は、次のとおりです。 (配 点)問題1 20点、問題2 30点、問題3 50点、合計 100点 (合格基準)試験全体として概ね60%以上且つ問題ごとに30%以上の得点。 (4) 解答用紙は、問題ごとに各1枚あります。すべての解答用紙に、必ず、①生年月日、 ②受験番号、③座席番号、④氏名を正確に記入してください。 なお、受験番号の最後の桁は、アルファベットですので、数字と間違えないように 注意してください。 (5) 解答には、HB又はBの黒鉛筆、シャープペンシルのいずれかを使用し、問題文に 従って、解答用紙に楷かい書で丁寧に記入してください。 なお、判読できない場合には、解答が無効となる場合が ありますので、注意して ください。 (6) 解答に当たっては、問題ごとの解答用紙(各1枚)を使用してください。 なお、文字数の制限はありません。ただし、 解答は、解答欄内のみに記入し、裏 面や余白は使用しないでください。 (7) 下書きや計算等が必要な場合には、下書き用紙を使用してください。 (8) 記述されている内容の正確さ・専門性に加え、結論に至る論理展開、記載形式、文 字の正確さ・丁寧さ等、読み易さも採点の対象となりますので、解答に当たっては、 その旨も留意してください。 なお、論述に当たっては、文章を補助するため、図表等を使用しても構いません。 (9) 試験問題の内容に関する質問には、一切お答えできません。 (10) 試験中にトイレへ行きたくなった場合は、黙って手を挙げて係員の指示に従ってく ださい。 (11) 試験終了時刻前に解答が済み、退出する場合は、黙って手を挙げて係員の指示に 従ってください。ただし、試験開始後30分間及び終了前10分間は、退出できません。 なお、退出する場合は、周りの受験者に配慮して、静かに退出してください。 (12) 試験終了の合図があったら速やかに筆記用具を置き、係員の指示に従ってください。 (13) 試験終了後、解答用紙を必ず提出してください。ただし、試験問題及び下書き用紙 は、持ち帰ることができます。 なお、解答用紙が提出されていない場合は、失格となります。 (14) 試験問題の転載、複製などを固く禁じます。

禁転載複製

「中央職業能力開発協会編」

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〔配点:20点〕 問題1 「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)によ ると 、 日 本の 生 産 年齢 人 口は 1995年 に8,726万 人 に達 し た が、 そ の 後減 少 局面 に 入 り 、 2015年 は 7,728万 人 と 、 20年 前 に 比 べ て 約 998万 人 少 な く な っ た 。 さ ら に 出 生 中位 推 計 の結 果 に よれ ば 、 2065年に は 4,529万 人 まで 減 少 する こ と が見 込 まれ て い る 。 企 業 も 今 ま で の よ う な 長 時 間 労 働 を 前 提 と し た 働 き 方 を 見 直 し 、 多 様 な 人 材 を活用する必要に迫られている。 そ こ で 、 ① 企 業 に お い て 長 時 間 労 働 の 解 消 及 び 多 様 な 人 材 の 活 用 が 必 要 な 理 由 を 整 理 し て 述 べ た 上 で 、 企 業 が 長 時 間 労 働 を 解 消 す る た め に 職 場 に お い て 中 間 管 理 職 が 行 う マ ネ ジ メ ン ト と し て 、 ② 職 務 内 容 の 決 め 方 、 ③ 仕 事 の 進 め 方 、 ④ 会 議 運 営 の あ り 方 の 3 つ の 観 点 ( ② ~ ④ ) か ら 、 具 体 的 な 方 法 に つ い て 論 述 し な さ い 。 問題文中、次の法令名等は略称で記載されています。 ・短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律 → パートタイム労働法

