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(1)

8 号

長薬同窓会近畿支部会報

支部長あいさつ

夏木 令子

(昭和

43 年院)

平成15 年の異常気象は世界的で、フランスでは熱中症で 3000 人の死亡が伝えられ、一方、 日本は冷夏、でも話題の火星大接近の8 月 27 日前後の猛暑と天候不順、皆さまお元気でし たか。 近年、薬剤を含む医療事故の発生に対するリスクマネージメントおよび医療技術や創薬科 学技術の進歩に対する医療改革・薬学教育改革が問題となっています。そこで、平成15 年度 長薬同窓会近畿支部総会は長崎大学医学部教授、佐々木均先生をお招きし「医療改革、薬学・ 薬剤師の最前線」と題して特別講演会を開催しました。講演内容はどうぞこの会報をお開き 下さい。講演後、愛校心を培い、和やかな親睦の時を持ちました。ここに、平成15 年 6 月 14 日(土)大阪弥生会館において開催されました講演会・支部総会のご報告をいたします。 出席者は37 名でした。平成 16 年度総会に多くの方々が出席されますよう祈念致します。 【特別講演】 「医療改革、薬学・薬剤師の最前線」 講師 佐々木均 長崎大学医学部教授・附属病院薬剤部長(昭55 院) 【開会】 進行:梶野繁(昭42) 1)近畿支部長挨拶 夏木令子 2)物故会員への黙祷 3)校歌斉唱 4)長薬同窓会長挨拶 佐々木均副会長 【総会】 議長:夏木支部長 1)庶務・会計報告 2)会報第 8 号の発行について 【懇親会】 司会:中牟田弘道(昭55 院) 【閉会】閉会の挨拶 広本淳子(昭 44)

(2)

目 次

支部長あいさつ

夏木 令子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

近畿支部総会 記念写真・寄書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3

同窓会長あいさつ

西脇 金一郎

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4

薬学部長あいさつ

中島 憲一郎 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5

特別寄稿 「医療薬学・薬剤師の最前線」

佐々木 均 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6

特集 1 「医療改革、薬学・薬剤師の最前線」

松野 孝央 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8

高田

充隆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8

中牟田 弘道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

徳山 尚吾 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10

特集 2 「私のライフスタイル」

阿部 道夫 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11

毎原 昭子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12

前田 達也 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13

コミュニケーション広場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14

平成

14 年度会計報告・お知らせなど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

平成

16 年度総会のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

23

(3)
(4)

同窓会長あいさつ

西脇 金一郎

(昭和 33 年卒)

平成15 年度長薬同窓会総会は 6 月 7 日(土)、福岡にて福岡支部浦陵会並びに紫陽会の皆 様のご尽力のお陰で延べ140 名を超えるご参加を頂き盛会裏に開催できましたことをご報告 いたします。翌週14 日行われました近畿支部同窓会総会には今回は誠に残念ながら出席でき ませず誠に申し訳なく思っております。 さて最近の薬学教育は創薬を目指した生命科学の研究者養成と医療現場の臨床薬剤師養成 が大きな柱でありますが、更にレベルアップを図るため、昨年4 月より大学院医歯薬学総合 研究科が開設されましたことはご承知のことと思います。又、薬学部も4 年制から 6 年制へ の見通しが明らかになってきた昨今です。 このように時代の流れとともに大学の質は向上していますが、同窓会自体は旧来の体制を 変革できないまま模索の状態であります。同窓会は愛校心をバックボーンにして縦軸に総 会・支部会、横軸にクラス会・クラブ会等の繋がりで構成されていますが、全体としての盛 り上がりに欠ける部分があります。その原因として3 つの問題があります。 一つは縦軸の会合に女性の参加がまだまだ少ないことです。卒業生の3 分の 2 が女性であ りますので女性の奮起をお願いしたいところです。二つ目は同窓会費滞納者が改善してない ことです。因みに平成11 年∼15 年の 5 年間にわたる滞納者が 666 名、1 名当たり 15000 円 ですから滞納総額999 万円で年間予算の会費収入に匹敵します。三つ目は年々の会員増加に 伴い事務局における会員管理(名簿整理、入金管理等)の処理に現体制のままでは支障が予 測されることです。 そこで今後の取り組みの一つに同窓会名簿のCD 化が今年度の理事会において検討されま した。本件について長薬e グループ 450 名に提案として投げかけたところ多数の賛同メール を頂きました。又、各支部におきましても支部総会の活性化のために多数の会員が参加しや すいように色々な企画を始めるようになりました。今年度の関東支部総会では総会に併せて 第1 回卒後セミナーとして「変貌する医療と薬剤師の役割」をテーマに各界の同窓生を演者 にしてシンポジウムが行われました。初の試みでしたが時機に合ったテーマと内容であった ためあっという間の3 時間でした。同日行われた近畿支部総会では薬剤師認定講習として長 崎大学医学部教授・附属病院薬剤部長佐々木均先生の特別講演「医療改革、薬学・薬剤師の 最前線」が行われ、研修シールが発行されました。このように各地で支部活性化が積極的に 行われるようになってきたのも時代の流れかもしれません。長薬同窓会としては大変喜ばし いことです。 最後になりますが来年度総会は大分支部で開催されます。全員浴衣がけの懇親会となるか もしれません。来年は別府温泉でお会いしましょう。 長薬同窓会近畿支部の今後益々のご発展を祈念しつつご挨拶と致します。 2003 年 8 月 20 日

(5)

薬学部長あいさつ

∼長薬同窓会近畿支部の皆様へ∼

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授・薬学部長

中島 憲一郎

(昭和 48 年院)

