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保育所における保育課程の編成に関する研究

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Academic year: 2021

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帝塚山大学現代生活学部紀要 第7号 n7∼132

(2011)

保 育 所 に お け る 保 育 課 程 の 編 成 に 関 す る 研 究

A Study of Formulating Curricula at Nursery Schools

清 水 益 治 ・ 小 椋 た み 子 ・ 鶴  宏 史 ・ 南  憲 治

Masuharu Shimizu, Tamiko Ogura, Hirofumi Tsuru, Kenji Minami

要  旨

全 国 の保 育 所 の20 分 の 1 に あ た る1n5 ヵ 所 に 調 査 票 を 送 付 し、 保 育 課 程 の 編 成 状 況 を 尋 ね る と と もに、 編 成 し た 保 育 課 程 を 1部 提 供 し て も らえ る よ う 依 頼 し た。 191の保 育 所 が 編 成 状 況 を 尋 ね る調 査票 に回 答 し た。 65の保 育 所 が 保 育 課 程 を 提 供 し た。 こ れ ら を 分 析 し、 以 下 の 2つ の結 果 を 得 た。(1) 保 育 所保 育 指 針施 行 後半 年 の 時点 で は、 保 育 課 程 を 編 成 し て い る保 育 所 の 割 合 は高 く な い。 編 成 して い る と こ ろで も 画一 的 な もの が多 い。 編 成 時 に 保 護 者 の 意 向 を 把 握 す る こ と や 編成 さ れ た保 育 課 程 に お け る保 育 の内 容 を 評 価 す る こ と は、 ま だ 進 ん で い な い 。(2 ) 保 育 課 程 に おけ る「 言 葉 」 の 領 域 の 記述 に は、 適 当 な キ ー ワ ード が 年 齢 ご と に 存 在 す る。 ま た保 育 課 程 の詳 細 な記 述 は、 そ の 領 域 に お け る 子 ど も の 発 達 を 支 援 す る 関 わ り 方 を も示 す もの と な る。 こ れ ら の 結果 を 保 育 所 保 育 指 針 や そ の解 説 書 の記 述 、 及 び保 育 課 程 編成 の方 法 に関 連 づ けて 議 論 し た。

キ ー ワ ー ド

保育 課程 の 編成 、 保育 所 保育 指 針、 領 域「 言 葉 」

は じ め に

現 行 の保 育 所 保育 指 針 は、 平 成20 年 3月28 囗に 改 定 ・ 告 示 さ れ 、 平 成21 年 4月 1 囗か ら施 行 さ れて い る。 今 回 の 改定 で 大 き く変 わ っ た こ と の一 つ に、 各 保 育 所 に 保 育 課 程 の 編 成 が 義 務 づ け ら れ た こ と が あ る。 保育 課 程 の定 義 は、 保 育 所 保 育 指 針 に は 明 示 さ れ て お ら ず 、 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 ( 厚 生 労 働 省 、2008) か ら は「 こ れ ま で 「 保 育 計 画 」 とし て い た 保 育 の 全 体 計 画 ] を 改 め た も の 、「 保 育 所 保 育 の 全 体 像 を 描 き 出 し た も の」、「 保 育 所 保 育 の 根 幹 と な る」 も の、 な ど と読 み 取 れ る。 こ の よ う に 法令 上 の定 義 は 曖 昧 で あ る が、 編 成 の 仕 方 に つ い て は 保 育 所 保 育 指 針 や 同 解 説書 に 様 々 な指 定 や 制限 か お る。 例え ば、 保 育 所 保 育 指 針 に は「 保 育 課 程 は、 各 保 育 所 の保 育 の 方 針 や 目標 に 基づ き、 第 2 章( 子 ど も の 発 達) に示 さ れ た 子 ど もの 発 達 過 程 を 踏 ま え 、 前 章 ( 保 育 の内 容 ) に 示 さ れ た ね らい お よ び内 容 が 保 育所 生 活 の全 体 を 通 し て、 総 合 的 に 展 開 さ れ る よ う、 編成 さ れ な け れ ば な ら な い] と あ る。 こ の こ と か ら 、 保 育 課 程 に は 、 発 達 過 程 に 応 じ た ね らい や 内 容 が必 ず 記 さ れ る こ と に な る。 こ こ で 述 べ ら れて い る 「 ね ら い や 内 容 」 に つ い て 、 著 者 ら ( 南 、2008; 小 椋 、2008; 小 椋 ・ 綿 巻 、2010 a 、 2010 b; 清 水 、2009; 鶴 、2005) が 興 味 を 持 って い る 「 こ と ば」 に 関 し て は、 保 育 所 n7

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保育 指 針 の 厂第 3章  保 育 の内 容] に 、「 言 葉」 の 領 域 か お る。 こ の 領 域 は、「 経 験 し た こ とや 考 え た こ と など を 自 分 な り の言 葉 で 表 現 し、 相 手 の 話 す 言 葉 を 聞 こ う と す る 意 欲 や 態 度 を 育 て 、 言 葉 に対 す る感 覚 や言 葉 で 表 現 す る力 を 養 う] も の で あ り、 3つ の ね ら い と12 の内 容 が 掲 げ ら れ て い る。 例え ば、 そ の 「 ね ら い」 に は、 ① 自 分 の 気 持 ち を 言 葉 で 表 現 す る楽 し さ を 味 わ う] とい っ た もの が 含 ま れ て お り、「 内 容 」 に は 「 ① 保育 上 等 の 応 答 的 な関 わ り や 話 し か け に よ り、 自 ら言 葉 を 使お う とす る 」 と い っ た も のが 含 ま れ て い る。 そ こで 、 各 保 育所 に お け る保 育 課 程 に つ い て、 厂言 葉 ] 領 域 に 焦点 を あ て て 分 析 す る こ と で 、 保 育 所 が 子 ど も の 「 こ と ば 」 を 伸 ば す た め に 、 ど のよ う に環 境を 整 え 、 保 育上 等 は ど の よ う に 子 ど もに 働 き か け て い るか を 知 るこ と が で き る と思 わ れ る。 本 研究 の 目 的 は 次 の 2 つ で あ る。 ① 保 育 所 保 育 指 針 施 行 後 半 年 ( 平 成21 年10 月 ) の 時 点 で 、 保 育 課 程 の編 成 状 況 ( 保育 所 保育 指 針 や そ の 解 説 書 に 応 じ た 編 成 が な さ れて い る程 度 ) を 調 べ る。 ②調 査 の 際 に 収集 さ れ た 保育 課 程 を 厂言 葉] の 領 域 に 焦点 を あ て て 分 析 す るこ と に よ り 、 保 育 所 がど の よ う に 乳 幼 児 の言 葉 の 発 達 を 捉 え て い る の か 、 ど の よ うに 言 葉 を 伸 ば そ うと し て い る の か を 調 べ る。 本稿 で は、 こ の目 的 を 達 成 す る た め に行 っ た全 国 調 査 の結 果 を 報 告 す る。

方  法

1。 調 査対 象  全国 の保 育 所 の20 分 の 1 を 調 査 対 象 と し た。 対 象 と す る保 育 所 の 選 定 に は、 平 成 17年 度 版 の 社会 福 祉施 設 等名 簿 ( 厚生 統 計 協 会 c D −R o M 版 ) を 用 い た。 こ の 名 簿 で20 番 目 ご と の保 育 所n36 ヵ 所 に メ ー ル 便 を用 い て 調 査 票 を 送 付 し た。 21ヵ 所 の 保 育 所 へ は調 査 票 が届 か ず 返 却 さ れ た( 廃 園 や 統 合 等 が原 因 と 考 え ら れ る)。 そ の た め最 終 的 な 調 査 票 の 配 布 総 数 はn15 票 で あ っ た。 2. 材 料  厂保 育 課 程 の 編 成 に関 す る 調 査 ] と ] 歳 未 満 児 の 「 言 葉」 の頷 域 に関 す る 調 査 ] と い う 2 種類 の調 査票 を 作 成 し た。 本稿 で 焦点 を あ て て 報 告 す るの は、 前 者 で あ り、 こ の 調 査 票 は ①保 育 課 程 の 編成 に関 し て、 保 育 所保 育 指 針 に 記 載 さ れ て い る内 容 に つ い て たず ね る設 問 、 ②保 育 課 程 の編 成 に 関 し て 、 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に記 載 さ れて い る 内 容 につ い て たず ね る 設 問 、 ③保 育 課 程 編成 に あ たり 要 し た 時 間等 に 関 す る 設 問、 ④当 該 保 育 所 と 回 答 者 の 属 性 を たず ね る設 問 、 ⑤園 の保 育 課 程 1部 提 供 の 依頼 か ら構 成 さ れて い た。 3. 手 続き  2 種類 の調 査表 ( 後 者 の 調 査 票 は、 o歳 児 用、 1 歳 児 用、 2 歳 児 用 の 3部 構 成 と し た ので 、 計 4部 ) に 依 頼 文書 を 添 えて 、 返 信 用封 筒 と と もに 平 成21 年10 月25 囗に 調 査 対 象 の各 保 育 所 に送 付 し た。 平 成21 年n 月16 囗を 一 応 の 締 め 切 り と し た が、 園 の 行 事 等 の こ と も考 え 、12 月 工o囗ま で に 回 収 さ れ た もの を 分 析 の 対 象 と し た。 調 査 票 等 を 返 送 し た 保 育 所 の 数 は203 ヵ 所 で あ り 、 回 収 率 は18.2% で あ っ た。

結  果

調 査 に 協 力 して 調 査 票 を 返 送 し た203ヵ 所 の う ち、n の 保 育 所 は 「 保 育 課 程 の 編 成 に 関 す る調 査」 の 調 査 票 に は無 回 答 で あ っ た。 さ ら に 1つ の 保 育 所 は、「 保 育 課 程 を 編 成 して い る 」 かと う か を た ず ね る最 初 の 設 問 に 対 し て 「 い い え 」 を 選 択 し な が ら、「 は い」 を 選 択 し た 保 育 所 が答 え る設 問 の す べて に答 え て い る な ど、 矛 盾 し た回 答 で あ っ た。 そ こ で こ れら12 ヵ 所 は分 析 か ら省 い た。 以 下 で は残 り191 ヵ 所 の保 育 所 か ら返 送 さ れ た調 査票 を 分 析 対 象 と す る。

