髄 液 蛋 白 の ポ ー ラ ロ グ ラ フ 的 研 究
全文
(2) 2932. 藤. 田. もの を 用 い た. 3)被. か ら腰椎 穿 刺 で 得 た 髄 液 約. 用 い た.被 検髄 液は 予 め 鏡 検 して 赤 血 球. の 混入 して い な い物 のみ を用 いた. 4)試. 彦. iv)第. 検 材 料;一 般 的検 査 法 で 病 的 所 見 を 認 め な. か つ た 分 裂 病 者10例 10.0ccを. 英. 尿 素 を6Molの. 種 を作 る. Tab. 1に 示 す.. 加 え20℃10分. 5)波. 方. 放 置 後 濾 過 し そ の 濾 液2.0ccにCo+++ え る.. 高 測 定;上. 記 の 如 くに し て得 た ポ ーラ ログ. 引 き之 よ り第 一,第. 法. をmmで 小,第. ‑0.9Voltの. 二 極 大,同. 所 に 基線 を. 極 小 の 中点 迄 の高 さ. 表 わ し 夫 々 第 一 波 高,第. 二 波 高,第. 一極. 二 極 小 と し た.. 6)蛋 10Bを. 間 放 置後其. 同 様2.4ccの20%SSAを. ラ ム に 於 て 常 法 に 従 い.. 験. 液3.0ccに. 割 合 に 添 加 し20℃30分. の2.8ccにNativeと. Bufferを5.0cc加. 料 の 調製;試 料 は 実 験 の 目的 に よ り次 の4. Tab. 1実. 二 反 応Deuatared(D2);髄. 白 量 測 定;蛋 用 い てV.. 白 染 料 で あ るAmidoschwarz. Turgen.. Fruhr,. 等 の 法 に 依 り, Beckmann光. Otto‑Suelhintz. 電 比 色 計(島. 用 い て 髄 液 中 総 蛋 白 量(G)及. 津 製)を. び 濾 液 中 蛋 白 量(F). を 測 定 し た.. 実 A)蛋. 験. 成. 績. 白 量 と蛋 白 波 と の 関 係;上. 述 の測定 条 件に. 基 き 髄 液 の 蛋 白 濃 度 を 変 え た 時 に ポ ー ラ ロ グ ラ ム上 に 現 わ れ る 波 形 と波 高 との 関 係 を 検 討 した. i)第. 一 反 応;蛋. 迄 のPolarogramを Fig.. 1第. 量 が20.0mg%で i)第. 一 反 応Native(Nt);髄. 蛋 白 波 試 験 液5.0ccを ii)第 6Molの. 液1.0ccにCo++. 一 反 応Denatured.(D1);髄. 夜3.0ccに. 割 合 に 尿 素 を 添 加 し20℃30分. iii)第. 一 反 応 交 叉 現 象(分. 1に 示 す)蛋. 白. 裂 病). は, Lobalt極 大 波 が僅 かに現わ. れ 始 め てい る.蛋 白 波は きれ い な二 重 波 を示 し,第. 白 波 試 験 液. よ りも高 く典 型 的 な蛋 白 波 形を 示 す.更 に蛋 白濃度 10.0mg%に. な る と, Cobalt極. 大は 更 に著 明 とな り. 蛋 白波 よ りも高 くな る.蛋 白波 は まだ きれ いな二重 波 を示 す が,第 一,第 二 波 は 同高 とな り第 二極小は. 二 反 応Native(N2);髄. 液2.8ccに20%. 第 一 極 小 よ りも逆 に 低 下す る.蛋 白 量6.7mg%に. 間 放 置 後Munktella. な る と,蛋 白波 ば か な り不 明 瞭 にな り,殊 に第 二波. 濾 紙 で 濾 過 し そ の 濾 液2.0ccに. の低 下 は 著 し く,第 一極 小 も亦 明 らか で ない.第 二. 加 え20℃. No. 00径7.0cmの Co+++蛋. 放置 し充 分. 加 え る.. SSA2.4ccを. 取 つ た.(Fig.. ら5.0mg%. 二 波 は 第一 波 よ り梢 々高 く,又 第 二 極 小は第 二極小. 加 え る.. 変 性 させ た 後 そ の2.0ccにCo+++蛋 5.0ccを. 白 量 が20.0mg%か. 10分. 白 波 試 験 液5.0ccを. 加 え る.. 極 小 は 益 々低 下す る.蛋 白 量5.0mg%に. なる と蛋.
