• 検索結果がありません。

〈論文〉短期大学生の漢字能力に関する一考察-漢字学習の取り組みを通して-

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "〈論文〉短期大学生の漢字能力に関する一考察-漢字学習の取り組みを通して-"

Copied!
24
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)短期大学生の漢字能力に関する一考察 一漢字学習の取り組みを通して一 皆川晶. An -. Observation on K a 司i-Ap七itude of College Students Through Kanji-Learning inLanguage Education. 一. Aki Minagawa Abstract At t h ea g ewhene v e r y o n eg e t sc o l l e g ee d u c a t i o n , t h eproglemwef a c ei st h elowl e v e l o fs t u d e n t s 'l e a r n i n gm o t i v a t i o n ,andu n d e r s t a n d i n gWea r el o o k i n gf o rt h e町 田werto g e tt h e i rm o t i v a t i o ni n s p i r e dm t h ef i e l do fl a n g u a g ee d u c a t i o n Our. 田. m1 st ohave. 胞 団. t i s f i e dw i t h白 血 a c h i e v e m e n ta f t e rt h e y血 akee f f o r tf o r出 血 s t u d y . s t u d e n 皿 m g,t h ef i r s ti sk田 j 1-A p t i t u d e . τ b d a y Among t h e i rp r o b l e m so ft h elowl e v e lo fl e a. whens t u d e n t s田 皿 田ndumbw i t h o u tc o m p u t e r ,i n t e r n e t ,s m a r t p h o n e ,t h e ycando e v e η :thingwi 也 themands ot h e yt h i n kt h e ydon ’ bneedw r i t i n gb e c a u s ecomputerd o e s 叫 f o rthemMost s t u d e n t sf o r g. W討t i n g ,f a r皿 o r eu s i n gK a n J 1( C h i n e s e. c h a r a c t e r s町. i d e o g r a p h ) i nJapanese w r i t i n g . Then i nt h i st h e s i swet r yt os e ehows t u d e n t scanc u l t i v a t et h e i ra b i l i t i e so fw r i t i n g u s i n gK a n J 1 throughemphasizmgK a n J 1-A p t i t u d e mo u rl a n g u a g ee d u c a t i o n Keywords:r e m e d i a l e d u c a t i o n, k a n j i-a p t i t u d e , l a n g u a g ee d u c a t i o n. 1、はじめに 大学全入時代を迎え、学生の学力や学習意欲、理解度の低下が問題となるなかで、いか に学生の自尊心を傷つけず、意欲を引き出すかを模索している。学生が努力した分、満足 感・達成感が得られるような授業をすることが課題となる。 学力低下のなかで特に気になるのが、漢字能力である。デジタル機器が普及するなか、 自分の能力で判断せずとも、自動的に漢字変換ができるので、漢字を知らなくても困るこ. -1 吉一.

(2) とはなくなった。そのような中で、学生たちからは「漢字が思い出せない。忘れてしまっ た」とよく聞くことから、学生たちにも自覚はあるようだ。 そこで、本稿では、授業で漢字の学習やテストをすることで、漢字能力や漢字を覚えて いるという自覚・自信に変化がみえてくるのかを考察していく。. 2、調査にあたって ①調査対象者 本学、保育科 l年生(「国語表現法」受講生) 76名、生活福祉情報科 1年生(「日本 語コミュニケーション I」受講生) 3 3名、計 1 0 9名に調査した。しかし、 2度のテス ト結果を分析するため、どちらかのテストを欠席し、 l度しかテストを受けていない学 生を対象から外した。そのため、保育科 1年生 7 2名、生活福祉情報科 1年生 2 8名 、 計 100名を対象とした。 ②調査方法 0 0問のテストを実施した。第 2回目から第 1 4回目の 第 1回目の授業の中で、漢字 1. 授業で、毎回漢字学習をし、合計 340 聞の問題を解いた。途中、これまでの漢字学習 の成果を見るために、 50問のテストを 2回実施した。第 1 5回目の授業の中で、第 l回 目に実施したものと全く同じ漢字 100問のテストを実施した。この第 l回目と第四回 目に実施したテストでは、問題を解くとともに、それぞれの答えに対しての自信度も 示してもらった。 ③調査内容. 0 問題構成 出題領域. 問題数. 問題形式. 配点. 1. 読み. 2 0問. 記述. 20、 点. 漢字検定 3級. 2. 読み. 2 0問. 記述. 20点. 漢字検定 2級. 3. 書き取り. 2 0問. 記述. 20i 正. 漢字検定 3級. 4. 書き取り. 2 0問. 記述. 20点. 漢字検定 2級. 5. 類義語. 1 0問. 択一. 1 0点. SP!. 6. 対義語. 1 0問. 択一. 1 0点. SP!. 設問. レ♂ミノレ. ※問題は、漢字能力検定の問題集と、 SPIの問題集から抜粋し出題した。. 0 自信度チェック・ それぞれの答えに対しての自信度を ABCDEで示す。 A ...自信がある. B .・・少し自信がある. c・・・あまり自信がない qL. n u.