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1。 分 析対 象 の 内 訳  保 育所 の 設 置主 体 を、 公 設、 法人 、 そ の 他 、 運 営 主 体 を 、 公 立 、 民 間 、 そ の他 から 選 ん で も ら った。 そ の結 果、 設 置 主 体 は 公設 、 法人 、 その 他 の 順 に44.0% 、53.4% 、1.0% ( 十欠 測 値1.6% ) で あ り 、 運 営 主 体 は公 立 、 民 間、 そ の 他 の 順 に41.9% 、46.1% 、1.0% ( 十欠 測 値11.0%) で あ っ た。 運 営 主 体 で欠 測 値 が多 い 理 由 につ い て、 平 成20 年 度10 月 1 囗現 在 の保 育 所 の施 設 数 ( 厚生 労 働 省 の ホ ー ムペ ー ジ  http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi /08/dl/kekka-sisetu4.pdf を 見 る と )、 公 営 が10935 施 設 、 私 営 が11963 施設 で あ っ た 。 こ れ に 対 し て同 じ 表 で 平 成15 年を 見 る と、 同 じ 順 に12236 施設 と10155 施 設 で あ っ た。 こ れら の こ と か ら は、 こ こ数 年 の 間 に、 公営 と 私営 の 比 率 が 逆 転 し て い る こ と が わ か る 。 こ の よ うに 公 営 か ら 私 営 へ の 過渡 期、 す な わ ち民 営 化 か 進 ん で き て い る 最 中 で あ り、 移 管 期 の 保 育 所 が 存 在 す るこ と が、 運 営 主 体 で欠 測 値 が多 か っ た一 因 で あ ろ う。 回 答 者 の 園 にお け る 立 場 は、 主 任 が57.1% で 最 も多 く、 次 い で 園 長 が27.2% で あ っ た 。 当 該 保 育 所 の こ とを よ く分 か って い る者 が、 保 育 課程 を 編成 す る にあ たり 中 心 にな っ たこ とを 示 し てい る。 2. 編成 の 有 無 [ 保育 課 程を 編 成 し て い る] と い う 最 初 の 設 問 に 対 し て 、[ はい ] が 選 択 さ れ た 割 合 は94.2% 、「 い いえ 」 の そ れ は5.8% で あ っ た 。 こ の結 果 だ け を 見 れば 、 ほ と ん ど の 保 育 所 が 保育 課 程を 編成 し 終え て い る と い え る。 し か し な が ら、 調 査 票 の 回 収 率 は20% 以 下 と 低 か っ た。 そ の原 因 と し て は、 調 査 時点 で 保 育 課 程 が 完 成 し て い な か っ たこ と が 考 え ら れ る。 こ の こ と は、 調査 票 の送 付 直後 に 複数 の 保育 所 か ら 、[ ま だ 作 成 途 中 な の で、 調 査 に 協 力 で きな い ] と か、「 公 立 の 保育 所 で、 現 在 調整 中 で あ る」 な ど と、 お 詫 び の電 話 が あ っ た こ と か ら も推 測 で き る。 ほ と んど の 保育 所 が 保育 課 程 を 編成 し 終え て い る と い う こ と は で きな い 。 な お 、 近 年 の こ の 種 の調 査 で は 回 収率 が 約40 % で あ る こ と を 考え る と、 保 育 課 程 の 編 成 率 は 、 調 査 票 の 配 布 時 点 で50 % 程 度 であ る と推 測 で き る。 3. 保育 所 保育 指 針 に基 づく 編 成 の状 況 表 1 は、 保育 所 保育 指 針 に基 づ く保 育 課 程 の編 成 に関 表 1.保育所保育指針に基づく保育課程編成の平均評定値と標準偏差 N 平 均 才票準f扁盖 8 彳呆 育 言果孝呈1ま 、 当 言亥保 育 所 の 保 育 の 方 金利 こ基 づ しヽて 絹酊戉し て しヽる 。 179 5_0 O_6 9 f呆 育 言果孝呈1ま 、 当 言亥イ呆 育R 斤の 目 才票 に 基 づ しヽて 糸扁厄見し て しヽる 。 180 5_0 O_6 10 保 育 課 程 は 、保 育 指 針 第 2 章( 子 ど も の 発 達 )に 示 さ れ た 子 ど も の 発 達 過 程 を 踏 ま え て 編 成 し て い る 。 180 5_0 O_6 16保 育 課 程 は 、子どもの 育 ち に 関 する 長 期 的 見 通しを 持って 編 成し ている 。 179 4_9 O_6 18子 ども の 発 達 の 連 続 性 に 留 意して 編 成してい る 。 177 4_9 O_6 1指 導 計 画 は 、保 育 課 程 を具 体 化したも の にしてい る 。 180 4_9 O_6 17子 ども の 生 活 の 連 続 性 に 留 意して 編 成してい る 。 177 4_9 O_6 4 保 育 課 程 は 、一 貫 性 の あるも のとな るよう 配 慮してい る。 180 4_9 O_6 13保 育 課 程 は 、子どもの 状 況を 考 慮して 編 成して いる 。 180 4_9 O_7 11 保 育 課 程 は 、保 育 指 針 第 3 章( 保 育 の 内 容 )に 示 さ れ た ね ら い 及 び 内 容 が 、保 育 所 生 活 の 全 体 を 通 し て 総 合 的 に 展 開 さ れ る よ う 編 成 し て い る 。 180 4_8 O_6 2 保 育 課 程 は 、柔 軟な 計 画 にしている 。 179 4_8 O_6 5 保 育 課 程 に 基 づい た 保 育 を実 施し ている 。 180 4_7 O_7 3 保 育 課 程 は 、発 展 的 な 計 画 にしてい る 。 177 4_6 O_7 19 f呆 育 言果禾呈1ま 、倉│』意 工 夫 し て 糸羂厄見し て しヽる 。 177 4_6 O_7 12保 育 課 程 は 、地 域 の 実 態を考 慮し て編 成している 。 178 4_5 O_8 14 f呆 育 言果禾呈1ま 、 摶こJ莚(7)1 犬 況 を 考 慮 し て 編 成 し て しヽる 。 180 4_5 O_8 6 保 育 課 程 にお ける 保 育 の 内 容 の 評 価を 行うよう努 力してい る 。 174 4_4 O_8 15保 育 課 程 は 、保 育 時 間 を考 慮して 編 成してい る 。 180 4_4 O_8 7 保 育 課 程 にお ける 保 育 の 内 容を 評 価 に 基 づい て 改 善 す るよう努 力してい る 。 176 4_4 O_8 n9

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し て 、「全 く そ う し て い な い (1)] か ら 「非 常 に そ うし て い る (6)] の 6段 階 で 評 定 を 求 め た と き の平 均 と 標 準 偏差 を 、 平 均 値 の 高 い 順 に示 し た もの で あ る 。N ( 回 答 者 数 ) が 項 目 に よ って 異 な る の は、 欠 測 値 が見 ら れ た か らで あ る。 平 均 値 を 見 る と、4.4か ら5.0に 分 布 し て い た。 尺 度 と し て は 「 ど ち ら か と言 え ば そ う して い る (4)] と 「 そ う し て い る (5)] の 間 な ので 、 多 く の 保 育 所 が 保 育 所 保 育 指 針 に そ っ て 保 育 課 程 を 編成 して い る とい え る。 分布 を 調 べ た と こ ろ、 評定 の 段 階 が 否 定 的 な 段 階 、 す な わ ち 「 ど ち らか と言 え ば そ う して い な い (3)] 以 下 の 割 合 が10 %を 超 え る項 目 は 、6, 7, 12, 15 の 4項 目 で あ っ た。 こ れら の 項 目 は、 保育 所 保 育 指 針 に 従 って 保育 課 程を 編 成 す る こ と が困 難 な 項目 で あ る。 次 に 保育 所 の 設 置 主 体 や 運 営 主 体 に よ っ て 評 定 値 が 異 な る か と う か を 調 べ た。 t一検 定 の結 果 、 設 置主 体 、 運営 主 体共 に有 意 な差 は な か っ た。 最後 に因 子 分 析 を 行 っ て み た。 統計 ソ フ トStatistica06Jを 用 い て 、 欠 測 値 を ケ ー スワ イ ズ削 除 し た とこ ろ、 有 効 ケ ース 数 は164 にな った。 主 成 分 分 析 で固 有 値 を 見 る と、1.0以 上 が 3因 子 で あ っ た。 そ こで 因 子 数 を 3、 共 通 性 に 重 相 関 係 数 の 2乗 を 指 定 し て主 因 子 法 で 因 子 分 析 を 行 い 、 正 規 化 バ リ マ ッ ク ス 回 転 を か け た結 果 が表 2 で あ る 。 3因 子 で 全 分 散 の55.8% が 説 明 さ れ た。 第 1因 子 は、 全 て の 保育 所 に共 通 す る一般 的 な 内 容 に 関 係 す る 項 目 が多 い ため 「一般 的 な編 成 」 の因 子 と 命 名 で き る 。 第 2因 子 に は 「 ○ ○ を 考 慮 して 編成 し て い る 」 とい う項 目 が 含 ま れて い る ため、 「各 保育 所 に独 自の状 況 や実 態 に応 じ た編成 」 の因 子 と命名 で き る。 第 3因 子 は 2項目 だ けで あ るが、 いず れ も評価 に かか る項 目 なの で、「 保育課 程 の評 価」 因子 と考え られ る。 表 2. 保育 所 保 育 指 針 に 基づ く保 育 課 程編 成 にお け る 因 子 分 析 の 結果 子ど もの 発 達 の 連 続 性 に 留 意 して 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、当 該 保 育 所 の 目 標 に 基 づい て 編 成 し てい る 。 子ど もの 生 活 の 連 続 性 に 留 意 して 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、子 ども の 育 ち に 関 する 長 期 的 見 通し を持 って 編 成 して い る 。 保 育 課 程 は 、当 該 保 育 所 の 保 育 の 方 針 に 基 づい て 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、保 育 所 保 育 指 針 第2 章( 子 ど もの 発 達) に 示 さ れ た 子 ど もの 発 達 過 程 を 踏 ま え て 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、一 貫 性 の あ るも のとな る よう配 慮し て いる 。 保 育 課 程 は 、保 育 所 保 育 指 針 第3 章( 保 育 の 内 容) に 示 され た ねら い 及 び 内 容 が 、保 育 所 生 活 の 全 体 を通 して 、総 合 的 に 展 開 さ れる よう、編 成 し てい る 。 保 育 課 程 に 基 づ い た 保 育 を実 施し て い る 。 保 育 課 程 は 、発 展 的 な 計 画 にし てい る 。 保 育 課 程 は 、創 意 工 夫し て 編 成し て い る 。 指 導 計 画 は 、保 育 課 程 を具 体 化 し たも の にし て いる 。 保 育 課 程 は 、柔 軟 な 計 画 にし て いる 。 保 育 課 程 は 、家 庭 の 状 況 を 考 慮 して 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、保 育 時 間 を考 慮し て 編 成し て いる 。 保 育 課 程 は 、地 域 の 実 態 を 考 慮 して 編 成 し てい る 。 保 育 課 程 は 、子 ども の 状 況 を考 慮し て 編 成 して い る 。 保 育 課 程 に お ける 保 育 の 内 容 を、 評 価 に 基 づい て 改 善 する よう努 力し て いる 。 保 育 課 程 に お ける 保 育 の 内 容 の 評 価 を 行 うよう 努 力 し てい る 。 説 明 済 分 散 寄 与 率 0.738 0. 727 0.718 0. 712 0. 711 0. 661 0. 655 0. 617 0. 590 0. 584 0. 579 0. 448 0. 447 0.185 0.181 0.215 0. 486 0.216 0.191 -5.705 0.347 0.315 0.276 0.332 0.336 0.274 0.077 0.412 0.073 0.142 0.343 -0.052 0.190 0. 748 0.697 0. 681 0. 612 0.247 0.157 -2.920 0.191 0.020 0.226 0.162 0.031 0.058 0.271 0.159 0.383 0.240 0.286 0.331 0.212 0.143 0.125 0.090 0.147 0. 789 0. 803 -1.990

