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(1)

個人投資家意識調査 報告書

一般社団法人 証券リサーチセンター

2018年3月16日

(2)

1.調査の目的

【調査1】市場全体における新興株の立ち位置の把握

【調査2】アナリストレポートの利用実態の把握

2.調査対象

【調査1】全国の20歳以上の男女(人口構成比に準じた構成)

【調査2】全国の20歳以上の男女(投資家かつアナリストレポート利用者)

3.調査方法

インターネット調査

4.調査日程

【調査1】2017年10月30日~11月3日

【調査2】2017年11月 1日~11月3日

5.有効回答数

【調査1】20,000サンプル

【調査2】1,550サンプル

6.調査実施機関

株式会社マクロミル

調査概要

(3)

【目的】

本調査では、当センターが調査対象とする国内新興市場(東証2部、JASDAQ、マザーズ)に関する投資

家の傾向を把握することで、当センターが発行するレポートの適正化を図り、普及の促進を行うことを

目的に、全国の2万人を対象とした調査を行った。ここでは、以下の4項目に関する要約を記した。

【調査結果要約】

1)対象プロフィール

本調査は、人口構成比率に基づいた2万人を対象に行った。そこから、「投資経験者」(7,756人)、

さらに当センターの対象である「国内新興市場株式保有者(現保有者)」(2,723人)を抽出した。当

調査では、この「新興市場株式保有者」を主要な分析対象とし、その特徴を明らかにすることを狙いと

している。

「国内新興市場株式保有者」は、男性が約7割(70.5%)で、年代では、60代以上が約5割

(52.3%)となった。約7割(72.3%)が既婚者であった。居住エリアでは、関東42.6%、近畿

20.1%、中部18.2%と続き、この主要3エリアで8割(80.9%)を占めていた。全体平均と比較する

と、都市部に住む既婚の男性高齢者が多いという傾向が見えた。個人年収では、200万円未満が、

26.2%と最も多く、年収400万円未満が約5割(51.4%)であった。職業は、「無職」(20.0%)、

「専業主婦」(16.9%) の順に多かった。全体平均との比較では、年収が比較的高く、職業では無職の

割合が高かった(+6.3%)、60代以上が約半数という構成を反映したものと考えられる。

2)投資実態

投資経験について調査をおこなった。過去の保有を含む投資経験者は38.8%と全体の約4割となった。

保有金融資産では、「国内株式」は、保有経験者を含めて78.4%と約8割と最も多かった。国内株式市

場別の保有経験では、「東証一部」が97.1%と最も多く、その他の市場では保有経験者が半数未満で

あった。現保有者の割合としては、「確定拠出年金」や「REIT(不動産投信)」に並ぶ位置付けで

あった。

投資期間のスタンスでは、「長期(5年以上)」(24.0%)、「中期(1~3年程度)」(23.6%)、「短

期(~1年)」(18.7%)の順に多かった。1年以上保有が、62.5%で比較的中長期の傾向があった。

1.新興株式の保有状況と投資行動の把握

(4)

