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面 白 いことを 創 造 し 恵 と 感 動 を 共 有 する by

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Academic year: 2021

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(1)

持株

会社

の概

社   名 株式 会社 イン プレ スホ ール ディ ング ス 本   社 〒 10 2-0 07 5  東 京都 千代 田区 三番 町 20 番地 資 本 金 53 億 4,1 02 万円 設   立 19 92 年 4 月 1 日 ファ ウン ダー /最 高相 談役 塚本 慶一 郎 役   員 代表 取締 役社 長 関本 彰大 取締 役 山手 章弘 取締 役 井芹 昌信 取締 役 北川 雅洋 取締 役 前田 正 常勤 監査 役 鈴木  豊 監査 役 郡司 明郎 監査 役 大西 健一 監査 役 松本 伸也 事業 内容 グル ープ 経営 ・ 財 務戦 略の 策定

グル

ープ

会社

20

10

3

31

日現 在)

証券

コー

ド 

94

79

〒 10 2-0 07 5  東 京都 千代 田区 三番 町 20 番地   Tel . 03 -52 75 -90 11 (代 表) htt p:/ /w ww .im pre ssh old in gs. co m/ 20 10 年 6 月 26 日発 行

グル

ープ

概要

(2)

by 塚本慶一郎(ファウンダー/最高相談役)

面白いこと

創造

し、

(3)

株主の皆さまへ

 株主の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。ここに

インプレスグループ

2010

3

月期(

2009

4

1

日∼

2010

3

31

日)における株主通

信をお届けします。当社グループの事業内容に関するご理解の一助となれば幸いです。

 昨年度の経常赤字転落を受け、当年度では、収益化の見通しが早期に立たない事業

からの撤退や人員削減など、固定費の大幅削減による損益構造改革と共に、出版事業な

ど既存事業の収益性向上を図り、経常黒字に転換いたしました。また投資有価証券の評

価を見直すなど、財務構造のリストラクチャリングも終了いたしました。しかしながら、一

連の構造改革による特別損失の発生により純損失を計上するに至ったため、誠に遺憾

ながら無配とさせていただきます。

 収益力が回復したことを受け、新年度は新しい成長性の獲得に挑みます。

2010

年度

は電子書籍元年と言われ、またスマートフォンをはじめとした高機能モバイル端末が普

及します。これらの環境は、IT技術とメディア知見の双方に立脚し、かつ各専門分野で特

定顧客に支持をいただいている我々にとっては、より付加価値の高いコンテンツや新し

いサービスを提供していくビジネスチャンスと考えています。

 我々インプレスグループは、

「面白いことを創造し、知恵と感動を共有する」という企業

理念のもと、

「"knowledge-mediary" Group」の形成を目指して不断の努力を継続し、

知恵と感動のある豊かな未来社会の実現に貢献していきたいと願っています。株主の皆

さまにおかれましては、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社インプレスホールディングス

代表取締役社長

05

(4)

※主要会社を掲載

インプレスグループを形成する企業

Impress Group

 インプレスグループは、持株会社である(株)インプレスホールディングスと、

出版メディアやデジタルメディアを通じて“コンテンツ+サービス”を提供する

各分野の専門事業会社により形成されています。

 

 

