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〈資料〉低開発国の交易条件不利化について

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(1)

  低開発国の交易条件不利化について

 筆者はキンドゥルバーガーの特色を最も良く把握しうる彼の交易        ① 条件の長期変動論を検討してきた。︵本誌七+六号︶       ②  本小稿では先ず彼の結論一低開発国の交易条件は長期的に悪化        ③ 一に対する代表的批判老と考えられるハーバラーの批判点を取り 上げ、彼の批判の重要な部分に不明確の存在する事を指摘し、次い で拙稿﹁経済発展と交易条件の長期変動ーキンドゥルバーガー理論 の再検討一i﹂ ︵本誌七十六号︶第二節で得た一結論に対する補論を 行いたい。 ①キンドゥルバーガーの所論自体については、拙稿﹁交易条件の長期変  動ーキソドゥルバーガーを中心として一﹂本誌六十五・六・七合併  号参照。右稿にて本小稿に於いて論究するハーバラーの批判に簡単に触  れたが、︵一〇七頁︶﹁能率単位当価格の下落を意味する故﹂、︵本稿二節  参照﹀を脱ろうした為、不完全な引用となった点を訂正したい。 ②低開発︵¢P島①﹃自Φ<①一〇〇〇匹︶国・後進︵びp爵≦霞ユ︶国、及び先進  ︵瓢Φ︿巴oO①Ω︶国の厳密な定義は極めて困難Q ︵H・ミントの如く前二  者を区分する人もある︶ 国連方式では一人当所得水準国による分類。  此の定義に対しては多くの批判がなされた。産業構造、社会的資本の存 低開発国の交易条件不利化について  在、教育、文化等々、種々の要因を考慮せざるを得ない。︵アジア協会編  後進国の理論坂本二郎﹁後進国の経済発展−問題の所在と文献i﹂  国際経済七号 O.℃●丙ぽ巳①び①﹃ひq①さ 国ooロ。日ざ ∪Φ<Φざロヨ㊦ロ章  一霧。。℃Oず呂﹂参照。︶ ③O●踏呂①二一こbp。。。冨巴Φぎ宕ヨ効江8pδ﹀器3器。牙㊦誉巴什三。・  ︵↓o﹁甘ωoh目﹁帥ユ①︶βコ匹象①≦一腎ωoぼ縁二一〇げΦ図㌶芝一〇評一β昌mq噂、.N虫﹃  h9ス簿δ昌巴。片。コ。ヨ︷ρ×<同自ud匹こ寓①葎¢。、oQoQ辱 卜。罐∼㎝⋮⋮︵①︶  Ooこ.、ぎ窪。α口∩ユ。罫8Qo謬O覧①日Φ耳“勺δσ一Φヨ。α宣一耳2口簿一〇昌巴  閏8コ。日一〇ω㍉.菊Φ<‘oh国8p9。口OQQ叶簿こ ω偉OO一二 男①σ二 一㊤㎝Q。糟娼Ψ  ㎝∼P⋮⋮︵σ︶ 二節の論究に関し村田安雄氏より示唆を得た事に謝意を  表します。勿論、不備・誤りは筆者の責任です。 二  ハーバラーは次の如き批判を行っている。即ちこうである。        ①  キンドウルバーガーは次の弱点を知っているが、ハーバラー自身 はその弱点をより強調したい、と。  ω求められた︵純︶交易条件指数は新製品及び製品の質の変化を反 映していない。キンドゥルバーガーの︵純︶交易条件指数︵℃ミ、ミ︶ 1これにより低開発国の交易条件悪化を統計的に実証iは単価 指数︵、の\◎︶によっている。此の場合、次の問題が起る。極端で はあるが、重要な例として機械の場合を取り上げる。即ち、技術進 歩により能率的機械が産出され、同時にその重量が減少する時には、       ② たとい実際には機械の単価︵P︶が一定、従って能率単位当価格 ︵中①δ實。ピ①聾毒鴉Φぎず①詳︶が下落しても単価指数は上昇を示す であろう。従って、此の為に低開発国の交易条件悪化は実際よりバ 四七

