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各国 PVP 制度の状況調査 別紙 (1)1 EAPVPF メンバー国への PVP 制度アンケート集計結果 (2016 年度 ) 2017 年 2 月 16 日現在 回答があった国はクリーム色でハイライト ( その他の国の情報は昨年の回答または事務局調べ ) 国名 DUS 試験の実施状況 合計 出願

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(1)

EAPVPFメンバー国へのPVP制度アンケート集計結果(2016年度)  ※2017年2月16日現在、回答があった国はクリーム色でハイライト(その他の国の情報は昨年の回答または事務局調べ) 国名 合計 2016年1‐12月 合計 2016年1‐12月 受入れ可能か 契約書は必要か 費用 直接/代理 代理人リスト 代理人情報問合せ PVP法 申請料支払先 DUS試験実施 DUS試験料支払先 メンテナンス料支払先 ブルネイ × 0 0 0 0 すべて Y N 未定 認められ たところな らどこでも 直接申請 可能 誰でもOK N/A UPOVに審査を依頼 中(2016年中に終え たい) Intellectual Property Office Brunei Darussalam (BruIPO) 未定 未定 未定 未定 カンボジア × 0 0 0 0 なし - - - - 直接申請可能 - - 国内で検討中/UPOVと協議中 Mr. Sao Chesda -GDA/MAFF, Mr. Phe Chantravuth -DIP/MIH

GDA/MAFF GDA/MAFF MIH

-中国 ○ 15,552 (2015年 12月31日 現在) 1,772 (2014年) 林業:約 400 4,845 (2014年12 月31日現 在) 林業:1,198 821 (2014年) 林業:195 林業:206種族 N - - - 代理人経 由 林業局代理人リスト: http://cnpvp.net/root/DL JG_en.aspx 林業局 1978年条約と適合 インドネシア ○ 610 42 379 19 全品種 Y Y 国によって異なる まだない 代理人経 http://pvtpp.setjen.pert anian.go.id/informasi- publik/daftar-konsultan-pvt/

Center for Plant Variety Protection and Agriculture Licensing (PVTPP)

国内で検討中

Center for Plant Variety Protection and Agriculture Licensing (PVTPP)

Center for Plant Variety Protection and Agriculture Licensing (PVTPP)

Center for Plant Variety Protection and Agriculture Licensing (PVTPP) 指定銀行 指定銀行 韓国 ○ 8,210 799 5,941 665 すべて N - - - 代理人経 韓国に住んでいるか事業 所がある人を代理人とし て申請可。委任状(原本 および韓国語に翻訳した もの)が必要 なし 1991年条約

Ms. Oksun Kim, Plant Variety Protection Division, Korea Seed & Variety Service ([email protected]) ラオス × 0 0 なし なし なし - - - 国内で検討中 Mr Maka, Departmet of Intellectual Property - - - -マレーシア ○ 243 23 109 0 すべて Y N 350CHF まだない 代理人経 由 住んでいるか事業所があ る(別添リストあり) ウェブサイトで公開。但 しレポート購入目的は 不可 国内で検討中 /UPOVに審査を依 頼中/UPOV条約に 基づき修正中 Department of Agriculture 不要 ミャンマー × N/A N 直接出願可能 UPOV条約に基づき 修正中 *1st time meeting at the date of 6th

Mr. Thant Lwin Oo, Director, DAR

PVP office, Department of Agricultural Research (DAR)

Ms. Pa PA Win, Assistant Research Officer PVP office, Department of Agricultural Research (DAR) PVP office, Department of Agricultural Research (DAR) フィリピン ○ 302 46 200 11 すべて Y N N/A PVPオフィ スにコンタ クトした人 は誰でも 代理人経 由 どの代理人でも可 国内で検討中 Dr. Vivencio R. Mamaril, [email protected] m Ms Elvira D. Morales, [email protected]

Bureau of Plant Industry-PVP Office Secretariat Bureau of Plant Industry-PVP Office Secretariat Bureau of Plant Industry-PVP Office Secretariat シンガポール アウト ソーシン グ 8 1 5 5 すべて Y N SGD20 +SGD570 - 直接出願可能 - ウェブサイトhttps://www.lawsociety.or g.sg/ 1991年条約 Intellectual Property Office of Singapore (IPOS)