(3) 髄 液 蛋 白 の ポ ー ラ ロ グ ラ フ 的 研 究 白波は益 々不 明瞭 とな り第 一,第 二 波 高 とも益 々低. ど 蛋 白 量1.9mg%の. 下す る.特 に 第二 波 の 低下 が著 しい.匠 様 に 第 一,. る.更. 第二極 小 も低 下す る. Cobalt極 大 は こ こでは 原 点 か. か に 低 下 す る.第. ら蛋 白波高 の約2倍 に 達 して い る.第 一,第 二 波高. 2933 場合 と 変 ら な く な つ て い. に1.16mg%に. な る と蛋 白 波 は 全 体 と し て僅 二 極 小 は こ こで も 変 化 し な い.. 第 一 反 応 同 様 に 蛋 白 星 に 対 す る 第 一,第. 二波高の. の推移 を検 討 して み る と両 者 の 僕係 は更 に明 らか に. 推 移 を 追 求 す る と,第. なる.即 ち蛋 白量20.0mg%の 所 で は第 二波 高 は 第 一波高 よ り高 い が,蛋 白 量10.0mg%の 所 では両. 常 の 蛋 白 濃 度 の 附 近 で は 夫 々 直 線 を 示 し,両. 者は 同高 とな り,蛋 白 量が 其 以 下 で は逆 に第 一波 が. よ り以 下 の 蛋 白 濃 度 で は 第 二 波 高 は 第 一 波 高 よ り低. 第二波 よ り高 くな る.此 の両 波 高 が 丁 度 逆 に な る点. 下 す る. Croeaing. を, Tropp14)はCrossing. 第I,第II波. Pointと 呼 び,夫 々 の 蛋. 白 量3.7mg%の. 一 波 と第 二 波 の 波 高 曲 線 は 正. 所 で 交 叉 し(Crossing. Pointは. 者は蛋. Point)其. 夫 々 の蛋 白濃 度 に於 け る. 高 と の 関 係 よ り作 図 に よ り求 め る.. 白質 に特有 な もので あ る とし て い るが,髄 液 の第 一. B)分. 反応 では, 10.0mg%の. 分 裂 病 者 髄 液 に つ い て グ ロ ブ リン 反 応 陰 性,液. 所 に あ る事 が わ か つ た.. 又 こ うした蛋 白濃 度 に対す る波 高 の推 移 は 直 線 を. 裂 病髄 液蛋 白の ポー ラ ロ グラ ム. 正 常,細. 胞 数 正 常 値 で 赤 血 球 を 混 じ な い10例. 示 さず, Crossing Point以 上 の 蛋 白濃 度 では,波 高. 髄 液 に つ い て 波 高,波. は蛋 白濃度 に 比 例 し て 高 く な ら ず,又Crossing. し た.. Point以 下 では 波高 は 急 に 低 下 す る傾 向 を示 して い る.. i)第. 一 反 応;先. 一反 応 と匠 様 に 蛋 白 濃 度 と 波. 高及 び波 形 につ き検 討 した.蛋 白 量5.8mg%で. は. 散 在 す る.此. の. 形 と蛋 白 量 の 関係 を検 討. づ 第 一 反 応 で は, Tab.. く総 蛋 白 量 は12.8mg%か. ii)第 二反 応;第. 圧. 2の 如. ら35.4mg%の. 範囲に. の 程 度 の 蛋 白 濃 度 で は, Fig.. 3に 示 す. 様 に 何 時 も第 二 波 が 第 一 波 よ り も高 く,第. 一波 高 は. Cobalt極 大 は 未だ 現 治 れ て い な い.第 二波 は 第 一. 57mmか. ら88mm. 波 よ り梢 高 い が,両 者 の差 は著 明 で な く,又 第 一. を 示 し,第. ら74mm,第. 一 波 高 と第 二 波 高 の 差(H2‑Hl)は2〜. 極大がか な り高 い の で両 波 の 分離 が梢 困 難 で あ る.. 14mmの. 波形 は全体 としてみ る と 富士 山型 を 呈 す る. Fig. 2. 均1.09±0.01を. Fig. 2第. 二 波 高 は61mmか. 間 に あ る.