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低開発国の交易条件不利化について イアスをもっている。          図低開発国群よりなる﹁その他地域﹂に対する工業欧州の交易条 件指数の逆︵h老く㊦目ω①︶を後者の前者に対する交易条件指数として使 用するのは疑問のある方法である。運送費が大きく変動した場合、 単純には﹁逆﹂に出来ない。というのは輸出はFOB建、輸入はC IF建であるから。  ㈲厚生の見地から見れば単純要素交易条件︵ひ・ぼ9。冨壁。叶。B犀角ヨの       ⑥ 。昂貫巴①︶指数が純交易条件指数より妥当である。というのは後者 が悪化しても、それが自国の生産性上昇にもとすくものであるとす れば、その国は以前よりベターの状態にあるから。だが、両国の生 産性が上昇した場合、両国の単純要素交易条件が改善するという如 く非対称的︵薗ω︽目口bPΦ什搬一〇P一︶である事に注意すべきである。  従って彼の批判の結論はこうである。 ﹁これらの理由からして、 キンドゥルバーガ⋮の発見したものは、低開発国の貿易上の地位の       ⑤ 長期的悪化論に対し大なる支持を与えるとは殆んど云えない、﹂と。  以下、我々が検討を試みるのは、ハーバラーの批判点の重要なポ イントと考えられるωである。此の点につき彼は窪きに引用した如 く、一論文では、㈲機械の能率が上昇し、同時に重量が減少する時、 機械の価格が不変、従って能率単位当価格が下落しても、価格指数        ⑥ は上昇を示す︵NΦ齢山号吋勺︻2ωぎ傷ΦメΦヨΦ℃吋虫器3凝重詰σq雪︶ と 述べ、他の論文では、その場合、㈲﹁それら︵機械︶の単価は下落        ⑦ したのであるが、それ︵単価︶︵指数︶は上昇したと云われる、﹂と。 ︵括弧内筆者︶ 四八  所で、㈲の意味するところは、ω能率単位当価格︵即ち質の改善を 考慮︶指数と比較して上方バイアスを生するというのか、或は㈹機 械の単価が一定でも、その能率が上昇し、重量が減少するならば、 単価指数は実際に上方バイアスをもたらすというのであろうか。同 じ事となるが、㈲の意味するところはωその単価の下落が、能率単 位で測定したものか、或は㈹実際の単価が下落したが、単価指数は 上方バイアスを示すというのか、明瞭でない。  ハーバラーの此の指摘を重要なポイントとして引用しているT・       ⑥ モルガンはωの如く解釈して説明している。即ちこうである。一封 度当の機械の価格は不変であるが、一方、一封度当の機械の.能率が 上昇する場合、︵単価︶指数は不変であるが、実質価格︵話巴肩8Φ︶ ーハーバラーの云う能率単位当価格を指すと考えられる一は下 落している。  ㈲、㈲に関して次の様な疑問も起ろう。即ち単価︵P︶一定とし て、能率的機械が産出され、重量︵Q︶不変の場合如何。単に重量 のみ下落して、単価及び能率が一定ならば如何。新製品・質の改善 も重量減少の形態をとるのが普通であろう。  然し、指数的には、別に能率単位で測定しなくても、i尤もそ        の測定は概念的には考えられても、実際には行い難い一重量のみ 減少すれば︵単価不変︶、単価指数︵℃の\の︶は上方バイアスを示す。 勿論、能率が上昇すれば更なるバイアスをもっていると解∼べきで あろう。  単価︵P︶一定、重量︵Q︶が下落し、単価指数がバイアスを示

(3)

 一般的には      >O となれば良   

@ 

@ 

@翼6予>e︶ 諏e

い。然し記号を使用した場合、三商品以上のケースの判定は不可能 な程複雑となるから、二商品について検討しよう。 ︵サブスクリプト は夫々商品1、2を示す。︶

即ち盤一覧︶誕総門㏄黛諮調、祭・.卵・。の可

能性が存在するかどうかである。       ︵、一1、“・︶ ︵>O降・・◎門一>O=◎に︶        鋼ミ︵O、ーレ◎風︶ す.可能性が存在する事を示めそう。

鋼き・

 整頓すれば︵O悶+◎。。︶︷︵◎一+◎。⊃︶1︵>O周+レO辱’︶︸ 分母は明か に零より大。従って勺一﹀、じ。︼>O噂・・◎一V>◎[・◎“・或は、一く、。・℃ レ◎巴◎一︿﹀◎一・O鄭。であれば良い。 、▽、・・の場含勿論︷レ鱒W>㏄ ︷レ㏄尚レ㏄い︷レ㏄いレ囎 が成立するか、、一︿、“・の場合、各々の逆が成立すれば良い。勿論 此れらの条件は明かに満たされる。  数例を示めそう。例えば、一﹀、b・讐﹀◎尊・﹀レ◎=〇一﹀◎Nの例を とり、夫々お>Hρ。。V伊鱒OVHOとすれば、     蔭OX悼O十目OX一切  刈①O      心OXH刈−丁目OX刈  Gc刈㎝   311   ω㎝   11卜。G。 $n  罐   陛卜。。。 従ってq。・>3であるから、バイアスの可能性は存在する。  一方、単価が下落し、重量の減少した場合、指数が上方バイアス を生する可能性は存在しない。というのはその様なケースは成立し 低開発国の交易条件不利化について        ⑲ ないからである。