(3) D• ・・まったく自信がない. E .・・問題の言葉の意味がわからない. 3、調査結果. 1、次の一線の漢字の読みをひらがなで書きなさい。 ①熱狂した堕塞が総立ちになった。 テスト. 正解率. 自信度 A. B. C. D. E. l回目. 89%. 3 6人. 2 3人. 1 7人. 1 2人. l人. 2四日. 90%. 5 6人. 1 5人. 1 1人. 2人. 3人. ※自信度を記入していない学生もいる。これ以降の問題も同様である。 ※自信度は、各問題の正解者の自信度のみ記載している。 ②法律の遵宣が求められる。 テスト. 正解率. 自信度 A. ③. C. D. E. l回目. 17%. 4人. 6人. 5人. 2人. 0人. 2回目. 45%. 3 0人. 4人. 6人. 3人. 1人. もう手の撞しょうがない。 テスト. 正解率. 自信度 A. ④. B. B. C. D. E. l回目. 88 %. 5 7人. 1 6人. 8人. 3人. 2人. 2回目. 96 %. 7 8人. 10人. 4人. 1人. 0人. あくまで自分の信念を重いた。 テスト. 正解率. 自信度 A. B. C. D. E. 1回目. 86 %. 6 4人. 1 1人. 7人. 3人. 0人. 2回目. 84%. 6 9人. 1 0人. 3人. 0人. 0人. |テスト. |正解率. ト. B. Eコ 自信度. D. 1 9 ω.

(4) qh一 n u. 人一人. 人一人 6 一O. 人一人. m 一8. 人一人. i. − 唱 EA. 内品一唱. −EA. 97 %. 一句. 2回目. n a−Fb n o t. 95 %. 人一人. 1閏目. ⑥彊量な思想の持ち主だ。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 53 %. 9人. 4人. 22人. 1 5人. 3人. 2回目. 62%. 1 5人. 1 0人. 29人. 4人. 1人. ⑦長期間、取材先に並置する。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 67%. 7人. 2人. 3 6人. 1 9人. 2人. 2回目. 84%. 26人. 23人. 2 1人. 1 2人. 0人. ⑨神社の境内を量き清める。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 46 %. 1 7人. 9人. 9人. 1 1人. 0人. 2回目. 79 %. 4 5人. 1 9人. 1 2人. 1人. 0人. ⑨ 落胆している弟を墨めた。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 88 %. 5 7人. 1 9人. 6人. 6人. 0人. 2回目. 89 %. 66人. 1 2人. 7人. 0人. 0人. ⑩ かつて出版物は盤堕されていた。 テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 9人. 8人. 26人. 1 5人. 2人. 2 9人. 1 5人. 2 1人. 5人. 2人. A 1回目. 61 %. 2回目. 76 %. ⑪辞表を出した部下を墨宣する。 |テスト. |正解率. 自信度. |. 4 内. qG.

(5) E A 噌− q白. 凶一 8. 4EA. −nηuL. 凋宮− 可A. d. 人一人. D. 人一人. C. 人一人. IB. 人一人 −−6はu 1 a u − − ・. 人一人 2 一回. ,. a u. Aせ−. 2回目. o −O−−o o n v −qh −. l回目. A. ⑫子供の輩主的な能力を引き出す。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 76 %. 4 5人. 1 6人. 9人. 5人. 0人. 2回目. 82 %. 54人. 1 7人. 7人. 2人. 0人. ⑬ 土を目の畠いふるいにかける白. テスト. E解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 58 %. 24人. 1 4人. 1 3人. 7人. 0人. 2回目. 75 %. 5 2人. 1 2人. 7人. 1人. 0人. ⑪感動して日を温ませたロ. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 92 %. 5 5人. 1 7人. 1 4人. 4人. l人. 2回目. 96 %. 74人. 8人. 9人. 0人. 0人. ⑮経験者を給与面で畳逼する。. テスト. 正解率. 自信度. A. ⑮. B. C. D. E. l回目. 93 %. 4 3人. 22人. 20人. 8人. 0人. 2回目. 98 %. 5 7人. 1 7人. 1 6人. 3人. 0人. 目をこすって盆堕に傷がついた。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 99 %. 7 1人. 1 9人. 3人. 5人. l人. 2回目. 100%. 7 9人. 7人. 8人. 0人. 0人. ⑪催し物に新盤盤を打ち出す。. qG. q a.

(6) テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 68 %. 6人. 6人. 3 3人. 1 9人. 4人. 2回目. 86 %. 4 5人. 1 4人. 2 1人. 4人. 0人. ⑬極めて盤盛的な女性だった。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 82 %. 3 7人. 1 6人. 1 8人. 1 1人. 。人. 2回目. 91%. 5 7人. 1 5人. 1 4人. 2人. 0人. ⑮冷たい仕打ちを盟めしく思う。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 79 %. 46人. 1 1人. 1 7人. 4人. 1人. 2回目. 86 %. 5 7人. 1 5人. 1 0人. 2人. 0人. ⑫手土産を豊げて訪ねて来た。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 52 %. 1 7人. 9人. 1 6人. 9人. 0人. 2回目. 72 %. 4 8人. 日人. 1 4人. 。人. 0人. 2、次の一線の漢字の読みをひらがなで書きなさい。. ①. 巨万の富を握している。 テスト. E解 率. 自信度. A. ②. B. C. D. E. l回目. 18%. 2人. 3人. 7人. 5人. l人. 2回目. 39 %. 1 7人. 5人. 9人. 7人. 0人. なけなしの預金を重皇されたロ テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 40%. 3人. 1人. 1 5人. 1 9人. 2人. 2回目. 70 %. 4 1人. 1 1人. 1 2人. 2人. 0人. - 24-.