kn

ow

led

ge mediary G

rou

p

デザイン 音楽 医療 山岳・自然その他 IT 分野ロゴ (株)Impress Touch 専門コンテンツをベース としたソーシャルメディアの 企画・開発・運営 (株)インプレスホールディングス 持株会社 グループ経営・財務戦略の策定 (株)山と溪谷社 山岳、自然等に関する 雑誌・書籍の出版事業 (株)Impress Watch ITニュースサービス事業 (株)エムディエヌコーポレーション DTP及びデザイン関連 出版事業、Web デザイン 企画・制作、受託 (株)リットーミュージック 音楽関連出版事業 (株)ディーティーエルジェイ 女性向けマーケティング 事業 (株)インプレスビジネスメディア 企業向けIT関連メディア事業 (株)クリエイターズギルド クリエイターの キャスティング 及び受託制作事業 (株)インプレスコミュニケーションズ 出版物の販売、 出版社の営業支援サービス インプレステクノロジー北京 ソフトウェア・システム開発、 デザイン・DTP制作、 翻訳業務等 (株)インプレスジャパン 一般消費者向けIT関連出版事業・ デジタルメディア&サービス事業 (株)インプレスR&D 先端ITテーマの調査、 出版、事業開発 (株)近代科学社 理工学専門書 出版事業 (株)メディカルトリビューン 医学、医療分野の 専門出版事業 (株)モバイルメディアリサーチ モバイルメディア事業 及び音楽著作権管理 (株)デジタルディレクターズ デジタルコンテンツの オーサリング事業

(株)Impress Comic Engine デジタルコミック配信における ITコンサルティング及び ソリューション事業

(5)

※主要ブランドを掲載

インプレスグループのブランド

Impress Brands

 インプレスグループでは、多岐にわたるブランドのもと、さまざまなコンテンツやサービスを展開しており、

専門性の高い各分野においてマーケットをリードしています。

山岳・自然分野

山岳・自然分野に関するメディア事業

医療分野

医療分野に関するメディア及びサービス事業

デザイン分野

デザイン分野に関するメディア及びサービス事業

その他分野

メディアプラットフォームに関するサービス事業ほか

IT

分野

IT分野に関するメディア及びサービス事業

音楽分野

音楽分野に関するメディア及びサービス事業 09

(6)

基本戦略

"Contents"

"Database"

"Media Solution"

Contents

●編集力・提案力により高度専門コンテン ツコアを構築し、読者/顧客の信頼を 獲得する。   ● 既 存の「

IT

「音 楽」」 「デ ザイン」「医 療」 「山岳・自然」等の各分野で、読者/ 顧客に役立ち、共感を呼ぶ情報や知 識の提供を深化させ、隣接分野への 拡張を図る。   ● 高 い 専 門 性 を 構 築し、メディアソ リューションの複線的活用が可能と なる、新たな専門分野の創出と獲得 に取り組む。

 3つの核(

three-core

)を競争力の源泉として、コンテンツ分野ごとに、またメディアソリューション

ごとに、この

three-core

を動的に連環させることによって、事業の成長性と収益性の向上を図ること

を基本戦略としてまいります。

Database

●自ら生成したコンテンツや製品・サービスに関する情報を蓄 積し、これら専門知に加え、読者/顧客の集合知を蓄積する。   ●社外のデータベースを有効に活用する。また、自らのデータ ベースと連携させ、累積的な価値の蓄積を図る。   ●蓄積したデータベースを反復的・多面的・効率的に活用する ことで付加価値創出の源泉とする。

Media Solution

●読者/顧客のライフスタイルやニー ズに合わせたコンテンツやサービス を届けるために、さまざまなデバイス に対応し、

IT

技術を融合した多様なソ リューションを活用する。そして、多様 なソリューションを複線的に組み合 わせ収益性を高める。   ●新しい

I T

技 術を活 用した、新しいソ リューションを自ら研究開発する。   ●自ら体得したソリューションを他のコ ンテンツホルダーに提供することで クオリティの一層の向上を図り、規模 の利益を獲得する。 11

(7)

Topic

2

Topic

3

Topic

1

企業戦略に欠かせないクラウド関連情報など

他社に先駆けて書籍化!

