• 検索結果がありません。

The economics of contemporary Latin America (資料紹介)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "The economics of contemporary Latin America (資料紹介)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

The economics of contemporary Latin America (

資料紹介)

著者

北野 浩一

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名

ラテンアメリカレポート

35

2

ページ

100-100

発行年

2019-01-31

出版者

日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/00050684

(2)

100 ラテンアメリカ・レポート Vol. 35, No. 2, 2019

The Economics of Contemporary Latin America

Beatriz Armendáriz and Felipe Larraín B.

Cambridge, Massachusetts: MIT Press, 2017. pp.439. ISBN 978-0262533157 21 世紀に入ってすでに 20 年近くが経過している。対外累積債務問題やハイパーインフレーシ ョンなどマクロ経済の変動がラテンアメリカ経済を特徴づけた時代は一部の国を除いて終焉し、 新興国向け一次産品輸出の拡大など経済グローバル化の恩恵でブームに沸く国々が出てきている。 その一方で、貧困や経済格差など社会的問題は依然解決にはほど遠く、開発に関する新しい知見 を生かした施策が求められている。 こういった現代的な視点からラテンアメリカ経済を概説する教科書が望まれていたが、ここで 紹介する The Economics of Contemporary Latin America はそのようなニーズに応えるものである。 著者のひとりであるフェリペ・ララインは、代表的なマクロ経済学の教科書である『マクロエコ ノミクス』をジェフリー・サックスとともに著した経済学者であり、またピニェラ大統領のもと で現在二期目のチリ財務大臣を務める学界・政界に影響力のある人物である。また、共著者のベ アトリス・アルメンダリズは、マイクロファイナンス研究の第一人者であり、著作も多い。世界 的にも著名でラテンアメリカに精通したマクロ・ミクロの経済学者によるバランスのとれた教科 書になっている。 本書の最大の特徴は、ラテンアメリカの経済発展に関する課題を、近年有力になっている経済 成長に対する見方に依拠して解説していることである。これは、資本蓄積や貿易構造による説明 がなされてきたが、本書では「地理的要因」(サックスら)や「制度」(アセモグルなど)といった 要因を重視している。そのため、それらを形成する歴史的背景や、社会的・政治的側面について も、それぞれ第Ⅰ部、第Ⅱ部で十分な解説がなされている。第Ⅲ部、第Ⅳ部ではマクロ経済政策 や貿易・金融自由化、労働政策などの施策を今世紀の動きを中心に提示している。 近年の経済学における経済発展・経済成長についての広範な研究成果を用いて、ラテンアメリ カ経済発展の理解に資する、という点では本書は卓越している。章末には「まとめ」と「設問」も あり、教科書としての利用に配慮があるが、同時に近年のラテンアメリカ経済研究の成果を広く レビューするうえでも有益である。 北野浩一(きたの・こういち/アジア経済研究所)

参照

関連したドキュメント

災害に対する自宅での備えでは、4割弱の方が特に備えをしていないと回答していま

問題集については P28 をご参照ください。 (P28 以外は発行されておりませんので、ご了承く ださい。)

点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

・マネジメントモデルを導入して1 年半が経過したが、安全改革プランを遂行するという本来の目的に対して、「現在のCFAM

その後 20 年近くを経た現在、警察におきまし ては、平成 8 年に警察庁において被害者対策要綱 が、平成

世界レベルでプラスチック廃棄物が問題となっている。世界におけるプラスチック生 産量の増加に従い、一次プラスチック廃棄物の発生量も 1950 年から

「光」について様々紹介や体験ができる展示物を制作しました。2018

部位名 経年劣化事象 健全性評価結果 現状保全