(7) ③霊会の一策で命拾いした。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 50 %. 1人. 2人. 2 0人. 2 3人. 4人. 2回目. 74 %. 2 1人. 1 6人. 24人. 1 1入. 0人. ④時期単呈の感を拭えない。 テスト. E解 率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 37 %. 9人. 日人. 9人. 8人. 1人. 2回目. 59 %. 3 1人. 1 0人. 9人. 8人. 0人. ⑤ 量産く負けを認める。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 47 %. 2 1人. 6人. 1 0人. 8人. 2人. 2回目. 68 %. 5 1人. 3人. 8人. 3人. 0人. ⑥量盟な秋空の下、山歩きを楽しむ。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 4%. 1人. 1人. 0人. 1人. 0人. Z回目. 25 %. 8人. 5人. 9人. 2人. 0人. ⑦昨年失った名人位を室還した。. テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 45 %. 1 7人. 1 2人. 1 1人. 4人. 1人. 68 %. 44人. 1 0人. 1 1人. 2人. 0人. D. E. A l回目. 2回目. 自信度 A. 1回目. 7%. 3人. IB. C. I1人 1 2人 I1人 1 0人 F o n “ ,.

(8) 2閏目. I 34 %. 1 2 2人. 13人. 11人. I i人 I i人. ⑨恥ずかしさで顔がさ盟る。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 74%. 3 0人. 1 3人. 1 8人. 1 1人. l人. 2回目. 90%. 6 3人. 8人. 1 3人. 1人. 0人. ⑩天下を並べるまで戦い続けた。. テスト. 自信度. 正解率 A. B. C. D. E. 1回目. 15%. 10人. 3人. 1人. 1人. 0人. 2回目. 27 %. 1 5人. 3人. 6人. 1人. 0人. ⑪ 心の霊草に触れる話だった。. テスト. 自信度. 正解率 A. B. C. D. E. 1回目. 20%. 4人. 6人. 3人. 7人. 0人. 2回目. 55 %. 3 5人. 1 1人. 7人. 2人. 0人. ⑫退職して全国を丘盟する。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 13%. 9人. 1人. 1人. 1人. l人. Z回目. 53 %. 4 0人. 8人. 3人. 2人. 0人. ⑮ 書物を心の撞とする。. テスト. 正解率. 自信度. A. 1回目 2回目. B. C. D. E. 54%. 3 4人. 8人. 5人. 7人. 0人. 69%. 4 6人. 1 1人. 8人. 1人. 0人. ⑭ 育児の畳ら内職をする。. |テスト. 自信度. |琳 A. I B l e I n I E - 26-.

(9) tA一 n u. 人一人. −. qd qb. 人一人. 人一人. m一6. 6. 一円 − 唱 EA. 人一人. EA. 唱. 72 %. ・i. 2回目. 司. 53 %. 人一人 t −nv nL − EU. 1閏目. ⑮益されて己の非を認めた。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 24%. 1 0人. 7人. 3人. 4人. 0人. 2回目. 51%. 37人. 6人. 5人. 1人. 0人. ⑮姐準から水があふれた。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 38 %. 1 1人. 6人. 8人. 9人. 4人. 2回目. 59 %. 29人. 1 0人. 1 1人. 7人. 1人. ⑪塁直な理想を抱いている。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 23 %. 1 0人. 6人. 3人. 3人. 1人. 2回目. 50%. 32人. 5人. 9人. 2人. 0人. ⑮公職を辞して車差に生きる。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 5%. 1人. 1人. 2人. 1人. 0人. 2回目. 35 %. 27人. 4人. 1人. 3人. 0人. ⑮肝が量わった人物だった。 テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 73 %. 48人. 7人. 1 0人. 5人. 2人. 85 %. 67人. 4人. 8人. 2人. 0人. A. 1回目 2回目. ,−率一. る一解一. げ一正一. /\一 L’一. 下Ti を一一 頭一一. し一ス一. 、 一 テ 一. @. 自信度. t 司. qG.

(10) E. 唱A − 自u. o −n. d 向. QU. 人一人 n u −nu. D. 人一人. C. 人一人. q. 人一人. IB. − −. 人一人 4 一泊. −唱. ,. 2回目. o −O−−o o i qA − 1−5. l回目. A. 3、次の一線のひらがなを漢字に直しなさい。. ① スポーツ団体に主主どしている。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 65%. 2 7人. 1 6人. 1 5人. 7人. 0人. Z回目. 89 %. 5 7人. 1 7人. 6人. 5人. 0人. ②家庭用ロボットが主主主主してきた。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 48 %. 2 4人. 1 1人. 7人. 6人. 0人. 2回目. 75 %. 5 1入. 1 6人. 6人. 0人. 1人. ③ 昔の日記を読んで主ム主主iに浸る。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 19%. 4人. 0人. 7人. 6人. 0人. 2回目. 51%. 2 4人. 1 1人. 7人. 6人. 0人. ④ ダムの建設で集落が主じ盛2した。 テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 50%. 2 0人. 1 2人. 1 1人. 6人. 0人. 72 %. 3 9人. 1 1人. 1 4人. 5人. 1人. A. 1回目 2回目. ⑤挙動ふしんな男が職務質問された。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 36 %. 2 0人. 6人. 9人. 1人. 0人. 2回目. 46 %. 2 5人. 1 1人. 8人. 1人. 1人. - 28-.