Intellectual Property Office of Singapore (IPOS) Tel: (65) 63398616 -IPOS指定の 審査官に直 接支払い Intellectual Property Office of Singapore (IPOS) タイ ○ 1313 61 406 36 62 plant species(2015 年度リストあ り) N (法律で禁 止) - - - 直接出願可能 誰でもOK 法律事務所またはインターネット 国内で検討中 *PVP Officerが個別 にコンサルテーショ ンを受けている Dr. Suwit Chaikiattiyos, Director General of Department of Agriculture, Department of Agriculture (DOA) email: [email protected]

Plant Variety Protection Research Group, PVP Office, DOA Tel.&Fax: +66 2 940 7214 Contact person: Ms. Thidakoon Saenudom, Director, PVP Group, PVPO email: [email protected]

Plant Variety Protection Research Group, PVP Office, DOA. Contact person: Ms. Thidakoon Saenudom email: [email protected] Plant Variety Protection Office, DOA Plant Variety Protection Office, DOA ベトナム ○ 893 185 380 69 2016年12月 24日~すべ ての種類 Y Y 日本は無 料。他の国 はUPOV準 拠/申請者 が支払う CPVO 直接出願 可能 代理人の条件はない。 PVPOのサイト (pvpo.mard.gov.vn)に代理 人リストがある。 PVP Office (pvpo.mard.gov.vn) 1991年条約

Nguyen Thanh Minh,

PVP Office, DCP PVP Office, DCP

植物品種試験センター(NCVPT) Nguyen Thi Mai Ha

([email protected]); Nguyen Tien Phong ([email protected]); Nguyen Quoc Ly ([email protected]) 植物品種試 験センター (NCVPT) PVP Office, DCP 各国PVP制度の状況調査 保護対象植 物 海外からの申請 UPOV条約との適合 状況

Director of Crop Quality Control Division / Department of Agriculture

DUS試験 の実施状 況 他国のDUS試験レポートの受入れ 自国の DUSレポー ト受入国 担当機関・担当者 出願件数 登録品種数

Ms. Seungin Lee, Examiner, Plant Variety Protection Division, Korea Seed & Variety Service ([email protected])

別紙(1)①

(2)

マレーシアにおける PVP 制度の運用及び課題に関する現地調査 1. 調査の目的 農林水産省は、我が国で育成された品種が東アジア各国で適切に保護されるための環境整備の 一環として、各国における技術面、政策面の障害や政策決定のメカニズムを包括的に調査した上で PVP 制度の整備と相互調和に向けて、有効かつ効果的であり、かつ、我が国の政策とも整合的な相 互の協力活動を推進することとしている。 本調査は、PVP 制度の運用・課題に関する現地調査を実施し、調査対象国における権利侵害の対 策や事例、国内外の種苗展開の状況、我が国育成品種の種苗や生産物の栽培・流通等について調 査することを目的とする。 2. 調査実施概要 (1) 調査期間:平成 28 年 11 月 28 日~12 月 2 日 (2) 調査員: 国立研究開発法人 農研機構 種苗管理センター試験・検査部 栽培試験課 知的財産マネージャー 山本 茂 元農林水産省 種苗課 総括審査官 水野 忠雄 株式会社インスティル 代表取締役 松原 和枝 3. 調査結果 (1) PVP 制度の運営状況 マレーシアは 2004 年に「植物新品種保護法」を制定し、2007 年に施行し、2008 年には「植 物新品種保護規則」及び「植物新品種の出願及び登録に関する管理ガイドライン」を作成し、 制度の運用を開始した。関係法令は以下のとおり。 http://pvpbkkt.doa.gov.my/に掲載されている。

(a) PROTECTION OF NEW PLANT VARIETY ACT 2004 植物新品種保護法 2004 →2007 年施行

(b) PROTECTION OF NEW PLANT VARIETIES REGULATIONS 2008 植物新品種保護規則 2008 →2008 年施行

(c) ADMINISTRATIVE GUIDELINES ON APPLICATION AND REGISTRATION OF NEW VARIETIES OF PLANTS 2008

植物新品種の出願及び登録に関する管理ガイドライン 2008

その他の資料として、「PLANT VARIETY PROTECTION SYSTEM IN MALAYSIA」がある。 http://pvpbkkt.doa.gov.my/Publications/InfoPVP-Eng.pdf

この資料は、マレーシアの品種保護制度の概要を簡潔に説明したパンフレットに相当する もので、制度を理解する上で参考になる。

(3)

