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乳児の行動のチェックリスト(IBQ-R)短縮版の作成

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乳 児 の 行 動 の チ ェ ツ ク リス ト(IBQ-R)短

縮 版 の 作 成

Development

of Short Form of the Japanese

Infant Behavior

Questionnaire-Revised

中川

敦子 ・木村

由佳 ・鋤柄

増根

Atsuko

Nakagawa

Yuka

Kimura

Masune

Sukigara

要 旨   本 研 究 は 、The  Infant Behavior  Questionnaire-Revised(IBQ-R)短 縮 版 の 作 成 を 目的 と し て 行 っ た も の で あ る 。 作 成 に は 、 中 川 ・鋤 柄(2005)が 作 成 し 実 施 し たIBQ-R日 本 版(全191項 目、 14尺 度)の 結 果 を 使 用 し た 。 月 齢3-12ヶ 月 児 の284名 の 回 答 結 果 か ら、 各 尺 度6ま た は7項 目 か ら な る14尺 度 の 短 縮 版(全85項 目)を 作 成 し た 。 短 縮 版 の85項 目 中 、 オ リ ジ ナ ル の 短 縮 版(Helbig, Putnam,  Gartstein&Rothbart,2009)と 重 複 す る 項 目 は45項 目(重 複 率53%)で あ っ た 。 短 縮 版 は 十 分 な 内 的 整 合 性 を 持 ち 、 標 準 版 と も有 意 な 相 関 が 見 ら れ た 。 ま た 、 因 子 分 析 の 結 果 、 因 子 パ タ ン は 標 準 版 と 同 様 の3因 子 構 造 が 再 現 さ れ た 。

キ ー ワ ー ド:気 質 、The  Infant Behavior  Questionnaire-Revised、 短 縮 版

自 的   近 年 、 生 ま れ て 間 も な い 乳 児 に も 気 質 的 特 徴 に 差 が み ら れ 、 ま た そ れ らが 乳 幼 児 期 を 通 じ て 一 貫 性 を 有 す る こ と が 明 らか と な っ て き た 。 乳 幼 児 期 で は 発 達 に 伴 っ て 、 具 体 的 な 行 動 が 変 化 す る 一 方 で、 基 底 に は 一 貫 し た 気 質 的 特 徴 が 見 出 さ れ て い る(栗 山,2000)。   そ の 中 で 、Rothbart(1981)は 行 動 上 の 個 人 差 を 生 み 出 す も の と し て 、 神 経 系 の 反 応 と抑 制 に お け る 個 人 差 を 仮 定 す る 立 場 で 乳 児 の 気 質 測 定 方 法 を 展 開 し て き た 。 こ う し て 改 訂 を 重 ね ら れ て 進 展 し た の が 、乳 児 の 行 動 の チ ェ ッ ク リ ス トThe  lnfant Behavior  Questionnaire-Revised(IBQ-R) で あ り、 乳 児 の 気 質 を 測 る 上 で そ の 有 用 性 が 見 込 ま れ て い る 。IBQ-Rは 、 養 育 者 が 対 象 児 に つ い て あ る 場 面 で の 行 動(様 子)が 過 去1週 間 で ど の く ら い み ら れ た か を 訊 く7段 階 評 定 の 行 動 チ ェ ツ ク リ ス トで あ る 。IBQ-Rで は 、 以 下 の14の 気 質 次 元 を し め す 尺 度 が 想 定 さ れ て い る:① 活 動 性 の レベ ルActivity  level(Al)② 制 限 さ れ た 時 の 負 の 情 動 の 表 出Distress  to Limitation(Dl)③ 恐 れ Fear(Fe)④ 注 意 の 持 続Duration  of Orienting(Do)⑤ 微 笑 み と 笑 いSmile  and Laughter(Sl) ⑥ 強 い 刺 激 を 好 むHigh  Intensity  Pleasure(Hp)⑦ 穏 や か な 刺 激 を 好 むLow  Intensity  Pleasure

