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神奈川県の水質汚濁防止法
改正への取り組み
神奈川県環境農政局環境保全部 大気水質課水環境グループ 工藤 美子2
本日の講演内容
1. 県内の地下水汚染の状況
2. 神奈川県の地下浸透防止規制の沿革
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神奈川県内の地下水汚染の状況
汚染が確認された地点における 継続監視調査(H23は142箇所) 継続監視調査 県内の地下水汚染の概況を把握 するための調査 (4年間で全域を調査) メッシュ調査 (概況調査) 定点において地下水質の経年変 化を把握するための調査 定点調査 (概況調査) 地下水に関する常時監視の調査の種類4
定点調査結果の推移
● 環境基準を達成できなかった地点においては、ここ数年は、硝酸性窒素及 び亜硝酸性窒素、塩化ビニルモノマー並びに砒素が基準超過していた。 ● 基準達成率は、90∼98%で推移。 単位:地点 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 調査地点数 100 99 99 103 105 基準達成地点数 94 90 95 98 100 基準達成率 94.0% 90.9% 96.0% 95.1% 95.2% 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 調査地点数 105 105 105 105 105 基準達成地点数 102 102 103 100 101 基準達成率 97.1% 97.1% 98.1% 95.2% 96.2%5
∼メッシュ調査の結果(H10∼H13)∼
メッシュは標準地域メッシュ(行政管理庁告示)に基づき作成し た。 メッシュコードの上2桁は太線で区分されたメッシュ(約10k m四方)のコードであり、下2桁は破線で区分されたメッシュ(約 1k 四方)の ドである 10kmメッシュのコード 1kmメッシュのコード 70 71 24 33 64 31 55 54 35 34 32 20 21 25 13 10 00 04 05 75 73 72 51 61 50 60 11 14 22 02 74 15 65 12 03 01 10 km 23 地下水質汚染状況 (平成10年度∼13年度メッシュ調査) 平成10年度 平成12年度 平成11年度 平成13年度 (環 境 基 準 未 達 成 地 トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン 四塩化炭 砒素 四塩化炭素・トリクロロエチレ 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 p ほう素 ふっ素、ほう素 四塩化炭素、1,1ージクロロ エチレン、シスー1,2-ジクロロエチレ ン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチ シスー1,2-ジクロロエチレン シスー1,2-ジクロロエチレ ン、トリクロロエチレン トリクロロエチレン、フェノール ほう素、p 1,1ージクロロエチレン、テトラ クロロエチレン、硝酸性窒 素及び亜硝酸性窒 硝酸性窒 素及び亜 硝酸性窒 素、pH 調査メッシュ 全体で1138メッシュ 硝酸性窒素及び亜硝 酸性窒素並びに有機 塩素系化合物による 基準超過が多い6
∼メッシュ調査の結果(H14∼H17)∼
< 環 境 基 準 等 超 過 地 点 > 調査実施メッシュ(基準値内) 1kmメッシュのコード 70 71 24 33 64 31 55 54 35 34 32 20 21 25 13 10 00 04 05 75 73 72 51 61 50 60 11 14 22 02 74 15 65 12 03 01 10 km 23 10kmメッシュのコード メッシュは標準地域メッシュ(行政管理庁告示)に基づき作成している。 メッシュコードの上2桁は太線で区分されたメッシュ(約 10 ㎞四方)のコー ドであり、下2桁は破線で区分されたメッシュ(約 1 ㎞四方)のコードである。 テトラクロロエチレン 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン 四塩化炭素 砒素 ほう素 シスー1,2-ジクロロエチレン、トリクロロエチレン トリクロロエチレン シスー1,2-ジクロロエチレン 平成14年度∼17年度地下水質汚染状況 (メッシュ調査) 全体で1267メッシュ 硝酸性窒素及び亜硝 酸性窒素並びに有機 塩素系化合物による 基準超過が多い7
∼メッシュ調査の結果(H18∼H21)∼
