日本規格協会XML関連標準化調査研究委員会の活動
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(2) 表−1 XML関連の標準化調査研究委員会の名簿(順不動・敬称略) 区. 分. 氏. 名. 勤 大学院. 先. 委員長. 小柳. 義夫. 委. 浦野. 昇. 〃. 大野. 邦夫. ドコモ・システムズ株式会社. 〃. 岡部. 恵造. 株式会社イー・ブリッジ. 〃. 小野. 泰蔵. ファモティク株式会社. 〃. 加藤. 博之. 株式会社NTTデータ. 〃. 川俣. 晶. 〃. 菊田. 昌弘. シナジー・インキュベート株式会社. 〃. 杉村. 利明. 株式会社NTTドコモ. 〃. 杉山. 高弘. NEC株式会社. 〃. 中川. 邦昭. NECオフィスシステム株式会社. 〃. 野木. 桂. 〃. 深見. 拓史. 株式会社廣済堂. 〃. 湯浦. 克彦. 株式会社日立製作所. 〃. 渡辺. 榮一. 株式会社東京商工リサーチ. OBS. 小町. 祐史. 松下電送システム ドキュメント技術研究所. 事務局. 徳岡. 靖崇. 財団法人日本規格協会. 員. 東京大学. 務. 富士通株式会社. 理学系研究科 ソフトウェア事業本部 事業開拓室. コンサルティング本部. 技術開発部. 株式会社ピーデー. マルチメディア研究所. インターネットソフトウェア開発本部 CALSビジネス推進部. 株式会社ベルシステム24 ネットワーク情報システム本部. ビジネスソリューション開発本部. 情報技術標準化研究センター. 3. 検討経緯 毎月開催される定例ミーティングとメーリングリストが活動の主体であった。定例ミーティングで は、Unicodeに関連する国内での文字コードの問題、XBRLと国際会計制度の問題、ebXMLとB2Bの 状況、電子政府の取り組みなど、ホットな話題と日本における特徴的な問題を取り上げ、委員自身に よる調査報告、当該分野の専門家によるヒアリングなどを通じて情報の収集と共有化を計った。それ と並行して、提言をまとめるべく、委員全員に対するアンケート調査を行った。それを通じて、共有 化された情報に対する個々の委員の個別の見解、現状の問題点や解決方法、さらに今後の課題などに ついての意見を集約した「わが国におけるXML標準化への課題」というタイトルの報告書[1]として まとめた。. 4. 報告書の内容 4.1 本報告の構成 本報告書は、個々人からの種々の提言をテーマ毎に分類しそれに以下のような章立てでまとめた。 1.. はじめに. 2.. 本報告のねらい. 2 −2−.
(3) 3.. XML標準化の現状分析・評価. 4.. XML標準化課題及びそのソリューション. 5.. XML標準化実証試験の推進. 6.. XML標準化の最終目標. 7.. XML全体の提言. 8.. まとめ. 9.. あとがき. 付録(A−E). 4.2 提言のスコープ 4.2.1国の役割 XMLの標準化の推進の担い手は誰か。産官学、各々の分野に応じた役割があると考えられる。 「国 が」という意見が非常に目に付くのであるが、国にXMLの専門家が無尽蔵にいるわけではなく、かつ 国の作業は基本的には税金を使ってなされるので、現状の国庫の状況を考えると「国に問題を提起す ることが良いのか、まして可能なのか」考えねばならない状況である。 デジュール規格がデファクト規格に置き換えられつつあるのは、国というものに頼らなければ解決 できないものから民間の組織の自由な競争やコンセンサスで規格が定められるようになったというこ とである。時代の流れに逆らわないように考えるべきであろう。 XMLのような規格は国境を越えて各々の業界のキーパーソンにより定められつつあり、国が関与し ている例は極めて少ない。しかしながら日本の現状を見ると、キーパーソンが欧米のように幅広く活 躍している状況とは言いがたい。従って、欧米流の手法を即座に取り入れるべきであるとは言っても 限界がある。 国に期待すべきことを論ずる上で、問題解決のレベルに関する若干の整理をしておく必要がある。 (1) 業界独自で解決可能な事項 (2) 業界主導ではあるが公的な標準化団体が関与すべき事項 (3) 標準化団体が主導すべき事項 (4) 行政府・地方自治体レベルで解決可能な事項 (5) 立法府主体または立法府を巻き込んで取り組むべき事項 提言には、数多くの事項が盛り込まれているが、それは具体的に上記のどの部分に該当するかを考 察することが有効である。該当個所により対応は変わるし、実現時期、費用なども異なる。. 4.2.2規格自体の役割の変化. −3− 3.