(株)インプレスジャパン

AmazonCloud

テクニ カ ル ガイド 

-EC2/S3

から

VPC

まで 徹底解析

-

』『

Google Chrome

OS -

最 新 技 術と戦 略を完 全 ガイド

-

』『

Force.com

クラウド アプリケーション開発』『できる

PRO VMware vSphere 4

』ほ か、技術トレンド書を続々刊行。 『AmazonCloudテクニ カルガイド -EC2/S3か らVPCまで徹底解析-』 『できるPRO VMware vSphere 4』 『Force.comクラウド アプリケーション開発』 『Google Chrome OS -最新技術と戦略 を完全ガイド- 』 近年はエレキ・ギターやド ラムといった楽器のほかに ターンテーブルやミキサー といったDJ機 器も充実。

デジマート

売上げ

1

億円達成!

(株)リットーミュージック

1997

年にオープンの国内最大級の総合楽器検索サイト。 楽器店登録料、バナー広告等の収入が

1

億円を突破。

http://www.digimart.net/

2010

年カレンダー全

42

アイテム

実売アップ!

(株)山と溪谷社 今年は山岳・自然分野の定番アイテムに加え、 人気の『子柴』や『なごみ猫』も登場。 売上前年比

10

%アップを達成しました。

セグメント別概況&トピックス

2009

4

月以降の主な事業と、各セグメントの概況をご報告いたします。

P.

14

15

IT

分野

P.

16

17

音楽

分野

P.

18

19

デザイン

分野

P.

20

21

医療

分野

P.

22

23

山岳・自然

分野

P.

24

25

その他

分野 IT 音楽 山岳・自然 13

(8)

 メディア事業は、

「Windows7」関連をはじ

めとした新刊書籍の販売が堅調、年賀状関連

ムックの販売が好調な推移を見せ、ターゲット

メディアである『IT Leaders』等の新規媒体が

成長いたしましたが、広告収入の減少及び雑

誌・ムックの販売減により減収となりました。

サービス事業につきましては、下期より連結

対象となった中国市場向けプロモーション支

援事業が好調に推移しましたが、国内の受注

規模が縮小し、減収となりました。

 以上により、売上高は、前年同期比

6

.

8

%減

5

,

744

百万円となりました。営業損益では、

広告・受託収入等が減少したものの、原価及

び固定費の削減により、前年同期に比べ

37

百万円損失が減少し、

270

百万円の営業損失

となりました。

I T

セグメントの概況

2010

3

月期)

年賀状関連ムックや「

Windows

7」関連書籍の出荷が堅調に推移

I Tセグメントの 主要な会社 『できるポケット+ Evernote』は、発売前に全文が 読めるPDFを無料配布するTwitter読者モニターを実 施! そのバイラルマーケティング効果で発売日前に 重版が決定し、現在も売れ行き好調です。

発売前に

PDF

を無料配布!

PR

Twitter

マーケティングを活用!

● (株)インプレスジャパン 2009年10月22日 の W i n d o w s 7 発 売 で『PC Watch』の月間P Vが 過去最高 の 3,300万を記録しました。

Windows 7

の発売で

PC Watch

』のページビューが

月間

3,300

万を記録!

● (株)Impress Watch

売上高・営業利益の推移

話題のスマートグリッドを、

イベントと報告書で

多面的に紹介!

● (株)インプレスR&D 世界が注目する先端テーマを、コ ンファレンス(7月、3月)と調査報告 書(12月)で、いち早く日本に紹介。 (株)インプレスR&D (株)Impress Watch (株)インプレスビジネスメディア (株)近代科学社

電子書籍関連の報告書を、

3アイテム発行!

● (株)インプレスR&D 電子出版元年を目前にし、『電子書籍 ビジネス』『電子コミックビジネス』『電子 ブックリーダー』を報告書シリーズ で 発行。 (株)インプレスジャパン インプレステクノロジー北京

中国・アジア向けに、

映像制作業務をスタート!

● インプレステクノロジー北京 中国・アジア地域に向けた映像コン テンツの制作業務をスタート。写真 は中国向けDVDコンテンツ。

トピックス

I

T

音 楽 デ ザ イ ン そ の 他 山 岳 ・ 自 然 医 療 15

(9)

音楽

セグメントの概況

2010

3

月期)

ダンス・スタイル・キッズ・フェスティバル

vol.

