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03 人材育成活動 地域活性化プランナー学び直し塾

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Academic year: 2021

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3.人材育成活動 19

地 域 活 性 化 プランナー学 び直 し塾

1.はじめに

本学では、平成 18 年度から包括協定を締結している県内自治体と「淡海地域政策フォーラム」を組織し、分権時 代にふさわしい行政職員学び直し塾を開始していたことをベースに、文部科学省の「社会人の学び直しニーズ対応 教育推進プログラム」に採択され、平成 19 年度から 21 年度までの 3 年間取り組んできた。そうした成果を踏まえ、 社会連携研究センター独自プログラムとして、平成 22 年度から「地域活性化プランナー学び直し塾」として実施する こととなった。 本塾は、地域は生活に身近であることから、その態勢とは行政と市民が協働して共に治める地域ガバナンスの確 立だという認識のもと、地域ガバナンスの中核として期待される行政職員、NPO 職員、社会的市民(地域活性化プラ ンナー)の地域政策の立案能力向上を目的として、実践的な教育研修を行うものである。 本稿は、第 8 期となる平成 26 年度の状況について報告するものである。

2.学び直し塾の特徴

学び直し塾の特徴は、次のとおりである。 (1)講義とワークショップの組み合わせ 政策科学の最新理論を講義形式で提供した後、3 つのグループに分かれ、具体的なテーマでのワークショップを 実施し、テーマに基づく政策案を立案する。立案政策案の実現応力向上のためのプレゼンテーションを経て、公開の シンポジウムで報告し、多くの人々と意見交換する。こうしたプロセスにより政策形成の能力向上を図っている。 (2)現地視察研修 現場感覚を体感するための現地視察研修の設定し、研修内容に厚みを持たせている。 (3)認定委員会による資格認定 「地域活性化プランナー認定委員会」を設け、レポート、出席率、受講中の態度などを総合的に評価し、修了者に 対し「地域活性化プランナー」として資格認定(滋賀大学からの履修証明)を行う。 (4)政策案の公表等 3 つのグループで提案された立案政策案を報告し、自治体の政策形成に役立ててもらう。

3.平成 26 年度実施成果

(1)平成 26 年度実施プログラム 図表 1 のとおりである。

人材育成活動

❏公共経営分野

(2)

3.人材育成活動 20 【図表 1 平成 26 年度実施プログラム】 回 日 程

講 義 内 容

講 師 場 所 第 1 回 平成 26 年 6/5 開校式(オリエンテーション) 全員 滋賀大学 講堂 第 2 回 6/19 政策科学とは <理論編> 山﨑 彦根 第 3 回 7/3 政策実現の法制度 <理論編> 阿部 彦根 第 4 回 7/17 地域政策とは <理論編> 北村 大津 第 5 回 7/31 知的生産の技術 <理論編> 仲野 彦根 第 6 回 8/8-9 現地視察研修 全員 彦根市内 第 7 回 8/21 中間レポートワークショップ 全員 滋賀大学 第 8 回 9/4 政策分析・事例研究 1 <実践編> 全員 大津 実践課題 1)共生社会 「教育、子育て拠点としての小学校を考える」 今井・北村 ・加納 実践課題 2)ニューパブリックマネジメント 「市町村合併の効果を検証する」 石井・横山 実践課題 3)地域ガバナンス 「市民と行政の協働を深化させるための方策を提言する」 山﨑・阿部 第 9 回 9/18 政策分析・事例研究 2 <実践編> 全員 大津 第 10 回 10/2 政策分析・事例研究 3 <実践編> 全員 大津 第 11 回 10/16 政策分析・事例研究 4 <実践編> 全員 大津 第 12 回 10/30 中間講評 <実践編> 全員 大津 第 13 回 11/15 政策分析・事例研究 5 (集中議論)<実践編> 全員 大津 第 14 回 11/27 政策分析・事例研究 6 <実践編> 全員 大津 第 15 回 12/11 立案政策案のプレゼンテーション <実践編> 全員 大津 第 16 回 平成 27 年 1/24 シンポジウム(修了式) 全員 南彦根

(3)

3.人材育成活動 21 今年度の政策分析のテーマは、次の 3 つであった。 ○共生社会 教育、子育て拠点としての小学校を考える ○ニューパブリックマネジメント 市町村合併の効果を検証する ○地域ガバナンス 市民と行政の協働を深化させるための方策を提言する (2)担当講師 石井 良一〈滋賀大学 社会連携研究センター 教授/学び直し塾 塾長〉 阿部 圭宏〈滋賀大学 社会連携研究センター 客員准教授/学び直し塾 副塾長〉 北村 裕明〈滋賀大学 理事・副学長〉 山﨑 一眞〈滋賀大学 社会連携研究センター 客員教授〉 横山 幸司(滋賀大学 社会連携研究センター 准教授〉 加納 圭〈滋賀大学 教育学部 准教授〉 今井 久人〈滋賀大学 社会連携研究センター 客員研究員〉 仲野 優子(特定非営利活動法人 しが NPO センター専務理事) (3)受講生及び地域活性化プランナーの認定 包括協力協定締結自治体などへの参加の呼びかけ、NPO 等への公募を行った結果、受講生は 27 名(自治体職 員 20 名、NPO スタッフ、市民等 5 名、学生 2 名)を得て実施した。このうち、学生を除く 25 名全員を地域活性化プラ ンナーとして認定した。学生については修了証書を授与した。 (4)OB 会の存在 1 期~8 期で合計 185 名が学び直し塾を修了した。これまでの修了生で OB 会が設立されており、開校式では数名 の OB にコーディネーターを務めて頂いた。 (5)企画委員会の開催 次年度の実践課題テーマ、自治体以外の参加者の参画のあり方を検討するために、2 月に NPO メンバー、学び 直し塾 OB を加え、企画委員会を開催し、助言を頂いた。

