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問題点を直す ~ その 7 セットアップ その 1 はじめに 皆さんこんにちは 大森睦弘です ショットやパッティングなどで発生するいろいろな問題点について その問題の原因は何か それは どうすれば解決できるのか ということを見てきています ここまでに ボールフライトに関連する問題の原因と解決方法を見

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問題点を直す~その7「セットアップ〜その1」

はじめに

皆さんこんにちは、大森睦弘です。

ショットやパッティングなどで発生するいろいろな問題点について、その問題の原因は何 か。

それは、どうすれば解決できるのか、ということを見てきています。

ここまでに、ボールフライトに関連する問題の原因と解決方法を見てきました。

ここからは、スイング動作において発生する問題を順に見てみることにします。

まずは、セットアップでの問題について見てみます。

セットアップはスイングの問題の 80%以上を含んでいることから、本来ならかなり多くの話 題があります。

しかし、実はセットアップに関しては、グリップなども含めてこれまでに随所でお話して いますから、ここではその簡単なまとめをさせていただこうと思います。

いずれにしても、ゴルフは止まっているボールを打つということで、一見簡単に見えるス ポーツです。

しかし、止まっているがゆえにセットアップで出来ることは、出来る限りやってしまうこ とがショットを簡単にする極意です。

また、セットアップは3部構成となっています。

この第一部では主に、上半身の形に関することを中心にお伝えしたいと思います。

では、じっくり形からの問題を見てみましょう。

グリップ左手がウィーク

実にグリップがウィークな方は全体の 95%以上と言えるぐらい、本来のポジションよりもウ ィーク寄りなグリップは蔓延しています。

まずは簡単に左手のグリップに関して、ウィークすぎていないかを判断できる指標があり ますから、確認してみましょう。

セットアップが完了して、左手を見てみて3つ目のナックル と言われる、薬指の付け根である第三関節が見えているなら ウィークすぎではありません。

ちなみに、小指の付け根まで見えてしまうとストロングすぎ

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です。

どうでしたか、あなたの左手のグリップはウィークすぎていませんでしたか。

もし、ウィークだとしたら、即刻グリップを修正することをお勧めします。

なぜなら、ウィークなグリップのままではスイングを極端に難しくしてしまい、さまざま な余計な動作を加えなければならなくなるからです。

では、これから、ウィークすぎるグリップではスイング中にどんな余計な動きを行わなけ ればならなくなるのかをじっくり見てみましょう。

先ほど、ウィークすぎていないかを簡単に判別できる指標をお伝えしましたが、根本的に はウィークなグリップというのは、正しいグリップのポジションに対して、手が全体に左 に捻れていることです。

では正しいグリップとは、どんなグリップなのか。

その根本的な正しさの理由を見てみましょう。

まっすぐに立ってクラブを持って体軸を回転させたときに、ヘッドが辿る軌道に対してヘ ッドが軌道方向を向いていれば、ボールはまっすぐに飛ぶ体軸とクラブの関係となります。

そこで、正しい左手のグリップを作ってみます。

左手の親指と人差し指でできる V の字が密着していて、その向きが首の右端と右肩の端の 真ん中ぐらいを示していることが、正しいグリップです。

ここで、クラブから右手を外して左手一本でグリップした状態で、誰かにヘッド側を水平 に引っ張ってもらいます。

そのときに、左腕に捻る力を加えないでクラブが手の中から抜けていかないように支える だけにしてみます。

正しいグリップの向きにセットしているなら、いくら強く引っ張られてもただ単にクラブ が手の中から抜けていかないように支えるだけで、前腕を左右に捻る力を加えなくてもフ ェースの向きは軌道方向を向いたままです。

ところが、左手の V の字がもっと左寄りを向いていたらどうなるでしょうか。

これは左手グリップがウィークな状態ということになります。

このウィークなグリップの形で、先ほどと同じようにクラブを遠心力で引っ張られるよう なイメージで誰かに引っ張ってもらいます。

ウィークすぎるグリップでは、前腕を左に捻る力を加えなければ、ヘッドは軌道に対して 開いてしまいます。

ということは、ウィークなグリップではボールヒットというヘッドスピードが高速に動い ている最中に、前腕を適度に左に捻ってフェースを軌道に対してまっすぐに向けようとし なければならなくなります。