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4。 保育 所 保育 指 針 解 説 書 に 基 づ く 編 成 の 状 況  表 3は、 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に 基 づ く保 育 課 程 の 編成 に関 し て、 先 と同 様 に 6段 階 で 評 定 を 求 め た と き の平 均 と 標 準 偏 差 を 、 平 均 値 の高 い 順 に示 し た も の で あ る。 表 2 と 同 様 に、 N ( 回 答 者 数) が 項 目 に よ って 異 な るの は、 欠 測 値 が 見 ら れ た か ら で あ る。 ま た、 項 目 番 号5, 6, 7 の 3項 目 は 、 特 にN が 小 さ く な って い る が、 こ れ は そ れ ぞ れ延 長 保 育、 夜 間保 育 、 休 日 保 育 を実 施 して い る保 育 所 の み が 回答 し て い るか ら で あ る。 平 均 値 を 見 る と、 項 目 番 号30, 6, 7 の 3 項 目 が3.0以 下 と 低 か っ た。 こ の う ち項 目 番 号 6 と 7は、 上 記 の よ う に夜 間 保育 と 休 日保 育 を 実 施 し て い る 場 合 に 回 答 す る項 目 で あ り、 保 育 課 程 に こ れ らを 含 めて 構成 して い る か ど う か を た ず ね る 項 目 で あ る。 夜 間 保 育 や 休 日 保 育 の 取 り 組 みを 保 育 課 程 に 位 置づ け る ま で に は 至 って い な い と い え る。 項 目 番 号30 は、 保 護 者 の 意 向 を 把 握 し て 保 育 課 程を 構成 して い る か ど う か を た ず ね る 項 目 で あ る。 保 育 所 保 育 指 針 の 施 行 半 年 で は、 保 育 課 程 を 忤 る の が 精一杯 で 、 保 護 者 の 意 向 を た ず ね る ま で に は 至 ら な か った こ と を 示 し て い る と捉 え ら れ る。 表 3. 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に基 づ く 保 育 課 程 編 成 の平 均 評 定 値 と 標 準 偏 差 項目 N 平均 SD 項目 N 平均 SD 15施設長の責任の下に編成している, 174 5,1 0.7 40子どもの心 身の状 態に 配慮して、 それぞ れにふさわしい生 活の中 で保育 目標が 達成されるように編成している, 177 4,7 0.7 21人間形 成の 最も基盤となる 時期であることを十分認 識して 編成している , 177 5,1 0,7 39子どもの 発達の状 態に 配慮して、 それぞ れにふさわしい生 活の中 で保育 目標が 達 成されるように編成している, 178 4,7 0,6 11保育課程を保育指針に基づき編成している, 177 5,0 0,7 49特に3 歳未満 児は、 ねらい や内容を工 夫して組 織し、 編成している , 179 4,6 0.7 19乳幼児期の発達の特性を踏まえて編成している, 177 5.0 0.7 50 小学 校以 降の 教育や生 活との つな がりを踏まえ、 発達 の 連続性に 配慮して 編成して いる, 178 4,6 0,8 3保育課程の対象を当該保育所の入所児童のすべてとしている, 178 5,0 0.7 46当該保育所の実態に即して工夫して編成している, 177 4,6 0.8 20発達の連続性を踏まえて編成している, 176 5.0 0.7 43具 体的なねらいや内 容を発達 過程に 即して組 織して編成している, 175 4.6 0,9 1保育課程を他の計画の上位に位置づけている, 175 4,9 0,8 25保育 所保 育の 基本について職 員間の 共通 理解を図っ た上で、 編成している , 178 4,6 0,9 52一人 一人の 子どもをかけ がえのない個 性ある存 在として認め た上で、 編成している, 179 4,9 0,7 54保育 課程を、 保育 実践を振り返り、記 録等を通して 保育を評価し見直すという一 連の 改善 のための 組 織的な取り組みとして位置づ けている, 179 4.5 0,8 34子どもの発達過程を見通した上で、編成している, 179 4.9 0.7 29当該 保育 所の子どもを取り巻く家庭・地 域の 実態を把 握した上で、 編成してい る, 177 4,5 0.8 2保育 課程を保育所 保育 の全 体像を描くものとして位 置づけている, 177 4.9 0,8 14児 童に関する 権利条 約に示されていることを踏まえ て編成している , 177 4,5 0,9 53指導計画を保育課程に基づいて展開している, 179 4.9 0,7 12児童憲章に示されていることを踏まえて編成している, 177 4,5 1,0 32当該 保育所 の保育 目標につい て共 通 理解を図った 上で、 編成している , 179 4,8 0,8 13児童福祉法に示されていることを踏まえて編成している, 176 4,5 1.0 4保育課程を子どもの生活全体をとらえて編成している, 176 4.8 0.7 42保育課程に基づく保育の経過や結果を省察、評価している, 176 4,5 0,9 33当該 保育所 の保育 方針につい て共 通 理解を図った 上で、 編成している , 179 4.8 0.8 9保 護者へ の支援を保 育課 程に密接に 関連して行われる 業務と位置づ けている , 175 4,4 0,9 44保育指 針や 解説 書に示される 発達 過程を参考にして編成している , 179 4,8 0.7 16全職員が参画して編成している, 176 4.4 1.2 45る ,保育指 針や 解説 書に示される 養護 及び教育 の ねらい・ 内容を参 考にして編成してい 179 4,8 0,8 23 保育 課程を当 該保育 所で積 み重ね 蓄えられてきた 様々な記 録や資 料などを生かし て特 色のあるもの にしている, 176 4,4 0.8 47養護と教育が 相互 に関連して総 合 的に行わ れることを考 慮して編成している, 179 4,8 0,7 41家 庭の状況 に配慮して、 それぞ れにふさわしい生活 の中で 保育 目標が 達成されるよ うに編成している, 178 4.3 0,8 28当該保育所の子どもの実態を把握した上で、編成している, 178 4.8 0,8 22保育課程を地域の特性を生かして特色のあるものにしている, 174 4,3 0,9 48養護と教育が 一体となって行 われることを十 分認識した上 で編成してい る, 179 4.8 0,7 26児 童福祉 法や児 童に関 する権利 条約等 関係 法令を理解した上で、 編成している, 175 4,3 0,9 31当該 保育所 の保育 理念につい て共 通 理解を図った 上で、 編成している , 179 4,8 0,9 37保育 時間 の長短 に配慮して、 そ れぞれに ふさわしい 生活の 中で 保育目 標が達成 さ れるように 編成している , 176 4,3 0.9 8保育課程に基づき、保育所における他の計画を作成している, 170 4,8 0.9 10地 域の子 育て支援を 保育課 程に密接 に関連して行わ れる 業務と位置づけ ている , 174 4,2 1,0 35それぞ れの 発達過程 にふさわしい具体 的なねらいと内 容を、 一貫性を持って組 織して編成している , 178 4.8 0.7 38 在所 期間 の長短 に配慮して、 そ れぞれに ふさわしい 生活の 中で 保育目 標が達成 さ れるように 編成している , 177 4,2 0,9 51保育所 の保 育が、 その子どもが 充実 感をもって生活できる場であることにより、小 学校の生 活につながっていることを認 識した 上で、 編成している , 179 4,7 0.7 24保 護者の思い を受け止め、 保育課 程に繁栄 するかどうかを検討している , 175 4.1 0,9 36 子どもの発達 過程 に応じて保育 目 標がど のように達成されていくか 見通しを持って 編成している , 177 4,7 0,7 5(延 長保育 を実施している場 合) 保育 課程に延 長保育を含め て編成してい る, 150 4,0 1,0 17全職員の共通理解のもとに編成している, 178 4,7 0,9 7( 休日保育 を実施している場 合) 保育 課程に 休日保育を含め て編成してい る, 23 3,0 1,4 27保育所 保育 指針、 保育所保 育指 針解 説書の 内容を理解した上で、 編成してい る, 179 4.7 0.7 6( 夜間保育 を実施している場 合) 保育 課程に 夜間保育を含め て編成してい る, 15 2.9 1,6 18全職員の協力体制のもとに編成している, 178 4.7 0,9 30当該保育所の保護者の意向を把握した上で、編成している, 178 2.3 0,9 121

