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高階古典論理の形式的体系の試作

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(1)

57

高階古典論理の形式的体系の試作

1.高 階古 典 論 理 を我 々 は

対 象領域 D (空 でない集合)

真理値 の集合 T‑〈T(true), ↓ (false)

オペ レー タ p (集合Aか ら集合Bへ の関数 全体 を

BAJJで表す)

3者 の組 み合 わせで生ず る集合 の上 の算術 とみなす ことか ら始 める 例 え TTJJは1変数真理関数全体 か らなる集合 を表 すので

TT〃‑ 〈[plp](恒等関数), (not), [pIT] (Tの値 を とる定値 関数), [pl⊥] (⊥の値 を とる定値 関数)〉

となる.ここで注釈 が必要で あろう。まずAか らBへ の関数 とはAxB 部分集合 fが 「各々のx∈ Aに対 して, それぞれただ1つずつ

(x, y)Ef

となるyが存在 す る」とい う条件 を満 たす とき, この集合 fの ことをい う

即 ち通常,写像 のグラフ と呼 んでい る ものを我々 は関数 と呼ぶのであ る。従 っ て関数 その ものが全射 か どうか とい うの は意味がない。 また変域 の指定 され た変数 Ⅹ と Xの式 F (Ⅹ)を用 いて,[1F(Ⅹ)]で aに対 して F(a)を対応 させ る関数 を表す。即 ち変数 Ⅹの変域指定が Aの とき

lxIF(x)]‑ ((a,F(a)):aEA)

で ある。上記 において変数pの変域指定 はTで ある。

他 の例 を見 てみ よう,TTJJT〃Tか らTTJJへ の関数全体 であ るか ら, これ は2変数真理関数全体 とみなす ことがで きる。>(either), < (both),

(2)

(if)はこの集合 の元 で これ らをいれてTTjLTJLには全部 で 16個 の要素が ある。 αの関数fによる像 をjTaと書 けば, >, <,⇒ は

>T‑ [plT], >⊥‑ [plp],

<T‑ [plp], <↓‑ [pl⊥],

T‑ [plp], ⇒ ↓‑ [plT]

で特徴づ け られ る。ここに ‑ はメタ理論(metathoery)としての等号 で ある。

メタ理論 を,本稿 において は普通 の数学で展開す る

さらに1 1変数述語全体 はTDJL,1 2変数述語全体 はTDJLDJJ,1 3変数述語全体 はTDJJDγD/,2階 のTDJJを対象領域 とす る1変数述語全 体 はTTDppとな る ∀ (全称記号), ∃ (存在記号)はTTDJLFEの元 と考 え

る こ とが で きる。 その よ うにす れ ば,通 常 ∃X X>yと書 か れ る もの は

[[>xy]と書 かれ ることになる。 ここに変数 Ⅹ,yの変域指定 はD,>

TD〃D〟 の元 と考 えてい る 従 って順 に

1.> ∈ TDノJDJJ, 2.>Ⅹ TDJ,

3.>Ⅹy ∈ T, 4.[>Ⅹy] ∈ TD〟, 5.jlxZ>xy]E T となる ∀, ∃ は

p ‑ T iff P‑ [XIT],

∃p‑↓ iff P‑ [ⅩI⊥]

で特徴 づ け られ る。ここに変数 Pの変域指定 はTDJ,変数 Ⅹの変域指定 はD であ る。

我々 は

D,T朝, A,B∈ Ⅶ impliesBA/J∈ 朝

となる最小 の集合 u をD上 の論理集合 と呼 び,Log(D)で表す ことにす るO 文字 〟,D,Tか らなる文字列が Log(D)の元 を表す ための条件 を求 めて み ようou‑ (JL,D,T)の元 で生成 され る自由半群 を 丑 (ここでFLはD,

(3)

高階古典論理の形式的体 系の試作 I

Qユニ すβ若 く) ご

D,T

図 1

59

T以外 の適 当な元 と考 えてお く),Gt Gt‑ (0,1,2,・・弓 とす る. そ こで u ∈ u,S∈ Gtに対 して

q)(u,S)‑ S+ 1,ifu∈〈D,T)ands≧ 1;

