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(1)

VCADシステムの意図するもの

理化学研究所

知的財産戦略センター

VCADシステム研究プログラム

ディレクター

牧野内 昭武

平成18年10月18日

理研シンポジウム

VCADシステム研究 2006

(2)

背景

(3)

大河内正敏 福井伸二 吉田清太 中川威雄 牧野内昭武 大森整 板成形シミュレーション研究会 1918-1945 1945-1962 1968-1985 1985-1994 1994-2000 2001- 1957 薄鋼板成形技術研究会 理研コン ツエルン 1990

理研が牽引したものつくり研究

自動車車体の プレス成形

(4)

薄鋼板成形技術研究会

1957年(昭和32年)「

コニカルカップテスト研究会

」発足 会長:福井伸二 1964年(昭和39)年 「

薄鋼板成形技術研究会

」となる 代表幹事:吉田清太(1975年) 会員数:自動車メーカー14社、鉄鋼メーカー7社 研究活動:年4回(各2日間)の研究会 理研の変形工学研究室に多くの研究生を受け入れ、企業との共同 研究を積極的に推進。 吉田先生に直接教えを受けた技術者は100名を越える。 現在も研究会は継続。

(5)

板成形シミュレーション研究会

発足:1990年9月-1996年10月(6年間) 会長: 牧野内 昭武、 副会長:仲町 英治氏(大阪大学) 鉄鋼; 川崎製鉄、神戸製鋼、新日本製鉄、住友金属、日新製鋼、NKK 非鉄; スカイアルミニウム、住友軽金属、古河電工 自動車; いすゞ自動車、スズキ、日産自動車、日産車体、日野自動車、富士重工、 プレス工業、トヨタ自動車、マツダ、三菱自動車、ヤマハ発動機、中央精機 プレス機械; コマツ コンピュータ; 日本IBM、日本ユニシス、日立製作所、富士通、日本HP、 KGT、 電通国際情報サービス、 金型; アマダメトレックス 電機; 三菱電機 大学; 大阪工大、東北大、電通大、東京農工大、琉球大 プレス成形シミュレーションのための3次元弾塑性有限要素法ソフトウェアITAS3D の開発と会員へのリリース。 非線形有限要素法や成形シミュレーションに関し高度な知識を持つ技術者の養成。

(6)

計算機トライアルによる割れの回避

板厚変化率 (%) ポンチプロ変更 (最初の金型形状) (決定した金型形状) 成形進行 7形状をシミュレーションし、 最適形状を決定した 型組み 立 て 後 半日で OK パ ネ ル 取 得 われ

(7)

ものつくり情報技術統合化研究

プログラム

平成13年4月ー平成18年3月

(8)

VCADシステムの開発を始めた動機

1.CADからCAD、CADからCAEなど、ものつく

りを支援するソフトウェアの間をスムースに

データが渡らない。

2.ソリッドCADで描かれた 「もの」を表現する

データが、表皮しか持っていないのは技術的

に問題だ。これでは不安定だし、ものの内部

の情報が欠けている。

(9)

VCADシステムとは

1.CAD、シミュレーション、CAM,CATをシームレスに扱える 2.異なる形式で入力される人工物(設計した工業製品など)と 自然物(複雑な構造を持つ図面の無いもの、生体など)を、 同一データ形式のモデルにして扱える VCADモデルをコアとすることにより ものの形だけでなく、複雑な内部構造や内部の物理属性もそ のまま表現できる、すなわち「もの」を「中まで詰まったもの」と して扱うことを可能とする技術体系。

(10)

1.空間をセルで分割する 2.境界面をセルを単位として表す 3.セルに階層を持たせる(8分木)

VCADデータ形式

対象とする領域 領域 1 領域 2

(11)

VCADシステムの構成

V-CAT VCADフレームワーク VCADモデル 製造装置 現実にある もの V-CAM X線CT MRI スライサー 設計者の考えた 設計案 Solid CAD 製品機能シ ミュレーション ソフトウェア群 製造工程シ ミュレーション ソフトウェア群 V-シミュレーション VCADデータ作成 とハンドリング 加工データ 作成 測定データの ハンドリング 製品 データの入口 データの出口 人工物 自然物 図面の無い 人工物

(12)

VCAD関連ソフトウェア

VCADモデルより縮退6面体メッシュの生成 Dual Mesh Generator

S-CADからVCADへのデータ変換ツール V-OBJ Creator 鋳造品の熱収縮解析 V-SHRINK 熱流体解析の可視化 V-Visualizer 構造解析(拡張有限要素法) VX3D 構造解析(通常有限要素法) V-STRUCT 樹脂射出成形解析 PLANETS Tryshot ナノ精度が実現できるCAM NanoCAM 加工成形シミュレ ーション 傾斜屈折率レンズの光路解析 V-OPT 熱流体解析 V-FLOW 点群データから形状を抽出しVCADへ渡す V-CAT CAT ワークの変形解析と連動したCAM 鍛造解析 プレス成形解析 鋳造解析 シミュレーションプログラム開発フレームワーク CADデータ生成と修正、可視化 機能 V-CAM CAM V-FORGE V-STAMP V-CAST V-SPHERE VCADフレームワーク ソフト名 製品機能シミュレ ーション CAD 役割 公開ソフトウェア

(13)

VCADシステムの普及を図る

1.ソフトウェアの

公開

2.VCADシステム研究会による

研究協力の推進

3.理研ベンチャー等企業との連携によるソフトウェ

アの

商品化

(14)

VCAD Framework V-ObjCreator V-Cat IGES VOBJ VX3D V-sphere-SvCube V-Sphere Point Data