(11) ⑥. クラスの話題を互i 主企している。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 51%. 3 3人. 6人. B人. 3人. 0人. 2回目. 67 %. 44人. 7人. 9人. 5人. 0人. ⑦ 極めてよ三主主主な事例だったo. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 48 %. 1 9人. 1 1人. 8人. 8人. 0人. 2回目. 78 %. 5 2人. 1 1人. 9人. 3人. 1人. ⑧ 十分のーのよ乙生三宝を描く。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 58 %. 2 8人. 8人. 1 4人. 6人. 0人. 2回目. 76 %. 4 3人. 1 6人. 1 0人. 4人. 0人. ⑨祖父の己主ムを相続した。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 76 %. 3 5人. 1 6人. 1 5人. 9人. 0人. 2回目. 87 %. 4 8人. 1 4人. 1 8人. 3人. 0人. ⑩新幹線の主主乏2から富士山を見る。 テスト. E解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 66 %. 3 8人. 7人. 1 2人. 9人. 0人. 2回目. 85 %. 5 7人. 1 4人. 8人. 2人. 0人. ⑪オートパイで主ム益企道路を走る。 テスト. 正解率. 自信度. A l回目. 2回目. B. C. D. E. 40%. 1 1人. 1 0人. 6人. 8人. 0人. 68 %. 3 8人. 1 3人. 1 1人. 3人. 0人. -2昌 一.

(12) ⑫理科で光の丘三主2を学習する。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 63 %. 3 3人. 1 3人. B人. 7人. 1人. 2回目. 78 %. 4 5人. 1 5人. 1 2人. 1人. 0人. ⑬主ム立阜之の影響で気候が穏やかだ。. テスト. E解 率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 60 %. 2 8人. 1 7人. 5人. 7人. 1人. 2回目. 75 %. 46人. 1 3人. 1 1人. 2人. 1人. ⑭誤った単じ担ムにとらわれていた。. テスト. 正解率. 自信度. A. ⑮. B. C. D. E. l回目. 42 %. 1 5人. 1 0人. 1 1人. 6人. 0人. 2回目. 59 %. 2 8人. 1 3人. 1 0人. 3人. 1人. ゴーノレを目がけてよュムムした。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 50 %. 2 0人. 9人. 1 3人. 6人. 0人. Z回目. 70 %. 3 6人. 1 4人. 1 3人. 3人. 2人. ⑮ 船が主主れて酔いそうになった。. テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 33 %. 1 7人. 9人. 5人. 1人. 。人. 77 %. 4 8人. 1 2人. 1 1人. 3人. 0人. 2 D一. 人 O E一. A l回目. 2回目. ⑫恐るべき陰謀を三主立てていた。. 一 人. 一 人. - 30ー. 自信度. 3 C一. 一 人. 20 %. 4 B一. 1回目. |正解率. 人 A一 1 1. テスト.

(13) 2閏目 ⑮. I 66%. 1 4 1人 I s人 I s人 I 2人 l o人. とびきり主主主いソースをかける。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 93 %. 5 8人. 1 5人. 6人. 7人. 3人. 2回目. 93 %. 7 1人. 1 2人. 3人. 1人. 2人. ⑮屋根のいたんだ箇所を旦主史立する。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 30%. 1 1人. 4人. 8人. 5人. 1人. 2回目. 63%. 2 7人. 1 7人. 1 3人. 1人. 2人. @犯人であるという亘三主主主を得る。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 32 %. 6人. 7人. 8人. 8人. 0人. 2回目. 55 %. 2 5人. 1 3人. 9人. 4人. 2人. 4、次の一線のひらがなを漢字に直しなさい。. ①支局に記者をじようちゅうさせる。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 8%. 1人. 3人. 0人. 4人. 0人. 2回目. 31%. 1 4人. 8人. 4人. 5人. 0人. ②村の皇ピ主よある杜寺を訪れた。 テスト. 正解率. 自信度. B. C. D. E. 1回目. 15%. 4人. 2人. 3人. 5人. 0人. 2回目. 59 %. 3 8人. 1 3人. 6人. 2人. 0人. A. ③霊前に三主主主を供える。 |テスト. |正解率. 自信度. |. 円. a. −EA.