(4) そもそも「規格とは何か」という議論も必要だ。規格とは国や公の機関がお墨付きを与えてオーソ ライズされたものであると考えがちであるが、その考えを修正せねばならない時期に来ているとも思 われる。 W3Cのようなコンソーシアムにおける規格とは、関係者が集まり、その関係者を対象に内部での ルールと責任のもとに取り決められる。もしも国が関与するならば国も関係者の一組織として扱われ るにすぎない。 (この事例はB2Bのグローバル規格であるebXMLの組織において既に行われている。) 組織とルールに関しては、例えばOMG(Object Management Group)は設立当初から、OMAガ イドという基本的なドキュメントにおいて、参加資格と運営ルール、規格制定ルールを明確に明文化 していた。関係者は自分たちが使うために他の関与を受けずに規格を作る。そのために出資して会員 となり発言権を持ち、自分の意見を提案し、それを受け入れてもらい、賛同者でタスクフォースを編 成して規格案を作成し、それに基づく接続実証実験を行い、その規格に基づく製品化を行い、ビジネ ス市場に展開して行くシナリオである。そこには国やISOのような既存の標準化団体などの関与は一 切見られない。このような方式が必ずしもうまく行くわけではないが、このような自律的な考え方で 貫かれている。 わが国においても、このようなカルチャーを育まねば、国際的に打って出られるような規格は出て こないであろう。国も、規格化に関与するのではなく、このようなカルチャーを生み出すための努力 を行うことが必要であろう。このような観点に立つと、殆どの規格は上記の(1)と(2)のレベルで解決 可能である。以上をベースに、具体的な提言を述べる。. 4.3 提言の内容 4.3.1現状分析と評価 3章では現状分析とその評価を行った。欧米主導のXMLの標準化活動に対し、日本で必要なことの 一つはスピードアップである。この対策として、海外規格のJIS/TRへの迅速な翻訳、用語や翻訳に関 する専門のライターの養成、標準化活動のウェブへの公開などが提言された。これらの活動は、規格 協会を始めとする標準化団体で行われているのであるが、これらの提言を具体化するのは、基本的に は標準化団体の組織運営の改善で解決可能であろうと思われる。 また規格の策定に当たっては、規格を作る側の論理だけでなく使う側の視点で見直すことも必要で ある。日本では従来から規格の制定は主に製造業が製品を作る立場で規格を制定してきたがそれを見 直す必要がある。製造業からサービス業へと産業構造も変わりつつあるのだから、サービス寄りの規 格に関しては使う側の視点が重要になる。この問題についても基本的には業界マターであり国が関与 することではない。 目を海外に転ずると、XML関連の規格は業界のキーパーソンが活躍するデファクト規格の世界であ る。デファクト規格の制定活動に日本人・日本の組織が不慣れで未熟であることも問題である。標準 化の検討体制・進め方に関しては、規格制定プロセスをウェブに公開すると同時に、幅広い人材の活 用が必要である。これらの問題も、基本的には関係する業界の問題であり、国が関与すべき問題では ない。ただし、業界によっては組織的な運営の経験などが乏しい場合もあると思われるので、そのよ うな場合は、国や標準化団体がトリガーを与えるような活動をすべきであろう。. 4.3.2標準化課題とソリューション. 4 −4−.