一越鹸鴛◎、レ蜘奪−・

能性があるか否かである。  同様に二商品のケースを考えよう。    ︵、一一﹀、一×◎一1>◎一︶十︵、さ。1>、“。︶︵◎時・ーレO“・︶ の可 整頼すれば O︸ーレ◎一十◎略。ーレ◎5・    、一◎[・十、堅・◎。・     9+狸、、 レ、一︷﹀◎一︵〇一十〇。・︶一OλO一十◎“・︶︸ ︵◎一十◎胎︶︷︵〇一十.◎。・︶1︵レ◎一+レ◎降・︶︸      十レ、感・︷﹀◎昏・︵O︻十〇感・︶一Oh。︵O一十◎“・︶︸  明かに分子は零より小である。従って成立しない。  故に我々はハーバラーの㈲、㈲は同一事を指している、即ち能率 単位で測定せる価格を問題にしていると解釈しよう。そうでなけれ ば理論的に不成立の事を彼が主張している事となるから、  もっとも、彼か重量のみ減少して能率単価・或は実際の単価が不 変の場合、上方バイアスを生すると考えているかは疑問であり、能 率が上昇し、重量が減少し、而かも、◎\◎の方法により単価指数 が求められた時、上方バイアスが強く起る  キンドゥルバーガー の結論が否定される程iと主張するのであろう。我々の結論では 重量が減少し単価が不変の場合  勿論能率の如何を問わす  単 四九

(4)

       低開発国の交易条件不利化について  価指数は上方バイアスの可能性が存在する。もっともその程度が重  要.である。恐くハーバラーのキンドゥルバーガーに対する批判も厳  密な意味をもってなされている様にはみえない。  ①Ω・O勺。霞邑冨σ興αqΦさ↓すΦ↓2ヨω。h日豊号”﹀国霞。需言   O器①GD叶gαざ一Φ切①.娼弓■錺刈∼ρ一露●  ②ωの批判点は論文︵四﹀より引用。︵9>の主張の方が明瞭であるから。論文    ︵げ︶の批判点・ωに関しては本文参照。︵p︶に於ける批判点はωに集中。  ③主として熱帯の未開発地域ーラテン・アメリカ、アフリカ、アジア、   中央アシアQOh.○.℃●囚ぎ巳①げ巽αqΦび臼げ①↓重三のoh↓鎚鼻ρoP   O詳こ℃。ω幽Φ.

④鶉要素交暴籍警§¥駿・鄭跳覇・N・純交易

  条件指数に自国の輸出品一単位に使用された生産要素量で示した費用指   数の逆数︵一\寄︶を乗ずる。即ち自国の輸出産業の生産性 ︵繋︶のみ   を考慮QOhこ匂.<ぎΦぴωε巳Φω一⇒葺Φ↓びΦoqoh︷暮①き帥江。轟箪   ↓村鋤儀ρおもQGQ’℃.姻切㊤.  ⑤ O●類昏Φ二Φぴ︵σ︶曽O.①。低開発国は交易条件より資源伸縮性を重   視すべきというキソドゥルバーガーの政策的結論には同意。∪9  ⑥○。自魯Φ二①ぴ︵p︶唱ω﹄9■  ⑦ρ頃⇔び。二Φび︵げ︶℃O・9  ⑧↓●竃。話四p..↓冨い。贔4言↓①同,ヨ・・。︵↓鑓9ぴ①酢ξΦ2︾ぴqて   一6巳什¢﹁Φ帥5創]≦窪崔賦。叶¢﹃ぎひq讐..国oo50ヨ一〇∪①︿Φ一〇℃ヨ①国国コO∩⊆一   #¢﹁巴070口㎎ρ<o一■くH月H、Zo■ド09.一㊤沼二㍗望8090叶ρ 彼   は論文︵p︶は引用していない。  ⑨勿論資料も不足。キソドゥルバーガーも認めている。しQ。ρ○勺・   謝薄色Φび¢﹃ぴqΦぴ↓7Φ↓①吐ヨ。な。団↓﹁塑αρo唱.Ω£℃やしG軌○。∼⑩■ ⑩  勿論三商品以上の一般的証明は不可能である程復雑となるが、上方.ハ        五〇 イアスの可能性は存在しないと思われる。 三     ①  前述拙稿二節の比較生産構造︵比率︶が先進国の技術進歩により 変化し、先進国と低開発国間に資源移転能力に差異のある場合、交 易条件は後者に悪化する事の説明の一結論として﹁不利な撹乱の率 の方が大であれば、資源適応能力の差異が両国に存在する場合、自 国即ち低開発国の交易条件は悪化の傾向が存在すると云って良かろ う﹂︵三一頁︶を得たが、 そこでは自国︵低開発国︶、外国︵先進国︶ の二国、多数商品︵A、B、C、D、E︶モデル、逓増生産費︵部分 特化︶にて考案し、技術進歩をもたらす︵比較生産費比率を変化せしめ る掩乱︶のは先進国と仮定した。 1表 自国の生産費外国の生産費 A一単位 B一単位 C一単位 D一単位 E一単位 ツ 2ツ 3y 4y 5ク 2表 外国の抜術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費 夕勿御   4ツ エ。5ア κ κ 劣 缶 露