3)新興市場への投資ポイント

新興市場株式の現保有者と、興味はあるが投資には至っていない層に、投資に至るポイントを調査し

た。双方とも、「気になる銘柄があった(れば)」、「急成長しそうな銘柄があった(れば)」が多

く、「証券会社に勧められた(れば)」、「家族・友人・知人に勧められた(れば)」が少なかった。

他者からの勧めではなく、自ら気になる銘柄を見つけることが、保有に結び付いているという実態が明

らかになった。

4)投資情報

投資にあたってどのような情報を得ているか、またどのような情報を必要としているかについて調査を

おこなった。投資の際に欲しい情報は、「株価・気配」(60.2%)、「配当」(55.8%)の順に多かった

が、投資の際に得ている情報も、「株価・気配」(75.7%)、「配当」(62.4%)の順に多く、欲しい情

報の上位に関しては、充分に得られているという結果となった。一方で、欲しい情報としては低いもの

では、充分に得られていない情報(需給にギャップがあるもの)があり、「企業の潜在的成長力」

10.1%、「アナリストの評価」4.0%、「投資家の推奨」3.2%等となった。

金融情報の入手経路では、「yahoo!ファイナンス」(44.5%)、「会社四季報」(44.4%)、「新聞」

(42.6%)の順に多かった。国内株式保有経験者との比較では、インターネットを利用した情報経路の

活用に大きな差が生じていた。

調査まとめ

新興市場への投資経験は、投資家経験者全体の半数未満となっており、投資が進んでいない状況が明ら

かになった。新興市場株式保有者は、投資家全体と比較すると、多様な情報経路から、自発的に情報収集

をおこなっており、銘柄を発見することで、投資へと結びついているという活発な姿が明らかになった。

一方で、そのように積極的な情報収集を行わない投資家にとっては、新興市場銘柄に対する情報が不足し

ているということが推測される。

今回の調査より、証券リサーチセンターでは、不足する新興市場銘柄に対する情報を投資家に供給する

ことで、新興市場の活性化につなげることができるものと考える。

次ページからは、「新興市場株式保有者」を「投資経験者」、「国内株式保有経験者」と比較することに

より、より具体的な特徴を明らかにしていく。

(5)

 新興市場投資家の多くは、男性(70.5%)であり、これは投資経験者と比較しても非常に高い比率(+12.0%)で

あった。

 年代では、全体平均との比較では、若年層が少なく、高齢者が多い傾向が大きかった。一方で、投資経験者と

の比較では、40代以下の層の比率が新興市場では若干多かった(+4.7%)。

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール

■性別

■年代

48.0% 58.5% 70.5% 52.0% 41.5% 29.5% 0% 50% 100% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場 株式現保有 (n=2,723) 男性 女性 11.9% 5.0% 6.5% 15.0% 10.1% 12.7% 17.7% 14.4% 15.0% 14.9% 14.5% 13.4% 40.4% 56.1% 52.3% 0% 50% 100% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場 株式現保有 (n=2,723) 20代 30代 40代 50代 60代以上

(6)

 未既婚に関して、未婚が約3割、既婚が7割と、全体平均よりも高かった。投資経験者との間には大きな差

異はみられなかった。

 居住エリアに関しては、投資経験者との間に大きな差異はみられなかった。一方で、全体平均との比較で

は、関東、近畿、中部など都市圏が比較的高い傾向があった。

■エリア

■未既婚

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール

5.1% 3.5% 2.8% 5.5% 4.2% 3.4% 37.8% 41.4% 42.6% 16.2% 16.5% 18.2% 19.2% 20.6% 20.1% 5.1% 4.5% 4.0% 2.3% 2.1% 2.2% 8.8% 7.2% 6.6% 0% 50% 100% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場 株式現保有 (n=2,723) 北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方 34.8% 28.4% 27.7% 65.2% 71.6% 72.3% 0% 50% 100% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場 株式現保有 (n=2,723) 未婚 既婚

(7)

