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「情報処理学会論文誌:教育とコンピュータ」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. 教育とコンピュータ. Vol.2 No.1 i–ii (June 2016). 「情報処理学会論文誌:教育とコンピュータ」の 編集にあたって 角田 博保1,a). 1. 第 2 巻第 1 号刊行にあたって 「情報処理学会論文誌:教育とコンピュータ」 (TCE)が 刊行されまして 2 年が経ちます.招待論文 8 編を除いてそ. 2. 本号掲載論文の紹介 本号では招待論文 2 編を含む 6 編の記事を掲載してい ます:. の間に投稿されたものが 59 編.そのうち 21 編が採録と. • 「情報系の学科・大学院で,専門家としての情報科教. なっています.まだ 17 編は査読中ということで,現段階で. 員を積極的に育てるべき必要性について—わが国の情. 採録,不採録の決まったものの中での採録率は 57%となっ. 報教育の基盤をつくる—」は,今後の学校教育の中で. ています.. 情報教育の専門家として主導的な役割を果たすと考え. TCE が創刊するまで毎年続けていた「教育とコンピュー. られる情報科教員を,情報系の学科・研究科を持つ大. タ」特集号を振り返りますと,最終の 2014 年 1 月号では. 学において積極的に送りだす必要があることを,わが. 41 編の投稿で 29%の採録率でした.それ以前も 20%台の. 国の情報教育の現状,いま進められている教育改革の. 採録率であったことを考えると,TCE になってからの採. 見通し,高校の情報科の新科目の検討等を,順を追っ. 録率の向上は狙い通りと考えることができると思います.. て精査し,議論しています.. 特集号の投稿が 30∼40 編ほどでしたから,投稿数として. • 「Informatics Concepts and Computational Thinking. は同様の量が保たれています.この採録率の増加は,やは. in K-12 Education: a Lithuanian Perspective」は,リ. り,照会回数に制限を置かないという査読の仕方の柔軟化. トアニアの初中等教育(K-12)における情報学の重要. が影響しているものと思われます.投稿数も 2014 年が 24,. 性を取り上げ,最新の情報学カリキュラムに焦点をあ. 2015 年が 33 と増加して来ており,そろそろ軌道に乗りか. て解説し,また,ビーバーコンテストを通した情報学. かったかと思われます.また,ショートペーパーの採録数. の概念や計算論的思考(computational thinking)の. が 7 編と全体の 3 分の 1 を占めていることも,新しいカテ. 非公式的な教育の重要性を,例を用いて論じています.. ゴリを導入したことの意義が認められると考えられます.. • 「Detecting Learning Styles in Learning Management. ただし,採録までにかかった日数をみますと,平均で約 7. Systems Using Data Mining」は,教育におけるデータ. カ月となっています.特集号の場合が同じく約 7 カ月です. マイニング利用の 1 つとして,Moodle のログを解析. ので,こちらは思った成果はまだでてきていません.照会. して個人の学習スタイルを予測することを目標にし,. を何度も可能にしたことから,必然的に判定期間は延びる. Weka の利用において,J48 決定木クラス化アルゴリ. ことになりますが,編集委員会として気を引き締めて,判. ズムがうまく働くことを示すとともに,教示者と学習. 定期間短縮のためにますます努力していかなければと思い. 者が効率良く学習成果を達成できるように,クラスの. ます.全体で考えますと,TCE は順調に船出を開始した. 学習スタイルを視覚化するグループ学習マップを提案. と思います.今後,TCE がますます発展していけますよ. しています.. う,みなさまには,ぜひ投稿をよろしくお願いいたします.. • 「コンピュータ・アルゴリズムの「発見・記述・伝達」. なお,記事執筆および投稿案内,編集細則,査読方針,査. を導く授業の実践と評価」は,学習者が潜在的に有す. 読や編集の手引き等の詳細については,学会の WEB ペー. るアルゴリズム的思考だけで,どこまでコンピュータ・. ジをご覧ください.. アルゴリズムの発見,構造的な記述,伝達ができるの かを授業実践を通して調査し,学習効果の向上が期待. 1. a). 電気通信大学大学院情報理工学研究科 Graduate School of Informatics and Engineering, The University of Electro-Communications, Chofu, Tokyo 182–8585, Japan [email protected]. c 2016 Information Processing Society of Japan . できる授業方法を提案しています.. • 「現実の地域課題解決を対象としたソフトウェア開発 PBL の実践」は,リアル PBL に関して,多くの先行研. i.

(2) 情報処理学会論文誌. 教育とコンピュータ. Vol.2 No.1 i–ii (June 2016). 究を調査し,地域の現実課題を対象としたソフトウェ ア開発 PBL の実践について,地域組織との連携やリ スクに関して詳細に記述・分析しています.. • 「公文書公開手続きの情報科教育法への活用」は,行 政機関の公文書という生の情報を収集することは重要 であるとの観点から,大学の教職科目の情報科教育法 への公文書公開手続きの活用について,実践例ととも に議論しています.. c 2016 Information Processing Society of Japan . ii.

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参照

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