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(Lp)⑧ な だ め や す さSoothability(So)⑨ 不 機 嫌 か ら の 回 復 の しや す さFalling  Reactivity/Rate of Recovery  from  Distress(Fr)⑩ 接 触 を 好 むCuddliness(Cu)⑪ 知 覚 的 敏 感 さPerceptual Sensitivity(Ps)⑫ 悲 し みSadness(Sa)⑬ 期 待 し て 接 近 す るApproach(Ap)⑭ 声 に よ る 反 応 性 Vocal  Reactivity(Vr)。  IBQ-R日 本 版 に 関 し て は 中 川 ・鋤 柄(2005)が 作 成 ・検 討 し て い る 。  IBQ-Rは 全191の 質 問 項 目か ら構 成 さ れ て い る た め 、完 全 回 答 ま で に 約1時 間 程 度 が 必 要 で あ り、 回 答 者 の 負 担 が 大 き い 。 簡 便 に 使 用 で き る 尺 度 が あ れ ば 、 そ の 活 用 範 囲 が 広 が る こ と が 期 待 さ れ る 。 そ こ で 本 研 究 で はIBQ-R短 縮 版 を 作 成 す る こ と を 旨 的 とす る 。 短 縮 版 の 作 成   中川 ・鋤 柄(2005)の 結 果 に基 づ き、IBQ-R短 縮 版 を作 成 した 結 果 を報 告 す る 。 方 法   質 問 紙  IBQ-R日 本 版 は14尺 度 につ い て そ れ ぞ れ11∼18項 目の 具 体 的 な行 動 記 述 か ら構 成 さ れ て お り、 合 計191項 目 か らな る。 項 目番 号 は オ リ ジ ナ ル と 同 じで あ る。 教 示 は"そ れ ぞ れ の 場 面 で の様 子 が、 この1週 間(一 部 に つ い て は2週 間)に どの くらい お 子 さん に み られ た か を お答 え く だ さい 。 評 定 は`全 く見 られ なか っ た'か ら`い つ も見 られ た'ま で の7段 階 で す 。 該 当す る場 面 を 経 験 し なか っ た場 合 は 、 ×に印 をつ け て くだ さ い。"各 人 の14尺 度 値 は 、 各 尺 度 の 合 計 点 を 回答 項 目数 で 割 り算 出 す る。   調 査 協 力 者  2001年3月 に名 古 屋 市3区(名 東 、 天 白 、 南)の3ヶ 月健 診 を 受 診 した455名 の 養 育 者 と子 育 て サ ー クル(瑞 穂 区)に 通 う0歳 児84名 の 養 育 者 に 質 問 紙 が 配 布 され た。 質 問紙 は す べ て 郵 送 に よ っ て 回収 し、 全体 で60.0%が 回収 され た 。 そ の う ち以 下 の いず れ か に該 当 す る もの は分 析 か ら除 外 した。 出 生 体 重 が2500g未 満 お よび4000g以 上 、在 胎 期 間37週 未 満42週 以 上 、 出 産 時 に何 らか の異 常 が 見 受 け られ た も のヽ 保 育 園 に預 け られ て い る もの の いず れ か で あ る。 最 後 の条 件 は 日 中 の乳 児 の様 子 を把 握 して い る者 が 回答 者 と して よ り望 ま しい た め に付 加 した 。 最 終 的 に284名 が分 析 対 象 とな り、 月齢3-6ヶ 月 児97名(男 児58、 女 児39)ヽ6-9ヶ 月児79名(男 児40、 女 児39)、9-12ヶ 月児108名(男 児57、 女 児51)で あ った 。 また 、 第1子5獄9%、 第2子 31.7%、 第3子 以 降8.5%で あ った 。   短 縮 版 作 成 手 順   短 縮 版 に採 用 す る項 目を選 定す る た め に 、Putnam&Rothbart(2006)と 同 様 の手 順 を行 っ た。 初 め に全 デ ー タ を用 い て 、各 気 質 次元 の尺 度得 点 と項 目の評 定 値 と の相 関係 数 を算 出 した 。 そ こで 、 尺 度 ご とで相 関 の 高 い上 位6項 目 を暫 定 的 に短 縮 版 項 目 と した 。Table lに 短 縮 版 の各 尺 度 の相 関範 囲 と α係 数 を示 す 。「活 発 さ(Al)」尺 度 の 相 関 範 囲 は.38か ら.56で、6、 7位 が 同値 の た め上 位7項 目を採 用 した。 ま た 、 内容 が 日常 の育 児場 面 を 反 映 しや す い こ とを基 準 とす る た め 、 未 経 験 回答(該 当 す る場 面 を経 験 しな か った と して ×に 印 を つ け た 項 目)が 高 い 項 目は 恣 意 的 に除 外 す る こ とに した 。 そ の結 果 、 「敏 感(Ps)」 尺 度 で は未 経 験 回 答41%の1項 目