 年収に関しては、「個人年収」、「世帯年収」とも、「全体平均」、「投資経験者」、「新興市場株式保有者」の

順に高くなる傾向がみられた。

 「全体平均」と「新興市場株式保有者」間の平均値の差は、個人年収で123.7万円。世帯平均で、186.6万

円であった。収入の差が投資に影響していることが考えられる。

■世帯年収

■個人年収

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール

※平均値は、()内の数値を重み付けして算出 39.4% 22.9% 11.8% 5.2% 2.3% 0.9% 0.4% 0.3% 0.2% 33.0% 25.2% 16.0% 7.5% 3.9% 1.5% 0.8% 0.5% 0.5% 26.2% 25.2% 18.4% 10.0% 5.0% 2.5% 1.6% 0.7% 1.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 200万未満 (+150) ~400万未満 (+300) ~600万未満 (+500) ~800万未満 (+700) ~1000万未満 (+900) ~1200万未満 (+1,100) ~1500万未満 (+1,250) ~2000万未満 (+1,750) 2000万円以上 (+2,250) 全体平均(n=20,000) 投資経験者(n=7,756) 新興市場株式現保有(n=2,723) 7.9% 23.4% 20.9% 12.7% 7.3% 3.5% 2.0% 0.9% 0.6% 6.0% 22.4% 22.6% 14.8% 9.3% 5.4% 3.1% 1.5% 1.2% 4.3% 20.5% 22.5% 14.8% 10.9% 6.4% 4.3% 2.0% 2.1% 0% 10% 20% 30% 200万未満 (+150) ~400万未満 (+300) ~600万未満 (+500) ~800万未満 (+700) ~1000万未満 (+900) ~1200万未満 (+1,100) ~1500万未満 (+1,250) ~2000万未満 (+1,750) 2000万円以上 (+2,250) 全体平均(n=20,000) 投資経験者(n=7,756) 新興市場株式現保有n=2,723) (平均値:322.2万円) (平均値:382.6万円) (平均値:445.9万円) (平均値:485.7万円) (平均値:612.3万円) (平均値:672.3万円)

(8)

 職業では、新興市場株式保有者は、全体平均と比較して、「専業主婦」、「パート・アルバイト」の割合が低

く、「無職」の割合が高かったことが大きな差異としてあった。「新興市場株式保有者」では、男性が7割、60

代以上が約5割という構成を反映しているといえる。

■職業

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール

3.2% 1.6% 10.4% 9.5% 11.4% 5.6% 1.7% 23.1% 13.2% 2.6% 4.0% 13.7% 3.6% 2.4% 11.6% 10.0% 9.7% 6.4% 1.7% 21.7% 8.9% 0.9% 3.8% 19.0% 4.9% 3.5% 12.1% 11.8% 9.7% 7.1% 1.8% 16.9% 7.1% 1.4% 3.9% 20.0% 0% 10% 20% 30% 全体平均(n=20,000) 投資経験者(n=7,756) 新興市場株式現保有(n=2,723)

(9)

■投資経験

(n=20,000)

61.2

9.5

29.3 0% 50% 100% これまでに投資をしたことはない 過去に投資をしていたことがある 現在投資をしている

■金融商品保有状況

金融商品保有経験者(n=7,756)

 現保有者と過去の経験者を含めた、「投資経験者」は、38.8%と全体の約4割であった。

 金融商品別では、「国内株式」の保有経験者が78.4%と約8割と最も多かった。

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 投資実態

56.9% 39.7% 9.4% 12.6% 10.2% 7.4% 6.5% 5.3% 2.2% 1.2% 4.2% 1.3% 0.8% 6.4% 78.4% 61.8% 30.6% 19.1% 16.9% 16.7% 15.1% 10.5% 9.9% 6.9% 6.8% 6.1% 3.1% 2.5% 0% 30% 60% 90% 過去保有していた 現在保有している

(10)

 国内株式市場の保有経験では、「東証一部」が97%と最も多く、「新興市場株式(東証二部、JASDAQ、マ

ザーズ)」の保有経験は、半数に満たず、「個人向け国債」(30.6%)に並ぶ位置付けであった。

 投資スタンスでは、1年以上の合計が、62.5%と中長期の傾向があるが、「国内株式保有経験者」と比較し

て、「新興市場株式保有者」では、やや短期よりの傾向があった。

■国内株式保有者/保有経験者

国内株式保有経験者(n=6,079) 5.2% 9.3% 16.7% 21.2% 15.7% 31.9% 5.4% 13.5% 18.7% 23.6% 14.9% 24.0% 0% 20% 40% 短期(デイトレード) 短期(~1ヶ月) 短期(~1年) 中期(1~3年程度) 中長期(3~5年程度) 長期(5年以上) 国内株式保有経験者(n=6,079) 新興市場株式現保有(n=2,723)