4.受講生の評価

受講生を対象に、本塾へのアンケートを実施した。授業の回数、難易度、課題やレポート等の作業量、評価、成果 等について率直な意見が寄せられた。 成果については、多くの受講生が「成果があった」と評価している。なお、研究成果については、滋賀大学社会連 携研究センターホームページで公開している。

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3.人材育成活動 22 【図表 2 受講者の評価】

5.今後に向けて

今年度は 27 名の参加者で、3 グループに分かれて精力的に政策分析に取り組んだ。いずれも困難なテーマであ り、当初は意見の集約化に手間取る場面も見られたが、結果的にはどのグループも行政と市民の差、地域の差を乗 り越えて、活発な議論が展開され、優れた政策提言を行うことができた。 学び直し塾のいい点は多様な人材が集まる点であり、今後とも質を落とさず、魅力的な講座となるよう努力してい きたい。 (文責 教授 石井 良一) Q6 全体として成果があったか 1. 非常に成果があった 6 2. 成果があった 21 3. あまり成果がなかった 0 4. 成果がなかった 0 5. その他 0 ・普段は会う機会のない県内のNPO、民間の方との意見交換ができた。 ・普段は知り合えない他市町の行政マン・ウーマンといっしょに学べたことが大きい。 他市町の情報、施策も役立った。 ・NPOの方や他市町のいろいろな部署の職員の方と話し合うことができ、 それぞれの立場での考え方が聞けてよかった。 ・色々な人の意見を聞くことで、物事の捉え方・考え方について学べたことが大きかった。 ・市民活動をしていくあたり新しい視点をいただけました。 ・知識として勉強になった事と、行政を動かすためのデータ収集は提案へのプロセスで 重要なのだと感じた。 ・講義、現地視察研修、グループワーキングの全てを通じて、地方自治における現状、課題を再認識することができた。 ・今まだ学んだことがない分野の知識を得ることができた。 ・他の市町の職員や一般の方など、立場の違う人々と話す機会ができ、視野を広げることができたと思います。 ・企画提案は仕事上機会がないので良い刺激となった。 ・特にグループワークを通じて研究した内容は、これからの人生に大きな可能性と希望を与えてくれました。 ・学生時代と異なり、自らが疑問を持ち、それについて掘り下げる前向きな姿勢が無いと、学ぶことは難しく自己成長 できないことがよく理解できた。 ・実際に行政施策を検討、策定する際の調査、研究過程が擬似的に体験できたと思います。私のような一般人が 実際に行政に携わっている方々と伴に、具体的に行政施策を検討、策定する経験をすることは他では経験できない、 貴重な体験、勉強をさせていただいたと思います。 ・学び直し塾での取組ということで、研究対象都市の方も協力的に対応してくださった。また、思いのほか本音を語って くださった方もおり、現状の理解に大いに役立った。 ・仕事は工事関係が多く、市民団体とのほとんど関わりがなかったので良い勉強が出来ました。 ・とにかく与えられた課題に真摯に取り組むことを第一とした。市民の視点は学び直し塾では不要なのではないかと思う こともあったが、自分の立場でものを考えることを大切にした。浮かび上がってくる事象を丁寧に読み解き分類しまとめ あげる協同作業はよい訓練となった。 ・今後の仕事に活かせると思う。また、今回の役割がファシリテーターだったので、意見取りまとめの演習にもなった。 ・大きな仕事が入っていた年度であったため、できれば違う年度にして欲しかったのですが、無事終えることができ、 非常に充実した年になりました。 ・他市の協働の取り組みのヒアリングや、先生方、グループ員の行政職員さんとの議論の中で様々な実態(良い面・悪い面)や 将来に向けての課題などをつかみ取ることが出来ました。 ・これまで、一般の方、NPOの方、他の行政職員の方(部署や年齢も異なる)と一緒に話し合って、1つのことをしたことが ほとんどなく新鮮でした。 ・協働という言葉は知っていてもかなりあやふやなイメージしか持っていなかったことから思うと、協働というものに対して 知識やあり方のイメージを形成できた点に成長を感じられた。 非常に 成果が あった 22% 成果が あった 78% 全体として成果があったか

参照

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