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他 の 項 目 に つ い て は平 均 評 定 値 が4.0か ら5.0に 分 布 し て い た。 尺 度 と し て は 厂ど ち ら か と言 え ば そ う して い る(4 )] と 「 そ う し て い る (5 )] の 間 な の で 、 多 く の 保 育 所 が 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に そ って 保育 課 程を 編 成 し て い ると いえ る。 分布 を 調 べ た と こ ろ、 評定 の 段 階 が 否 定 的 な 段 階 、 す な わ ち 「 ど ち ら か と 言 え ば そ うし て い な い(3 )] 以 下 の 割 合 が10 %を 超 え る項 目 は、5, 9, 10, 12, 14, 16, 18, 22, 23, 24, 26, 30, 37, 38, 41, 42 の 拓 項 目 で あ っ た。 こ れ ら の 項 目 は 、 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に そ って 保 育 課 程 を 編成 す る こ とが 困 難 な 項 目 であ る。 特 に 、 こ の 割 合 が20 %を 超 え て い た 6項 目(5, 10, 16, 24, 30, 38) は困 難 で あ っ た。 次 に 保育 所 の設 置主 体 や 運営 主 体 に よ っ て 評 定 値 が 異 な る か と う か を 調 べ た。 設 置 主 体 に関 し て は、卜 検定 の 結 果、 項 目 9「 保 護 者 へ の支 援 を 保 育 課 程 に密 接 に関 連 し て 行 わ れ る業 務 と位 置 づ け て い る。」 に の み有 意 盖 が み ら れ た。 公 立 の保 育 所(4.6) の方 が民 間 立 の保 育 所(4.3) よ り も評 定 値 が高 か っ た。 運 営主 体 に 関 し て は、 項 目 厂42. 保 育 課 程 に 基 づ く 保 育 の 経 過 や 結 果 を 省 察 、 評 価 し て い る。] と 「43. 具 体 的 な ね ら い や内 容 を 発 達 過 程 に 即 し て組 織し て 編 成 し て い る。」 で有 意 盖 が み ら れ た。 い ず れ も 公 立 の 保 育 所 の 方 が 民 間 の 保 育 所 よ り も評 定 値 が 高 か っ た( 順 に 4.7と4 入4.8 と4.5)。 公 立 の 保 育 所 の 方 が 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に忠 実 に 保育 を 展 開 し て い る と いえ る。 先 と 同 様 の方 法 で 因 子 分 析 を 行 っ た と こ ろ 、 有 効 ケ ー ス数 は132 で あ り 、 7因 子 が 抽 出 さ れ た (表 4)。 こ れ ら の 因 子 で 全 分 散 の69.6% が 説 明 さ れ た。 第 1因 子 は 保育 課 程 の 位 置 づ け の因 子 、 第 2因 子 は 法令 等 に関 係 す る因 子、 第 3因 子 は 保 育 目 標 に 関 係 す る 因 子 、 第 4因 子 は全 職 員 に よ る 編成 の因 子 、 第 5因子 は地 域 と保 護 者 に 関 係 す る因 子 、 第 6因 子 は 保育 の内 容 に 関 係 す る因 子 、 第 7因 子 は当 該 保 育 所 に お け る共 通 理 解 に関 係 す る因 子 と 命名 し た。 5. 保育 課 程 の 分 析  保 育 課 程 を 提 供 し た 保 育 所 は65ヵ 所 で あ っ た 。 こ の うち 「 年 間 指 導 計 画 」 の みを 提出 し た 保育 所 が 1ヵ 所 あ っ た。 内 容 的 に は 他 の 保 育 所 は 「 保 育 課 程 」 と い う位 置づ け の も の に近 い も の で あ っ た が、 厂指 導 計 画] と 明 記 さ れ て お り 、 厂保 育 課 程 ] と 記 さ れて い な か っ た た め 、 分 析 対 象 か ら は外 し た。 調 査 に 協 力 し て 調 査 票 を 返 送 し た 保 育 所 は全 部 で203 ヵ 所 で あ っ た の で、 こ の う ち約30 % の保 育 所 が保 育 課 程 を 提 供 し た こ と に な る。 (1 ) 保 育 課程 の形 式 ① 用 紙 の サ イ ズ 多 く の 保育 所 がA 3サ イ ズ で 保育 課 程 を 編 成 し て い た 。 B 4サ イ ズで 編 成 し た保 育 所 も見 ら れ た。 B 5 サ イ ズ の用 紙を 用 い た 保 育 所 は な か っ た。 1[朝だ け は 、 A 3 サ イ ズの 用 紙 を 貼 り 合 わ せて 、 変 形 サ イ ズ の 1枚 の 保育 課 程を 編 成 し て い た。 ② 用 紙 の向 き 保育 課程 編成 に当 た っ て、 用 紙 を 縦 に 使 用 し て 編 成 し た 保 育 所 (19 ヵ 所 ) と 、 纈 に 使 用 し て 編 成 し た保 育 所 (44 ヵ 所 ) が あ っ た( 上 記 の変 形 サ イ ズ の もの は 、 ほぼ 正 方 形 に 近 か っ た ので ど ち ら に も含 めて い な い)。 ③  量 A 3、 あ るい は B 4 サ イ ズ 1枚 の 中 に 、 保 育 課 程 の す べ て を 入 れ て い た 保 育 所 が多 か っ た (46 ヵ 所 )。 し か し中 に はA 3 サ イ ズ で 9枚 の保 育 所 もあ っ た( 1ヵ 所 )。 ④ 活 字 か 手 書 き か パ ソコ ンのワ ープ ロ ソフ ト など を 用 い て、 活字 で 保 育 課 程を 編 成 し た保 育 所 が ほ と んど で あ っ た が、 中 に は 手 書 き で 編成 し た 保育 所 もあ っ た。 ま た部 分 的 に 手 書 きを 加 え て い る保 育 所 も見 ら れ た。 部 分 的 な手 書 きが、 本調 査 で 保育 課 程を 提 出 す る 直前 に「 修 正」 さ れた も ので あ る な ら ば、 編 成し た 保育 課程を 、 保育 所 によ っ て は自己 亟検・評 価 し始 めて い る証 拠 と も考 え ら れる。