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を 取 り 除 き 繰 り 上 げ た 上 位6項 目 と し た 。 各 尺 度 で ク ロ ンバ ッ ク の α 係 数 を 算 出 し た と こ ろ 、.50か ら.94 と な っ た(Table1)。 次 に 、Putnaln&Rothbart(2006) と 同 様 の 手 順 で 、 尺 度 ご と で 項 目 を 対 象 と し た 因 子 分 析(主 因 子 法 ・直 接 オ ブ リ ミ ン 回 転)を 行 っ た 。 標 準 版 の 「恐 れ(Fe)」 尺 度 、 「接 近(Ap)」 尺 度 は1因 子 構 造 、 残 り の12尺 度 は 2因 子 構 造 を示 し た 。 例 え ば 、 標 準 版 の 「悲 し み(Sa)」 尺 度 の 因 子 分 析 の 結 果 、 第1因 子 に は 『疲 れ た 時 、 泣 きそ うに な る』 とい っ た 身体 の疲 労 な どが 要 因 で 泣 き出 す また は ぐず る項 目が 、 第2因 子 に は 『長 い 間 ベ ビー ベ ッ ドや ベ ビー サ ー ク ル に ひ と りぼ っ ち に さ れ た 時 、 悲 しむ』な ど親 しい 人 の 不 在 が 原 因 で悲 しむ 項 目が 含 まれ た。 こ の よ うな2因 子 構 造 が 短縮 版 の尺 度 で も反 映 され る よ う、 暫 定 的 な短 縮 版 項 目 を因 子構 造 の 観 点 か ら検 討 し、必 要 に応 じて 項 目を入 れ 替 え た。 そ の 際 、 項 目 内容 の 重 複 を避 け、 尺 度 内 の α係 数 が.65を 下 回 らな い よ う に注 意 し た。 そ の結 果 、 「回 復(Fr)」 尺 度 に つ い て は2因 子 に わ た る 項 目 を選 定 す る こ とは 困 難 で あ っ た た め 、 第1因 子 に属 す る項 目の み を採 用 した 。 結 果 尺 度 の 信 頼 性  14尺 度 そ れ ぞ れ に つ い て α係 数 を算 出 した と こ ろ、.65か ら.94の 範 囲 とな り、 内 的整 合 性 が 低 い尺 度 も含 ま れ て い た(Table2)。.70以 下 の尺 度 は 「弱 刺 激(Lp)」 、「な だ め(So)」、 「声(Vr)」 で あ っ た が 、 そ の他 の尺 度 は.70以 上 を示 して お り、 一 応 の信 頼 性 は満 た して い る と考 え られ る。 短 縮 版 の 各 尺 度 の 内 的 整 合 性 が 低 くな っ た 要 因 と して は、191項 目か ら85項 目(各 尺 度6ま た は7項 目)へ と大 幅 に 項 目が 減 少 した だ け で な く、 手 続 きの段 階 で で き るだ け項 目選 定 時 に 内容 が 重 複 しな い よ う に配 慮 した た め と考 え られ る。 ま た 中川 ・鋤 柄(2005)よ る と、IBQ-R は行 動 のチ ェ ック リス トとい う性 質 上 必 ず し も内 的整 合 性 が 高 くな る保 証 は な く、 ま た内 的 整 合 性 を高 め る必 要 の ない 尺 度 と も考 え られ て い る。 年 齢 差 と性 差 14尺 度 の 月齢 群 ご との 平 均 値 をTable2に 、 男 女 別 の平 均 値 をTable3に 示 す 。 月 齢(3)× 性(2)の2要 因 の 分 散 分 析 の 結 果 、 月 齢 の高 い児 の得 点 が 低 い 児 と比 べ て 高 くな った 下 位 尺 度 は、「活 発 さ(AD」 、「制 限(Dl)」、「恐 れ(Fe)」 、「強刺 激(Hp)」 、「敏 感(Ps)」 、「接 近(Ap)」 、 「声(Vr)」 で あ っ た。 ま た、 こ れ ら とは逆 に、 「接 触(Cu)」 で は低 月 齢群 で得 点 が 高 くな り、 「笑