■投資期間のスタンス

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 投資実態

69.5% 18.4% 14.7% 11.8% 4.0% 97.1% 43.8% 32.0% 26.0% 9.5%

0%

50%

100%

東証一部 東証二部 JASDAQ マザーズ その他

過去保有していた

現在保有している

(11)

■新興市場株の保有のポイント

新興市場株保有者(n=1,545)

■新興市場株の保有したいと思うポイント

新興市場株非保有/興味あり(n=1,426)

 新興市場株式の保有ポイントとしては、「気になった銘柄があった」、「急成長しそうな銘柄があった」が高

く、「証券会社に勧められた」、「家族・友人・知人に勧められた」など他者からの勧めは低かった。

 保有を検討するポイントも同様の結果が出ており、成長銘柄を自ら見つけることが保有の大きな理由と

なっていると考えられる。

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 新興市場への投資ポイント

48.5% 36.1% 32.2% 22.1% 20.1% 7.0% 6.7% 4.5% 3.2% 0% 25% 50% 気になった銘柄があった 急成長しそうな銘柄があった 大きなリターンが期待できる 東証一部への上場が期待できる 応援したい企業があった 証券会社に勧められた 家族、友人・知人に勧められた サイト/ブログでの評価が良かった その他 37.2% 35.3% 32.0% 29.3% 25.3% 23.9% 20.8% 16.7% 16.5% 7.4% 5.3% 3.9% 0.6% 0% 25% 50% 急成長しそうな銘柄が見つかれば 気になった銘柄が見つかれば 買えるお金がもっとあれば 応援したい企業があれば 大きなリターンが期待できるのであれば 東証一部への上場が期待できそうな銘柄が見つかれば 損をする心配が薄まれば 投資への情報がもっと足りていれば 株価がもう少し安定すれば サイトやブログでの評価が高い銘柄がわかれば 証券会社に勧められれば 家族、友人・知人に勧められたら その他

(12)

■投資する際に得ている情報

■投資する際に欲しい情報

 「欲しい情報」、「得ている情報」とも新興市場株式保有者の方が、より情報を収集していることが明らかに

なった。

 欲しい情報では、「業績情報」(+13.6%) 、「株価指標」(+13.5%)と大きな差があり、得ている情報でも、同様

に「業績情報」(+10.3%)、「株式指標」(+9.8%)と大きな差があり、特徴的な情報といえる。

56.6% 52.0% 45.6% 43.1% 34.8% 28.2% 26.2% 24.3% 23.8% 19.2% 18.7% 16.7% 10.6% 60.2% 55.8% 50.6% 49.0% 45.1% 32.4% 31.1% 28.7% 33.6% 20.8% 20.8% 19.9% 13.0% 0% 35% 70% 国内株式保有経験者(n=6,079) 新興市場株式現保有(n=2,723)

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 投資情報

67.9% 55.5% 54.6% 46.2% 30.9% 29.7% 22.3% 22.2% 21.4% 13.8% 13.7% 12.0% 7.0% 75.7% 62.4% 61.6% 57.5% 44.6% 38.3% 28.6% 35.6% 24.6% 16.7% 18.6% 17.6% 9.8% 0% 40% 80% 国内株式保有経験者(n=6,079) 新興市場株式現保有(n=2,723)

(13)

■金融情報の入手経路

国内株式保有者(n=6,079)

 情報の入手経路に関しては、「新興市場株式保有者」においては、「国内株式保有経験者」と比較して、よ

り広範囲の情報を取得していることがわかった。特に、「Yahoo!ファイナンス」(44.5%)、「個人ブログ」

(24.7%)、「みん株」(23.2%)といったインターネットの活用に大きな差異を見ることができる。

38.8% 29.3% 27.4% 23.9% 19.7% 19.2% 19.2% 18.4% 14.0% 12.8% 11.2% 10.7% 7.1% 5.7% 4.9% 0.5% 1.0% 12.1% 42.6% 44.4% 44.5% 33.3% 29.2% 24.1% 15.9% 25.9% 24.7% 19.2% 23.2% 16.5% 11.9% 11.1% 6.2% 1.0% 1.2% 5.0% 0% 25% 50% 国内株式保有経験者(n=6,079) 新興市場株式現保有(n=2,723)