これは、ものすごく難しいコントロールとなります。

平均的なヘッドスピード秒速 40m は、時速で言うなら 144km です。

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高速道路でも禁止されているようなスピードで動くヘッドの向きを、コントロールしなけ ればならないのですから、これは至難の業としか言えません。

人は腕を伸ばしてパンチを出そうとすると、前腕は内側に捻られてきます。

これは、筋肉が骨に対してまっすぐ付いているのではなく、斜めに走行しているからです。

と言うことは、腕は伸ばす場合だけでなく、伸ばされることでも前腕は内側に捻られてき ます。

セットアップでは、前腕はクラブの重さを支える程度ですが、ボールヒットに向かって大 きく遠心力でクラブが引っ張られ腕が引き伸ばされます。

そうすると普段楽にしていたときに対して、前腕は内側に捻られてきます。

ゴルフで大きな力がかかるときに、できるだけ体が自然な形で対応できるほど、クラブを 楽に高速に振ることができます。

と言うことは、ボールヒットでできるだけ自然になるように、セットアップで形を作って しまえば良いということになります。

これが、正しい左手グリップのポジションの意味です。

それが、だいたい首の右端と右肩の端の真ん中辺りを左手の V の字が向いているぐらいの向きということです。

もし、左手のグリップがウィークになったままスイングした としたら、思った方向へボールを飛ばすためには、ボールヒ ットに向かって前腕を左に捻る非常に難しい動きをしなけ ればならないということになります。

出来る限り、スイング中にコントロールしなくても良いように、セットアップで正しいポ ジションを作っておきたいものです。

まずは左手のグリップのスイングに与える重要性をしっかり認識して、良い左手のグリッ プの向きを作りあげて楽しくショットしましょう。

グリップ左手の V の字が密着していない

ウィークすぎる左手のグリップについて見てきましたが、左手グリップではもう一つ陥り やすい問題があります。

それは、左手グリップの V の字の間に隙間が開いて密着していないという問題です。

正しい左手のグリップは、左手の親指と人差し指でできる V の字が密着していて、その向 きが首の右端と右肩の端の真ん中ぐらいを示していることでした。

ところが、左手グリップの V の字が密着していない場合、トップでグリップは絶対にずれ てしまいます。

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トップでグリップがずれると、セットアップでグリップをきつく握るようになってしまい ます。

そうなると、セットアップからすでに前腕に力が入り、肩や肩甲骨まで余計な力を入れて しまうようになります。

肩甲骨に力が入ると肩甲骨はスライドしづらくなり、下半身の動きで肩甲骨をスライドさ せる形で溜めることができるしなりのエネルギーは少なくなってしまいます。

がんばった気がする割に、ボールは飛ばないという悲しい状況を生み出すことになります。

ところが、左手の V の字を密着させようとして、人差し指と親指の間に力を入れて寄せて しまうと、形は密着していたとしても、やはりバックスイングを開始するとすぐに左手 V の字の間には隙間ができてしまい、トップでグリップがずれることになります。

正しく左手の V の字を密着させるためには、グリップの上に左手親指を正しく乗せて、左 前腕を右に捻ってきて、その親指に人差し指が密着するようにします。

手首から先にはクラブを支える以外の力が入っていないことが、スイング中にグリップを 崩さないために大切です。

特に指でギュッと握ってしまうと、スイング中にグリップの形は崩れて、結局手の中でグ リップが動いてしまいます。

あたかも石の間に砂が入り込むイメージで、指でグリップの隙間を埋めるようにして、指 のポジションを決めていきます。

ちなみに、左手の V の字は密着ですが、右手の V の字は開けて おくようにします。

右手の V の字が密着していると、ボールヒットに向かって右手 でクラブを左に捻る動き誘発してしまいます。

V の字の密着とか、開くという微妙なことでスイングにあまり 関係なさそうに見えるかもしれません。しかし、良いスイング のためにはかなり重要ですから、しっかり確認しておきたいも のです。

右腕が突っ張っている

左腕は命綱、右腕はパワーです。

左腕は紐ですから自ら長さを変えたり、捻ったり、左肘を引くなどの動きを行わないほど スイングは簡単になります。

右腕はパワーですが、自ら力を出しにいくというわけではありません。

右腕はしならされて、しなり戻ることでパワーを発揮します。

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右腕がパワーを最高に発揮するためには、まずは力を入れないでしなるような状態にして あげることです。