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表 4. 保 育 所 保 育 指 針 解 説 書 に 基 づ く 保 育 課 程 編 成 に お け る 因 子 分 析 の 結 果 保 育 課 程 の 対 象を 当 該 保 育 所 の 入 所 児 童 の す べ てとして い る。 保 育 課 程を 他 の 計 画 の 上 位 に 位 置 づけ てい る 。 保 育 課 程を保 育 所 保 育 の 全 体 像を描< もの として 位 置 づ けて い る。 保 育 課 程を子 どもの 生 活 全 体をとらえ て 編 成して い る。 発 達 の 連 続性 を踏 ま え て 編 成して いる 。 保 育 課 程を保 育 指 針 に 基 づき 編 成して いる 。 乳 幼 児 期 の 発 達 の 特 性 を踏 まえ て 編 成して い る。 人 間 形 成 の 最も 基 盤とな る時 期 であ ることを 十分 認 識して 編 成し てい る 。 施 設 長 の 責 任 の 下 に 編 成して いる 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ た り、 保 育 指 針 や 解説 書 に 示され る 養 護 及 び 教 育 の ねら い・ 内 容 を参 考 にした 。 保 育 課 程に 基 づき、 保 育 所 に お ける 他 の 計 画 を作 成し てい る 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 子どもの 発達 過 程を 見 通した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 保 育 所 保 育 指 針、 保 育 所 保 育 指 針 解説 書 の 内 容を 理 解 した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ た り、 保 育 指 針 や 解説 書 に 示さ れ る発 達 過 程を 参 考 にした 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の 子 どもの 実 態 を把 握 した 。 児 童 憲 章 に 示 され てい ることを踏ま え て 編 成してい る 。 児 童 福 祉 法 に 示され て いることを踏 まえ て 編 成して いる 。 児 童 に 関 す る権 利 条 約 に 示され て いることを踏 まえ て 編 成して い る。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 児 童 福 祉 法 や児 童 に 関 す る 権 利 条 約 等 関 係 法 令を理 解 した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 保 育 の 経 過を配 慮し て、 そ れ ぞ れ に ふさわ しい 生 活 の 中 で 保 育 目 標 が 達 成される よう にした 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 保 育 時 間 の 長 短に 配 慮し て、 そ れ ぞ れ に ふさ わしい 生 活 の 中 で 保 育 目 標 が 達 成さ れるように した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 子ども の 発 達 の 状 態 に 配 慮し て、 そ れ ぞ れ に ふさわ しい 生 活 の 中 で 保 育 目 標 が 達 成され るようにした 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 子ども の 心 身 の 状 態 に 配 慮し て、 そ れ ぞ れ に ふさわ しい 生 活 の 中 で 保 育 目 標 が 達 成され るようにした 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 家 庭 の 状 況に 配 慮し て、 そ れ ぞ れ に ふさわ しい 生 活 の 中 で 保 育 目 標 が 達 成される よう にした 。 保 育 課 程を、 保 育 実 践を 振り 返り、 記 録 等を通 し て 保 育を 評 価し 見 直 すという一 連 の 改 善 の た め の 組 織 的 な 取り 組み とし て 位 置 づけ た 。 全 職 員 の 協 力 体 制 の もとに編 成して い る。 全 職 員 が 参 画して 編 成して い る。 全 職 員 の 共 通 理 解 の もとに編 成して い る。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 保 育 所 保 育 の基 本 に つ い て 職 員 間 の 共 通 理 解 を図 った 。 地 域 の 子 育 て 支 援を 保 育 課 程 に 密 接 に 関 連し て行 わ れる 業 務 と位 置 づけ てい る 。 入 所 児 童 の 保 護 者 へ の 支 援を保 育 課 程 に 密 接に 関 連して 行 わ れ る 業 務と位 置 づけ て いる 。 保 護 者 の 思い を受 け 止 め、 保 育 課 程 に 繁 栄す る かどうか を検 討 してい る。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の保 護 者 の 意 向 を把 握 した 。 保 育 課 程を 地 域 の 特 性を 生 かし て特 色 の あ るも のにし てい る。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 一 人 一 人 の 子どもを か け が え のな い 個 性 あ る存 在とし て 認 め た 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たり、 養護 と 教 育 が 一 体となっ て 行 わ れ ることを 十 分 認 識した 。 指 導 計 画を保 育 課 程 に基 づい て 展 開した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 保 育 所 の 保 育 が、 そ の 子 どもが 充 実 感をもって 生 活 で き る場 で あ ること により、 小 学 校 の 生 活 につ な がっ て いることを認 識 した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たり、 養 護と 教 育 が 相 互に 関 連 して 総 合 的 に 行 わ れ ることを 考 慮し たO 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 小 学 校 以 降 の教 育 や 生 活と のつ な が りを 踏ま え、 発 達 の 連 続 性 に 配 慮 して 編 成した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て、 子ども の 発 達 過 程 に 応じて 保 育 目 標 がど のように 達 成さ れ て いくか 見 通しを持っ て 編 成した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て そ れ ぞ れ の 発 達 過 程 に ふさわ しい 具 体 的 な ねら いと内 容を 一 貫 性 を持 って 組 織した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ た り、当 該 保 育 所 の 実 態 に 即し て 工 夫して 設 定した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の子 どもを 取り巻< 課 程・ 地 域 の 実 態を 把 握 し た。 保 育 課 程 の 編 成 にあ た り、 特 に3 歳 未 満 児 は、 工 夫し て ねらい や 内 容 を 組 織した 。 保 育 課 程に 基 づ< 保 育 の 経 過 や 結 果を 省 察、 評 価した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ た り、 具 体 的 な ねら い や 内 容を 発 達 過 程に 即し て 組 織した 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の保 育 目 標 に つい て 共 通 理 解を 図った 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の保 育 理 念 に つい て 共 通 理 解を 図った 。 保 育 課 程 の 編 成 にあ たっ て 当 該 保 育 所 の保 育 方 針 に つい て 共 通 理 解を 図った 。 保 育 課 程を当 該 保 育 所 で 積 み 重 ね 蓄えら れ てき た 様 々 な 記 録 や 資 料な どを生 か して 0.842 0.775 0.754 0.706 0.704 0.677 0.644 0.609 0.575 0.556 0.540 0.537 0.529 0.518 0.491 0.179 0.179 0.301 0.036 0.142 0.109 0.125 0.133 0.158 0.124 0.180 0.279 0.300 6 4 6 1   9   Q り 2 1 2 5   2   Q ︶ 0 3 2 0   0   1 0 0 0 0   0   0 一 9 2 3 8   5   冖 n ︾ 7 3 9 6   4   7 り £ り £ り £ り £   1   1 0 0 0 0   0   0 -0.017 0.306 0.081 0.057 0.873 0.859 0.789 0.423 0.202 0.029 0.249 0.160 0.183 0.124 0.018 0.218 0.173 0.189 0.087 0.300 4 1   Q ︶ 7 Q ︶ Q £ 4   4   1 Q り り £ り £   1   0 1 0 0   0   0 0 一 0.121 0.198 0.443 0.162 0.182 0.112 0.112 0.104 0.230 0.054 0.252 0.013 7 Q り   4   Q ︶ り £ O   尸 ` り   0 0 1   り £   1 0 0   0   0 一 0.047 0.361 0.272 0.214 0.135 0.161 0.144 0.184 0.191 0.256 0.333 0.292 0.352 0.354 0.348 0.393 0.098 0.437 0.123 0.431 0.399 0.101 0.088 0.115 0.182 0.151 0.039 0.139 0.164 0.136 1 0   4 尸 ` り Q ︶ Q り O O   Q り 0 0   0 0.246 0.273 0.288 0.406 0.032 -0,008 0.031 -0,002  0.137  0.229  0.162  0.057 0.172 0.644  0.153  0.074  0.398  0.050  0.197 0.155  0.162 0.716  0.115  0.390  0.152  0.178 0.180 0.449 0 212 0.669 0.015 0.643 0.223 0.095 0.379 0.183 0.113 0.190 0.237 -0.073 0.423  0.010 0. 629  0.176  0.153  0.304 -0.027 0.181 -0,001 0.230 0.145 0.252 0.119 0.199 0.349 0.160 0.268 0.171 0.122 0.195 0.246 0.192 0.104 -0.026 0.415 0.098 0.092 0.335 0.434 0.349 0.376 0.167 Q £   4   尸 ` り   Q り   Q り Q り   冖 n ︾ 冖 n ︾ 4   4 1   0   0   0   1 0   0   0   0   0 0.489  0.073 0.293  0.146 0.173 0. 625  0.115 0.405  0.265  0.097 0.467  -0.014  0.344 0.444  0.305 0.053 0.760  0.171  0.146  0.246 0.118 0.695  0.090 -0.004  0.085 0.176 0.666  0.110  0.284  0.294 0.456 0.300 0.265 0.303 0.101 0.119 0.161 0.026 0.258 0.316 0.082 0.473 0.019 0.127 0.112 0.142 0.323 0.049 0.163 0.138 0.167 0.133 -0.063 0.152 0.153 0.363 0.419 5 9 9 3 9 2   7 4 2 8 9 5 8   0 0 2 2 2 2 2   り £ 0 0 0 0 0 0   0 0.220 0.691 0.688 0.603 0. 585 0.544 0.114 0.317 0.003 0.097 0 212 0.006 0.030 0.197 0.202 0.382 0.650 0.614 0.610 0.593 0.316 0.584 0.095 0.575 0.069 0.537 0.038 0.249 0.319 0.092 0.230 0.103 0.055 0,120 -0.032 0.356 0.225 0.021 -0.126 0.091 0.152 0.015 0.068 0.289 4   4   Q り り り   Q り   尸 ` り り £   O   り £ 0   0   0 0.167 0.148 o o i n i n Q £   Q £   O り £   O   O 0   0   0 一 0.180 0.170 0.238 0.728 0.707 0.672 0.087 説明済分散 寄与率( 回転前) 0.323 0.412 0.346 0.108 0.161 0.259 0.409 0.422 0.348 0.439 0.104 -9.166 0.085 0.070 0.160 0.240 0.135 0.056 0.061 0.126 0.047 0.311 -3.966 0.309 0.536 0.475 0.132 0.216 0.451 0.323 0.323 0.186 0.197 0.166 0.374 -5.234 3.591 4.057 0.535 0.517 0.467 0.459 0.448 0.430 0.243 0.288 0.240 0.289 -6.446 3.074 - 123 −