なお、現在マレーシアは、UPOV のコンサルタントを受けて、現行の植物新品種保護法 (2004 年)を、UOPV 加盟を前提として、改正する作業を行っている。2015 年 12 月に検討 に着手し、いくつかの改正を検討中とのことであったので、近い将来、UPOV 制度と整合性 のとれた制度になることが期待される。主な改正点は以下のとおり。

 Board 制から Registrar 制に改正

 14 条(ii)の、農家及び local community が維持してきた品種の登録要件(未譲渡性、区 別性そして品種識別性)の条文の廃止

 登録維持費の有料化(現行は無料)などが主な改正点であるとのこと。

(2) PVP 関係機関

(a) Plant Varieties Board(Board) 植物品種委員会

法に基づき設置され、PVP システムを管理および設定の責任を負う。本制度の当局に該 当。この下部に、委員会を補佐する Technical Committee(TC、技術委員会)がある。 (b) Plant Variety Protection Registration Office(PVPRO) 植物品種保護登録室

農業省農業局作物品質管理課の下にあり、品種登録制度の運営の実務を担う。また Board の事務局でもある。

http://www.doa.gov.my http://pvpbkkt.doa.gov.my(PVP) (c) New Plant Variety Testing Center(NPVTC) 栽培試験センター 審査のための栽培試験を実施する。全国に 4 か所設置。

(d) Malaysian Quarantine and Inspection Services(MAQIS) 植物検疫所

農業省農業局 Plant Biosecurity Division の下にあり、植物の輸出入検疫を実施 http://www.maqis.gov.my http://www.maqis.gov.my/prosedur_import_tumbuhan (3) 制度の概要 (a) 出願の要件 保護対象植物:全植物、ただし、微生物を除く。 注)キノコについては 2009 年から出願可能となった。 品種登録の要件:区別性、均一性、安定性、未譲渡性、名称の適切性 出願が可能な者:育成者。育成者の雇用主(職務育成の場合)。育成者の継承。 育成者の機能を果たした農家、農民、地域社会、または先住民族。 育成者の機能を果たした政府機関または法定機関。 (b) 出願の手続き 出願の手続き:マレーシア農業省作物品質管理課植物品種保護登録室(PVPRO)に願書 提出。出願料:100RM ※実体審査料は審査方法により異なる(500~2500RM)、なお、登録料は無料である。

(4)

出願に必要な書類等:  出願書様式 PVBT 1 (法第 14 条(1)に基づく出願)又は PVBT 2(法第 14 条(2)に 基づく出願)  技術質問票(写真を含む)  代理人の選任文書(必要な場合)  輸入許可証と植物検疫証明書の謄本(必要な場合)・遺伝子組換え品種: 所轄当局 (自然資源環境省)からの関係書類  代理人:外国人出願者(マレーシア国内に居住していない者、登録された事務所を 持たない者)は、マレーシア国内の居住者またはマレーシアに登録された事務所を 持つ者を代理人とする必要がある。 (c) 出願日 方式審査(法 12 条の要件を満たしているかを確認する)に問題がなければ出願日及び出 願番号が付与され、通知される。 (d) 審査  予備審査(法 15-16 条の要件を満たしているかを確認する)  品種名称審査(出願時と登録時の 2 回)  実体審査(特性審査):書類審査、現地調査、栽培試験 注)実体審査にあたって、出願者は所定の様式により予め「実体審査の要請」が必要と なる。  新規性(未譲渡性)審査 (e) 登録前公表(内定公表)(第一次公表) 審査の結果に基づき、委員会は登録することに問題はないと評価した場合、官報に公表さ れる。公表から 3 か月以内に異議申立がなければ次の手続きに進む。 (f) 種苗の提出 Board からの種苗提出命令(提出先、提出期日、提出形態、提出数量の指示)に従い提出 する。(基本的には、種子 1000 粒又は 10g、種苗 10 個体) (g) 品種登録、育成者権の付与 品種登録されると、育成者権は、出願日から効力を生じ、登録簿に記載、登録証書の発行、 官報で公表(第二次)される。  権利の存続期間:法律第 14 条(1)による登録;20 年、25 年(Tree, Vine) 法律第 14 条(2)による登録;15 年、25 年(Tree, Vine)

(5)