(5) 3章の現状分析を受けて、さらに具体的な課題とその解決法に関する提言が4章には盛られている。 先ず、規格に対する日本と欧米の考え方の相違がある。欧米は差別化を考えるのに対し、日本は横並 びを考える。規格制定における業界のリーダシップに関しても、日本と欧米ではかなりの温度差があ る。横並びのカルチャーが国や役所の指導を仰ぐことになり、自主的な問題解決を妨げている。 規格制定の活動に関しては戦略が必要である。そのためにはインフラとアプリケーションに分け、 前者は公的な機関が長期的に取組み、後者は業界が迅速に規格を制定すべきである。要するにビジネ スに直結するような規格制定は業界が担当し、直接ビジネスに直結しない長期的な取組みを要するも のは、国や公的な機関が担当するという分担である。ただし、インフラ系の規格制定に関しての公的 な取組みに関しても、標準化団体、非営利の業界団体、学会など、種々の選択肢があり得る。これら についてはさらに具体的な検討が必要であろう。. 4.3.3DTDの公開普及とそのための組織 規格の実体であるXML/DTDの普及に関する提言もあった。一般論としては開発されたDTDを極力 公開して、再利用・普及を図るべきであり、そのための登録機関も必要であるという議論であるが、 それを誰がどのような権限で行うか、適格な人材はいるかと言った議論になると、より具体的、長期 的な取組みが必要になる。一般論ではなく、個別的な身の回りの領域におけるDTDの提案もあった。 このような具体的な施策は、一般論よりは手が付けやすく効果もわかり易い。 さらに規格の適合性、準拠性に関する組織の設立の提案があった。規格を普及・定着させるために は、これらを認定する組織が必要であるが、誰がどのような権限で作るか、適格な人材はいるかと 言った話に結びつく。公的なものだから国が実現すべきであるという議論がある一方、欧米のOASISのように、国よりは業界が自主的に運営できないかと言った議論もある。このあたりは、この委 員会のメンバーの間でも考え方にかなりの幅がある。 このような議論が、国や公的な機関と業界が効果的に連携してお互いにビネフィシャルな関係を形 成して行く上での中核的な議論であろう。. 4.3.4キーパーソンの育成 上記の様々な提言を踏まえた検討体制の強化という観点からの提言で、具体的には「テクノロジ・ ロビーストの育成を」という提言があった。これはとくに業界における今後の問題解決のための具体 的な方策としての提言と考えることができる。このような人材を育てることが急務であることは分か るが、具体的にだれがどのようにすれば良いかは提言できていない。それを国に依頼したいという考 えもあったが、これは本質的に業界の問題である。場合によっては国がトリガーとして働きかける状 況はあり得るであろう。 なお、業界のみならず、アカデミー関係においても技術的な専門性を生かせるキーパーソンの育成 が期待される。この分野に関しては公的な組織の支援が必要であろう。. 4.3.5実証実験の推進 5章では、実証実験に関する提言を集約している。実証実験は、日本発の規格を育て上げる意味で は極めて重要な役割を演じる。特に基盤技術的なものについては、公的な機関による支援が必要であ る。その基盤技術関連の実証実験としてのSMIL2.0とRELAXが紹介された。さらに各種の利用分野、 応用分野における実証実験が提言されている。XBRL、住民記録システムなど、各種分野での実証実 験に関係する提言である。これらへの国や公的機関の関与についても議論があった。. 5 −5−.