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い(Sl)」 、 「弱 刺 激(Lp)」 、 「な だ め(So)」 「回 復(Fr)」 で は6-9ヶ 月 齢 群 で 最 も 得 点 が 高 く な っ た 。 標 準 版 の 結 果(中 川 ・鋤 柄 、2005)で は 、 本 研 究 と は 異 な り 「な だ め(So)」 は 月 齢 の 高 い 児 の 得 点 が 低 い 児 と 比 べ て 高 くな る 効 果 を 認 め 、 「回 復(Fr)」 で は 月 齢 の 効 果 を 認 め な か っ た 。 性 差 に 関 し て は 、 標 準 版 の 結 果 と 同 様 に 「制 限(Dl)」 と 「強 刺 激(Hp)」 で は 男 児 の 得 点 が 高 く、 「恐 れ(Fe)」 で は 女 児 の 得 点 が 高 く な っ た 。 ま た 、 月 齢 と 性 の 交 互 作 用 も 標 準 版 と 同 様 に 「強 刺 激(Hp)」 の み で 認 め ら れ(F(2.258)=4.33,p<.05)、3-6ヶ 月 群 で 特 に 性 差 が 大 き か っ た 。

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標 準 版 と短 縮 版 の 相 関 標 準 版 と の 相 関 を検 討 した 。 群 分 け は以 下 の 手順 で 行 っ た 。各 尺 度 で 、標 準 版 の 尺 度得 点 の上 位 か ら順 に1位:A群 、 2位:B群 、3位:B群 、4位A群 、5 位A群 ・… と、 成 績 に 偏 りが で な い よ うに 回答 者 を2群 に分 け た。 ま た、 どち らか の群 で成 績 が 高 くな ら な い よ う に、 各 尺 度 でA、Bの 始 ま りを入 れ 替 え た。 こ う して標 準 群 と 短 縮 群 で マ ッチ ング を図 り、 標 準 版 の 尺 度 得 点 と短 縮 版 の 尺 度 得 点 の 相 関 を 算 出 し た。.72か ら.93の 有 意 な 正 の 相 関 が 認 め られ た(Table2)。 日米 の 短 縮版 項 日の 比 較  本 研 究 で 得 られ た 短 縮 版85項 目 中、Helbig et al.(2009)が 作 成 した オ リ ジナ ル 短 縮 版 の 項 目 と重 複 した の は45項 目で あ り、 重 複 率 は53%で あ った 。 各 下 位 尺 度 で の 平 均 重 複 項 目数 は3.2項 目で あ り、重 複 項 目が 最小 だ った の は 「接 触(Cu)」 尺 度 で1項 目、最 多 だ っ た の が 「笑 い(S1)」尺 度 で5項 目で あ っ た 。 因 子 分 析 探 索 的 因 子 分 析(主 因 子 法 ・直 接 オ ブ リ ミ ン 回 転)を 、 短 縮 版 の14尺 度 を対 象 に 実 施 し た 。 中 川 ・鋤 柄(2005)が 示 し た3つ の 気 質 特 徴 に 対 応 し た 因 子 パ タ ン が 得 ら れ る か ど う か を 検 討 す る た め に 、 因 子 を3に 指 定 し た 。 そ の 結 果 得 ら れ た 因 子 パ タ ン をTable4に 示 す 。 第 1因 子(高 潮 性 ・外 向 性;Surgency/ Extraversion)で は7尺 度 、 第2因 子 (負 の 清 動 性;Negative/Affectivity) で は4尺 度 、 第3因 子(定 位 ・統 制; Orienting/Regulation)で は3尺 度 と な っ た 。 中 川 ・鋤 柄(2005)が 得 た 因 子 パ タ ン(Table5)と 比 較 す る と 、 本 研 究 で は 「声(Vr)」 尺 度 が 第1因 子 に 属 し て い る が 標 準 版 で は 第2因 子 に 属 し て い