近畿支部同窓会の皆様にはご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。 早いもので薬学部,医学部および歯学部の大学院が統合され,医歯薬学総合研究科がスタ ートして 1 年半が過ぎようとしております。この間,長崎大学は法人化に向けて,中期目標・ 計画案の作成,組織の改革等,目まぐるしい変容に対応すべく忙しい日々に対処しておりま す。そのような中で,21 世紀の先導的研究(21 世紀 COE)に 2 年連続で長崎大学のテーマが 採用されました。医歯薬学総合研究科を中心とする研究です。長崎大学が生き残りをかけて 行く幸先のよいスタートとなりました。今後,教育 COE や大型研究プロジェクトへの参入な ど大いに努力を重ねなければなりません。さて,薬学部独自の話になりますと,昨年のご挨 拶でお知らせいたしましたように,校舎の大型改修が行われております。昨年は約半分の改 修が終了し,本年は残りのⅡ期工事が行われます。Ⅰ期工事部分は大変きれいになり,以前 とは見違えるようになっています。本学の計測分析センターも旧図書室を改修して設置され, NMR, GC-MS, X 線解析装置など大型の計測装置が配備されています。さらに,Ⅱ期工事では, 手狭になりました講義室を,110 名が収容できる階段教室に変えたり,実習と IT 演習が同時 にできる多目的室,あるいは学生が歓談・休憩できるリフレッシュルーム等を設置します。 大学のインフラが整備され,教育・研究が不自由なく行えるようになることは学生さんや教 職員にとりまして,とても喜ばしいことです。さらにインフラ整備が進展しますように努力 していきたいと思います。 さて,薬学部は 6 年制の問題で,いよいよ大詰めを迎えております。皆様ご存知とは思い ますが,薬学教育が 6 年必要であることに関しましては,薬学関係の間で概ね合意されてい ますが,4+2 あるいは 6 年一貫のいずれが好ましい形態であるかはまだ結論が出ておりませ ん。何れにしましても高度な資質を有する薬剤師を養成することが必要であることには変わ りありません。それにしても,昨年来,新薬科大学や薬学部が次々と開校,設置されていま すし,既設の大学でも定員増がなされています。このままですと,4 年先には,15,000 人が 国家試験を受けることになりそうです。真に必要な薬剤師の数は 6,000 名程度であると考え られており,すでに頭打ちになりつつありますので,今後,各大学や学部は生き残りをかけ て激しい競争を強いられることも予想されます。研究と教育の両立を図って,魅力ある学 部・大学院となるよう教職員一同これからも精一杯努力していきたいと思います。同窓生の 皆様にもどうぞご支援のほど宜しくお願いいたします。 最後になりましたが,皆様のますますのご健勝とご活躍をお祈りいたします。

(6)

特別寄稿「医療薬学・薬剤師の最前線」

長崎大学医学部教授・附属病院薬剤部長

佐々木 均

(昭和 55 年院)

21 世紀にはいり、医療の現場、製薬産業、薬学教育に関し、大きな変革が始まっている。そ の現況を概説するとともに、近年、著しく進歩している医療現場の安全性確保へ向けた試みを 紹介する。 1 医療改革 世界 191 カ国の保険医療制度を比較した WHO の報告(2000 年)では、医療の質や平等性とい う観点から日本が一位の評価を受けている。つまり、経費をかけずに公平な医療を行い、世界 一の健康長寿を達成している国である。それにもかかわらず、今、なぜ日本で医療改革が進め られているのか。医療改革が進められる大きな理由は、急速な高齢化の進行と少子化による人 口動向の変化、高度成長時代から経済大国に成熟した低成長時代への経済基調の変化、急性期 の疾患から慢性期の疾患が増加してきた医療環境の変化である。 こうした問題を受け、病院機能の分化が提唱されている。予防的ケア、急性期ケア、長期ケ ア、末期ケアを、それぞれ診療所、急性期病院、福祉施設、緩和ケア病院で分化して実施する わけである。高齢者の社会的入院の増大や福祉制度の運営の問題から、新たに介護保険も導入 された。一方、治療の標準化が提唱され、ガイドライン、クリティカルパス、EBM の普及が進 められている。さらに民間の経営指標が病院の医療においても続々導入されてきている。 薬剤師の現場では、医薬分業が進み、保険薬局が調剤する処方箋枚数が増加した。しかし、 保険診療の見直しと報酬に見合う業務の質が問われ始め、業務内容の充実が急務である。医薬 分業の進展により、病院薬剤師の業務も、外来患者から入院患者への薬学的管理業務に比重が 移った。しかし、低い配置基準のため、全患者への業務展開は極めて厳しい現状である。 2 産業改革 医薬品産業の構造も大きく変化している。日本の製薬産業は世界規模で、貿易収支は入超で はあるが黒字額は全産業の中で第 2 位である。新薬開発は、日米欧の三極で調和会議が行われ、 国境を越えた開発が行われるようになった。現在、新薬の開発には、15-17 年、260-360 億円が かかり、成功確率は、11000 分の 1 といわれている。新薬の開発にもスピードが要求され、HTS、 コンビナトリアルケミストリー、ドライケミストリーなどの大規模なスクリーニング手法が導 入されている。小規模の企業では新薬開発のリスクが大きいため、海外の企業は合併により資 本を巨大化し、研究開発を強化している。これに対し、日本は売上が 50 億以下の企業が多く、 海外進出を独自に進めてはいるものの、米欧に比較し研究開発の規模の差が拡大しつつある。

(7)

