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新しい交通路が観光地の競争に与える影響について−ハフモデルを用いた交通路建設の効果分析−

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Academic year: 2021

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さモ・「㌫・15 20ゆ3年日本オペレーションズ。リサーチ学会

春季研究発表会

新じ』も交通路が観光地の競争に卑見る影響につ』もて

−ハブ電デルを用いた交通路建設の効果分析− 01606150 明海大学 三浦英俊 Hjdeも08hiMiura 皿 はじめに 観光地の経済活動は.他都市から来る来訪者が使う お金に左右される.観光収入は来訪者の数に応じて増 えるわけなので,どの観光地も旅行客を呼び込むため に,観光の魅力を高めるさまざまな努力をしている.一 方で,旅行者は目的観光地の選択にあたっては.観光 地の魅力はもちろんであるが.移勒にかかるコストも 考慮するであろう. む大都市との移動コストを小さくするようなインフラ (道路,橋.空港など)の整備は.観光地を訪れる旅行 者数に影囁を与える,と考えられる.本研究では.旅 行者の住む1つの大都市と.旅行者を奪い合う康争関 係にある複数の観光地を考えて,大都市と観光地のあ る地域を結ぷインフラ整備による移動コストの低下が, 観光地の来訪者数に与える影響について考察する. 衷1‥観光地qにかかわる変数の一琵 完成前 完成後 差 移勤コスト 句 彗 ‘j=可一句 吸引力 ¢j=芳一ム 獲得シェア 朽 再 したコストが,使用しない場合のコストが高くなる場 合にはト新交通絡を使用しないと仮定し・彗=句であ るとする.当然ながら¢1,¢2≧0である・このとき完 成後のシェアかま以下のように番ける・ ム+¢J 巧= 伏+・‥+ん)+(¢1+・‥+ん)● 上式から,新交通路の完成がqがシェア拡大に有利に 働くためには・すなわちp;>勒であることは・ > (2) i≠ブ と同値であることを得る・(2)式の意味するところは, qにとって元の吸引力に対する吸引力増加分の比が. 他観光地の吸引力増加分合計と元の吸引力合計の比よ りも大きいならば,新交通路の恩恵を宰受し,ライバ ル観光地から観光客を奪い取ってシェアが大きくなる, ということである.

2 新交通路による観光客シⅡアの変化

ここで大都市Cbと,n偶の観光地Cl,…,Cnを考 える.これらの観光地は,Cbから来る観光客を奪い 合うライバル関係にあるものとしよう.ここで,観光 地の獲得する旅行者数のシェアがハフモデルによって 記述されるとする.Cもから観光地への移勒コストを

引ノ=1,‥・,柁),それぞれの魅力度をち(ノ=1,・・・,−−)

とする・観光地qがGの旅行者を吸引するカムが 重力型の修正ハフモデルで

ん=,(J=1,・‥,n)

(1) で与えられるとしよう.ここでα,7は正のパラメータ である・このときqが獲得する旅行者のシェア朽は 3 望観光地の競争 1次元空間にqいCl,C2と新交通路を配置し,2観 光地および新交通路の3者の位置関係によるシェアの 変化について考察する.はじめに(1次元上とは限ら ず)m=2のときにpl>♪1となる条件を求める・(2) 式に(1)式を代入して整理すると, > (3) を得る.2観光地の場合は新交通路によるシェアの変化 は,魅力の大きさちと,パラメータα,Tは関係せず, 元の移軌コストと新交通絡完成後のコスト減少分のみ に依存する・例えばfl=f2(2観光地の移動コストの減 PJ= /1+‥・+ん である.ここで.C。と観光地のある地域を結ぶ新しい 交通路が完成して,移動コストちが変化したときの巧 の変化について考喪する.新交通路完成後のCbから qへの移動コストをd;・吸引力を〃,シェアをp;と する.また.新交通絡完成による移動コスト減少分を ナノ.吸引力の些全を¢jとする(表1)・新交通路を使用 一旦72− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

少量が等しい)であるなら掛売成前のCoからの移動 コストが小さい観光地のシェアが拡大することが分か る・またfl=0(新交通絡を使っても移動コストが低下 しない)の場合は.シェアは大きくなることはない. 次に1次元地域を考え,この上にCo,Cl,C2の座 標を0,エ1,エ2で与える.ここではC。からClおよぴC2

Co

C1 C2 ト 巨…て…=ま二=■1 x 新交通鵡 図1:2観光地のモデル への移動コストを移動時間で与えることとする.移動 速度をuoとすると,申ま0を原点として, Xl 0 0.5 s l.0 1.5 2.0 1 図2‥Cl.Gの位置とシェアの変化の関係 (ノ・=1,2) 可 = ごj 石 川 .●− ●一●ヽ■力 C pl■>pl pl●<pl pl■>pl Co である.ここで0を端点とする長さJの新しい交通路 が完成し,交通路上をu(v>uoとする)で移動可能で ある きないものとする・座標5を彗=dJとなる分岐点と する: ノ竺竿(Ⅹ1=0・9) 0

㌍苛軍顎警半 0・9、1・0

Cg :Cレ′■ ’「 叩(Xl=1・1} 0

㌣甥ぐ

0.971.01.1 図3‥固定したClに対するシェアの増減 である場合は,2観光地とも新交通路完成はシェアの 変化を隼じない・ 図3は,Clが新交通路の先端よりもCo側にある場 合(£1=0.9)と,先端掌りも外にある場合(ェ1=1.1) のC2の位置に対するシェアの増減を示す.前者のよう に自らの位置を越えて新交通路ができると,新交通路 が有利に働かずにGにシェアを奪われる可能性が高 くなる.いずれの場合でも,自分よりもライ′くルが新 交通路の端点の近くにある場合は,新交通路の完成は シェア減少をもたらす. 申0+〃) β = 21ノ ェl.苫2ともにぶより原点0側に立地する場合には新交 通路を使うと移動時間が余分にかかる. 完成後の移動コスト彗は以下のように与えられる・ ≦5’’ (5)

d;=〈‡+誓;:≡;:,

よって.新交通路完成による移動コス■ト減少量tl,(2は ≦5), f=

(妄1‡.童」ご≡:;)

(6) となる・(4),(6)を(3)式に代入すると,〝1>plとな る2観光地の位置の条件は Juoェ2+l仁一Jl巨苫2<hoェ1+lJ一拍叫1(7) と書ける. 5 おわりに 本研究では,旅行者の観光地の選択をハフモデルで 仮定し,観光地間の競争にインフラ整備が有利に働く 条件について考察した.今後の課題として,(1)実際 にハフモデルを適用することの妥当性についての検証, (2)2 参考文献 【り栗田治(2002):高速輸送機関の発達が地域の商業売り上げ に与える影響鵬ハフ・モデ/レに基づく解析学的アプローチー, 日本OR学会春季研究発表会アブストラクト集,pp.16&167.

4 2観光地競争の数値例

J=1.uo=1,U=2として.(7)式から.J)1>J}1,す なわちC】のシェアが大きくなるような2観光地の位置 関係を図2に表す・図2灰色の領域は.J)i>plとなる 2観光地の位置を示す・また0≦エ≦5かつ0≦エ≦β −I7j− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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