 保護の対象:種苗、収穫物 (h) 育成者権の及ぶ範囲  生産または再生産  増殖のための調整  販売の申し出  販売を含む商業目的による譲渡  輸出および輸入  上記の行為を目的とする保管 育成者の権利は以下の品種にも及ぶ、  登録品種の種苗、登録品種の収穫物および登録品種から不正な手段によって得ら れた種苗の全部または一部  登録品種に本質的に由来する品種  登録品種と明確に区別されない品種  登録品種を繰り返し使用することが生産に必要な品種(F1 の親品種) 育成者権の制限(育成者権の例外)  私的にかつ非商業目的で行われる行為  試験目的で行われる行為  他品種(新品種)を育成する目的で行われる行為(ただし、登録品種に由来する品 種を除く)  「小規模農家」による行為 注)「小規模農家」とは保有する土地が 0.2ha 未満の農家をいう (i) 育成者権の更新 毎年、PVPRO からの通知を受けて植物育成者権を更新することが義務付けられている。 育成者権の更新料は無料。 (4) 日本の制度との主な相違点 (a) 2009 年からキノコが出願できるようになったが、現時点で種類は限定されていない。(日本 は現在 32 種類に限定している) (b) 職務育成の場合、使用者は育成者である雇用者の同意を得ずに出願することが可能であ る。(日本では育成者の同意または譲渡が必要である)

(6)

(c) 2 種類の出願方法(日本と同様のものと日本にはない制度の 2 種類)がある。日本にはない 制度として、「農家、地域コミュニティもしくは原住民が育成し又は発見かつ完成した植物品 種が、新規性、区別性、識別可能性の要件を満たせば、新品種として登録し育成者権の付 与を受けることができる」というもの。 (d) 品種名称について、願書に予め 3 つまでの候補名を記載することができる。名称審査に当 たっては、候補名全てが不適当と判断された場合に名称変更命令が発出される。(日本で は一つの名称) (e) 出願日と最初の願書受領日とが異なる場合がある。 願書を受領し、法12条をチェックして問題がなかったら受領日を出願日とするが、問題があ れば不備の事項を指摘し、願書を一旦出願者に送り返す。あらためて提出してきて完全に 記載されたことが確認されたらその受領日を出願日とする。問題があればこれが繰り返され る。すなわち、願書が OK になれば出願日と出願番号が付与される。(日本は最初に願書を 受領した日が出願日となる) (f) 出願時に種苗又は種菌を提出する必要はない。ただし、登録前に当局からの指示に従い 種苗を提出する必要がある。(日本では出願時に種子又は種菌を提出する。なお、栄養繁 殖性品種にあっては出願者が責任をもって保存維持する) (g) 日本における出願公表に相当する公表はない。(ただし、出願者には当局から出願日及び 出願番号が通知される。)また、これとは別に、日本の旧種苗法における内定公表に相当す る公表がある。 (h) 実体審査請求をする必要がある。(日本にはない) (i) 実体審査にあたっては審査料が課せられる。(日本は課せられない) (j) 育成者権の起算日が出願日であり、仮保護制度はない。(日本の育成者権の起算日は登 録日であり、仮保護制度を有する) (k) 出願にあたって優先権を主張できない。(日本では優先権を主張できる) (l) 登録料、登録更新料が無料である。(日本は有料) (m) 育成者権の存続期間が 20/25 年である。(日本は 25/30 年)

(7)