3 教育問題 医療の改革のなか、薬学部教育も改善が求められている。多くの薬系大学の卒業生が医療現 場の薬剤師として就職する状況を踏まえ、医療薬学の教育を充実させる必要性が指摘されてい る。これを受け、長期実習を含んだ 6 年制教育への移行が議論され、昨年大きな進展があった。 行政では厚生労働省と文部科学省で委員会による話合いが始まり、日本薬学会からは薬学教育 のコアプログラムが提言され、また、政界からも民主党、自由民主党でワーキンググループが 作られ、薬剤師の教育改善が提言されている。長崎大学病院薬剤部でも、薬学部の 4 年生、薬 学大学院生、卒後の研修生などを多数受け入れている。今後、医療従事者として最適のファー マシューティカルケアを提供するとともに、将来の医療に貢献できる薬剤師を育てていく必要 がある。 4 実録・医療過誤 単純な医療ミスが日本全国で報告されている。特定機能病院では、安全管理部を設置し、リ スクマネージャーを配置し、インシデント・アクシデントレポートの収集システムを構築した。 医療ミスに対し、個人としてではなく、組織として対応するリスクマネジメントの考え方であ る。長崎大学病院も、医療事故や医療ミスに対し報告システムを整備し、各種委員会を開催し、 特に問題のあるインシデントについては、徹底した分析と対応をとっている。さらに、院外処 方箋を受ける薬局についてのインシデント・アクシデントレポートの収集システムも構築した。 こうした薬薬連携のシステムは安全管理や患者ケアに極めて有用である。薬剤師は独占業務で ある調剤の報酬に対する大きな義務と責任を社会に負う。医薬品の適正使用へ貢献すれば社会 から賞賛を受け、医療過誤を起こせば大きな非難を受けるのは当然である。従って常に自己研 鑽し、あらゆる場面で薬に関する安全管理者として働き、薬剤師として国民の信頼を得ること が重要である。

(8)

特集 1 医療改革、薬学・薬剤師の最前線

「医療改革、薬学・薬剤師の最前線」

日新薬局開局

松野 孝央

(昭和

38 年卒)

突然の原稿依頼に戸惑いを受けながらペンを取りました。平素は、会員の皆様にはご無沙汰 のみにて申し訳ございません。誌面をお借りして深くお詫び申し上げます。 さて、私こと平成 9 年に武田薬品を退社しまして、京都で市立病院の横に調剤薬局を開設し ました。居宅介護支援事業所も併設しており、健康よろず相談所のような薬局です。退職前 1 年半の間は 24 時間体制の日本中毒情報センターでお世話になりましたが、この時の経験は現在 の仕事に非常に役立っております。緊急にかかってくる電話は病院の医師、一般の人さまざま で、電話だけで相手に判るように中毒の救急処置の解答をするということは大変勉強になりま した。 現在、京都府薬剤師会で調剤過誤防止委員会の委員とリスクマネージャーをやっており、調 剤過誤と患者さんの不利益を回避したり、それを最小限に留めることに取り組むお手伝いをし ております。 今般、医薬品販売規制緩和に関する論議がなされていますが、これは薬剤師の立場からであ って、消費者の立場、利益を考えたものではありません。大型ドラッグストアでよく薬を購入 しますが、患者さんが薬剤師の説明を受けないまま陳列されている薬の中から自由に手に取り 購入しているのをよく見かけます。(ヨーロッパでは考えられないことがなされている)患者さ んの手が自由に届く所に危険な薬(心臓薬、糖尿病、高血圧症、腎臓病、痛風等には危険な場 合がある)が存在することに問題はないのでしょうか? この問題を解決せずにドラッグスト アで簡単に購入できる物をコンビニで売ってはいけないという理由は成立しないと思います。 むしろ患者さんの立場からは 24 時間営業のコンビニの方が便利とさえ言えます。本来の薬剤師 の役割は医療用医薬品でも一般薬品でも同じであります。今後薬剤師が積極的に発言し地位を 高めていくためには、6 年制の教育、研鑽、責務がさらに重要になってくると思います。自ら の反省もこめてこれからの薬剤師のあり方を痛感しております。

「薬学教育 6 年制に向けた病院における臨床薬学実習」

国立循環器病センター薬剤部

髙田 充隆

(昭和 54 年院)

いよいよ薬学教育 6 年制が現実のものとなるようです。医療現場において臨床医学および薬 学に精通した薬剤師が求められている今日、薬学教育 6 年制は必然的なものであると思われま

(9)

す。私が大学院修士課程を修了し国立病院に就職した昭和 54 年頃、病院の薬剤師は、嵐のよう に押し寄せる外来患者の調剤に忙殺されていました。そこには、当時アメリカから情報として 入ってくる臨床薬学なるものを実践する機会など皆無でありました。また、医療に携わってい るという意識さえ稀薄であったかも知れません。しかし、時代は変わり、医薬分業が進展し、 病院薬剤師の入院患者志向が高まる中において服薬指導をはじめとした薬剤管理指導業務が薬 剤師の最も主な業務となっている病院も見られるようになってきました。私が勤務する国立循 環器病センターもそういった病院の一つです。そのようななかで国立循環器病センターでは、 大学院修士課程の学生について 6 ヶ月から 1 年の実習を行っており、そのカリキュラムの中に は病棟における薬剤管理指導業務はもちろんのこと、IVH 調製、薬物血中濃度モニタリング、 薬剤疫学的調査研究などが含まれています。これらの実習カリキュラムにおける経験は実習を 提供する側の我々病院薬剤師にとっても貴重なものでありました。よい指導を行うためには常 に自らのレベルアップを考える必要があり、それがよい刺激になっているように思います。し かし、6 年制における実習においては、現在とは比較にならない数の学生を受け入れることに なります。また、現在の大学院生はいわゆる医療薬学コースなどの学生で、もともと将来医療 に直接関わることを希望している学生ですが、6 年制ではそうでない学生も多数含まれること になるでしょう。このようにいろいろな問題が考えられますが、薬剤師が臨床に精通すること は将来の医療にとって必要不可欠であり、そのような薬剤師を養成するためにも、私たち病院 薬剤師の責任は大きいと感じています。

「医療改革、薬学・薬剤師の最前線」

摂南大学薬学部薬理学教室

中牟田 弘道

(昭和 55 年院)