(6) 4.3.6XML標準化の最終目標 6章はXML標準化の最終目標に関する提言である。ここでは、電子政府を念頭に置いたXMLによる 標準化を積極的に取り入れる組織・社会論が提言された。社会で幅広くXMLを活用してゆくために は、サービスモデルに基づくTO−BEモデルの議論の必要性が論じられている。さらに上記TO−BEモ デルに対応した現状のAS−ISモデルについての報告と分析も盛り込まれている。 電子政府の問題に関しては、当然ながら国や自治体が関与する問題であり、国や自治体の現状の取 組み、税金の使われ方の問題である。現状のIT化の掛け声が、サービスモデル抜きの現状の文書の電 子化であり、それでは全く問題が解決しない。国や自治体にXMLなどのITに関する専門家が不在であ り、問題解決の視点に欠ければ、単に予算の管理と執行のみが問題となり、結果的には誰もメリット を受けることのないシステムが構築されてしまう。そのような現状への危惧から、現状の分析に基づ くAS−ISモデルを基本に行政サービスモデルを構築し、さらにそれを実現するTO−BEモデルを提案 している。. 4.3.7その他XML全体への提言 7章では、電子政府関連の電子署名、電子申請に関する提言、XMLの利用、標準化などに関する PRに関する提言、さらに外字や書式に関する問題の解決についての提案が記されている。これらにつ いても、電子政府がらみの電子署名、電子申請、外字や書式、さらにに利用、標準化などに関する PRの問題のように国や行政が関与すべき課題と、業界分野におけるXMLの利用、標準化などに関す るPRなど、民間主導で取り組むべき課題とに分けられるであろう。. 4.4 産業界主導によるXML標準化の推進 4.4.1基本的な考え方 上記の提言は、幅広い分野に関連するのであるが、基本的な枠組みとしては、基盤技術的な分野の 規格は公的機関で、ビジネス領域の規格は産業界でという役割分担が可能であろう。 (上記4.3.2項で 「戦略的にはインフラとアプリケーションに分け、前者は公的な機関が長期的に取組み、後者は業界 が迅速に規格を制定すべき」と提言されているとおりである。). 4.4.2海外規格の迅速な翻訳など 4.3.1項において提起された「海外規格の迅速な翻訳、用語や翻訳に関する専門のライターの養成、 標準化活動のウェブへの公開」などは、公的な標準化団体が推進すべきものとして扱われているが、 欧米の業界の動きなどを考えると必ずしもそれに捕らわれる必要はない。欧米では個々の業界がコン ソーシアムを立ち上げ、その業界規格を自己の責任の下で作成・公開・管理している。その規格化の プロセスも公開されている。これらの業界が、OASIS、DISA、IDEAllianceといった業界横断的な組 織を作って業界間の連携を取っている。このような図式を日本で実現させることを考えてみる価値が ある。. 4.4.3DTDの普及機関 4.3.2項の「開発されたDTDを極力公開して、再利用・普及を図るべきであり、そのための登録機関 も必要」という議論においては、欧米のOASISのように、国よりは業界が自主的に運営できないかと いった提案もあった。この考え方は、上記の「海外規格の迅速な翻訳」などの課題とも同様な側面を 持つ。. −6− 6.
(7) 4.4.4横並びカルチャーの克服 「テクノロジ・ロビーストの育成を」という提言も業界が主体で育てるべきか、公的な機関が面倒 を見るかという点に関して、結局は同じ背景を持つ。結局「横並びのカルチャーが国や役所の指導を 仰ぐことになり、自主的な問題解決を妨げている」という指摘が、これらの背景の全てを物語るもの かもしれない。この横並び意識の問題は、戦後の20世紀の日本の組織文化の遺産であり、一朝一夕に 解決することは不可能であろうが、これを自認していては問題は解決されずに先送りされるだけであ り、IT革命の「負け組」になってしまうであろう。これらの問題の発展的な解決法を考えるのが次年 度以降の課題である。. 4.5 行政の役割 4.5.1基盤技術の標準化の推進と産業界へのトリガー 基盤技術的な分野の規格は公的機関で、ビジネス領域の規格は産業界でという基本的な枠組みを考 えると、行政の役割は長期的な基盤技術に関する標準化ということになろう。しかし、横並びカル チャーの産業界に対し、トリガーを与えて自主的な活動を推進する役割が当面の行政の役割でもあ る。. 4.5.2公的な標準化団体の役割 そのような観点からすると、当面は上記の産業界の課題ともオーバラップすることになる。4.3.1項 における「海外規格のJIS/TRへの迅速な翻訳、用語や翻訳に関する専門のライターの養成、標準化活 動のウェブへの公開」などは、当面は規格協会のような標準化団体が、情報公開・情報発信の観点か ら取り組むべき課題であろう。特にインフラとなるべき基盤技術に関しては、産業界は担当しないで あろうから、専門的に取り組む必要がある。 「開発されたDTDの公開・再利用・普及活動とそのための登録機関」については、ビジネス分野で は産業界の取組みが期待されるが、当面は国や公的な機関の活動に期待せざるを得ないし、産業界の 活動を立ち上げるためにも国の支援が必要になると思われる。なお、インフラ系に関するDTDの普及 のための機関は、産業界に期待することは難しいので何らかの公的な機関が担当することになるであ ろう。. 4.5.3専門家の育成 「テクノロジ・ロビーストの育成」に関しては、ビジネス領域については産業界のミッションとな ろうが、そのトリガーは公的な機関が担うことになる可能性はある。 4.3.2項の末尾で語られている「アカデミー分野において技術的な専門性を生かせるキーパーソンの 育成」に関しては公的な組織の支援が必要であろうが、大学などの高等教育機関の改革・グローバル 化といった方向で解決すべき課題かもしれない。いずれにせよ、欧米のキーパーソンと対等に交渉で きる人材の育成と確保は必須の課題であり、産業界との連携も考慮しつつ取り組まねばならないであ ろう。. 4.5.4実証実験 実証実験に関しては、4.3.5項で述べられているとおり、基盤技術的なものについては、公的な機関 による支援が必要である。当面はSMIL2.0とRELAXが採り上げられているが、今後はさらにメニュー. 7 −7−.
