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非対称な両手力発揮における力とタイミングの制御
教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 生活・健康系(保健体育) コース 別 府 尭 明 I 緒言 Steglich et al(1999)は両手同時の力発揮を用い て左右異なる目標値に力を一致させる乱曹を行い, 力発揮の準備時間の変化が両手の力制御に与える 影響について検討した.その結果,準備時聞が最 も短い時は左右の手の力を目標値の20%MVCと 40%MVCに設定していたにもかかわらず,左右の 目標値の中間である 30%MVCに近づいた.この ことから,力発揮の準備時聞が短い時に両手の力 は引き込まれた.しかし,準備時間の増加に伴っ て両手の力は目標値に対して力発揮された.この 結果から,準備時聞が長いと力のパラメータをプ ログラムする時聞が増加し,両手は左右異なる目 標値に対して力発揮ができた.しかし,準備時間 が短いと力のパラメータをプログpラムする時間が 減少し,左右異なる力をプログラムできずに両手 で同じパラメータで、力発揮を行ったと考えられる. 表1. 3つの課題と 2つの条件での力の目標値 Fo陀eTarget (%MVC) Task 10-5 20-5 30-5 Condition Left high Right high Left high Right high Left high Right high Left-hand Right-hand 10 5 5 10 20 5 5 20 30 5 5 30 指 導 教 員 乾 信 之 しかしながら, Steglich et al(1999)の研究は力の 左右差が20%MVCと40%MVCのみの課題であ ったため,力の左右差が2倍以上の課題で運動間 隔に対応した結果は十分に検討できていない. したがって,本研究は力の左右差の増加が力制 御に与える影響について検討するために力の左右 差が 2 倍以上の課題を被験者の 5%MVC~30% MVCの聞から3つ設定し,力発揮の準備時間が力 制御に与える影響について検討するために運動間 隔を遅い1000msと速い500msに設定した. H 方法 被験者は右利き 10名,左利き 5名の男子学生 (22.5土2.34歳)で、あった.被験者は両示指の先端 掌側部をロードセルに付けたままで、周期的な等尺 性力発揮を行った(図 1).はじめに,被験者の MVCを測定するために両示指の力発揮を3秒間3 回行い,その平均値を被験者の MVCとした.運 動課題は両手同時に力発揮し,左右の手で異なる 図1.実験風景- 400 - 結果と考察 亜 目標発揮筋力に一致させることで、あった.左右の 図 2は 3つの課題における左利きと右利きの 手の目標発揮筋力を各被験者の MVCの 5%,10%,