Title
プロスタグランジン受容体をターゲットとしたPETトレ
ーサーの創製と活用( はしがき )
Author(s)
鈴木, 正昭
Report No.
平成11年度-平成13年度年度科学研究費補助金 (基盤研究
(B)(2) 課題番号11694143) 研究成果報告書
Issue Date
2001
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/531
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
平成1∴1.年度十平呪1・声年度科学研究費補助金
基盤研究(B)(2)研究成果報告書
研究課題
プロスタグランジン受容体をターゲットとした
pETトレーサ⊥¢創製と括用
研究課題番号
11694143
研究組織
顧究代表者:
一研究分担者-:
廟究分担者▲:
研究分担者:
研究分担者:`
(研究協力者`±
鈴木正昭(岐阜大学工学阻・教授)
野依良治【二(名古屋大学大学院理学研究科_・教授)
痩辺琴良(大阪市立大学大学院医学研究科・教授)
細呑孝料(岐阜大学工李部・助≠)
松杵
潔・▼(京都大学大学院情報学研究科
i助教授)
鮎ngtLangstr血・
ネウェーデン、、ウプサラ大学PETセンター・教授)
(研究協力者‥Mqts苧engstr血
スウェーデン、ウプサラ大学PETセンター・助教授)
交付決定額(配分額)
`(金額単位:千円)
1・.
直疲軽重∴
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===‡■_'蓄
今計
平成11年度 5,900 0 5,900
平成12年度 4,100
= 0. ・:4,100
■平成13年度∴ 2,・・;-■3 00■
‥◆0=
・′2;3-00
総 計 12,300 0
12,●30 0
Tl-・
・■
堕究成果の要塾
プロズタグランジン(PG)類は、これまで生体の恒常性の維持や防御プロセスなど
に関与するオナタコイド(局所ホルモン)として知られてきたが、最近ではそれらの中
枢神経系での役割や細胞増殖細制機構に注目が集まっている。本研究では、PG受容体
を夕⊥ゲットとしたPETトレ」サーを創製し、イメージング技術を駆使して分子レベル
から個体レベルでのPG類の動態およびPG受容体の機能解析を行い、PG受容体かう生
体機能に至る情報伝達機構【を明らかにす▼るととをめざした。
本研究は化学/生物学/医学/PET技術分野の広範囲に渡る学際的研究であり▲、それ
ぞれめ分野における研究者の持ち味を活かして、PGリガンドゐ設計および合成と機能
解析研究を行う日本側研究グループと、高性能PET装置を有し、PETトレーサーの合成
および分子イメージングを行うウプサラ大学との共同研究チームを組織した。その結果、
本研究者らは、新規な脳内中枢型PGI2受容体IP2を発見するとともに、この受容体に痔
異的に結合する安定リガンド15R-TICの創製に成功した。また、この15R-TICが海馬神
経細胞において、高酸素、スーパーオキシド、・および血清除去等で起こる細胞死に灯し
顕著な抗アポトーシス作用を示す■ことを見いだした。続いて、この15R_TICのPETtト
レ←サー化に向けたポジトロン核高速導入法を検討し、Stille反応を機軸とした高速メチ
ル化反応を開発した。◆さらに、・2ポット操作法を考案し、放射化レベルの大幅な向上を
実現し、15月-TICへ【11c]含有メチル基を高速かつ高収率七導入することに成功した。
葵際、本法により、サル、さらにはヒトレペルに適用できるギガベクレルレベルめ比活
性を持つ放射リガンド15R-[11c]TICを高収率で再現性よく合成するPETトレーサー合
成手法が確立できた。本法で合成した15針[11c]TICメチルエステル体を生きた赤毛ザル
の静脈に注射したところ、サル脳内のIP2受容体が鮮明な分子画像として描き出された。
さらに、PGの脳内への到達性や代謝安定性の向上を目指した分子設計を進め、より単
純化された構造を持つ誘導体15-deoxy-TICを創製した。この15-deoxy-TICは15R-TIC
より高いIP2結合選択性および神経細胞死抑制作用を示した。
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