1

開催

(株)リットーミュージック 季刊 誌『ダンス・スタイル・キッズ』 が初となる有料 イベントを開催。 ラフォーレミュージアム 原宿が超 満員に。

 音楽セグメントにつきましては、書籍・楽譜

が堅調な販売状況で推移いたしました。また、

楽器購買支援サイト『デジマート』における楽

器店の登録料収入等も堅調な推移となりまし

た。一方、雑誌・ムックにつきましては、採算

が悪化していた女性向けファッション誌など2

誌の休刊により、販売及び広告収入が減少い

たしました。その他の音楽各誌の広告収入も

減少したことに加え、ムックの刊行タイトルの

減少等により大幅な減収となりました。

 以上により売上高は、前年同期比

16

.

3

%減

2

,

536

百万円となりましたが、営業利益で

は、不採算事業の休止や収益性の改善、及び

固定費の大幅な減少などにより、前年同期に

比べ

167

百万円利益が増加し、

180

百万円と

なりました。

不採算事業の撤退で減収するも、固定費の削減により利益が増加

売上高・営業利益の推移

● すべて(株)リットーミュージック 音楽セグメントの 会社

『アコースティック・ギター・マガジン』が

独立創刊!

1999年に『ギター・マガジン』の別冊として誕生。 以来、順調に部数を伸ばし季刊定期雑誌として、 ついに独立創刊。

フリー・マガジン(広報誌)

RandoM

』を創刊

『RandoM』(ランダム)を創刊。スタジオ やライヴ会場で毎月2万部を配布。楽器 店の需要も高く、部数UPを望まれるほど。

お笑い関連書籍が絶好調

お笑い関連書籍の好 調を記念して、お台場 フジテレビ 本 社 前 特 設ステージで、一般参 加型のお笑いイベン トを開催。

最強プレイヤーズ・コンテスト

2009

初の外国人ゲストを招聘した読 者参加型コ ンテスト。アレンジャー武部聡志を筆頭にし た超豪華審査チームも話題に。

トピックス

17 I T デ ザ イ ン そ の 他 山 岳 ・ 自 然 医 療

(10)

デザイン

セグメントの概況

2010

3

月期)

Web

クリエイター向け

専門誌『

web creators

100

号突破&

Web

媒体に移行!

●(株)エムディエヌコーポレーション (株)エムディエヌコーポレーション (株)クリエイターズギルド 2001年7月創刊『web creators』が100号突 破。2010年3月からはWeb媒体に移行して 最新情報の配信を行っています。 http://www.MdN.co.jp/webcre/

 メディア事業につきまして、年賀状関連ムッ

クの売上が減少し、雑誌の販売及び広告収入

が厳しい状況で推移いたしました。書籍につ

きましては、デザイン素材関連書を中心に既

刊書籍の販売は堅調に推移いたしましたが、

新刊書籍の出荷が減少し、減収となりました。

サービス事業につきましては、受注案件の縮

小により減収となりました。尚、Webクリエイ

ティブ人材向けのトレーニングスクール事業

については撤退しております。

 以上により売上高は、前年同期比

17

.

4

%減

1

,

222

百万円となりました。営業損益では、

出版事業の効率は悪化したものの、不採算事

業の整理及びコスト削減により、前年同期に

比べ

23

百万円損失が減少し、

41

百万円の営

業損失となりました。

堅調な既刊書籍と不採算事業整理等コスト削減で、損失が減少

売上高・営業利益の推移

リアルイベントも大好評!

●(株)エムディエヌコーポレーション デザイナー向けイベント『Designer meets Designers』ほか、メーカー合同イベントな ど各種イベントを実施しています。 デザインセグメントの 会社

多数のマンガ家と共同で、

ケータイ小説などの

コミック化事業を拡大!