(n) 育成者権の対象に加工品はない。(日本は指定したものについて加工品も対象となってい る) (o) 育成者権の及ぶ範囲に、貸渡しの申し出及び貸渡しは含まれない。(日本は含まれる) (5) 出願~登録の手続きの流れ 添付①(マレーシアにおける出願~登録の手続きの流れ)参照 (6) マレーシアに出願するにあたっての留意点 (a) 「1 育成者」~「2 出願」 各種様式は植物新品種保護規則 2008 に定められており、http://pvpbkkt.doa.gov.my/から 入手可能である。通常の願書様式は「FORM PVBT 1」である。  キノコも出願可能である。  外国からの出願は代理人をとおして行う必要がある。代理人の条件としては、国内に居 所を持つ人か、事務所を登記している法人という以外は特に制限はしていない。web (PVPRO の HP)に代理人欄(リスト)が掲載されているので参考にできる。このリストに掲 載された者以外から選定してもよい。なお、PVPRO の HP の代理人リストへは、所定の様 式で申請すれば、特段の審査を経ずに掲載される。出願者が代理人を選定するにあた っては、代理人欄(リスト)も参考とする場合があるものの、当地での営業活動を通じて、生 産者の評判等の情報から最終的に判断することが多いようである。  出願品種の提出種子/種苗を日本から輸出するにあたって、土つきのものは禁止であ る。また、植物種類によって、輸入許可証(税関)と検査証明書(植防)、さらには隔離検 疫栽培(PEQ:Post Entry Quarantine)が必要となる場合がある。必要とされるものは願書 にも添付する必要がある。事前に日本国内において税関及び植物防疫所に確認する。 さらに、マレーシアの植物検疫当局の HP(http://www.maqis.gov.my/en/)などもあわせ て確認する。  職務育成の場合、使用者は育成者である雇用者の同意を得ずに出願することが可能で あることに留意する。 (b) 「2 出願」~「3 出願日」 ① 願書を受領し、法12条をチェックして問題がなかったら受領日を出願日とするが、問題が あれば不備の事項を指摘し、願書を一旦出願者に送り返す。あらためて提出してきて完 全に記載されたことが確認されたらその受領日を出願日とする。問題があればこれが繰り 返される。すなわち、願書が OK になれば出願日と出願番号が付与される。したがって、 最初の提出日が早くても、後から提出された品種のほうが早く OK になれば出願日が逆転

(8)

することがある。記載の不備、完全により出願日の逆転が起こりうるので、願書作成には大 きな注意を払う必要がある。日本のように最初の受理日が出願日となり、不備は補正命令 によるという形ではない。 ② 「優先権の主張」についての規定はない。 ③ 審査当局への文書等の提出締切日(期限までに回答または提出するよう指示があった場 合)、「当局必着日」か「発送日」かについて明確な規定はないが、「当局日着日」と考えた ほうがよい。 (c) 「3 出願日」~「4 予備審査」 品種名称について、願書に予め 3 つまでの候補名を記載することができる。(出願時の)名称 審査に当たっては、候補名全てが不適当と判断された場合に名称変更命令が発出される。 (d) 「4 予備審査」~「5 実体審査の要請」 ① 当局から予備審査を通過した旨の通知があった場合、通知から 30 日以内に実体審査の 要請を行う必要がある。様式は「FORM PVBT 3」である。 ② 実体審査の方法については、当局から通知の際に指示がある。 (e) 「5 実体審査の要請」~「6 実体審査」 ① ここでの実体審査には、(登録前の)名称審査も含まれる。 ② 海外当局の審査結果をもって審査を行う場合は多い。審査結果は出願者が購入し、出願 書に添付させる形をとっている。 ③ 当局は、基本的に、審査中(栽培中)に DUS に問題があった場合でも出願者に連絡はし ない。また、出願者が自分の出願の栽培状況確認のために栽培試験センターへの訪問を 希望しても基本的に許可していない。 (f) 「6 実体審査」~「7 委員会による評価」~「8 公表」 ① 当局が登録の要件を満たしていないと評価した場合は、出願者に対し拒絶理由が通知さ れる。出願者は通知から 30 日以内に意見書を提出する機会が与えられる。 ② 当局が登録の要件を満たしていると評価した場合は、官報に公表される。(日本における 旧種苗法の内定公表に相当)公表から 3 か月以内に異議がなければ、次の手続きに進む が、異議があった場合は、出願者はその通知を受けたら 30 日以内に回答(反論)する必 要がある。当該案件に係る様式は「FORM PVBT 4」~「FORM PVBT 6」である。 (g) 「8 公表」~「9 種苗提出」 ① 種苗提出については、当局の指示による。従わない場合は、品種登録されない。 ② F1 品種の場合における親品種の提出についての規定はない。

(9)