‑S‑ 1,ifu‑jLands≧3;

‑0 ,otherwise

として uX6tか らGtへの関数 甲 を定義す る. さ らに関数 q'(u,S)を基 に して,帰納的 に丑×Gtか ら6tへの関数 少を

¢(E, S)‑ S,

¢(Xu, S)q)(u,¢(X, S))

で定 める。 ここにEは 足 の単位元,X ,u u, S 6tである の ときX∈丑\ 〈E)が Log(D)の元 を表す ための条件 は

¢(X,1)‑ 2

である.¢(X,1)≧ 1な ら Y∈丑が存在 してXYは Log(D)の元 を表す。

4(X,1)‑ 0な ら, この ような Y は存在 しない。

証 明 はX∈里\(E)の長 さに関す る帰納法 で得 られ る Xの長 さとは

X ‑ulu2・・・un (ul, 狗,・・・,un∈u)

となるnの ことである.

A,A′,B,B'が 空でない集合 で組(A,B)(A',B′)が異 なれ ばBAJL B′A'jLは集合 として異 な るので

(4)

(X旦 ;¢(X,1)‑ 2)

の異 な る元 はLog(D)の異 な る元 を表 す ことになる 従 って Log(D)‑ 〈X 旦 ;4J(X,1)‑2〉⊂

と考 えて よい. そのわ けは,半群 の元 でLog(D)の元 に対応 す る もの を Log(D)の元 で置 き換 えた に対等 な集合 B′にと同型 な半群構造 を与

え 里 の代 わ りに考 えることによ り実現で きる とい うことによる。なお これ ら の ことはD‑Tの場合 に も当て はまるように議論 を進 めて きた。D ‑T

ときはu 2元集合,従 って 2元生成 となるのである。

前 にαの関数fによる像 をfa と書 いたが, これ を我 々 はもう少 し拡張 し て ′ とαの積 のように思 いたい。例 をみ る ことに しよう。

D ‑ (0,1,2,・・・)

の ときC> a+bをポー ラン ド記法で書 けば>C+ abとなる。

>∈ TDJJD/,+ ∈ DD/JDJJ

と考 え られ る。変数 a,b,Cの変域指定 はDであ る。我々 は意味 として, 1.> ∈ TD/JD/, C∈ D,

2.>C ∈ TD〝, + ∈ DD〝D/J,

3.>C+ ∈ TD〝D/J, a∈ D,

4.>C+ a ∈ TD〝, b∈ D,

5.>C+ab∈ T

と思 うことがで きる この例 で2.か ら3.へのステ ップ を除 けば,例 えば 4.か ら 5.へ の ス テ ップ で >C+ aを′,bαと思 う こ とに よ り,

>C+ abが ′ に よるαの像faとな るように,すべ て前 の定義 で説 明 で き るが, 2.か ら3.へ のステ ップ はそ うはいかない。 これ を説明で きるよう にす るため,少 し準備 しよう

A ∈ Log(D)に対 してAの特定 の元 を表 すために,我々 は定数記号 (con‑

stant)を用 い る 既出の ものでいえば,

T, ⊥,‑, >, <,ラ ,∀, ∃, >,+

がそ うである.これ に対 して,Aの不特定 の元 を表 すために,変数記号(vari‑

(5)

高階古典論理 の形式的体系の試作 Ⅰ 61

able)を用 い る。各変数記号 はあ らか じめ変域指定 されてい るもの とす る。定 数記号,変数記号 は使われ るときには品詞 (Wortart(G),wordcass)が決 まっている。定数記号 について は,それが属 してい る とされ るLog(D)の元, 変数記号 について は,変域指定 されたLog(D)の元が品詞 とな る 定数 ( 号),変数 (記号)お よび [変数 l句]の形 の ものを語 (Word)と呼ぶ ことに す る 句 は一定 の文法 に従 った語 の列 で ある。語 にはLog(D)の元が品詞 と して決 まっている もの とす る。tを語 の列,αを語 とす る。またtの品詞が定 め られてい る状態 を考 える。tの品詞 はLog(D)∪〈E,FE)の元が想定 されて い る