(14) 2回目. %. 9 −4. % 一 5. l回目. A. 3人. 初人. IB. 13人. C. D. Ii人 Ii人. E 10人. I s人 1 4人 I3人 l o人. ④行く先々で物語を主主す。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 6%. 2人. 0人. 0人. 3人. 1人. 2回目. 29 %. 1 7人. 7人. 4人. 1人. 0人. ⑤泣き三与に蜂。. テスト. E解 率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 64%. 35人. 9人. 1 0人. 8人. 0人. 2回目. 89 %. 72人. 5人. 4人. 3人. 2人. @主立主にしわを寄せるロ. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 14%. 5人. 3人. 3人. 2人. 0人. 2回目. 34%. 1 5人. 1 0人. 4人. 3人. 0人. ⑦仏さまのご旦主iがあった。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 20%. 8人. 2人. 3人. 6人. 0人. 2回目. 76 %. 43人. 1 4人. 7人. 5人. 0人. ⑧主主の村で耕作放棄地が増える。. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 22 %. 10人. 4人. 2人. 6人. 0人. 2回目. 43 %. 27人. 8人. 4人. 2人. 0人. ⑨ 一審の判決が丘三主主った。. 円. 4 内. a.

(15) テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 7%. 2人. 1人. 3人. 1人. 0人. 2回目. 33 %. 1 8人. 6人. 8人. 1人. 0人. ⑮笛と太鼓に合わせて企主主を舞う。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 26 %. 9人. 7人. 7人. 2人. 0人. 2回目. 56 %. 2 8人. 1 1人. 1 2人. 1人. 2人. ⑪他人の才能にムヱよを覚える。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 3%. 1人. 0人. 1人. 1人. 0人. 2回目. 37 %. 2 5人. 7人. 4人. 1人. 0人. ⑫任務を遅滞なく主主主どした。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 10%. 3人. 3人. 2人. 2人. 0人. 2回目. 38 %. 2 2人. 8人. 6人. 2人. 0人. ⑮安いだけの主主三品だった。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 33 %. 4人. 9人. 9人. 9人. 1人. 2回目. 62%. 4 1人. 9人. 1 0人. 0人. 0人. ⑭主企主主いするにも程がある。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 36 %. 2 0人. 4人. 5人. 7人. 0人. 2閏目. 61 %. 3 6人. 1 5人. 6人. 1人. 0人. 司、 u 円. a.

(16) ⑮. さむらいの格好で舞台に登場する。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 56 %. 3 3人. 1 4人. 3人. 5人. 0人. 2回目. 72 %. 5 4人. 7人. 7人. 3人. 0人. ⑮ ゆで卵の直三主をむく。 テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 32 %. 1 3人. 1 0人. 4人. 5人. 0人. 2回目. 57 %. 3 4人. 1 2人. 7人. 3人. 0人. ⑫ 委任状に主主主ユ企するロ. テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 25 %. 1 1人. 4人. 3人. 6人. 0人. 2回目. 58 %. 3 3人. 1 2人. 6人. 2人. 1人. ⑮何とか費用を主ムム阜2 したロ テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 1%. 0人. 1人. 0人. 0人. 0人. 2回目. 21%. 1 0人. 白人. 2人. 3人. 0人. ⑮父の病気はムょえよ与を保っている。 テスト. E解率. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 1%. 0人. 0人. 0人. 0人. 0人. 2回目. 20 %. 7人. 5人. 5人. 3人. 0人. @かまどでたいたご飯がうまかった。 テスト. 正解率. 自信度. A 1回目 2回目. B. C. D. E. 51%. 2 6人. 9人. 6人. 9人. 0人. 75 %. 5 2人. 10人. 6人. 1人. 0人. - 34-.

(17) 5、次に示す語句に対して同じ意味となる語句をA∼Eの中から一つ選びなさい。 ①未練 テスト. A 哀愁. B 習練. C 愛情. 正解率. D 愛執. E 未了. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 44%. 1人. 9人. 1 8人. 1 3人. 2人. 2回目. 73 %. 2 8人. 1 7人. 1 1人. 9人. 5人. ② 社 会 一 A 社交 テスト. B 社中. C 集会. 正解率. D 官庁. E 世間. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 84 %. 1 4人. 2 1人. 2 5人. 2 0人. 3人. 2回目. 92 %. 4 9人. 1 6人. 1 5人. 6人. 2人. ③長所 テスト. A 得手. C 美点. B 満足. 正解率 B. C. D. E. 5人. 1 3人. 1 4人. 1 3人. 2人. 5 1人. 1 9人. B人. 4人. 2人. A. 47 %. 2回目. 86 %. テスト. E 有能. 自信度. 1回目. ④ 節 約 − A 消費. D 優秀. B 倹約. C 需要. 正解率. D 浪費. E 貯金. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 44%. 1 1人. 7人. 1 6人. 7人. 2人. 2回目. 74 %. 4 5人. 1 8人. 5人. 1人. 2人. ⑤切望− テスト. A 希望. B 大望. C 本望. 正解率. D 熱望. E 願望. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 15%. 4人. 4人. 3人. 4人. 0人. 2回目. 54 %. 2 0人. 1 9人. 1 0人. 2人. 1人. D 交互. |テスト. |正解率. F o n a. 一. E 相似. 自信度. I C I D I E.