③ 種苗提出についての免除規定はあるが、いずれにしても当局からの指示による。 (h) 「9 種苗提出」~「10 登録・PBR 付与」 ① 登録料は不要(無料)である。 ② 出願者は当局から登録証明書(様式は「FORM PVBT 7」による)が交付される。 (i) 「10 登録・PBR 付与」~「11 権利の更新」 ① 毎年、PVPRO からの通知を受けて植物育成者権を更新することが義務付けられている。 ② 法35条の育成者権者の義務の規定により、登録品種を対照品種その他の利用にため、 Board から提出命令があることがあるので留意する。 (j) その他 ① 種苗の販売に際し、登録が必要なナショナルリスト制度がある。添付②参照。ナショナルリ スト制度では、DUS に加え現地適応性を調査するため、VCU(Value for Cultivation and Use(農業上の有用性調査))試験が実施される。 ② UPOV 加盟に向けて、改正法律案を作成するチームを設置し、作業を進めているところで ある。UPOV 加盟の見込みについて、公式見解は得られなかったが、数年かかるのではな いかとの発言があった。 (7) 出願・登録の状況 2017 年 2 月 9 日現在の出願数は、243 品種、登録数は 109 品種である。キクの出願が最 も多く、125 品種と全体の半数を超える。日本からも、昨年 9 月に 6 品種の出願があり、栽培 試験を実施予定。マレーシアは、世界一のキクの生産・輸出国であり、我が国の切り花輸入 額(2015 年 449 億円)の、22%(101 億円)を占めている。 その他としては、イネが 22 品種、 アカシア(林木)が 19 品種で、その他は一桁である。 詳細は添付③参照 (8) マレーシアにおける新品種開発の状況 ① 大学における新品種開発 Putra Malaysia 大学では、イネの病害抵抗性、冠水耐性、香り米について育種が進められ ており、日本の JAEA(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構)と共同で、重イオン (炭素)ビームによる突然変異育種研究を行っている。また、トウガラシ、スイカ、トウモロコシ 及びオイルパームについての育種も行っている。PVP の出願については、クルクマ 1 品種を 出願しており、まもなくイネ 2 品種を出願予定とのことである。教授は、PVP の審査官に任命 されている(任期 2 年)。

(10)

③ マレーシア農業研究開発機構 日本の農研機構のように、複数の研究機関から構成されている。 ジーンバンクの運営を行っている。 ラン類の育種が行われている。 ④ マレーシア原子力研究所農業部門 ガンマー線照射及びイオンビーム(JAEA で照射)による育種を実施している。対象植物は、 キク、デンドロビウム、ハイビスカス、カンナ、アマリリス、ペチュニア、観葉植物等の花き類、ラ ッカセイ、牧草類、キノコ類など多岐にわたる。キク 5 品種を PVP に出願中。 (9) 国内外の種苗会社の事業展開の状況 ① 大同花(キクの卸売・輸出業者) キャメロンハイランドのキクの最大級の卸売・輸出会社。日本を中心に、タイ、シンガポー ルにも輸出している。オランダと日本の品種を扱っており、デッカー社、ザンテン社及びイノ チオ精興園の品種を扱っている。品種の選択は、一般的には試作や日本の注文者の要求 に応じて決める。日本へは、週に 5 日出荷しており採花・調整後 10℃の部屋で保管され、3 日目には日本に到着する。大手スーパーマーケットや日本の輸入業者から注文がある。 育成者権の侵害事例はない。マレーシアで登録されている品種は、ロイヤリティの支払いが 必要。 ② Falcra Berhard 社 イネの証明種子の生産会社。同社は、1990 年設立、2006 年に、マレーシアで最初に民間 のイネの種子生産会社として認可された。マレーシアのイネ種子需要量の 10%、約 8,000t の種もみを供給している。品種は、MARDI が育成し、ナショナルリストに登録されている除草 剤耐性品種である。MARDI では、遺伝子組み換え育種は行われていない。 同社でもイネ の品種開発を行っており、PVP に出願中。

(11)

添付①

【添付①】 マレーシアにおける出願~登録の手続きの流れ

1 育成者 新品種の育成 Breeder ↓ 2 出願 (1)法12(1)(d)の不備→名称変更命令→30日以内に回答 Application ↓ (2)法12の不備→補正命令→30日以内に修正 ↓ 3 出願日 日付、出願番号を書面で出願者に通知 Filing date ↓ 4 予備審査 (1)法15、16の不備→補正命令/名称変更命令→30日以内に回答 Preliminary examination ↓ (2)予備審査がOkなら出願者に書面で通知 ↓ 5 実体審査の要請 予備審査OKの通知から30日以内 Request for substantive

