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ストライプ液晶格子を用いた 青色半導体レーザの発振波長制御

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Academic year: 2021

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ストライプ液晶格子を用いた 青色半導体レーザの発振波長制御

岩下,小林研究室 1140075 合田昇平

1.概要・目的

本研究は単一の青色半導体レーザ(LD)を用いて、発振可 能な可変波長内で、外部から自由に波長制御できる波長可 変 LD の開発を目的とする。

通常の半導体レーザでは、発光可能な波長は固定されて いる。それに対し、波長可変レーザは、特定の利得範囲内 であれば、増幅・発振する波長を任意で変更することがで きる。図1(a)に我々の提案した青色波長可変半導体レーザ の構成を示す。半導体レーザからの出力光を回折格子に入 射して波長毎に分光し、アクロマティックレンズで平行光 にした後、スリットと反射鏡を用いて選択した波長のみ帰 還させて増幅、発振させる。この構成では波長選択の際に も光軸がずれないため安定したレーザ発振が得られるとい う特徴がある。

しかし、スリットをスライドさせて波長選択を行うため、

波長を連続的に掃引することはできるが、離散的に飛び飛 びの値に変化させることはできなかった。また、スリット を手動で動かしている為、波長選択に時間が掛かってしま うという問題点がある。そこで、本研究では、図1(b)に示 すストライプ液晶格子を用いて、パソコンから発振波長を 自由に制御できる波長可変レーザを設計することを目指す。

2.実験構成

図1(b)にストライプ液晶格子を用いた波長可変レーザ の構成を示す。既存の構成である、スリットを用いた手動 での発振波長の制御に対して、図1(b)ではストライプ液晶 格子を用いて、パソコンから発振波長を制御する。

3.実験結果

図2にストライプ液晶格子と波長の関係を示す。スリッ トを 1mm 動かすと、発振波長が約 3.75nm 動くことが分かっ た。図3にストライプ液晶格子を用いた構成での波長可変 幅を調べた結果を示す。可変波長幅は LD 内での利得、すな わち電流値に依存するため、電流値を変化させながら、シ ングルモードで発振する波長域を調べた。結果として、ス トライプ液晶格子を用いての波長可変幅は 280mA 時に 4.63nm であった。ストライプ液晶格子を用いた構成では、

既存の構成での波長可変幅 280mA 時に 7.92nm の約半分ほど の波長可変幅しか取れなかった。

4.まとめと今後の展開

ストライプ液晶格子を用いた波長可変レーザの提案をす ることにより、既存の構成での波長可変幅である 7.92nm よ り狭くなってしまった。しかし、4.63nm と狭い範囲ではあ るが、ストライプ液晶格子を用いての波長可変幅の取得に 成功した。

今後の展開として、反射鏡やストライプ液晶格子の位置 と角度の調整を繰り返し行い、既存の構成での波長可変幅 に近い 7nm 以上の波長可変幅を取得する予定である。また、

2 ヶ所以上の複スリットを用いた場合の発振波長について も調べる予定である。

図1.波長選択装置の概要図(a)既存の構成(b)ストライプ 液晶格子を用いた構成

図 2. ストライプ液晶格子と波長の関係(A)図 3(a)の波長 (B)図 3(b)の波長

図 3. ストライプ液晶格子を用いた、LD 電流値と液晶への 印加電圧に対する発振の変化

5.口頭発表

[1]合田昇平 朝元俊貴 小林弘和 野中弘二 液晶素子を 用いた青色半導体レーザの発振波長制御の検討 電気 関係学会四国支部連合大会 2013 発表

参照

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