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(2 ) 保 育 課程 に含 ま れ る内 容 ①  保育 所 の理 念 ・ 方 針 ・ 目 標 ほ と んど す べ て の 保 育 課 程 に こ れ ら は 含 ま れ て い た。 な お 含 ま れて い な い 保 育 課 程 も、 提 出 さ れ た も の と は、 別 に記 さ れ てい る と思 わ れ た。 理 念・ 方 針・ 目 標 の う ち、 目 標 に 関 し て は 二 通 り の 記 述 が 見 ら れ た。 す な わち 、 保 育 所 保 育 指 針 に記 さ れ て い る 保 育 の 目 標 を 踏 襲、 発 展 さ せ た 記 述 と 、当 該 保 育 所 が め ざ す 子 ど も像 の記 述 の二 通 り の記 述 が見 ら れ た。 ま た 子 ど もの 保 育 目 標 と し て、 年 齢 ご と に 保 育 の 目 標 が書 か れ た 保育 課 程 も多 か っ た。 ②  社会 的 責 任等 28ヵ 所 の 保育 課 程 に、 社 会 的 責 任 等 が 書 か れ て い た。 こ の 中 に は、 社 会 的 責 任 、 人 権 尊 重 、 説 明責 任 、 情 報 保 護、 苦 情 処 理 ・ 解 決 に 分 け て 書 か れ て い た保 育 課 程 が 多 か っ たが 、 こ れ ら は ほ ぼ同 一 の書 式 の も の であ っ た。 ③  発達 過 程 発達 過 程( あ る い は 発達 過 程 と ク ラ ス の 相 関 性 ) と し て 、 ク ラ ス編 成 に つ い て 言 及 し た保 育 課 程 が多 か っ た。 ④  保育 の内 容 年 齢 あ る い は 発 達 過 程 区 分 と 保育 の 内 容 ( 養 護 [ 生 命 の 保 持 と 情 緒 の 安 定 ]、 教 育 [健 康 、 人 間 関 係 、 環 境 、 言 葉、 表 現]、 食 育 等 ) の マ ト リ ク スを 作 り 、 各 セ ル に保 育 の 内 容 と し て 、 厂ね らい ] ま た は 厂内 容 ]、 あ る い は そ の ど ち ら か 一 方 を 示 す 形 で 保 育 の 内 容 が 示 さ れて い た。 ほ と んど の保 育 課程 は年 齢 あ るい は 発達 過 程区 分 を 纈 軸 にし 、 養護 や 教育 を 縦軸 に して い た。 年 齢あ る い は 発達 過 程区 分 の 軸 で は、 O歳 児 ・ 1 歳 児 ・ 2歳 児 ・ 3歳 児 ・ 4歳 児 ・ 5歳 児 と い う よ う に、 年 齢 あ る い は ク ラ ス ご と に 区 切 っ た 形式 が 多 か っ た 。 保 育 所 保 育 指 針 に あ る発 達 過 程区 分 ごと に 区 切 っ た形 式 や、 い く つ か の 発達 過 程 区 分 を 合 わ せ て ひ と く くり に し た 形式 や、 年 齢を さ ら に細 か く区 分し た形 式 、 さ ら に 独自 に区 分 を 決 め た形 式 も見 ら れ た。 ほ と んど す べ て の 保 育 課 程 で、 食 育 に つ い て 養 護 や 教 育 と 同 レ ベ ルの 扱 い を し て い た。 す な わ ち、 生 命 の 保 持 と 情 緒 の安 定 や 5つ の 頷 域 に対 応 す る覧 に は、 厂食 を 営 む 力 の 基 礎] な ど と い う内 容 が書 か れお り 、 養 護 、 教 育 、 食育 が同 じ ラ ン ク の扱 い と な っ て い た。 ⑤  そ の 他 保育 の内 容 覧 の上 に は、 用 紙 の向 き を 縦 に 使 用 し た 保 育 課 程 で は、 地 域 の 実 態 と そ れ に対 応 し た 事 業 ・ 行 事 覧 を 入 れて い る も の が多 か っ た。 用 紙 の 向 きを 横 に使 用 し た保 育 課 程 で は 、 「地 域 の 実 態 と そ れ に 対 応 し た事 業 」 欄 と 「 主 な 行 事」 欄 が分 か れ て お り 、 ま た 「 保 育 時 間 」 欄を 設 け て い る も の が多 か っ た。 保 育 の 内 容 欄 の 下 に は 、 健 康 支 援 、 環 境 ・ 衛 生 管 理 、 安 全 対 策 ・ 事故 防 止、 保 護 者 や地 域 へ の支 援、 研 修 計 画 、 小 学 校 と の 連 携 、 特 色 あ る保 育 、 地 域 の 行 事 へ の参 加、 自 己評 価 等 の 欄 を 設 け て い る 保 育 課 程 が多 か った 。 し か し な が ら 、 中 に は こ の よ う な欄 を 作り な が ら、 空 欄 に して い た保 育 所 も見 ら れ た。 上 記 の形 式 や内 容 を 概 観 す る と、 全 体 と し て 類 似 し た 形 式 や 内 容 の 保 育 課 程 が 多 か っ た。 こ の 点 に つ いて 、 市 販 さ れ て い る 書 籍 を 調 べ る と、 保 育 総 合 研 究 会 (2008 ) に よ る 厂プ リプ リ保 育 園 平 成 ○○ 年 度  保育 課 程] に は 付 録 と し て CD − R O M が 付 い て お り 、 そ の 形 式 や 内 容 は図 1 の よ う な もの で あ っ た ( ス ペ ー ス の 関 係 で 、 縦 や 纈 に 縮 小 し て い る)。 こ の形 式 や内 容 は、 上 記 で多 か っ た形 式 や内 容 と 全 く 合 致 し て い た。 こ の 書 籍 で は図 1の よ う な エ ク セ ル の フ ァ イ ル が 付 いて お り、 空 欄 を 埋 め る だ け で 保 育 課 程 が 完 成 で き る よ う に な っ て い た。 そ こ で 多 く の 保 育 所 が こ の形 式 や 内 容 に 倣 っ た と 考え ら れ た。

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保 育 理 念 ( 事 業 運 営 方 針) 子 ども 一 人 一 人 を大 切 にし 、‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ 保育方針 保育目標 社会的責任 人権尊重 説明責任 情報保護 苦情処理一解決 ○‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ○‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ○ ‥‥ ‥ ‥ ‥‥ ○ ‥ ‥‥ ‥ ‥ ○ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ☆ 発 達 過 程 ☆ 地 域 の 実 体 とそ れに 対 応し た 事 業・ 行事 保子 育 ど 目 も標の o歳児 3歳児 1歳児 4歳児 2歳児 5歳児 保育の内容 年齢 O歳児 1歳児 2 歳児 3歳児 4歳児 5歳児 養 護 生 命 の 保 持 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 膺緒 の 安 定 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 教 育 健康 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 人間関係 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 環境 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 言葉 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 表現 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 食 育 盒を営 む 力 の 基 礎 ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ○‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥ ○‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥ 健康支援 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 環境・衛生管理 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 安 全対策 一事故 防止○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 保護 者、 地 域 等 へ の 峇 擢 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 研修計画 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 小 学 校 との 連 携 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 特色ある保育 ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 地 域 の 行 事 へ 仍丿良うn ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ ○‥‥‥‥‥ 保育 理 念 ( 事 業 運営 方 針) 保育方針 保育目標 ☆発達過程とクラスの相関性 ☆基本的社会的責任 ☆地域の実態に対応した事業 ☆保育時間 ☆主な行事 子どもの 保育目標 O歳児 2蔵児 4歳児 1歳児 3歳児 5歳児 保育の内容 O蔵児 1蔵児 2蔵児 3蔵児 4蔵児 5歳児 養 護 生命の保持 情緒の安定 教 育 健康 人間関係 環境 言葉 表現 食 音 力の基礎食を営む 健康支援 研修計画 環境・衛生管理 特色ある保育 安全対策 事故防止 町への行事参加 保護者・地域への支援 自己評価 図 1. 保 育 総 合 研 究 会(2008) が 提 案 す る 書 式 (一 部 改 編 ) - 125 −

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6。「 言 葉 」 の領 域 に焦 点 を あ て た保 育 課 程 の 分 析 (1 ) 年 齢 別 の分 析 先 に述 べ た よ う に、 保 育 の 内 容 に関 し て は、 年 齢 ご と に 領 域 別 の 「 ねら い や 内 容 」 を 記 述 し て い る保 育 課 程 が多 か っ た。 そ こ で こ こ で は、 年 齢 ご と に 「 言 葉」 の 領 域 に 記 さ れ た「 ね らい や 内 容 」 を 分 析 す る。 各 年 齢 の言 葉 の 領 域 に 記述 さ れ た 内 容 を 調 べ た と こ ろ、 い ず れ の 年 齢 で も、 多 く の 保 育 所 が共 通 し た記 述 を 用 いて い た。 そ れ を ま と め た もの が 表 5で あ る。 こ れ は保 育 総 合 研 究 会 (2008 ) に よ る「 プ リプ リ保 育 園  平 成 ○ ○ 年 度  保 育 課 程 」 を そ の ま ま用 い た記 述 で あ っ た。 表5. 各年齢で多くの保育所が共通して挙げた内容 O 歳 児 語 りか け ら れ る ことに より 声 を 出 した り応 え ようとす る 1歳 児 話 しか け や や り取 り の 中 で 声 や 言 葉 で 気 持 ちを 表 そ うとす る 2 歳 児 生 活 や 遊 び の 中 で 簡 単 な 言 葉 で の や り取 りを 楽 しむ 3 歳 児 友達 の 話を聞い たり保育 士に質 問したり 興 味を持った言 葉 による イメージを楽しむ 4 歳 児 保 育 士 や 友 達 と の 会 話 を 楽 しみ 相 手 に 伝 わ る ように 話 す 工 夫 を す る 5 歳 児 人 の 話 を 聞 い た り 身 近 な 文 字 に 触 れ た りして 言 葉 へ の 興 味 を広 げ る し か し な がら 、 こ れ らの記 述を 同一の も のと みなし て も、各 年 齢 で 繰 り返 し 記 述 さ れ る キ ーワ ー ド が 特定 で き る。 そ れを ま と め た もの が 表 6で あ る 。 こ の 表 か ら は 、 保 育 所 が 各 年 齢 の 乳 幼 児 の こ と ば の 発達 を ど の よ う に と ら え て い る の か や、 各 年 齢 で ど の よ う に 環 境 を 整 え て 言 葉 を 伸 ば そ う と し てい る の か が わ か る。 す な わ ち、 保 育 所 で は 、 O歳 児 で は 語 り か け るこ と 、 応 答 的 に関 わ る こ とを 通 し て、 喃 語、 発声 、 発 語 の 意 欲 を 伸 ば そ う と し て い る こ と 、 4歳 児 で は絵 本 ・ 童 話 ・ 物 語 な ど に接 す る 機 会 や 会話 の 機 会を 増 や し て、 言 葉 で 伝 え る楽 し さ を 味 わ わせ よ うと し て い る こ と が わ か る。 表6. 各年齢で共通に見られたキーワード