更. にH2/H1は1.03〜1.19平. 示 し て い る.之. 等 を 図 示す る と. Fig. 3の 如 く通 常 分 裂 病 者 に 於 い て は,蛋. 二 反応 交 叉 現 象(分 裂病). 白. 濃 度 と 波 高 と の 間 に は か な り密 接 な 関 係 が あ る が,そ. の 関 係 はCrossing. Pointの. 場合 に. 示 し た 様 に 直 線 的 で は な い.. Fig. 3. 第 一 反 応 波 高 と蛋 白 量. に示す.第 二極 小は第 一極 小に 比 べ て 非常 に 低 い. 蛋白濃度2.9mg%に. な る とCobalt極. 大 が ご く僅. か現われ て くる.蛋 白 波 は第 一,第 二 波共 に低 下 す るが殊 に第 二波 の低 下 が 目立 ち第 一 波 よ りも低 くな る.之 れに反 し第 一 極 小 は其 程 低 下 し ない 為 波形 は 全体 として,第 一波 か ら第 二波 の方 向 に ゆ るやか な 孤 を描 い て低 下 して い る.第 二極 小 は 同様 に 低 下す るが,そ の度合 は,第 一,第 二 波高 の減 少 に 比 べ て 僅かであ る為第 一極 小 との 差 が 減 少 す る.蛋 1.9mg%に. な る とCobalt極. 白量. 大 は更 に明 らか に な る. が,ま だ蛋 白波 を超 え るに 至 らな い .こ こで も第 一,. ii)第. 二 反 応;次. に.第二 反 応 に つ い て 第 一 反 応. 第二波の低 下が み られ る.波 形 は全 体 とし て平 担 に. に 於 け る と同 様 の 事 を 検 討 し た. Tab.. な り最早第 一,第 二 波 を 明瞭 に 区別 で き ない.第 二. に 濾 液 中 蛋 白 量 は4.2〜9.4mg%の. 極小は之れ に比 し低 下 しな い.蛋 白 量 が1.45mg%. は48〜90mmの. にな るとCobalt極. の 間 に 散 在 し て い る.. 大 は始 め て,蛋. 白波 よ りは高 く. なる.蛋 白波は益 々平 担 に は な る が,そ の 高 さは 殆. 間 に,そ. H2‑H1は3〜12mmの. 3に 示 す 様. 間 に.第. 一 波高. し て 第 二 波 高 は51〜100mm. 間 に あ りH2/H1の. 値は.
(4) 2934. 藤. Tab. 2. 田. 英. 第 一 反 応 波 高 及 蛋 白 量. H1… … … … 第. 一 波 高. H2… … … … 第 二. Tab. 3. 平 均1.10±0.01を. 示 しCobalt極. 大 は 現 われ な い.. 4の 如 く第 一 反 応 に 対 し第 二反 応 で は,梢. 密 接 な関 係 を 以 て 変動 す る事 が 判 つ た.し か し蛋 白 濃 度 のゆ るや か な上 昇 に対 して波 高 の 増 大 は急 で あ る. c)蛋. 白波 に及 ぼ す 蛋 白変 性 剤 の 影響;. 髄 液 蛋 白の 性 質 を更 に 別 の方 向か ら検 討 す る 目的 で,尿 素 変性 に よるPolarogram上. の 態 度 を み た.. 既 述 の 方 法 で尿 素 変 性 を し た 髄 液 蛋 白 のPolaro gramを. とつ てみ る とFig. 5, Fig. 6に み る 如 く,. 第 一,第 二 反 応 ともに 波高 の 著 しい 変動 を認 めた.即 ち 第 一 反 応 で は, H1, H2と. もに 低 下 し,殊. の 低 下 が 目立 つ.そ の 為H2‑H1は. 波 高. 第 二 反 応 波 高 及 蛋 白 量. 第 一 反 応 同様 第 二 波 高 と蛋 白量 につ いて 検 討す る とFig.. 彦. にH2. 未 変 性 の もの よ. り小 となつ て くる.又 第 一極 小は よ り明 らか に な り. Fig. 4. 第 二 反応 波 高 と濾液 中蛋 白量.