まず語 の列 としての空列 の品詞 はEである とす る

次 に語列 (Wordsequence)tの品詞がEで語 αの品詞が A∈ Log(D) とき語列 taの品詞 はAである とす る。taの意味 は勿論,語列 tの後 に語 α を継 ぎ足 した語列 を意味す る

次 に 語 列 tの 品 詞 が BAFL(A,B∈ Log(D)) の 形 で 語 αの 品 詞 が

AC(C∈里)の形 に書 ける とき taの品詞 をBCとす る この とき

¢(A,1) ¢(AC,1)‑ 2

よ り¢(C,2)‑ 2, また ¢(β,1)‑ 2であるか ら,

¢(βC,1)‑ 2

即 ちβCLog(D)の元 で あ る この こ との意味 は次 の よ うにな る。C

¢(C,2)‑ 2よ り,

C C,JL・・・C2JLCIFL(Cl,・・・,C,∈ Log(D),r≧0) と書 けるか ら ( 1参照),αは品詞が Cl,・・・,C,であるような r個 の語 β1,・‑ ,βγを順 にαの右 に置 くことによ り,品詞がAになる。即 ち α Aの元 を値 とす る r変数 の関数 としての はた らきが あ る。 tはAか らB

の関数 とみれ るので,taはその合成 関数 と見 なせ る.特 にC‑Eの場合 は前 の定義 と一致す る 即 ち ta は関数 tによるαの像 とみなせ る。

最後 にtαが上記組 み合わせ以外 の品詞 を とる ときtaの品詞 はJLで あ る とす る

(6)

2

以上 で語列 の品詞が帰納的 に決 まる 語列 はその品詞が Log(D)の元であ る とき,句 (phrase)と呼 ばれ る 句 は品詞がDで あ る とき名 詞句 (noun phrase,substantive),Tで ある とき文 (sentence)と呼 ばれ る。 また品詞 の

冒頭がDで ある とき指名語 (designate),Tで ある とき述語 (predicate) ある とい う 名詞句 は指名語 の一種,文 は述語 の一種 である

ここで [変数 l句]の形 の語 の品詞 を定 めてお こう 変数 Ⅴの品詞 をA, tの品詞 をBとす る とき,[vrt]の品詞 をBAJLとす るので ある. この形 の語 を合成語 (synthesis)と呼び, この ときtを合成語 の語幹 (stem),Ⅴを 接頭変数 (prefixedvariable)と呼ぶ ことにす る。

前 に品詞の文法(〟以外 の品詞がT,D,〟を どの ように並べ て作 られ るか) をみた とき, 中 とい う関数 を導入 したが, これ と同様 に,今度 は語列 の文法 をみるために関数 4,1を導入 しよう。品詞がAであるような語列 島の右 に語 列 tを置 いた ときの語列 tの品詞 を ¢1(i,A)で表 し,語列 tのAに対 す る相対 品詞 (relativewordclass)と呼ぶ ことに しよう 勿論,Aに対す る相 対 品詞 は,品詞がAで あ りさえすれ ば語列 もの とり方 によらない.

まず任意 の語列 tに対 して ¢ 1(i,A)∈ Log(D)となる品詞Aが存在 す る ことがわか るO なぜ な ら,tが語 α 1,・・・,α,の列

*)BC‑DまたはTの場合, この矢線 は@ または⑦ に入る。

**)β′C‑ DまたはT の場合, この矢線 は⑳ または⑦ に入 る。

(7)

高階古典論理 の形式的体系の試作 Ⅰ 63

t‑ al・・・a,

で ある とき,Cl,・・・,C,を各々α1,・・・,α,の品詞,もを品詞が

ABC,JL・・・CIJL(BE Log(D)) であ るような句 とすれ ば,

¢1(ちt,E) ¢1(i,A)‑ B∈ Log(D) となるか らである。

このように絶対 品詞 (Eに対 す る相対品詞,即 ち品詞)がであるような 語列 も無意味 とい うわ けで はない。今 の場合 あの右 にtを置 くことによ り, 品詞がβ とな るか ら JにはβC㌦ ・‑ G〝か らβ‑の関数 としての働 きが ある。即 ち tは もの右 に置かれ る とき,「働 き」 として は

