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2
2
0
7
J
第69回セメント技術大会講演要旨 2015
鋼繊維補
強
コンクリ
ート
の支圧特性に
関
する研究
愛知工業大学 大学院工学研究科
愛知工業大学 工学部
1 .まえがき
筆者らは、従来から鋼管形式による杭頭半剛接工法の
確立を目的とした一連の基礎的研究を行っており、J:!JI報
0
関俊 力
瀬古繁喜
山田和夫
2.2 加 力 お よ び 測 定 方 法
本実験では、既往の実験と同様に、載荷板聞の荷重一
軸変位関係および最終破壊状況の観察・撮影を行った。
1)では杭頭部を想定した1/10サイズのモデ、ル試験体を用
いて、鋼管および帯筋によって横補強されたモデ.ル試験 3.実験結 果 と そ の 考 察
体のl軸支圧載荷時の変形特性について検討を行った。 3. 1破壊状 況
本研究では、引き続き、鋼繊維によって内的拘束を受け 写真
1
は、プレーンおよび鋼繊維補強モルタノレの最終
る鋼繊維補強モルタルを取り上げ、鋼管および帯筋の外 破壊状況の例を示したものである。 写真によれば、 W/C
的拘束による補強効果との違いについて検討を行った。 および鋼繊維の混入の有無に関わらず全面加力の場合は
せん断滑りによって破壊しているが、支圧加力の場合は
数本の割裂ひび割れにより破壊したことが確認できる。
2.実 験 の 概 要
2. 1 試 験 体
本実験では、表1に示すように、何れの試験体も直径
(D) x高さ(H)が
φ
150x300mmの実大に対して1110サイズ
の円柱体を使用し、実験要因と しては、水セメント比
(W/C=40、65お よ び90%の3種類)、鋼繊維混入率
u
ヂ
0.00、0.64および1.27%の3種類)、並びに支圧径(B=50、75、
100および145(全面加力)mmの4種類)を取り上げた。
表1 実験の概要
実験
シリーズ
W/C
(
%
)
試験体
寸 法
(即n)
支圧径
B
(
m
m
)
維
率
向
繊
入
下
鋼
混
引
40 lφ150x300
I
φ145,φ100,
φ75,φ50
65 lφ150x300
I
φ145,φ100,
φ75,φ50
90
I
<p150x300
I
φ145,φ100,
φ75,φ50
250
樹
領側宅
I
V団E き密1T旧505日0 0 0
250
(a)
V
f
=
O
.
00刊の 場 合
(
b
)
V
f
=
O
.
6
4
%
の場 合
写真
1
試験体 の 最終破 壊 状 況
(
W
/
C
=
4
0
協の場合)
250
,;'200
E
E
注150
制
組100
出
桝50
,;'200
E
E
注15日
制
怨10日
出
和<50
支庄径(mm)
(a)
V
f
=
O
目
0
0
切の場合
支圧径(mm)
(
b
)
V
f
=
O
.
6
4
目の場合
図
1
支圧強度と支圧径との関係
50 75 100 125 150 175
支圧径(mm)
(c)
V
f
=
1
.
2
7
弘の場合
158
23
デル化し、支圧載荷時の銅繊維補強モノレタルの変形特性
を、エンドクロニック理論を適用して算定した多軸効果
成分とせん断抵抗成分による効果を反映した非線形パネ
(パネ剛性・それぞれKBとKs) でモデル化している。
図
3
および
4
は、図
2
の解析モデ‘/レを用いて算定した鋼
繊維補強モノレタノレの荷重一軸変位関係に関する実験結果
と解析結果の比較を支圧径および鋼繊維混入率別に示し
た例である。これらの図によれば、実験結果と解析結果
は、プレーンモルタノレを含めて全体的に良く一致してお
り、支圧部モルタノレに対する鋼繊維およびかぶりモルタ
ルの横拘束による多軸効果成分と支圧部側面でのせん断
抵抗成分の和として合理的に評価できることがわかる。
第69回セメント技術大会講演要旨 2015
[注]
Kp:試験体端面と載荷
板間との界面の凹
凸の影響を反映し
た線形パネ
KB:横拘束による多軸
効果の影響を反映
した非線形パネ
KS:支圧昔日界面のせん
断抵抗の影響を反
映した非線形バネ
解 析 モ デ ル
図
2
3.2 支圧強度と支圧径との関係
図1は、支圧強度と支圧径との関係に関する実験結果
を示したものである。なお、図中には次の六車・岡本式2)
による支圧強度推定値(図中の破線)も併示しである。 4.
