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(1)

標準旅行業約款の見直しに関する検討会(第2回)資料

COPYRIGHT JAPAN ASSOCIATION OF TRAVEL AGENTS 2011

資料4

(2)

目次

1.第1回検討会における宿題事項

2.旅行業者に生ずる取消料等の実態

3.クルーズの取消料等の実態

4.特別な目的を組み入れた旅行の取消料等の実態

参考1 海外主要国のパッケージツアーの取消料について

参考2 海外募集型企画旅行の取消料の推移について

P.1

P.2

P.6

P.7

P.10

P.11

(3)

1

1.第1回検討会における宿題事項

(1)旅行業者に生ずる取消料等の実態

①PEX運賃・申し込み時期・取消時期

②販売管理費

③クルーズの取消料等の実態

④特別な目的を組み入れた旅行の取消料等の実態

(2)海外主要国のパッケージツアーの取消料について

(3)海外募集型企画旅行の取消料の推移について

*サービス提供機関の課す取消料・違約料、払戻手数料等を「取消料等」とする。

(4)

2.旅行業者に生ずる取消料等の実態

① 海外募集型企画旅行におけるPEX運賃とIT運賃の割合 ・JATA会員旅行業者のうちIT運賃の利用からPEX運賃を利用せざるを得ないという割合は約70% 【参照:資料A】 ・JATA会員旅行業者のうちIT運賃とPEX運賃のシェア【参照:資料A】 (推定値) IT運賃利用 PEX運賃利用 募集型企画旅行 約75% 約25% ・日本発国際線週間提供座席数は、2006年(夏)から13%減少。 2006年(夏)4,270便/728,623席 → 2011年(夏)4,219便/633,021席 (1便あたり約171席) (1便あたり約150席) → 航空機の小型化(直接販売の強化→PEX席の増加) ① 海外募集型企画旅行は、PEX運賃を利用する割合が増えてきている 25% ② 海外募集型企画旅行の申込みは、旅行開始日の「31日前まで」に 84.4%(「91日以上前まで」で18.8%) ③ 海外募集型企画旅行の取消率は、48.6%、(そのうち87.5%=約43%が「31日まで」に取消す)

(1) 海外募集型企画旅行の運賃・申込時期・取消しの現状

②及び③ 海外募集型企画旅行の申込時期・取消しの現状 【参照:資料B及びC】

(5)

3

(2) 航空会社が課す取消料等の実態

① PEX運賃は、「発券後の取消し」は、取消し時期にかかわらず必ず取消料等が必要(「旅行業者のリスク」が発生)。 【参照:資料D】 ② IT運賃は、発券期限が遅いので、「旅行業者のリスク」はまず生じない。 【参照:資料D】 ③ 「旅行業者のリスク」を避けるため、PEX運賃座席手配を遅らせると座席の確保自体ができない(債務不履行 の)リスクを負う(発券しないと座席の確保ができない)。 ④ 旅行業者は「旅行を取消した人」のために、少なくとも大手5社で76億円、旅行業者全体で149億円の取消 料等を負担。 *旅行取消者数のデータがないため、旅行申込者数と取消状況から推計 旅行申込者数:約626万人(322万人÷(100%-48.6%))-旅行者数:約322万人=旅行取消者数:約304万人 航空会社に支払う取消料等 約款規定の取消料 この期間は取消料を収受できない=旅行業者のリスク 座席手配・発券 座席取消し 9月1日 5月10日 8月2日 5月2日 ① PEX運賃は予約後3~7日以内に発券し、発券後は約1万円~3万円程度の取消料等が必要。 ② IT運賃は、旅行開始14~3日前までに発券し、取消料等はおおよそPEX運賃の半額程度。 ③ PEX運賃であっても、申込みを受けると座席の確保のため予約・発券を行う必要がある。 ④ 「旅行を取消した人」のために、少なくとも149億円の取消料等を「旅行をした人」が負担している。 総申込者数の 48.6% 約76万人 31日前(41日前)時点 旅行の総申込者(約626万人) 旅行を取消した人(約304万人) 旅行者(約322万人) PEX運賃 IT運賃 PEX運賃 IT運賃 (PEX運賃:IT運賃=25%:75%) PEX運賃(約304万人×25%=約76万人) × 最低1万円 = 76億円 *大手5社で少なくとも76億円の取消料等を支払っている(推定) *旅行業者全体では少なくとも149億円の取消料等を支払っている(推定)