ββC,〃・・・Cl/ の元 の ように振舞 う

この ような,語列 tの 「働 き」の型 はBを度外視 して も一意的 には定 まら ない。例 をみ よう。

f‑∀Px

とす る。 ここに ∀ は品詞TTD仰 の定数,Pは品詞 TDJJの変数,Xは品詞 Dの変数で ある。B∈ Log(D)とすれ ば,tはそれぞれ

1.Al‑BDFLTDJFJLTTDpJLJL,

2.A2‑BTFLTTDJFJFJL, 3.4 3‑月D〟T/J

に対 して相対 品詞が Bとなる.tl,ち,左をそれぞれの品詞がAl,A2,A3 あ るような句 とすれ ば,tl, ち, t3の右 に tを置 く 「働 き の型 はそれぞれ

1.BED/JTD〟JLTTDpFEFLJL,

2.BBTJLTTDFLjLFLP,

3.BBDJLTJJFL となる

ALog(D)の元,tを品詞 Aの句で語 の列 α1・・・α,で出来 てい るもの としよう,い ますべての q< rに対 して,

(8)

¢1(α1・・・αq,E)‑ACq(E Cq∈旦)

となってい る とき,=ま純正 (pure)で ある とい う 純正 な句,指名語,述語 はそれぞれ純正句,純正指名語,純正述語 と呼 ばれ る 語,名詞句,文 は純 正句 であ る。

定理 1.1.A,AC,BLog(D)の元 (C ∈ 里),tを品詞 ACの純正句 とす る。 この ときtBAFLに対 す る相対 品詞 はBCである。

証明.語列 t‑ α1・・・α,を品詞 ACの純正句 とすれ ば,q< Yに対 して,

1(α1・・・αq,E)‑ACCq(E Cq∈里) と置 ける。 この ときCq̲1

Cq̲1 HkjL・・・H2〟HIJL(Hl,・・・,Hk∈ Log(D),k≧ 1) の形 だか ら,Cq̲1 GHFE(H ∈ Log(D),G 丑)と置 けば,

ACCq̲I ‑ACGHp(ACGE Log(D))

とな りαqHJU∈旦)の形 の品詞 を もた な けれ ばな らない. この とき CqGJで ある。従 って,Sを品詞 BAFEの句 とす るとき

¢ 1(Sα1・・・αq̲1,E)‑BCCq̲1 を仮定 すれ ば,BCCq̲1 BCGHJLであるか ら

41(Sα1・・・αq,E)‑BCGJ‑BCCq を得 る ことがで きる。 ¢1(Sα1,E)BCClは見易 いので,結局

41(Sα1・・・α,̲1,E)‑BCC,̲1

が得 られ る また 4・1(i,E)‑ACであるか ら, C,̲1 KFE(K E Log(D)),

直 (α,,E) K とな らね ばな らない。 よって

41(t,BAIL)‑¢1(st,E)‑BC となる 証明終 り。

この定理 は 「純正句 は文法上,語 の ように振舞 う」 とい うことを意味 して

(9)

高階古典論理 の形式的体系 の試作 Ⅰ 65 い る. 即 ち tが純正句 な らば,任意 の句 Sにたい して,

(*)forallα∈ W ord,

4,1(α,E)‑ 41(i,E)implies ¢1(Sα,E)‑ ¢1(st,E) が成 り立 つ。 ここにW ordは語全体 か らな る集合 を表 す。 しか し

定理 1.2.tが純正 で ない句 の場合 は (*)が成立 しない句 Sが存在 す る.

これ を示 してお こう。i‑ α1・・・α,が品詞 Aの純正 でない句 の ときは, あ q< rに対 して

forsomeCl∈旦\〈E), ill(α1,E)‑ ACl ;

forsomeCq̲1 旦\(E), ¢1(α1・・・αq̲1,E)‑ ACq̲1;

forallC ∈ 足\〈E), 4,1(α1・・・αq,E)≠ AC とな るo この ときCq̲1 Kp(K∈ Log(D)),¢ 1(αq,E)K

と置 ける さ もな くば

forsomeC ∈ 旦\〈E), 41(αll・・αq,E)‑ AC となって しまうか らで あ る そ こで前述 の定理 の証 明 と同様 に して

4,1(α1・・・αq̲1,TAIL)‑ TCq̲1‑ TKFL が得 られ るので,

在 (α1・・・αq,TAIL)‑T.