右腕がしなりやすい形といえば、肘の内側であるえくぼが上を向いていることが、一つの 重要な指標となります。

例えば、ボールを右手で投げようとしたときに、手投げの状態でボールをリリースする瞬 間の腕の形を、そのまま胸のところまで降ろしてきたら、右肘えくぼは上を向かず投げる 方向へ向いています。

ところが、体を使って右腕をしならせて投げた場合のボールをリリースする瞬間の腕の形 を、そのまま胸のところまで降ろしてきたら、右肘えくぼは上を向いています。

体で右腕をしならせたいなら、右腕は必ず余裕を持たせることで、体の回転で右上腕が右 に捻れます。

それが捻り戻って左に回転することで、右上腕の先にある右前腕が素早く振られ、その先 の手の平が加速しながらボールを投げます。

ゴルフのスイングでは、右腕はダウンスイングの腰の高さ辺りまでは、きっちりしなるよ うにリラックスさせておいて、そこからは右腕のしなり戻りで、右腕が強くテコの支点と して支えられることで、その先のクラブが高速に振られます。

右腕は支点となって、左肩甲骨が背中側へスライドするこ とで左腕を引っ張り、力点であるグリップエンドが動くこ とでテコの作用点としてのヘッドが走ります。

と言うことで、まずは、セットアップから、右腕に余裕を 持たせることがパワフルなショットのためには大切です。

右肘えくぼの向きは、バックスイングを開始して、ついつ い腕でクラブを体の右の外に持っていこうとする動きを防 止するためのキーポイントです。

人は、肘の方向へ腕を動かしやすいので、右肘が右外を向いていると、ちょっとした動き のつもりでも、右腕は右肘が向いている方向へ動こうとして、右肘が胸の前から右外へ外 れてしまいます。

右肘えくぼが体の正面というか上を向いている感じなら、手の親指側に折れる手首のコッ クを曲げていって、下半身を使い切った辺りからは右肘が曲げさせられるだけで、クラブ は右肩の上の方向へあがってきます。

この動きが、バックスイングからトップへ向かう上半身の動きそのものとなります。

バックスイングでは、腕を横に動かす動きはゼロです。

単にコックを入れることと、右肘が曲げさせられるだけに徹すれば良いです。

さらに、腕が突っ張っていると、ボールヒットに向かって前腕を左に捻りやすくなります。

グリップがウィークだと、ボールヒットに向かってフェースを力で閉じる動きを行わなけ れば、ボールは思ったようには飛んでくれません。

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そのため、グリップがウィークになっている場合には、あらかじめセットアップで右腕を 突っ張らせて、ボールヒットに向かって前腕を左に捻りやすくしてしまうようになります。

グリップの問題が、パワーのために大切な右腕の形にまで悪影響を与えてしまうのですか ら、グリップは安易に考えたくはありません。

また、肩に力が入っているために、本来は良いトップをつくることができるだけの体の可 動域があるのに、本来のトップまで動けない場合もあります。

しかし、単に肩に力が入っているという理由だけで、トップが浅くなるわけではありませ ん。

バックスイング開始で、腕でクラブをバックスイングしようとすると、ほぼ確実に右肘は 体の右横にずれることになります。

右肘は体の右横にずれると、左腕が右へ引っ張られて、左肩甲骨が右方向へスライドされ、

正しいトップを作るための方向への肩甲骨の可動域が奪われ、本来トップに向かってスラ イドして欲しい左肩甲骨の体の正面方向へのスライドができなくなります。

そうなると、トップは浅くなってしまいます。

ところで、高すぎるトップは良いことはひとつもありません。

トップそのものは浅いのに、打ち出し後方から見て、シャフト の付け根と肩を結ぶラインであるショルダーラインの上にク ラブが出てしまうと、トップに向かって右肘でクラブを上にあ げようとして、右肘が体の右横に外れていることになります。

ヘッドがショルダーラインの上にはみ出てトップに向かうシ ャフトが水平になるタイミングでシャフトが打ち出し方向の 右を向くことをシャフトクロスと言います。

シャフトクロスでは、右肘が体の正面から右に外れて、ダウンスイングで腕の振り遅れに なりやすい形です。

また、バックスイングでは、下半身から動いて、それに上半身がつられて回転します。

それを、手でクラブを動かし始めるとどうなるか。

右肘は、ほぼ 100%体幹の右側に外れます。

右肘が外れる方向へ動くと、右肘はよからぬ動きをするようになります。

右肘はだんだんしゃしゃり出てきて、とうとうトップの終盤ではクラブを上に押しあげて しまいます。

そうなると、増々左肩甲骨は動けず、エネルギーをうまく溜めることはできません。

さらに、振り遅れにもなりやすくなります。

セットアップでの右肘のえくぼを上に向けていれば、バックスイング中に右肘は体幹の外 には外れにくくなります。

右腕がしっかりしなってパワーを発揮でき、さらにスイングでのいろいろな問題を引き起 こさないためにも、セットアップでの右腕のポジションをきっちりチェックして、ゴルフ