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る 。 そ れ 以 外 の13尺 度 は標 準 版 と同 様 の 因 子 に属 す る結 果 と な った 。した が っ て 、 本 研 究 で は 中 川 ・鋤 柄(2005)の 因 子 パ タ ンが概 ね 再 現 され た と結 論 す る こ とが で き る。 結 論 本研 究 は 、 中 川 ・鋤 柄(2005)が 作 成 ・ 実 施 したIBQ-R日 本 版 の デ ー タ を基 に ヽ そ の 短 縮 版 の 作 成 を試 み た。 短 縮 版 は標 準 版 との 間 にr=.72-.93の 高 い 相 関 が 認 め られ 、 内 的 整 合 性 にお い て も標 準 版 と同 程 度 と示 唆 され た 。 また 、 因 子 分 析 の 結 果 か らは標 準 版 と 同様 の3因 子 構 造 が 確 認 さ れ尺 度 の ま と ま りに若 干 の 違 い はあ る もの の、 概 ね標 準 版 の 因 子 パ タ ンが 再 現 され た とい え る。 短 縮 版 の 因 子 を構 成 す る下 位 尺 度 の ま と ま りを詳 し く見 て い く と、 標 準 版 との 特 に大 き な違 い は 短 縮 版 で は 第1因 子(高 潮性 ・外 向性)に 属 して い る 「声(Vr)」 尺 度 が 、標 準 版 で は 第2因 子(負 の情 動性)に 属 して い る こ とで あ る。 標 準 版 の 因子 分 析 結 果 に よる と(Table5)、 「声(Vr)」 尺 度 は 第1因 子 に.451、 第2因 子 に.510と 負 荷 量 を示 して お り、 第1と2因 子 で 因子 負 荷 量 に さほ ど 差 が な い こ とが わ か る。 尺 度 内 の 項 目数 の 減 少 に よ り、 第1因 子 へ の 負 荷 量 が 高 くな った と考 え られ る 。

次 に 、 本研 究 で作 成 され たIBQ-R短 縮 版 とオ リ ジナ ル短 縮 版(Helbig  et al.、2009)を 比 較 検 討 して み た と こ ろ、 各 下 位 尺 度 で3か ら4項 目重 複 して い た。 しか し、 「接 触(Cu)」 尺 度 で は重 複 項 目は1項 目の み で あ っ た。 オ リジ ナ ル短 縮 版(Helbig e tal.、2009)で 「接 触(Cu)」 尺 度 と して 選 定 さ れ た項 目(重 複 項 目 は 除 く)は 、 本研 究 結 果 で は相 関 係 数143か ら.425と 低 い相 関 を示 した。 本 尺 度 は 、中 川 ・鋤 柄(2005)が 作 成 ・実 施 したIBQ-R日 本 版 を簡 便 に利 用 す る た め に 開発 され た。 今 後 、 標 準 版 と他 の指 標 、 た とえ ば行 動 観 察 デ ー タな どに み とめ られ た 関係 を、 本短 縮 版 で検 討 す る な ど して、 そ の妥 当性 を確 か め て い くこ とが 望 ま しい。 引 用 文 献 麻原 き よみ ・井桁 しげ子1993幼 児 の発 達状態 と気質 に関す る研究一1歳6か 月 と3歳時点 の比 較一 小 児保健研究、52、347-353.