したが って 4 1(i,TAIL)‑ JLを品詞 Aの語,Sを品詞 TAJLの句 とすれ ¢1(Sα,E)Tで あ るが ¢1(st,E)‑ JLとな る. これで (*)が成立 し ない句 Sの存在 が示 され た。

2.形式的体系.前節 で は意味 を考 えなが ら高階古典論理 の形式 を模 索 し て きたが, ここで は [,]2つ の記号 の列 を考 える 即 ち ([,]〉で生成 さ れ る自由半群 沢 の元 をあつか う。 まず,

巨 [],〟‑ [[]],T‑ [[[]]],D‑ [[][]]

(10)

とす る lは区切 り記号 (terminator)として,JJ,T,Dは前節 の uの元 として扱 うが,もはや その意味 は前面 に出 さない ことにす る。ここで は 足 は

u‑ 〈JL,T,D)で生成 され る 沢 の部分半群 *)であ る 即 ち‑ くu〉.

*)本稿では単位元 をもつ半群 を単 に半群 と呼ぶ。

(11)

高階古典論理の形式的体系の試作 Ⅰ 67

前節でLog(D)と書 いた ものを,以降Logと書 くことにす る 即 ち Log‑ 〈X 足;4,(X,1)‑2).

定数 とは, ここで は

[A IB] (A∈ Log,B丑)

の形 の 9tの元で,Aでその品詞 を表 し,Bはコー ドとして使 うことにす る 即 ち,定数全体 をConstで表せば,

Const‑ ([A IB];A∈ Log,B旦). 変数 も同様 で,

Var‑ (llA LB]:AE Log,B E A)

としてVarの元 を変数 と呼ぶ。以下 Syn(合成語全体),Word(語全体), Wdsq(語列全体),wcf(品詞関数).I9t‑釈,phr(句全体)が次のように

して帰納的 に定 まる :

Syn ‑ (lXls];Ⅹ∈ Var,S∈ phr);

Word‑CollStUVarUSyn;

Wdsq Word);

ifAE LogandBEB,wcf(lA IB])‑ A : ifA∈ LogandB足,wcf([IA LB])‑A ;

ifx E VarandsE Phr,wcf(lxls])‑wcf(S)wcf(x)JL:

ifnot′∈ Wdsq,wcf(/)‑〟;

wcf(E) ‑E;

ifs∈ Wdsq\(E〉andα∈ Word,

wcf(Sα)‑AC,ifforsomeA,B∈ LogandC∈里, wcf(S)‑ ABJLandwcf(α)‑ BC∈ Log;

〟, otherwise;

phr‑ 〈S∈ ;wcf(S)∈ Log).

関数 wcfは前節で出て きたS∈ Wdsqの関数 ¢1(S,E)の定義域 を 9tに拡 張 した ものに他 な らない。前節 の言い方 をすればwcf∈況JLである。

X ∈ Bの関数 ¢(X, 1)について も同様 な扱 いがで きる

(12)

[‑1, ]‑2

とし,沢 の元即 ち [,]の列 を数字 1,2による2進法展開 とみ る。特 に空列 Eについて は,これ を 0とみ る従 って,右辺 で は通常 の10進法 を使 うこと

にすれ ば,

E‑ 0,[‑ 1,]‑ 2, [[‑ 3, []‑ 4, ][‑ 5,]]‑ 6, [[[‑ 7,[[]‑8,・・・

とな る. この ように して',沢 とGt‑〈0,1,2,‑ ・)を同一視 した上で, 関数 ¢(X,1)の定義域 をか ら 沢 に拡張 し,notX の ときは,値 を E‑0とした ものを,trnと記せ ば,trn 況DtFE,

Log‑ 〈X 況 ;trn(X)‑]〉

となる。

2.1.推論.文全体 をSentとすれ ば

Sent‑ 〈6∈況 ;wcf(o)‑T)

である。Stsq‑ くSent〉とし,Stsqの元 を文列 と呼ぶ ことにす る。今,文列

∫, 』に対 して

I'‑ Ill・・・Zl,,

4 41Il1 A 2 Z12 ・ ・ A,I',A,+1

となるような

Ill,・・・,Il,, Al,・・・,A,.1∈ Stsq

が ある とき,IlをAの部分文列 と呼ぶ.空列 は任意 の文列 の部分文列 である.

