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岩
宿
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オ リ ジ ン
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◆岩宿ムラ収穫まつりが行われました◆
今年のおまつりは天候に恵まれ、672 人もの方が来場されました。 収穫まつりの目玉の一つに、黒耀石のナイフによる鮭の解体の実演が あります。鮭の解体から始まり、ちゃんちゃん焼きの完成までの流れに、 みんな興味津々。香ばしい味噌と鮭の香りと“ジュージュー”と鉄板の 鮭のちゃんちゃん焼き、おいしくできるかな?!開 催 期 間
平成 29 年 1 月 28 日(土)~同年 3 月 12 日(日)
開 催 会 場
岩宿博物館 1 階 企画展示室
展示解説会
1/28・2/4・2/18・3/11
方形周溝墓とは?
方形周溝墓とは、埋葬施設の周囲に幅1~2m、深さ1mほどの溝を方形にめぐらした墓です。中央に1mほど の盛土が残されているものもあります。 東京オリンピックが開催された 1964 年(昭和 39)、中央高速自動車道路の八王子インターチェンジ建設に伴っ て調査された宇う つ ぎ む こ う は ら津木向原遺跡で初めて発見されました。当時、方形周溝墓の命名者である國學院大學の大お お ば い わ お場磐雄教 授は、住居跡や祭さ い し祀跡の可能性も考えられていたようですが、周溝から底部を穿せんこう孔された壺つぼ形土器が出土すること や、副ふくそうひん葬品と考えられるガラス玉が溝で囲まれた内側から発見されたことなどから、同年秋に群馬大学で開かれた 日本考古学協会の大会で「方形周溝墓」として発表されました。 1970 年代~ 80 年代にかけて、高速自動車道路や新幹線など大規模開発工事に伴う発掘調査によって、方形周 溝墓の検出例も増加し、今では東日本を中心に東北地方から九州まで発見されています。平面形態も、溝が全周す るタイプや四隅が切れるタイプのほか、円形や前方後方形のものを含めるとバラエティーに富んでいます。当初は 弥生時代の墓制と考えられていましたが、古墳時代の方形周溝墓もあることがわかってきました。群馬の周溝墓
県内では 1970 年(昭和 45)、館林市の道どうまん満遺跡で古墳時代の方形周溝墓 1 基が発見されたのが最初とされて おり、その後は関越自動車道路などの大規模工事に伴う発掘調査によって多くの方形周溝墓が発見されています。 中でも高崎市を中心とする西毛地域では、県内最古段階の弥生時代中期後半~末と考えられる方形周溝墓が高崎城 遺跡から発見されるなど、比較的早くから方形周溝墓という墓制を取り入れているようです。北毛地域では有馬遺 跡などで、「木もっかんれきしょうぼ棺礫床墓」といわれる特異な埋葬施設が見つかっています。こちらは周りを円形の溝で囲み、副葬 品として鉄剣やガラス玉などが豊富に出土するのも特徴です。中毛地域では前橋市域の赤城山南麓で多く発見され ており、公くでんひがし田東遺跡の前方後方形周溝墓からは、珍しい鶏にわとり形土製品が出土しました。一方、東毛地域では太田市の 八王子丘陵や金山の西側を中心に方形周溝墓が発見されています。そのほとんどは溝が全周するタイプの古墳時代 前期のものと考えられており、県内の他の地域よりも、方形周溝墓という墓制を取り入れるのが遅かったと考えら れています。元屋敷遺跡の方形周溝墓
元屋敷遺跡で発見された方形周溝墓は1辺が約 10 × 10 mの大きさで、埋葬施設は削られてなくなっていまし た。そのため副葬品らしきものはありませんでしたが、周囲の溝からは完形に復元できる壺形土器や壊された土器 片が集中する場所が見つかっており、お墓に伴う何らかの祭祀があったと考えられています。第 63回企画展
『方形周溝墓の世界』
みどり市笠懸町阿左美に所在する元も と や し き屋敷遺跡からは、古墳時代初め頃と考えられる方ほうけいしゅうこうぼ形周溝墓が検出され ています。市内唯一となる元屋敷遺跡の方形周溝墓出土資料は、みどり市の古墳時代の始まりを解明する上で たいへん貴重です。今回の企画展では、県内で検出された周溝墓出土の土器類を中心に展示します。元屋敷遺跡 2 号方形周溝墓 方形周溝墓出土の土器 第 1 講 テーマ : みどり市のシルク物語 1 月 29 日(日)13:30 ~ 講師:みどり市教育委員会文化財課職員 第 2 講 テーマ:高山社跡について 2 月 5 日(日)13:30 ~ 講師:軽部 達也氏(藤岡市教育委員会) 第 3 講 テーマ:荒船風穴について 2 月 12 日(日)13:30 ~ 講師:秋池 武氏(下仁田町歴史館館長) 第 4 講 テーマ:富岡製糸場について 2 月 26 日(日)13:30 ~ 講師:今井 幹夫氏(冨岡製糸場研究センター所長) 第 5 講 史跡見学会「ぐんまの絹遺産を訪ねて」 3 月 5 日(日)8 時 30 分~(予定) 案内:本館学芸員他