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Short and Very Short Forms of the Infant Behavior Questionnaire-Revised Society for Research in Child Development 栗 山容 子  2000  乳幼 児 の気 質構 造 の分 析  小 児保 健 研 究 、59、417-423. 栗 山 容 子 ・前 川 喜 平 ・蓮 見 元 子 ・星 三 和 子 ・瀬 戸 淳 子 ・星 永 ・小 田 切 房 子 ・奥 平 洋 子 ・若 葉 陽子 ・大 伴 潔 ・庄 司 順 一  2001  低 体 重 児 の気 質 と母 親 の 意 識 ・感 情 の発 達 的 変 化 と相 互 関連 性  小 児保 健 研 究 、60、511-518. 水 野 里 恵  2009  気 質  湯 川 良 三 ・高橋 恵 子 ・稲 垣 佳 世 子 ・平 木 典 子 ・氏 家 達 夫(編)児 童心 理 学 の 進 歩 金 子 書 房  Pp.2-26. 中 川敦 子 ・鋤 柄 増 根  2005  乳 児 の行 動 解 釈 に お け る文 化 差 はIBQ-R日 本 版 に どの よ う に反 映 さ れ る か 教 育 心 理 学研 究 、53、491-503.

Putnam, S. P., & Rothbart, M. K. 2006 Development of Short and Very Short Forms of the Children's Behavior Questionnaire. Journal of Personality Assessment, 87, 103-113.

Rothbart, M. K. 1981 Measurement of temperament in infancy. Child Development, 52, 569-578.

  庄 司順 一  1999子 ど もの気 質 と発 達   小 児 保 健 研 究 、58、132-137.   武 井 裕 子 ・寺 崎正 治 ・門 田 昌子  2007 幼 児 気 質 質 問紙 の試 み  パ ー ソナ リテ ィ研 究 、16、80-91. 付 録  IBQ-R短 縮 版 の 各 尺 度 に お け る 質 問 項 目 を 、 標 準 版 の 項 目 番 号 と と も に 以 下 に 示 す 。 項 目番 号 の 後 ろ のRは 反 転 項 目 を 意 味 す る 。 ま た 、 オ リ ジ ナ ル 短 縮 版 と重 複 す る 項 目 は 項 目番 号 の 下 に 下 線 を 記 す 。 活 動 性 の レベ ル   Activity level  オ リ ジ ナ ル 短 縮 版 と 重 複 す る 項 目数:4項 目 12    睡 眠 中 、 寝 返 り を う つ 13  睡 眠 中 、 ベ ビ ー ベ ッ ド(ふ と ん)の 中 央 か ら端 の ほ うへ 移 動 す る 14R  睡 眠 中 、 同 じ位 置 で 眠 っ て い る 33     服 を 着 せ た り脱 が せ た りす る 時 、 も が い た り、 転 げ 回 ろ う とす る 11 2  仰 向 け に 寝 か さ れ た 時 、 も が い た り、 体 の 向 き を 変 え た りす る 115   ベ ビ ー チ ェ ア や チ ャ イ ル ド シ ー ト に座 ら さ れ た 時 、 腕 を ふ り ま わ し た り、 脚 を バ タ バ タ さ       せ た りす る 116   ベ ビ ー チ ェ ア や チ ャ イ ル ド シ ー ト に座 ら さ れ た 時 、 も が い た り、 体 を ひ ね っ た りす る