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を満喫したいものです。

左手首甲側に折れすぎ

クラブは体の真ん中で構えることが良いことだと信じているケースは非常に多くて、それ が多くの問題を発生しています。

その最たるものは、左手首の甲側に角度が付きすぎている問題です。

セットアップで左手首の甲側に余計な角度がついていると、ダフりやすいばかりか、ボー ルヒットに向かってすくい打ちになったり、パンチが入ってタッチが合わなくなります。

左手首の甲側へ折れる角度について、正しく認識できるために、やってみていただきたい ことがあります。

まっすぐに立ってグリップを作り、シャフトは水平にして、シャフトを持つ両手の間隔を 大きく離してみましょう。

そうすると力をできるだけ入れないようにしようとすれば、シャフトは右斜め前方に向き ます。

無理にシャフトを体の正面方向に向けようとすればできますが、まあまあ力が必要となり ます。

そして、両手の前後差を詰めて通常のグリップの前後差にしたとしても、グリップを体の 真ん中に持ってくるためには、左手首に角度がたくさん付き、クラブが落ちないギリギリ の力でクラブを支えることに対して、グリップを体の真ん中に持ってくるためには左手首 に力を入れなければなりません。

本来の左手首の角度は、クラブを左手に持って、クラブと左腕をスッと自然に伸ばそうと すれば、左手首にほんの少しだけ角度が付きますが、それはほんのわずかです。

左腕が楽に伸びているなら、左腕は命綱に徹することができます。

左手首が甲側に折れすぎていると、ボールを地面に置くショットでは、すくい打ち傾向で クリーンヒットできるスペースは狭くなるばかりか、ヘッドを加速させながらボールを強 く引っ叩くことはできません。

ボールヒットでは、右手の甲側に折れるヒンジがまだリリースされないで、まさにリリー スしようとしている最中にボールヒットさせたい状態です。

さらに左手首が甲側に折れすぎていると、セットアップでは左腕全体は遠心力で引っ張ら れた感じではなく、曲がっているわけですから、ヘッドが体幹に近づいた形となります。

そうなると、ボールヒットに向かって遠心力が強くかかってきて左腕が伸ばされてくると、

ヘッドはセットアップのときよりも体幹から離れ、ヘッドがボールの手前に落ちる、まさ にダフリやすい状態となります。

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ダフりやすいということは、ダフらないために起きあがってしまったり、起きあがること でさらにクラブのリリースのタイミングが早くなり、余計にダフりやすくなるという悪循 環になります。

また、セットアップで左手首が甲側に折れすぎると、手首のパンチが入りやすくなります。

力で左手甲側へ折ることでクラブを振ろうとすると、アプローチショットなどではパンチ が入り、安定したタッチが作れません。

下を向いてグリップを作ると、手元は体の真ん中にきやすくなります。

それだけで、すでに左手首に角度が付きすぎた状態となります。

そのため、グリップを作る段階からまっすぐに立って、右手でクラブを自然に支えて、シ ャフトを右斜前 45 度ぐらいに向けた形で左手のグリップを作れば、左手首に余計な力の入 らない自然なグリップとなり、スイングからも余計な力が抜けてきます。

左手首が甲側に折れすぎる問題は、当然ショットだけではなく、パッティングでパンチが 入ることにもなります。

まずは、セットアップで左手首と右手首の角度の差を確認しましょう。

左手首に角度が多く付いている場合は、パンチが入りやすく、さらには手の動きでアッパ ー軌道にしてしまい、ヘッドの入り方が安定しないために、タッチが合いにくいものです。

また、パターはロフトなりのアッパー軌道でヒットさせることが転がりを良くするために 大切です。

そのアッパー軌道にするのは、ヘッドの最下点より少し先にボールを置くことで、何も操 作しないで自然にストロークしたら、丁度良いアッパー軌道になっている、というように することが一番簡単です。