また文列 rは文列 rの部分文列である。部分文列が文 の とき,我々 はこれ を 部分文 と呼ぶ ことにす る。

次 に

文 [文列]文 ・・・[文列]文 の形,即 ち

TlIll]61・I・lIl,]o,

(Ill,・・・,Il,∈ Stsq,61,・・・,6,,f∈ Sent)

(13)

高階古典論理 の形式的体系の試作 Ⅰ 69

の形 の 沢 の元 を我 々 は推論 (inference)と呼ぶ。 これ は次 の ように 「解釈 で きる ことを前提 としてデザイ ンされ てい る :

I11の部分文 たち を仮 定 す る と文 olが得 られ,

●●●●●●●●●●●●●●●●●●ナ

1の部分文 たち を仮 定 す る と文 6,が得 られ るな らば ; それ らか ら文 Tが推論 で きる」.

文列 F l,‑ ・,Zl,は空 (‑E)で あ る ことが許 され,r‑0で あ る ことも 許 され てい る Ilq‑Eの場合,[zlq]6gの部分 は []6qと書 いて も,[]‑

[だか ら l6qと書 いて も同 じことで あ る modusponensとい う推論 は Tl6I 67 (0,T∈ Sent)

と書 くことがで きる。 r0の場合,推論 は文 とな るが,文 Iの推論 として の解釈 は

前提無 しに文 Iが推論 で きる」

で あ る。

2.2.推論の 3変形 ・演轟軍国. まず推論 の3種類 の変形,合成推論 ・部分推 論 ・消去推論 について説 明す る

Ⅰ)合成推論. 2つの推論

L 7Tq lIll]61・・・[F,]o,,

x‑V[A l]11・・・[Aq]Tq・・・[As]Ts が あ る とき,

入‑ V [Al]fl・・・[A qIll]01・・・[A qZl,]6,・・・[As]Ts

とす る。この とき 1 は Lを上部,xを下部 とす る Lとxの合成推論 で あ る と い う また文 7Tqは合成 のkeyと呼 ばれ る。

A q‑ E の とき,「推論 L,X が正 しけれ ば,推論 九 も正 しい」ことを認 め るのに異存 はないで あ ろう△ q‑Eで ない ときを考 える。 この とき, Lによ れ ばを推論 す るのに,前提 として は

rI11 (Illの部分文 たち) を仮定す る とo・1」,

(14)

・・・・・・・・,「Il,を仮定 す るとo・,」

しか要 らない。ところが xの前提 の1つ として 7Tqを導 くのに△ qを仮定 して よいのだか ら,「o1‑ ・0,を導 くのに△qも仮定 して よい」 とい うのが合成 推論 を定義す る理 由であ る。

II)部分推論.A l,・・・,A,が それぞれ Zll,・・・,Il,の部分文列で ある とき,

x‑ T [Al]61・・・[A,]6,

Lエ ア [zll]61・・・[I',]6,

の部分推論 とu う 推論 Lが正 しけれ ば,推論 xも正 しい」ことは, もとも と Lにおいてqqを導 くとき,Ilqのすべての部分文 を使 わな くて もよい」こ とか ら,承認 され なけれ ばな らない。

)消去推論.oTq Ilqの部分文であ る とき,

x‑flz11]01 ・[F q̲1]oTq̲1[Ilq.1]qq.1 ・[Il,]6,

L‑ T[Fl]01・・・[T,]o,

の消去推論 とい う.「推論 Lが正 しけれ ば,推論 xも正 しい」ことは,Lにお いて [Ilq]oTqの部分が 「自明な前提」 となってい ることか ら,認 めざるを得 ないであ ろう。 また,推論 上か ら消去 を繰 り返 して得 られ る推論 も ェの消去 推論 と呼ぶ ことに しよう。