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制 限 され た時 の 負 の 情 動 の 表 出   Distress to Lmitation 重 複 項 目数:4項 目 17    目覚 め た 後 、2∼3分 以 内 に 誰 か が こな い と泣 く 75  遊 ん で い た もの を取 り上 げ られ た時 、 しば ら く泣 い た り不 満 そ う にす る 76R遊 ん で い た もの を取 り上 げ られ た時 、 特 に気 に しない 93  動 きを制 限 さ れ る よ う な場 所(ベ ビー チ ェ ア、 ベ ビー サ ー ク ル、 チ ャ イ ル ドシー トな ど)       に置 か れ る と抵 抗 す る 113  何 か 欲 しい 時 、 欲 しい ものが 手 に入 らな い と、 ひ ど く不 機 嫌 に な る 11 4  何 か 欲 しい 時 、欲 しい もの が 手 に入 ら ない と、か ん しゃ くを起 こす(泣 い た り、わ め い た り、       顔 を真 っ赤 にす る、 な ど) 恐 れ   Fear重 複 項 目:4項 目 150  よ く知 らない 大 人 と顔 を合 わせ た時 、 親 に しが み つ く 151  よ く知 らない 大 人 と顔 を合 わせ た時 、 知 らな い 人 の方 へ どう して も行 こ う と しな い 152  よ く知 らない 大 人 と顔 を合 わせ た時 、 知 らな い人 に近 づ くの を た め らう 153  よ く知 らない 大 人 と顔 を合 わせ た時 、 知 らな い人 を受 け入 れ な い 154  よ く知 らな い大 人 が 何 人 か い る前 で、 親 に しが みつ く 164  よ く知 らな い大 人 が 家 に来 た時 、 そ の 人 が抱 き上 げ よ う とす る と泣 く 注 意 の持 続   Duration of Orienting  重 複 項 目:3項 目 46  本 ま た は雑 誌 に載 っ て い る絵 や 写真 を2∼5分 間ず っ と見 て い る 47  本 また は雑 誌 に載 っ て い る絵 や 写真 を5分 以 上 ず っ と見 てい る 49  ひ とつ の オ モ チ ャや もの で5∼10分 間 遊 ん で い る 50  ひ とつ の オ モ チ ャや もの で10分 以 上 遊 ん で い る 91  テ レ ビが見 え る場 所 にい る と、2∼5分 ず っ と見 て い る 92  テ レ ビが見 え る場所 にい る と、5分 以 上 見 て い る 微 笑 み と笑 い  Smile and Laughter重 複 項 目:5項 目 34  服 を着 せ た り脱 が せ た りす る時 、 ほ ほ え ん だ り、 笑 っ た りす る 36  湯 ぶ ね に入 れ られ た時 、 ほ ほ え む 37  湯 ぶ ね に入 れ られ た時 、 笑 う 40  顔 を洗 っ て も らう時 、 ほ ほ え ん だ り、 笑 っ た りす る

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43  頭 を洗 って も ら う時 、 ほ ほ えむ 53    遊 ん で い る時 に声 をあ げ て 笑 う 強 い刺 激 を 好 む  Hlgh Intensity Pleasure  重 複 項 目:4項 目 58  くす ぐ られ る と、 ほ ほ え ん だ り笑 っ た りす る 65    あ な たや 家 族 の だ れ か に くす ぐ られ る と喜 ぶ 66  荒 っ ぽ い遊 び を して も ら う と喜 ぶ 78  高 い高 い を して も らっ た時 、 笑 う 79    い な い い ない ば あ を して も らっ た時 、 ほ ほ え む 80  い ない い ない ば あ を して も らった 時 、 笑 う 穏 や か な 刺 激 を 好 む   Low Intensity Pleasure  重 複 項 目:3項 目 59  歌 を歌 っ て も ら う と喜 ぶ 60  本 を読 ん で も ら う と喜 ぶ 62  絵 本 を見 る の を楽 しむ 71   ベ ビー ベ ッ ト(ふ とん)の 上 で オ モ チ ャか ら出 る音 を聴 い て 喜 ぶ 盤73   お気 に 入 りの オ モ チ ャで 静 か に 遊 ん で い る 時 、 ベ ビー ベ ッ ト(ふ とん)の 上 で5分 以 上 横 に       な っ て 楽 しん で い られ る 74  お気 に 入 りの オ モ チ ャで 静 か に遊 ん で い る 時 、 ベ ビー ベ ッ ト(ふ と ん)の 上 で10分 以 上 横       に な っ て 楽 しん で い られ る な だ め や す さ  Soothabllity  重 複 項 目:3項 目 182R赤 ち ゃ ん と一 緒 に散 歩 す る と、 な だ め る の に10分 以 上 か か っ た 183  赤 ち ゃ ん に オ モ チ ャ を与 え る と、 す ぐに な だ め る こ とが で きた 185R赤 ち ゃ ん に オ モ チ ャ を与 え る と、 な だ め る の に10以 上 か か っ だ 186  赤 ち ゃ ん に何 か を見 せ る と、 す ぐに な だ め る こ とが で きた 188R赤 ち ゃ ん に何 か を見 せ る と、 な だ め る の に10分 場 上 か か っ た 189  赤 ち ゃ ん の体 を軽 くた た い た り、 や さ し くさす る と、 す ぐに な だ め る こ とが で きた       物