私が初めて薬学 6 年制という言葉を耳にしたのは小林五郎先生の講義であった。今となって は、先生が現在のような医療薬学を柱とした 6 年制を頭に描いておられたかどうかは知る由も ないが、約 30 年という年月を経て先生の理想はようやく現実味を帯びてきたようだ。 我々薬学部に身を置く者もこの変化に対応して、臨床知識を盛り込んだ講義内容への変更や 薬物療法に関連した研究テーマの選択などを個々に実施しているが、薬学 6 年制に対する十分 な議論と準備ができているかは甚だ疑問である。その原因として、臨床経験が皆無の現薬学部 教員では、1)臨床薬剤師に求められる基礎的知識が選択できない、2)薬物療法や病態につい て専門書に記載されている表面的知識しか伝授できない、などが挙げられ、専門学校の先生的 な講義に終始せざるを得ないのである。これは、長い間臨床教育を軽視した薬学部教育の体質 とその中で疑問も感じることもなく過ごした我々薬学部教員自身の公罪であると言える。従っ て、我々の現在とるべき方策は、将来の薬学部像を見据え、必要な人材に薬学部の門戸を広げ

(10)

ると共に、各々の専門分野に磨きをかけ失いかけている基礎研究力の回復ではなかろうか。現 在の薬学部の学生募集数を考えると、臨床薬剤師だけでは就職を確保できない時代の到来は間 近である。臨床薬剤師教育と共にに薬学部専門領域の拡充を意識した研究・教育面の充実を図 る模索を忘れてはならないと思う。小林先生の学部中に響く怒鳴り声、情熱に満ちた実習指導 などを、あらためて思い出す今日この頃である。

「医療改革、薬学・薬剤師の最前線」

神戸学院大学薬学部医療薬学教育研究センター臨床薬学研究室

徳山 尚吾

(昭和

63 年院)

昨年 10 月に神戸学院大学薬学部に着任致しました。皆様の仲間入りをさせて頂けますことを 非常にうれしく思っております。 平成 4 年に医療法、平成 9 年には薬事法・薬剤師法が改正され、薬剤師の医療業務に対する 責任と義務が謳われる様になり、医師、看護師とともに医療チームの一員として薬剤師に対す る厳しい職能倫理と医薬品の適正使用を目指す高度医療への積極的な参画が要求されるように なって参りました。さらに、近年の薬剤師業務は、調剤から病棟、在宅医療、治験など多岐に わたっており、従来の創薬志向の基礎薬学に主眼をおいた薬学教育に加え、変貌する医療環境 に十分に対応出来る薬剤師教育が必要になっています。そこで薬学教育と薬剤師教育を橋渡し する重要な役割を担うものとして医療薬学教育の重要性がクローズアップされてきています。 長崎大学薬学部勤務時代に薬剤師をしている複数の卒業生から、「大学には薬剤師の居場所 が無く、仕事を通じての疑問・問題点に答えてくれる人もいない。」との嘆きの声を耳にしてお りました。まさしく、これが従来の薬学教育の実態を象徴する言葉であります。研究者養成の みが是とされ、薬剤師教育をなおざりにしてきた姿ではないでしょうか。薬学部は薬剤師国家 試験受験資格を与えられている唯一の学部だということを忘れてはなりません。 勿論、医療薬学教育は単なる高度の知識・技術だけを詰め込む職能教育に終わってはいけな いとも考えています。薬剤師も大いに研究しなければならないのです。つまり、患者の薬物治 療に貢献できうる研究テーマを拾い上げ、いずれは薬剤師側から発信する情報によって患者本 位の医療に貢献する研究にまで発展できる研究能力を有した臨床薬剤師を育成することも目標 の一つになります。 現在、6 年制、薬系大学乱立、医薬品販売自由化等々、薬学の世界を取り巻く問題は多くあ りますが、いずれも避けては通れません。これらに怯む事なく立ち向かっていける人材を育て ていくことが我々の責務と捉えています。 今後とも同窓会の皆様方のご指導・ご鞭撻の程を何卒よろしくお願い申し上げます。

(11)

特集 2 私のライフスタイル

私のライフスタイル

阿部 道夫

(昭和 26 年卒)

昭和 26 年、大阪の製薬会社に就職し、平成 2 年定年退職後、同年から大阪医薬品協会のアル バイトとして現在に至っている者です。 私のライフスタイルは、これだと言えるものは持っていないので、こうありたいと思うもの を考えてみました。 1.昭和 50 年でしたか、山口県光市の工場在職中、日科技連(日本科学技術連盟)中国・四国 支部主催の QC サークル大会が徳山市で開催の折、特別講演の講師としてプロ野球の川上前監督 が話されたチームワークの事例が強く印象に残っています。 「ショートが痛烈な当たりを捕った。ボールを持ちながらセカンドベースへ走る。セカンド がベースに入る一歩手前でトスをする。それを下からやわらかい球で、相手が一番捕りや すい胸元へとトスをしてやる。セカンドはベースに入ったとたん、それを捕ってファース トへすいと投げればダブルプレーが完成する。まず自分の方から、技術と技術、互いの気 持ちと気持ちをつないでチームとして一つ一つ勝っていく。」 私たちは会社でチームとして働いている。チームの一員として働くことは、はたらく(楽) にすることであると、川上さんの話を聞いた頃から意識を持ったように思います。 その後も、川上さんは「運は運ぶもの」ということについて「V9 は運は運だが、真剣にやれ ば幸運を招くもの」「切に思はば必ず得べし」と説明されていますが、これを「運鈍根」と結び 付けて、更に語呂合わせ的に「運(うん)泥(でい)汗(かん)」、泥んこ、汗まみれの末、幸 運が向いて来ることがある」と自己流に考えています。 2.道修町周辺の大阪医薬品協会会員会社に配布物送達の道中で、ある時「飛脚でっか」と会員 会社の委員である A 社の同志から声をかけられました。今でこそ配布送達物の多くは電送化さ れ激減していますが、それでも特に急いで届けなければならない等大事な物があり、配送の主 役を務めさせて貰っています。 飛脚に値する働きをするには体力だ。昭和 54 年頃から朝 6 時半のラジオ体操は音楽の好リズ ムに合わせて現在も続けていますが、なんと言っても足が脆弱化することです。そのため、毎 日通勤時の JR、地下鉄の階段は 2 段毎、出来るだけ速く昇ることを心掛けています。 3.これからも、自分に適した、そして、はたの人が少しでも楽になるような働きが、遠くでな く、眼下のささやかなことに発見できるかもしれないと願っております。