しかし、そうするとヘッドは上昇しながらヒットすることになるので、減速局面でヒット しやすくなります。

ヘッドは加速しながらボールヒットしなければ当たり負けしやすく、フェースの向きの変 化が大きくなったり、タッチが合わなくなります。

そこで、右手の甲側に少し折れているようにすることで、ダウンストロークでほんの少し だけしなってしなり戻り、それがヘッドをほんの僅かですが加速してくれます。

セットアップでの左右の手首の角度は、それほどまでに微妙というか、意味があるもので す。

確かに、手首の動きで絶妙なタッチを出す名手としては青木功プロがいますが、世界で誰 も真似ができません。

手首の意識的な操作のためには、才能と練習量が必要だということです。

ツアープロともなれば練習量も多いので、多少手首の使い方を意識的に行うために左手首 に角度を付けている選手は、まあまあいます。

しかし、それは難しいストロークで、すばらしくタッチが合う日と、なかなか合わない日 の差が大きくなってしまいます。

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ついつい下を向いて体の真ん中でグリップを作ってしまうものですが、そのような自然と も思える行動が、実は左手首が甲側に折れすぎるというスイングやパッティングストロー クを不自然な動きにしてしまうきっかけになっています。

勘違いということは、恐ろしいものです。

左手首の角度という単純そうなことでしたが、丁寧に見つめて正しい左手首をつくり、楽々 ゴルフを楽しみたいものです。

手元が左股関節前にない

セットアップで手元は、左股関節の前にあるようにします。

理由は、前のセクションで左手首の甲側に角度が付きすぎる問題でお話したように、両手 の前後差があることが一つあげられます。

もう一つ大切なことがあります。

それは、ターゲットを捉えるために、打ち出し後方からボールを覗きたいからです。

まっすぐに立って、極端に右手をグリップの先の方へスライドさせてみると、シャフトは 大きく体の右方向へ向き、グリップエンドは左の方向を向きます。

これは極端に行った場合ですが、基本的には左手が手前で右手が先にあるので、シャフト は右斜め前方向に向いていることが自然で、そのままクラブを支えたら、グリップエンド 側を持っている左手は左股関節の前になります。

手元が左股関節前にあるということは、最小限の力でクラブを支えること以外にも、いろ いろ良い点があります。

それは、ターゲットを狙っている感じを出せることです。

ボールの後ろからターゲットを見た感じになるほど、狙っ ている感じが出ます。

少なくとも手元は、ターゲットに対して目線の前方にある ときに、まさにターゲットに狙いをつけた感じになります。

またドライバーでは、レベルから少しアッパー気味にボー ルヒットさせたいので、上半身はショット中一番右側へ倒 れた形でセットアップすることになります。

腰を少しだけ振り出し方向へシフトして、骨盤を右に傾けてその上に乗っている上半身が 右に倒れて、両足均等荷重になるぐらいにします。

そうすると、手元全体は左股関節の前にあることが自然な形となります。

またセットアップで、頭はトップの位置に置いておくことで、バックスイングで無駄な力 や動きが発生しにくくなります。

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頭はだいたい 6kg ありますが、そんなに重いものが体幹という軸の先端にあると、頭は動 けば動くほどその影響力は大きくなります。

頭は動かさなくても良いときには静かにして、うまくその重さを使いたいときには、積極 的に動かして有効利用します。

とりわけ、バックスイングではできるだけ精密にトップまで作りたいので、頭はセットア ップからトップまでは無理のない範囲で動きすぎないことが良いスイングのために大切で す。

そのために、頭はセットアップでトップにあるべきところにセットしておくことが、スイ ングを簡単にするためのコツとなります。

バックスイングでは、右脚で地面を縦に踏むことで、右のお尻を右後ろポケット方向へ押 し込む動きを行いたいので、スタンスの幅が広がるほどバックスイングでは、腰は打ち出 し後方である右方向へスライドしてきます。

腰が右にスライドすることで、右脚で地面を縦に踏みやすくなり、その分右のお尻を右後 ろポケット方向へ押し込みやすくなります。

トップでの頭の位置に、セットアップからすでに頭をセットしておくことで、バックスイ ングではスムーズに動けます。

スタンスの幅が広がるほど、セットアップでの頭の位置は打ち出し後方にセットし、体の 正面方向からみたら逆くの字が強くなります。

と言うことは、背骨は全体的には打ち出し後方へ傾きますから、体幹と腕の位置関係が変 化しないとしたら、スタンスの幅が広がるほど、手元の後方からターゲットを覗く感じと なります。

