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TitleThe proliferation and differentiation of stem cellsand myoepithelial cells of injured ratsubmandibular glands are accelerated by collagengel with bFGFAuthor(s), Journal, (): -URLhttp://hdl.handle.net/10130/3629Right

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

The proliferation and differentiation of stem cells and myoepithelial cells  of injured rat

submandibular glands are accelerated by collagen gel with bFGF

Author(s) 小林, 史卓 Journal , (): ‑

URL http://hdl.handle.net/10130/3629

Right

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氏名 小林 史卓

学位 博士(歯学)

学位記番号 第2082号(甲 第 1295 号)

学位授与年月日 平成27年 3月31日 学位授与の要件 学位規則第4条第1項 論文審査委員 主査 柴原 孝彦 教 授

副査 井上 孝 教 授 副査 山本 仁 教 授 副査 東 俊文 教 授

学位論文名 The proliferation and differentiation of stem cells and myoepithelial cells of injured rat submandibular glands are accelerated by collagen gel with bFGF

学位論文内容の要旨

1.研究目的

唾液腺組織は再生しにくい組織として知られており、大きな傷害を受けると、瘢痕組織による二次 治癒の転帰を示す。今回、ラット顎下腺に大きな傷害を付与した創傷治癒モデルを作製し、コラーゲ ンゲルおよびbFGFを組み合わせて付与することで唾液腺組織再生を試みた。

2.研究方法

実験動物には 200g の SD 系雄性ラットを用いた。麻酔下にてラット顎下腺を剖出し、直径 3 ㎜の欠 損を生検パンチにて付与した。同部に bFGF を含んだコラーゲンゲルを補填した。対照群は、bFGF を 含まないコラーゲンゲルとした。その後の経時的にコラーゲンの容積変化を、また、ゲル内に発現し た細胞を vimentin(線維芽細胞マーカー)、α-SMA(筋上皮細胞マーカー)、pancytokeratin(Pan-CK)

(導管上皮細胞マーカー)、CD49f・c-kit(幹細胞マーカー)、aquaporin5(AQP5)(腺房細胞マーカー) を一次抗体とした免疫組織化学的に観察した。またαSMA、vimentin、keratin13(導管上皮細胞)お よび keratin19(未分化上皮細胞)、aquaporin5 の mRNA の発現を解析した。

3.研究成績および考察

実験群では、創傷後 5 日目よりコラーゲンゲル内に類円形細胞および紡錘状細胞の浸潤が認められ、7、

10 日目では、侵入する細胞の増加がみられた。14 日でコラーゲンゲルはほぼ消失し、細胞成分に富む組織 に置換されていた。対対照群の免疫組織化学染色の結果では、5 日目でゲル周囲から侵入してきた細胞は主

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にαSMA 陽性細胞、わずかに vimentin 陽性細胞がみられた。7 日目では、5 日目で観察された細胞の増殖お よびゲル内部への移動がみられた。また、CD49f、c-kit、Pan-CK、AQP5 陽性細胞が観察された。実験群に おいて、ゲル内へ侵入するαSMA、vimentin、PCK、CD49f、c-kit に陽性を示す細胞すべてにおいて対照群 と比較して増加がみられた。mRNA の発現も同様の結果が認められた。対照群では、細胞の浸潤速度は、実 験群に比べ遅く、その量も少なかった。また、mRNA の発現も有意に少なく、コラーゲンゲルの消失も 21 日目で確認された。これらの結果から、大きな傷害を受けた唾液腺組織にコラーゲンゲルと bFGF を組み合 わせて用いることで、幹細胞や筋上皮細胞の増殖や分化を促進させ、腺房細胞を思わす細胞を認めたこと から唾液腺組織再生の可能性が示唆された。

4.結論

コラーゲンゲルと bFGF を組み合わせて用いることは唾液腺組織再生に有用である可能性が示唆された。

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最終試験の結果の要旨および担当者

報 告 番 号 甲 第1295号 氏 名 小林 史卓

最終試験担当者

主 査 柴原 孝彦 教 授 副 査 井上 孝 教 授 山本 仁 教 授 東 俊文 教 授

最終試験施行日 平成26年 8月19日

試 験 科 目 臨床検査病理学

試 験 方 法 口頭試問

試 験 問 題 主題ならびに関連問題

結 果 の 要 旨

本審査委員会は主題ならびに関連問題について最終試験を行った結果、十分な学識を 有することを認め、合格と判定した。

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学位論文審査の要旨

ラット顎下腺に大きな欠損を付与した創傷治癒モデルを作製し、コラーゲンゲルおよびbFGFを組み合 わせて付与することで唾液腺組織再生を試みた。その結果、幹細胞や筋上皮細胞の増殖や分化を促進させ、

腺房細胞を思わす細胞を認めたことから唾液腺組織再生の可能性を示すことができた。コラーゲンゲルと bFGFを組み合わせて用いることは唾液腺組織再生に有用である可能性が示唆された。

本審査委員会では、(1)bFGFの濃度を500ng/mlに設定した理由(2)実験モデル作製時に主血管や主導管 の損傷はおこらないのか。(3)ゴアテックス膜の固定法についてなどの質疑がなされた。

(1)については、bFGFが唾液腺組織に対して10ng/mlから影響を示し、至適濃度は100ng/ml~500ng/ml である。さらに、bFGFの半減期が2~3日であることから術後7日後には2回半減期が来ると考えられ、

500ng/ml→250ng/ml→125ng/mlとなり、もっともゲル内に細胞が観察される術後7日においても至適濃

度の100ng/mlを維持しているため、最初の段階で500ng/mlという濃度に設定した。(2)について、実験モ

デル作製時にラット顎下腺は肉眼的に主動脈を観察することができ、避けることが可能である。また、主 導管も主動脈と並走しているため同様に避けることかできる解。(3)について、ゴアテックス膜は顎下腺全 体を被覆後、折り返ことで膜と顎下腺組織を密着させ固定した。折り返し部は、欠損作成部には重ならな いように設定し、各屠殺時期にも膜が動いていないことを確認していると概ね妥当な解答が得られた。ま た用語、英文表記、図表の修正等、について多くの指摘が行われた。

論文内容及びその質疑により概ね妥当な回答が得られたことにより、本研究は今後の歯学の進歩、発展 に寄与するところ大であり学位授与に値すると判定した。

参照

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