• 検索結果がありません。

<課題研究報告>課題研究Ⅰ  地域再生とコミュニティ問題をどう扱うか(2012年2月19日開催)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<課題研究報告>課題研究Ⅰ  地域再生とコミュニティ問題をどう扱うか(2012年2月19日開催)"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

社会系教科教育学会『社会系教科教育学研究』第24号 2012 (p.115) 【課題研究報告】

課題研究

地域再生とコ

現在,高齢者と子どもをあわせると約23%であ るが, 2050年には約50%(高齢者40%,子ども10 %)になると言われている。高齢者や子どもは, 地域密着型の人々である。戦後から現在までのよ うに,生産年齢の人口の割合が多かったときには, 地域密着型の大が少なく,会社のような生産コミュ ニティと家庭の地位が相対的に高かったが,こ れからは生産コミュニティや家庭に比べ,地域コ ミュニティで活動する人の割合が必然的に増えて くる。そのような変化が数十年のうちに起こる ことが予想され様に地域コミュニティを捉る中で,社会科ではこれえていてよいのまでと同だろう か。 また, 2011年3月n日に起こった東日本大震災 は未曾有の大災害となった。町全体に襲いかかる 津波,原発事故による強制避難は,これまで機能 していたコミュニティを一瞬にして消滅させてし まった。このように災害によってコミュニティが 機能停止する例は他にも見られる。もう一つの大 震災とも言われる長野県栄村。震度6の地震が3 度も村を襲った。栄村では,高齢者を支える特徴 的なコミュニティが形成されていたが,地震によっ て崩壊の危機に直面した。災害によって失われる コミュニティについて,社会科ではどのように扱っ ていけばよいのだろうか。長期スパンでの変化と, 災害等による急激な変化という両面から,今回の テーマにどのようにアプローチすればよいのか, また社会科でどのような扱いをするのが適切なの か,本課題研究は,以上の問題意識からスタート している。 本課題研究では,埴岡靖司(山県市立伊自良南 小学校),塩満貞徳(鹿児島市立紫原中学校,吉 水裕也(兵庫教育大学)が話題を提供し,指定等 論者に永田忠道(大分大学)をお願いした。この 課題研究を行うにあたり,発表者の3名は,広井 良典(2009)『コミュニティを問いなおす一つな

ミュニテイ問題をどう扱うか

(2012

年2

月19

催)

吉 水 裕 也 (兵庫教育大学) がり・都市・日本社会の未来』(ちくま新書)等 を自主的な課題図書とし,事前に研究会を持った。 埴岡氏は,匚住民参加型政治を基盤にしたコミュ ニティ再生問題に関する内容開発−『マルチ・ス ケール』アプローチによる小学校6年生『災害復 旧の取組』の学習−と題し,長野県栄村における 災害復旧の取り組みを事例に報告を行った。 塩満氏は,厂防災を視点として地域的特色を追 究する中学校社会科の授業構成一地理的分野匚身 近な地域コミュニティの調査」を中心にー」と題 し,勤務校である中学校の校庭に埋め込まれた貯 水槽など,生徒に身近な事例をとりあげた身近な 地域の学習に関する報告を行った。 吉水は,『防災ガバナンスのアクターとしての コミュニティ再生問題に関する単元開発一高等学 校地理A匚自然災害と防災」,匚地域の地理的諸課 題と地域調査」単元を通してー』と題して,阪神 淡路大震災等の被災地における復興の成功事例を ケーススタディし,その成果を生かして仮設住宅 の配置図を作成させる,防災と地域調査の単元プ ランに関する報告を行った。 指定討論者の永田氏は,各発表の秀でた点を具 体的に評価しながら,同時に何かすっきりとしな いものを感じたとコメントした。それはコミュニ ティ問題を扱う時に,コミュニタリアン的なスタ ンスでこの問題を扱うからであろうか。各自の報 告で,この点ついて言及されるかどうか不明であ るが,社会を同質的なものと捉えるのか,異質な ものと捉えるのかという点で,重要な指摘であっ た。 地域再生とコミュニティ問題について,どのよ うに扱うのが社会と教室をリアルに結びつけるこ とになるのか。最後に,多くの参加者を得て行わ れたこの課題研究が社会科授業研究として有意義 な機会となったことを記しておく。 115−

参照

関連したドキュメント

本稿は、拙稿「海外における待遇表現教育の問題点―台湾での研修会におけ る「事前課題」分析 ―」(

1)研究の背景、研究目的

大学で理科教育を研究していたが「現場で子ども

生活習慣病の予防,早期発見,早期治療など,地域の重要

専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学

 21世紀に推進すべき重要な研究教育を行う横断的組織「フ

プログラムに参加したどの生徒も週末になると大

Analysis of the results suggested the following: (1) In boys, there was no clear trend with regard to their like and dislike of science, whereas in girls, it was significantly