O 歳 児

語りかけ、 応答、 喃語、 発声、発 語の意欲

1 歳 児

やりとり、声や言葉、 二語文、 気持ちを表そうとする、 伝えようとする

2 歳児

保育士を仲立ち、 生活や遊びの中で、簡単な言葉、 やりとりを楽しむ

3 歳 児

絵 本、 友 達 の話を聞<、 保 育 士に 質 問する、 生活 に必 要な 言 葉、 言 葉によるイメージ

4 歳児

絵本・童話 一

物語、 会話、 言葉で伝える楽しさ

5 歳 児

絵本 一

物語・視聴覚教 材、文 字、人の 話を聞<、 適切に言葉を使う

(2 ) 言 葉 の領 域 に詳 細 な記 述 があ っ た保 育 課 程 図 2 は、 提 供 さ れた 保 育 課程 の中 で 、 そ れ ぞ れ 「 項目 別 の ねら い」 と 「領 域 内 項 目 」 に つ い て、 最 も詳 細 に言 葉 の 領 域 の 発達 が 記 述 さ れ て い た もの の一部 を 示 し た もの で あ る。 図 2上 で は「 項 目別 の ね らい 」 と し て <活 動 >を 示 し た が、 こ の 他 に も、 同 程 度 の詳 細 さで 、 <構 造 >と <生活 > か お る。 そ し て こ れ ら 3つ( 活 動、 構 造、 生 活) が 、 領 域 内 項 目 と し て の 「 言 葉 の活 動 」、「 言 葉 の 構 造」、「言 葉 の生 活 」 に対 応 し て い る。 さ ら に 、「 領 域 内 項 目」 と し て 、 挨 拶 、 要 求 語 、 返 事、 表 現 、 伝達 、 想 像、 絵 本、 創 造、 感動 と い う 8 つ の 項 目 も別 に 設 定 さ れて お り 、 そ れぞ れ に対 す る子 ど も の姿 も記 さ れて い た( 図 2下 )。 こ の よ う な詳 細 な記 述 は、 当 該 保育 所 で は、 そ れ ぞ れ の 発 達 過 程 区 分 で ど の よ うな 関 わり が な さ れ る か を 示 す も の で あ る 。 例 え ば、 O歳 児 に関 し て、「 言 葉 の活 動 」 に 「 喜 ん で 音 楽 を 聞 く 」 と あ る の で 、 音 楽を 聞 か せ るよ う な 関 わ り を し て い る と わか る。 ま た、「 返 事 」 に 「 名 前 を 呼 ば れ る と手 を 挙 げ る」 と あ る の で、 名 前 を 呼 ぶ 関 わ り や、 呼 ん だ 後 に 、 手 を 添 え て 、 手 を 挙 げ さ せ るよ う な関 わり を して い る こ と が わ か る。

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項 目 別 の ね らい ・ 身 近 な 大 との 関 り の 中 で 知 っ て い る言 葉 を使 っ て 自 分 の気 持 ちや 経 験 し たこ と を 表 現 した り 、人 の 話 を聞 くこ と を 喜 ぶ。 ・絵 本や 物 語 な ど に 親 し み 、想 像力 を 豊 か にし てい く 。 ぺ で 手 足 を 動 か し た り 声 を 出 し た り す る 。 1歳 ぺ な ど 所 々 あ わ せ て 歌 う。 音 楽 を喜 んで 聞   ・ 独 り 言 を 楽 し む。 く 。 ・ 絵 本 や 音 楽 な ど 興 味 の あ る も のに 耳 を 傾 け る。 ・ リ ズ ミ カ ル な 繰 り 返 し の あ る 話 、 音 を 聞 い て 模 倣 す る。 ・ 絵 本 や お 話 の 中 に で て く る簡 単 な セ ル フ を模 倣 し 、 保 育 者 と一 緒 に や り 取 り を楽 し む 。 2歳 ・ 好 き な 歌 を 何度 も 聞い た り 口 ず さ ん だ り す る。 ・ 保 育 者 の 素 話 を 聞 くO ・ 簡 単 な 劇 遊 び を す る 。 ・ 絵 本 や 紙 芝 居 な ど を 楽 し ん で 見 た り 聞 い た り す る 。 3 歳 へ J 簡 単 な 内 容 が 分 か りイ メ ー ジ を 持 つ て 楽 し ん で 聞 く 。 ・ ご っ こ 遊 び の 中 で 日 常 会 話 を 楽 し む。 ・ 興 味 の あ る 言 葉 を 使 っ て 遊 ぶ 。 ・ 聞い た 話 か ら 簡 単 な 劇 遊 び を す る 。 拶 槊 挨 言 要求語 返  事 表  現 項目別 の ねらい ー (I)生理 的 欲求 を泣い た り。 言葉で 表現 し たり す る。 ② 自 然 現 象 や 事 物 に 対 し て の 感 情 を、 身 振 り や 言 葉 で 表 銀 す る 。 ③ 人 と の 関 わ り の な か で 自 分 の 思 っ た こ と 、 感 じ た こ と を 身 振 り や 言 葉 で 表 現 す る 。 ④ ベー プ サー トや 人 形 劇や 劇 遊びな ど ことぱ で 表現す る。 1歳  2 歳   ∼ ・ バ イ バ イ と 手 を 振 っ た り  ・ 「 お は よ うJr さ よ ミ い た だ き ま す で 手 を 合 わ す 。  の 挨 拶 を す る 。 ・ 「お 帰 り 」 「カ な る が 言おf ・r ア ーアJ と 欲しい 玩 具を指 差 す。 ・名 前を呼 ば れ ると 手 を 挙げ る。 ・ し た い こ と 、 し た く 4 「 す る 」 「 い ・ 名 前 を 呼 ば れ る と 「 ハ イ 」 と 返 事 を す 冫 ・ 嬉しい こ と楽 しい こ とが  ・ 喜びや 嬉しい こ とを あ る と「 キャ ッ キャ ッ」 と  言葉や 行動 で表 す。 笑っ たり喃 語 を 発す る。 ・保 育 者の発 音・ 言葉 を 真似 る。 図 2. 言 葉 の 領 域 に お い て 最 も 詳 細 に 記 さ れ た 保 育 課 程 の 一 部

考  察

本 研究 で 得 ら れ た主 な 結果 は 次 の 2 つで あ る。 (1) 保育 所 保育 指 針 施 行 後半 年 の 時点 で は、 保 育 課 程 を 編 成 し て い る保 育 所 の 割 合 は高 く ない 。 編成 して い る と こ ろ で も 画一的 な も の が多 い。 編 成 時 に 保 護 者 の 意 向 を 把 握 す るこ と や 編 成 さ れ た保 育 課程 に お け る 保育 の 内容 を 評 価 す る こ と は、 ま だ進 ん でい な い。 (2) 保育 課 程 に お け る 「 言葉 」 の 領 域 の 記 述 に は、 適当 な キ ーワ ード が 年 齢 ご と に 存 在 す る。 ま た 保育 課 程 の詳 細 な記 述 は、 そ の 領 域 に お け る 子 ど もの 発 達 を 支 援 す る 関 わり 方 を も示 す も の と な る。 127

(12)

以 下 で は、 こ れ ら に つい て 考察 す る。 1. 保育 課 程 編成 の 実 態  保育 課 程を 編 成 し て い る 保 育 所 の 割 合 が 高 く な か っ た こと つ い て は、 情報 不 足 が一 因 で あ ろ う。 本 研 究 は小 椋 ・ 清 水 ・ 鶴 ・ 南 (2010 ) の 報 告 書 の 一 部 で あ る が、 そ の 資 料 と し て 添 付 し たpdf フ ァ イ ル は、 こ の 情 報 不 足 を 補 う 上 で 役 立 つ と 思 わ れ る。 今 後 、 定 期 的 に こ の よ う な 調 査を 実 施 し て 編 成 を支 援 す る か、 あ る い は 編 成 し た 各 保 育 所 が 保 育 課 程 を 公 開 す る こ と によ って 、 編成 率 は高 く な って い く と思 わ れ る。 編成 の内 容 が 画一 的 で あ っ た こ と は、 2つ の点 て 保 育 所 の 将 来 を 懸 念 す る もの で あ る。 そ の 1 つ は、 保育 所 保育 指 針 に 「各 保 育 所」 に よ る 編 成 が 強 調 さ れ て い る 点 て あ る。 例 え ば 、 保 育 課 程 が全 く同 じ 内 容 で あ る 2 つ の 保 育 所 が あ っ た と し よ う。 こ の 2つ は 法 の 上 か ら 見 れば 、 同 一 の 保 育 所 と判 断 さ れ か ね な い。 す な わ ち一 方 を 他 方 の 分 園 と し て 捉 え て も、 全 く 支 障 が な い こ と に な る。 一 方 を 他方 の 分園 と す れ ば、 保育 所 長 は一 人 で 済 む。 人 件 費 が か か ら な い の で あ る。 こ の よ う に 考 え る な ら ば 、 特 に 公 立 保 育 所 の 場 合 は、 完 全 に 同 じ 保 育 課 程 で 保 育 を 行 う 事 で 、 例 え ば ○ ○ 市立 保 育 所 △ △ 分 園 とし て 、 保 育 所 長 を 1人 配 置 す る だ けで 運営 が可 能 に な る。 も う 1つ は、 保育 所 の 職員 間 で、 様 々 な こ と に 対 し て 共 通 理 解 が 得 ら れ な い 可 能 性 か お る こ と であ る。 保 育 課 程 が 画一 的 に な っ た 理 由 が、 特 定 の 保 育 上 等 が こ の 原 案 を 作 成 し 、 承 認 を 得 る形 で編 成 さ れ て い た た め で あ る な ら ば、 保 育 課 程 作 成 を 機 と し た共 通 理 解 は 得 ら れな い と 考 え ら れ る( 保育 課 程 を 共 通 理 解 の も と に編 成 し た あ る園 の編 成 の成 果 に つ い て 筆者 ら は調 査 を 行 っ た が、 そ の 結 果 は稿 を あ ら た め て 報 告 し た い)。 保 育 課 程 の 編 成 は結 果 で は な く 、 そ の 過 程 に 保 育 上 の 資質 向 上 、 並 び に そ れ に 基づ く 保育 の質 の向 上 につ な が る 要因 が含 ま れ てい る と思 わ れ る。 当 該 保 育 所 の 保 護 者 の 意 向 を 把 握 し た 上 で 、 保 育 課 程 を 編 成 す る よ う に 、「 保 育 所 保 育 指 針 解 説書 」 に は 書 か れ て い る。 具 体 的 に は 、「 保 育 課 程 編 成 の 手 順 に つ い て ( 参 考 例 )] に 2) とし て 「各 保 育 所 の子 ど も の実 態 や子 ど もを取 り 巻 く家 庭 ・ 地 域 の 実 態 お よ び保 護 者 の 意 向 を 把 握 す る] と 書 か れて い る。 こ こ で は次 の 2点 に 注 目 し たい 。 そ の 第 1 は、 こ の 参 考 例 の上 に、「 保 護 者 の 思 い を 受 け と め、 保育 課 程 に反 映 す る か ど う か な ど 検 討 す る こ と が 求 め ら れま す が 、 子 ど も の 最 善 の利 益 を 第一 義 に す る こ と が 前 提 で す] と あ る点 て あ る 。 保 護 者 の 意 向 や 思 い は、 た とえ 把 握 し た と し て も 、 必 ず し も保 育 課 程 に 直 接 的 に反 映 し な く て もよ い と 読 み取 れ る。 も う 1 つ は 、 「保 育 課 程編 成 の手 順 に つ い て( 参 考 例 )] の 3) に 「 各 保 育 所 の 保 育 理 念 、 保 育 目 標 、 保 育 方 針 等 に つ い て 共 通 理 解 を 図 る」 と あ る点 て あ る。「 各 保 育 所 の子 ど もの 実 態 や 子 ど もを 取 り 巻 く家 庭・ 地 域 の実 態 お よ び 保 護 者 の 意 向を 把 握 す る] が 2)、「 各 保 育 所 の 保 育 理 念 、 保 育 目 標 、 保 育 方 針 等 につ い て共 通 理 解 を図 る」 が 3) で あ る こ と は、 保 育 の 理 念 、 保 育 目 標 、 保 育 方 針 等 に、 保 護 者 の 意 向 が反 映 さ れて い る と主 張 す る こ と が で き る 。 こ の よ う に 、「 保 護 者 の 意 向 を 把 握 し た 上 で 、 保 育 課 程を 編 成 す る」 こ と に は、「 保育 所 保 育 指 針 解 説 書」 の 記 述 に混 乱 か お り 、 誤 解 を 招 く可 能 性 か お る。 評 価 に 関 し て は、 厂言 葉 ] の 領 域 に お け る記 述 に 関 す る分 析 結 果 に 照 ら し て 、 以 下 で 具 体 的 に 述 べ る。 2. 保育 課 程 にお ける 「 言葉 」 の 領 域 の 記 述  本 研 究 で は 、 保 育 課 程 に お け る 厂言 葉 ] の領 域 の 年 齢 ご と の記 述 に 見 ら れ る キ ー ワ ード を 明 ら か に し た 。 こ の キ ーワ ード は、 旧 保 育 所 保 育 指 針 や 保育 所 保育 指 針 解 説 書 に 示 さ れ て い る 子 ど もの 発 達 の 姿 、 並 びに 発 達 心 理 学 の テ キ スト 等 に現 れ る各 年 齢 に 相当 す る子 ど も の 発 達 の 姿 に ほぼ 合 致 し て い る 。 こ の キ ーワ ード こそ が 、 保 育 所 に お け る 乳 幼 児 の 言 葉 の 発 達 を 捉え 方 で あ り 、 言 葉 を 伸 ば す た め の 保 育 所 に お け る関 わり で あ る と思 わ れ る。