(18) 人一人 n u 一ワ白. D 遺言. 人一人 凶一 2. −唱 EA. −qG. EA. aaz. 正解率. ‘. C 雑念. 人一人. EA. テスト. B 心配. 人一人 一ゆ 7 ’ー−唱. ⑦ 遺 憾 − A 残念. 宮. 79 %. A. 2回目. 人一人. 46 %. Eu−− 4 ’ −a. 1閏目. E 恐怖. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 49 %. 10人. 1 1人. 1 5人. 1 2人. 0人. 2回目. 72 %. 34人. 1 8人. 1 2人. 6人. 1人. ⑧ 漂 泊 − A 着色 テスト. B 旅行. C 染色. 正解率. D 浮遊. E 放浪. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 17%. 2人. 3人. 2人. 7人. 3人. 2回目. 61 %. 30人. 1 7人. 3人. 4人. 2人. 口論. D 議論. ⑨ 異論− A 反論 テスト. B 異議. C. 正解率. E 討論. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 73 %. 7人. 1 4人. 25人. 2 2人. 4人. 2回目. 75 %. 34人. 23人. 1 0人. 5人. 0人. ⑩返事−. テスト. A 返済. B 返還. C 返却. 正解率. D 返答. E 合図. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 94%. 4 2人. 1 8人. 1 6人. 1 5人. 2人. 2回目. 97 %. 5 7人. 1 9人. 1 1人. 4人. 2人. 6、次に示す語句に対して反対の意味となる語句をA∼Eの中から一つ選びなさい。. ① 安 定 − A 移動 テスト. C 延長. B 不明. D 危険. E 動揺. 自信度. 正解率 A. B. C. D. E. 1回目. 47 %. 8人. 7人. 1 7人. 1 3人. 1人. 2回目. 66%. 2 5人. 1 9人. 1 6人. 2人. 2人. ② 興 奮 − A 沈静. B 鎮静. C 感動. - 36-. D 冷淡. E 覚醒.

(19) テスト. 正解率. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 29 %. 4人. 6人. 1 2人. 6人. 1人. 2回目. 74 %. 2 9人. 2 3人. 1 3人. 5人. 1人. ③ 欠 乏 − A 過剰 テスト. B 豊穣. C 過多. D 豊富. 正解率. E 繁茂. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 48 %. 8人. 1 1人. 1 3人. 1 1人. 3人. 2回目. 79 %. 3 8人. 1 7人. 1 2人. 6人. 2人. ④促進 テスト. A 停止. B 後退. C 防御. D 延滞. 正解率. E 抑制. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 45 %. 1 4人. 6人. 1 3人. 1 1人. 0人. 2回目. 69 %. 3 5人. 1 6人. 1 2人. 5人. 1人. ⑤ 特 殊 ー A 一般 テスト. B 不足. C 粗雑. 正解率. D. 旧式. E 卑劣. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 78 %. 2 6人. 1 3人. 2 1人. 1 4人. 2人. 2回目. 92 %. 4 8人. 2 1人. 1 2人. 6人. 1人. ⑥ 収 益 − A 過失 テスト. B 損失. C 取得. 正解率. D 紛失. E 分配. 自信度. A. B. C. D. E. 1回目. 60 %. 1 1人. 1 2人. 1 7人. 1 9人. 1人. 2回目. 85 %. 3 0人. 2 7人. 1 6人. 8人. 2人. ⑦乾燥 テスト. A 湿潤. C 水分. B 梅雨. 正解率. D 炎症. E 湿度. 自信度. A. B. C. D. E. l回目. 88 %. 2 6人. 2 6人. 2 1人. 1 1入. 2人. 2回目. 91%. 6 1人. 1 0人. 9人. 5人. 2人. - 37-.

(20) ⑧ 屈 服 ー A 容認 テスト. B 逃避. C 抵抗. 正解率. E 従順. 自信度 A. B. C. D. E. l回目. 38 %. 6人. 6人. 1 1人. 1 1人. 4人. 2回目. 64 %. 1 9人. 1 4人. 1 8人. 白人. 5人. ⑨ 祝 賀 ー A 儀式. テスト. B 哀悼. C 葬祭. 正解率. D 悲哀. E 惜別. 自信度 A. ⑮. D 隷属. B. C. D. E. l回目. 27 %. 2人. 3人. 8人. 1 1入. 2人. 2回目. 68 %. 2 9人. 2 0人. 1 1人. 4人. 2人. 内服−. テスト. A 洋服. B 着服. C 外用. 正解率. D 外注. E 内福. 自信度 A. B. C. D. E. l回目. 57 %. 1 2人. 6人. 1 3人. 2 3人. 3人. 2回目. 86 %. 44人. 1 9人. 1 3人. 3人. 3人. 4、調査から見えてきたもの. 4-1 平均点 1回目のテストの平均点は 4 5 . 3点で、最高点は 9 5点、最低点は 1 2点だった。 2回目. の平均点は 67.4点で、最高点は 98点、最低点は 1 2点だった。平均点は 2 2 . 1点上がった。 1回目・ 2回目ともに、最高点と最低点をとった学生は同ーの学生だった。 9 8人の学生が 1. 回目から 2回目のテストで点数が上がった。一番多く点数の上がった学生は、 3 6点から 9 2 点、になり 5 6点も上がった。 l回目から 2回目のテストで点数の下がったのは l名で、 3 6点 から 2 9点になり 7点下がったo l回目と 2回目のテストが同じ点数であったのは 1' 1 ;で 、 全体での最低点でもあった。 4-2 正解率. 正解率は 1回目から 2回目にかけて平均で 22.2%上がった。正解率が一番上がったのは、 問 4の⑦で、 20%から 76%になり 56%上がった。反対に下がったのは 1閑だけあり、間 1 の④で、 86%から 84%に下がった。しかし、正解者の自信度のAは 75.3%から 84.1%にな り 8.8%上がり、自信度A ・Bをあわせると 88.2%から 96.3%と上がったことから、ほと んどの正解者が自信をもって解答したことがわかる。「あまり自信がない」「まったく自信 がない」という自信度 C ・Dをあわせると、 1 1 .8%から 3 .7%へと減ったところにも学習の. -3 昌一.