examination ↓ 6 実体審査 拒絶理由通知→30日以内に回答 Substantive examination ↓ 7 委員会による評価 Evaluation by Board ↓ 8 公表 First Gazette 公表から3か月以内に利害関係者による異議申立→出願者が30日以内(14日の 延長可)に回答→出願者/反対者が証拠書類提出→委員会が裁定→2か月以内 に通知 ↓ 9 サンプル提出 サンプル提出命令→3か月以内に提出 Deposit of sample ↓ 10 登録・PBR付与 登録証明書の交付、登録簿の記載、登録公表 Registration/Grant of PBR ↓ 11 権利の更新 (1)書面(様式なし)による延長申請→委員会の回答 Renewal of rights (2)委員会による強制実施権の意向の通知→30日以内に申立 (3)育成者権の譲渡又は移転 (4)育成者権の無効:利害関係者は訴訟可 (5)育成者権の取消→委員会は保有者に通知→14日以内に回答→決定通知→取 消の場合は登録証の返還、登録簿に記録、官報公表 (6)育成者片の放棄→保有者が登録証とともに文書で委員会に提出→登録簿に 記録、官報公表 (7)不服申し立て→委員会の決定を書面で知った日から30日以内に大臣に書面 で不服申し立て→上訴委員会で審議→大臣の決定が書面で知らされる。

(12)

添付②

【添付②】 マレーシアのNational Crop List と Recommended List

National Crop List Recommended List

定義

National Crop List will register only the common knowledge varieties exist in Malaysia and will have to go through a process of characterization for each varieties.

Recommended List will register recommended varieties for commercialization purposes. The recommended varieties will have go through VCU (Value for Cultivation and Use) test.

担当部署 CROP QUALITY CONTROL DIVISION HORTICULTURE DIVISION 担当者

Ms. SRI IKAROSTIKA RAHAYU BT. MUHAMMAD GHAZI, Principal Assistant Director, Registration of Plant Variety Protection Section

Mr. FAZLISYAM MD ISA, Assistant Director, Agrotechnology Centre Development Section メール

アドレス [email protected] / [email protected] [email protected]

法律名 法律ではなく、リスト

ウェブ

サイト http://pvpbkkt.doa.gov.my http://pvpbkkt.doa.gov.my 対象作物

Durian, Rambutan, Cempedak, Pomelo, Mango, Chilli, Paddy, Dendrobium, Lilium,

Chrysanthemum, Mokara, Sweet Potate

Durian, Mango, Coconut, nephelium

lappaceum(rambutan), sapodilla(Ciku), Pineapple, Banana, Jackfruit, Guava, Pomelo, Starfruit 登録の 要件 農業的価値、その他 農業的価値、安定性(土壌、気候に対して)、高生 産性、高収穫力、抗病虫害性 登録品種 のテスト 現地調査 PVP制度と の関係 試験データの相互利用 販売可否 リストの作物は公表されており、農家で栽培されているものなので、販売は可能

(13)

【添付③】 マレーシアにおける出願登録状況 2017.02.17現在 Application Under Preliminary Examination Application Filed Application Under Substantive Examination Application Under Publication Procedure

Granted Rejected Abandoned Withdrawn Total

Acacia Hybrid /

Hibrid Akasia 19 19

Banana / Pisang 1 1

Canna / Bunga

Tasbih 1 1

Chilli pepper, Hot pepper / Cili, Cabai, Lada 5 1 1 7 Chrysanthemum / Kekwa 6 14 18 29 55 3 125 Cocoa / Koko 1 3 4 Coconut / Kelapa 4 2 6 Curcuma 1 1 Dragon Fruit,

Pitaya / Buah naga 2 2

Durian / Durian 1 1 Guava 2 2 Guava / Jambu Batu 2 2 Jicama/ Sengkuang 1 1 Kiwifruit / Buah kiwi 3 3 Lemon Myrtle 1 1 Lemongrass / Serai 1 1 Lettuce / Salad 4 4 Lime / Limau 1 1 Melon / Tembikai susu 1 1 Mini Screwpine / Pandan Hiasan 1 1

Oil Palm / Kelapa

sawit 3 3 Orchid / Orkid 7 2 9 Oyster Mushroom / Cendawan tiram 1 1 Papaya / Betik, Paw Paw 1 1 1 3 Pineapple / Nanas, Nenas 2 1 3 Poinsettia 3 3

Rice, Paddy / Padi 3 13 6 22

Roselle 1 2 3 Shiitake Mushroom / 1 1 Stevia 1 1 Strawberry / Strawberi 1 1 Sweet Potato / Keledek 3 3 Tiger milk mushroom / Cendawan susu rimau, Cendawan 1 2 3 Tung-Oil Tree 1 1 Turnera 1 1 Watermelon / Tembikai 1 1 Total 6 19 53 34 109 7 5 10 243

添付③

Application Botanical

参照

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