●(株)クリエイターズギルド (株)魔法のiらんどのケータイ小説を毎月多数コ ミック化。数々のヒット作を生み出しています。 ©魔法のiらんど

iPhone

アンドロイド端末など、

スマートフォン向け

アプリ制作事業が好調!

●(株)クリエイターズギルド 独自コンテンツのほか、クライアント 向けのプロモーション用アプリ制作/

配信事業の受注が急拡大しています。 ©OUTSIDE DIRECTORS COMPANY

各媒体がソーシャルメディアを使って

積極的に情報配信。

Twitter

フォロワー数は

1

万を突破!

●(株)エムディエヌコーポレーション Twitterやブログで最新情報などを配信し、好評 を博しています。Twitterのフォロワー数は合計 1万を突破しました!

トピックス

19 音 楽 I T 医 療 山 岳 ・ 自 然 そ の 他

(11)

医療

セグメントの概況

2010

3

月期)

Medical Tribune

』紙

iPS

細胞などホットな話題を報道

●(株)メディカルトリビューン

PharmaTribune

が創刊

1

周年!

●(株)メディカルトリビューン 「なりたい 薬剤師に なる!」 をコン セプトに 発 行した 薬 剤 師 向 け 月 刊 情 報 誌 『 P h a r m a Tr i b u n e 』が、 2010年1月 に 創 刊1周 年 を迎えました。 再生医療への応用が期待されているiPS細胞(人工 多能性幹細胞)の可能性を追求した最先端シリーズ などを展開しました。

歯科領域の

学術シンポジウムを開催

●(株)メディカルトリビューン 世界最大の口腔インプラント学会 『In t er na t ional Congre s s o f

Oral Implantologists(ICOI)』の

日本事務局として2009年4月、東 京でシンポジウムを開催しました。

 メディア事業につきましては、企画広告及

び 受 託 による販 促 物 の 制 作 等 は 堅 調 な 推

移となりました が、国 際 医 学 新 聞『Medical

Tribune』等への広告収入が減収となり、ター

ゲットメディアの売上は減少いたしました。ま

た、医療関連書籍の販売等の出版メディアに

ついても、前期を下回る販売実績となりまし

た。サービス事業につきましては、医学学会

の学会誌編集・制作並びに事務局受託事業、

医学コンベンション等の受注が好調に推移い

たしました。

 以上により売上高は、前年同期比

2

.

0

%増

4

,

937

百万円となりました。営業利益では、

原価及び販管費等のコスト削減の効果もあ

り、前年同期比

22

.

8

%増の

654

百万円となり

ました。

医学学会向けの受託事業、コンベンション事業が堅調に推移

売上高・営業利益の推移

(株)メディカルトリビューン (株)金芳堂 医療セグメントの 会社

名著『

The Spine

』の

翻訳書を発行

●(株)金芳堂 世 界 的 名著として知られる 『Rothman-Simeone The Spine』の日本語版『脊椎・脊 髄外科』を発行しました。A4 変 型 判 、1,696 ページの 大 著です。

MT Pro

のウェブデザインを

全面リニューアル

●(株)メディカルトリビューン 医師のための専門情報サイ ト『MT Pro』のウェブデザイ ンをリニューアルし、使いや すさ、見やすさを向上させ ました。

トピックス

21 I T 音 楽 デ ザ イ ン そ の 他 山 岳 ・ 自 然

(12)

山岳

自然

セグメントの概況

2010

3

月期)

月刊誌『山と溪谷』

900

号、

山と溪谷社も

80

周年

2010年4月号で創刊900号に達しま した。発行する(株)山と溪谷社も4月 1日に創業80周年。皆さまからのご 支持のおかげです。

 不採算製品の整理や規模の縮小により、売

上高は大幅に減少しましたが、返品が減少し、

販売効率は大きく改善いたしました。雑誌は

広告売上が減少したものの、販売増により、ほ

ぼ前年同期並の売上となりました。また、大

型の季節商品であるカレンダーの販売が、好

調に推移いたしました。一方、ムック、書籍、

DVD等は、市中在庫の返品が減少しました

が、刊行の絞り込みによる新刊の減少及び適

正出荷の徹底により、減収となりました。

 以上により売上高は、前年同期比

7

.