(12)

生活の中に漢方を

毎原 昭子

(昭和 31 年卒)

もうすぐ卒後 50 年、この機に『ライフワーク』のテーマを頂き、まとめが出来て嬉しく思っ ている。 主人の転勤に伴い、国公立病院薬剤科勤務、民間の研究室での苦手な実験等それぞれ 10 年余 り勤めた。今思うと無駄な日は全く無く、全て現在の仕事に役立っており人生に無駄はないと 感謝している。その後、漢方を日中医薬研究会会長・渡邊武博士に師事、開局して 20 余年にな る。今、薬局に立って思うのは大学時代に多額の国費を頂いて卒業したからには、縁ある方々 がすこやかな人生を少しでも長く送れるようにお手伝いをするのが務めかと、薬剤師の本道を 全うしたいと願っている。 『生活の中に漢方を活かし』、『自分で癒す』生活のすすめ‥漢方の救急薬(黄連解毒湯・甘 草湯・牛黄など)が有れば、即座に自分自身で打撲・内外出血・疼痛等救急時の手当てが出来 る。また日頃から駆瘀血剤で血液をきれいにしておけば成人病も予防できる。4 年前取得した 『ケアマネ』の仕事は利用者の立場にたちその人らしい生き方の実現を図るプラン作りだが、 私の目的はもう一つ、来局できない程の高齢者に接する機会を作り、いずれ訪れるお別れの時、 『彼方の世界は真に心だけが通じる世界という違いだけで何ら此方と変わらないらしい』と話 し、安心立命?を伝えたいとの大それた希いがある。 子育ても終わり愈々これからは自分もワクワク楽しい人生をと、隣地に念願のミニイングリ ッシュガーデンを造った。伊丹空港屋上庭園を作庭された片山先生に薬草・ハーブが主体の庭 をお願いした。入手しにくい薬草は、親しくして頂いている方の大学や漢方メーカーから頂い た。RHS(英国王立園芸協会)の珍しい花の種を育て楽しむに留まらず、薬草を育てその花から フラワーエッセンスを作り、漢方煎薬と同じ効果が期待できたらと考えている。ライフワーク の一つはこの薬草を傷つける事無く活かす事が出来たらという遠大な実験である。生涯このハ ーブ達の様に逞しく生き、楚々とした花と香りで楽しませ、枯れても役立つ人生を送りたい。

コリアンダー ユーカリ バジル

(13)

私のライフワーク∼特に団塊世代の 1 人として∼

前田 達也

(昭和 44 年卒)

団塊世代とは一般的には昭和 22 年∼24 年の戦後のベビーブームに生まれた人と言われてい る。私は昭和 21 年生まれで、この年より急激に人口が増えたので団塊世代に入る様である。 この世代は会社ではそろそろ将来が見えてくるし、家庭では子供が独立する頃であるので、 一種の寂寥を感じていると思う。又、体力が急に衰え、生活習慣病が出始める頃でもある。 団塊世代の 1 人として自分のライフワークの中で心身のケアが非常に大切な時期でもある。 そのケアについて日常どのように取り組んでいるか紹介したい。 ① 自分の健康管理は自分しか出来ない。 医者から 2 年前肥満ぎみなので注意する様言われた。そこで麻雀は不健康なので辞めた。そ の代わり帰える時間が早くなったので一駅前でおり極力歩く様にした。歩きながら好きな音 楽を聴いたりすると結構楽しいものだ。先日、万歩計で計ったら一日 17000 歩程歩いていた。 家に帰ると就寝前にダンベル体操行い、週末はテニスで汗をかいている。そのせいか体がス リムになり、ベルトの穴が一つ縮んだので寿命は逆に伸びるかも知れない。 ② 団塊世代のメンタルヘルス この世代になると気分が落ち込みやすくなり、いわゆる心が弱くなる症状が現れやすい。 これは加齢に伴うセロトニンという脳内の伝達物質の急激な減少によるものらしい。気分転 換に私はよく旅行に出かけ、絵日記を書いている。後でゆっくり絵日記を見ると心が癒され る。又、仕事でストレスがたまると旅行の時の楽しかった事を思い出すと気が楽になりスト レスが解消できる。 最後に海外に行くと時間がゆっくり流れているように感じる時があります。大阪に住んで 10 年 になるが、都会暮らしすると時間に追われている様な気がします。これからの人生、外国特に ヨーロッパのようなスロースタイルを気持ちだけでも心がけて行きたいと思います。

(14)