(21) 成果があらわれているといえよう。 問 3の⑬は、 1回目、 2回目ともに正解率は 93%で同じであったが、自信度Aは 65.2% から 79.8%に上がっている。このことから、正解率は同じであるが、学習をしたことで自 信をもって解答した学生が増えたと推測できる。 次に、出題領域別の正解率を比較してみる。 読みの問題. ( 問 1 ・2). 計之. 1回目. 2回目. 1. 72. 4 %. 84. 5 %. 2. 32. 6 %. 56. 7 %. 書き取りの問題. ドミ. ( 問 3 ・4) 1回目. 2回目. 3. 49%. . 5% 71. 4. 22%. 4 9. 8 %. 類義語・対義語の問題. ド ミ :. ( 問 5 ・6). 1回目. 2回目. 5. . 3% 51. 76. 3 %. 6. 51 . 7%. 77. 4 %. 読みの問題では、問 1は l回目から 2回目では 72.4%から 84.5%へと、 12.1%上がった。 問 2は l回目から 2回目では 32.6%から 5 6 .7%へと、 24.1%上がった。問 lよりも間 2の 正解率が上がったのは、問 1は 1回目から正解率が約 7割と高かったので、学習後もそれ ほど変化がなかったのであろう。間 2は漢字検定 2級の問題で難しく、 l回目の正解率が約 3割と低かったので、学習した成果が表れたと推測できる。. 書き取りの問題では、問 3は 1四日から 2回目では 49%から 71.5%へと、 2 2 .5%上がっ た。問 4は 1回目から 2回目では 22%から 49.8%へと、 27.8%上がった。問 3と問 4の正 解率は 2回目では 20%以上上がり、問 3は漢字検定 3級の問題で、約 5害l から約 7割へと 正解率が上がった。問 4は漢字検定 2級の問題で 1回目の正解率は約 2割とひじように低 かったが、 2回目では約 5害!となった。読みの問題と比較すると、正解率は約 1割程度下が るが、 1回目から 2回目の正解率の上がり方は、書き取りの問題の方が 3級の問題、 2級の 問題ともに上がっている。この結果からも、学習の成果があらわれていると推測できる。 n w u. q o.

(22) 類義語・対義語の問題では、問 5は 1回目から 2回目では 5 1 .3%から 76.3%へと、 25% あがった。問 6は 1回目から 2回目では 5 1 .7%から 77.4%へと、 2 5 .7%上がった。正解率 は聞 5、間 6ともに約 5害l から 8割近くまで上がった。正解率が高いのは学習の成呆と、 類義語・対義語の問題形式が択一問題であり、答えやすかった点も影響していると恩われ る 。 4-3 自信度. 今回の漢字テストでは、 1 0 0閥解答する際に、その答えに対する自信の有無も示してもら った。自信度 A (自信がある)と自信度 D (まったく自信がない)を比較してみる。自信 度 Aは l回目と 2回目を比べると、平均で 23.1%上がっている。自信度Aが一番上がった 問題は、問 4の⑬で 12.5%から 68.3%へと、 55.8%上がった。正解率も 29%上がった。し かも、自信度D、自信度 E (問題の言葉の意味がわからない)は、 l回目では自信度Dは 9 名、自信度 Eは 1名いたが、 2回目ではともに O名になった。学習したことで、自信をもっ て答えてくれたことがわかる。 l回目と 2回目で自信度Aの値が 33.3%と変わらなかったのが、問 2の⑥の問題であっ. た。自信度Aの値が下がったのは、問 2の⑩で 6 6 .7%から 60%へと、 6 .7%下がった。問 3の⑤は 55.6%から 54.3%へと、 1 .3%下がった。しかし、ともに正解率は上がっている。. 次に自信度Dは 、 1回目と 2回目を比べると、平均で 12.4%下がっている。つまり、 l回 目と比べて 2回目では自信度が上がったということだ。しかし、すべての問題の自信度が 上がったのではなく、自信度Dの値が上がったものもある。問 2の⑪は 35%から 36%へと 1 %、問 3の⑥は 6%から 7.6%へと 1.6%、とわずかに上がった。問 4の⑬は 0 %から 1 4 .3%へと 1 4 .3%、問 4の⑬は 0 %から 15%へと 15%と上がった。いずれの問題も正解率. は上がっている。特に、問 4の⑮⑬は、 1回目ではともに正解率は 1 %であった。 2回目で ⑬は 21%、⑮は 20%のE解率になった。パーセンテージでは、自信度Dの値が土がった。 つまり、数字のうえでは自信がなくなっていることになるが、漢字学習をしたことで解答 者が増え、それとともに自信度を示す値も増えたのであるから、一概に学生全体の自信度 が落ちたということにはならないであろう。 授業中には漢字 3 4 0 聞を一度ずつしか学習をしていないが、その学習によって、このよ うに漢字が「読める・書ける」という自信につながったということがわかった。. 5、おわりに 今回の調査では、授業中に学習をすれば、どのくらい漢字能力が上がるのかをみたかっ た 。 l回目のテストで 5 0点以下は 6 2名 、 2回目では 1 9名と大幅に減った。 8 0点以上は 1 回目では 3名 、 2回目では指名に増えた。つまり、約 6割の学生が初めは 5 0点以下しか採 れなかったのに、 2回目では約 2割が 5 0点以下で、約 4割の学生が 8 0点以上を採ったこと になる。これは大きな進歩である。. -40ー.

