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キ ー ワ ー ド 不 快 指 数 温 度 湿 度 検 査 環 境

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Academic year: 2021

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(1)

不 快 指 数 か ら み た 検 査 ・ 治 療 中 の 患 者 の 環 境 一腹部血管造影検査・治療を受けた 1 9 名の実態調査一

キ ー ワ ー ド 不 快 指 数 温 度 湿 度 検 査 環 境

中央放射線部

O 高 橋 加 寿 美 高 橋 浩 子 神 薗 千 夏

1.はじめに

放射線科における平成 21 年度の検査・治療 総数は 1420 件。その内訳は、腹部系 408 件・

頭頭部系 314 件・血管系 300 件・非血管系 295 件・ cv ポート 103 件である。当部署の検査 室は、機械の管理上 24

0

C に設定されているが、

患者入室から全身オイフが掛かるまでは、先 行研究結果と同様に「寒しリとの声が聞かれ ている。しかし、検査終了後に、発汗がみら れることがあり、実際の検査・治療中は暑い

のではないかと考えた。

今回、血管造影検査・治療中の患者環境の 実態調査を行い、検討した結果、腹部血管造 影検査・治療中の患者被覆下の環境を知る事 が出来たので、ここに報告する。

1 I .   目的

1 時間以上同一体位で腹部血管造影検査・

治療を受ける患者の被覆下環境を知る。

m . 研究方法

調査期間:平成 22 年 1 0 月 1 日から 平成 22 年 1 0 月 初 日

調査対象:血管造影室にて 1 時間以上同一体 位で腹部血管造影検査・治療を受け、研究の 趣旨説明に対して同意の得られた患者 1 9 名

(男性 1 6 名 女 性 3 名)

倫理的配慮、:この調査で検査・治療の内容や、

検査・治療時間に影響を与えることはないこ

と、途中で辞退した場合にも不利益はこうむ らないこと、個人を特定できないよう個人情 報は保護し、研究の終了をもって資料は破棄 することを説明文書にて口頭で説明し、書面 にて同意を得た。

N. 方 法

患者の肢嵩付近にプロープ

F

型デジタノレ温湿 度計を設置、版寵に皮!膏温計を貼付、室内処 置台に置き型温湿度計を設置し、検査開始時 (以降、開始時とする)から 3 0 分毎に研究者 が観察および測定を行った。これらから算定

される不快指数と患者インタビュー・発汗ス ケーノレと合わせて、結果を検討した。

現在使用中の掛敷布

敷布:布オイフ(綿 100%) 上にデ、イスポシ ーツ (K4A シーツ 1012 100x 120cm) フア インケアハイマットスーパー (90x60cm) 掛布:布オイフ(綿 100%) 十 HOGY アンギ オドレープ

不快指数(DI)の算定式

T  は乾球気温 e c ) H は湿度(%) D I = 0 . 8 1 T   +0

01H

x ( O 開 9 9 T‑ ' 4 . 3 )   +  4 6 . 3  

ハ U

i

(2)

不快指数 体感

""'55  寒い

55"'"'60  肌寒い

60""'65  伺ち感じない

65 . . . . . . , 70  快い

70"‑'75  暑くない

75"""'80  やや暑い

80""'85  暑くて汗が出る

85""'  暑くてたまらない

皮膚状態の観察:

発汗状態スケーノレにて観察

I 度:触れてみて皮膚が乾燥している E 度:触れてみて皮膚の湿潤がある

田度:ほとんどの部位に汗を認める 敷布・

掛布が湿っている

W度:ほとんどの部位に玉のような汗を認め る 敷布・掛布がかなり湿っている

V. 結果

検査室室温は開始時から 9 0 分後まで大き な変化はなく平均 2 5 . 0 "C、であった。検査 室湿度は開始時平均 43.2% 、 3 0 分後 4 3 . 4 % 、 6 0 分後 42.0% 、 9 0 分後 4 0 .4%で、あった。

これらから算定される検査室内の不快指数は、

開始時 7 1 . 1 、 3 0 分後 7 1 . 0 、 6 0 分後 7 0 . 7 、 9 0 分後 7 1 . 0 でいずれも「暑くない」に該当 する。被覆下温度は開始時から 9 0 分後まで大 きな変化はなく、平均 3 2 . 3

0

C であった。被覆 下湿度は開始時平均 50.8% 、 3 0 分後 46.5% 、 6 0 分後 42.9% 、 9 0 分後 46.9% であった。

これらから算定される不快指数は 開始時 8 0 . 8 、 3 0 分後 7 9 . 3 、 6 0 分後 8 0 . 6 9 0 分後 8 2 . 1

で「やや暑しリから「暑くて汗がでる」に該 当する。

皮膚温は開始時平均 3 5 . 2 " C 、 3 0 分後 3 5 . 5 " C 、 6 0 分後 3 5 . 7 " C 、 90 分後 3 5 . 9 "Cで経時的に緩 やかに上昇した。

t

皮膚の状態は開始時から終了時まで、 1 9 人中 1 8 人が「触れてみて皮膚が乾燥している・敷 きシーツが乾燥している」で、明らかな発汗 はなく、 1 9 人中 1 人が 9 0 分後に「触れてみ て皮膚の湿潤がある・敷きシーツがやや湿っ ている J で、あった。

患者インタビューでは開始時より終了時まで

「何も感じない」と答えた人が 1 9 人中 1 6 人 、 開始時に「肌寒い J と答えた人が 1 9 人中 1 人で、 3 0 分後からは快いと変化した。 1 9 人中 2 人は開始時「何も感じない」から「肌寒い」