コミュニケーション広場

☆ 全国の大学を取り巻く環境が激変しつつある昨今ですが、長薬も例外ではない様に思われ ます。私の勤務しています姫路工大も来年には統合して兵庫県立大学として生まれ変わる予 定です。 中辻慎一(特別会員) ☆ 公務では大学院研究科長として国立大学独立法人化に向けた対応で多忙にしております。 私事ですが、今年 3 月に日本化学会賞を受賞し、研究に教育に尽力しております。多くの卒 業生が受賞祝賀会に来てくれて、楽しい 1 日を過ごしました。忙しくて京都にはめったに戻 れません。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。 細見 彰(特別会員) ☆ 体調をくずして居りますので欠席させていただきます。御連絡有難う御座居ました。 松尾 剛(昭和 11 年卒) ☆ さきに亡くなられた遠藤長薬同窓会近畿支部名誉支部長に対する河内敬朝氏の追悼文には 同時代に在学した者として深い感銘を覚えました。1 年後輩で武田薬品に入社した小生とし ては、1 つの大きな支柱を失った感があります。只今、週 1 回福祉施設でデイサービスを受 けて余生を楽しんでおります。 荒木豊成(昭和 12 年卒) ☆ 昔は楽しみにしていた会員名簿を開くのがイヤになって来た。それは年々クラスメイトが 減り、今や 1/5 になってしまった。それも学生時代丈夫であった者が案外モロカッタリする のでショックである。拠って近畿支部でも最年長の部類に入ったことは寂しい限りです。思 うに高齢になると大体 65 歳頃から 5 年毎にフシメが訪れ、予測しない体調がくずれると思う。 そこでこのことを考えて自己のペースをくるわさないよう心掛けるべきである。それには趣 味を内と外に持つことが必要(外部主体が良いか)。気持ちを若く持ち、新しいことに挑戦す ることが肝要と思う。 河内敬朝(昭和 13 年卒) ☆ 宇治市健康だよりに「笑顔」で心身ともに若々しく!!という記事に、笑顔は口に出さなく ても伝わる暖かいメッセージ、自分で進んで笑いかけようと。全くそのとおりで笑顔は心と 体の栄養剤。一日一日を大切に毎日を楽しく過ごそうと頑張っています。 堀 敏晃(昭和 13 年卒) ☆ 今年 3 月頃から体調をくずし寝たり起きたりの日日です。好きな花作りも休業中ですが菊 作りはやりたいなあと思うこの頃です。ご出席の皆様のご健康をお祈りいたします。 市丸 一(昭和 15 年卒) ☆ 最近、体調が悪く欠席致します。皆様に宜しくお伝え下さい。 藤崎茂巳(昭和 15 年卒) ☆ 京都に転居して早や一年が過ぎました。今春は京都の梅、桜をあちこちで十分に楽しみま したが、早や新緑が美しく輝いています。食後 30 分間の散歩を日課とし、楽しみ一つは京都 の由来を訪ね古い歴史をさぐっています。 石津一貫(昭和 16 年卒)

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☆ 病気入院加療中につき失礼します。 森広正明(昭和 17 年卒) ☆ 毎回欠席で心苦しい次第です。皆様それぞれの分野で御活躍の事と思います.小生昨秋よ り若干体調を崩し好きな近所の万葉の故事散策や行事・受講、熊野古道歩きなども休んでおり ます。体調整い次第また歩きたいと思っております。盛会を祈ります。 田中正紀(昭和 19 年卒) ☆ 健康の関係上、出席できません。悪しからずご了承下さい。 石津純正(昭和 19 年卒) ☆ 頑張っておられる先輩諸氏には申し訳もないことながら、心身ともに薬学との縁が薄くな っていく愚生に、長薬同窓会員の資格が未だ存在することに戸惑っております。企画されて おります佐々木先生の特別講演も、関心を引きません。そんなことで欠席する同窓生をご寛 恕ください。 藤井良彦(昭和 19 年卒) ☆ 幹事様方には何時も御世話になり有難うございます。リハビリ療養中のため欠席させて頂 きます。 冨田恒夫(昭和 20 年卒) ☆‘01.12 脳梗塞を発病し,現在治療中につき欠席いたします。佐々木先生のご講演を拝聴出 来ず残念ですが、よろしくお伝えください。皆様によろしく。 五島 巌(昭和 22 年卒) ☆ 申し訳ありませんが今回も欠席させて下さい。 北島先生へ 最近、彼杵大村∼諫早∼小野島と通学した当時に見た風景が頭に浮かぶこと がありなつかしい気分になります。お元気でいてください。皆様にも宜しく。 齊藤長門(昭和 23 年卒) ☆ イラク戦争もフセイン大統領の存在が不明であれば、それだけで忠誠心がばらばらで統制 力のないのはうその忠誠心であったのか。我が国の自衛隊も同じことで心から作り上げない とだめで、戦争中の事を考えると大和魂は少ないと感じた。国の安全、国民の安泰を考える 様に自衛隊を作ることが大切だ。声だけでは駄目だ,誠心誠意ということだと思う。 北島政雄(昭和 24 年卒) ☆ 終戦直後に入学した我々は、諫早市郊外の小野島の地に修学した。昨秋その地に建立され ている「小野島校舎跡」と銘記された石碑が撤去される!との噂を聞き、西村、北島、橋口、 阿部の諸兄と共に小野島の跡地と母校を訪ねて参りました。久し振りに学生気分にひたるひ と時でした。 松前繁樹(昭和 24 年卒) ☆ 体調不良のため残念ですが欠席致します。 橋口勝典(昭和 25 年卒) ☆ 国の医療安全対策の一つに品質管理の手法が取り入れられた。折りしも薬事法の大改正に より、総括製造販売責任者は薬剤師と規定された。医療の重要な担い手として国民に見える 薬剤師が名実共にクローズアップした。 阿部道夫(昭和 26 年卒)