(5) 髄 液 蛋 白 の ポ ー ラ ロ グ ラ フ 的 研 究 Fig. 5. 第 一 反 応 ポー ラ ログ ラム. 2935. 物 理 化 学 的 性 状 が 明 ら か に さ れ て い い る. し か し 又 一 方 で は,蛋. 白波 波形 及 び波 高 は各 種 蛋. 白 就 中 精 製 蛋 白 で も,其 あ り17),そ のCrossing. の種 類 に 依 り異 つ た も の で Pointは. 各 蛋 白 質 につ き一 定. し て い る 事 が 明 ら か に さ れ た14).こ. う言 つ た 事 実 が. 髄 液 蛋 白 に つ い て も言 え る か ど うか,私 を 明 ら か に す る 為,分. グ ラ フ 的 に 検 討 し た.被 は,此. 検 材 料 を 分裂 病 に 求 め た の. の疾 患 では今 日迄 髄 液 蛋 白分 劃 に 病 的所 見は. 認 め られ て い な い か ら で あ る.さ Fig.. 6. 第 二 反応 ポ ー ラ ロ グ ラム. は此 等 の点. 裂 病 者 の髄 液 蛋 白を ポー ラ ロ. て第 一 反応 につ い. て先 づ 血 清 の 第 一 反 応 の 波 形 と比 べ る と髄 液 及 び 血 清 の 間 に は 何 等 特 異 的 差 異 を 認 め な か つ た.し. か い. 文 献 に 現 治 れ た 血 清 のCrossing. 液 の. 其 と比 較 し て み る と,血 19.0mg%の2ケ. 清 で は, 172.0mg%と. 所 に あ り14),之 に 対 し 髄 液 で は. 10.0mg%の %よ. Pointを,髄. 点 に 現 わ れ て い る.又Glb.は12.5mg. りは 高 い 蛋 白 濃 度 に, Alb.は. 濃 度 の 所 に 現 わ れ て い る.即. 其 よ り も低 い 蛋 白. ちCrossing. Pointの. 点 か ら み る と髄 液 第 一 反 応 に 関 す る 蛋 白 は,血 グ ロ ブ リ ン,ア. ル ブ ミン の 夫 等 と質 的 に 相 違 し た も. 反対 に第 二極 小 は第 二波 に 比 べ て僅 か しか 低 下 しな. の で あ る 事 が 判 つ た.此. く不 明瞭 とな つ てfinaleに. べ て も,す. 続 く.. 第二反 応 では 変性 に よ り軽 度 の 波高 の上 昇 を 認 め たが, H1, H2,第. 一極 小,第 二 極 小 共 に 同 程 度 に. 清の. の 事 は 電 気 泳 動 的 所 見 と比. で に 明 らか な 事 実 で あ つ て 今 更 付 言 を 要. し な い が11) 12)18),重. 要 な 事 は 髄 液 に 於 け るPolara. graph的. 気 泳 動所 見 とどの点 で 一 致 して. 所 見 と,電. 上昇す るので,波 形 の上 か ら未 変 性 の もの と区別 で. い る か と 云 う所 で あ る.質. 的 な 面 か ら言 う と髄 液 蛋. きない.. 白 の 血 清 蛋 白 に 対 す る,電. 気 泳 動 的 相 違 点 は,云. 迄 も な く前 者 に はVorfraktionと. 考. 察. る事 で あ り,次. 一定 量 の血 清が 呈 す る 蛋 白 波の 高 さが. ,癌 や,其 の他 の病 的血 清 では,健 康者 の其 れ に 比 べ て低 く,. で あ る.此. 特 に変性す る と其 の 差異 がは つ き りす る9).之 が ポ ー ラログ ラフ癌 反応 の原 則 で あ り ,ひ い てはPola rographyが 医 学領 域 に利 用 せ られ る きつ か け とな. 及 びAlbuminの. う. τ波 が 存 在 し て い. には 蛋 白 中 の各 要 素 の含 有 量 の差 異. の 何 れ もが ポ ー ラ ロ グ ラ ム 上 の 相 違 点 と. な つ て 現 わ れ る 筈 で あ る が,血. 清 の 場 合Globulin. 量 的 変 化 は主 に 波 高差 に 於 い て現. わ れ る の に 反 し10), Crossing. Pointは. 寧 ろ 波 高 差. とは 無 関 係 に 蛋 白 各 分 劃 に 対 し て 特 異 的 な 点 か ら14),. つた.此 の反 応 に は全 血 清 を 用 い る第 一反 応 と,酸. 私 は 血 清 蛋 白 に 対 す る髄 液 蛋 白第 一 反 応 の 特 異 性 を. 及 び熱非凝固 の蛋 白 を対 象 とす る第 二反 応 の あ る事. そ の 特 有 な 蛋 白 分 劃 の 存 在 か,又. は緒言 で述 べ た 通 りで あ る.. 蛋 白 粒 子 の 差 異 に 帰 し た い と思 う.し. 第 一反応 の医 学 的 意 義 に就 い ては,今. 日次 の 如 く. 題 の 最 終 的 解 明 は,蛋. た 各ComponentのPolarogramを. 果は,蛋 白の 量 と質 との 二要 素 に つ い て の表 現 を も. つ て 達 せ ら れ る もの と思 う.. た ら した もの で,其 の 変 動 は 血 清 中 のAlb.とGlb.の 量 比 が 主 体 で あ る10).之 に 依 つ て 蛋 白 波 形(第 一 波,. 第 二 反 応 に つ い て も,第 事 が 言 え る,即. 第 二 波,第. 極 小 波 高 と第 一,及. 二 極 小)は. 考 え られ て い る.更. に 第 二 反 応 は よ り鋭 敏 且 つ 安 定. な もの と し て登 場 し ,其 わ れ, Wiazler,. 