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H30前-010S01-2 問題2 次の事例を読み、以下の設問に答えなさい。 〔配点:30点〕 【事例】 1.A社の状況 A 社 は 、 創 業 10年 を 迎 え た 社 員 数 約 420名 ( 正 社 員 約 410名 、 契 約 社 員 約 10名 ) の イ ンターネット事業会社であり、平均年齢は 35歳、男女比は7:3である。 最近実施した 社員 意識 調査 では 、社 員 の仕 事そ のも のに 対す る 満足 度は 高か った が、「 人事 考課 」に おける考課者への不信が見られた。 A社 では 、 社員 数 100名 以下 だっ た 数年 前 まで は 、人 事考 課 を社 長 が経 営 幹部 と相 談 しながら行っていた。その後急速に社員数が 増加したため、目標管理・人事考課制度を 導入したが、これまで時間がなくて 、考課者マニュアルを作成 することもなく、また、 考課者訓練も実施してこなかった。 2.人事考課に対する管理職の見解の一部 社 員 意 識 調 査 の 結 果 を 受 け 、 考 課 者 で あ る 管 理 職 を 対 象 に 人 事 考 課 に 対 す る 考 え 方 を確認したところ、次のような見解が 見られた。 ① 「 考 課 結 果 と 部 下 の や る 気 」 … 個 々 の 被 考 課 者 の 力 量 は 、 同 一 社 員 格 付 け の 者 同 士 で あ っ て も 様 々 な の で 、 そ れ ぞ れ の レ ベ ル に 合 わ せ て 考 課 要 素 ・ 基 準 を 調 整 (修正)して、被考課者のやる気を失わせないように考課すべきである。 ② 「 各 評 価 要 素 と 全 体 の バ ラ ン ス 」 … 実 際 の 考 課 に お い て は 、 ま ず 全 体 の 考 課 結 果 ( 総 合 評 価 ) を 決 め 、 そ れ に 合 う よ う に 各 評 価 要 素 ( 項 目 ) 別 の 評 点 を 決 め て い くほうが全体のバランスがとりやすく、適正な考課ができる。 ③ 「 絶 対 評 価 と 相 対 評 価 」 … 絶 対 評 価 で は 、 部 門 内 の 全 員 が A ( 上 位 ) 評 価 、 逆 に 全 員 が C ( 下 位 ) 評 価 に な る 場 合 が 理 論 上 あ り 得 る の で 、 あ ら か じ め 部 門 内 で 相 対評価すべきである。 ④ 「 目 標 達 成 度 の と ら え 方 」 … 「 50の 業 績 を 上 げ ら れ る 潜 在 能 力 を 持 つ A さ ん が 50 の業 績を 上 げた 場合 」 と 「100の 業績 を上 げ ら れる 潜在 能 力を 持つ B さ んが 70の 業績を上げた場合」では、Aさんを高く評価すべきである。 ⑤ 「 周 囲 の 支 援 に よ っ て も た ら さ れ た 成 果 」 … 上 司 や 同 僚 の 援 助 や 手 助 け に よ っ て 目 標 を 上 回 る 成 果 を 達 成 し た 場 合 は 、 た と え 成 果 自 体 は A 評 価 で も 1 ラ ン ク 下 の B評価とすべきである。 3.評価対象期間の中に育児休業期間がある者の昇給査定 A社 の昇 給査 定は 、「S ・A ・B ・C ・D 」 の5 段階 評価 で行 って お り、 標準 評価は 「B」である。直近の昇給査定で、育児休業を取得した女性社員について評価上の問題 が持ち上がった。 4 名 の メ ン バ ー で 構 成 さ れ る チ ー ム に つ い て 、 第 1 次 評 価 者 で あ る 部 門 長 は 、 評 価 対象期間1年間に目標を大きく上回る成果を収め、会社業績に “最大級の貢献”があっ たとして、チームメンバー4名のうち3名に「S」評価をつけた。残り1名の女性社員 については、 評価対象期間の前半6カ月間は育児休業を取得しており、その間は勤務実 績が ない とし て、 この 場 合は 評価 しな いか 、一 律 最低 評 価 にな ると 考え 、「D 」評 価を つけた。 第 2 次 評 価 者 で あ る 担 当 役 員 が 当 該 部 門 長 に 、 そ の 女 性 社 員 の 勤 務 実 績 が あ っ た 後 半6カ月間の仕事ぶりや成果を確認したところ、他の3名と同レベルの貢献があったこ