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☆ 近畿に移り住んでから早くも 40 年を過ぎました。無理せず、日々を過ごしています。 支部総会の盛会をお祈り申しあげます。 大嶋高志(昭和 26 年卒) ☆ 散る桜、残る桜も散る桜の句は日本人の心を表現したものだと思います。小生 10 代の頃人 間 50 年此の世に生をうけたもの滅せぬ者なしと教えられました。最近寿命ものびましたが、 健康の自己管理として散歩・書の手習いなどで手、足、頭の運動を日課としております。 佐藤昭二郎(昭和 26 年卒) ☆ 昭和 29 年卒の同期生の多くは定年後九州に帰り、現在は近畿地区には小生と原口君の 2 人 だけになりました。昨年 6 月までは 2 人共神戸に居住し時々会っていましたが、小生が昨年 夙川に転居したので会う機会が少なくなりました。同窓会は再会の良い機会だと思っており ます。大いに利用させて頂きます。 本地川邦重(昭和 29 年卒) ☆ 小手術の予定があり、欠席します。皆様によろしく。 峯 武麿(昭和 30 年卒) ☆ 昨年の夏に古稀を期に「伊丹山の会」に入りました。毎月の山登りではこれ迄単独行では 行けなかった所にも、新しい仲間に何とかくっついて落伍せず山歩きしています。単独行よ りきつい時もありますが色々と勉強にもなり、また違った楽しさと安心感があります。 山戸 寿(昭和 30 年卒) ☆ 院外処方箋の発行率が 50%を越えてくると、FAX 分業のあり方が問われています。送信料 は慣習として薬局側が負担していますが、受益者負担の原則から、患者が自己負担において 送信するか否かを決定すべきというものです。面分業で山ほどの在庫をかかえている保険薬 局に送信料を無料サービスするほどの余裕は全くありません。 毎原政利(昭和 31 年卒) ☆ 開局して 20 年がすぎ「何でも相談薬局」「行ったら希みが持てて楽しくなる薬局」を目指 しています。薬草ハーブのミニ・イングリシュガーデンも二年目に入り苗をわけて上げれる ようになりそうです。殺虫剤を使わずニーム・オイル(インドセダンから)でテントウ虫は 殺さず草食昆虫だけに働き摂食能力を低下させ自滅させる農資材。米国有機農法の認証をう け MOA でも使用。 毎原昭子(昭和 31 年卒) ☆ 昨年 5 月に自由な身になりました。健やかに過ごすには足腰をきたえる、指を動かすこと が大事とトレッキングとエレクトーンレッスンにはげんでいます。この 1 年間、アルプス(ス イス、イタリー、フランス)、九重山、戸隠高原、大山,石鎚山をトレッキングし、自然の美 しさを楽しみました。 白石哲也(昭和 32 年卒) ☆ S32 年卒の同窓会を今年は北九州市で行う予定です。おいしい魚料理と門司レトロの旅を 楽しみにしています。いつも一番ヶ瀬先生が参加して下さいますが、年齢差を感じなくなっ てきています。今回から託児所の準備さすがだと感心しました。よろしくお願いいたします。 白石葉子(昭和 32 年卒) ☆ 最近の薬学周辺の進歩についていけない気持ちです。民事調停の仕事も 3 年目に入り、大 分慣れてきました。ただ、医療関係の調停はまれであり、専門外の領域が多く、図書館で基

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礎知識の導入に追われています。 陣内博己(昭和 32 年卒) ☆ お陰様で無病息災に過ごしております。 高田 統(昭和 33 年卒) ☆ 業務の都合で欠席いたします。ここ数年、ごぶさた致しております。 盛会でありますように。 土田拓生(昭和 38 年卒) ☆ 昨年 3 月末で定年退職し、単身赴任先の福岡から 4 年振りで大阪に戻りました。昨年の長 薬同窓会近畿支部総会には、昭和 40 年卒の同期会が熱海であり、それに出席。今後は近畿支 部総会には出来るだけ出席するつもりですので、よろしくお願いいたします。 江藤好信(昭和 40 年卒) ☆ 昨年 5 月に 60 才を通過しましたが、嘱託で従来の業務を継続しています。大阪ぐらしはあ と 1∼2 年です。 足穂直人(昭和 40 年卒) ☆ 同窓会にあなたも出席してみませんか。なつかしい顔が待っています。青春の頃の思い出 がよみがえります。仕事の繋がりが出来るかもしれません。あたらしい出会いがあるかもし れません。世話人一同お待ちしております。 遠藤寛子(昭和 42 年卒) ☆ 昨年の総会で幹事長に承認して頂き、同窓会役員の一員として頑張りたいと思います。同 期生のミニ同窓会や年に 1 度友人との集まりなど同窓会を利用してください。 梶野 繁(昭和 42 年卒) ☆ 残念ですが、長崎、五島の小学校の還暦同窓会に出席の回答をしてしまいました。また、 来年と思います。 犬塚茂子(昭和 43 年卒) ☆ 医薬品卸に勤務しております。私自身、少しは薬がわかるようになりましたので、昨年よ り MS 向けにと、社内インターネット上で、医薬品知識収得マニュアル作成に取組んでおりま す。「高血圧とくすり」を仕上げたばかりで、まだ、途についたところですが、ライフワーク にしなければと自身に鞭うっております。 林 俊雄(昭和 43 年卒) ☆ 会員の皆々様、お願いです。支部会に新しい息吹を! 世話人になって下さい。あなたの ご奉仕で会は発展します。 夏木令子(昭和 43 年院) ☆ 同期(昭和 44 年卒)の広本さんが世話係されているので在阪の同期の出席者が多くなる事 を期待しています。 前田達也(昭和 44 年卒) ☆ 5 年半、パート薬剤師として調剤薬局に勤めていましたが辞めました。周囲の年長者に「70 才までよ、思うように元気に動けるのは…」と言われて、私も元気なうちに、色々とやって みたいこと、やらなくてはいけない事がいっぱいあるような気がしました。あと 10 数年しか ないとおもうとあせる気分になります。(笑) 西光ひろみ(昭和 45 年卒) ☆ 娘夫婦が里帰りしており、出席できません。孫のおもりを楽しんでいる予定です。 梶保志津子(昭和 46 年卒)