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重 複 項 目:4項 目 21  夜 、 寝 る 時 、10分 以 内 に眠 る 22R  夜 、寝 る時 、 なか なか お と な し くな らず 、 寝 つ か ない 23  夜 、寝 る時 、 す ぐお と な し くな り、 寝 つ く 27  昼 寝 を させ る時 、 す ぐに寝 つ く 28  昼 寝 を させ る時 、 す ぐに お とな し くな る 29R  昼 寝 を させ る時 、 な か な か お とな し くな らな い 接 触 を好 む  Cuddliness  重 複 項 目:1項 建 124Rゆ す られ た り、抱 き しめ られ た 時 、 し き りに離 れ よ う とす る 125Rゆ す られ た り、 抱 き しめ られ た 時 、 抵 抗 して 騒 ぐ 126  あ な た が しば ら く離 れ て い て 、 赤 ち ゃ んの 元 に戻 って きた 時 、 抱 か れ る と喜 ぶ 127Rあ な た が しば ら く離 れ て い て 、 赤 ち ゃ ん の元 に戻 って きた 時 、 近 くにい る こ とに関 心 を示       す が 、 抱 か れ る と抵 抗 す る 128Rあ なた が しば ら く離 れ て い て、 赤 ち ゃ ん の元 に戻 っ て きた時 、 抱 か れ る と不 快 そ うにす る 131  あ なた の ひ ざ の上 に座 っ て い る時 、 楽 しそ うに して い る 知 覚 的 敏 感 さ  Perceptual Sensitivity 重 複 項 目:4項 目 83  遊 ん で い る 時、 電話 が 鳴 る と、顔 をあ げ る 84  遊 ん で い る 時 、 隣 の 部屋 か ら人 の声 が 聞 こ え る と、顔 をあ げ る 134  遠 くで 鳴 っ て い る消 防 車 や救 急 車 の サ イ レ ン に注 意 を向 け る 137  頭 上 を通 り過 ぎ る飛 行 機 の 音 に注 意 を向 け る 138  木 の上 の 鳥 に気 づ く 139  ち くち くす る布 地(ウ ー ル な ど)を 気 に とめ る 悲 しみ  Sadness  重 複 項 目:3項 目 31  寝 か せ よ う と して も寝 たが らな い時 、 涙 ぐむ 140  疲 れ た 時 、 泣 きそ う に な る 141  疲 れ た 時 、 ぐず る 142  興 奮 した 一 日 の終 わ りに、 涙 ぐむ

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143  興 奮 した一 日の終 わ りに 、 ぐず る 遡  169 あ な た が他 の こ とで忙 し く赤 ち ゃん に注 意 が 向 け られ な い 時 、泣 く 期 待 して接 近 す る  Approach  重 複 項 目:4項 目 鍾  85 欲 しい オ モ チ ャ を見 か け た 時 、 そ れ を も ら う と とて も興 奮 す る 86  欲 しい オ モ チ ャ を見 か け た 時、 す ぐに そ れ を欲 しが る 87  新 しい オ モ チ ャ を与 え られ た 時 、 そ れ を も らっ て とて も興 奮 す る 88  新 しい オ モ チ ャ を与 え られ た 時 、 す ぐに そ れ を欲 しが る 97    目新 しい物 に とびつ く 98  欲 しい物 を強 く求 め る 声 によ る反 応 性   Vocai Reactivity  重 複 項目:4項 目 8    ベ ビー チ ェ アで 食 べ 物 や 飲 み 物 を待 っ て い る時 、 呼 びか け て くる 9    お か わ りを待 って い る時 、 呼 びか け て くる 103  あ なた が 発 した 声 を まね る 選  146 車 に乗 って い る時 、 話 して い る よ う な声 をあ げ る 壇  147 シ ョッ ピ ン グ 力一 トに乗 って い る時 、 話 して い る よ う な声 をあ げ る 逃  148 あ な た が 話 しか け た 時 、 赤 ち ゃん も話 して い る よ う な声 をあ げ る

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