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とを認めた。 なお、育児休業期間中、その女性社員に給与は支払われていない 。 設問1 上記「2.人事考課に対する管理職の見解の一部」の ①から⑤の中から3つ選び、 それが適切でない理由を 論述しなさい。 設問2 上記「3.評価対象期間の中に育児休業期間がある者の昇給査定」について、 納 得 性 が あ り 、 か つ 違 法 と さ れ る 可 能 性 が な い よ う に 評 価 す る と い う 観 点 か ら 、 当 該 女 性 社 員 を ど の よ う に 評 価 す る の が 望 ま し い か 、 以 下 の ① 及 び ② に つ い て 論 述 しなさい。論述に当たっては、図を使って説明してもよい。 ① 評価しない、あるいは機械的に最低評価とすることの是非 について。 ② 事例のケースでは、あなたならどのように評価するか。

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H30前-010S01-4 問題3 次の事例を読み、以下の設問に答えなさい。 〔配点:50点〕 【事例】 1.A社の状況 A社は社員数約 5,000 名(正社員約 500 名-事務職 300 名、運転職 200 名-、契約社 員約 4,500 名-全員運転職-、嘱託社員 10 名-全員運転職-)の一般貨物自動車運送 事業を営んでいる会社である。事業所は全国に展開しており、広域輸送ネットワークを 構築している。近年は業績が低迷しており、契約社員にも過剰感があるが、業界全体を 覆うドライバー不足は深刻度を増しており、将来的には必要労働力の確保が重大な経営 課題になると想定される。 なお、労働組合は 存在していない。 今 回 正 社 員 の 人 事 制 度 に つ い て 再 検 討 す る こ と に し た が 、 こ の 機 会 に 契 約 社 員 や 嘱 託社員制度についてもあわせて労働条件などを見直し、人材ポートフォリオ(業務と人 材の組合せ)を明確にすることを企図した。 2.A社における社員区分 A社では社員を次のように定義してい る。 正 社 員:期間の定めのない雇用契約を締結している者。定年は 60 歳。 契約社員:1年間の期間の定めのある雇用契約を締結している者で 60 歳未満の者 。 嘱託社員:正社員の定年後再雇用者。契約社員で 60 歳を超えた者も嘱託社員に転換 する。1年間の雇用契約を締結している。正社員からの転換者については、 定年退職時に退職金を支給している。 労働条件は、以下のとおりである。(〇:制度あり ×:制度なし) 正社員 契約社員 嘱託社員 基 本 給 月給制(最高 20 万 円 )。 経 験 年 数 、 習 熟 度 な ど に よ る 査 定 の 結 果 が 反 映 さ れ て い る 。 事 務 職 と 運 転 職 と で は 賃 金表が異なる 。 時給制。勤続年数 で変わるが、査定 は行われていな い。 一律 12 万円 住 宅 手 当 (転勤負担見合分) 2万円 × × 家 族 手 当 (生活費対応) ○ × × 定 期 昇 給 ○ × × 能 率 給 運送料の3% 運送料の3% 運送料の 10% 職 務 給 8万円 8万円 × 賞 与 ○ × × 退 職 金 ○ × × 平 均 年 収 500 万円 353 万円 350 万円