(6)

(3)販売管理費について

航空運賃、宿泊代金、バス代等→いわば預かり金(サービス提供機関に支払うもの) (旅行業者が手配するサービス) 添乗員経費、日程表、旅行サービス用品等、旅行特別補償保険料等 (旅行業者が自ら提供するサービス・経費等) 販売手数料 受託旅行業者への販売手数料 人件費 :取引条件説明、書面の交付、 広告宣伝費 :パンフレット作成コスト 調査費 :現地調査 利益(営業利益) 「販売管理費」とした。 収入(粗利) 旅行代金 サービスの対価 (直接原価) その他原価等 (旅行運営経費) ① 海外募集型企画旅行の契約成立後の取消しによる事務負担(各種手配業務や取消しに係る事務) は、旅行開始日の31日前の取消(総申込者数の約43%)分は回収できていない。 ② とりあえず申し込む者による一部受付窓口の混雑の問題もある。 【参照:資料E】

(7)

5

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旅行代金 その他原価等 (旅行運営経費) サービスの対価 (直接原価) 収入(粗利) 収受する取消料 販売手数料

【海外募集型企画旅行の取消料の「旅行する者」への負担転嫁のイメージ】

旅行代金 サービス提供機関への 取消料等

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旅行代金 その他原価等 (旅行運営経費) サービスの対価 (直接原価) 収入(粗利) 収受する取消料 販売手数料 旅行代金 サービス提供機 関への取消料等 ¾ 回収できない取消料を旅行会社が負担している場合と、旅行代金に転嫁している場合がある。 ¾ 適正に取消料を回収することにより、「旅行をした人」の負担の軽減が必要。

現行

改正案

サービス提供機関への 取消料等

(8)

3.クルーズの取消料等の実態

① 「フライ&クルーズ旅行」は、申込みが早い傾向。「91日前まで」に61.8%が申込む(推定)。 ② 「フライ&クルーズ旅行」 は、全日程のうちクルーズ日程の占める割合が50%以上であるツアーが84.2%と高い。 【参照:資料F】 ③ 現行の個別認可約款(クルーズ日程が全日程の50%以上の場合はクルーズの取消料率の2分の1以内)のため、 クルーズ日程の占める割合の拡大により、旅行業者の「フライ&クルーズ旅行」の取消料の負担が増大。 ④ 旅行者からの取消料では船会社の取消料を賄えないリスク(「旅行業者のリスク」)が顕在化。【参照:資料G】 ① 「フライ&クルーズ旅行」の申込みは他の海外募集型企画旅行と比べて早期に申込み ② 「フライ&クルーズ旅行」における「クルーズ日程が50%以上が84.2%」、「80%以上が47.9%」 ③ 旅行業者の「フライ&クルーズ旅行」の取消料の負担が増大 ④ 旅行者からの取消料<クルーズ船会社への取消料等 【例】 B社「メキシカンリビエラクルーズ7日間」 申込・取消の時期 申込人数 増減 船会社の取消料等 損害額 59日前~45日前 26 44日前~15日前 20 △6 11,170円 67,020円 20 旅行開始日 20

(9)

7

4. 特別な目的を組み入れた旅行の取消料等の実態

特別な目的に係る入場券は、基本的には、「取消料」の概念は無く、購入したら、払戻不可。また、特色が強い、 あるいはピーク時のホテルは取消料等が厳しい。 例:ミラノ・スカラ座とイタリアン・リビエラの旅8日間 【参照:資料H】 ・旅行代金47.5万円 ・チケット額面価格: 187ユーロ(約2万円) ・チケット実質相場:1,380ユーロ(約15万円) ・ホテル 通常価格: 270ユーロ(約3万円) ・ホテル 実質価格: 363ユーロ(約4万円) ・ホテル 取消条件:90日前から宿泊代金の100% *1ユーロ=110円で換算 例:ウィーンフィルハーモニー ニューイヤーコンサート7日間(2008年12月29日発) ・旅行代金165万円 ・チケット額面価格: 780ユーロ(約12万円) ・チケット実質相場:2,300ユーロ(約37万円) ・ホテル 通常価格: 807ユーロ(約13万円) ・ホテル 実質価格:2,395ユーロ(約38万円) ・ホテル 取消条件:90日前から宿泊代金の75%、30日前から90%、21日前から100% *1ユーロ=160円で換算(当時の為替レート) ※ 本ツアーは、旅行業者の取消料の負担が大きく、取りやめられた海外募集型企画旅行