に変化したが皮膚温、被覆下温度・湿度には 大きな変化はみられなかった。

不快指数

圃蜘植皮膚}息個・・寮 内 咽 ・ ・ 被 覆 下

マ 1 . 1 マ 1 . 0 マ O . 守 マ 1 . 0

A  A  A  d h  

• • • •

8 0 ‑ , 伽 8 マ 9 . 3 8 0 . 6   8 2 . 1  

• • • •

3 5 . 2   3 5 . 5   3 5 . マ 3 5 . 9  

開始時 3 0 分後 6 0 分後 9 0 分後

V I . 考 察

今回、不快指数からみた検査・治療中の患 者の環境調査を行った。

和達ら 1 )は、「不快かどうかの感じ方には地 域差があり、アメリカでは不快指数 7 5 で半数 以上、 8 0 では全員が不快を感じるとされてい るが、日本では不快指数 7 5 で 9% 、 8 0 で 65%

の人しか不快と感じないJ と述べている。

また、原田 2 )は「人が裸で快適に過ごせる 気温は 2 8 ' " " ' 3 2 "Cの範囲である J r 体熱の放散 が行われる皮膚表面温度は深部体温より低く、

快適である状態の皮膚温は 3 3 " " ' 3 4 "Cと言わ れている」と述べている。

検査室室温は平均 2 5 "Cとやや肌寒い温度だが、

(3)

全身にオイフが掛り、検査が始まると、被覆 下 の 平 均 温 度 3 2 . 3 "C・被覆下の皮膚温は 3 5 . 5

0

C と快適と言われている温度・皮膚温よ り高めを示し、不快指数も 8 0 . 7 と「暑くて汗 が出る J を示していたが、患者インタビュー では、「何も感じない」から「快い」と答えて いることは、被覆下は裸であることや、日本 人特有の蒸し暑さへの慣れなどが影響し、少 し高めの被覆下環境は患者にとっては、不快 ではない環境であったと考える。

調査期間が短く、調査対象が腹部血管造影 のみとなり、比較的発汗量が多く、調査対象 と考えていた頭頚部系の治療は期間中一件も なく、調査出来なかった。今後、他の検査・

治療環境を知り、それぞれの、環境改善が必 要か考えていく必要がある。

四.結論

・腹部血管造影検査・治療中の愚者環境は現 在使用中の被覆、シーツ、温度調整により適 切に保たれている。

四.課題

・他の検査・治療環境を知り、それぞれの環 境改善が必要か、検討していく。

・体温への影響因子の検討と、患者の特性や 個別性を把握し、快適な検査・治療環境の提 供に努力していく必要がある。

使 用 機 器

[ A ]   プロープ型デ、ジタル温湿度計:

SATO SK  ‑1l 0TRH  n  TYPE 1 

本体・・・縦 168X 横 70X 高さ 26.5mm プロー プ :φ20X224mm ケーブル長さ・ 1340mm [ B ]   皮膚温度計:

テルモ CTM303 サーモ部分。 1.5cmX5mm 円形ケ}プ、ノレ長さ・・・ 3060mm

[ C ]   置き型デジタル温湿度計:

タニタ TT‑35 :縦 33X 横 83X 高さ 75mm

引用文献

1 ) 和達清夫、倉嶋厚: r 雨・風・寒暑の話」

日本放送出版協会 1974 

2 ) 原田隆司 :FB 基 礎 講 座 / 繊 研 新 聞 衣 服内気候 2001 

参考文献

1 ) 尺田 蜂ほか:熱感・発汗を伴う電気生 理学的検査および副伝導焼灼術を受ける患 者へのクーリング効果第 32 回 成 人 看 護 I 2001 年 P 1 l 8

2 ) 渋 谷 清 子 ほ か : 安 静 臥 床 時 の ラ パ ー シ ーツ使用による不快の状況看護技術 ' 9 4‑ 3  Vo l .   40No . 4 ( 4 3 1 )  

3 ) 木 場 冨 喜 : 身 体 ・ ベ ッ ド 聞 の 温 度 ・ 湿 度 に 関 す る 研 究 看 護 展 望 78‑ V J [

4 ) 有 村 弘 子 ほ か :IVR中の保温について 一血管造影室で検査処置を受ける患者の効 果的な保温の検討一第 39 回 日本 IVR 学会 総会プログラム抄録集

5 ) 堤 和代ほか:心臓カテーテノレ検査にお ける患者の保温方法の検討第 29 回 成 人 看 護 1 1 9 9 8 年 p1 5 8 ' " ' ‑ ' 1 5 9  

6 ) 下斗米優子ほか:心臓カテーテル検査中 の寒さ対策の検討 フリース生地で作製し た下肢保温用具を用いて秋田農村医会誌第 49 巻第 1 号平成 1 5 年 7 月

7 ) 福田 美和ほか:心臓カテーテル検査時 の効果的な保温方法 寒いという訴えから 媛労災病院医学雑誌 Vo 1 . 5 No.1 2 0 ' " ' ‑ ' 2 2   ( 2 0 0 8 )  

8 ) 石井啓子:意識下手術患者アメニティ を高める取り組み一手術室スタッフを対象 にした温度環境の実態調査一浜松労災病院 日本手術看護会誌 Vo 1 . 2No2S e p . 2 0 0 6  

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参照

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