いずれにしても、手元が左股関節前にあることをしっかり意識して、余計な力の排除とと もにターゲットを狙う強い意思の表れたクラブの構えを作りたいものです。

ハンドダウンすぎ

セットアップでシャフトがおへその高さで左股関節前を向いていることが、遠心力でクラ ブが腕を引っ張ったときに、最も楽に対応できるポジションです。

ところが、シャフトがおへその下を向いているハンドダウンでは、遠心力に自然に対応で きず、遠心力がかかったときに腕とクラブが伸びることでダフりやすいなど様々な問題を 発生します。

身長とシャフトの長さと、シャフトとヘッドの角度であるライ角の関係にもよりますが、

セットアップを完了したときにグリップエンドがおへその高さで左股関節前を向くように します。

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また、ヘッドのトゥ側の浮き具合は、シャフトの長さによって変化します。

ボールヒットでは、ヘッドの重心がシャフトから離れていることから、トゥ側が垂れるト ゥダウンとなります。

そのため、ヘッドスピードが遅いショートアイアンでは、セットアップではヘッドのリー ディングエッジは地面に平らに置きますが、ヘッドスピードがアップするほどトゥ側が少 し浮いた形となります。

グリップエンドがおへそよりも下を向くと、ハンドダウンすぎたり、ボールから離れすぎ になります。

グリップエンドがおへそより上を向いていると、ハンドアップすぎたり、ボールに近づき すぎになります。

またグリップがウィークだと、ボールヒットに向かって前腕を左に捻らなければ、フェー スはセットアップの向きに戻らず、スライス傾向になります。

そのスライス傾向を、ハンドダウンでロフトによりフェースを左に向けることで防止して いる場合もあります。

グリップをチェックして、左手の薬指の付け根である3つめのナックルが、自分から見え ていなければ、左手のグリップは明らかにウィークすぎています。

グリップがウィークすぎる場合には、グリップを正しくして、ハンドダウンをやめること で、スイングはシンプルで思いっきり振り切ることができるパワフルなショットになりま す。

また猫背なために、ハンドダウンになるということもあります。

下を向いた状態でグリップを作ったりしていると、どうしても猫背になりやすいものです。

そのため、まっすぐに立ってグリップを作り、シャフトをおへその高さで左股関節前を向 けておいて、そこから股関節を入れるようにして、ヘッドをボールの後ろにセットするよ うにします。

ハンドダウンを解消して気持ちよく振れる体勢を整え、しっかり振り切るショットを身に 付けましょう。

骨盤の前傾不足

セットアップで、骨盤が適切に前傾していることは、かなり重要 です。

骨盤が上半身の前傾角度なりに前傾していることで、脚を伸ばす 動きで骨盤がセットアップでの上半身の前傾角度を維持して回転 することができます。

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逆に言うなら、骨盤が正しく前傾できていないと、スイング中うまく脚を使うことができ ません。

腰を回そうとすると、どうしても水平に回そうとしてしまいます。

また、骨盤が正しく前傾していることで、脚を伸ばす動きを行っても起きあがりにはなり ません。

そのため、骨盤を前傾させることは、脚を清々と伸ばしてパワーを出すためには非常に重 要です。

ところで、腰を水平にまわすとどんなことになるでしょうか。

ゴルフのショットでは、ヘッドをボールに届かせてスイングして、ヘッドをボールに当て るためには、上半身は前傾させなければなりません。

この上半身が前傾した形から腰を水平にまわしたら、上半身がセットアップでの前傾角度 を維持してターンさせるためには、腰を右にまわすほど上半身は左側に曲げなければなら なくなります。

本来は骨盤から首の付け根までの体幹は、一枚の硬い板として使うことで、下半身の動き で肩甲骨をスライドさせて大きなエネルギーを溜めます。

しかし、体幹が硬い板ではなく捻れたり、歪んでしまうと、下半身の動きで肩甲骨をうま くスライドさせることができなくなります。

となると、バックスイングで上半身を左に曲げるということは、この大切な体幹を安定化 することに反した動きを行うことになります。

さらに体幹は、本来それほど大きな可動域があるわけではなく、特にお腹の後ろ側の腰椎 は、構造的にも捻れたり、曲がったりしにくい形となっています。

そのような本来固定すべき構造の背骨を曲げるということは、故障の原因になるばかりか、

とにかく苦しくて、とてもリラックスできる状況とはなりません。

体幹は安定させて、肩甲骨まわりは極限までリラックスさせてこそ、上半身に大きなパワ ーを発揮させることができるのですから、苦しくて体幹以外のいろいろなところに力が入 ってしまうことを極力避けることで、気持ちよくスイングできてボールを精度良く遠くま で飛ばすことができます。