特別な目的を組み入れた旅行=魅力あるツアーの場合には「例外」規定も必要。

しかし「例外」の適用範囲については更に検討が必要。

① 特別な目的を組み入れた海外募集型企画旅行は、「その目的の取消料等>旅行者からの取消料」と なる。 ② 旅行業者がリスクを取りづらいため、魅力的な商品造成につながらない。

(10)

(実態①) ・ 海外募集型企画旅行の航空券は旅行開始30日以上前から取消料のかかるPEX運賃が主流とな りつつある(航空会社の航空券販売方式の変化による外部環境の変化)。 ・ 海外募集型企画旅行の申込みは31日前までが全体の84.4%であり、48.6%が取消し、約 43%が旅行開始31日より前に旅行を取消し。 ・ 現行の標準約款では「旅行を取消した人」に、PEX運賃の取消料等を請求することができず、旅行 会社が実質的に負担している(※)。 → 結果的に、海外募集型企画旅行で「旅行した者」に少なくとも約149億円の取消料を転嫁。 ※ 「旅行を取消した人」に要した事務コストの負担もある。(受託販売の場合は、受託旅行業者の実質“ただ働き”となっている。)

【まとめ】

(見直し①) ・ 海外旅行に係る取消料を改正 → ・90日前以降41日前まで:設定なし→10%以内 ・40日前以降31日前まで:ピーク時は10%以内→10%以内 (ピーク時は15%以内) ・30日前以降22日前まで:20%以内→15%以内 ・21日前以降15日前まで:20%以内→現行どおり ・14日前以降3日前まで :20%以内→35%以内 ・前々日以降当日まで :50%以内→40%以内 ・旅行開始後の解除無連絡不参加:100%以内→現行どおり

(11)

9 (実態②) ・ クルーズ代金の取消料等は様々であるが、現行の個別認可約款の「認可の条件」では、「旅行者 の取消料<クルーズ船会社への取消料等」となる場合がある。 (見直し②) ・ 標準旅行業約款に新たに「フライ&クルーズ旅行に係る取消料」を設定。→「旅行日程中に3泊以 上のクルーズ日程を含む募集型・受注型企画旅行契約:クルーズ会社その他の運送・宿泊機関等 の定める取消料・違約料の合計額以内の額」 (実態③) ・ 特別な目的の入場券等では、払戻不可のものがあり、海外募集型企画旅行の取消しがあった場 合の「旅行業者のリスク」が大きい。 (見直し③) ・ 標準旅行業約款の備考欄に新たに追記。→「契約書面に運送機関、宿泊機関、食事提供施設、催 し物の主催者その他の運送・宿泊機関等が定める取消料、違約料その他の費用の金額を明示したと きは、第1項から第4項までによらず、当該明示した金額の合計額以内の額を取消料とする」

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【参考1】 海外主要国のパッケージツアーの取消料について

¾ 諸外国のパッケージツアーの取消料は、国により異なるが90日前後から発生するものが多い。

¾ 日本の現行約款は諸外国と比べると、現行約款は取消料を賦課する時期が遅い。

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【参考2】 海外募集型企画旅行の取消料の推移について

●昭和46年 「旅行あつ旋業法」の改正(「旅行業法」へ名称変更) ・旅行業約款に「認可性」の導入 ・旅行業約款(例):特別航空運賃を利用する主催旅行は「60日前から申込 金の額の範囲内」 ●昭和57年 「旅行業法」の改正 ・標準旅行業約款の導入 「30日前から20%以内」 ・これ以来、取消料に関する公式な検討はなされていないもよう ●平成13年4月 「消費者契約法」施行 【参照:資料 K】

参照

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