調査1)新興市場投資家に関する調査 - 投資情報

(14)

2.アナリスト・レポート利用者の実態調査

【目的】

本調査では、「アナリストレポートの利用者」を調査対象とし、その利用傾向や要望を把握すること

で、当センター発行レポートの適正化、普及を促進することを目的とし、調査1の回答者より投資家を抽

出した。ここでは、以下の3項目に関する要約を記した。

【調査結果の要約】

1)回答者プロフィール

本調査の回答者は、調査1の回答から投資家(1,550人)を抽出した。その中から主要な調査対象とし

て、さらにアナリストレポート利用者(646人)を抽出している。また、アナリストレポート利用者の

中でも、当センターの対象である新興市場銘柄に関するレポートを利用している者(527人)を抽出し

て、比較対象とした。

「アナリストレポート利用者」は、男性70.7%と約7割。年代では、60代以上が、50.8%と約半数。

既婚者が73.7%と約7割であった。居住エリアでは、関東地方(45.0%)、近畿地方(19.0%)、中

部地方(15.2%)の順に多く、この3エリアで約8割(79.2%)であった。一般投資家との比較では、

そこまで差異はなかったが、性別で男性が多かった(11.4%)。

個人年収では、200~400万未満が26.8%と最も多く、400万円未満が、約5割(50.2%)であった。

職業では、無職が19.2%、会社員(事務職)が16.4%と続いた。会社員合計では、38.0%と約4割。

一週間の投資時間は、30分(20.1%)、1時間(16.1%)、2時間(14.2%)と短時間の傾向となっ

た。一般投資家との比較では、アナリストレポート利用者では、年収、投資時間の割合が高く、会社員

の比率が高かった。

2)利用実態

見ている銘柄の市場は、一部が78.2%と約8割。その他の市場は、それぞれ3割未満であり、新興市場

のレポートが読まれていない実態が明らかになった。

利用開始時期は、「投資開始直後」が22.6%が最も多く、次が「覚えてない」が21.8%であったが、

投資開始半年後までの合計が、53.1%と比較的早い段階で利用を開始していることがわかった。

利用頻度では、週に1~2回が30.7%と最も多く、月に1回以上利用者の合計が、87.5%と約9割の人は

毎月何かしらの形で利用している実態が伺えた。

(15)

利用のきっかけでは、「ネットでたまたまみつけて」が55.4%、「投資の本や雑誌でみつけて」が

34.1%と、投資情報を収集する過程でみつけていることが伺えた。

利用媒体は、「PC」が89.5%と他の利用手段を大きく上回っている。

3)利用のポイント

利用するタイミングとしては、「銘柄について深く知りたいとき」、「新しい銘柄を探しているとき」

「投資対象として判断するとき」など多様な利用目的があることがわかった。

利用する理由では、「大まかな概要が理解できる」63.2%、「客観的な分析ができる」56.5%、「情

報が集約されている」53.5%と高かった。

アナリストレポートで見ている情報、重視している情報では、「今後の見通し」、「アナリストの投資

判断」、「決算情報」の項目が高く、専門家の意見を重視している傾向が伺えた。

まとめ

アナリストレポート利用者は、投資家全体からみれば非常に少ない(調査1:金融情報の入手経路を参

照)ものの、今回の調査により、一般投資家よりも収入と投資に掛ける時間が高く、多くの情報を収集し

ているという活発な投資家像が見えてきた。特に、当センターが対象とする新興市場銘柄でアナリストレ

ポートを利用している者では、より顕著にその特徴を表しており、アナリストレポート利用者の平均を大

きく上回っていた。しかしながら、新興市場銘柄での利用は、3割未満と利用が進んでおらず、普及の余

地があることも明らかになった。

当センターでは、今回の調査で得た結果をもとに、レポートの適正化をはかり、利用の促進を行うと共

に、アナリストレポートをいまだ利用していない投資家へも普及をおこない、市場に不足する投資情報の

一層の提供をおこなうものである。

次ページからは、「新興市場銘柄のアナリストレポートの利用者」を「一般投資家」、「アナリストレ

ポート利用者」と比較することにより、より具体的な特徴を明らかにしていく。

(16)

