別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 甲・○乙 第 3039 号 氏 名 山本 明和
論文審査担当者
主査 福成 信博 教授
副査 鈴木 洋 教授
副査 木庭 新治 准教授
(論文審査の要旨)
今回の研究では、安定狭心症症例の標的血管に経皮的冠動脈形成術を施行したのち、非標 的病変を冠動脈 3 枝にわたり、血管内超音波と光干渉断層法双方を使用し、かつ、2 期的 に病変を観察することで、どのように病変が進行し、何が、病変進行に寄与しているかを 詳細に検討していた。結果として、冠動脈プラークの進展には層 状プラークが関与するも の、つまり、プラークそのものの増加を伴うパターンとプラークの増加ではなく、血管の ネガティブリモデリングが関わるものとがある事が示された。今まで、層状プラークにつ いて病理学的研究では示されていたが、in vivo で今回始めて報告された。この結果は、
血管内超音波と光干渉断層法双方を使用することで可能であり、冠動脈 3 枝にわたり、双 方を使用したデータは非常に少ない。また、本研究において脂質性プラークが冠動脈病変 進展と関連することが示されたが、これについては、過去に発表されたデータと一致 する ものであり、今までのデータを支持する重要なデータである。本論文は新しい知見を得て おり、学術上価値のあるものと考えられる。
論文題名:Serial Three-Vessel Optical Coherence Tomography and Intravascular Ultrasound Analysis of Changing Morphologies Associated of Lesion Progression in Patients With Stable Angina Pectoris
(光干渉断層法と血管内超音波法による、安定狭心症患者における、病変進行に伴う病変形態 変化の評価)
掲載雑誌名:Circulation: Cardiovascular Imaging. Vol.10 No.9 2017 年
(主査が記載、500字以内)