(13)

本 研究 で は、 言 葉 の 領 域 に 焦点 を あ て だ が、 他 の 領 域 に 焦 点 を あ て て 同 様 の 分 析 を す る こ と に よ っ て、 保 育 所 に お け る そ の 領 域 の 乳 幼 児 の 発 達 を 捉 え 方 や 関 わ り 方 を 推 測 す るこ と が で き る。 こ れ ら につ い て は我 々 の 報 告 書 ( 小 椋 ら 、2010 ) で は 触 れ て い な い が 、 提 供 さ れ た保 育 課 程 は、 す べ てpdf フ ァイ ル で当 該 報 告 書 に添 付 し て い る の で、 誰 も が 分 析 す る こ と が可 能 で あ る。 保育 課程 に お け る詳 細 な記 述 か ら は、 そ の 領 域 に お け る 子 ど もの 発 達 を 支 援 す る関 わり 方 が推 測 で き た。 こ の こ と に つ い て は、Bruer (1993) に よ る次 の説 が 様 々 な示 唆 を 与 え て く れ る。 す な わ ち 「ど の よ う な 発達 段階 か お り、 各 段 階 が ど の よ う に 違 うか を 、 認 知 科 学 レ ベ ルの 詳 細 さ を 持 っ て知 る こ と が で き れ ば、 あ る 段階 か ら 次 の 段 階 へ と 子 ど もが 進 む の を 支 援 す るよ う な指 導 を 工 夫 す る こ と が で き る] と い う 説 が 、 多 く の示 唆 を 与 え て く れ る。 Bruerは 認 知 科 学 と い う研 究 領域 を 持 ち 出 し た が、 本 研究 か ら は 保 育 課 程 の 詳 細 な 分 析 が 子 ど もの 発 達 を 支 援 す るよ う な指 導 の工 夫 につ な が る と考 え ら れ る。 保育 課程 の 分 析 は、 保 育 者 の 養 成 教 育 に も次 の よ う に貢 献 す る 。 す な わ ち 保 育 課 程 の 分 析 結 果 を も と に保 育 者 の 養成 教 育を 行 え ば、 保 育 所 で は 子 ど もの 発 達 を ど の よ う に と ら え て い る の か、 そ の 捉え 方 に 基づ き ど の よ う な 関 わ り を し て い る の か を 理 解 し た 保 育 者 を 養 成 で き る。 そ の 際、 保育 課程 が詳 細 な も ので あ れば あ る ほど 、 発 達 の姿 や関 わ り は具 体的 に 理解 で き るで あ ろ う。 最後 に、 こ の よ う な記 述 の 分 析 と、 保 育 課 程、 さ ら に こ れ に 基 づ く 指 導 計 画 お よ び保 育 実 践 の 評 価 と の関 係 に つ い て 議 論 す る。 本 研 究 で は、 保 育 課 程 か ら 当 該 保 育 所 に お け る乳 幼 児 の発 達 を 捉え 方 や関 わ り方 が推 測 で き る こ とを 示 し た。 さ ら に 保 育 課 程 の 詳 細 な 記 述 と その 分 析 は指 導 の 工 夫 に つ な が る と論 じ た。 こ の点 を さ ら に 発 展 さ せ た 保 育 課 程 を 入 手 し た の で 紹 介 す る。 なお 、 こ の 保育 課 程 は、 本 研究 の 調 査 実 施後 に あ る 自 治 体 が 完 成 さ せ た もの で 、 本 研 究 の ため に提 供 さ れ た も ので は ない こ と、 許 可 を 得て 紹 介 す る も ので あ る こ とを 記 して お く。 図 3 は、 あ る自 治 体 が 編成 し た保 育 課 程 を 「言 葉 」 の 領 域 に 焦点 を あ てて 分 析 し た もの で あ る。 完 全 で は な い が、 あ る 程 度対 応 さ せ て 並 べ て み た。 横 に 見 る と、 必 要 な 環 境 や 関 わり 方 が見 え て く る。 例え ば、 一 番下 の並 び を見 て み よ う。 絵 本 を 介 し た 関 わ り や 準 備 す るべ き絵 本 が わか る。 O歳 児 ク ラ スで は「 ③ 保 育上 等 と一 緒 に き れい な 色彩 の も のや 身 近 な 物 の 絵 本を 見 る」 と な っ て お り、 き れ い な色 彩 の 絵 本 や 身 近 な 物 の 絵 本 を 子 ど も に 見 せ る こ と が求 め ら れ る 。 1 歳 児 ク ラ ス で は 「 ⑤ 興 味 の あ る 絵 本 を 保 育 上 等 と一 緒 に 見 な が ら、 簡 単 な 言 葉 の 繰 り 返 し や 模 倣を し た り し て 遊 ぶ。] と な っ て お り 、 簡 単 な言 葉 の 繰 り 返 し が で て く るよ う な絵 本 が 必 要 に な る。 2歳 児 ク ラ ス で は 「 ④遊 び や 絵 本等 の 中 で言 葉 を交 わ す こ と の 喜 び を 感 じ 、 共 通 し たイ メ ー ジを 持 って 遊 びを 楽し む。 ⑤絵 本 や 紙芝 居 を 楽 し んで 見 たり 聞い たり し、 繰 り返 し のあ る 言葉 や 、 簡 単 な スト ーリ ー を 理 解 し て 楽 し む。] と な っ て お り、 共 通 し た イ メ ー ジを 持 つ た め に 何 度 も同 じ 絵 本 を 読 む こ と や簡 単 な ス ト ー リー の あ る 絵 本 を 準 備 す る 必 要 か お る こ と が 示 唆 さ れて い る。 以 下 、 同 様 に 3歳 児 ク ラ ス、 4歳 児 ク ラス 、 5歳 児 クラ ス の 関 わ り も読 み取 れ る。 各 ク ラ ス の年 間 の指 導 計 画 に、 こ れ ら の絵 本 の準 備や 関 わ り方 が反 映 さ れて い る か ど う か が評 価 の 視点 と な る。 こ の 自治 体 は、 編成 し た 保育 課 程 を 元 に、 子 ど もの 発 達 経 過 を 記 録 する ため の 記 録 表 を 作 成 し てい る。 そ の一 部 を示 し た もの が 図 4で あ り 、 図 5 は「 言 葉 」 の 領 域 に 焦 点 を あ て て 、 記 録 票 の 項 目 抽 出し た も の で あ る。 こ の よ う な 子 ど もの 発 達 経 過 の 記 録 は、 以 下 の よ うに 考 え る こ とで 、 保育 課 程を 見 直 す の に 活 用 で き る。 す な わ ち、 保 育 課 程 に 基 づ い て 指 導 計 画 を 作 成 し 、 そ の計 画 に そ っ て保 育 を 実 施 す る。 そ し て、 す べ て の 子 ど もに つ い て 、 こ の よ うな 様 式 を 用 い て 発 達 の 経 過を 記 録 す る。 そ の上 で、 多 く の子 ど も に 適 切 な発 達 の 経 過 が見 ら れ な い場 合 、 そ の 原因 と し て - 129 −

参照

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