■性別

■年代

 性別では、「投資家」よりも「アナリストレポート利用者」において、男性の比率が高かった(+11.4%) 。

 年代別では、「投資家」と「アナリストレポート利用者」の間に大きな差異はみられなかった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - プロフィール

59.3% 70.7% 40.7% 29.3% 0% 50% 100% 投資家 (n=1,035) アナリストレポート 利用者(n=646) 男性 女性 5.2% 5.3% 11.6% 13.6% 14.8% 14.2% 14.9% 16.1% 53.5% 50.8% 0% 50% 100% 投資家 (n=1,035) アナリストレポート 利用者(n=646) 20代 30代 40代 50代 60代以上

(17)

■エリア

■未既婚

 居住エリアに関しては、関東(45%)、近畿(19.0%)、中部(15.2%)の順で多かった。「投資家」と「アナリスト

レポート利用者」に、大きな差異はなかった。

 既未婚に関しては、73.7%が既婚と約7割。投資家とアナリストレポート利用者に大きな差異はなかった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - プロフィール

4.4% 4.3% 3.8% 2.9% 42.8% 45.0% 15.7% 15.2% 19.7% 19.0% 4.4% 4.3% 2.4% 1.9% 6.7% 7.3% 0% 50% 100% 投資家 (n=1,035) アナリストレポート 利用者(n=646) 北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方 29.8% 26.3% 70.2% 73.7% 0% 50% 100% 投資家 (n=1,035) アナリストレポート 利用者(n=646)

未婚

既婚

(18)

5.2% 22.1% 23.0% 15.2% 10.0% 3.6% 4.7% 2.1% 1.0% 6.5% 3.1% 16.9% 24.5% 18.0% 11.1% 6.7% 5.3% 2.6% 1.2% 4.8% 0% 15% 30% 投資家(n=1,035) アナリストレポート利用者(n=646) 30.8% 24.4% 18.6% 7.1% 4.0% 2.1% 1.3% 0.4% 0.4% 4.6% 23.4% 26.8% 18.3% 11.6% 4.8% 3.3% 1.7% 0.9% 0.8% 2.9% 0% 20% 40% 投資家(n=1,035) アナリストレポート利用者(n=646)

■世帯年収

■個人年収

 個人年収では、「投資家」よりも「アナリストレポート利用者」の方が高い傾向にあった。平均値では、65.3

万円の差があった。

 世帯年収でも、「投資家」よりも「アナリストレポート利用者」の方が高い傾向があった。平均値では、65.5

万円の差があった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - プロフィール

(平均値:624.7万円) (平均値:690.2万円) (平均値:395.9万円) (平均値:461.2万円) ※平均値は、()内の数値を重み付けして算出

(19)

■職業

■1週間の投資時間

 職業では、大きな差異はみられなかった、会社員の割合がわずかに多い傾向があった。

 投資時間では、「投資家」よりも「アナリストレポート利用者」の方が、長時間の傾向(+0.8h)がみられた。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - プロフィール