(8) を増やしていくことが必要であろう。このメニューには、基盤技術だけでなく、ビジネス分野を除く 社会的・公共的な分野の検討も対象になるであろう。. 4.5.5行政府・自治体の役割 4.3.6項の電子政府関連の課題は、当然行政が関与する問題である。公的な機関が関与するとは言っ ても、これまでは公的な標準化団体が関与すれば事足りた領域であったが、電子政府となると、官庁 や自治体と言った行政機構が直接関係してくる。 特に利用者の視点を重視する行政サービスモデルの構築は、単なる机上検討ではなく、利用者たる 住民の意見を的確に反映させる必要があるので、上記の社会的・公共的な分野の実証実験による フィードバックを必要とする。 「現状の分析に基づくAS−ISモデルを基本に行政サービスモデルを構築 し、さらにそれを実現するTO−BEモデルを提案」と4.3.6項では述べられているが、TO−BEモデル を提案するためには、住民を巻き込んだ実証実験とそのフィードバックが必須であろう。. 4.5.6立法府の関与とアセスメント 4.3.7項における、電子申請、電子署名、様式、文字コード、外字の問題などで国として統一すべき 事項に関しては、政府が責任を持って検討・推進すべき課題であろう。特に国民世論が固まっていな いような問題に関しては、広く情報公開し、幅広い意見を集約しコンセンサスを形成してゆく必要が あると考えられる。そのためには、場合によっては国会の法律制定を必要とする課題も存在するであ ろう。電子政府の実現のような課題は、社会的なインパクトが大きく、特にデジタルデバイドや情報 弱者へのアセスメントの問題も考慮する必要があり、それを標準規格に反映させることが必要な場面 もあり得ると思われる。このような課題は、産業界で取り組むことは困難であり当然行政の課題であ ろう。従って行政側としては、このような課題に対処し得る専門家を養成しておく必要がある。. 5. おわりに 平成12年度の提言に基づき、今年度の活動計画が立てられた。今年度は、提言だけでなく、具体的 な技術報告(JIS/TR)をまとめるべく以下のような活動を行っている。 (1) XMLを適用したビジネス開発の方法論に関するJIS/TRの作成 (2) XBRL規格に関する翻訳JIS/TRの作成 (3) 電子政府関連のXML標準化に関する提言の作成 INSTACのような公的な機関は、長期的取組みを必要とする分野や電子政府のような公的な部門に 関する標準化と、民間のコンソーシアムなどのビジネス領域の成果をエンドースすることを基本的な 使命とすべきであると提言に書いたが、上記の(1)は、 「長期的取組みを必要とする分野」の活動であ り、(2)は、 「ビジネス領域の成果のエンドース」であり、(3)は、 「公的な部門に関する標準化」の活動 である。今年度の活動を踏まえて、次年度以降も活動を継続してゆきたいと考えている. 文献 [1] 小柳ほか; ”XML関連の標準化調査研究委員会−わが国におけるXML標準化への提言−報告書 ”, (財)日本規格協会,(2001). 8 −8−.
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