VCADシステム公開ソフトウェア

Digitizer S-CAD V-Struct V-isio V-DualGrid 熱流体解析 構造解析 S-CADからの 入力 測定データ からの入力 VCADモデリング 平成18年7月24日より公開

Http://vcad-hpsv.riken.jp/

通常FEM 拡張FEM プログラム開発 フレームワーク

(15)

V-CADシステム研究会

平成18年3月31日現在 1.研究会の活動内容 定例研究会の開催(年3回) 研究・開発に関する情報交換 理研で開発されたソフトウェアの試験的使用及び共同で の研究開発 2.会員 企業会員;年会費30万円、会員数33社 個人会員(大学、公立研究所の研究者); 年会費5千円, 会員数21名 3.現在は任意団体。 来年4月からNPO法人化予定。

(16)

VCADシステム研究プログラム

平成18年4月ー平成23年3月

(VCADシステム研究 第2期)

(17)

VCADシステム研究プログラムの

ミッション

1.VCADシステムを高度化して、ものつくり支援

のための最先端のツールを開発する。また、

扱う対象を、「医療分野」や「生物科学分野」

に広げる。

2.VCADシステムが広く社会で使われるよう、

強力かつ現実的な普及戦略をたてる。

(18)

研究課題

1.VCADシステムの高度化

(a)VCADによる構造・物性モデリング手法の研究 (b)流体解析を中心とするシミュレーション研究 (c)固体や柔軟体の構造解析を中心とする各種シミュ レーション研究 (d)VCADシステムの加工への適用

2.VCADシステムの普及

3.医療分野への展開

4.生物研究への展開

(19)

VCADシステムの

高度化

VCADシステムの

普及

医療分野への

展開

生物研究への

展開

次世代VCAD プロジェクト

研究課題の関連

各種製造業

生体力学シミュレー ション特別研究ユニッ ト 理研 中央研究所 脳科学センター 横浜研究所 つくば研究所 理研 医療機器 メーカー 医学界 生物科学 研究界

共通基盤

実用

ツール

研究ツール

研究

ツー

(20)

研究組織

3 及び 4 安達 泰治 細胞シミュレーションチーム 3 及び 4 横田 秀夫 生物研究基盤ツール構築チーム 2 須長 秀行 普及推進チーム 1(d) 大森 整 加工応用チーム 1(b) 及び(c) TEODOSIU Cristian 加工成形シミュレーションチーム 1(b) 及び(c) 小野 謙二 機能情報シミュレーションチーム 1(a) 加瀬 究 VCADモデリングチーム 担当課題 チームリーダー チーム名 プログラムディレクター: 牧野内 昭武

(21)

VCADシステムは何を目指すのか

次に、

統合されたシステムを用いて、計測とシミュレーショ

ン結果を直接設計・製造に生かす、高度にデータ

依存の高精度・迅速ものつくり技術を開発する。

まず、

現状では完全に遊離している、CAD/CAM/CAE

(つくる)とリバースエンジニアリング(知る、理解す

る)の2つのシステムを統合して1つにする。

(22)

ものつくりのための情報システムの現状

もの 情報の入力 情報の処理・蓄積 計算機 計測装置 リバースエンジニアリング(知る) 計測データ シミュレーションモデル化 データベース 製造装置 情報の出力 情報処理 もの 計算機 CAD/CAM/CAE (つくる) CAE CAM CAD 人の設計意図

(23)

VCADシステムが意図する

ものつくりのための情報システム

製造装置 情報の出力 情報処理 もの 計算機 もの 情報の入力 計測装置 CAM 計測データ シミュレーションモデル化 データベース CAD 人による設計

(24)

ソリッドCAD 表面形状 X線CT 3次元形状測定 イメージデータ 境界+内部情報 表面形状情報 表面点群データ B-Rep V-CAT V-シミュレーション V-CAM 境界データ

現時点でのVCADシステム

シミュレーション スライサ VCADシステム研究プログラム で開発している技術 形状創成 形状操作 形状操作 メッシュ生成 物性分布処理 陰関数形状表現 VCADフレームワーク 構造解析 熱流体解析 各種加工解析 物性データ 形状データ 長田パッチ V-DualGrid

(25)

ソリッドCAD 表面形状 X線CT 3次元形状測定 イメージデータ 境界+内部情報 表面形状情報 表面点群データ B-Rep V-CAT V-シミュレーション V-CAM 境界データ

VCADシステムによる統合化

シミュレーション スライサ 形状操作 メッシュ生成 物性分布処理 陰関数形状表現 VCADフレームワーク 構造解析 熱流体解析 各種加工解析 物性データ 形状データ 長田パッチ V-DualGrid

製造装置

人による

設計

計測装置

計算機

(26)

陰関数形状表現 現VCADフレームワーク Dual Grid Kitta cube Oct-tree Voxel 形 ・形状操作 境界+ メッシュ+ 物性分布 ・メッシュ操作 ・多媒質対応 表裏 将来のVCADフレームワーク 6面体要素

VCADフレームワーク

ものつくりのための情報システムを

統合するVCADデータ生成部

(27)

普及のための今後の体制

1.ソフトウェアの公開

現状は日本語のみ。12月に英語版も加わる。 現状では多くのソフトが準備不足もありバイナリで公開 された状態。それを今後準備が出来次第順次ソース公 開に切り替える。

2.VCADシステム研究会

現在は任意団体。来年4月からNPO法人に移行の予定。

3.商品化

興味を持つ企業があれば、理研の知的財産戦略センター と連絡をとって頂きたい。

参照

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