29.5% 14.5% 11.4% 7.2% 2.5% 4.5% 1.7% 2.5% 1.0% 0.2% 2.7% 0.1% 0.6% 0.1% 0.8% 0.5% 6.1% 14.2% 20.1% 16.1% 14.2% 9.6% 3.7% 6.7% 2.2% 3.9% 1.2% 0.3% 3.7% 0.3% 0.8% 0.8% 1.1% 8.2% 7.1% 0% 10% 20% 30% 3 0分未満 (+ 0 .5 ) 1時間未満 (+ 1 .0 ) 2時間未満 (+ 2 .0 ) 3時間未満 (+ 3 .0 ) 4時間未満 (+ 4 .0 ) 5時間未満 (+ 5 .0 ) 6時間未満 (+ 6 .0 ) 7時間未満 (+ 7 .0 ) 8時間未満 (+ 8 .0 ) 9時間未満 (+ 9 .0 ) 1 0時間未満 (+ 10 .0 ) 1 1時間未満 (+ 11 .0 ) 1 2時間未満 (+ 12 .0 ) 1 3時間未満 (+ 13 .0 ) 1 4時間未満 (+ 14 .0 ) 1 5時間未満 (+ 15 .0 ) 1 6時間以上 (+ 16 .0 ) わか らない 投資家(n=1,550) アナリストレポート利用者(n=646) (平均値:3.4h) (平均値:4.2h) 3.7% 1.9% 14.2% 10.5% 8.8% 6.3% 2.4% 18.9% 9.0% 0.6% 4.7% 18.9% 3.3% 2.9% 16.4% 12.5% 9.1% 6.5% 2.2% 15.8% 7.4% 1.1% 3.6% 19.2% 0% 10% 20% 30% 投資家(n=1,035) アナリストレポート利用者(n=646) ※平均値は、()内の数値を重み付けして算出

(20)

■アナリストレポートで見ている銘柄の市場

(n=646)

 アナリストレポートでみている市場は、東証一部(78.2%)と最も高かった。その他の市場は、3割に満たな

かった。

 アナリストレポート以外の情報源としては、会社四季報、新聞、yahoo!ファイナンスと多かった。新興市場

での利用者は、より多くの情報源を持っていることがわかった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - 利用実態

■アナリストレポート以外の情報源

57.0% 52.8% 46.7% 45.0% 42.3% 42.3% 39.8% 33.0% 29.3% 19.5% 18.7% 18.6% 13.6% 10.1% 2.0% 0.9% 68.7% 62.4% 60.5% 53.7% 55.4% 52.6% 52.4% 44.0% 40.8% 27.9% 28.3% 28.8% 21.1% 16.9% 3.2% 0.6% 0% 40% 80% アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527) 78.2% 28.0% 27.9% 25.7% 5.0% 17.6% 0% 45% 90% 東証一部 東証二部 JASDAQ マザーズ その他 特に決まっ ていない

(21)

■アナリストレポートの利用開始時期

■アナリストレポート利用頻度

 利用開始時期は、「投資開始1年」で、58.8%と早い段階で情報収集の手段として活用していることがわ

かった。新興市場での利用者は、同期間が70.7%とより早い段階で利用を始めていることがわかった。

 利用頻度としては、1週間に1回以上が55.9%と、半数以上は比較的高頻度に利用しているといえる。新興

市場での利用者は、1週間に1回以上が67.1%とよりさらに高頻度で利用していることがわかった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - 利用実態

20.1% 22.6% 10.4% 5.7% 7.0% 2.2% 10.2% 21.8% 25.6% 23.3% 14.6% 7.2% 6.3% 1.9% 9.7% 11.4% 0% 10% 20% 30% 投資開始前 投資開始 直後 投資開始 半年後 投資開始 1年後 投資開始 2~3年後 投資開始 から 4~5年後 投資開始 から 5年よりも後 覚えて いない アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527) 11.6% 13.6% 30.7% 11.9% 3.3% 16.4% 1.9% 3.3% 0.2% 0.0% 4.0% 3.3% 15.9% 20.5% 29.4% 12.3% 2.3% 12.0% 0.6% 2.1% 4.2% 0.8% 0% 20% 40% アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527)

(22)