(23) また、正解率や自信度の結果を照らし合わせてみても、学生の学習意欲と理解度がこの ような結果を生んだと推測できる。 しかし、まだ学生の個人差には開きが大きくある。弱点上がった学生もいれば、 7 点下 がった学生もいる。同じ学習環境にありながらも差が大きく出たことは、やはり学生自身 の学習意欲に関わってくる。学生が数年後の自分を描き、社会に出れば何が必要であるか。 それには、今何をしなければならないのかという意識付けができれば、自ずと学習意欲も 湧いてくるはずである。そのうえで基礎学力を高めていくという指導が必要であると考え る。「基礎学力の中核をなすものは国語力であり、その国語力を向上させることによって、 他の学力も向上していく」リのである。この基礎である国語力を身に付けさせることが、 社会人としての人間カの土台を担うものであると考える。 今回は漢字能力のみの調査であったが、今後は国語力や文章表現力などの実態を調査し、 社会で対応できるよう継続的な基礎学力の指導を行う必要があると考える。. 引用文献 1) 野々村憲(2 0 1 1)「大学生の国語力に関する実態の分析と考察( 2). 日本漢字能力. 検定結果の分析データに基づく漢字能力の実態とその考察ー」広島文化学園大学学芸 学部紀要巻1 p p .1 2 4 1 2 5 参考文献. 1)日本漢字能力検定協会(2 0 1 5)『漢検 3級 過 去 問 題 集 平 成 2 7年度版』公益財団. 法人. 日本漢字能力検定協会. 2)日本漢字能力検定協会(2 0 1 5)『漢検 2級 過 去 問 題 集 平 成 2 7年度版』公益財団. 法人. 日本漢字能力検定協会. 3)就職試験情報研究会(2 0 1 4) 『S P I3 言語能力検査 こんだけ! 2 0 1 6年度版』一ツ 橋書店. 4)成美堂出版編集部(2 0 1 0 )『最新最強の S P Iクリア問題集 ’ 1 2年版』成美堂出版 5)高木裕子(2 0 1 2)「大学生を対象にした『日本語力テスト』の分析. 『学土力』とし. てのコミュニケーションカー」実践女子大学人聞社会学部紀要第 9集 pp.45-60 日)高松正毅(2 0 0 6)「日本人大学生への日本語教育 大学論集第4 8巻第 3号. 日本語変革への構想 j 高崎経済. p p . 2 1 32 2 2. 7)中森康之、山田陽子(2 0 0 6 )「大学生の漢字能力の現状一豊橋技術科学大学生の場合」. 豊橋技術科学大学人文科学系紀要第 2 8号 p p .7 69 2 8)日本リメディアノレ教育学会(2 0 1 2)『大学における学習支援への挑戦. リメディアル. 教育の現状と課題』ナカニシヤ出版 日)丹羽ヤエ子(2 0 1 0 ) 「 FD研修『リメディアノレ教育』の理解と実践についての一考察. - 41-.

(24) 実習日誌の記述からみる漢字能力について j 永原学園佐賀短期大学紀要第 4 1巻 p p .6 9 7 7. )平田祐子(2 0 0 9)「授業内容を充実させるための国語能力に闘する一考察」高田短期 1 0 大学紀要第2 7号 pp.9 71 0 6 1 1)牧恵子(2 0 1 2)「愛知東邦大学『東邦基礎』における初年次教育の課題」東邦学誌第 4 1巻第 l号 p p .1 6 91 9 2. )山田礼子(2 0 1 2)『学士課程教育の質保証へむけて 学生調査と初年次教育からみえ 1 2 てきたもの』東信堂. -42-.

(25)

参照

関連したドキュメント

[r]

[r]

[r]

このように、このWの姿を捉えることを通して、「子どもが生き、自ら願いを形成し実現しよう

自分は超能力を持っていて他人の行動を左右で きると信じている。そして、例えば、たまたま

奥付の記載が西暦の場合にも、一貫性を考えて、 []付きで元号を付した。また、奥付等の数

奥付の記載が西暦の場合にも、一貫性を考えて、 []付きで元号を付した。また、奥付等の数

話者の発表態度 がプレゼンテー ションの内容を 説得的にしてお り、聴衆の反応 を見ながら自信 をもって伝えて