まとめ
本研究の結果、低強度の鋼繊維補強モルタノレでは、六
車 ・岡本式による支圧強度推定結果と実験結果は良く一
致するが、高強度で鋼繊維混入量が少ないと過大評価
となること、荷重降下域を含む支圧載荷時の鋼繊維補
強モノレタノレの同一軸変位時の荷重は、鋼繊維およびかぶ
り部の多軸効果と支圧部側面で生じるせん断抵抗による
荷重成分の和で評価できること、などが明らかとなった。
【参考文献】
1)小野晃ほか:支圧荷重を受けるコンファインドコンク
リートの変形特性に関する研 究、第65回セメント技
術 大会要旨、No.66、pp.98・99(2012)
2)六車照、 岡本伸 ・局部荷重を受けるコンクリートの支
圧強度に関する研究、プレストレス トコンクリート、
第5巻、第5号、pp.22-29(1963)
ここに、
F
B
支 圧 強 度 (λrlmm
2
)
、F 全面圧縮強度
(
λT!mm2)、
A:
支承面積 (mm2)、
A
I
支圧面積 (mm2)。
図によれば、支圧強度と支圧径との関係の実験結果は、
WIC=90%の低強度の場合では、鋼繊維混入量(ゆに関わ
らず六車・岡本式による推定強度と比較的良く一致して
いるが、 WICが小さくて強度が大きくなると、鋼繊維混
入量の少ない脆性的な破壊を示すモルタルでは、六車・
岡本式による推定強度は過大評価となることがわかる。
3.3 支圧載荷時の荷重一軸変位関係
本研究では、別報1)と同様に、図2に示す力学モデ、/レ
を用いて荷重 軸変位関係の解析を行った。すなわち、
本解析モデルでは、試験体端面と載荷板聞との界面の凹
凸の影響を線形パネ(パネ岡JI性 : 命=160MPalmm)でモ
]
-[
FB=F
・
(
A
I
A
I
)0
.4
3
9
1250
1000
n
u
n
u
n
u
E
d
n
u
k
d
勺
t
R
U
内 乙
(
Z
ぷ
)
酬
挺
1250
1000
A
u
n
U
A
u
k
d
n
U
R
U
、
, ,
F
h
d
q
J
﹄
(
z
d
剛健
1250
1000
~ 750
Z
-"
担
5
∞
250
4
軸変位(mm)
(c)Vf=l. 27犯の場合
(
W
j
C
=
4
0
弘の場合)
軸変位(mm) 軸変位(mm)
(a)Vf=O. 00目の場合 (b) Vf=O. 64唱の場合
図3荷重一軸変位関係に関する実験結果と解析結果との比較
。
。
...8=145酬の実験結果
<>8=100冊の実実実験験結結果
+日=75聞の 果
<>8逆=解50析剛結の 験結果
トー 果
,
珪
豆
丑
E
『ト
d炉、 ¥
W/C=65百
"
1250
1000
n
u
n
u
n
U
F
O
n
u
p
a
マ
,
R
u
η
4
2
4
)
酬権
...B=145nmの実実実実験験験験結結結結果
。
B=100剛の 果果
... B=75聞の
<>逆B=解50析剛結の果実 験 果
~
畦百
丑
I
f
.
.
u
1¥" W/C=65日
a
ト、 ~
、
込
"
-
.
IF ‘h
,
_
.
1250
1000
ハ
U
n
U
ハ
υ
5
0
5
マ
'
F
h
d
n J
-(
Z
S
)
制
定
... B=145冊の実験結果
++ B日B逆-解10印705析m聞刷結のの果の実実実験験結結果果
。
験結果
~
町
、
畦 唾
z
¥
-
、¥
W/C=65首
』量 ¥
1. 、司、 1 1
"
、
l
1250
1000
~ 750
z
ニK
思
5
∞
250
4
軸変位(mm) 軸変位(mm) 軸変位(mm)
(a)Vf=O. 00目の場合 (b) Vf=O. 64自の場合 (c) Vf=l. 27弘の場合
図4 荷重一軸変位関係に関する実験結果と解析結果との比較
(
W
j
C
=
6
5
切の場合)
。
。
159
24