1 kmメッシュのコード 10 kmメッシュのコード 平成18年度∼21年度地下水質汚染状況 (メッシュ調査) 調査実施メッシュ(基準内) < 環 境 基 準 超 過 地 点 > 鉛 砒素 トリクロロエチレン テトラクロロエチレン 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 ほう素 p H pH・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 メッシュは標準地域メッシュ(行政管理庁告示)に基づき作成し た。 メッシュコードの上2桁は太線で区分されたメッシュ(約10 km 四方) ド あり 桁は破線 分された シ (約1 k 全体で1287メッシュ 硝酸性窒素及び亜硝 酸性窒素、トリクロロ エチレン並びにテトラ クロロエチレンの超 過が目立つが、超過 率は減少。8
∼メッシュ調査の結果(H22∼H23)∼
調査実施メッシュ(基準値内) 平成22∼23年度地下水質測定地点図(メッシュ調査) 1kmメッシュのコード 10kmメッシュのコード テトラクロロエチレン 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 <環 境 基 準 超 過 地 点> 塩化ビニルモノマー 鉛 鉛・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 テトラクロロエチレン・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 塩化ビニルモノマー・1,4-ジオキサン ほう素 全体の半分程度終了 硝酸性窒素及び亜硝 酸性窒素の他、塩ビモ ノマー、1,4-ジオキサン の超過地点が出てきて いる。9
平成23年度継続監視調査の結果
平成23年度地下水質測定地点図(継続監視調査) 継続監視調査地点(基準値内) 116 149 △ 148 92 △ 150 139 △ 147 141 143 △ 146 133 134 127 △ 136 132 △130 119 120 121 123 △ 122 124 125△ △ 113 114 △ 89 △ 90 91 87 84 △ △ 81 46 43 45 44 △ 42 39 40 38 35 △ 33 △ 37 34 36,47 32 31 30 25 18 17 △ 126 48 1 △93 △ 94 108 109 110 △128 129 △ 135 △ 138 2 20 △26 50 51 △ 52 53 △ 54 86△ 95 9 97 111 △ 112 ▲ 145 144 142 140 118 131 41 98 99 61 62 63 △ 65 66△ 57 58 59 60 3 △ △ 13,15 △22,23,24 △ 28,29 △ 21 △ 49 △ 10 11 12 △56 68 △ 72 △ 75 107 102 101 104 103 105 △ 106 88 △100 64 69 △ 67 △ 71 △ 70 73 74 77 76 △ 78 79 80△ 83 85 82 △115 117 ● 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 ▼ トリクロロエチレン ▲ テトラクロロエチレン ■ トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン ▽ 1,2-ジクロロエチレン・テトラクロロエチレン ★ 1,2-ジクロロエチレン ◆ 1,2-ジクロロエチレン・トリクロロエチレン 1,2-ジクロロエチレン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン 砒素 塩化ビニルモノマー 塩化ビニルモノマー・1,2-ジクロロエチレン・ トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン < 環 境 基 準 超 過 地 点 > ● ● ▲ 8 ● ● 16 ● ● ● ● ● ▲ 27 ▲ ◆ ▼ ● ● ▲ ★ ▼ ● ▲ ◆ ▼ ● 55 ▲ ● ● ● ● ● ●● ▲ ▲ ● ● ▲ ▲ ▲ ▲ ● ● ● ▲ ▲ ■ ● ● ▲ ▲ ● ● ● ● ● ▲ ▼ ▼ ★ ● ● ● ● ▼ ◆ ▼ ● ● ● ▲ ▲ ● ● △ ● ● ● ● ● ▲ ● ● ● ▽ ● 142地点のうち 92地点で基準超過10
神奈川県の地下浸透防止規制の沿革
○昭和46年3月 神奈川県公害防止条例制定 ・汚水等の地下浸透の禁止規定創設 ○昭和53年3月 神奈川県公害防止条例全面改正 ・対象となる事業者の範囲を規定 ○平成元年9月 公害防止条例施行規則一部改正 ・地下浸透禁止の対象事業者の範囲を拡大 ・地下浸透禁止物質に、トリクロロエチレン及び テトラクロロエチレンを追加11
神奈川県の地下浸透防止規制の沿革
○平成2年4月 公害防止条例施行規則一部改正 ・脱脂洗浄施設の規制対象拡大(裾下げ) ○平成4年10月 神奈川県地下水汚染防止対策指導指針制定 ○平成9年10月 神奈川県生活環境の保全等に関する条例制定 ・事業者の限定廃止 ・恒常的な排出方法としての地下浸透を禁止する ・地下水汚染の未然防止に関する構造基準追加12
神奈川県の地下浸透防止規制の沿革