少 し例 をみる ことにす る。

L(0, I,V) 0・vl⇒ 0Tl⇒ TV

三段論法≫

x(6, I)‑ ⇒ 0T [0]T

⇒ 導入≫

(6, I,V∈ Sent),

(o,f∈ Sent),

(15)

高階古典論理 の形式的体系の試作

^(o)‑ 6l⇒ T o

≪T除去≫

とす る。

^(I)‑ IJ三二J

を下部,

L(T,.o,I) ≡ユJ l∋ T ol∋ 61

を上部 として合成推論 を作れ ば,

Tln 6l⇒ oT.

この推論 の上部 に

x(T,o) n o'[T]o

を合成 すれ ば,

f[T]ol ∋ oT.

この部分推論 を とって

71

(♂∈ Sent)

[T]

=>T ql=>67 l⇒ T I

r 方(0,I)‑ 石 ol⇒ oT

即 ちmodusponensが得 られた。 これ を図 にすれ ば右上 の ようにな る また x≪⇒ 導 入 ≫ 7r≪modusponensか ら

=>=>6 =>fV =>7 =>0'V

が次 の ように して得 られ る :

1. ⇒ ⇒ 6⇒ TV ⇒ 1 ∋ の′[ 0・∋ TV ]⇒ f⇒ 飢′

2.う で ⇒ 0V[T] の ノ

‑x(∋ o・⇒ TV , 1 ⇒ /)≫,

‑x(I, ⇒ のノ)≫, 3. ⇒ ⇒ o・∋ TV う で ⇒ 0V[ 0・⇒ TV l] 0V ≪1.2. の合成≫,

4. ∋ の′[]γ ‑ 〟(♂,γ), 5.⇒ ⇒ o IVう で ∋ 0V[ 0・⇒ TV 1 O]V ≪3.4.の合成≫,

6.vl石 V ≪‑ 7T(1,V),

部 はkeysentence.

(16)

7.⇒⇒ 6⇒ TV⇒ 1∋ 0V[⇒ 6∋ TV I O]JT[ 0⇒ TV T 6]∋ TV

8.⇒⇒ 6⇒ TV⇒ 7⇒ 0V[∋ 6∋ TV 7 9. TVl6J⇒ 6 TV

10.⇒⇒ o∋ TV ア⇒ 0V[⇒ 6⇒ TV 7 Tt

ll.=>=>6=>TV=>7=>0'V

図 にす る と,右下 の ようになる 図式 の中で極上部 にある文 は左隣 りか文 の 位置 よ り下部 の [ ]内 に同文が ある

とき消去 で きる。 この ような図 を演揮 図あるい は証 明図 とい う

ここで演揮 図 とは何 か を定義 してお こう。 1)推論

TlTl]61・・・[Il,]o,

が ある とき, これ に対応 す る図式

≪5.6.の合成≫, 6]∋ IV ≪7. の消去推論≫,

‑ 2t(6,⇒ TV)≫, 6]6[∋ 6⇒ TV T 6]⇒ 0

≪8.9.の合成≫,

10.の消去推論≫.

消去 消去 l6 l o∋ TV

[7]⇒ 6V

[∋ o⇒ fV]⇒ T⇒ 6V

=>=>o'=>TV=>T=>6V

[rl]61・・・[zl,]o,

7{

7T

1

は演揮 図である。[Ill]01,・・・,[11,]6,をこの演揮 図の極上部前提 とい う

極上部前提 には左 か ら順 に順位 をつ けることがで きる 2)A が演揮 図で, A の極上部前提 を左 か ら順 に

[Al]11,・・・,[Aq]Iq,・・・,[As]Ts

とす る. この とき推論 7Tq[rl]61[I',]o,が あれ ば,Aの極上部前提[Aq]

1gの上 に図形

[I11]61・・・[Il,]6,

をつ け加 えてで きる図式 A′も演揮 図で ある。演揮 図 A'の極上部前提 は左 か ら順 に

参照

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