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(1)正社員の運転職・契約社員・嘱託社員の業務は 、基本的に同じトラックの運転であ る。 (2)トラックの運転に従事する者には 、輸送代金の一定割合が能率給という形で支給さ れ て い る 。 総 合 す る と 嘱 託 社 員 の 月 次 賃 金 は 、 正 社 員 で 定 年 退 職 し た 際 の 賃 金 の 8 割程度となるように設計されていた。契約社員で 60 歳に到達した者については 、概 ね 同 額 を 支 給 で き る 水 準 で あ っ た 。 な お 、 支 給 要 件 該 当 者 は 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 金 、 在職老齢年金 を受給している。 (3)正社員は新卒採用で入社した者、 又は契約社員から登用された者である。 正社員と しての中途採用は行っていない。 (4)転勤(転居を伴う異動)は正社員のみであり、正社員の運転職も欠員補充などで転 勤を命じることがある。現実にも転勤例は珍しくない 。 3.A社人事部長が検討しているポイント A 社 人 事 部 長 が 各 制 度 の 再 検 討 に 当 た っ て 念 頭 に 置 い て お り 、 自 問 し て い る 事 項 は 次のとおりである。 (1)業務が同じである場合、賃金体系や水準が違って よいのだろうか。 昨 今 「 同 一 労 働 同 一 賃 金 」 と い う 言 葉 を よ く 聞 く が 、 A 社 の よ う に 契 約 社 員 が 多 数 を 占 め る 企 業 で は 、 正 社 員 と 同 水 準 に 賃 金 を 引 き 上 げ る と 企 業 経 営 に 大 き な 影 響 を 及 ぼ す 。 A 社 は 現 在 利 益 が 出 て い な い 状 況 で あ り 、 人 件 費 を 引 き 上 げ る と 損 失 を 計 上 す る 可 能 性 が 高 い 。 ま た 、 契 約 社 員 に つ い て は 、 勤 続 5 年 で 今 後 雇 止 め を す る 予 定 で あ る が 、 そ の 後 も 継 続 的 に 一 定 程 度 の 契 約 社 員 を 採 用 し 続 け て い く 必 要 が あ る。 (2)運転職正社員の契約社員への転換は可能か。 仮に 運転 職 の正 社員 を 契 約社 員に 転 換 す れば 、「 同一 労働 同 一賃 金 」 に な るだ ろう し 、 パ ー ト 労 働 法 で い う 「 均 等 」 あ る い は 「 均 衡 」 賃 金 に な る か も し れ な い 。 し か し、現在正社員である者の賃金水準は下がってしまうがどうした らよいか。 (3)嘱託社員と正社員の格差は妥当か 。 定 年 後 再 雇 用 に 当 た っ て は 、 賃 金 が 下 が っ て も 妥 当 で は な い か 。 扶 養 家 族 が い て も 、 独 立 し て い る 年 齢 で あ ろ う し 、 生 計 費 も 下 が る で あ ろ う 。 ま た 、 高 年 齢 雇 用 継 続給付金や在職老齢年金 を受給している者もいる 。 参 考 ま で に 労 働 政 策 研 究 ・ 研 修 機 構 の 「 平 成 28 年 高 年 齢 者 の 雇 用 に 関 す る 調 査 (企 業調 査)」 を 参照 し たと ころ 、「『 定 年後 でも 仕事 が同 じな ら原 則、 賃 金は 下げ る べ き で は な い 』 と い う 見 解 に つ い て 肯 定 的 な 企 業 は 回 答 企 業 全 体 の 3 分 の 1 程 度 (34.4% )で あ る。 一方 で、『会 社は 雇 用確 保 の ため に再 雇 用す る のだ か ら、 賃金 が 低下 して も構 わ ない 』( 28.2% )、『賃 金の 原 資が 限ら れて おり 、 高年 齢者 の賃 金が 高 い ま ま だ と 現 役 世 代 の 賃 金 が 下 が る の で 、 高 年 齢 者 の 賃 金 を 下 げ て も 構 わ な い 』 ( 33.8% ) と い っ た 、 高 年 齢 者 の 雇 用 確 保 、 あ る い は 現 役 世 代 の 賃 金 水 準 の 維 持 を 図る ため に高 年齢 者の 賃 金を 調整 して もよ いと 考 える 企業 がそ れぞ れ3 割 前後 ある 。」 と記述されていた。また 、厚生労働省「平成 29 年就労条件総合調査」では 、定年後 の賃金水準について規模計で 52.4%が「定年退職時の 50%以上 80%未満」の水準と 回答していた。

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H30前-010S01-6 設問1.A社人事部長の立場で、A社の契約社員、嘱託社員の賃金水準・業務内容につい て 、 正 社 員 と の 対 比 や 今 後 の 採 用 戦 略 を 考 慮 し 、 ど の よ う な 方 針 を 立 て る か 、 理 由を付して論述しなさい。 設問2.設問1の方針に従って、 以下の4項目について具体的な施策をどのように展開す るか、理由を付して論述しなさい。 ①それぞれの「社員」が従事する業務内容の変更 ②それぞれの「社員」における賃金体系の変更 ③運転職正社員の契約社員への転換 ④今後の社員の採用

参照

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