ABCDE

にも量でワエイトされるべき筈のものであるから、  その場合、次の如き 仮定が更に必要であろ う。即ち、考察を自国 の典型的輸出・輸入品 ︵外国にとっては夫々逆︶ に限定する。︵例えば1 表のE、A、2表のD、A︶ 交易条件は単位当交換 比率であるが、輸出・ 入単価指数算定の場合    此の様な仮定も

(5)

3表 外国の技術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費 y七二御、ッ 劣 劣 劣 ﹂ κ

ABCDE

4表 外国の技術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費

ッ勿砂鯉冷

κ κ  ∬ κ κ

ABCDE

5表外国の技術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費

A

B c

D

E x 均ア 2ツ 3ツ 4ツ 5ツ 許されるであろう。従って外国の技術進歩も典型的輸出・入品生産. 産業にのみ起ると仮定する。というのは、例えば3表の如き技術進 歩では、自国の資源移転が摩擦なく迅速に行われる場合、1表の国 11釦﹀讐国11卜∂.㎝ゆ”U11心﹀“U11ωbd ︵限界商品Cは輸出・入されないで あろう故除外︶と3表のU”鼻>MU11鵜国”O目ω円.Oーーω﹀噂を比 較すれば、有利化しているものもかなりあり、又係数のとり方によ り種々のケースが考えられるからである。勿論技術変化前と後の交 易条件の比較では、比較点に於いて貿易が夫々のケースで完全に行       ② われたと仮定されている。  資源移転の必要性がより大である ︵外国はそれを迅速且つ摩擦なく 行うと仮定︶という意味にて不利な擬乱︵2・3・4表︶、その必要性 が小、或は不存︵本節の如き仮定を設ければ後者のみ︶ ︵5表︶という 意味で有意な擁乱と呼んだ。 低開発国の交易条件不利化について  然し.不刹な擬乱にしても、侮えば4表の姐く交易条件の改善0 ケースを含む故、自国の資源が移転しない場合、自国の交易条件か先 進国による擁乱︵技術進歩︶前の順なる部分特化︵資源が完全に移転︶ に比較して、必ず悪化する事を云わねばならなかった。︵前稿ゴニ 頁参照︶というのは此の場合、自国の交易条件が外国による技術進 歩前に比べ、悪化するのでなく、改善の程度が弱められるに過ぎな いからである。  さて、前稿と推論の方法を変え二国 ︵自国、外国︶、二商品︵A、  ③ B︶モデルにて、考察してみよう。︵他の仮定は同一︶  比較生産費比率を拡大︵W、V表︶、縮少︵且、皿表︶せしむる技 術進歩率が先進国たる外国において等しいと仮定しよう。︵此の点が 先述の分析と異る︶勿論、両ケースの中に自国にとり輸出品から輸入 A一単位 B一単〔立

A

B

A

1表    自国の生産費 外国の生産費      x       ツ

     x 5y

il表 外国の技術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費

     x 」’

     x 2y

皿表 外国の技術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費

     x 」’

