授業概要
本講義は、持続可能な発展実現のために環境アセスメントというシステムが果たす役割を理解することを目的として います。「環境」とは何か、「環境影響」とは何か、「環境アセスメント」とは何かを、順を追って学んでいきます。環境を 守りたいけど経済活動も重要な時、どうやって進むべき道を探るのかを学んでいきます。同じ環境でも、動物や植物の 目から見る環境は異なります。人によって何を重要と考えるのかも異なります。一つの物差しでは測りきれない、一つ の正解があるわけではない場合、環境アセスメントがどういった役割を果たすべきかを考えていきます。
講師は、民間の環境コンサルタントとして国内外で環境アセスメントに20年以上従事しています。また近年では国外 での環境アセスメントのための国別ガイドブックも作成しています。そのため、ルールや概念だけでなく、実務上の課題 や国外での事例も紹介します。本講義で学んだ内容は、将来、行政の立場から環境に関わる場合、民間の開発事業 者として環境配慮に関わる場合、民間の環境調査や環境コンサルタントとして環境に関わる場合、市民として地域の 環境問題にかかわる場合など、様々な場面で役立つ要素を含んでいます。
関連する科目 本講義履修前に受講が必要な科目はありませんが、生物学や保全生態学などを書籍などで自習しておくとより理解 が深まるでしょう。
開講キャンパス 都城キャンパス
科目コード 710016 配当学年 2年次
科目名称 [英語名称] 環境アセスメント論 [Environmental Assessment]
単位数 2
開設学科 環境園芸学科
授業形態 講義
学位授与の方針
との関連
DP3(1)
教員氏名
浦郷 昭子Minami Kyushu University Syllabus
授業時間外の学修 授業中に書ききれなかったレポートや、調べきれなかったこと、読み切れなかった文書は、授業時間外に各自行うよう にしてください。
授業の到達目標
1.地球規模での環境問題を理解する【基礎知識の習得】
2.人間の開発行為の引き起こす環境問題を理解する【基礎知識の習得】
3.環境影響評価というシステムの成り立ちと法制度を理解する【基礎知識の習得】
4.戦略的環境アセスメントで使われる多基準分析を使い、多面的な分析の意味を理解する【多角的思考の訓練】
5.動植物などの生息条件を調べ、生息環境の脆弱性を理解する【基礎知識の習得】
「環境アセスメント読本」ぎょうせい|「環境アセスメント学の基礎」恒星社厚生閣 テキスト
提出いただいたレポートは、採点後返却しま す。
課題に対する フィードバック
以下の項目に基づいて評価します。|(1)出席 70点|(2)レポート提出状況 30点
評価方法
参考書
環境コンサルタントとして、環境影響評価業務の国内外での経験があります。直近のものでは、ウズベキスタンでの水 力発電事業の環境影響評価業務を行っています。
備考 授業計画
第1回 環境: 環境とは何か、地球の環境はどうなっているのかを学びます
第2回 環境影響: 人の行う活動がどのような環境影響を及ぼすのか、環境項目ごとに解説します
第3回 水力開発のもたらす環境影響: 自然環境に与える影響の大きい水力発電事業を例に環境影響を見ていきま す
第4回 環境影響評価: 環境影響評価という概念とルールを解説します 第5回 日本の環境アセスメント: 日本の環境影響評価の制度を解説します
第6回 演習1環境影響評価書を読む: 環境影響評価のレポートを実際に読んでもらいます 第7回 演習2グループディスカッション: 環境保全のための方策をみんなで考えます 第8回 環境社会問題への具体的対処: 実際行われている環境保全対策を学びます 第9回 環境アセスメントの課題: 環境が保全されない原因を考えます
第10回 戦略的環境アセスメント: 少し違った概念を学びます
第11回 演習3 戦略的環境アセスメント: 実際にツールを使って演習します 第12回 植物の環境アセスメント: 植物調査の具体的方法を学びます
第13回 生態系の環境アセスメント: 生態系の影響評価の具体的方法を学びます 第14回 海外の環境アセスメント: 海外で行われている環境アセスメントを学びます 第15回 演習3:植物の同定の基礎を学び、身近な植物の名前を調べてみます シラバス年度 2021
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授業の進め方と方法
授業は4日間の集中講義形式で行い、講義と演習、質疑応答を交えながら進めていきます。 演習ではインターネッ ト等を使って情報を集めながらレポートを書いてもらうものや、グループワーク、グループ発表もあります。天気が良い 場合は野外観察も行います。
実務経験 ○
教員担当
アクティブ
ラーニング ○
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