高等学校「簿記」における学習指導の工夫:―情報機器の活用を中心に―
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(2) 3.3教員への聞き取り. 欄式の資料の事前配布による活動の追加、③書画. 商業の教員7名へ生徒の実態や簿記の授業を行. カメラと同様の教師の活動を実際に見せる方法と. ううえでの課題について聞一き取りを行った。生徒. してタブレットPCを活用した授業を行った。実. の実態については、授業時間内に内容習得は困難. 施後のアンケートでは、首の痛みについて挙げた. であるという点を全員が挙げており、その理由と. 生徒はいなくなった。見えにくいという生徒につ. して、繰り返しが足りないという意見や生徒の計. いては、ディスプレイに関してはフォントサイズ. 算能力が原因と挙げていた。授業を行ううえでの. を上げたため文字が小さくて見.えにくいという生. 課題は、問題を多く解答させたいという点や板書. 徒は減ったものの、プロジェクターで投影したも. が手間、作表問題に時間がかかるという点を聞き. のが薄くて見えにくいという生徒が現れた。「より. 取りを行った教員全員が挙げていた。また、時間. 集中して聞くことができた」については、5段階. はもう少しあったほうが良いものの、検定を受験. で3.21だった平均値が3.97に上昇しt検定の結. させる関係で今の時間でしか授業を行うことがで. 果1%水準で有意という結果がでた。タブレット. きないという理由も挙がった。. PCの活用については、書画カメラと同じアンケー. 4.情報機器を活用した授業. トを実施したところ同じ様な数値になった。. 4.1情報機器を活用した授業の効果. 5.自主学習用の教材の作成と評価. 簿記の授業を担当している教員に情報機器を活. 繰り返し使える教材として仕訳の問題文が変化. 用して授業を行ってもらい、情報機器を活用した. する教材を表計算ソフトを用いて作成した。問題. 場合と活用しない場合の比較アンケートを行った。. は定型部分に金額や店名、処理条件の一部をいく. 情報機器の活用方法はディスプレイとプレゼンテ. つかの条件から選択し当てはめるようにした。作. ーションソフトによる仕訳問題の解説とディスプ. 成した教材を商業の教員3名に自主学習やテスト. レイと書画カメラを用いた帳簿作成問題である。. の作成、繰り返し使えるかという点について評価. アンケートの結果、簿記の授業でも情報機器を活. をしてもら・った。結果は、汎用性を高める、同じ. 用して授業を行った場合の生徒の評価が高かった。. 解答になる問題を複数用意する、使用手順やレイ. プレゼンテーションソフトでは、絵や図が活用さ. アウトなど生徒がわかりやすく簡単に使用できる. れたり動きがあることにより普段の授業に比べて. ようにするなどの改善は必要であるが、アンケー. 内容を理解がしやすい要因と思われた。書画カメ. ト項目a r自主学習や課題に使えるか」や項目C. ラは、作業を実際に見ることができる点や生徒と. 「テストの作成に活用できるか」において好意的. 同じ教材を用いて教師が問題を解くため、教師と. な評価を得た。. 自分の比較ができることで指示が明確化され、作. 6.まとめ. 業手順が理解しやすいという意見につなかったと. 実態把握の結果、授業内での内容習得は生徒、. 思われる。. 教員ともに難しいという見解を示していた。繰り. 4.2情報機器を活用した授業の改善. 返しや内容理解のため機器の活用は有効であるが、. 情報機器を活用した授業のアンケート結果およ. 時間の確認や用語の記入などの活動を伴うことが. び授業見学を踏まえ改善授業を行い事後アンケー. 必要であることがわかった。自主学習用の教材に. トを行った。具体的な改善点は①事前アンケート. ついてはレイアウトなどの改善が必要だが、活用. において多く挙げられていた首の痛みと見えにく. の可能性が示唆された。. い生徒の削減のためにディスプレイの他にプロジ. 今後、今回判明した点について来年度から改善. ェクターによる黒板への投影と資料の事前配布、. を行っていきたい。. ②事前アンケートのプレゼンテーションソフトの. 修学指導教員 増澤康男 溝邊和成. 活用に関する項目で数値が低かったrより集中し. 指導教員 永田智子. て聞くことができた」の値を向上させるために空. 一65川.
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