五一 品への転換 ︵皿、W表︶ ︵外国にとってはその逆を 意味する︶ が含まれる。 明かに比較生産費比率を 拡大せしめる外国の技術 進歩は、進歩前に比較し て有利な交易条件をもた らす。 ︵先述のケースと同 様に貿易が各ケースで完全 に行われたと仮定し、共通 生産費比率が外国の生産費 \

(6)

W表 外国の抜術進歩による変化    自国の生産費 外国の生産費       x        y

      x %y

A B

低開発国の交易条件不利化について へと、資源が容易に移転しない傾向が少しでも存在すれば、 交易条件は悪化する。 大せしめる技術進歩率が大でも、自国の交易条件は悪化の傾向が存 在すると云っても良いであろう。もっとも比較優位の逆転するケー ス︵皿、V表︶にて自国の資源が優位に転じた産業へ部分的にせよ 移転しない場合、国内交換比率以下︵じd11試︸じけ11よ︾︶の比率にて 輸出されるべきものを生ずるから実際には起り得す、それは資源の        ④ 失業という形で現われよう。だが本稿の如き論究方法では通常完全 雇傭が仮定され、又国際︵貿易︶牧支不均衡も排除されているので、 右の如きケースを認める事も許されるであろう。  以上、二つの分析の結論はやや異るが我々が、多数商品モデルの 分析にてとった仮定の方が、少々非現実的な事は否定出来ない。そ        比率に一致したと単純仮定して比較する。  費 化産   1、W、V表について夫々じd蛙帆>−︾11

硬姓絢,罠じ・よ︾︶縮少せしめる進歩は

は雁    逆に不利な交易条件をもたらす。︵皿、

 費

       皿表についてはゆ11bo>、>11ゆゆ︶

鋤鮮κ従.て仮定により右二種の技蓮歩

のの    率が等しい故、自国の交易条件は資源 国国 外自    移転が完全ならば不変にとどまる。そ 表     れ故、自国にとり比較劣位に転じた或 V        は劣位の増大せる産業より、比較優位    A B となった或は比較優位の拡大せる産業        自国の     その程度が大であれば、比較生産費比率を拡 五二 して常識的結論しか得られなかったか、所謂ヒソクス的弓輸出・入  ⑤ 分析ではキンドゥルバーガーの強調する資源移転の能力の差異を考 慮に入れ得ない為、比較生産費比率の変化によって技術進歩を示 し、先進国、低開発国間の右移転能力の差異の効.果を分析に導入せ んと試みた。 ①同論文二二頁。左より三行目コ九=二年については各国指数は  工業欧州及びその﹁世界﹂指数と大差なく、⋮⋮﹄は﹃一九=二年につ     ヘ   モ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ   ヘ  ヘ  へ  いてはイタリア指数を除き各国[指数は⋮⋮﹄。=二頁・右より七層目﹃更       へ  に2表3表の﹁逆﹂なる場合1表に比べ悪化していを。﹄ は﹃・:⋮ωに        へ  比べ悪化している﹄。 三七頁・.右より八行目﹃⋮⋮第一産業の方が大で       へ  あった⋮⋮﹄は﹃⋮⋮第一次産業の方が小であった⋮⋮﹄。二四頁﹃2          へ  ・C表﹄は﹃2・b表﹄のミス・プリント及び脱ろう。猶、二一頁・左  から七行目﹃米国の対欧輸出価格⋮⋮はほぼ恒常的であったので﹄は世  界指数と比べ大して変らないの意。二四頁・左から四行目﹃一即ち米  国の高輸出価格、低輸入価格一﹄は米国と工業欧州との関係を例とし  て述べたので、勿論一般的には発展度の高い国︵先進国︶を意味する。   同稿 二節の検討に於いて、工業欧州の対米交易条件につき、キンド  ゥルバーガーが問題にしているのは、指摘した如くおωo。︵一㊤卜⊃○○ほ一〇〇︶       ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  一㊤認︵一㊤ωoD閥一〇〇︶ の輸出単価指数の動きである。彼が厳密に工業欧州  各国指数の動きを工業欧州の世界指数の動きと系統的に検討していると  いう意味ではないσ前平で引用した程度に過ぎない。従って﹁彼の方法﹂  というのは厳密な音心味ではない。交易条件指数の差をも示したが、蛇足  的な意味しか持たず、重点は輸出単価指数にあるQ筆者にとっては輸入  単価指数の動きも重要。輸出入指数について比較を行った数は一二三、  その内我々め方法と異符号或は一方が零のもの合計二六に過ぎない。 ② 部分釣に貿易が行われた点での自重の交易条件を例えば1表と2蓑で

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