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☆ 夏木令子様へ 勤務先の薬局(枚方市内カタノ薬局)では、毎年摂南大学の学生さんの研修を引き受けて います。今年ももうすぐです。先生のこと聞いて懐かしく思っています。薬剤師の仕事がと てもいいものだと思ってもらえるよう頑張っています。近所の京阪奈病院が 4 月から院外処 方になり,毎日忙しく働いています。患者さんに信頼されるおばちゃん薬剤師に…と日々努 力しているつもりです。 緒方法子(昭和 47 年卒) ☆ 薬から離れて 10 年近くなります。薬のこともわかる針灸師を「売り」にするには、全く知 らない薬も増えてきました。ここらで、また、調剤のお手伝いでもして、新しい知識を吸収 する時期かなと思っています。 岡本美紗緒(昭和 47 年卒) ☆ 2003 年 2 月より京都大学医学部勤務となりました。関西新入りですので、どうぞよろしく お願いします。同窓会総会のご成功をおいのりします。 木原雅子(昭和 51 年卒) ☆ 今、スーパーの中の薬局に勤めています。子供達の弁当作りに忙しい毎日です。 今村敦子(昭和 51 年卒) ☆ 病院移転のため,忙しい日々を送っております。申し訳ありませんが、今回は欠席させて いただきます。 仲野秀昭(昭和 52 年卒) ☆ 昨年、福岡で昭和 52 年卒の同窓会がありました。時の流れを忘れる 1 日でした。5 年後に、 次は長崎でということになりました。今から楽しみです。 高田充隆(昭和 54 年院) ☆ 最近、仕事の上で長薬同窓生にお会いする機会が多く、あらためて長薬同窓会のありがた さを感じています。 中牟田弘道(昭和 55 年院) ☆ 末の子(3 番目)がやっと小 6 です。来年中学に入学したら 17 年ぶりに薬剤師として社会 復帰したい(?)と思っております。さて可能でしょうか? 西岡弘子(昭和 55 年卒) ☆ 4 月から新しく開局した薬局に勤務することになりました。主に小児科の処方が多く、新 規開院の割に処方箋の枚数が多いので気をつかうことが多くかなり大変です。 白倉利恵(昭和 56 年卒) ☆ 夫が癌のため死亡しました。私も 7 年ぶりに病院薬剤師として復職しました。 藤田聡子(昭和 57 年卒) ☆ 転勤のため、住所変更しました。せっかくのお誘いでしたが、近畿支部総会、一度も出席 できず申し訳ありませんでした。 相葉啓子(昭和 58 年卒) ☆ 勤務時間が一定の職場という理由で医薬品卸業界に足をふみ入れてはや 12 年。業務内容も 社名もどんどん変わっていきます。おもしろくもあり、大変でもある今日この頃です。 吉森由香(昭和 59 年卒)

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☆ 博多で開かれた S60 年度の同窓会に出席しました。なつかしい顔ぶれとの再会に会話もは ずみ、2 次会は 1 時間の延長も…。幹事さんありがとうございました。 近畿支部総会も楽しみにしています。 五十嵐小百合(昭和 62 年院) ☆ ホームページをアップ致しました。まだまだ未熟ですが、少しずつ成長してゆきたいと考 えております。準備が遅れたことをお詫びいたします。 尾山廣・洋子(昭和 62 年 院) ☆ 昨年春、熊本から神戸へ転居してきました。6 才・2 才の娘と生活しながらやっと慣れてき たところです。 山本みずほ(昭和 60 年卒) ☆ 昨年の春に新居に移り、それと同時に主人は東京の方へ、単身赴任となって、1 ケ月に 1 度位、家にもどれるかなという感じです。なかなか出席できなくて申し訳ありません。皆様 に、よろしくお伝え下さい。 井上善雄(昭和 60 年院) ☆ 医薬情報部へ転属になってからはや 1 年余りですが、毎日副作用情報と格闘しております。 中河直樹(昭和 63 年院) ☆ 昨年 7 月、夫の転勤で、大阪にまいりました。佐々木先生がいらっしゃるとのことで、薬 剤卒なので、出席したかったのですが、都合がつかず、申し訳ありません。薬剤師のパート 勤務をしております。 生駒美奈子(昭和 63 年卒) ☆ 昨年 10 月から神戸学院大学にお世話になる事になりました。医療薬学教育研究に尽力を尽 くして参りたいと思っております。皆様のご指導のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。 お近くへお越しの際にどうぞお立ち寄り下さい。当日は、関東の同窓会で講演を依頼されて いるため出席できません。お許し下さい。 徳山尚吾(昭和 63 年院) ☆ いつも欠席で申し訳ございません。主人の転勤により 6 月から東京となりました.子供が 小さいこともあり関西在住中は全く参加せず失礼致しました。今回は託児所付とのことでと ても有り難いことです。幹事様お世話になりました。 森川かおる(平成 2 年卒) ☆このたび、主人の転勤により、石川県金沢市に転居いたしました。穏やかな城下町で、お魚 がとてもおいしい所です。長崎がますます遠くなりましたが、小学校に入学した子供の笑顔 に励まされ、元気にがんばっています。いつも欠席ばかりで申し訳ありません。 田殿香代子(平成 3 年卒) ☆ 進学すべきか、社会復帰すべきか。悩み多き四年生です。会報が発行される頃には進路も 決まっていることでしょう。 齊藤みどり(平成 8 年卒) ☆ 夫婦そろって出席したかったのですが、私用により欠席させていただきます。佐々木先生 をはじめ諸先輩の皆さん、同窓生に会えないのは残念です。またの機会を楽しみに、1 年頑張 りたいと思います。 目良国寛(平成 12 年院)・知美(平成 11 年卒)

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平成 14 年度長薬同窓会近畿支部収支決算報告書

平成 14 年 4 月 1 日∼平成 15 年 3 月 31 日

長薬同窓会近畿支部

収入の部 支出の部

科 目

金 額

科 目

金 額

前年度繰越金

661,303 総会費

162,114

総会会費

208,000 通信費

108,910

近畿支部年会費

370,000 会議費

133,336

広告料

30,000 印刷代

206,850

雑収入

10,000 本部総会出席費用

46,760

雑費

18,650

次年度繰越金

602,683

合 計

1,279,303

合 計

1,279,303

∼近畿支部ホームページ開設のお知らせ∼

先般、近畿支部のホームページを開設いたしました。 URL http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/dousou/shibu/kinki/index.html 未だ不備で、調整を進めております。 ご意見、ご要望などございましたら、下記のメールアドレスへお願いします。 Mail to oyama@ipc.kit.ac.jp なお、本ホームページは、長薬同窓会・伊藤潔先生のご援助のもとで運営しております。

∼近畿支部年会費のお願い∼

会運営のため、会費¥2000-.の納入にご協力下さい。 当会費は、支部総会の受付でもお支払い頂けます。

参照

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