変 化 す る もの で あ る と. の 本 態 は ム コ イ ド体 と も言. Mayer16)笹. 井16)等 に 依 つ て 其 の. 比 較す る事 に依. 一 反 応 に 於 け る と同 様 な. ち 人 の 血 清 で はCrossing. Pointの. び 第 二 波 高 と の 平 行 関 係 が 無 く,. 波 高 が 低 く な つ て も高 く な つ て も,波 に 変 化 す る か らCrossing あ る が,髄. か し此 の 問. 白 の電 気 泳 動 に よつ て分 離 し. 考え られ てい る.即 ち血 清 の 第 一 反応 に現 わ れ た 結. 一,第. は もつ と 本 質 的 な. 液 は3.7mg%の. Pointは. 型 は 同 一方 向. 現 われ な い 筈 で. 所 で 交 叉 す る と い う点.
(6) 2936. 藤. 田. に 於 い て,殊 に 血清 と髄 液 蛋 白 の著 しい 相 違 点 を 見 出す の で あ る.. 英. 彦. 癌 患 者 の何 れ も血 清 を変 性す る事 に依 つ て,波 高は 著 し く上昇 し,第 二 反 応 で は,逆 に下 降 す る もの で. 又 第 一 反 応 と違 つ て第 二 反応 の 場合 は,波 形 に 於. あ る16).之 れ に対 して髄 液 蛋 白では,此 の 関係 が全. い て も血清 に対 し明 瞭 な相 違 を 示 し,一 方 髄 液 の第. く逆 に な つ て い る事 を認 めた の で あ る.変 性 に依っ. 二 反 応 波 形 は む しろ 胃腺 ム コプ ロテ ィン及 び , Mu copolipeptideの 夫 れ に 極 め て 類 似 し て い る のは 興. て波 高 が 変 化す るの は,蛋 白分 子 に 於 け る構造 上 の. 味 が あ る.. Polarograph的. こ う云 つ た相 違 は,名 種 臓 器 の抽 出液,尿,唾. 液. 変化 に由 来 す る もの で,蛋 白分 子 の 解 絡 に 依 っ て, 活 性SH基. が表 面 に 現 われ て,そ の. 為 波高 が変 化 す る と説 明 され て い る19)20).そ れ であ. 等 で も確 か め られ て い て,そ の 原 因 を矢 張 り蛋 白 の. るか ら,変 性 時 のPolarogramの. 構 造 上 の 相 違 に 帰 して い る様 で あ る.. 蛋 白,易 に そ の分 子構 造 に相 違 が あ る事 が 認め られ. 第 二 反 応 に あつ か る 物 質,即 Mucoproteinと. ちMucoid体. は,. 云 わ れ そ の化 学 的組 成 も明 らかに さ. れ て い る一 種 の低 分 子 量 の 糖 蛋 白 で あ るが16),髄 液 濾 液物 質 が電 気 泳 動 上 に 於 け る各Componeatの. ど. 差 異 か ら逆 に その. る もの で あつ て,か か る点 か ら も髄 液 蛋 白 は,血 清 の其 と異 つ た もの で あ る と言 え よ う. 上 述 の 如 くH2‑H1,及. びH2/H1値. は 第 一,第. 二 反庇 共 に本 実 験 の み で は之 か ら何 等 か の結論 は出. れ と最 も関係 が 深 いか と云 つ た 点 につ い ては,他 の. せ な かつ た.以 上髄 液 蛋 白Polarogramの. 方 法 に よ る決定 を また わ ば な らな い.し か し何 れ に. 性 に つ い て述 べ た が,最 後 にPolarograpbyの. せ よ,以 上 の 事 実 は髄 液 蛋 白が 血 清 蛋 白 のそ れ と量. に つ い て述 べ る と,其 は最 近,頓 に 利 用度 の増 した. 的 ば か りで な く,蛋 白 の構 造 殊 に そ の 一 つ 一 つ の. 電 気 泳 動法,殊 に 濾 紙電 気,泳動 法 の そ れに,特 に定. Componentの. 性 的 研 究 で は勝 る とも劣 らぬ有 用 な方法 で ある事を. 構 造 上 の相 違 に基 くもの で あ つ て,こ. の事 か ら髄 液 蛋 白の 由 来 につ い て,重 要 な手 懸 りを. 一般 的特 利点. 強 調 した い.. 与 え る もの と思 わ れ る. 結. さて 以上 述 べ た 事 は普 通 の蛋 白濃 度 以 下 の所 見 で あ るが,実 際 に実 験 を進 め るにつ い て,正 常 蛋 白濃. 1). TroppのCrossing. 論 Pointは. 10.0mg%,第. は余 り定 量 的 意 味 が 無 かつ た が,第 二反 応 では.そ の意 義 を認 め る事 が 出 来 た.此 の 事 は血 清16)及び 大. 2)分 裂 病者 髄 液 のPolarogramに つ い ては,第 一 反 応 は明 確 な二 重波 を示 し常 にH2>H1で あ る.. 黒 鼠脳 髄7)の 第 二 反 応 に つ い て明 らか に され て い る. 第 二 反 応 で は 波形 は 一 段 波 に 近 く な る が 矢 張 り. 事 で あつ て,各 種 の 濾液 物 質 に共 通 した性 質 の 様 に. H2>H1で. 思 え る.. H2と. 以上 で 私 は髄 液 蛋 白 のPolarograph的. 特性 に つ. い て述 ベ た が.更 に 之 を裏 づ け る もの として変 性 時 のPolarogramが. 血 清 の其 よ り異 つ て い る 点 を 指. 摘 した い.即 ち 人 血 清 の第 一 反 応 で は,健 康 人 及 び. 二反 応 で は3.7mg%を. 第 一反 応 で は. 度 と思 わ れ るあ た りで測 定 し てみ る と,第 一 反応 で. 示 す.. あ り,尿 実 変性 に よ り第 一反 応 ではH1,. もに 科 低 下 し第 二反 応 で は 軽 度 の 上 昇 を認め. た. 3)髄. 液 中の第 一及 び第 二 反 応 に あず か る物質は. い ず れ も血 清 中の 其等 とは質 的 に異 な る事 を明 らか に した..