4

%減

1

,

861

百万円となりましたが、営業損益で

は、収益性の改善等に加え固定費等の圧縮効

果もあり、前年同期に比べ

348

百万円の利益

増加により黒字転換し、

137

百万円の営業利

益となりました。

販売効率は大きく改善し、カレンダーの販売も好調に推移

売上高・営業利益の推移

● すべて(株)山と溪谷社 山岳・自然セグメントの 会社 (株)山と溪谷社

涸沢フェスティバル2009開催と

2010の告知

『新・分県登山ガイド』

リニューアル

登 山 者 に 人 気 のガイドブック、 『新・分県登山ガイド』を続々改 訂 中! 季 節 の 写 真も豊 富で、 山の特徴と付近の観光を分かり やすくアイコン表示。 昨年は9月4日から3日間、北アルプスで 開催した『涸 沢フェスティバル』。第3回 目の今年は、8月27日から3日間を予定 しています。

登山総合情報サイト

YAMAKEI ONLINE

(ヤマケイオンライン)』オープン!

今年 4月15日にサイトオープン! 各地か らの最新の山の様子等、登山初心者から ベテランまで楽しめるコンテンツが盛りだ くさんです。 http://www.yamakei-online.com/ キャンドルナイトの様子 メインステージで記念撮影 テント村の 様子 朝ヨガの 様子

トピックス

23 音 楽 デ ザ イ ン そ の 他 医 療 I T

(13)

その他

セグメントの概況

2010

3

月期)

(株)ニッセンと共同運営する

E

コマース『カワイイ★セレクト』

拡大中

●(株)ディーティーエルジェイ (株)ニッセンと2009年にスタートした 若年層向けショッピングコーナー『カワ イイ★セレクト』が、モバイルだけでなく PCサイトでも登場。順次拡大中です。 http://www.nissen.co.jp/cate001/ special/kawasere/

携帯電話用カスタマイズサイト

『きせかえ少年ジャンプ』は大人気!

●(株)Impress Comic Engine

『週刊少年ジャンプ』の人気マンガのキャラクター による公式総合ケータイコンテンツサイト。きせ かえツールやマチキャラ、待受Flashなど、携帯の デザインをカスタマイズするコンテンツを配信。 http://mangakisekae.jp/

鉄道ファン必見の

『鉄道NAVI』

●(株)Impress Touch ソーシャル・ゲーム「鉄道ジ オラマ」を中核とした、全国 のレイルファンのための最強 モバイルサイトです。 http://train-n.jp/

 その 他 セグメントは、当 社グ ル ープ の 出

版及びデジタルコンテンツの販売、インフラ

の提供による手数料収入、メディア運営のソ

リューション事業等が中心となっております。

 当期は、

(株)デジタルディレクターズが連結

し、携帯電話へのコミック配信に関わる受託

が堅調に推移し、

『東京IT新聞』の事業譲受に

より広告収入等が増加しましたが、グループ

内のインフラ使用料の減少及び、

(株)編集工

学研究所の一部株式を売却したことによる連

結範囲の変更等が影響し、減収となりました。

 以上により売上高は、前年同期比

2

.

