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IRUCAA@TDC : インプラント治療における骨関連検査についての検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

インプラント治療における骨関連検査についての検討

Author(s)

中島, 啓; 康本, 征史; 小林, 史卓; 武田, 侑大; 木村,

裕; 松岡, 海地; 橋本, 和彦; 松坂, 賢一; 井上, 孝

Journal

歯科学報, 111(2): 241-241

URL

http://hdl.handle.net/10130/2385

Right

(2)

目的:ブリッジ圧縮試験時の実験デザインとして, 基台金型と支台歯金型の間に疑似歯根膜として弾性 ゴム材料を介在したものと,これを採用しないもの がある。本研究の目的は試験用金型の形態の異なる 3ユニットジルコニアオールセラミックブリッジの 圧縮試験を想定した有限要素解析モデルを作成し, 試験用金型の違いによるブリッジ連結部や試験用金 型に分布する応力の違いについて検討し,ヒト下顎 骨から作成した三次元有限要素モデルの応力分布と 比較することである。 方法:3ユニットブリッジ圧縮試験の実験デザイン をもとに単純化した三次元有限要素解析モデルを設 計した。支台歯金型と基台金型の間に弾性ラバーに て疑似歯根膜を設置したモデルと,支台歯金型周囲 を断続接点とし疑似歯根膜を設置しないモデルと, 支台歯金型と基台金型を一塊とした疑似歯根膜を設 置しないモデルを設計した。これと第一大臼歯欠損 のヒト乾燥下顎骨をμCT にて撮影したデータをも とに作成された三次元有限要素モデルを構築し, オールセラミックスブリッジコーピングと歯根膜を 重ね合わせたモデルを作成した。これらのモデル で,ポンティック中央部に600N の荷重をかけた応 力の分布を有限要素解析ソフトにて観察した。 成績:全てのモデルには,ポンティック部上部,連 結部上部に圧縮応力分布がみられた。しかし支台金 型に対しては,疑似歯根膜を設置したモデルは歯頚 部相当部の内側に圧縮応力がみられ底部にまで広が る様相が観察され,疑似歯根膜を設置しない2モデ ルは支台金型の外側にも引っ張り応力がみられた。 これにより疑似歯根膜を設置したモデルは他のモデ ルと比べヒト下顎骨から作成した有限要素解析モデ ルに近い応力分布であった。 考察:疑似歯根膜を再現した実験デザインは,疑似 歯根膜を設定しない実験デザインや一塊の試験用金 型での実験デザインに比べ,顎骨での応力分布を考 慮した実験設定に近く,最も口腔内を再現した実験 モデルであることがわかった。 目的:骨との結合で機能するインプラントにとっ て,術前に骨の状態を把握することは,インプラン ト治療成功の鍵を握ると考えられ,術前の骨関連検 査の重要性が指摘されはじめている。今回我々は, インプラント治療を行う患者に対して骨代謝マー カー検査を行い,その結果を検討した。 方法:2008年10月から2010年6月までに康本歯科ク リニックにてインプラント治療を希望し来院した32 ∼79歳の81名(男性25名,女性56名,平均年齢58.9 歳)を対象とした。患者には,インプラント治療前 の血液および尿検査の必要性について説明をし,同 意を得た。検査項目は,骨吸収マーカーとして,Ⅰ 型コラーゲン架橋 N‐テロペプチド(以下 NTX), 尿中デオキシピリジノリン(以下 DPD)を,骨形 成マーカーとして骨型アルカリフォスファターゼ (以下 BAP),オステオカルシン(以下 OC)を, そして骨関連項目として,副甲状腺ホルモン(以下 PTH),血清カルシウム(以下 Ca),無機リン(以 下 P)を用いた。また,全ての対象者に TANITA 社の体組成計(BC‐118E)を用いて推定骨量を測 定した。 成績:検索した骨吸収マーカー,骨形成マーカーお よび骨関連項目の7項目のうち1項目以上の異常が 認められた患者は33名で,全体の40.7%であり,男 性では48.0%(12名),女 性 は37.5%(21名)で 男 性に多くみられた。年齢別では,男女とも60歳代に 最も多かった。検査値別では,男女とも DPD の異 常値が最も多く,次いで男性では BAP,女性では PTH が高かった。骨吸収マーカーに異常を認めた の は,全 体 の32.0%(男 性36.0%,女 性30.4%) で,骨形成マーカーでは,7.4%(男性7.4%,女性 0.0%)であり,主に骨吸収マーカーに異常が認め られた。また男女ともに,推定骨量の値と骨代謝 マーカーとの関連性は認められなかった。 考察:矢島らの報告(日口腔インプラント誌2010) によると,同じ検査項目で1項目以上の骨代謝マー カーに異常を認めた者を全体の47%と報告してお り,今回の値と近いものであった。検査において異 常値を認めた患者が約4割で認められ,インプラン ト治療前骨代謝マーカー検査を行う必要性が高いこ とが示唆される。今後,骨粗鬆症などの骨代謝関連 疾患発症のリスクを含め,インプラント治療の予後 との関連を検討する必要がある。

№35:ブリッジ圧縮試験における疑似歯根膜の影響に関する基礎的研究

腰原輝純1),野本俊太郎1),佐藤 亨1),小嶋啓嗣1),小柳伸之1),塩崎泰雄2) (東歯大・クラウンブリッジ補綴)1)(群馬県)2)

№36:インプラント治療における骨関連検査についての検討

中島 啓1),康本征史1)2),小林史卓1),武田侑大1),木村 裕1),松岡海地1),橋本和彦1) 松坂賢一1),井上 孝1)(東歯大・臨検病理)1)(千葉県)2) 歯科学報 Vol.111,No.2(2011) 241 ― 113 ―

参照

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