■アナリストレポートを利用したきっかけ

■アナリストレポートの利用媒体

 利用のきっかけとしては、「たまたま見つけて」55.4%、「投資の本や雑誌で知って」34.1%と続いた。一方で、

「人に勧められて」は低い傾向があり、自発的な情報収集の中で見つけている傾向がわかる。新興市場で

の利用者では、「投資の本や雑誌で知って」の割合が非常に高かった(+15.4%)。

 利用媒体としては、PCが圧倒的に多く約9割であった。新興市場での利用者では、スマホ(38.0%)の利用

も比較的多かった。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - 利用実態

55.4% 34.1% 19.8% 19.3% 12.2% 3.7% 54.5% 49.5% 27.9% 25.2% 16.7% 3.8% 0% 20% 40% 60% ネットで たまたま 見つけて 投資の本 や雑誌で 知って 取引所の ホームページ で見つけて 家族、友人 ・知人に 勧められて 金融機関の人 に勧められて その他 アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527) 89.5% 24.6% 14.1% 9.3% 1.2% 92.6% 38.0% 23.0% 12.3% 1.3% 0% 50% 100% PC スマホ タブレット 紙 (営業が持参など) その他 アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527)

(23)

■アナリストレポートを利用するタイミング

 利用するタイミングでは、「銘柄について深く知りたい時」(53.4%)、「銘柄を探している」(43.0%)、「投資

判断する際」(42.6%)と続き、「知る・探す・判断の材料」と多様な利用目的があることが明らかになった。

新興市場での利用者では、「探す」目的の利用が比較的高い傾向があった。

 利用する理由では、「概要が理解できる」58.2%、「客観的分析ができる」48.0%、「情報が集約されている

43.0%」と続いた。新興市場での利用者では、特に「深く、細かい情報が理解できる」が高かった

(+13.0%)。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - 利用のポイント

■アナリストレポートを利用する理由

53.4%

43.0%

42.6%

39.2%

30.3%

22.8%

0.8%

59.8%

54.1%

53.7%

52.2%

37.8%

27.1%

0% 30% 60% 気になった 銘柄について 深く知りたい時 新しい銘柄を 探している時 投資対象と して見合うか を判断する時 面白そうな 企業がないか 探している時 意思決定に 迷っている時 発行(配布) された時 その他 アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527) 58.2% 48.0% 43.0% 34.4% 25.5% 19.7% 0.3% 63.2% 56.5% 53.5% 47.4% 33.6% 29.2% 0% 35% 70% 大まかな概要 が理解できる 客観的な 分析ができる 情報が集約 されている より深い、また は細かい情報 が理解できる 信頼できる 情報 読むこと 自体が楽しい その他 アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527)

(24)

■アナリストレポートで見ている情報

■アナリストレポートで特に重視している情報

 見ている情報、重視している情報では、「今後の見通し」(77.4%)や「アナリストの投資判断」(69.3%)な

ど、専門家の評価を重視している傾向があった。新興市場での利用者では、より多くの項目を見ており、

比較的みている割合が低い「経営課題/リスク」や「企業の特色」も半数以上が見ていた。

調査2)アナリスト・レポート利用者の実態調査 - 利用のポイント

77.4% 69.3% 49.2% 48.6% 40.4% 36.5% 35.0% 27.7% 80.3% 73.1% 62.6% 65.1% 58.8% 52.2% 50.5% 41.4% 0% 30% 60% 90% 今後の 見通し アナリスト の投資判断 目標株価 決算情報 事業内容 経営課題 /リスク 企業の特色 事業環境 アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527) 74.8% 60.7% 46.1% 42.7% 37.0% 35.3% 26.3% 23.1% 1.4% 76.7% 66.2% 59.4% 50.7% 50.7% 50.3% 39.3% 35.1% 0.2% 0% 30% 60% 90% 今後の 見通し アナリスト の投資判断 決算情報 目標株価 経営課題 /リスク 事業内容 事業環境 企業の特色 特に重視 している 情報はない アナリストレポート利用者(n=646) 新興市場で利用(n=527)

(25)

■本レポートに関するお問い合わせ

一般社団法人証券リサーチセンター

〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-7 NBF日比谷ビル21階

URL

: http://www.holistic-r.org/

E-mail : [email protected]

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