1

%減

1

,

877

百万円となりました。加えて携帯電話

向けのサービス開発等に関わる投資により、

営業損益は前年同期に比べ

86

百万円利益が

減少し、

46

百万円の営業損失となりました。

携帯電話へのコミック配信が堅調に推移

売上高・営業利益の推移

その他セグメントの 主要な会社 (株)インプレスコミュニケーションズ(株)Impress Touch

(株)Impress Comic Engine (株)デジタルディレクターズ

(株)モバイルメディアリサーチ

©KAWAII SELECT by nissen ©集英社

日米2ヵ国語で展開する

shonenjump.com

●(株)Impress Comic Engine

『週刊少年ジャンプ』の全世 界向け公式PCサイトです。 日本語と英語の2ヵ国語で 展開。『週刊少年ジャンプ』の 発売日情報から、コミックス や各種グッズの発売情報、 デジタルマンガなどを配信 しています。 http://www.shonenjump. com/ ©集英社

携帯する「山と溪谷」、

『山と溪谷モバイル』

●(株)Impress Touch (株)山と溪 谷 社 完 全 監 修 の ケータイサイトです。ジオコン テンツ化された山岳情報や山 行記録、投稿写真などを展開 しています。 http://yamakei-m.jp/

トピックス

©山と溪谷社

©NEKO PUBLISHING CO.,LTD

25 音 楽 デ ザ イ ン 山 岳 ・ 自 然 医 療 I T

(14)

27

セグメント別売上比率

連結経営成績と財務状態

 事業構造改革による不採算事業の整理及びメディアの広告収入の減少等により、連結売上高は前年同期比

6.7%

減となりました。営業損益、経常損益では共に利益が増加し、黒字転換いたしました(

P.27

)が、投資有価

証券評価損及び事業構造改革等による特別損失を計上し、

935

百万円の当期純損失(

P.29

)となりました。

連結業績の推移

セグメント別売上高の推移

セグメント別営業利益の推移

(15)

連結貸借対照表

連結損益計算書

前期 当期 2008年4月1日∼ 2009年4月1日∼ 2009年3月31日 2010年3月31日 売上高

18,446

17,207

売上原価 12,538 11,408 売上総利益 5,908 5,799 販売費及び一般管理費 6,602 5,715 営業利益

693

83

営業外収益 126 56 営業外費用 64 42 経常利益

632

97

特別利益 808 790 特別損失 1,428 1,360 税金等調整前当期純利益 △1,251 △472 法人税等 583 408 少数株主利益 58 54 当期純利益

1,893

935

単位:百万円

連結キャッシュ・フロー計算書

前期 当期 2008年4月1日∼ 2009年4月1日∼ 2009年3月31日 2010年3月31日 営業活動によるキャッシュ・フロー 813 △96 投資活動によるキャッシュ・フロー △357 744 財務活動によるキャッシュ・フロー △497 △124 現金及び現金同等物の期末残高 2,852 3,427 単位:百万円

ポイント

連結貸借対照表  投資有価証券の評価減及び減価償却等により総資産が1,612百万円減少し、借 入金の返済等により負債が688百万円減少いたしました。また、当期純損失の計上 により純資産は924百万円減少し、自己資本比率は前期末比0.3ポイント減少の 58.5%となりました。 連結キャッシュ・フロー(CF)計算書  事業構造改革に伴う支出も影響し営業CFで96百万円、借入金の返済等により財務 CFで124百万円の支出となりましたが、投資有価証券の売却等により投資CFが744 百万円の収入となったことで、資金残高は前期末に比べ575百万円増加いたしました。 前期 当期 2009年3月31日 2010年3月31日 資産の部 流動資産 9,855 10,149 現金及び預金 2,852 3,427 受取手形及び売掛金 4,647 4,768 有価証券 200 − 商品及び製品 1,419 1,375 仕掛品 375 313 その他 360 264 固定資産 7,542 5,636 有形固定資産 388 265 無形固定資産 4,082 3,633 のれん 2,888 2,709 ソフトウェア 591 459 その他 602 464 投資その他の資産 3,070 1,737 投資有価証券 2,408 1,013 その他 661 723 資産合計

