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巻頭言 「島しょ医療の発展に向けて」

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Academic year: 2021

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島しょ医療研究会誌 第 12 巻 (2020) 2 巻頭言

巻 頭 言

「島しょ医療の発展に向けて」

東京都病院経営本部長

堤 雅史

 東京都病院経営本部では、平成 30 年度から 6 か年の事業計画として「都立病院新改革実行プラン 2018」を策定し、地域医療の充実に貢献することを都立病院の新たな役割として加えるなど、都立病 院の新たな改革の推進を行っています。プランを着実に実行することで将来に渡り東京の医療を支え、 誰もが地域で活き活きと暮らせるよう、都民の医療に対する期待に応えていきたいと考えています。  広尾病院は、これまでも島しょ医療を重点医療として位置付け、屋上ヘリポートの 24 時間運用を はじめとした救急患者の受け入れや、画像電送システムによる遠隔画像診断、今般は ICT を活用した Web 会議等の実施や新型コロナウイルス感染症患者の受け入れなど、島しょ医療機関等との緊密な連 携を図ってまいりました。令和元年 10 月には「広尾病院整備基本計画」を策定し、現地での段階的な 建替えに向けて検討を行っておりますが、整備期間中も島しょ医療の基幹病院としての機能を維持し てまいります。  また、高齢化の急速な進展など、医療を取り巻く環境が大きく変わる中でも、都立病院が担うべき 役割を着実に果たし続けていくため、令和4年度内を目途に、都立病院・公社病院を一体的に地方独 立行政法人へ移行することとし、その準備を進めています。   地方独立行政法人移行後は、医師等の医療スタッフの採用などが機動的に行えるなど、地方独立行 政法人としてのメリットを最大限生かして、広尾病院は島しょ地域に必要な医療を安定的・継続的に 提供するとともに、提供する医療の質やサービスの一層の向上を図り、引き続き、島しょの皆様の安全・ 安心を支えてまいります。  研究会誌は既に 14 号発行され、発足以後年月を重ねています広尾病院の島しょ医療研究会は、島しょ 医療を支える関係者の交流・情報交換の場として、欠かすことのできない場として機能していると思 います。この研究会を通じて、高度な専門的医療が島しょの隅々まで展開されるための連携が今後も 一層進みますことを祈念しております。

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