(7) 髄 液 蛋 白 の ポ ー ラ ロ グ ラ フ 的 研 究. Polarographic Part 1.. Studies Fluid. Studies. on Proteins. on General Wave. 2937. of the Cerebrospinal. Characteristics. of the. Fluid. Cerebrospinal. and the Same in Schizophrenics By Hidehiko. Fujita. Department of Neuro-Psychiatry Okayama University Medical School (Director: Prof. Nikichi Okumura) The author carried out polarographical studies on proteins of the cerebrospinal fluid, and also investigated general characteristics of the wave of the cerebrospinal fluid proteins by the routine polarography, using the cerebrospinal fluid of schizophrenic patients as the material. The results are as follows: 1. Tropp's crossing point proved to be 10.0mg% in the primary reaction while it was 3.7mg% in the secondary reaction. 2. As for the polarogram of the cerebrospinal fluid of schizophrenia, the primary reaction clearly shows a two-step wave, being always H2>H1. In the secondary reaction the wave form approaches close to the single wave, but still it is H2>H1. By the urea denaturation both Hi and H2 somewhat decrease in the primary reaction, whereas both increase slightly in the secondary reaction. 3. It has been clarified that the substances involved in the primary and secondary reactions in the cerebrospinal fluid are different from the similar substances in the serum..
(8)
関連したドキュメント
In recent years, Snider developed the oxidative cyclization reac- tion using manganese(III) acetate in the presence of copper(II) acetate as a co-oxidant, 4
Quantitative flow-cytometric analysis of cell populations in the cerebrospinal fluid (CSF) revealed that most of the infiltrating cells were not inflammatory cells, but
Determination of Reference Values for Normal Cranial Morphology by using Mid-Sagittal Vector Analysis in
It is thought that cisternal SPECT/CT is useful for the diagnosis of cerebrospinal fluid hypovolemia when brain MRI findings are poor and cerebrospinal fluid leakage is a little
[r]
患者指導をするに当たり. r 歩けなくなるかもしれません
acetic acid or phosphoric acid, and (2) the bond durability of 4-MET- or MDP-activated ceramic primer is.. the same as that of acetic acid- or phosphoric acid-activated ceramic
キャピラリー(内径 0.25 mm、長さ 15