17,398

15,785

単位:百万円 2009前期 年3月31日 2010当期 年3月31日 負債の部 流動負債 5,651 5,038 支払手形及び買掛金 1,977 1,803 短期借入金 1,740 1,363 その他 1,932 1,872 固定負債 1,108 1,033 長期借入金 259 318 退職給付引当金 685 628 その他 164 86 負債合計

6,760

6,072

純資産の部 資本金 5,341 5,341 資本剰余金 5,544 5,544 利益剰余金 △478 △1,354 自己株式 △417 △418 新株予約権 38 42 少数株主持分他 609 557 純資産合計

10,637

9,713

負債純資産合計

17,398

15,785

単位:百万円 29

(16)

発行可能株式総数

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

124,056,000

発行済株式の総数

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

37,371,500

株主数

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13

,574

ご注意 1.株券電子化に伴い、株主さまの住所変 更、その他の各種お手続きにつきまし ては、原則として口座を開設されてい る口座管理機関(証券会社等)で承るこ ととなっておりますので、それぞれの証 券会社等にお問合せください。 株主名簿管理人である三菱UFJ信託銀 行ではお取扱いできませんのでご注 意ください。 2.特別口座に記録された株式に関する 各 種 お 手 続きにつきましては、三 菱 UFJ信託銀行が特別口座の口座管理 機関となっておりますので、右記連絡 先にお問合せください(三菱UFJ信託 銀行全国各支店にてもお取次ぎいた します)。 3.未受領の配当金につきましては、三菱 UFJ信託銀行の本支店でお支払いいた します。 事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定時株主総会 毎年6月に開催 株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行株式会社 特別口座の口座管理機関 同連絡先 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 (郵便物送付先・電話照会先) 〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号 電話 0120-232-711(通話料無料) 上場証券取引所 東京証券取引所 公告の方法 電子公告により行います。 http://www.impressholdings.com/ir/ ※ただし、やむを得ない事由が生じたときは、日本  経済新聞に掲載いたします。

株主メモ

株式に関するお手続きについて 証券会社等の口座に記録された株式の場合 ● 郵便物等の発送と返戻に関するご照会 ● 支払期間経過後の配当金に関するご照会 ● 株式事務に関する一般的なお問合せ 株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号 電話 0120-232-711(通話料無料) お手続き、ご照会等の内容 お問合せ先 特別口座に記録された株式の場合 ● 上記以外のお手続き、ご照会等 口座を開設されている証券会社等にお問合せください。 (注)特別口座に記録された株式をご所有の株主さまは、配当金の受領方法として株式数比例配分方式はお選びいただけません。 ● 特別口座から一般口座(証券会社等)への振替請求 ● 単元未満株式の買取請求 ● 住所・氏名等のご変更 ● 特別口座の残高照会 ● 配当金の受領方法のご指定(注) 特別口座の 口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号 電話 0120-232-711(通話料無料) 手続き書類のご請求方法 ●音声自動応答電話によるご請求 0120-244-479(通話料無料) ●インターネットによるダウンロード http://www.tr.mufg.jp/daikou/ お手続き、ご照会等の内容 お問合せ先 ● 郵便物等の発送と返戻に関するご照会 ● 支払期間経過後の配当金に関するご照会 ● 株式事務に関する一般的なお問合せ 株主名簿管理人

大株主

(上位

10

名) 株主名 持株数(株) 持株比率(%) 塚本慶一郎 20,753,136 55.53 株式会社インプレスホールディングス 1,468,708 3.93 郡司明郎 694,700 1.86 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 481,400 1.29 日本証券金融株式会社 462,500 1.24 株式会社ホリプロ 360,000 0.96 シービーエヌワイデイエフエイインターナショナルキャップバリューポートフォリオ 常任代理人 シティバンク銀行株式会社 320,084 0.86 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 269,500 0.72 インプレスグループ従業員持株会 259,520 0.69 井芹昌信 246,240 0.66

株式の状況

2010

3

31

日現在) 31

参照

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