郷土史講座 『語り継ぐ ぐんまの絹遺産』
受講生募集
ぐんまの絹遺産に焦点をあてた全 5 講の郷土史講座を開催します。特に今回は世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺 産群」から富岡製糸場・高山社跡・荒船風穴を取り上げます。また、第 1 講では「ぐんま絹遺産」に登録された旧 大間々銀行本店及び土蔵のほか、みどり市と絹にまつわる物語を紹介します。 世界に誇る群馬の「たからもの」、絹遺産に関する講義を聴き、最後にまとめ学習として史跡見学会を予定しています。 受講生募集要項 講義 定 員 40 人(先着順) 受講料 一般 2,000 円 友の会会員 1,500 円 (単独受講の場合は各講 1,000 円) 応募方法 1 月 29 日までに博物館窓口・お電話にて お申込みください。 史跡見学会 定 員 30 人(先着順) ※講義受講料とは別に実費がかかります。 (昼食代・入場券は実費負担) 応募資格 1~4講通しの受講申込者 (第 2 講終了時に受付開始) ※ぐんま県民カレッジ連携講座です。上手につけるかな? 石器作りサークルは、毎月第 3 日曜日を定例の活動日と して石器作りをしています。今年は韓国公州市で行われた 「2016 石壮里世界旧石器祝祭」への参加や、栃木市星野 遺跡、群馬県立歴史博物館での石器作り指導も行いました。 また、新潟県への展示見学ツアーなど様々な活動を行って きました。 今回は、サークルのメンバーが活動日に作製した石器を 展示しています。 この会が始まったきっかけは、今から 25 ~ 6 年も昔、 土器の中でラードから油をとり、その油を利用して肉を焼 いて食べたことです。それが、初めての土器を使った料理 になりました。 いろいろと活動してきましたが、今は、おまつり、修学 旅行の昼食の提供、古代料理レストラン等の活動をしてい ます。 メンバーはみんな仲良く和気あいあいと活動しています。 現在、古文書の会の会員は 15 人です。 古文書は、地域の歴史・文化の証拠となるもので、古文書の解読を通じ、郷土に関する歴史・地域文化の時代の流れを知 ることができます。崩し字で、変体仮名或は特殊国字が有り、取っ付きにくい面がありますが、入ってみると意外と面白い ものです。 今回は銅街道花輪宿に関する古文書について解読したものの紹介や、史跡探訪の様子を展示しています。 土器作りサークルは現在 24 人で活動しています。粘土 を練る、土器の作製、自然乾燥、野焼きの順番で土器がで きあがります。1 つの土器ができあがるまで 3 ヶ月はかか るので、1 人が 1 年間に作製できる土器は 4 つです。縄文 時代の土器や土偶を主に作製していますが、どのようなも のを作るかは、個人の自由になっています。 今回は岡上景能と家紋について調べました。 今年は岡上景能の死後「三百三十年」になります。岡上 家の家紋は、古文書によって記されているものがさまざま です。すべてを調べた訳ではないので、資料の出典や写真 などで簡単に触れるだけで解説はしていません。また、景 能に関する寺の寺紋も付け加えて展示しています。 今年で 20 回目となる友の会展示が、1 階企画展示室で開催しています。各サークルの展示の他に、 ヒスイの展示も行っています。各サークルの活気に満ち溢れた展示内容を紹介します。
第 20 回友の会展示
「サークル活動展 2016」
石器作りサークル
古代料理研究会
古文書の会
土器作りサークル
民俗伝承研究会
平成 28 年 11 月 13 日(日)に岩宿ムラ収穫まつりが 開催されました。当日は朝から快晴で、風もほとんどなく 穏やかでした。収穫まつりで晴れの日に当たることも珍し いようで、絶好のおまつり日和となりました。脱穀やもち つきなど、“実りの秋”を体感する活動もたっぷり。まが 玉作りや石器作り、火起こしなど、普段体験できないこと を皆さん真剣に楽しみながら行っていました。次回は、平 成 29 年 3 月 26 日(日)に「岩宿ムラまつり」が開催さ れます。秋とはまた少し違った内容になるので、みなさん ぜひお越しください。お待ちしています!岩宿ムラ収穫まつり