○平成14年3月 生活環境保全条例施行規則一部改正 ほう素、ふっ素追加、アンモニア等を特定有害 物質に追加 ○平成16年 生活環境保全条例の一部改正 環境汚染に対する措置に関する規定追加 (地下水汚染に対する措置を含め整理)13
水質汚濁防止法の改正経緯
○昭和45年水質汚濁防止法制定 全国一律排水規制の導入(地下水は対象外) ○平成元年水質汚濁防止法一部改正 地下浸透規制導入(地下水も法の対象とした) 有害物質を含む水の地下浸透禁止 ○平成8年水質汚濁防止法一部改正 地下水の浄化に係る措置命令導入 ○平成23年水質汚濁防止法一部改正 地下浸透の未然防止対策の強化14
水質汚濁防止法の平成23年度改正
工場・事業場における設備の老朽化や使用 の際の作業ミス等による有害物質の漏洩を原 因とした地下水汚染事例が、全国的に継続し て確認されている。 地下水は一度汚染されると、その回復が困 難。 これらの状況から、地下水汚染の効果的な 未然防止を図る目的で改正が行われた。15
水質汚濁防止法の平成23年度改正
1 届出対象施設の追加 ・有害物質貯蔵指定施設 ・有害物質使用特定施設(届出者の範囲拡大) 2 構造等に関する基準の遵守義務 ・地下浸透防止のための構造、設備 (既設に対する猶予あり) ・使用の方法 ・定期点検の方法・頻度 ・基準違反に対する改善命令16
水質汚濁防止法の平成23年度改正
3 定期点検義務 ・定期点検の実施 適用される基準に応じた点検方法と頻度 ・点検結果の記録と保存 (3年間の保存義務) ・異常が確認された場合の措置等の記録 4 管理要領の作成義務 ・使用の方法及び使用の方法に関する点 検方法・頻度を定める17
改正法を受けた神奈川県の取り組み
改正法の周知 届出窓口での相談受付 政令市との情報共有 対象設備の範囲、基準解釈等 立入検査の実施 構造基準適合確認及び改善指導18 有害物質使用特定事業場等への通知 商工関係団体、県環境保全協議会等の団体 へ協力依頼(機関紙への掲載含む) 県ホームページへの掲載
改正法の周知
地下浸透規制HP http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f380053/ 平成23年6月水濁法改正情報、届出書記載 例、構造基準チェックリスト、県条例の規制 内容等19
立入検査の実施等
有害物質貯蔵指定施設の設置事業所 有害物質を使用している特定事業場 法施行後3年以内に構造基準(A基準又 はB基準)に適合する義務 県では、既存特定事業場に対する基準適合 状況の確認をするとともに、構造改善に関す る指導を進める。20
神奈川県の中小企業支援制度(融資制度)
フロンティア資金 事業振興資金 小規模事業資金 小口零細企業保証資金 神奈川県中小企業融資制度HP: http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5782/ 融資相談窓口 県商工労働局総務部金融課 電話 045-210-5677(直通)21
神奈川県所管区域の届出窓口
0465-32-8000 (代表) 小田原市荻窪 350-1 県西地域 県政総合センター 環境部環境保全課 南足柄市、中井町、大井町、 松田町、山北町、開成町、 箱根町、真鶴町、湯河原町 0463-22-2711 (代表) 平塚市西八幡 1-3-1 湘南地域 県政総合センター 環境部環境保全課 秦野市、伊勢原市、 寒川町、大磯町、二宮町 046-224-1111 (代表) 厚木市水引 2-3-1 県央地域 県政総合センター 環境部環境保全課 海老名市、座間市、 綾瀬市、愛川町、清川村 046-823-0210 (代表) 横須賀市 日の出町 2-9-19 横須賀三浦地域 県政総合センター 環境部環境課 鎌倉市、逗子市、 三浦市、葉山町 電話番号 所在地 所管センター 所管地域22
【参考】水質汚濁防止法政令市
横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、 平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、 厚木市、大和市の10市届出、規制基準等については、各市の
水質汚濁防止法担当窓口へ御相談くださ
い。
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問い合わせ先
大気水質課 水環境グループ 電話 045-210-1111(内線4123∼4126) ファックス 045-210-8846 フォームメール 大気水質課ホームページから http://www.pref.kanagawa.jp/div/0515/24
【参考】
水・土壌・地盤環境HP: http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7001/ 常時監視結果、排水規制、土壌汚染対策、地 下浸透規制、地下水採取規制等 地下浸透規制HP: http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f380053/ 平成23年6月水濁法改正情報、届出書記載例、 構造基準チェックリスト、県条例の規制内容等25