バックスイングは、まだ故障の原因になるほど力はかからないのでましです。

しかし、ボールヒットに向かっては、大きな力のやりとりが発生しますから、無理な力は できるだけ入れないことは、故障を減らし、長くゴルフを楽しむために大切なことです。

また、高速に運動している中で、体幹の曲がりをコントロールしながらボールにヘッドを 当てることは、かなり難しい技術となります。

そのため、腰を水平に回すということは、清々と振り切ることが難しくなります。

さらに、ダウンスイング開始で腰を回そうとすると、誰でも水平に回そうとしてしまいま す。

そうなると、右膝は体の正面方向へ出る形となります。

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これを右膝外回りと言いますが、右膝外回りでは、脚のパワー を使い切ることができないばかりか、その他にもいろいろな問 題を発生させてしまいます。

右膝外回りでは、腰全体がボール方向へシフトしやすく、セッ トアップよりもボールに近づいてボールヒットさせることにな り、少し間違えるとあっという間にヘッドのヒール側やシャフ トにヒットするシャンクになってしまいます。

また、右膝外回りでは、脚を引き付ける使い方となり、本来の脚をお尻の後ろ側に蹴るこ とでパワーを発揮する使い方とは、パワーの出方は雲泥の差となります。

走るときに、脚を引き付ける力だけで走ろうとしても早くは走れません。

お尻の後ろ側に蹴り出すことで、早く走ることができます。

いずれにしても、腰を回そうとすると水平に回すことになり、腰の水平回転では今お伝え したような、さまざまな問題が発生してしまい、スイングが難しく、思いっきり振り切る ことなどできなくなります。

セットアップから、骨盤を上半身の前傾角度なりに前傾させておくことで、脚を縦に伸ば す動きを中心に行うだけで、骨盤は簡単に前傾なりの角度で回転できます。

バックスイングでは、右足母指球の少し後ろで地面を踏みながら、右脚を伸ばす動きで右 のお尻を右後ろポケット方向へ押し込んでいけば、骨盤はセットアップの前傾角度を保っ てトップまでいきます。

ボールヒットに向かっては、左足の母指球の少し後ろで地面を縦に蹴るように、かなりし っかり左脚を伸ばして左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込めば、骨盤はセットアップ の前傾角度を保ったまま鋭く左にターンします。

このような下半身の動きで、セットアップからボールヒットまで上半身の前傾角度が変ら ないようにするほどスイングはやさしくなります。

前傾が変化すればするほど、腕の動きなどを使って微妙なコントロールをしなければなり ません。

脚を骨格の方向に対して縦に使うほど、脚のパワーは出しやすく、膝や股関節への負担も 少なくなります。

そういった意味でも、バックスイングでは右膝をしっかり伸ばして、右脚の骨格方向に対 して縦に動かすほど、楽に脚の動きでバックスイングでき、しかも再現性の高いポジショ ンに入ることができます。

ボールヒットに向かっても、左脚をしっかり蹴るように左後ろポケット方向へ伸ばせば、

いつでも同じように腰がターンして、ショットに対して安定性とパワーの両方を手に入れ ることができます。

骨盤を上半身の前傾角度なりに正しく前傾させて、スイングの動き全体を自然で楽なもの にしてゴルフを満喫しましょう。

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おわりに

セットアップの中でも特に腕や腰から上の形に関する問題について、その原因とその対策 方法をいろいろ見てきました。

セットアップでの上半身の形が悪いと、そのしっぺ返しをスイング中に受けることになり、

余計な動きでスイングパワーはもちろん、ショットの正確性まで失ってしまうことになり ます。

上半身の余計な動きは、その反動を呼んで下半身の動きまで悪くしてしまいます。

良い下半身の動きを楽々に行うためにも、上半身を正しい形にセットすることは非常に重 要です。

次からは、さらにセットアップに関係する問題とその解決方法を見てみますが、次回は主 に腰よりも下のポジションなどについてじっくり見てみたいと思います。

ご清聴、ありがとうございました。

参照

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