農業体験学習
岩宿の里米っこクラブ 2016 活動日記
4 / 23 古代米の種まき・サトイモ植え 今年も豊作になりますように。 7 / 1 6 かかし作り ユニークなかかしができました。 5 /28 古代米の田植え 足が冷たくて気持ちよかったです。 10 /1 古代米の稲刈り・はぜ掛け カエルやバッタがたくさん出てきたよ。 12 月 3 日の「しめ縄作り・餅つき」で米っこクラブの全日程が終了しました。今年も多くの子どもたちが参加 する人気の事業でした。ここで、写真を見ながら一年間の活動の様子をご紹介します。歌声に聴き入る観客 真剣な眼差しで石器作りをする参加者
大人向け体験学習講座
9 月 18 日(日)、今年度 2 回目となる大人向け石器作り体験が行われました。参加者は 16 人で、そ の内の実に 14 人は県外の方です。これは石器作りを体験できるところが、日本国内でも数箇所しかな いからでしょう。男女比は男性 10 人、女性 6 人でした。例年、石器作りは男性、土器作りは女性が多 いという傾向がありますが、今回は女性の参加者が多く見られました。また、立正大学の学生が 7 人参 加し、若い参加者が多かったというのも今回 の特徴です。 石器作りでは、まずサークルの会員がお手 本を見せましたが、初めて石器作りを目にす る参加者も多く、皆さん興味深そうに眺めて いました。その後の石器作り体験では、悪戦 苦闘しながらも石器作りを楽しんでいる様子 でした。 今回は博物館の HP を見て参加された方が いましたが、次回についても多くの方に参加 していただけるように PR に力を入れたいと 思います。サロンコンサート
今年も 10 月 8 日と 10 月 29 日に岩宿博物館の常設展示室において、サロンコンサートが行われました。 マンモスの骨格標本の前で、独特の響きと雰囲気をもって行われるコンサートですが、今年で 22 年目に なります。 今回はそれぞれ「ソプラノ・テノール・ピアノ トリオコンサート」「クラシック音楽と紅茶の香りはい かが?」というテーマで行われました。歌では、響き渡る美しい歌声とハーモニーに、演奏では、息の合っ た共演や連弾に観客の方は魅了されていまし た。また、休憩時間には飲み物とお菓子を楽し んでいただけますが、特に紅茶をテーマにした 回では、例年のコンサートとは少し違った香り に包まれながら、リラックスした様子で休憩時 間を楽しまれていました。コンサート用の作り ではない展示室ですが、意外に響きが良く、夜 の博物館というめったに経験できない空間に、 皆さん満足されて帰っていかれました。 演奏者のトークを交えたクラシック音楽を、 ワインやコーヒーの香りと共に味わいながら楽 しむことができるコンサート。機会があれば皆 さんぜひ足を運んでみてください。岩宿博物館の秋の企画展は、「ナイフ形石器」とい う題にしました。多くの方には聞きなれない専門用語 と感じているのではないでしょうか。私自身も専門用 語をそのまま標題にするのはいかがなものかと考えま した。しかし、調べていくうちに意外にも専門家だけ が知っている言葉ではないということも分かってきま した。高等学校で学ぶ「日本史 A」の教科書を調べた ところ、なんと、どの教科書にも必ずどこかに書かれ ている用語であることがわかりました。もしかすると 大学入試の問題にも出てくる可能性もありそうです。 ナイフ形石器は、割り取った石のカケラ(剥片)の 鋭い縁を刃の部分として残し、加工によって先を尖ら せて全体に木の葉形あるいは長い菱形に仕上げられた 石器です。ナイフという言葉が使われていることから、 ものを切る道具として使われたと考える方も多いかと 思いますが、現在の研究では、当時の生業の中心であっ た、狩りに使われた槍の穂先として利用された場合が 多かったと考えられています。ナイフ形石器は、岩宿 時代の最初の時期から後半の時期まで約 2 万年にも及 ぶ長い期間利用された主要な石器であるといえましょ う。日本列島独特の石器ですので、岩宿時代を代表す る石器とされています。今回の展示では、そのうちの 前半部分にあたる発展期の石器を展示しました。ご覧 になった方はどのように感じられたでしょうか。石器 のみの展示でやや単調であったかもしれません。その 分、石器を集中して観ていただくことができたためか、 ナイフ形石器の洗練した形に感心したというご意見も